JPH03127353A - トラッキング制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像や音声などの信号を回転ヘッドにより記
録媒体から再生する時の、回転ヘッドのトラッキング制
御装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明はトラッキング制御装置に関するもので、相異な
るアジマスを持つ２つのヘッドを１組とした回転ベツド
により記録された信号を再生する時は、上記１組のヘッ
ドよりわずかに幅広の同様な相異なるアジマスを持つ２
つのヘッドを１ｗＬとして上記トラックを走査していく
が、両ヘッドがそれぞれのトラックに正しく走査してい
る場合は再生出力レベルはほぼ同一であり、また、どち
らか一方にトラックからはずれた場合には１つのヘッド
は幅広の部分だけ再生出力レベルは変化しないが他の１
つのヘッドはトラックからはずれた分だけ再生出力レベ
ルが減少する。同様に、他方にトラックがずれると、前
記ヘッド出力レベルは逆になる。そして、この２つのヘ
ッドからの信号のレベル差をトラッキングエラーとして
、その差がなくなる様にサーボをかけ、トラッキング制
御を行うようにしている。

〔従来の技術〕

従来、回転ヘッドにより記録・再生する装置において、
回転ヘッドが記録トラックを正しく走査するトラッキン
グ制御を行う方法として、低周波のトラッキング用パイ
ロット信号を映像信号に重畳してトラックに記録し、再
生時には、隣接トラックからのパイロット信号のクロス
トーク量を検出してトラッキングサーボな行なういわゆ
るＡＴＦ方式が知られている（例えば、Ｎａｔｉｏｎａ
ｌＴｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｒｅｐｏｒｔ　Ｖｏｌ、３１　
Ｎｏ、６［Ｄｅｃ、１９８５］山田耕−ほか「４周波パ
イロット方式のトラッキングサーボＪ　Ｐ、１１５〜１
２４）。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上述のような４種の周波数のパイロット信号を
使う方式では回路構成が複雑になるという欠点がある。

また、パイロット信号の周波数が１３０ｋＨｚ位であり
、重ね書き（オーバーライド）した時にパイロット信号
の消去率が悪くなり信号のＣ／Ｎが悪くなるので、トラ
ッキング制御の精度が劣化する不都合がある。

さらに、パイロット信号を映像や音声などの信号に重畳
して記録・再生する場合、相互干渉が生じて再生信号の
Ｓ／Ｎが減少する問題を有していた。

本発明の目的建かかる点に鑑み、パイロット信号を必要
としない回路構成を採り、比較的簡単にして精度のよい
トラッキング制御を可能とした装置を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明に係るトラッキン
グ制御装置は記録トラック幅よりわずかに幅広の相異な
るアジマスをもつ２つのヘッドを１組とする再生ヘッド
を有する回転ヘッドと、前記再、生ヘッドにより再生さ
れたそれぞれの再生信号のレベル差をトラッキングエラ
ーとして、その差がなくなるように制御を行う制御手段
とを具備したものである。

〔作　用〕

本発明では、相異なるアジマスを持つ２つのヘッドを１
組とした回転ヘッドにより記録された信号を再生する時
は、上記１組のヘッドよりわずかに幅広の同様な相異な
るアジマスを持つ２つのヘッドを１組として上記トラッ
クを走査していくが、両ヘッドがそれぞれのトラックに
正しく走査している場合は再生出力レベルはほぼ同一で
あり、また、どちらか一方にトラックからはずれた場合
には１つのヘッドは幅広の部分だけ再生出力レベルは変
化しないが他の１つのヘッドはトラックからはずれた分
だけ再生出力レベルが減少する。同様に、他方にトラッ
クがずれると、前記ヘッド出力レベルは逆になる。そし
て、この２つのヘッドからの信号のレベル差をトラッキ
ングエラーとして、その差がなくなる様にサーボをかけ
、トラッキング制御を行う。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照にして説明す
る。

第１図は本発明の実施例における全体のブロック図、第
２図はテープ上の記録トラックを再生している図、第３
図は本実施例の動作説明図である。

第１図において、１Ｇ（ａ）および１０（ｂ）はＲＦ回
路、１１（ａ）　！ｓよび１１（ｂ）はＲＦエンベロー
プ検波回路、１２はＲＦエンベロープのレベル差を検出
するレベル比較器である。以上のように構成された本実
施例のトラッキング制御装置について、以下その動作を
第２図および第３図と共に説明する。

まず、相異なるアジマスを持つ２つのヘッドを１組とし
た回転ヘッドにより、第２図に示すように記録されたト
ラック上を記録トラック幅よりわずかに幅広の上記と同
様な１組のヘッド２０で再生する。

なお、この再生ヘッドの最大幅は第３図に示すトラック
幅Ｔ、の１．５倍とする。Ａ　、８１組のヘッドが第３
図（ａ）の様にトレースしている場合は両ヘッドの出力
レベルはほぼ等しいが、両ヘッドが第３図（ｂ）の様に
左にずれるとＡヘッドの出力レベルは低下し、Ｂヘッド
の出力レベルは幅広の℃まで変化しない。同様に、右に
ずれたときはその逆になる。これらの関係を第３図（Ｃ
）　に示す。

従って、第１図に示したレベル比較器１２の出力、即ち
両ヘッドレベル差は第３図（ｄ）のようになり、トラッ
キングエラー信号Ｅとして利用できる。

以上の様に本実施例によれば、パイロット信号を使用す
ることなく、もともと記録されている信号によりトラッ
キングエラー信号を取り出しているので回路構成が簡単
になり、また波形干渉によるＳ／Ｈの劣化がない。

さらに応答速度は、テープの長手方向に基準信号を記録
して再生時その信号を用いてキャプスタンサーボを行う
コントロールパルス方式（ＣＴＬ方式）に比較して、全
トラック域でトラッキングエラーを検出しているので応
答が速い。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、元に記録している
信号を２つのヘッドで再生された信号のレベル差を用い
てトラッキングエラーを得ているので、精度の高いトラ
ッキング制御が可能である。また、パイロット信号を検
出する必要がなく回路構成が簡単になり、再生時の波形
干渉はなく、実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における実施例のトラッキング制御装置
の全体のブロック図、 第２図は同実施例でのテープ上の記録トラックを再生し
ている図、 第３図は同実施例の動作説明図である。 ｔＯ（ａ）　、１０（ｂ）　　−−−ＲＦ回路、１１（
ａ）、１１（ｂ）　−−・エンベロープ検波回路、１２
・・・レベル比較器、 ２０・・・再生ヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）記録トラック幅よりわずかに幅広の相異なるアジマ
   スをもつ２つのヘッドを１組とする再生ヘッドを有する
   回転ヘッドと、 前記再生ヘッドにより再生されたそれぞれの再生信号の
   レベル差をトラッキングエラーとして、その差がなくな
   るように制御を行う制御手段とを具備したことを特徴と
   するトラッキング制御装置。