JPH03125293A - カード搬送装置 - Google Patents

カード搬送装置

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JPH03125293A
JPH03125293A JP1262080A JP26208089A JPH03125293A JP H03125293 A JPH03125293 A JP H03125293A JP 1262080 A JP1262080 A JP 1262080A JP 26208089 A JP26208089 A JP 26208089A JP H03125293 A JPH03125293 A JP H03125293A
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card
diaphragm
vibration
vibrating plate
plate
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Tatsuo Aoki
青木 立央
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カード式自動販売機等のカードリーダに適用
して好適なカード搬送装置に係り、特にその駆動源とし
て圧電セラミックス等の圧電素子による超音波モータを
使用したカード搬送装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、カード式自動販売機に組み込まれているカードリ
ーダは、カード挿入口より挿入された磁気カードを内部
に取り込み処理し、所定のサービス終了後カード返却口
より返却するもので、そのカード搬送装置としては駆動
モータと、このモータの回転伝達を受けて動作しカード
を搬送するローラ、搬送ベルト等の搬送手段とで構成さ
れていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のカード搬送装置におい
ては、駆動モータ、減速手段、搬送手段、軸受部材、回
転伝達機構等、多くの機構、部品を必要とするため高価
で、また歯車を使用する場合はバックラッシュ、ベルト
を使用した場合はその伸縮のため、高精度な送りおよび
位置決めができず、またモータ、ローラ、減速プーリ等
の大きさに制約されるため、装置の軽薄小型化に限界が
あった。
そこで、最近では超音波モータを駆動源として用いるこ
とが提案されている。これは圧電素子に高周波電圧を印
加し、その超音波振動を駆動エネルギ源として使用する
もので、従来の電磁力を利用した駆動モータと比べて、
その動作原理上、低速で高トルクが得られる、マグネッ
ト、硅素鋼販、コイル等が不要で軽薄小型化が容易、保
持トルクが大きい、応答性が速い、非磁性材料で構成で
きる、減速機構などの動力伝達W構が不要など、多くの
利点を有している。
このようなことから、現在各種の超音波モータが提案、
試作されているが、その−例として本出願人は圧電素子
からなる振動板に駆動信号を供給して振動板にラジアル
方向の一次振動と非軸対称面内振動の多重モード振動を
与え、振動板とカード搬送台との間の摩擦力により該カ
ード搬送台を往復移動させるようにしたカード搬送装置
を既に提案(特願平L−34888号)した。しかし、
これとて振動板を固定配置しているため、カード搬送台
か荷重として振動板にかかり、また磁気ヘッドのカード
に対する圧接力やカードに小孔をパンチ機構によって穿
設する際のパンチ力もカード搬送台を介して振動板に作
用するため、振動板に強度が要求されるばかりか外力に
よる振動減衰を招き、また長い距離を搬送する場合は振
動板を複数個並列配置する必要があるなど、構造上に問
題があった。
したがって、本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、カード
搬送台が負荷とならずまた磁気ヘッドの圧接力やパンチ
力が振動板に作用しない構造を採用することにより、振
動板に強度を要求されず、しかも振動の減衰が少なく、
また1つの振動板にも拘らずカード搬送路の長さをその
大きさとは関係無く自由に設定することができるように
したカード搬送装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、カードを保持する
カード保持手段を有するカード搬送台と、このカード搬
送台に軟質保持部材を介して配設されたリング状の振動
板と、カード搬送方向と平行に並設され前記カード搬送
台を滑動自在に案内保持すると共に前記振動板を鋏み込
む固定ガイドおよびこの固定ガイド方向に付勢された可
動ガイドとを備え、前記振動板に2相の高周波電圧を供
給してラジアル振動と非軸対称面内振動との合成による
多重モード振動を発生させ、前記カード搬送台を振動板
と共に前記固定ガイドと可動ガイドに沿って移動させる
ようにしたものである。
[作用] 本発明において振動板に位相差Φ=90゛の高周波電圧
を印加して2相駆動すると、振動板がラジアル1次振動
と非軸対称面内振動の多重モード振動を起こし、その周
面の固定ガイドと可動ガイドに接触する2つの質点には
回転方向が逆向きとなる楕円運動が発生し、振動板と両
ガイドとの間の摩擦力によって振動板自体が両ガイドに
沿って移動する。したがって、この振動板を一体に備え
たカード搬送台も両ガイドに沿って移動する。高周波電
圧の位相差をΦ−−90°にすると、振動板の歪み方向
も反転して両ガイドに接触する振動板の質点の楕円運動
の回転方向も反対方向となり、これによりカード搬送台
が振動板と共に上記とは反対方向に移動する。振動板は
軟質保持部材によって保持されており、振動の減衰が少
ない。
振動板はカード搬送台に搭載されているゆで、カード搬
送台の荷重およびカード搬送台に加わる外力が負荷とし
て作用しない。
[実施例コ 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明に係るカード搬送装置を備えたカードリ
ーダの一実施例を示す第3図のI−1線断面図、第2図
は第3図のff−11線1!7rmlN、第3図は同カ
ードリーダの一部破断平面図である。これらの図におい
て、全体を符号1で示すカードリーダは、前後方向に長
い薄箱型に形成された筐体2を備えている。
筐体2の前面を構成する前面板2Aの表面には磁気カー
ド3が挿入されるスリット状のカード挿入口4を有する
カード挿入口部材5が配設されており、また前面板2A
の内面には後述するカード保持手段を初期位置において
カード保持可能な状態に設定保持するアームホルダ6が
設けられている。このアームホルダ6はブロック状に形
成されてその上面後端部が第1図に示すように後方に向
かって傾斜する斜面6Aとされている。
前記筐体2の内部には前記カード挿入口4に連通ずるカ
ード搬送路7が形成されている9このカード搬送路7に
は磁気カード3に記録されている磁気的情報の読取り、
カードへの情報の書込みおよび確認を行う磁気ヘッド8
(第1図)と、磁気カード3の一側縁部を案内保持する
カード案内部材9と、一対のガイド10.11に滑動自
在に案内保持され磁気カード3をカード搬送路7に沿っ
て往復移動させるカード搬送台12が配設されている。
前記カード案内部材9は、断面形状が正面視コ字状に形
成されることにより、前記磁気カード3の右側縁部を案
内保持するカード保持溝13を内側面に有して前記筐体
2の右側板2Bの内面に前後方向に延在するように固定
されている。
前記一対のガイド10.11は前記筐体2の底板2C上
にカード搬送路7と平行に並設されている。これら一対
のガイド10.11のうち左側のガイド10は前記カー
ド搬送路7よりも左側に位置して前記底板2C上に止め
ねじ15〈第2図)によって固定されることにより固定
ガイドを構成している。一方、右側のガイド11は前記
カード搬送路7の幅方向略中央部下方に位置して配設さ
れるもので、前後一対のねじ取付部11a、llbにそ
れぞれ形成された左右方向に長い長孔20と、この長孔
20に挿通され前記底板2Cのねじ孔にねじ込まれる止
めねじ21によって左右方向に移動自在に配置されるこ
とにより可動ガイドを構成している。またこの可動ガイ
ド11は前記底板2C上に配設された前後一対の圧縮コ
イルばね22によって固定ガイド10方向の移動習性を
付与されている。そして、固定ガイド10と可動ガイド
11の互いに対向する内側面上部には、カード搬送台1
2の両端部を案内保持するガイド溝23.24が長手方
向全長に互って形成されている。
前記カード搬送台12の上面にはカード挿入口4より挿
入された磁気カード3を保持するカード保持手段25が
配設されている。このカード保持手段25は第4図に示
すように、上下に対向配置されたカード受は板26と、
カード押え板27とを備えている。カード受は板26は
前記カード搬送台12上に止めねじ(図示せず)によっ
て固定され、その上面には薄いゴムシート28が接着固
定されている。このゴムシート28の上面は前記カード
搬送路7と同一平面を形成している。カード受は板26
の左側端縁には磁気カード3の左方への移動を規制する
立ち上がり壁26Aが一体に設けられている。また、カ
ード受は板26の後端部両側にはシャフト30の各端部
を軸支する一対の軸受部29a、29bが一体に突設さ
れ、さらに後端部下面には板ばねからなる圧接板31が
一対の止めねじ32と長孔33によって前後移動調整自
在に配設されている。圧接板31の後端部は前記カード
受は板26の後方に延在し、且つ上方に適宜角度をもっ
て傾斜されることによりカード受は板26より上方に延
在している。
前記カード押え板27はその前端をカード受は板26の
前端と一致させて該カード受は板26上に配設され、後
端部がカード受は板26より後方に延在している。カー
ド押え板27の前端部上面にはプレート35が前記アー
ムホルダ6に対応してねじ止め固定されており、このプ
レート35の前端部はカード押え仮27より前方に延在
し、かつ前記アームホルダ6の後端部上面に形成された
斜面6Aと略同−角度を以て上方に折曲されている。一
方、カード押え板27の上面後端部には該カード押え板
27と共に前記シャフト30の中央部を相対回動自在に
保持するシャフト押え板37が一対の止めねじ38によ
って固定されている。
シャフト押さ板37の下面には前記シャフト30が係合
するV字状溝39が形成されている。カード押え板27
のlW@部下面にはゴムシート40が前記カード受は板
26のゴムシート28に対応して接着固定されている。
そして、カード押え板27は前記カード受は板26の後
方に延在する後端部が前記圧接板31によって下方より
圧接されることにより、前記シャフト30を回動支点部
として第1図、第4図時計方向、すなわちカード保持方
向に付勢され、これによって前記ゴムシート28.40
により磁気カード3の挿入端部を保持するようにしてい
る。
この場合、カード保持手段25はカード搬送台12の初
期位置状態においてカード挿入口4より挿入された磁気
カード3を保持し得る状態に設定される必要があり、そ
のため初期位置においては前記プレート35の前端部が
前記アームホルダ6の斜面6 A 4.1m fJk方
から乗り上げて上方に押し上げられることにより、前記
カード押え板27を前記圧接板31に抗して反時計方向
に所定角度回動させ、ゴムシート28.40間に磁気カ
ード3が挿入され得る隙間を設定している。そして、カ
ード搬送台12の後退移動に伴いプレート35がアーム
ホルダ6から解放されると、カード押え板27は圧接板
31により時計方向に回動されて磁気カード3をカード
受は板26と共に挟持する。
前記カード搬送台12の下面中央部には該搬送台12を
前記固定ガイド10と可動ガイド11に沿って往復移動
させる振動板50が配設されている。この振動板50は
リニア型超音波モータのステータを構成するもので、全
周均一に板厚方向に分極された圧電素子によって中央孔
54を有するリング状に形成され、その表面には周方向
に2分割された電極51.52が配設され、下面が接地
されている。電極51.52は180°の開き角を有す
る扇形で、画電極51.52の直線部分がカード搬送方
向Aと直交している。振動板50は前記固定ガイド10
および可動ガイド11間にこれら両ガイド10.11に
挟まれて位置することにより、その両端が前記両ガイド
10.11と線接触する質点P1、P2とされる。そし
て、振動板50は適宜なゴム硬度を有するゴムグロメッ
ト(軟質保持部材)55(第1図)によって保持されて
いる。ゴムグロメット55は両端開放の筒状体に形成さ
れて、その外周面中央には振動板50の中央孔54が嵌
合する周溝55Aが形成されている。
この場合、振動板50の振動を吸収、阻害しないように
周溝55Aの溝幅を振動板50の板厚より大きくすると
共に、周溝の径を中心孔54の穴径より大きく設定し、
中央孔54を周溝55Aに緩く嵌合されている。また、
ゴムグロメット55は振動板50の節部を保持している
。そして、ゴムグロメット55は前記カード搬送台12
の下面に突設されたボルト56に鍔付きナツト57を介
して取付けられている。
前記振動板50の2つの電極51.52はフキシブルケ
ーブル60(第3図)を介してそれぞれ高周波電源61
.62に接続され、相互に時間的位相差Φ=90°もし
くは−90”異なる高周波電圧sinωt、CO8ωL
が印加されるように構成されている。
前記筐体2の内部でカード搬送路7の両側には前記磁気
カード3を検出する合計4つのフォトセンサ67.68
.69.70が配設されている。
これら4つのセンサ67.68.69.70のうち筐体
2の右側板2B!!1に配設されたカード挿入口4に最
も近いセンサ(第1のセンサ)67は、磁気カード3の
挿入を検知し、その検知信号によって前記高周波電源6
1.62をONにするように構成されている。第1のセ
ンサ67の後方に所定距離はなれて配置されたセンサ(
第4のセンサ)70は磁気カード3が所定の記録情報読
取り、書込み位置に搬送されたことを検知するもので、
その検知信号によって磁気ヘッド8による磁気カード3
の情報読取り、情報の書込みおよび確認が行われる。第
4のセンサ70の後方に位置するセンサ68(第2のセ
ンサ)はカード搬送路6の最奥部に配置され、磁気カー
ド3の到来を検知する。
そして、この第2のセンサ68の検出信号によって前記
高周波電源61.62によって振動板50の各電gf1
51.52に印加される高周波電圧の位相差ΦがΦ=9
0°からΦ=−90”に切り替えられる。残りのセンサ
69(第3のセンナ)は筐体2の左側板2D(第2図)
の内面前端部に配設され、前記カード搬送台12の初期
位置への復帰を検出するもので、その検知信号によって
前記高周波電源61.62をOFFにし、振動板50へ
の電圧印加を停止するように構成されている。前記カー
ド搬送台12には前記第3のセンサ69に対応して遮光
板73がプリント基板74を介して配設されている。
次にこのような構成からなるカードリーダ1の動作につ
いて説明する。
カード搬送台12は通常カード搬送路7の最前位置に停
止しており、この時、プレート35の前端部がアームホ
ルダ6の後端部上面に設けた斜面6Aに乗り上げてカー
ド押え板27を圧接板31に抗して第1図反時計方向に
回動させ、カード受は板26とカード押え板27との間
に磁気カード3の挿入し得る隙間を設定している。この
状態において、磁気カード3をカード挿入孔4よりカー
ド搬送路7内に挿入すると、磁気カード3の挿入端部の
一部は前記カード受は板26とカード押え板27との間
に挿入され、なおも押し込むとその挿入端が軸受部29
bに当接する。この時、第1のセンサ67が磁気カード
3を検出し、その検出信号が高周波電源61.62に送
られる。すると、高周波電源61.62は位相差Φ=9
0°の高周波電圧sinωt、CO8ωtを振動板50
の各電極51.52に印加する。
高周波電圧の印加により振動板50が伸縮すると、振動
板50にはその内径/外径がある値(0゜27)の時ラ
ジアル方向の1次振動(R11)と、非軸対称面内振動
の多重モード振動が同時に起こる。ラジアル方向の1次
振動は第5図(a)に示すように矢印D1.D2で、矢
印D1方向に伸張すると、質点P1.P2が固定ガイド
10と可動ガイド11の内面に接触し、矢印D2方向に
収縮すると、質点P1.P2が固定ガイド10と可動ガ
イド11の内面から離間する。非軸対称面内振動(1,
1)は第5図(a)に矢印EL、E2で示すようにカー
ド搬送方向Aと同方向およびその反対方向に伸縮する定
在波で、振動方向E、がDlに、E2がD2に同調して
いる。これら両振動はいずれも定在波ではあるが相互に
干渉を起こして合成されると、振動板50の外周面の各
質点において振幅の異なる多重モード振動となり、この
振動による振動板50と固定ガイド10及び可動ガイド
11との接触による摩擦力がカード搬送台12の搬送力
に変換される。
すなわち、振動板50の外周面の各質点のうち前記固定
ガイド10及び可動ガイド11と接触する質点P1、P
2に着目すると、これらの質点P1、P2は、振動板5
0自体の多重モード振動に伴い第6図に示すように質点
p、、P2の振動方向E、と同方向に回転する楕円運動
FLを起こす。
この楕円運動F□を行う2つの質点P、 、P2は前述
した通り振動板50が矢印D!左方向伸びた際、前記固
定ガイド10と可動ガイド11に当接し、矢印D2方向
に縮んだ際、固定ガイド10と可動ガイド11から離間
するため、当接時におけるこれら相互間の摩擦力によっ
て振動板50自体が質点P□、P2の楕円運動F、の回
転方向(第61八方向)に微少量移動し1時間的経過に
伴いD2方向に縮むと、質点Pl、P2が固定ガイド1
0と可動ガイド11から離れるため、振動板50を移動
させることができず、このような動作を繰り返すことに
より振動板50、換言すればこれと一体のカード搬送台
12をカード搬送路7の奥方に向かって一定速度で連続
的に移動させることができる。
カード搬送台12が固定ガイド10と可動ガイド11に
沿って移動すると、プレート35はアームホルダ6から
解放されるため、カード押え板27は第1図時計方向に
回動復帰し、磁気カード3をカード受は板26と共にそ
の上下方向より挟持する。したがって、磁気カード3は
カード搬送台12の移動に伴ってカードリーダ1内に収
り込まれ、カード搬送路7に沿って搬送される。そして
、カード搬送台12がカード搬送路7の最奥位置まで移
動してこれを第2のセンサ68が検知すると、その検知
信号に基づいて各領域51.52にそれぞれ印加する高
周波電圧の相対位相を反転(Φ==90°)させる。す
ると、振動板50のラジアル1次振動と非軸対称面内振
動の周期が反対方向となるため、質点P□、P2の楕円
運動の回転方向が第6図F2方向となり、振動板50が
矢印D1方向に伸びた際、質点PI、P2が固定ガイド
10および可動ガイド11と接触するため、この時の摩
擦力によって振動板50自体が上記とは反対方向に移動
し、カード搬送自動12を初期位置へと復帰させる。
カード搬送台12が初期位置へ復帰すると、第3のセン
サ69はその光を遮光板73によって遮られ、この時の
信号によって高周波電源61.62のスイッチをOFF
にする。また、カード搬送台12が初期位置に戻って停
止すると、プレート35の先端部がアームホルダ6に乗
り上げるため、カード押え板27の前端部が押し上げら
れてカード受は板26と共に保持していた磁気カード3
を解放する。したがって、カード挿入口4から外部に一
部突出しているカード3を保持して引き出せばカードリ
ーダ1から抜き収ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るカード搬送装置は振動
板をカード搬送台に軟質保持部材を介して収り付け、振
動板を2相駆動して該振動板にラジアル振動と非軸対称
面内振動との合成による多重モード振動を発生させ、振
動板と一対のガイドとの間の摩擦力によって振動板自体
をガイドに沿って移動させ、これによって振動板と一体
のカード搬送台を移動させるように構成したので、カー
ド搬送路に沿って複数の振動板を配置する必要が無く、
カード搬送路の長さを自由に決定でき、また振動板をカ
ード搬送台に搭載し、カード搬送台をガイドによって滑
動自在に案内保持しているので、振動板に対してカード
搬送台が負荷とならず、また磁気カードに磁気ヘッドを
押し付けたり、パンチ機構によって磁気カードに小孔を
穿設する際、振動板にその力が作用することがなく、振
動板の強度を小さくでき、しかも軟質保持部材によって
振動板を保持しているので振動板の振動の減衰が少なく
、高効率な駆動力を得ることができその効果は非常に大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカード搬送装置を備えたカードリ
ーダの一実施例を示す第3図のI−I線断面図、第2図
は第3図の■−■線断面図、第3図は同カードリーダの
一部破断乎面図、第4図はカード保持手段の分解斜視図
、第5図(a)、(b)は圧電素子の構成図、第6図(
a)、(b)は本発明の動作原理を説明するための図で
ある。 2・・・筐体、3・・・磁気カード、 4・・・カード挿入口、7・・・カード搬送路、10・
・・固定ガイド、11・・・可動ガイド、12・・・カ
ード搬送台、25・・・カード保持手段、50・・・振
動板、55・・・ゴムグロメット(軟質保持部材)61
.62・・・高周波電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カードを保持するカード保持手段を有するカード搬送台
    と、このカード搬送台に軟質保持部材を介して配設され
    たリング状の振動板と、カード搬送方向と平行に並設さ
    れ前記カード搬送台を滑動自在に案内保持すると共に前
    記振動板を鋏み込む固定ガイドおよびこの固定ガイド方
    向に付勢された可動ガイドとを備え、前記振動板に2相
    の高周波電圧を供給してラジアル振動と非軸対称面内振
    動との合成による多重モード振動を発生させ、前記カー
    ド搬送台を振動板と共に前記固定ガイドと可動ガイドに
    沿って移動させるようにしたことを特徴とするカード搬
    送装置。
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