JPH0311965A - 回転電力機 - Google Patents

回転電力機

Info

Publication number
JPH0311965A
JPH0311965A JP14622289A JP14622289A JPH0311965A JP H0311965 A JPH0311965 A JP H0311965A JP 14622289 A JP14622289 A JP 14622289A JP 14622289 A JP14622289 A JP 14622289A JP H0311965 A JPH0311965 A JP H0311965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
hall element
magnetic path
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14622289A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Ochi
越智 譲次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP14622289A priority Critical patent/JPH0311965A/ja
Publication of JPH0311965A publication Critical patent/JPH0311965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は電動機や発電機等の回転電力機に関するもの
である。
(従来の技術) 例えば実開昭61−178095号公報に記載されてい
る空気調和機の室内機においては、内装するクロスフロ
ーファンを駆動するための電動機として直流ブラシレス
モータを採用し、固定子を室内機のフレームに対して固
定すると共に、回転子を、上記クロスフローファンのフ
ァンロータの側面に直結する構成として、装置の小形化
を図る試みがなされている。
ところで上記直流ブラシレスモーフの形式としては、回
転子が固定子の外周を囲う、いわゆるアウターロータ方
式と、回転子と固定子とが軸方向に対面する、いわゆる
アキシャルギャップ方式とがあるが、アウターロータ方
式のモータにおいては回転子の形状が大きくなり、した
がって重量が大きくなるために、ファンロータとの軸心
のずれがわずかに生じた場合にも大きな振動が生じると
いう問題がある。一方、アキシャルギャップ方式のモー
タにおいて、例えば固定子を、鉄心とこの鉄心に巻装さ
れるコイルとで構成する場合、上記鉄心は、回転子に対
して所定のエアギャップをおいて対面すると共に周状に
設けられる複数の磁極部と、各磁極部からそれぞれ反回
転子側に軸方向に延びると共にコイルの巻装される複数
の磁路部とを有する形状に構成される。そして、かかる
アキシャルエアギャップ方式のモータにおいては回転子
の回転にともなって変化する磁界を検出するためのホ・
−ル素子を回転子に対して対向するように配置する必要
がある。
そこで従来では、上記鉄心の反回転子側に設けられた回
路基板にパワートランジスタ等の駆動回路を設ける一方
、上記回路基板に立設したホール素子は、鉄心の隙間を
軸方向に貫通する長いリード線を介して上記回転子に対
向する所定の位置に配置していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような従来のホール素子の固定
構造ではホール素子の位置決めが不正確になり易く、万
一ホール素子の位置が不正確になった場合には回転子の
回転に伴う磁界の変化を正確に検出できなくなるという
不具合がある。すなわちそれは、上記ホール素子は曲が
り易い長尺のリード線の先端に接続され、そのリード線
の基端部を上記回路基板に接続することによって位置決
めされているからである。
この発明は上記したような事情に鑑みなされたものであ
って、その目的は、上記回路基板から軸方向に離れた位
置に配置されるホール素子の位置決めを正確かつ容易に
行うことができる回転電力機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこで第1請求項記載の回転電力機は、回転子3と固定
子6との各磁極部を軸方向に対面させると共に、上記回
転子3と固定子6との少なくとも一方6を、鉄心11と
、この鉄心11の複数の磁路部13・・13にそれぞれ
巻装されるコイル12・・12とで構成して成る回転電
力機であって、上記磁路部13・・13を径方向に放射
状に延びる形状に形成すると共に、各磁路部13・・1
3の各径方向外方端側をそれぞれ軸方向に突出させて磁
極部14・・14を設け、周方向に隣合う各磁極部14
.14間に隙間40・・40を形成し、上記鉄心11の
軸方向における反回転子側に駆動回路用の主基板28を
設け、鉄心11の軸方向における回転子側にホール素子
Hを固定するための補助基板30を設け、これら両基板
28.30を電気的に接続するリード線51.51を内
蔵すると共に上記隙間40・・40を軸方向に貫通する
スペーサ50・・50で上記両基板28.30を接続し
ている。
また第2請求項記載の回転電力機は、第1請求項記載の
回転電力機において、上記コイル12・・12の周囲に
樹脂製のモールド層60を形成している。
(作用) 上記第1請求項記載の回転電力機においては、駆動回路
用の主基板28を固定子6の反回転子側に配置すると共
に、補助基板30を固定子6の回転子側に配置し、この
補助基板30にホール素子Hを取着し、ホール素子Hの
位置を補助基板3゜で位置決めする。すわなち、上記主
基板28とホール素子Hとは上記スペーサ50・・50
に内蔵されたリード線51.51で電気的に接続される
と共に、ホール素子Hは主基板28に対して、スペーサ
50・・50及び補助基板30を介して相対位置決めさ
れることになる。したがって、ホール素子Hは回転子3
に正確な位置で対向し、主基板28の駆動回路との電気
的接続も容易になる。
また上記第2請求項記載の回転電力機においては、コイ
ル12・・12をモールド層60で被覆し、コイル12
・・12から発生する電磁振動音を低減する。
(実施例) 次にこの発明の回転電力機の具体的な実施例について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図は、空気調和機の室内機に内装されたクロスフロ
ーファンの要部組立断面図であり、ファンロータ1の一
方の側板2に、この発明を適用して直流ブラシレスモー
フとして構成した第1実施例のファンモータが連結され
ている。すなわち直流ブラシレスモーフの回転子3を構
成するリング状鉄板より成るヨーク4と、磁粉を樹脂で
固めた永久磁石5とを樹脂製の回転子本体7に組み合わ
せ、回転子本体7を上記側板2に固着することによって
、回転子3をファンロータlに直結すると共に、上記永
久磁石5と軸方向に対面する位置に、後述する固定子6
を配設している。
上記側板2にはその軸心位置に、上記回転子本体7を貫
通して右方へと延びる回転支軸9が立設されている。こ
の回転支軸9の基端部にはローレット加工が施されてお
り、この基端部が上記側板2に埋込み接続されている。
なお回転子3側の磁極部を構成する上記永久磁石5は、
その右端面において周方向にN、S、N、Sの4極の着
は状態となされている。
一方、上記固定子6は、電気鉄板を積層して構成した鉄
心11とこの鉄心11に巻装したコイル12とから構成
されている。上記鉄心11は、第2図及び第3図に示す
ように、径方向に延びると共に上記コイル12の巻装さ
れる磁路部13と、この磁路部13の径方向外周側で上
記永久磁石5側に突出すると共に、その先端面が永久磁
石5と対面する固定子磁極部(以下、磁極部と略記する
)14とを有する形状となされている。この鉄心11は
、第3図のように右側の第1要素11aと左側の第2要
素11bとを組み合わせて構成しである。
第4図には、上記第1要素11aを構成する一枚の第1
綱板15の形状を示しており、この第1綱板15は、中
心側のリング状部16と、このリング状部16から径方
向外方に放射状に延びる6本の磁路形成部17・・17
と、各磁路形成部17・・17の先端側の突極部18・
・18とから成る形状にプレスによる打抜き成形で作成
される。
これらの第1鋼板15を複数積層することによって上記
第1要素11aが形成される。上記突極部18・・18
の周方向の幅はWiに設定されている。
一方、第5図〜第7図には、上記第2要素11bを構成
する第2更板19の形状を示している。この第2更板1
9の所定枚数の積層体で上記した第2要素11bが構成
される。第2鋼板19は中心部のリング状部32と、リ
ング状部32から放射状に延びた六本の磁路形成部33
・・33と、各磁路形成部33・・33の先端に連続す
る折曲加工された折曲部34・・34とを有している。
この折曲部34・・34の基端部の周方向幅は上記突極
部18と同じ−iであり、先端部の周方向幅は一〇であ
る。ある−枚の第2綱板19の外形をOn、折曲部34
・・34の高さをLnとすると、第8図に示す展開図に
なる。
この第8図には、−枚の上記第2鋼板19の展開図、す
なわち各折曲部34・・34を曲げ加工する前の形状を
示している。この第2tl[19をN枚積層して、第2
図及び第3図に示すように、上記折曲部34・・34の
積層領域で構成される磁極部14・・14の形状が、内
径Di、外径Do、軸方向長1.0、幅−〇となるよう
に構成する場合に、個々の第2綱板19に対して、第8
図に示している曲げ半径Dn、折曲部34の径方向長L
n、折曲部34の最先端位置における幅−nを順次変化
させることが必要であり、第3図において右端からn枚
目(nは1〜Nの整数)の第2#I板19においては、 Dn=Do −2X n X t l、n=Lo −n X t (但し、むは積層時の隙間も加味した板厚)また、幅−
nについては、折曲げ後に直径Dnの円周に沿う曲率で
曲げ加工した形状が上記磁極部14の幅−0(第2図)
となることから、n枚目の第2鋼板19の折曲部34の
幅をWnとし、この幅−nに対応する中心角の2をθn
とすると、 Wn−20nXθn x (π/360 )  ・・・
(1)(但し、θn =arcsin (杓10n) 
)で計算して、それぞれの第1綱板15・・19の形状
を求める。なお第2図に示すように、内周側の第2W4
板19での折曲部34の周方向幅は、周方向に隣合う磁
極部14.14間に必要な最小隙間、すなわちスロット
オープンSoを確保し得るように設定しである。
そして上記折曲部34の形状に対しては、第8図のよう
に、さらに磁路形成部33側(以下、基端側と言う)の
幅Wn’を上記最先端部の幅Wnよりも小さくしている
。すなわち上記実施例の場合には、磁路形成部33の幅
をTとするときに、讐n′ −切n −(讐n−T)/
2 とし、幅Wnの最先端部領域の長さdは、例えば1mm
程度と極力短くして、この領域から幅Wn’ の基端側
の領域へと半径R−・(Wn−T)/4の円周に沿う曲
線で連なる外周形状としている。このように互いに隣接
する磁極部14.14間の間隙が反ファン側でSo +
 2Rとなり、漏洩磁束を少なくして永久磁石5を小さ
くし得るようになされている。
上記の第1及び第2要素11a 、 llbを積層して
構成される鉄心11は、第2図に示されているように、
周方向に隣合う磁極部14.14間に、先端側を除いて
基端部側に大きな隙間を有する形状となるために、隣合
う磁極部14.14間での漏洩磁束が大きく低減され、
したがって回転駆動時のコギングが低減され、低騒音、
低振動の運転を行うことができる。また鉄心11の磁極
部14.14間に詳しく後述するスペーサ50を通すた
めの隙間40が形成されている。
さらに上記においては、個々の第2鋼板19で、それぞ
れ磁路形成部33から磁極部14を構成する折曲部34
まで磁束の流れの方向に一体的に構成されているので、
鉄損の原因となる渦電流が生じにく(なり、これにより
回転力を誘起する存効磁束密度が大きくなるので、さら
に回転力が向上すると共に、効率の良いモータとなる。
なお第4図に示されているように、上記第1M板15に
おける各突極部18・・18の略中心位置、及び第2鋼
板19のリング状部16内における同一円周上6箇所の
位置には、第9図に示す断面v字突起20が■形ポンチ
をプレスで押し込むことでそれぞれ形成されている。上
記第1、第2鋼板15.19を積層する際に、同図の仮
想線で示すように、各V字突起20は隣接する鋼板にお
ける7字突起の切り残し跡としての開口を通して隣接す
る7字突起20に順次密着することとなるが、この際に
上記開口位置でカシメ状態となって相互に固定されるよ
うになされている。なお第3図において最右端に位置す
る第1綱板15においてはV字突起は形成されておらず
、これに隣接する第1鋼板15の7字突起20が嵌入す
る矩形の開口穴が各V字突起の位置に穿設されている。
上記のように鉄心11を構成した後、各磁路部13・・
13にそれぞれコイル12・・12を巻装することによ
って、固定子6が構成される。従来のアキシャルギャッ
プモータにおける固定子での巻線は、巻線を施す電路部
が軸方向に延びる構成であるために特殊な巻線機を必要
としたが、上記においては、アウターロータ方式のモー
タの固定子と同じ方式で巻けるので、−船釣な巻線機に
よって行うことができる。また上記のように、各コイル
12・・12を、磁極部■4よりも径方向内方で放射状
に延びる磁路部13に巻き付ける構成であることから、
固定子鉄心の外周形状よりもさらに外方にコイルが突出
するということがなく、より専有空間を小さく、したが
ってより小形化し得るものとなっている。
上記構成の固定子6は、第1図に示しているように、空
気調和機の室内機のフレーム22に固着された固定ケー
ス23内に固定される。この際に、上記固定子6の径方
向外周面を囲繞する弾性体より成る固定子側防振部材2
4及び詳しくは後述するハウジング41を介して固定す
る。さらに上記固定子6の軸心貫通孔内には、軸受25
を収納した軸受ケース26が設けられている。上記軸受
ケース26は合成ゴム等の弾性体でなる防振部材42を
介して上記鉄心11に支持されている。そして上記軸受
25に、前記したファンロータlの側板2側から延びる
回転支軸9を挿通させることによって、このファンロー
タl側を回転自在に支持すると共に、上記軸受25の内
輪の左端面と前記回転子本体7との接触によって、軸方
向に相互に対面する永久磁石5と固定子6との間に所定
のエアーギャンブが与えられた組立状態となされている
第10図及び第11図で上記ハウジング41を説明する
。ハウジング41を第1図のファン側から見た第10図
において、ハウジング41は円筒部43と角筒部44と
を存している。この円筒部43には上記鉄心11の磁極
部14が圧入され、角筒部44の内方には上記回路基板
28等を収容している。また上記円筒部43と角筒部4
4との間の境界面45には上記鉄心11の第1要素11
aの端面が圧接するようになされている。そして角筒部
44の四隅にはボス部46・・46が形成され、各ボス
部46・・46のねじ穴47が開口されている。
次に第1図に示すように、鉄心11と上記角筒部44で
囲まれる空間部に、直流ブラシレスモータの駆動回路を
有する回路基板28(主基板)を配設している。この回
路基板28には、パワートランジスタQの他、コンデン
サ、抵抗、制御IC等の電子部品がマウントされており
、それらの電子部品のうちパワートランジスタQやコン
デンサ等の背高のものは横倒しにしてマウントすること
によって、収納空間を極力小さくなるようにしている。
また上記回路基板28に対面させて放熱板29を配設し
、発熱量の大きなパワートランジスタQの放熱面を上記
放熱板29に密着させている。
さらに回路基板28はビス48を上記ハウジング41の
ねし穴47に捩じ込むことによって固定されている。一
方、上記鉄心11における回転子3側の位置において、
各磁極部14の径方向内方の空間には、磁場検出素子と
してのホール素子Hの取着された補助基板30を配設し
ている。上記ホール素子Hによって、永久磁石5からの
磁場強度の変化により回転子3の回転位置が検出される
ところで、第12図に示すように、このホール素子H用
の補助基板30と上記駆動回路用の回路基板28とは上
記鉄心11の隙間40・・40を通るスペーサ50・・
50で接続されている。このスペーサ50・・50は第
15図、第16図に示すように、樹脂製の略三角形柱状
に成形されたもので、長手方向に二本のリード線5L5
1を内蔵している。このリード線51.51の両端部は
スペーサ50の長手方向両端部から突出している。
そして以上のスペーサ50・・50による上記両基板2
8.30の接続は次のようになされている。すなわち、
駆動回路用の回路基板28には第13図のシルク図に示
すように、上記パワートランジスタQ・・Q及びコンデ
ンサC等を配置すると共に、上記リード線51.51の
端部を通すための貫通孔52.52が二個−組で六箇所
、合計十二個穿孔されている。この六箇所の貫通孔52
.52はそれぞれ上記スペーサ50・・50のリード線
51.51の位置に対応して配置されている。
一方上記ホール素子H用の補助基板30は第14図に示
すように、略円板状に樹脂で成形され、その外周部六箇
所には略三角形状の突起部53・・53が形成されてい
る。この突起部53・・53は上記スペーサ50・・5
0に対応した位置の六箇所に形成されており、各突起部
53・・53にはそれぞれ二個ずつの貫通孔54.54
が穿孔されている。また補助基板30の内周部には十二
個の貫通孔55・・55が穿孔され、これらの貫通孔5
4.55間はプリント配線56・・56で電気的に接続
されている。また貫通孔55・・55には二個−組で三
箇所、合計六個設けられる上記ホール素子Hの端子が同
様にハンダ付けされている。そこで、上記スペーサ50
・・50を上記鉄心11の隙間40・・40に通し、リ
ード線51.51の両端部をそれぞれ上記両基板28.
30の貫通孔52.54に通して、ハンダ付けすること
によって両基板28.30を接続すると共に、上記駆動
回路とホール素子F1とを電気的に導通するようになさ
れている。
上記構成のファン装置においては、ホール素子Hによる
回転子3の回転位置の検出信号を受けて、所定のタイミ
ングで制御ICにより駆動信号が発生され、これにより
各コイル12・・12への通電が周期的に制御されて固
定子6側に回転磁界が発生される。この回転磁界によっ
て回転子3及びファンロータlが回転駆動される。
このような回転駆動状態において、上記装置では特にコ
ギングが低減され、したがって振動の少ない運転状態を
維持し得るものとなっている。これは、前記した磁極部
14の形状によって、永久磁石5から固定子6に作用す
る磁束分布特性が従来と比較して改良されているためで
ある。
さらに上記のようなファンロータ1は軸方向長さが長く
、また金属材料に比べて剛性の小さな合成樹脂材料で構
成されているために、中央部側が外方へと偏心するよう
なそりを伴う回転振れを生じ易く、従来は、この回転振
れによる振動が室内機のフレームに伝播して装置全体の
振動を生じるものとなっていたが、上記実施例において
は、ファンロータ1、回転支軸9、軸受25、固定子6
、固定ケース23、フレーム22へと至る伝播径路上に
、防振部材42と固定子側防振部材24との各弾性体よ
り成る防振部材を介装した構成となされており、これに
よりフレーム22への振動の伝播量が低減され、さらに
低騒音、低振動の運転を行い得るものともなっている。
さらに上記実施例においては、第1図中で鉄心11の右
側に配置されている駆動回路用の回路基板28をビス4
8でハウジング41に固定し、鉄心11の左側に配置さ
れている補助基板30と上記回路基板28とをスペーサ
50・・5oで接続して、補助基板30の接続を容易に
行い得ると共に、補助基板30に六個の上記ホール素子
H・・を円周方向に正確に位置決めし得るようになされ
ている。しかも上記駆動回路とホール素子I」とをリー
ド線51.51で容易かつ確実に電気的に接続し得るも
のとなっている。
第17図には、この発明を通用して構成した第2実施例
のファンモータを連結したクロスフローファンの要部組
立断面図を示している。この第2実施例の装置は、コイ
ル12に被覆したモールド層60の構成を除いて、上記
第1実施例と路間−であるので、同−機能部に同一の番
号を付して説明を省略する。
この第17図に示す第2実施例の装置における鉄心11
のコイル12部分及び補助基板30部分並びにスペーサ
50・・50部分は樹脂製のモールド層60で被覆され
ている。このモールド層60はコイル12から発生する
電磁振動音を防止すると共に、上記補助基板30、ホー
ル素子H及びスペーサ50・・50等を固定する機能を
果たしている。またモールド層60の磁路部13より左
側部分の内周面61は上記防振部材42の外周面に密着
するように形成されており、防振部材42に伝わった回
転支軸9の振動を大径で且つ広面積の内周面61で支持
することによって防振効果を一層向上させ得る構成にな
っている。さらに、上記防振部材42の第17図中の右
端面と鉄心11の内周部左端面との間には、環状をなす
樹脂製のフィルム62が介装されており、このフィルム
62でゴム類の防振部材42の右端面を滑動し易くして
防振部材42による防振効果を向上させるようになされ
ている。
第18図及び第19図で上記モールド層60用の金型7
0を説明する。この金型70は中心部に円柱部71を有
し、円柱部71の周囲に略環状のキャビティ72を隔て
て、角筒状の外壁部73を有している。以上の金型70
は第20図に示すように上記ハウジング41に嵌合され
た状態の固定子6を嵌合して、その内部にフィラーを混
入した熱可塑性樹脂を充填することよって上記モールド
層60を形成し、モールド層60を加熱、硬化させた後
に、金型70から取り外すようになされている。なお上
記フィラーとしては、絶縁性が良好であると共に、比重
が樹脂に近い粒径50μ以下の無機質系粉末を使用する
のが好ましい。また金型70における開ロア4は、固定
子6の取り外し用のものである。
上記第17図の第2実施例ではモールド層60でコイル
12のみならず、補助基板30、ホール素子H及びスペ
ーサ50・・50等をも被覆しているので、これらの部
品の固定強度も向上する。
ただし、コイル12だけをモールド層で被覆するように
することも可能である。
以上にこの発明の回転電力機の具体的な実施例について
説明したが、この発明の回転電力機は上記実施例に限定
されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して
実施することが可能である。
例えば上記実施例ではモータにおいて本発明を採用した
場合について説明したが、本発明はモータに限らず、発
電機等にも応用できる。
(発明の効果) 上記のように第1請求項記載の回転電力機においては、
駆動回路用の主基板を固定子の反回転子側に配置し、補
助基板を固定子の回転子側に配置し、この補助基板にホ
ール素子を設け、両基板をスペーサで接続するようにし
たので、ホール素子の位置をスペーサ及び補助基板で正
確かつ容易に位置決めすることができる。しかもホール
素子を上記主基板側の駆動回路にスペーサに内蔵された
リード線で容易かつ確実に電気的に接続することができ
る。
また上記第2請求項記載の回転電力機においては、さら
にコイルをモールド層で被覆し、コイルから発生する電
磁振動音を低減することができ、そのため−層低騒音の
回転電力機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用して構成した第1実施例のファ
ンモータが組込まれたファン装置の要部組立断面図、第
2図は固定子を構成する鉄心の側面図、第3図は第2図
のI−III線断面図、第4図は第1鋼板の側面図、第
5図は第2鋼板の側面図、第6図は第5図のA−A断面
図、第7図は第5図の■矢視図、第8図は第2鋼板の展
開図、第9図はV型の突起によるカシメ部を示す給断面
図、第10図はハウジングの側面図、第11図は第10
図のA−A断面図、第12図は鉄心の組立側面図、第1
3図は回路基板の構造略図、第14図は補助基板の構造
略図、第15図はスペーサの正面図、第16図は第15
図のA−A断面図、第17図はこの発明の第2実施例に
おけるファンモータを有するファン装置の要部組立断面
図、第18図は金型の側面図、第19図は第18図のA
−A断面図、第20図は金型を使用したモールド工程を
示す構造略図である。 3・・・回転子、6・・・固定子、11・・・鉄心、1
2・・・コイル、2日・・・回路基板(主基板)、30
・・・補助基板、50・・・スペーサ、51・・・リー
ド線、60・・・モールド層、H・・・ホール素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転子(3)と固定子(6)との各磁極部を軸方向
    に対面させると共に、上記回転子(3)と固定子(6)
    との少なくとも一方(6)を、鉄心(11)と、この鉄
    心(11)の複数の磁路部(13)・・(13)にそれ
    ぞれ巻装されるコイル(12)・・(12)とで構成し
    て成る回転電力機であって、上記磁路部(13)・・(
    13)を径方向に放射状に延びる形状に形成すると共に
    、各磁路部(13)・・(13)の各径方向外方端側を
    それぞれ軸方向に突出させて磁極部(14)・・(14
    )を設け、周方向に隣合う各磁極部(14)(14)間
    に隙間(40)・・(40)を形成し、上記鉄心(11
    )の軸方向における反回転子側に駆動回路用の主基板(
    28)を設け、鉄心(11)の軸方向における回転子側
    にホール素子(H)を固定するための補助基板(30)
    を設け、これら両基板(28)(30)を電気的に接続
    するリード線(51)(51)を内蔵すると共に上記隙
    間(40)・・(40)を軸方向に貫通するスペーサ(
    50)・・(50)で上記両基板(28)(30)を接
    続したことを特徴とする回転電力機。 2、上記コイル(12)・・(12)の周囲に樹脂製の
    モールド層(60)を形成したことを特徴とする第1請
    求項記載の回転電力機。
JP14622289A 1989-06-08 1989-06-08 回転電力機 Pending JPH0311965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14622289A JPH0311965A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 回転電力機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14622289A JPH0311965A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 回転電力機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0311965A true JPH0311965A (ja) 1991-01-21

Family

ID=15402874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14622289A Pending JPH0311965A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 回転電力機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0311965A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102013A (ja) * 2009-02-06 2009-05-14 Koito Mfg Co Ltd アクチュエータ
US9685840B2 (en) 2012-12-21 2017-06-20 Fisher & Paykel Appliances Limited Motor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102013A (ja) * 2009-02-06 2009-05-14 Koito Mfg Co Ltd アクチュエータ
JP4683668B2 (ja) * 2009-02-06 2011-05-18 株式会社小糸製作所 アクチュエータ
US9685840B2 (en) 2012-12-21 2017-06-20 Fisher & Paykel Appliances Limited Motor
US10193416B2 (en) 2012-12-21 2019-01-29 Fisher & Paykel Appliances Limited Motor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0776544B1 (en) Motor with overmold coil support
KR940020371A (ko) 스핀들 모터(Spindle motor)
US6608411B2 (en) Direct current brushless motor
JPS60226760A (ja) 永久磁石回転機のステ−タアツセンブリ
EP1955428A1 (en) Motor
EP0735645B1 (en) Motor bearing structure
JPH0311965A (ja) 回転電力機
JP7258213B2 (ja) ステータ、電動機、送風機、空気調和装置およびステータの製造方法
JP3370514B2 (ja) ブラシレス電動機
JP2532489Y2 (ja) 刷子レスモータ
JPS63249451A (ja) フアン駆動用電動機
JPH08191554A (ja) 冷却ファン付き外転ロータ型直流電動機
JP4152637B2 (ja) モールドモータ
JPH1141891A (ja) スピンドルモータ用ステータ及びこれを備えたスピンドルモータ
JP2600187B2 (ja) ファン装置
JP3316380B2 (ja) モールドモータ
JP2646567B2 (ja) 空調室内機用ファン装置
JP2002305847A (ja) モータ
EP0221459A2 (en) Axial-flow fan apparatus
JPH0746043Y2 (ja) 回転電力機
JPH083153Y2 (ja) 回転電力機
WO2020129207A1 (ja) 回転子、電動機、送風機、空気調和装置および回転子の製造方法
JPH02231949A (ja) 回転電力機
JPS60156253A (ja) 位置検知素子1個.電機子コイル2個の1相通電されるデイスク型ブラシレスモ−タ
JPH02197236A (ja) 回転電力機