JPH03118004A

JPH03118004A - 家具の引き出し等をガイドするトラック

Info

Publication number: JPH03118004A
Application number: JP2178492A
Authority: JP
Inventors: Luciano Salice; ルチアーノ　サリス
Original assignee: Arturo Salice SpA
Current assignee: Arturo Salice SpA
Priority date: 1989-07-06
Filing date: 1990-07-05
Publication date: 1991-05-20
Also published as: ES2036077T3; JPH0523764B2; DE3923776A1; DE59000404D1; DE3923776C2; EP0406703B1; EP0406703A1; US5076712A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、家具の引き出し等をガイドするトラックであ
って、引き出しの両側面の各々に取り付けられるように
なっておりかつ本体レールと引き出しレールとからなる
少なくとも１対のレールと、前記本体レール及び／又は
前記引き出しレールの一端に設けられたローラと、反対
側レールの水平フランジに設けられたローラとを有して
いる引き出し等をガイドするトラックに関する。

引き出しをガイドするこのようなトラックとして、西ド
イツ国公開特許第３４０５８０２号に開示されたものが
あり、このトラックは、家具等の本体（ｃｏｒｐｕｓ）
に取り付けられる２本のトラックレールと、該トラック
レール内で摺動できる引っ込み可能な２本のレールとを
有している。本体に取り付けられるトラックレールばチ
ャンネル状をなしており、引っ込み可能なレールは２字
形の断面形状を有している。前記レールの水平フランジ
は平ら又は特別な形状になっており、前記各フランジは
反対側のレールの端部に取り付けられたローラの運動を
規制する走路を構成している。前記ローラは、トラック
レール又は本体レールの前端部、及び引き出しレール又
は引っ込み可能なレールの後端部において回転自在に取
り付けられている。

この設計では、各トラックについて４種類の異なるレー
ルが必要になる。従って、トラックレール及び引っ込み
可能なレール（このレールは、トラックの左側に必要と
される）を右側に取り付けることはできないし、逆も同
様である。製造に際しても、各トラックについて４種類
の異なる部品を製造しなければならないし、ストックに
関しても４種類の異なる部品を保管しておく必要がある
。

この種のトラックとして、更に、西ドイツ国実用新案第
８０３１４８９号に開示されたものがある。

このトラックは、本体レールと、引き出しレールとで構
成されていて、両レールは、端部を除き同一のチャンネ
ル形状を有している。この場合にも、本体レールの前端
部と、引き出しレールの後端部にはローラが取り付けら
れている。また、各引き出しレールにはラグが設けられ
ており、これらのラグは、引き出しレールの垂直ウェブ
に形成されておりかつ固定ねじを受は入れるボアを備え
ている。横断面形状が基本的に同じであるこれらのレー
ルも、上記のような異なる特徴のため、やはり各トラッ
クについて４種類の異なるレールが必要になる。数種類
のレールを製造しかつストックしておくことは費用が嵩
むものであり、また、それらを取り付けるべき位置を表
示する明瞭なマークを付す必要があること、或いはトラ
ックを形成するのにレールをどの位置に配置すべきかを
見出すのに複雑な作業を行う必要があること等の理由か
ら、数種類のレールを取り付けることは非常に困難であ
る。

従って、本発明の目的は、冒頭に述べた形式のトラック
であって、低コストで製造でき、特に非常に容易に取り
付けることができるトラックを提供することにある。

本発明によれば、上記目的は、本体レールと引き出しレ
ールとが同一のレールで構成されており、該レールが、
その横方向の中心線に関して鏡像対称をなしておりかつ
その両端部にはローラが設けられていることを特徴とす
るｌ・ラックにより達成される。

このような構成のトラックにより与えられる利点は、従
来必要とされていた４種類のレールの代わりに、全ての
レールを同一種類のレールとして製造できることにある
。このため、例えば、レールの製造工具のコストを大幅
に低減することができる。また、ストックの手間も簡単
になる。更に、各レールを回転することにより、引き出
しの左側及び右側において本体レール及び引き出しレー
ルとして使用する位置に各レールを配置できるため、取
り付は作業が非常に簡単になる。

前記ローラが設けられている両端部を除き、各レールに
は、第１水平フランジ及び第２水平フランジを設け、第
２水平フランジを第１水平フランジとは反対側に配置し
て、レールがチャンネル状になるように構成するのが好
ましい。前記第２水平フランジは、その外縁部に沿って
、前記第１水平フランジに向かって約９０°曲げ、これ
により、水平フランジ上で転勤するローラ用の溝を形成
して、該ローラが横方向にスリップすることを防止でき
るように構成するのがよい。

レールに沿って間隔を隔てた両端部において、前記第２
水平フランジには確実作動停止部を設け、該確実作動停
止部の前に非確実作動停止部を設けることができる。こ
のように構成した場合には、確実作動停止部により、引
き出しが、関連のトラックから不意に引き抜かれること
を防止でき、また、非確実作動停止部により、引き出さ
れた引き出しを準安定位置（ｑｕａｓｉｓｔａｂｌｅ　
ｐｏｓｉｔｉｏｎ）に保持しておくことが可能になる。

また、これらの両件止部の間に介在されるようにして四
部を形成しておき、トラックが引き出されたときに、第
２水平フランジ上を転勤するローラが受は入れられるよ
うにする。

好ましい実施例においては、前記第１水平フランジの両
端部の近くに導入傾斜部を設けることができる。これに
より、引き出し及び引き出しレールを枢動できるように
なり、従ゲζ第１水平フランジに設けられた導入傾斜部
がローラをガイドできるようになるため（該ローラは、
次に、確実作動停止部の回りで該停止部に衝合する）、
引き出しレールが取り付けられた引き出しを関連の本体
レールから取り外すことが可能になる。

所望ならば、長手方向に延在する補強リブをレールに設
けることにより、レールの強度をｔ員なうことすくシて
レールの壁厚を薄くすることができる。

レールの垂直ウェブには、長手方向スロットと横方向ス
ロットとを設けるのが好ましい。ｌ−ランクを取り付け
たときに、取り付けの深さ（奥行き）を調節できるよう
にするには、固定ねじを長手方向スロットのみに通して
レールを固定する。また、固定ねじを横方向スロットの
みに通ず場合には、レールの高さを調節することができ
る。

以下、図示の実施例に関連して、本発明の詳細及び特徴
について説明する。

第１図に示すレール１は、その横方向の中心線２に関し
て鏡像対称をなしている。また、レール１は第１水平フ
ランジ３及び第２水平フランジ９を有していて、実質的
にチャンネル状をなしている（第２図参照）。

レール１の第２水平フランジ９は外縁部１５を有してい
る。また、第２水平フランジ９は、外縁部Ｉ５の回りで
、第１水平フランジ３に向かって９０°曲げられていて
、特に第２図に明瞭に示すように溝を形成している。第
２フランジ（第２水平フランジ）９の両端部には確実作
動停止部１１が設けられており、これらの確実作動停止
部１１の前には非確実作動停止部１０が設けられている
。

第１図の断面部から明らかなように、第２水平フランジ
９の互いに関連する両件止部】０１１１の間に介在され
るようにして凹部が形成されている。

第１フランジ（第１水平フランジ）３は、レール１の第
２フランジ９とは反対側に配置されていて、その両端部
近くには長手方向の導入傾斜部（ｇｕｉｄｅ−ｉｎ　ｒ
ａｍｐ）　１２が設けられている。レール１の両端部に
はボア１３が形成されており、これらのボア１３は、２
つのローラ（第１図には図示せず）を取り付けるのに使
用される。これらのボアＩ３は、レールＩの長手方向中
心線に関して偏寄して配置されており、かつ長手方向中
心線に対するよりも第１フランジ＋３に対し近接して配
置されている。

レールｌには長手方向の補強リブ８が設けられている。

また、レール１の垂直ウェブには、長手いる。これらの
両スロット６．７は、固定ねじ（図示せず）を受は入れ
るためのものである。

次に、第３図〜第６図に関連して、トラックのレールｌ
の作動モード、特に、レールｌが互いに協働する方法に
ついて説明する。第３図には、例えば、家具の引き出し
の左側に取り付けられた１組のレール１が示されており
、この状態は、第６図にも概略断面図で示しである。引
き出し１６は、レール（すなわち引き出しレール）ｌに
ねし止めされている。また、家具の一部を構成する本体
１７には、本体レール１′が固定されている。第４図に
は、右側に配置したこのようなトラックが示されている
。従来技術によるトラックでは、第３図に示す左側トラ
ックと第４図に示す右側トラックとについて、４種類の
異なるレールが必要とされている。これに対し、本発明
のトラックでは、引き出しの左右両側に配置される４本
の全てのトラック（レール）１．１′を同じ形式のもの
で構成することができる。この点については、第１図に
関連して詳細に説明した通りである。

第３図には、引き出しレール１のローラ５．４と、本体
レール１′のローラ５′、４′とが示されている。第３
図から明らかなように、ローラ４は、引き出しレール１
が完全に引っ込められたときに、本体レール１′の水平
フランジ９′の外側に配置されるようになっている。こ
の位置において、及び引き出し１６を僅かに引き出した
状態において、引き出し１６の荷重は、ローラ４を介し
て下方の水平フランジ３′に加えられる。引き出し１６
を成る距離だけ引き出した後は、引き出し１６により加
えられる荷重は、引き出しレールｌに対し、前方のロー
ラ５′の回りの枢動運動を伝達する。これにより、ロー
ラ４は、第２図に関連して前に説明した溝内で、本体レ
ール１′の第２水平フランジ９′に沿って移動するよう
になる。

また、ローラ５′は、引き出しレール１の第１水平フラ
ンジ３上を転動する。２つのレールがトラックの左側部
分を構成している第３図の構成においては、引き出しレ
ール１のローラ５及び本体レール１′のローラ４′は、
トラックの作動にとって必要とされないものである。

第４図は、トラックの右側のレールの組を示すものであ
り、この第４図の構成は、第３図に示した左側のレール
組の各レールを、その長手方向軸線の回りで１８０’、
かつその横方向の中心線２の回りで１８０°だけ反転さ
せることにより得ることができる。第４図の位置におい
ては、完全に引っ込められた状態の引き出しレール１の
ローラ５は、本体レール１′の水平フランジ９′の外側
に配置されている。この位置において、及び引き出し１
６を僅かに引き出した状態において、引き出し１６の荷
重は、ローラ４を介して下方の水平フランジ３′に加え
られる。引き出し１６を成る距離だけ引き出した後は、
引き出し１６の荷重により、引き出しレール１に対し、
前方のローラ４′の回りの枢動運動が伝達される。これ
により、ローラ５は、本体レール１′の第２水平フラン
ジ９′に沿って転動するようになり、同時に、本体レー
ル１′のローラ４′は、引き出しレール１の第１水平フ
ランジ３上を転動する。引き出しのトラックの右側部分
として使用される第４図の構成においては、引き出しレ
ール１のローラ４及び本体レール１′のローラ５′は、
無用のものである。

第５図に示すレール１．１′は、第３図のレールのよう
に、トラックの左側部分を構成するものである。しかし
ながら、第５図の場合には、引き出しレール１のローラ
４が、本体レール１′の第２水平フランジ９′の再停止
部１１’　　１０’により形成される凹部内に配置され
ている。この位置は、引き出しＩ６が完全に引き出され
た状態であると考えることができる。

左右２本の引き出しレール１を備えた引き出し１６をト
ラックから取り外したい場合には、左右の本体レール１
′のローラ５′の回りの枢動運動を引き出し１６に伝達
し、左右の引き出しレール１のローラ４を枢動させて、
前述の凹部から導入傾斜部１２′に向けて引き出す。次
に、引き出し１６を更に引き出せば、ローラ４が確実作
動停止部　１１’を乗り越えて移動する。このように設
計されているため、引き出し１６が不意にトラックから
完全に引き抜かれることが防止される。−方、引き出し
１６をトラックから完全に引き抜きたい場合には、引き
出し１６に簡単な枢動運動を伝達すればよい。

また、例えば西ドイツ国公開特許第３４０５８０２号に
開示されているように、導入傾斜部１２が設けられてい
るため、引き出し１Ｇは、その完全に引っ込められた位
置まで自動的に移動することができる。

第７図には、ローラ４をレールｌに取り付ける構造が詳
細に示されており、ローラ４は、レール１のボア１３に
対して回転しないように固定されたピン１４上で回転自
在に取り付けられている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるトラックの１本のレールを示す
側面図である。第２図は、第１図の１−１線に沿う断面図である。第３図は、引き出しレールに嵌合された２木のレールを
その取り付は側から見た側面図である。第４図は、本体レールに嵌合された２木のレールをその
取り付は側から見た側面図である。第５図は、第３図と同じ構成における本発明によるトラ
ックの２本のレールが完全に引き出された位置にあると
ころを示す側面図である。第６図は、第３図の■−■線に沿う断面図であり、レー
ルを家具本体及び引き出しに取り付けた状態を示すもの
である。第７図は、第４図のｍ−ｍ線に沿う断面図である。 ■、１′・・・レール、　　２・・・横方向の中心線、
３．３′・・・第１水平フランジ、４．４′・・・ローラ、　　　５．５′・・・ローラ、
６・・・長手方向スロット、７・・・横方向スロット、
８・・・補強リブ、９．９′・・・第２水平フランジ、１０．１０’・・・非確実作動停止部、１】、１１′・
・・確実作動停止部、１２．１２′・・・導入傾斜部、１３・・・ボア、　　　　　　１４・・・ビン、１５・
・・外縁部、　　　　　１６・・・引き出し、１７・・
・家具本体。手続補正書（方式）％式％ ■、事件の表示平成２年特許願第１７８４９２号３補正をする者事件との関係出願人４、代理人５補正命令の日付平成２年９月２５日っ−（左山面でぬりよ１−０

Claims

【特許請求の範囲】

（１）引き出し等をガイドするトラックであって、引き
出しの両側面の各々に取り付けられるようになっており
かつ本体レールと引き出しレールとからなる少なくとも
１対のレールと、前記本体レール及び／又は前記引き出
しレールの一端に設けられたローラと、反対側レールの
水平フランジに設けられたローラとを有している引き出
し等をガイドするトラックにおいて、前記本体レールと前記引き出しレールとが同一のレール
で構成されており、該レールが、その横方向の中心線（
２）に関して鏡像対称をなしておりかつその両端部には
ローラ（４、５）が設けられていることを特徴とする引
き出し等をガイドするトラック。
（２）前記ローラ（４、５）が設けられている両端部を
除き、各レール（１）には、第１水平フランジ（３）及
び第２水平フランジ（９）が設けられており、第２水平
フランジ（９）は第１水平フランジ（３）とは反対側に
配置されていて、レールがチャンネル状をなしているこ
とを特徴とする請求項１に記載のトラック。
（３）前記第２水平フランジ（９）が、その外縁部（１
５）に沿って、前記第１水平フランジ（３）に向かって
約９０゜曲げられていることを特徴とする請求項１又は
２に記載のトラック。
（４）前記各レールの前記第２水平フランジ（９）の両
端部には確実作動停止部（１１）が設けられていること
を特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載のトラ
ック。
（５）前記第２水平フランジ（９）には非確実作動停止
部（１０）が設けられており、これらの非確実作動停止
部（１０）の各々が、前記確実作動停止部（１１）の１
つの前に配置されていることを特徴とする請求項４に記
載のトラック。
（６）前記第１水平フランジ（３）の両端部の近くには
、レールの長手方向に延在している導入傾斜部（１２）
が設けられていることを特徴とする請求項１〜５のいず
れか１項に記載のトラック。
（７）前記レール（１）には、長手方向の補強リブ（８
）が設けられていることを特徴とする請求項１〜６のい
ずれか１項に記載のトラック。
（８）前記レール（１）の垂直ウェブには、レール（１
）の長手方向に延在しているスロット（６）と、レール
（１）の長手方向に対して直角に延在しているスロット
（７）とが設けられていることを特徴とする請求項１〜
７のいずれか１項に記載のトラック。