JPH0311085A - フツ素含有ヒドロキシシリコーン化合物、その誘導体及びそれらの製造方法 - Google Patents

フツ素含有ヒドロキシシリコーン化合物、その誘導体及びそれらの製造方法

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JPH0311085A
JPH0311085A JP14619289A JP14619289A JPH0311085A JP H0311085 A JPH0311085 A JP H0311085A JP 14619289 A JP14619289 A JP 14619289A JP 14619289 A JP14619289 A JP 14619289A JP H0311085 A JPH0311085 A JP H0311085A
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JP
Japan
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fluorine
formula
group
compound
hydroxysilicone
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JP14619289A
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English (en)
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Masahide Tanaka
正秀 田中
Masahiro Kuwabara
昌宏 桑原
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産栗上皇剋■豆互 本発明は、新規なフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合
物、その(メタ)アクリル酸エステル誘導体及びそれら
の製造方法に関し、詳しくは、医療用酸素透過体、特に
、コンタクト・レンズ等の酸素透過体を構成する共重合
体のための共単量体の製造原料として有用であるフッ素
含有ヒドロキシシリコーン化合物、このフッ素含有ヒド
ロキシシリコーン化合物から導かれ、医療用酸素透過体
、特に、コンタクト・レンズ等の酸素透過体を構成する
共重合体のための共単量体として有用であるフッ素含有
シロキサニル(メタ)アクリル酸エステルSi 8体、
及びそれらの製造方法に関する。
従来の技術 ]ンタクト・レンズ用の材料としては、その用途上、光
学的性質、化学的性質、物理的性質等にすぐれることに
加えて、酸素透過性にすぐれることが必須である。
従来、かかるコンタクト・レンズ用の材料としては、ポ
リメタクリル酸メチルや、種々のメタクリル酸エステル
系共重合体が広く用いられているが、これら材料は酸素
透過性の更なる向上が求められている。
そこで、メタクリル酸エステル系重合体の酸素透過性を
改善するために、例えば、特公昭52−33502号に
は、メタクリル酸エステル分子内にシロキサン結合を導
入したシリコーン化メタクリル酸エステル系重合体が提
案されており、特開昭57−51705号公報、特開昭
61−111308号公報等には、酢酸酪酸セルロース
を主体とする酸素透過性重合体や、含フツ素メタクリル
酸エステル系重合体を用いるコンタクト・レンズが提案
されている。
又所坐課刃 本発明は、医療用酸素透過体、特に、コンタクト・レン
ズ等のための酸素透過性に極めてすぐれ、しかも、耐汚
染性や装用性にもすぐれた材料を得るためになされたも
のである。即ち、本発明は新規な医療用酸素透過性の共
重合体のための共単量体の製造原料として有用であるフ
ッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物、新規な医療用酸
素透過性共重合体、特に、コンタクト・レンズ等のため
の材料として有用な共重合体のための共単量体として有
用であるその(メタ)アクリル酸エステル誘導体、及び
それらの製造方法を提供することを目的とする。
発J卜刈」叉 先ず、本発明によれば、−1式(1) (1) (式中、R2は (CHzCHJ) i (C)I2) =(式中、R3
は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコキシ基又は −(C1+り k(OCH2CH2) t −OH(式
中、Xはそれぞれ独立に 5 − (0−3i)、−R5 S (式中、R5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30のア
ルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12の了
り−ル基、好ましくはフェニル基(式中、hは0〜10
00、i及びlはそれぞれ0=300、j及びkそれぞ
れ1〜30、mは0〜10の整数を示す。) で表わされるヒドロキシシリコーン化合物の主鎖中のア
ルキレン基の炭素原子に、少なくとも3つのフッ素原子
を有する炭素数2〜30のツウ素置換炭化水素基が上記
ヒドロキシシリコーン化合物の1分子当たりに平均とし
て少なくとも1つグラフト結合されていることを特徴と
するフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物が提供され
る。
上記−服代(1)で表わされるヒドロキシシリコーン化
合物の具体例として、例えば、QC)I ff 1(0−(CHz) 3−5i−QC)bOCH。
OH3 HO−(CHz) 3−3t−OCH*OCO。
CH3 HO−CHz−5i−QC)Is CH3 し13 しl′I3 しM。
CHz−St−CHa CHs (式中、hは0〜1000の整数を示す。
等を挙げることができる。
) CHs L;113 +a3 本発明によるフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物は
、前記−服代(1)で表されるヒドロキシシリコーン化
合物の主鎖中のアルキレン基の炭素原子に、少な(とも
3つのフッ素原子を有する炭素数2〜30のフッ素置換
炭化水素基が上記とドロキシシリコーン化合物の1分子
当たりに平均として少なくとも1つグラフト結合されて
いるものである。
上記フッ素原子を有する炭素数2〜30のフッ素置換炭
化水素基は、好ましくは、フッ素置換飽和アルキル基又
は縮合環若しくは架橋環を有していてもよいフッ素置換
シクロアルキル基である。
従って、具体例としては、例えば、−CFtCFHCF
i、CFzCFHC2Fs、−CF2CFHC4F9、
−CFzCFIICbF+ff、CF、CFHC+。p
z+、−CPzCFHChH,−CFzCFH(Ch)
J。
−CFtCFHCCFt)aH−−CFzCF)l(C
Fz)a)I、 −CFzCF)I−(CFり?H,−
CFzCFHCCFJaH,−CPzCFH(CFz)
qH。
−CFzCFH(Ch) r。■、−CHzCHzCh
、−CHzClhCzFs、CHzCHz (Ch) 
68、−ChCFHCFzC(CF+) 3、−CFZ
(:Fl(−CFzCH(CzFsh等のフッ素置換飽
和アルキル基や、また、 等を挙げることができる。
上記したなかでは、特に、少なくとも3つのフッ素原子
を有する炭素数2〜20のアルキル基が好ましい。
本発明によるフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物に
おいては、上記したフッ素置換炭化水素基は、前記−服
代(1)で表わされるヒドロキシシリコーン化合物の主
鎖中のアルキレン基の炭素原子にグラフト結合しており
、このフッ素置換炭化水素基のグラフト割合は、上記ヒ
ドロキシシリコーン化合物1分子当たりに平均として少
なくとも1つ以上、好ましくは1〜10個であり、従っ
て、本発明によるフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合
物は、1分子中に、通常、平均として3〜200個、好
ましくは3〜100個のフッ素原子を有している。
本発明によるフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物に
複数のフッ素置換炭化水素基がグラフト結合していると
きは、これらのフッ素置換炭化水素基は、通常、それぞ
れ別の炭素原子にグラフト結合している。
従って、本発明による新規なフッ素含有ヒドロキシシリ
コーン化合物の具体例として、例えば、にト3 CH3 CH3 HO−CH−(CH2) z−5i−(OCHz) z
」 CF zcHF (CF z) sH C1b HO−CH−St−(OCtb) t CF ZCHFCF 3 (式中、hは0〜1000の整数を示す。)等を挙げる
ことができる。
かかる本発明によるフッ素含をヒドロキシシリコーン化
合物は、本発明に従って、−服代(I)(1) (式中、R2は −(CHzCHzO) = (CH2) J(式中、R
3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコキシ基又
は −CCHt) 、(OCIhCHt) t −OH(式
中、Xはそれぞれ独立に (式中、R5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30のア
ルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12のア
リール基、好ましくは、フェニル基(式中、hは0〜1
000.i及びlはそれぞれ0〜300、j及びkそれ
ぞれ1〜30、mは0〜10の整数を示す。) で表わされるヒドロキシシリコーン化合物にラジカル発
生剤の存在下に含フツ素オレフィンを反応させることに
よって得ることができる。
上記含フツ素オレフィンとしては、前述したフッ素置換
炭化水素基に応じて、例えば、cpz・CFCI+、、
Ch=(:FCzHs、CF2=CFCtHq、CF!
=CFC6HI3、cpz=cpC5゜11□いCIh
=CHCF3、Ch=CFChtl、CFz=CF(C
Pz) zlf、CFz=CF(CFz)JSCFz・
CF(CF2)68. CFz=CF(CFz)J。
CF2=CF(Ch)sH,CFz=CF(CF、)9
H,CFZ=CF(CFり10+1、CIh=CHCF
3、CIh=CHCF3、C1(z=CH(Ch) 6
H。
CFz=CFChC(Ch) 3、CFz−CFChC
H(CzFs) z、CFz”CF−〇F=CFz、 等を挙げることができる。
かかる含フツ素オレフィンと前記ヒドロキシシリコーン
化合物との反応は、好ましくは溶剤中にて、ラジカル発
生剤の存在下に行なわれる。ラジカル発生剤としては、
特に、限定されるものではないが、通常、例えば、イソ
ブチリルパーオキサイド、1−ヘキシルパーオキシネオ
ヘキサノエート、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイド、オクタノイルパーオキサイド、クミルパーオキ
シオクトエート、m−)リルバーオキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート、
t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルクミル
パーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−
ブチルハイドロパーオキサイド等を挙げることができる
かかるラジカル発生剤は、通常、反応混合物において、
0.1 mmol/I乃至10mol/j!、好ましく
は10mmol/1乃至1 mol/ 12の範囲で用
いられる。
反応溶剤としては、芳香族炭化水素やハロゲン化芳香族
炭化水素、特に、塩化又はフッ化アルキル芳香族炭化水
素が好ましく用いられる。例えば、ベンゼン、キシレン
、トルエン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ペン
シトリフルオライド、クロロペンシトリフルオライド、
キシレンへキサフルオライド等が用いられる。
前記ヒドロキシシリコーン化合物と前記含フツ素オレフ
ィンとの反応は、通常、20〜300℃、好ましくは5
0〜200℃の範囲の温度にて、通常、0.2〜5時間
行なわれる。
反応終了後、得られた反応混合物から未反応の含フツ素
オレフィンと溶剤を減圧下に分離除去すれば、本発明に
よる含フツ素脂環式アルコールを得ることができ、必要
に応じて、蒸留によって、精製することができる。
更に、本発明によれば、−服代(n) (II) (式中、R1は水素原子又はメチル基(式中、R2は−
(CH2CH2O) = (CHz) J(式中、R3
は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコキシ基又は 4 − (C1h) w (OCHzGHz) t −0C
OC= CHz(式中、R4は水素原子又はメチル基(
式中、Xはそれぞれ独立に S ! −(0−St) 、−R’ S (式中、Rりよそれぞれ独立に炭素原子数1〜30のア
ルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12のア
リール基、好ましくは、フェニル基(式中、hは0〜1
000、i及び夏はそれぞれ0〜300、」及びkそれ
ぞれ1〜30、mは0〜10の整数を示す。) で表わされるシロキサニル(メタ)アクリル酸エステル
化合物の主鎖中のアルキレン基の炭素原子に、少な(と
も3つのフッ素原子を有する炭素数2〜30のフッ素置
換炭化水素基が上記シロキサニル(メタ)アクリル酸エ
ステル化合物の1分子当たりに少なくとも1つグラフト
結合されているフッ素含有シロキサニル(メタ)アクリ
ル酸エステル化合物が提供される。
かかる本発明によるフッ素含有シロキサニル(メタ)ア
クリル酸エステルは、本発明に従って、前記−服代(1
) ( (式中、R2は −(CHzCthO) i (C1h) J−(式中、
R3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコキシ基
又は −(C1h) w (OCIlzCHz) t−OH(
式中、Xはそれぞれ独立に (式中、R5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜3゜のア
ルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12のア
リール基、好ましくは、フェニル基(式中、hは0〜1
000、i及び1はそれぞれ0〜300.、j及びkそ
れぞれ1〜30.mはo〜10の整数を示す。) で表わされるヒドロキシシリコーン化合物の主鎖中のア
ルキレン基の炭素原子に、少なくとも3つのフッ素原子
を有する炭素数2〜3oのフッ素置換炭化水素基が上記
ヒドロキシシリコーン化合物の1分子当たりに平均とし
て少なくとも1つグラフト結合されているフッ素含有ヒ
ドロキシシリコーン化合物に、溶剤及び塩基性化合物の
存在下に(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸ハ
ライドを反応させることによって得ることができる。
上記(メタ)アクリル酸ハライドとしては・(メタ)ア
クリル酸クロライドが好ましく用いられる。
上記塩基性化合物としては、無機及び有機塩基のいずれ
も用いることができ、無機塩基としては・例えば、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化
物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩や炭酸
水素塩が用いられる。また、有機塩基としては、アミン
化合物が好ましく、例えば、トリエチルアミン、メチル
ジエチルアミン、トリイソプロピルアミン、ピリジン等
が用いられる。
反応溶剤としては、炭化水素、ケトン、エーテル等が好
ましく用いられ、例えば、ヘキサン、ペンタン、ベンゼ
ン、トルエン、シクロヘキサン、アセトン、メチルイソ
ブチルケトン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン等が用いられる。
上記フッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物の(メタ)
アクリル酸エステル化反応は、通常、0〜150℃、好
ましくは10〜80℃の温度で行なわれる。反応時間は
、通常、0.2〜50時間程度である。
反応終了後、反応混合物中に残存する過剰若しくは未反
応の(メタ)アクリル酸ハライドを必要に応じてメタノ
ール等のアルコールを用いて分解し、固形物を濾過し、
濾液を濃縮し、溶剤と未反応の塩基性化合物や、上記分
解操作にて副生した(メタ)アクリル酸エステルを除去
、例えば、留去すれば、本発明によるフッ素含有シロキ
サニル(メタ)アクリル酸エステル化合物を得ることが
できる。
従って、本発明による前記フッ素含有シロキサニル(メ
タ)アクリル酸エステル化合物の具体例として、例えば
、 ;(1 :e′1+。
CH3−5i−CHs CHs 以上のようにして得られた本発明によるフッ素含有シロ
キサニル(メタ)アクリル酸エステル化合物は、例えば
、−服代(III) シル、メタクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルのほか、 6 CHz=C−COOR’ (I[[) (式中、R6は水素原子又はメチル基(式中、R7は水
素原子又は炭素数1〜14のアルキル基若しくはフッ素
置換アルキル基を示す。) で表わされる(メタ)アクリル酸エステル系単量体と、
必要に応じて、少量の多官能性単量体成分と共重合させ
ることによって、酸素透過性にすぐれ、従って、例えば
、ハードコンタクト・レンズ等の医療用酸素透過体とし
て有用な共重合体を得ることができる。
上記−服代(III)で表わされる(メタ)アクリル酸
エステル系単量体としては、例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸ヘキH3 CHz”CC00CHzCHzCFHCF3、Hff 夏 CHz=CCOOCHtCHz(CFz)sCh、CH
3 CHz = CC00CHzCHz (CFZ) ?C
F!、CH。
C1h = CC00CII□CHz(Ch)t+CF
+、?H3 CHt””CC00CToCFzCFHCFx、CH3 CHz=CCOOCToCF(CFz)CFHCF(C
Fx)z、CHl CHl = CC00C(CHj) tcFzcFH(
Ch) 6H等を挙げることができる。これら(メタ)
アクリル酸エステル系単量体も、単独にて、又は2種以
上の混合物として用いられる。
前記多官能性単量体としては、例えば、具体例として、 CH3 CHz=C−Coo−CHzCH=CHzCH3CH。
CHz−C−COO−CHzCI(z−OCO−C=C
tbCH2= C−COO−(C1l□CHzO) z
−CO−C= CH2CL = C−COO−(CH2
CH20) 4−Go−C= Ctl□等を挙げること
ができる。
更に、本発明においては、単量体成分として、上記に加
えて、−服代(IV) CI。
CH3(JIgC[CHz−OCO−C=CII□]3
I (III) (式中、R11は水素原子又はメチル基(式中、XIは
2 それぞれ独立に=(0−St) q−Cllz(式中、
2 CH3 X2はそれぞれ独立に=(0−Si)r−CHz(式中
、CFI。
pは1〜5の整数、qは1〜3の整数、rは0〜2の整
数を示す。) で表わされるシロキサニル(メタ)アクリレート単量体
を用いることもできる。
かかるシロキサニル(メタ)アクリレート単量体として
は、例えば、 CHz = CHCOOCHz−5t [O3i (C
H3) :+) 3!1・ CHz = CCO’0CHzC)lx−3i、 (O
3i (Cz)Is) 3] 3C1(3 CH2= CC00CII□C1(、CII□−5t 
(O5i (CH3) 5)sCHz = CHCOO
C)lzcHzcHzcHz−Si  [O5i (C
zH〕)、]。
等を挙げることができる。これらは単独にて、又は2種
以上の混合物として用いられる。
これら単量体成分と本発明によるフッ素含有シロキサニ
ル(メタフアクリル酸エステル化合物との共重合による
重合体においては、本発明によるフッ素含をシロキサニ
ル(メタ)アクリル酸エステル化合物が1〜95重量%
、好ましくは2〜70重量%の範囲にて含有するとき、
特に、酸素透過性及び生体適合性にすぐれており、ハー
ドコンタクト・レンズ用素材として有用である。
又凱■訪来 本発明によるフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物は
、医療用酸素透過体、特に、コンタクト・レンズ等の酸
素透過体を構成する共重合体のための共単量体の製造原
料として有用であり、かかるフッ素含有ヒドロキシシリ
コーン化合物から導かれる本発明によるフッ素含有シロ
キサニル(メタ)アクリル酸エステル化合物は、医療用
酸素透過体、特に、コンタクト・レンズ等の酸素透過体
を構成する共重合体のための共単量体として有用である
。また、本発明によって、かかるフッ素含有ヒドロキシ
シリコーン化合物及びフッ素含有シロキサニル(メタ)
アクリル酸エステル化合物の製造方法が提供される。
1犯± 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1 (ヘキサフルオロプロピルシリコーンジオールの製造) 下記式 で表わされ、平均分子量が3200であるシリコーンジ
オール(信越化学工業■製XC−22−160B)を原
料として用いた。
その赤外線吸収スペクトルの特性吸収波長(cm−’ 
)は、次のとおりである。
3450 (シ0−H)、 2960.2900.14
40.1405.1260゜1260、 1100−1
000.860.800.700゜上記シリコーンジオ
ール41.4 gとラジカル発生剤としてジ−t−ブチ
ルパーオキサイド1.6gとを内容積100m1のステ
ンレス鋼製オートクレー7’に仕込み、次いで、これに
ヘキサフルオロプロピレン20gを圧入、密閉し、撹拌
下に130℃にて7時間グラフト化反応させた。
反応終了後、オートクレーブ内容物を室温まで冷却し、
未反応のへキサフルオロプロピレンをゆっくりとパージ
した後、オートクレーブを開放し、反応混合物を取り出
した。
この反応混合物を減圧下に80〜100℃の温度にて濃
縮し、未反応のへキサフルオロプロピレン、ラジカル発
生剤、その分解物等を留去して、ヘキサフルオロプロピ
レンが前記シリコーンジオールにグラフト結合したヘキ
サフルオロプロピルシリコーンジオール46.1 gを
得た。
このヘキサフルオロプロピルシリコーンジオールにおけ
るヘキサフルオロプロピレンのグラフト量は4.7g、
フッ素量は7.7重量%であった。また、その赤外線吸
収スペクトルの特性吸収波長(cm−’ )は、次のと
おりである。
3450  (シ0−11)、  2960. 290
0. 1440. 1410−1380゜1280、 
1260. 1205−1180  (シC−F)、 
 1100−1000゜860.800,700゜ (フッ素含有シロキサニルジメタクリル酸エステルの製
造) 次に、上記へキサフルオロプロピルシリコーンジオール
40gを窒素気流下に撹拌機を備えた500m1容量4
つロフラスコに入れ、これにテトラヒドロフラン120
m1を加え、撹拌して、溶解させた。
窒素気流下、この溶液にメタクリル酸クロライド7.0
gを加え、フラスコを水浴にて冷却しつつ、撹拌下に、
トリエチルアミン9.0gをテトラヒドロフラン30+
+1に溶解させた溶液を滴下ろうとから1時間を要して
滴下し、その後、室温にて2時間、撹拌下に反応させた
次いで、フラスコを水浴にて冷却し、得られた反応混合
物に、窒素気流下にメタノール5mlを徐々に滴下して
、過剰のメタクリル酸クロライドを分解し、この後、室
温にて更に1時間撹拌した。
反応終了後、窒素気流下に反応混合物を濾過した。得ら
れた濾液を減圧下に40℃で濃縮して、溶剤及び揮発分
を留去した。この濃縮液にヘキサンを加え、反応混合物
中に溶解していた微量の塩を析出させ、これを濾別し、
濾液を再び40°Cで減圧下に濃縮し、ヘキサンを留去
した。この後、更に、40℃にて減圧蒸留を続け、揮発
分を留去シテ、ヘキサフルオロプロピルシロキサニルジ
メタクリル酸エステル38.5 gを淡黄色均一透明な
液体として得た。
イオンクロマトグラフィーによるフッ素量は6゜4重量
%であった。また、赤外線吸収スペクトルを第1図に示
す。
1720 (、νc=o)+ 1620 (νc=c)
+ 1205−1180 (シC−F)、 (cm−’
) ヘキサフルオロプロピルシロキサニルジメタクリル酸エ
ステルの赤外線吸収スペクトルにおいては、3450c
m−’ (v 0−H)の吸収が完全に消失シテオリ、
メタクリル酸エステル化されていることが確認された。
また、ゲル・パーミェーション・クロマトグラフィーに
よるスチレン換算の数平均分子1Mnは3600であっ
た。
実施例2〜6 第1表に示す反応条件にて実施例1と同様にしてシリコ
ーンジオールに含フツ素オレフィンを反応させて、フッ
素含有シリコーンジオールを得た。
結果を第1表に示す。
実施例7〜11 実施例2〜6にて調製した含フツ素シリコーンジオール
を実施例1と同様にして(メタ)アクリ酸エステル化し
た。結果を第2表に示す。
実施例12 平均分子ff13200のシリコーンジオールを実施例
と同様にしてメタクリル酸エステル化した。
結果を第2表に示す。
応用例1 実施例1及び7〜12にて得たフッ素含有シロキサニル
(メタ)アクリル酸エステルをメタクリル酸メチル(?
1MA)及びエチレングリコールジメタクリレート(8
00M)と共に重合型中にて共重合させ、得られた厚さ
200〜250,17mのフィルムについて、酸素透過
係数CDK値X 10−” cc(STP)cm/cm
z−sec−mar)Ig)を製科研式フィルム酸素透
過率計を用いて測定した。結果を第3表に示す。
同様に、単量体として、上記に加えて、高酸素透過性単
量体として知られている下記化合物CH。
書 CH2=C−C00(C1lx) 3Si−[0−5i
(CHs) !] 3(SiMA)を用いて、重合体フ
ィルムを得た。このフィルムの酸素透過係数を第3表に
示す。
比較例1 ハードコンタクトレンズ用単量体成分として、従来、多
用されているメタクリル酸メチルとエチレングリコール
ジメタクリレートを共重合させてフィルムを得た。前記
と同様にして測定したこのフィルムの酸素透過係数を第
3表に示す。
比較例2 高酸素透過性単量体として知られている前記化合物(S
iMA) 、メタクリル酸メチル及びエチレングリコー
ルジメタクリレートを共重合させてフィルムを得た。前
記と同様にして測定したこのフィルムの酸素透過係数を
第3表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるフッ素含有シロキサニル(メタ
)アクリル酸エステルの一例の赤外線吸収スペクトルを
示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、R^2は −(CH_2CH_2O)_i(CH_2)_j−を示
    し、R^3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコ
    キシ基又は −(CH_2)_k(OCH_2CH_2)_l−OH
    を示し、Xはそれぞれ独立に ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30の
    アルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12の
    アリール基を示し、hは0〜1000、i及びlはそれ
    ぞれ0〜300、j及びkそれぞれ1〜30、mは0〜
    10の整数を示す。) で表わされるヒドロキシシリコーン化合物の主鎖中のア
    ルキレン基の炭素原子に、少なくとも3つのフッ素原子
    を有する炭素数2〜30のフッ素置換炭化水素基が上記
    ヒドロキシシリコーン化合物の1分子当たりに平均とし
    て少なくとも1つグラフト結合されていることを特徴と
    するフッ素含有ヒドロキシシリコーン化合物。
  2. (2)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (II) (式中、R^1は水素原子又はメチル基を示し、R^2
    は −(CH_2CH_2O)_i(CH_2)_j−を示
    し、R^3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコ
    キシ基又は ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^4は水素原子又はメチル基を示し、Xはそ
    れぞれ独立に ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30の
    アルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12の
    アリール基を示し、hは0〜1000、i及びlはそれ
    ぞれ0〜300、j及びkそれぞれ1〜30、mは0〜
    10の整数を示す。) で表わされるシロキサニル(メタ)アクリル酸エステル
    化合物の主鎖中のアルキレン基の炭素原子に、少なくと
    も3つのフッ素原子を有する炭素数2〜30のフッ素置
    換炭化水素基が上記シロキサニル(メタ)アクリル酸エ
    ステル化合物の1分子当たりに平均として少なくとも1
    つグラフト結合されていることを特徴とするフッ素含有
    シロキサニル(メタ)アクリル酸エステル化合物。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、R^2は −(CH_2CH_2O)_i(CH_2)_j−を示
    し、R^3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコ
    キシ基又は −(CH_2)_k(OCH_2CH_2)_l−OH
    を示し、Xはそれぞれ独立に ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30の
    アルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12の
    アリール基を示し、hは0〜1000、i及びlはそれ
    ぞれ0〜300、j及びkそれぞれ1〜30、mは0〜
    10の整数を示す。) で表わされるヒドロキシシリコーン化合物の主鎖中のア
    ルキレン基の炭素原子に、少なくとも3つのフッ素原子
    を有する炭素数2〜30のフッ素置換炭化水素基が上記
    ヒドロキシシリコーン化合物の1分子当たりに平均とし
    て少なくとも1つグラフト結合されているフッ素含有ヒ
    ドロキシシリコーン化合物の製造方法において、前記一
    般式( I )で表わされるヒドロキシシリコーン化合物
    にラジカル発生剤の存在下に含フッ素オレフィンを反応
    させることを特徴とするフッ素含有ヒドロキシシリコー
    ン化合物の製造方法。
  4. (4)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (II) (式中、R^1は水素原子又はメチル基を示し、R^2
    は −(CH_2CH_2O)_i(CH_2)_j−を示
    し、R^3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコ
    キシ基又は ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、Xはそれぞれ独立に ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^4は水素原子又はメチル基を示し、R^5
    はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30のアルキル基若し
    くはアルコキシ基又は炭素数6〜12のアリール基を示
    し、hは0〜1000、i及びlはそれぞれ0〜300
    、j及びkそれぞれ1〜30、mは0〜10の整数を示
    す。) で表わされるシロキサニル(メタ)アクリル酸エステル
    化合物の主鎖中のアルキレン基の炭素原子に、少なくと
    も3つのフッ素原子を有する炭素数2〜30のフッ素置
    換炭化水素基が上記シロキサニル(メタ)アクリル酸エ
    ステル化合物の1分子当たりに平均として少なくとも1
    つグラフト結合されているフッ素含有シロキサニル(メ
    タ)アクリル酸エステル化合物の製造方法において、一
    般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、R^2は −(CH_2CH_2O)_i(CH_2)_j−を示
    し、R^3は炭素原子数1〜30のアルキル基、アルコ
    キシ基又は −(CH_2)_k(OCH_2CH_2)_l−OH
    を示し、Xはそれぞれ独立に ▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R^5はそれぞれ独立に炭素原子数1〜30の
    アルキル基若しくはアルコキシ基又は炭素数6〜12の
    アリール基を示し、hは0〜1000、i及びlはそれ
    ぞれ0〜300、j及びkそれぞれ1〜30、mは0〜
    10の整数を示す。) で表わされるヒドロキシシリコーン化合物の主鎖中のア
    ルキレン基の炭素原子に、少なくとも3つのフッ素原子
    を有する炭素数2〜30のフッ素置換炭化水素基が上記
    ヒドロキシシリコーン化合物の1分子当たり平均として
    に少なくとも1つグラフト結合されているフッ素含有ヒ
    ドロキシシリコーン化合物に、溶剤及び塩基性化合物の
    存在下に(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸ハ
    ライドを反応させることを特徴とするフッ素含有シロキ
    サニル(メタ)アクリル酸エステル化合物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024101404A1 (ja) * 2022-11-08 2024-05-16 ダイキン工業株式会社 フッ素原子含有シラン化合物

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