JPH08504771A - 新規な開環モノマー - Google Patents

新規な開環モノマー

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JPH08504771A JP6514603A JP51460394A JPH08504771A JP H08504771 A JPH08504771 A JP H08504771A JP 6514603 A JP6514603 A JP 6514603A JP 51460394 A JP51460394 A JP 51460394A JP H08504771 A JPH08504771 A JP H08504771A
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Abstract

(57)【要約】 式1: [式中、R1およびR2は各々、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、フェニル、および置換フェニルから成る群から選択される;Xは、硫黄、スルホン、二硫化物から成る群から選択される;Yは、酸素、炭素、N−H、N−アルキル、N−アリール、または硫黄から選択される;Zは、いずれかの結合官能基である。]で示される化合物。この化合物は新規な開環モノマーである。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な開環モノマー 本発明は新規な開環モノマーに関するものであり、これはモノマーとして使用 された場合にラジカル重合の際に開環する不飽和有機化合物である。開環モノマ ーは、重合の間の体積収縮を最少限にするのに重要である。さらに、開環モノマ ーは、アミド、エステルまたはカーボネートのような官能基をポリマー主鎖に組 み込むための別法を提供するのに有用である。通常、そのような官能基は、連鎖 生長重合(即ち、ラジカル重合)よりもむしろ、段階生長重合(即ち、ポリエス テル化)によって導入される。段階生長重合の限界は、(a)高分子量ポリマー のために非常に高い転化率が必要であること、および(b)脱離生成物(例えば 水またはHCl)が形成され除去が必要であることである。これに対して、連鎖 生長重合(ラジカルまたはイオン重合)は、重合の初めから超高分子量ポリマー を生じ、脱離生成物は一般に形成されない。 陽イオンまたは陰イオン重合に利用できる多種の開環モノマーがある。しかし 、ラジカル重合に利用できる開環モノマーの数は限られている。エンドウら(En do et al.)はニュー・メソズ・フォー・ポリマー・シンセシス(New Methods f or Polymer Synthesis,P1enum Press,NewYork 1992)の第5章で、この分野 の現状について要約している。ラジカル重合性の開環モノマーの主な種類は、ビ ニルシクロプロパン、種々の環状ビニルエーテル、環状ケテンアセタール(PPGI ndustries,Inc.の米国特許第4857620号)、スピロオルトエステルおよ びスピロオルトカーボネートである。しかし、これらには限界がある。ビニルシ クロプロパンの開環は可逆過程であり、開環に有利な置換基がまた開環した生長 ラジカルの過度の安定化によってポリマー生長を阻害することがある。酸素化し た前記モノマーは、一般に極微量の酸に対して非常に感受性がある。このことに よって、それらの合成およびそれに続く貯蔵が困難なものとなる。さらに、開環 が確実に行われず、最終ポリマーが種々の割合の開環および未開環を有し得る。 さらに、スピロオルトエステルおよびスピロオルトカーボネートは下記の欠点を 有する。 (i)これらは、不純物感受性である。不純物が開環の発生を妨害する。このこ とによって重合が幾分、非再生産性になる。 (ii)これらは、ラジカル重合に対して低反応性である。 (iii)これらは、スチレンおよびメチルメタクリレートのような通常の市販ビ ニルモノマー(および同様の反応性のモノマー)と低反応性比を有する。 (iv)これらは、有機溶媒およびモノマー中で低溶解性の結晶性化合物である。 書籍「エクスパンディング・モノマーズ(Expanding Monomers)」,編集Sadhir, R.K.およびLuck,R.M.CRC Press,Boca Raton,1992は、スピロオルトエステル およびカーボネートの化学および使用について詳細に記載している。 本発明は、ラジカル重合によって開環を行う新規な有機化合物を提供するもの である。これらの化合物は通常の有機溶媒およびモノマー中で容易に溶解する。 それらは酸および塩基性条件に対して安定であり、特別な予備対策を必要とせず に容易に取り扱える。それらはアクリレート骨格を有しているので、アクリレー ト、メタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレンおよび 関連モノマーのような同様の反応性を持つ主な市販モノマーと容易に共重合する ことができる。 従って、本発明は式1: [式中、 R1およびR2は各々、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、フェニ ル、および置換フェニルから成る群から選択される; Xは、硫黄、スルホン、二硫化物から成る群から選択される; Yは、酸素、炭素、N−H、N−アルキル、N−アリール、または硫黄から選択 される; Zは、いずれかの結合官能基である] で示される化合物を提供する。 好ましくはXはS、YはOである。 Zに適する結合官能基は、−(CWT)n−O−(CO)−O−(CWT)m− 、−(CWT)n−、−(CWT)n−O−(CO)−(CWT)m−、−(CW T)n−O−(CWT)m、−(CWT)n−CO−(CWT)m−、−(CWT)n −(C=O)−、−(CWT)n−S−(CWT)m−、−(CWT)n−S−S −(CWT)m−、−(O−CWTCWT)n−、フェニレン、または置換フェニ レン(W、Tは各々、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、フェニ ル、置換フェニルまたはハロゲンから選択され、m、nは整数である)。式1の 環系は、好ましくは原子6〜50を含む。 本明細書において、「置換」基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリ ール、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアリール、 アルコキシ、アルケニルオキシ、アリールオキシ、ハロアルコキシ、ハロアルケ ニルオキシ、ハロアリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、 アシル、アロイル、アリールアシル、アシルアミノ、アルキルスルホニルオキシ 、アリールスルフェニルオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシシルオキシ、ヘテロ シシルアミノ、ハロヘテロシクリル、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、ア ルキルスルホニル、アリールチオ、アリールスルホニル、アミノスルホニル、ジ アルキルアミノおよびジアルキルスルホニルから選択される1個またはそれ以上 の基で置換していてよい基を意味する。 本発明の化合物は、この分野で既知のいずれかの方法によって重合または共重 合させることができる。 従って、別の点において、本発明は、要すれば1個またはそれ以上のコモノマ ーの存在下の、式1の化合物のラジカル重合から成る重合法を提供するものであ る。 重合させると、本発明の化合物は、R1=R2=H;X=S;Z=−CH2CH2 −;Y=Oである化合物について下記スキーム1に示したように、β結合が開裂 されて開環する。 スキーム1 一般に、式1を重合させることによって得られるポリマーおよびコポリマーは 、下記の構造(式2)を反復単位として含んでいる。 本発明の重合法は、エステル、アミド、またはチオエステル官能基のような官 能基を、単に主鎖に結合した基としてではなく、ポリマー主鎖の中に必要とする ポリマーの製造に適用することができる。一般に、従来技術では、そのようなポ リマーは、高分子量を得るために重合が非常に高い転化率になることが必要とさ れる段階生長重合によって、製造されなければならない。本発明の化合物を、共 重合におけるコモノマーとして、ラジカル重合に使用することによって、制御量 の式2の反復単位を有するポリマーを製造することができる。 さらに別の点において、本発明は、本発明の重合法によって製造される新規な ポリマーを提供する。 本発明の化合物は、その化合物以外では得ることができない構造を有する種々 のポリマーの製造を可能にする。ラジカル重合によって形成されるポリマー中の アクリレート基の存在は、新規であり、ポリマーをさらに広範囲に加工すること を可能にする。具体的な例として、活性メチレン基を、さらに化学操作するため の部位として使用することができる。そのような操作は、α−β不飽和骨格への 標準的な付加化学の形態であることもできるし、または、グラフトまたは架橋部 位として活性メチレン単位を使用することから成ることもできる。この架橋は、 (R1=R2=Hである化合物の場合)、例えばコモノマーとしてスチレンを用い て、共重合の間に行うこともできるし、または、分離した段階として、架橋を最 終コポリマーに行うこともできる。 本発明の化合物は、その開環能力によって重合の間の収縮を最少限にするのに 利用することができる。そのような体積収縮の抑制は、ポリマーコーティング、 接着剤、歯科用修復材、複合材料のマトリックス樹脂、および光学レンズの製造 に利用することができる。式2の構造をポリマーに組み込むことを含むその他の 可能な用途は、(i)分解性ポリマー、(ii)α,ω−官能化ポリマーへのルー ト、(iii)アクリレートおよびスチレンと同等の反応性のモノマーに基づく光 学レンズの屈折率の改質剤、および(iv)ポリマーの物理的性質の変性剤、の製 造を含む。 式1の化合物は、商業的に入手できる出発物質から製造することができる。 式1の化合物は、完全に開環される場合のコモノマーとして使用することもで きるし、または、未開環部分を含むこともあるホモポリマーを得るために単独重 合させてもよい(R1=R2=Hである化合物の場合)。重合は、おそらく塊状重 合であるか、または溶液中で行ってよい。それらはアクリレート骨格を含むので 、本発明の化合物はアクリレートと同等の反応性を有する。このことは、それら が、アクリレートと共重合する適切ないずれかのモノマーと、容易に重合するこ とを意味する。そのようなモノマーは、他のアクリレート、メタクリレート、ア クリロニトリル、メタクリロニトリル、およびスチレンを含む。ザ・ポリマー・ ハン ドブック(The Polymer Handbook)(編集Brandup)はモノマーの反応性比のリ ストを掲載しており、それを参照することによって、当業者は他の好ましい反応 性のモノマーを知ることができるであろう。 R1=R2=Hであるとき、式1の化合物は適切な1,1−二置換エチレンモノ マー、例えばメチルメタクリレート(MMA)およびメチルアクリロニトリル( MAN)と共重合して、完全に開環した可溶性ポリマーが得られる(但し、式1 の化合物が、選択されたコモノマーよりも低濃度であることを条件とする)。し かし、適切なモノ置換モノマー(例えば、スチレン)との共重合において、また は単独重合において、架橋が容易に起こって不溶性のポリマーを生じる。α位が 置換されると(例えば、R1=H、R2=CH3、即ち下記の化合物6)、他のモ ノ置換モノマー(例えば、スチレン)との共重合および単独重合が架橋なしに起 こって、可溶性ポリマーを生じる。 化合物1〜4(下記)とMMAとの共重合を含む多数の実験から、MMAおよ びこの化合物の反応性比が約1であることが明かである。すなわち、供給モノマ ーの組成が、同じ組成のコポリマーを与えるのである。このことが有益であるこ とは自明である。 α置換基を有する化合物を含む共重合の場合、この化合物の反応性は僅かに低 い。例えば、化合物6(R1=H、R2=CH3)の場合、(共重合式の積分形を 使用して)、rl(MMA)=2.05±0.06であり、r2(化合物6)=0. 48±0.03であった。従って、最終コポリマーへの開環モノマーの有用量の 組み込みは、架橋の抑制を伴ってなお容易に達成できる。 式1の化合物の好ましい例は、下記の化合物1〜6である。 式1の化合物の製造方法を、下記実施例によって示す: 式1の化合物のラクトンサブクラスの製造のための一般的な手法 前記化合物1〜6は、中位の環サイズのラクトンである。これらは対応する開 環されたヒドロキシ酸から製造される。単純なポリエステル化ではなく、内部エ ステル化を行うためには、一般に、特別な条件および試薬が必要である。第一に 、高希釈法が有益である。従って、適切なヒドロキシ酸を、環化触媒または試薬 を含有する大容量の溶媒に非常にゆっくりと(何時間もかけて)加えなければな らない。この方法は、ポリエステル化のような他の分子間反応に対するよりも、 ラクトン化に対して非常に有利である。第二に、高希釈法を用いると、環化され る分子のヒドロキシ基または酸基のいずれかが好ましくは活性化されて、他の基 による攻撃を促進する。文献に記載の使用できる多くの方法があるが、その例は 、コーレイ法(Corey Method)、マサムネ法(Masamune Method)、ミツノブ法(Mits unobu Method)およびムカイヤマ法(Mukaiyama Method)である。下記実施例に用 いられる方法は、「ムカイヤマ」試薬、ヨウ化2−クロロ−1−メチル ピリジニウム、を使用するムカイヤマ法である。この方法は、酸基を活性化して ヒドロキシ基によって攻撃する。他の方法および合成ルートを用いても同様の成 果が得られることは明白であろう。例えば、ウィッティヒ反応を用いて最終段階 でクロロピルベートを介してこの化合物を合成して、α−カルボニルを必要なメ チレン基に変換してもよい。 本発明の化合物の製造および、ポリマー製造におけるそれらの使用について、 本発明を限定しない下記の実施例によって説明する。実施例1 6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(1a)の製造。 α−(((2−ヒドロキシエチル)チオ)メチル)アクリル酸5g(0.03 1モル)およびトリエチルアミン35ml(25g、0.25モル、8モル当量) の乾燥ジクロロメタン50ml溶液を、ヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウ ム31.5g(0.123モル、4モル当量)を含有する乾燥ジクロロメタン55 0mlの還流溶液に、機械駆動シリンジポンプを使用して、7時間かけて加えた。 α−(((2−ヒドロキシエチル)チオ)メチル)アクリル酸溶液を全て加え た後、溶液を40分間さらに還流した。溶液をろ過し、ろ液を蒸留して粘性スラ リーを得た。このスラリーを水に取り、ジクロロメタンで抽出した(3x100 ml)。抽出物を乾燥し、蒸留して、オレンジ色の油6.8gを得た。この油をシ リカでクロマトグラフィーにかけ、溶離液としてジクロロメタンを使用して、澄 明な油3.08g(69%収率)を得た。1 H NMR(CDCl3)δ2.95(2H,mult.),3.36(2H,s,ア リルCH2),4.50(2H,mult.,−OCH2−),5.60(1H,s,ビ ニル),5.85(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3)δ30.1&30.9両方とも(−S−2−),6 9.3(−O−CH2−),124.8(=2),142.0(quat.=C),1 71.0(C=O)。 質量スペクトル(E.I.)m/z144(M+・,100),116(60),8 6(45),68(95)。 IRスペクトル(薄膜,CCl4)2939w,1727vs,1454w,1 414m,1312s,1285m,1235w,1200w,1140s,1 060s sh,1021m,941m cm-1。 nD 20=1.547−9 d25=1.279g/cc実施例2 3−メチレン−1−オキサ−5−チアシクロウンデカン−2−オン(1b)の 製造。 (a)α−(((6−ヒドロキシヘキシル)チオ)メチル)アクリル酸の合成。 α−ブロモメチルアクリル酸(2g、12.1ミリモル)をジクロロメタン1 2ml中に溶解し、次に、溶液の沸騰が起こらない速度で、トリエチルアミン3. 54ml(2.57g、25.5ミリモル)を滴下した。この溶液を数分間攪拌した 後、6−メルカプト−1−ヘキサノール1.79g(13.0ミリモル)をそれに 加えた。このフラスコを密封し、室温で一夜攪拌した。この混合物を次に水10 ml、2M硫酸20m1および硫酸アンモニウム8gの溶液に注いだ。数分後、白色 沈殿物が形成された。この溶液をエーテルで抽出した(3x20ml)。抽出物を 乾燥し蒸留して白色固形物1.5gを得た。この固形物をトルエンから再結晶し て、所望のヒドロキシ酸1.3g(50%)を得た。1 H NMR(アセトン−d6):δ1.2−1.6(8H,mult.),2.38(2 H,t,7Hz,−S−C 2−CH2−),3.22(2H,s,アリルCH2), 3.40(2H,t 7H,−CH2−O−),5.60(1H,s,=CH),6 .05(1H,s,=CH)。13 C NMR(アセトン−d6):δ26.2,29.3,29.9,31.8,32 .9,33.4,62.2(−2OH),125.6(=2),138.0(q uat,CH2),167.0(=O)。 質量スペクトル(E.I.)m/z 218(M+・,60),115(100), 101(62),81(75),60(55)。 融点72−4℃。 (b)3−メチレン−1−オキサ−5−チアシクロウンデカン−2−オン(1 b)への環化。 α−(((6−ヒドロキシヘキシル)チオ)メチル)アクリル酸1.3g(5.96ミ リモル)およびトリエチルアミン6.63ml(4.82g,47.7ミリモル、8 モル当量)の乾燥ジクロロメタン50ml溶液を、ヨウ化2−クロロ−1−メチル ピリジニウム6.1g(23.9ミリモル、4モル当量)を含有する乾燥ジクロロ メタン550mlの還流溶液に、機械駆動シリンジポンプを使用して、6時間かけ て加えた。 α−(((6−ヒドロキシヘキシル)チオ)メチル)アクリル酸を全て加えた後、溶 液を40分間さらに還流した。溶液をろ過し、ろ液を蒸留して粘性スラリーを得 た。このスラリーを水に取り、ジクロロメタンで抽出した(3x30ml)。抽 出物を乾燥し、蒸留して、オレンジ色の油1.7gを得た。この油をシリカでク ロマトグラフィーにかけ、溶離液としてジクロロメタンを使用して、白色固形物 0.43g(36%収率)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.45−1.85(8H,mult,−(C 24− ),2.50(2H,t,−CH2−C 2−S−),3.30(2H,s,アリル CH2),4.10(2H,t,−OCH2−),5.40(1H,s,ビニルH) ,6.05(1H,s,ビニルH)。13 C NMR(CDCl3):δ22.5,23.6,23.9,25.6(全て−(24−),30.2&32.6(両方とも(−S−2−)),66.1(−O −CH2−),126.4(=2),138.4(quat.=C),166.0(C =O)。 IRスペクトル(薄膜,CCl4)2933m,1724s,1631w,14 39w,1303s,1233.5m,1189s,1132m,989m,9 48m cm-1。 質量スペクトル(E.I.)m/z200(M+・,100),115(65),8 1(41)。 融点59−61℃。 d25=1.138g/cc。実施例3 2−メチル−6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(2)の製造 。 (a)α−(((2’−ヒドロキシプロピル)チオ)メチル)アクリル酸の合成。 α−ブロモメチルアクリル酸(5g、22.6ミリモル)を、約10℃に冷却 したジクロロメタン40ml中に、窒素下に溶解し、次にトリエチルアミン6.6m 1(4.8g,47ミリモル)を、溶液の沸騰が起こらない速度で滴下した。こ の溶液を数分間攪拌した後、1−メルカプト−2−プロパノール2.2g(24 ミリモル)をそれに加えた。このフラスコを密封し、室温で一夜攪拌した。この 混合物を次に、水30m1、2M硫酸60m1、および硫酸アンモニウム24gの溶 液に注いだ。混合物をエーテルで勢いよく抽出した。抽出物を乾燥し、蒸留して 、メルカプタンの臭いのする白色固形物4.5g(>100%収率)を得た。こ の物質は精製するのが困難であることが判明し、精製せずに次の合成に使用した 。1 H NMR(CDCl3):δ1.25(3H,d,J=7.0Hz,−(C 3)) ,2.46(1H,dd,Jgem=13.9Hz,Jvic=8.5Hz−SC 2−C H(CH3)OH),2.65(dd,Jgem=13.9Hz,Jvic=3.9HZ− SC 2−CH(CH3)OH),3.40(2H,s,−CH2S−),3.9( 1H,br.mult.,SCH2−C(CH3)OH),5.70(1H,s,ビニルH ),6.15(1H,s,ビニルH)。13 C NMR(CDC13):δ23.9(−3),34.5(−S2CH( CH3)OH)),42.5(−CH2S−),68.3(SCH 2H(CH3)OH) ,130.3(=2),138.4(quat.=C),172.1(C=O)。 (b)2−メチル−6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(2) への環化。 6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(1a)に関して実施例1 に記載したムカイヤマ法を用いて、α−(((2−ヒドロキシプロピル)チオ)メチ ル)アクリル酸を環化した。α−(((2−ヒドロキシプロピル)チオ)メチル)アク リル酸2g(11.4ミリモル)を環化し、カラムクロマトグラフィーで精製し て、所望のラクトン1.1g(60%収率)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.45(3H,d,J=6.5Hz,−C 3) ,2.63(2H,d,J=5.5Hz,−SC 2CH(CH3)O−),3.40( 2H,s,−CH2S−),4.61(1H,mult,SCH2(CH3)O−), 5.52(1H,s,ビニル),5.82(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ21.3(−CH3),29.7&36.6(両方 とも−CH2S−),76.4(−OCH(CH3)CH2−),123.8(=CH2 ),142.4(=(CO)CH2−),170.1(CO)。 IRスペクトル(薄膜,CCl4)2948W,1735s,1559w,12 94m,1235m,1171m,1117m,1033m,976w,938 w cm-1。 質量スペクトル(CI,CH4),m/z159(M+・+1,100%),141 (90)。質量スペクトル(HR,CI,CH4)159.0477(C7102 S+Hは159.0480を必要とする)。 融点58−60℃。 d25=1.206g/cc。実施例4 9−メチレン−1,4−ジオキサ−7−チアシクロデカン−10−オン(3) の製造。 (a)α−(((5’−ヒドロキシ−3’−オキサ−ペンチル)チオ)メチル)アク リル酸の合成。 α−ブロモメチルアクリル酸(5.2g、23.5ミリモル)を、約10℃に冷 却したジクロロメタン40ml中に、窒素下に溶解し、次にトリエチルアミン6. 9ml(5.0g、49.4ミリモル)を、溶液の沸騰が起こらない速度で滴下した 。次に、ジクロロメタン5ml中の2−(2−メルカプトエトキシ)エタノール3 g(24.6ミリモル)を溶液に滴下した。溶液を次に室温に温め、一夜攪拌し た。反応混合物を、硫酸アンモニウム24g、水30m1および2M硫酸60m1の 溶液に注いだ。この混合物をエーテルで抽出し、抽出物を乾燥し、蒸留して、粘 性油を得、これを凝固させてワックスとする。このワックスをシリカゲルクロマ トグラフィーにかけ、エーテルで溶離したが、未知のビニル不純物が残った。続 いて、この物質をさらに精製することなく使用した。物質1.4g(収率約30 %)を 得た。1 H NMR(CDCl3):δ3.45(2H,s,−SC 2(=CH2)−) ,3.6−3.8(6H,mult,−CH2O−),5.0(2H,br.s,OH) ,5.8(1H,s,ビニル),6.35(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ30.7&32.5(両方とも−S2−),6 1.2(−CH2OH),70.1&71.9(両方とも−2O−),127. 5(=CH2),136.6(=(CO)CH2−),168.5(CO)。 (b)9−メチレン−1,4−ジオキサ−7−チアシクロデカン−10−オン (3)への環化。 6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(1a)に関して実施例1 に記載したムカイヤマ法を用いて、α(((5−ヒドロキシ−3−オキサ−ペンチ ル)チオ)メチル)アクリル酸を環化した。粗α(((5−ヒドロキシ−3−オキサ− ペンチル)チオ)メチル)アクリル酸(1.4g,6.8ミリモル)を環化し、カラ ムクロマトグラフィーによって精製して所望のラクトン400mg(31%収率) を得た。1 H NMR(CDCl3):δ2.75(2H,t,J=5.8Hz,−SCH2 2O−),3.43(2H,s,−SC 2(=CH2)−),3.65(2H ,明白なq,J=約5.7Hz,−SCH2CH2OC 2CH2−),4.40(2 H,明白なt,J=約3Hz),5.48(1H,s,ビニル),6.05(1H ,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ34.3&34.4(両方とも−S2−),6 5.4&68.0&70.3(全て−O2−),125.7(=CH2),139 .5(= (CO)CH2−),166.6(CO)。 質量スペクトル(CI,CH4)m/z189(M+・1,100%),161(2 5),145(15)。質量スペクトル(HR,CI,CH4)189.0602 (C8123S+Hは189.0585を必要とする)。 融点55−7℃。実施例5 1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−チアシクロウンドデカン−2,8−ジオ ン(4)の製造。 (a)4’−ヒドロキシブチルα−クロロメチルアクリレートの合成。 α−クロロメチルアクリルクロリド(10g、71.9ミリモル)を、トリエ チルアミン7.99g(11.0ミリモル)および1,4−ブタンジオール25.9 g(288ミリモル)の混合物に、窒素下、60℃で、75分かけて滴下した。 この反応は発熱反応であり、滴下を40℃で開始すれば、発熱によって反応温度 が必要とされる60℃に上昇する。次にこの溶液を窒素下に2.5時間攪拌し、 この間に小さい結晶が溶液の周辺に形成された。この反応混合物を水250mlに 注ぎ、続いてエーテルで勢いよく抽出した。エーテル抽出物を乾燥し、蒸留して 、淡黄色油8.2gを得た。サンプルについてのNMR分光分析法によって、そ れが所望の生成物約78%、および二置換による生成物(4’−ヒドロキシブチ ルα−(4”−ヒドロキシブトキシ)メチルアクリレート)約22%から成るこ とを示した。この油をシリカでクロマトグラフィーにかけ、エーテルで溶離して 、澄明な油5.5g(43%)を得た。この化合物は発庖剤である疑いが非常に 強く、皮膚と接触させてはならない。1 H NMR(CDCl3):δ1.4−1.8(4H,mult,−CH2 2 2C H2OH),2.5(1H,s,OH),3.55(2H,t,J=7Hz,−C 2 OH),4.20(2H,t,J=7Hz,COOC 2−),4.25(2H ,s,−C 2Cl),5.85(1H,s,ビニル),6.30(1H,s,ビニ ル)。13 C NMR(CDCl3):δ25.0&28.0(両方とも−CH 2 22 CH2OH),42.5(−2Cl),62.0&65.0(両方とも−2O −),128.7(=2),136.9(=(COOR)CH2−),165. 0(=O)。 (b)4’−ヒドロキシブチル2−メチレン−4−チアヘプタン−1,7−二 酸Clモノエステルの合成 4−ヒドロキシブチルα−クロロメチルアクリレート(5g,28.3ミリモ ル)を乾燥ジクロロメタン30mlに溶解した。この溶液を冷却し、乾燥トリエチ ルアミン8.8ml(63.3ミリモル)を、沸騰が起こらない速度で滴下した。次 にジクロロメタン8ml中の3−メルカプトプロパン酸3.3g(31.1ミリモル )を溶液に滴下した。この溶液を室温にし、一夜撹拌した。この反応混合物を次 に、水25ml、2M硫酸75mlおよび硫酸アンモニウム30gの混合物に注いだ 。混合物をエーテルで抽出し、このエーテル抽出物を乾燥し、蒸留して澄明な油 7.4g(106%収率)を得た。この油をエーテルに取り、水で洗って、未反 応のメルカプトプロパン酸を除去した。エーテルを再び乾燥し、蒸留して、澄明 な油5.3g(76%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.6−1.8(4H,mult,−CH2 2 2C H2OH),2.4−2.8(4H,mult,−SC 2 2CO−),3.35(2 H,s, =C(CO−)C 2S−),3.6(2H,明白なt,J=約7Hz,−OC 2 −),4.2(2H,明白なt,J=約7Hz,−OC 2−),5.60(1H ,s,ビニル),5.9(約2H,br.s,−OH),6.07(1H,s,ビニ ル)。13 C NMR(CDCl3):δ25.0,26.2,28.8,32.9,34.2 ,62.0&64.9(両方とも−2O−),126.4(=2),136. 8(=(COOR)CH2−),166.3(=C(OOR),175.9( −CH 2OOH)。 (c)1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−チアシクロトリデカン−2,8− ジオン(4)への環化。 6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(1a)に関して実施例1 に記載したムカイヤマ法を用いて、4’−ヒドロキシブチル2−メチレン−4− チアヘプタン−1,7−二酸Clモノエステルを環化した。粗4’−ヒドロキシ ブチル2−メチレン−4−チアヘプタン−1,7−二酸C1モノエステル(2. 7g、10.3ミリモル)を環化し、カラムクロマトグラフィーで精製して所望 のラクトン1.4g(55%収率)を得た。この環化において、二量体形成の副 反応があった(2個のヒドロキシ酸が互いにラクトン化して26員環を形成した )。その量は、ほぼ0から約25%に変動し得る。この二量体は、モノラクトン から分離できないことが判明した。それは同様にモノラクトンに***するので、 この化合物の存在がポリマー化学に影響を及ぼすことはない。モノラクトンの酸 化が行われると、続いて形成される2個のスルホンが分離できることが判明した 。1 H NMR(CDCl3):δ1.7−1.9(4H,mult,−CH2 2 2C H2O−),1.5(2H,mult,−SC 2 2CO),1.7(2H,mult, −SC 2 2CO),3.40(2H,s,=C(CO−)C 2S−),4. 05−4.20(4H,mult,−OC 2−),5.55(1H,s,ビニル), 6.05(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ25.1,25.8,28.2,33.2&35.0 (両方とも−2S−),64.1&64.7(両方とも−O2−),124 .5(=2),127.2(=(COOR)CH2−),166.0(=C( OOR),172.2(−CH 2OO−)。 IRスペクトル(薄膜,CCl4)2943m,1728m,1630m,13 02s,1189s,1133s,961m.cm-1 質量スペクトル(EI)m/z244(M+・,100%),172(55),1 54(85),144(33),126(31),102(25)。質量スペク トル(HR,CI)m/z245.0816(C11164S+Hは245.08 5を必要とする)。 nD 20=1.520。 d25=1.236g/cc。実施例6 1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−スルホノシクロトリデカン−2,8−ジ オン(5)の製造。 1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−チアシクロトリデカン−2,8−ジオン (1.3g,5.3ミリモル)をメタノール20mlに溶解し、0℃に冷却し、オキ ソン(0xone)(登録商標)(デュポン(DuPont))9.8gの水30m1溶液をゆっく り 加えた。次に室温に温め、5時間攪拌した。反応混合物を水500m1に注ぎ、続 いてジクロロメタンで勢いよく抽出した。ジクロロメタン抽出物を乾燥し、蒸留 して、白色物質1.4gを得た。この物質をシリカでクロマトグラフィーにかけ 、80%ジクロロメタンおよび20%テトラヒドロフランの溶媒混合物で溶離し た。第一画分(tlcシリカ、rf=0.53)を集め、蒸留して、所望の生成物の白 色粉末450mgを得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.19(4H,br.s,−CH2 2 2CH2 O−),2.90(2H,明白なt.,J=約7Hz,−SO2CH2 2CO), 3.50(2H,明白なt.,J=約7Hz,−SO2 2CH2CO),4.12 (2H,s,=C(CO−)C 2SO2−),4.30(4H,mult,−OC 2 −),6.05(1H,s,ビニル),6.65(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ24.2,24.6,29.3,49.7&555. 7(両方とも−2S−),65.0&65.1(両方とも−O2−),12 7.8(=2),134.6(=(COOR)CH2−),164.5&170. 5(C=O)。 質量スペクトル(CI,CH4)m/z277(M+・+1,100%),213 (25),205(35),141(30),127(30),91(25)。 質量スペクトル(CI,HR)277.0739(C11166S+Hは277. 0746を必要とする)。 融点127−9℃。 第二画分(tlcシリカ,rf=0.36)を集め、蒸留して、白色結晶物50mgを 得、これは1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−スルホノシクロトリデカン− 2,8−ジオンの26員環二量体であることが確認された。1 H NMR(CDCl3):δ1.17(4H,br.s,−CH2 2 2CH2O −),2.80(2H,t.,J=7HZ,−SO2CH2 2CO),3.35( 2H,t.,J=7Hz,−SO2 2CH2CO),4.0(2H,s,=C( CO−)CH2SO2−),4.12(4H,t,J=5.8Hz−OC 2−),4 .22(4H,t,J=6.0Hz−OC 2−),6.10(1H,s,ビニル) ,6. 55(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ25.0,25.1,27.2,48.1&54.9 (両方とも−2SO2−),64.6&65.2(両方とも−O2−),1 27.4(=2),134.4(=(COOR)CH2−),165.2&17 0.2(C=O)。 質量スペクトルは得られず。 融点 142−5℃、分解を伴う。実施例7 5−メチル−6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(6)の製造 。 (a)t−ブチル Z−2−(ブロモメチル)ブタ−2−エノエートの合成。 t−ブチル3−ヒドロキシ−2−メチレンブタノエート(10g,58.1ミ リモル)を乾燥エーテル100mlに溶解し、窒素下に−10℃に冷却した。次 に、三臭化燐2.7ml(29.1ミリモル、7.8g)を20分かけて滴下した。 室温に温め、さらに2時間撹拌した。この溶液を次に約10℃に冷却し、水10 0m1を慎重に加えた。この混合物をエーテルで抽出し、抽出物をブラインで洗い 、乾燥し(MgSO4)、蒸留して、澄明な油11.0g(80%収率)を得た。 これは本質的に純粋なt−ブチルZ−2−(ブロモメチル)ブタ−2−エノエー トであり、さらに精製することなく使用した。1 H NMR(CDCl3):δ1.45(9H,s,t−ブチル),1.85(3 H,d,J=7.1Hz,=CHC 3),4.19(2H,s,−C 2Br), 6.93(1H,q,J=7.1Hz,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ14.4(=CH3),24.4(−2Br ),28.0(−3),81.0(−(CH3)3),131.6(第四(quatern .)ビニル),141.8(=HCH3),164.6(C=O)。 IRスペクトル(ニート(neat)、薄膜)2977m,1711s,1368m, 1291s,1255m,1217m,1154vs.847w,766wcm-1 。 nD 20=1.4747。 (b)Z−2−(ブロモメチル)ブタ−2−エン酸の合成 t−ブチルZ−2−(ブロモメチル)ブテノエート(8g,34.0ミリモル )を、10M硫酸20m1に、激しく攪拌しつつ室温で加えた。数分後(約10〜 15分)、この2層の溶液の色が淡褐色/橙色に変化した。約4時間後、薄層ク ロマトグラフィーによって、エステルが残留していないことが示された。このと き沈殿物がこの溶液中に形成されていた。混合物をジクロロメタンで抽出し、抽 出物を乾燥し、蒸留して、褐色固形物5.7g(約95%)を得た。この固形物 を次にシリカでクロマトグラフィーにかけ、エーテルで溶離した。適切な画分を 集め、蒸留して、白色粉末4g(67%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.95(3H,d,J=7.3Hz,−C 3), 4.15(2H,s,−C 2Br),7.15(1H,q,J=7.3Hz,ビニ ル),11.6(1H,s,OH)。13 C NMR(CDCl3):δ14.9(=CH3),23.4(−2Br ),129.8(第四(quatern.)ビニル),146.3(=HCH3),171. 3(C=O)。 質量スペクトル(CI,CH4)m/z 181(M+・+1,90%),179( M+・+1,100),163(20),161(25),127(20),10 1(40),100(40),99(74)。質量スペクトル(CI,HR)1 78.9690(C582Br+Hは178.9708を必要とする)。 融点106−7℃。 (c)2−メチレン−3−((2’−ヒドロキシエチル)チオ)ブタン酸の合成 。 Z−2−(ブロモメチル)ブテ−2−エン酸(3.5g、19.6ミリモル)を ジクロロメタン20ml中に溶解し、窒素雰囲気下に氷で冷却した。次に、トリエ チルアミン5.7ml(41.1ミリモル、4.15g)を、溶液の温度が約10℃ を維持するように慎重に加えた。数分後、メルカプトエタノール1.6g(20. 6ミリモル)のジクロロメタン5ml溶液を10〜15分かけてゆっくりと加えた 。室温で一夜攪拌した。反応混合物を次に、水30m1、10M硫酸4ml、および 硫酸アンモニウム10gの混合物に注いだ。これを次にエーテルで抽出した。抽 出物を乾燥し、蒸留して、黄色油3.2gを得た。1H NMRによって、それが 、極微量の(約5%)未転位物質を含む本質的に所望の生成物であることか示さ れた。この油をシリカでクロマトグラフィーにかけ、エーテルで溶離した。適切 な画分を集め、蒸留して、澄明な油1.6g(43%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.45(3H,d,J=7Hz,−C 3),2. 65(2H,明白なt.J=約5Hz,−C 2OH),3.7(2H,mult., −C 2S−),3.9(1H,q,J=7.0Hz),5.7(約2H,br.s,− OH),5.75(1H,s,ビニル),6.25(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3)(DEPT(+)CH,CH3;(−)CH2):δ2 0. 7(−CH3,+),33.9(−2S−,−),38.5(−HS−, +),61.0(−2O,−),126.0(=2,−),141.8(quat. ビニル),170.2(CO)。 (d)5−メチル−6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オンへの環 化。 6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン(1a)に関して記載した ムカイヤマ法を用いて、2−メチレン−3−((2’−ヒドロキシエチル)チオ)ブ タン酸を環化した。2−メチレン−3−((2’−ヒドロキシエチル)チオ)ブタン 酸(1.5g、8.5ミリモル)を環化し、カラムクロマトグラフィーで精製して 、所望のラクトン0.7g(52%収率)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.40(3H,d,J=7.1Hz,−C 3),2. 85(2H,明白なq,J=約5Hz,−SCH2−),3.50(1H,q,J =7,1Hz,(−CH),4.40(2H,明白なt,J=約5Hz,−OCH2 −),5.40(1H,s,ビニル),5.50(1H,s,ビニル)。13 C NMR(CDCl3):δ19.5(−3),29.4&37.2(両方と も−C(HまたはH2)S−),70.3(−OCH2−),120.0(=2) ,147.7(quat.ビニル),171.5(C=O)。 IRスペクトル(ニート(neat),薄フィルム)2953m,1728s,145 2m,1406m,1309s,1138s,1050m,1014m,935 m cm-1。 質量スペクトル(CI,CH4).m/z159(M+・+1,100%),99( 20),質量スペクトル(CI,HR)159.0488(C7102S+Hは 15 9.0480を必要とする)。 nD 20=1.5332。実施例8 式1の化合物の重合化学。 (a)メチルメタクリレートと1aのコポリマーの製造。 アゾビスイソブチロニトリル(0.05M,8.2mg)、ラクトン1a(0.5 M,72.0mg)、抑制剤を含まないメチルメタクリレート(2.5M)250.2 mg)および非ジュウテロ化ベンゼン(0.63M,48.5mg)のベンゼン−d6 の1ml溶液を製造した。サンプル約0.6mlをNMRチューブに入れ、真空下に 凍結融解ガス抜きし、密封した。このサンプルを70℃で5時間重合させ、重合 度を1H NMR分光分析法によって監視した。この間、両モノマーが等しい割合 で消費され、コポリマー主鎖のアクリレートセグメントの形成(スキーム1参照 )によって、δ6.3(1H,=CH)、5.2−3(1H,=CH)および4. 15(2H,−OCH2−)でのシグナルが大きくなった(1aの開環の証拠) 。重合の終りに、1H NMRによって、メチルメタクリレートの転化が95.2 %、ラクトン1aの転化が94.2%であることが示された。NMRチューブの 内容物の小部分を、6つのμ−スチラゲル(Styrage1)カラム(106、105、1 04、103、500、および100Å孔サイズ)に接続したウォーターズ・イン スツルメント(Waters Instrument)を使用してゲル透過クロマトグラフィー(G PC)によって検査した。テトラヒドロフランを1ml/分の流率で溶離剤として 使用し、このシステムを狭い分布のポリスチレン標準(ウォーターズ)を用いて 検量した。数平均分子量は6899、重量平均分子量は22388、多分散性は 3.24であった。 NMRチューブ内の残留内容物をメタノールに注ぎ、沈殿したコポリマーを集 め、凍結乾燥した。このコポリマーを1Hおよび13C NMR分光分析法によって 分析した。ポリマー中の、開環モノマー対メチルメタクリレートの比は、1:5 .6であった。1aの開環が完結し、1aによる反復単位が明白に、疑いの余地 なく、コポリマー中に確認された(下記のNMRスペクトル帰属を参照、C=13 C、 H=1H、ppm.(CDCl3))。 (b) 表1は、メチルメタクリレート共重合される式1のモノマーの実用性を示す。 ほとんどの場合、モノマー供給における化合物:MMAの比は、本質的に同一の 組成のコポリマーを生じることに注目のこと。このことは、化合物とMMAの反 応性比が両方ともほぼ、または事実上、1.0であることを示唆している。 注) a: 沈殿し凍結乾燥したポリマーのNMRスペクトル、CDCl3を溶媒とし て使用。 b: NMRから測定。 c: 前記のように、全ての場合において、ベンゼン中の化合物:MMAの初期 の比は1:5であった。 d: 沈殿および凍結乾燥前の重合溶液において測定。 (c) 表2は、他のモノマーと共重合または単独重合するための式1の化合物(化合 物1aを使用)の実用性を示す。モノ置換活性化エチレンモノマー(スチレンお よびMA)で起こる架橋に注目のこと。 注) a: 沈殿し凍結乾燥したポリマーのNMRスペクトル、CDC13を溶媒とし て使用。 b: NMRから測定。 c: 前記のように、全ての場合において、ベンゼン中の化合物:コモノマーの 初期の比は1:5であった。 d: 沈殿および凍結乾燥前の重合溶液において測定。 e: サンプルは90%の転化率でゲル化された。記録されたビニルおよびアル コキシプロトンはベンゼン溶液からのものである。 f: 連続加熱で行われた塊状または溶液重合では、架橋不溶性ポリマーが形成 された。 (d) 表3は、式1の化合物のα−置換基の利点を示す(化合物6で示す)。この置 換基によって、架橋を生じることなく、モノマーがモノ置換活性化エチレンモノ マー(スチレンおよびMA)と共重合および単独重合することができる。これは 、開環過程で形成される新たな二重結合の不活性化(立体的および/または電子 的)による。 注) a: 沈殿し凍結乾燥したポリマーのNMRスペクトル、CDC13を溶媒として 使用。 b: NMRから測定。 c: 前記のように、全ての場合において、ベンゼン中の化合物:コモノマーの 初期の比は1:5であった。 d: 沈殿および凍結乾燥前の重合溶液において測定。 本明細書および請求の範囲において、文脈がそうでないことを必要としない限 り、「含む」または「含んで成る」という語は、指定された1つの整数または整 数群を含むことを意味するが、他の整数または整数群を含まないことを意味する ものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C08G 69/42 NSN 9286−4J 75/26 NTV 9167−4J (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 エバンズ、リチャード・アレグザンダー オーストラリア連邦3168ビクトリア、クレ イトン、バートン・アベニュー 15番、ユ ニット1 (72)発明者 モード、グレーム オーストラリア連邦3791ビクトリア、カリ スタ、モンバルク・ロード、“ベラメイ" (番地の表示なし) (72)発明者 サン、サン・ホア オーストラリア連邦3169ビクトリア、クレ イトン・サウス、クラリンダ・ロード 180番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式1: [式中、 R1およびR2は各々、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、フェニ ル、および置換フェニルから成る群から選択される; Xは、硫黄、スルホン、二硫化物から成る群から選択される; Yは、酸素、炭素、N−H、N−アルキル、N−アリール、または硫黄から選択 される; Zは、いずれかの結合官能基である。] で示される化合物。 2.XがS、YがOであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。 3.Zが、−(CWT)n−O−(CO)−O−(CWT)m−、−(CWT)n −、−(CWT)n−O−(CO)−(CWT)m−、−(CWT)n−O−(C WT)m、−(CWT)n−CO−(CWT)m−、−(CWT)n−(C=O)− 、−(CWT)n−S−(CWT)m−、−(CWT)n−S−S−(CWT)m− 、−(O−CWTCWT)n−、フェニレン、または置換フェニレンである(式 中、W、Tは各々、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、フェニル 、置換フェニルまたはハロゲンから選択され、m、nは整数である)ことを特徴 とする請求の範囲第1項または第2項記載の化合物。 4.式1の環系が原子6〜50個を含むことを特徴とする請求の範囲第1〜3 項のいずれかに記載の化合物。 5.下記のいずれか1つの化合物: 6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン; 3−メチレン−1−オキサ−5−チアシクロウンデカン−2−オン; 2−メチル-6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン; 9−メチレン−1,4−ジオキサ−7−チアシクロデカン−10−オン; 1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−チアシクロウンドデカン−2,8−ジオン ; 1,9−ジオキサ−3−メチレン−5−スルホノシクロトリデカン−2,8−ジオ ン;または 5−メチル-6−メチレン−1,4−オキサチエパン−7−オン。 6.請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の化合物のラジカル重合から成る ことを特徴とする重合法。 7.ラジカル重合が少なくとも1個のコモノマーの存在下に行われることを特 徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 8.コモノマーがアクリレート、メタクリレート、アクリロニトリル、メタク リロニトリルおよびスチレンから成る群から選択されることを特徴とする請求の 範囲第6項または第7項に記載の方法。 9.式2: の反復単位を有して成ることを特徴とするポリマーまたはコポリマー。 10.請求の範囲第6〜8項のいずれかに記載の重合法によって製造されるポ リマー。
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