JPH0310855Y2 - - Google Patents

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JPH0310855Y2
JPH0310855Y2 JP16269684U JP16269684U JPH0310855Y2 JP H0310855 Y2 JPH0310855 Y2 JP H0310855Y2 JP 16269684 U JP16269684 U JP 16269684U JP 16269684 U JP16269684 U JP 16269684U JP H0310855 Y2 JPH0310855 Y2 JP H0310855Y2
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bail arm
arm
link mechanism
rotor
gear
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【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案はアウタースプール型魚釣用スピニング
リールのベールアーム反転装置に関する。
[従来の技術] 従来上述ベールアーム反転装置において、ベー
ルアームを押圧して糸巻取位置でのロツクを外す
と、バネ力で糸巻取位置から糸放出位置にベール
アームが反転して、その位置に保持され、又糸を
巻き取る際はローターの正回転(糸巻き取り方向
の回転)によつて糸放出位置からベールアームが
自動的に糸巻取位置に反転するようにして、ベー
ルアームを手で糸巻取位置から糸放出位置まで反
転操作することなく投擲できるよう構成したもの
は例えば米国特許第2966314号等によつて知られ
ている。
しかし、上述装置では、ベールアームレバーと
共に例えば、作動アーム、フイツテイング、連結
棒等をローターの外部に備えた構成である為、釣
糸が絡み易かつたり、外観上も簡潔な意匠感が得
難い等の問題点がある。
[考案が解決しようとする問題点] そこで本考案は上述従来の問題点に鑑みて検討
の結果、ベールアームを押圧するだけで糸放出位
置に反転することができ、かつローター回転によ
つて自動的にベールアームを糸巻取位置に反転復
帰するようにしてなる装置を更に改良したもので
あつて、主要機構をローターに内装し、ベールア
ームレバーへの連動をローター内部で行なうよう
にして糸絡みを極力避けると共に、上述機能を有
しながら、当該機能を持たない従来のリールと同
様、簡潔な外観を得られるようにしたのが、その
目的である。
ロ 考案の構成 [問題点を解決するための手段] 上述目的を達成するために、本考案はローター
のアーム内にベールアームレバーの回転をリンク
機構に伝達するための歯車伝達機構を設けると共
に、死点を構成することの出来る複数個のリンク
によつて構成されるリンク機構と前記リンク機構
の前記死点を解除する方向へ弾撥力を附与するバ
ネを係合した従動ギヤをリンク機構へ連動すると
共に、ベールアームをハンドルの回転と連動して
回転するローターと共に糸放出位置から糸巻取位
置へ反転復帰させるためのリール本体に固設した
ベールアーム反転復帰用カムと、該反転復帰用カ
ムに当接し、該リンク機構に死点を構成するため
のピンを前記従動ギヤに一体的ローターの凹所に
前記リンク機構と共に収納して設けたものであ
る。
[作用] 複雑で糸のからみ易い歯車伝達機をローターの
アームの凹所に収納し、リンク機構と死点解除手
段と、ベールアームの反転複帰手段をローターの
凹所3aに収納することにより、ベールアームを
指で押圧する丈で糸放出状態に反転させ、ハンド
ルの回転でベールアームを糸巻取状態に反転復帰
させられるばかりでなく、これらの収納して設け
られた部品には糸が絡みつかなくて、しかも外観
は簡潔で従来様のアウトスカートタイプのスピニ
ングリールの形態を守ることの出来という作用が
ある。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれ
ば、第1図ないし第5図に示したように、リール
本体1に管軸2にて回転自在に軸装されているロ
ーター3には、アーム4,5が前方へ夫々突出し
た状態で対称に設けてあり、該両アーム4,5の
端部には、ベールアーム6が、その両端を固定し
たベールアームレバー7とベールアームカム8を
段ビス9等にて枢着して第1図に示す糸巻取位置
aと第4図に示す糸放出位置bに相互に反転自在
なるよう枢設されている。
こゝで、上記ベールアームカム8には図示しな
いトーシヨンバネが介在させてあつて、同バネに
より所定の位置まで回動力を与えることで、上記
ベールアーム6は糸巻取位置aより弾撥回動され
て、糸放出位置bに保持されるようになつてい
る。
上記ローター3の軸受部囲りにあつて、リール
本体1と対向した凹所3a内にはリンク機構10
が、上記ベールアームレバー7と歯車伝達機構1
1を介して連動されるよう設けてあると共に、該
リンク機構10と回転連動可能にピン13を付設
した従動ギヤー12が回転可能に軸支されてあ
り、該従動ギヤー12にはバネ14を介在して第
5図に矢印cで示した方向へバネ力を作用させて
あり、又この従動ギヤー12は、ベールアームレ
バー7を糸放出位置bとした時、そのピン13が
ローター軸受部囲りのリール本体1側に固設した
ベールアーム反転用カム15と干渉する配置とし
てローター3に段ビス16等にて軸支されること
によつて構成されている。
こゝで、上記歯車伝達機構11は第3図に明示
した如く上記ベールアームレバー7の軸囲りに刻
設したベールアームレバーギヤ11aと、同ベー
ルアームレバーギヤー11aと噛合するアイドル
ギヤー11bと、同アイドルギヤー11bと噛合
する駆動ギヤー11cと、該駆動ギヤー11cと
同軸上の連結ギヤー11dと、同連結ギヤー11
dと噛合するリンクギヤー11eとで形成されて
いる。
即ち、上記ベールアームレバーギヤー11a
と、アイドルギヤー11bと、駆動ギヤー11c
は上記段ビス9と、アーム4のボス17と、アー
ム4の基端に貫設した連結軸18にて夫々回転自
在に、かつ上記アーム4にビス19にて固定され
る蓋板4aにて覆われることにより、上記アーム
4に内装されて外部へ露出しないようにしてあ
り、一方、上記連結ギヤー11dはローター3の
凹所3a内に突出した上記連結軸18の内端に固
定し、又上記リンクギヤー11eはローター3の
環状壁3bに段ビス20にて軸支されて上記凹所
3aに内装させてある。
又、上記リンク機構10は、第2図、第5図に
明示した如く、上記ローター2に段ビス20にて
枢着した上記リンクギヤー11eを付設した第1
のリンク10aと、該第1のリンク10aと一端
がピン21にて枢着した第2のリンク10bと、
該第2のリンク10bの他端とピン22にて枢着
した第3のリンク10cとで死点を形成してお
り、該第3のリンク10cはギヤー10dを一体
的に設けてあつて、上記ローター3に段ビス23
にて回転可能に枢着させてある。そして、上記リ
ンク機構10と上記従動ギヤー12は、該従動ギ
ヤー12が上記第3のリンク10cのギヤー10
dと噛合されることによつて連動させてあるの
で、上記従動ギヤー12に介在させたバネ14の
バネ力は上述リンク機構10に弾撥付勢されてい
る。
尚、第1図、第3図、第4図において、24は
釣糸を巻装するスプールで、上述管軸2に挿通さ
れた摺動軸25に固定されており、ハンドル26
の回転操作によつて前後方向へ往復摺動し、この
時ローター3は回転して、上記ベールアーム6に
掛装されている図示しない釣糸を平均に巻き取り
可能となつていることは従来のスピニングリール
と同様であるから詳細な説明は省略する。而して
上記構成においてベールアーム6が第1図の糸巻
取位置aに保持されるのは、リンク機構が第2図
に示される状態にあるためで、これを詳述すれ
ば、前記ベールアームカム8に図示しないトーシ
ヨンバネの弾撥力を第1図の糸巻取位置aから第
2図に図示の糸放出位置bへ移動するための原動
力として付勢させてありこの弾撥力はベールアー
ムカム8に一体的に取付けたベールアーム6を通
して、ベールアームレバー7に伝達され、さらに
歯車伝達機構11を介して第1のリンク10aに
矢印g方向の力として伝えられ、さらに第2のリ
ンク10bに矢印f方向へ押圧力として伝わり、
これは第3リンク10cを矢印eの逆向き方向に
回転する力として伝えられ、さらにギヤ10dと
噛合つた従動ギヤ12へ矢印dの逆方向の回転力
として伝えられる。この時トーシヨンバネの弾撥
力とバネ14の弾撥力の強さの比率は略10乃至
20対1と非常にトーシヨンバネの弾撥力の方が
大きいので従動ギヤ12のピン13は図示しない
ローター3のピン13のストツパーにピン13が
当接して停止するので第2図に示す状態に保た
れ、ひいては第1図の糸巻取位置aの状態を保つ
こととなる。そしてこの第2図の状態はリンク機
構の死点になつた状況を構成する状態となるので
当該ベールアーム6は反転されることなくその位
置aに保持されることによつて糸巻き取りが実行
される。
ベールアーム6が糸巻取位置aにある第1図の
状態で、該ベールアーム6を指で図において右方
向へ僅かに押圧すると、ベールアームレバー7と
ベールアームカム8は図において反時計回り方向
へ回動されるので、この回動力はベールアームレ
バー7と噛み合うアイドルギヤー11b,駆動ギ
ヤー11C,連結軸18,そして連結ギヤ11d
を介してリンクギヤ11eと一体回転する第1の
リンク10aをわずか矢印gの逆方向に回動する
ので第2のリンク10bは矢印fの逆方向に引張
られる。この引張り力は第3のリンク10cを矢
印eの方向に回動せしめピン21と第2のリンク
10bと第3のリンク10c及び段ビス23とが
一直線に並ぶ状態になるまで行なわれると、リン
ク機構で構成されていた死点の状況が解かれる条
件が揃い、死点の解除が行われる直前となる。し
かもベールアーム6の反時計廻り方向へ指による
押圧回動力によつてトーシヨンバネの弾撥力が消
されるためバネ14の弾撥力が従動ギヤ12へ矢
印d方向へ作用して、前記従動ギヤ12と噛み合
うギヤ10dと同一回転する第3リンク10cを
矢印e方向へさらに回動して、死点の状況は完全
に打開され、ベールアーム6への反時計方向へ押
圧する指の力を抜くと同時にトーシヨンバネの弾
撥力が歯車伝達機構やリンク機構を含む伝達系統
に働き、第5図図示の状態にまで移動することに
よりベールアーム6は第4図図示の糸放出位置b
まで一瞬にして移動する。つまりベールアーム6
を指で糸放出位置bまで反転操作することなく、
当該ベールアーム6を糸放出位置と反対方向に押
圧し、糸巻取位置aでの保持を解くのみでベール
アーム6を糸放出位置bへ反転可能とするのであ
る。
上述のようにしてベールアーム6が糸放出位置
bとなると、上記歯車伝達機構11、リンク機構
10を介して従動ギヤー12は図示の矢印d方向
へ回転されているので、そのピン13は第2図の
位置から第5図の位置となつて、ベールアーム反
転用カム15と干渉する位置になる。
次に釣糸巻き取り状態にするいは、ハンドル2
6の操作によつてローター3を正回転(糸巻方
向)、つまり第5図において時計回り方向へ回転
すると、上記ピン13が上記カム15の突部15
aに当接して反矢印c方向へ押圧されるので、従
動ギヤー12は反矢印d方向へ回転され、回転力
によりリンク機構10は死点を越えて第2図図示
の状態まで作動され、この作動が歯車伝達機構1
1を介してベールアームレバー7に伝達されるの
で、ベールアーム6は、上述トーシヨンバネの弾
撥力に抗して第4図において反時計回り方向へ回
動され、第1図及び第2図の糸巻取位置aに反転
復帰する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る魚釣用スピニ
ングリールのベールアーム反転装置は構成したも
のであるから、ベールアーム6を糸巻取位置aか
ら糸放出位置と反対方向に押圧するだけでベール
アーム6を糸巻取位置aから糸放出位置bに反転
せしめ、ハンドル26の回転によつてベールアー
ム6を糸放出位置bから糸巻取位置aに自動的に
反転復帰せしめるようにしてなるベールアーム反
転装置において、当該装置の主要部機構、つま
り、歯車伝達機構11、リンク機構10、従動ギ
ヤー12、及びベールアーム反転用カム15を全
てアーム4とローター3に内装して外部へ突出し
ない構成としたので、この種の装置を備えたスピ
ニングリールにあつて、釣糸が掛止したり、絡み
付く要素がほとんどないので糸絡みを極力避ける
ことができてこの種リールの使用性の向上を図り
得ると共に、構成部材が外部へ突出しないので、
外観上も簡潔な意匠感が得られるのみならず、使
用時や、持ち運び時等に構成部材が他物との激突
によつて生じる破損による故障も未然に防止でき
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る魚釣用スピニングリール
のベールアーム反転装置の実施例を示した糸巻取
り状態の側面図、第2図は第1図における−
線矢視横断面図、第3図は同実施例を一部切欠し
て示した側面図、第4図は同実施例の糸放出状態
を示した側面図、第5図は第4図における−
線矢視横断面図である。 1…リール本体、3…ローター、4,5…アー
ム、6…ベールアーム、7…ベールアームレバ
ー、10…リンク機構、11…歯車伝達機構、1
2…従動ギヤー、13…ピン、14…バネ、15
…ベールアーム反転用カム、a…糸巻取位置、b
…糸放出位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローター3に対設した両アーム4,5の一方の
    アーム4側にベールアーム6の一側端を固着した
    ベールアームレバー7を段ビス9で回動自在に軸
    着し、ベールアームの他端を他方のアーム5に段
    ビスで回動自在にベールアームカム8に固着し、
    該ベールアームカムにはトーシヨンバネの弾撥力
    を糸巻取位置aから糸放出位置bに反転する方向
    へ付勢してなる魚釣用スピニングリールのベール
    アーム反転装置において、前記ローターのアーム
    内にベールアームレバーの回転をリンク機構10
    に伝達するための歯車伝達機構11を設けると共
    に、死点を構成することの出来る複数個のリンク
    によつて構成されるリンク機構と前記リンク機構
    の前記死点を解除する方向へ弾撥力を附与するバ
    ネ14を係合した従動ギヤ12をリンク機構へ連
    動すると共に、ベールアーム6をハンドル26の
    回転と連動して回転するローターと共に糸放出位
    置から糸巻取位置へ反転復帰させるためのリール
    本体1に固設したベールアーム反転復帰用カム1
    5と、該反転復帰用カム15に当接し、該リンク
    機構に死点を構成するためのピン13を前記従動
    ギヤ13に一体的にローターの凹所3a内にリン
    ク機構と共に設けたことを特徴とする魚釣用スピ
    ニングリールのベールアーム反転装置。
JP16269684U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0310855Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16269684U JPH0310855Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26
GB08526117A GB2167631B (en) 1984-10-26 1985-10-23 Spinning reel having improved bail arm mechanism
US06/791,810 US4705228A (en) 1984-10-26 1985-10-28 Spinning reel having improved bail arm mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16269684U JPH0310855Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6189276U JPS6189276U (ja) 1986-06-10
JPH0310855Y2 true JPH0310855Y2 (ja) 1991-03-18

Family

ID=30720568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16269684U Expired JPH0310855Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP (1) JPH0310855Y2 (ja)

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JPS6189276U (ja) 1986-06-10

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