JPH03107333A - 電源回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、直流電源を複数の負荷に分配供給する電源
回路に関するものである。

（従来の技術〕 第３図は突入電流防止回路を備えた従来の電源回路の回
路図で、図において、（１）は直流電源、（２）はスイ
ッチ、（６）は負荷回路、（７）はリレー、（８）はリ
レー接点、（９）はリレー接点（８）に並列接続された
抵抗を示し、各負荷回路（６）は、それぞれスイッチ（
２）及びリレー接点（８）が並列接続された抵抗（９）
を介して直流電源（１）からの電源供給を受けるべく直
流電源（１）に対して並列接続されている。

次に、動作につしＡて説明する。各負荷回路（６）は、
直流電源に対して複数並列接続されて電力の供給を受け
るようになされていると共に、直流電源（１）との接続
はスイッチ（２）により制御されるようになされ、また
、スイッチ（２）と負荷回路（６）の間には、リレー（
７）によって開閉制御されるリレー接点（８）及びこれ
に並列接続された抵抗（９）が設けられている。

ここで、１つのスイッチ（２）のみが開いており、他の
全てのスイッチ（２）が閉じている状態から、開いてい
るスイッチ（２）を閉じた場合、スイッチ（２）が閉じ
た直後はリレー接点（８）が開いているため、直流電源
（１）から負荷回路（６）へは抵抗（９）を通して電流
が供給される。そして、抵抗（９）を通して負荷回路（
６）の充電がある程度進んだ状態の時にリレー（７）が
動作してリレー接点（８）を閉じ、直流電源（１）と負
荷回路（６）が直接接続される。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電源回路は以上のように構成されているので、ス
イッチ（２）を閉じてからリレー接点（８）が閉じるま
での時間が短かい場合、負荷回路（６）を充電しきれず
にリレー接点（８）が閉じた時に突入電流が発生して電
源変動を起こし、並列に接続した負荷回路が誤動作する
ことがあり、また、全てのスイッチ（２）を同時に閉じ
てリレー接点（８）も同時に閉じた時に突入電流が発生
する等の問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、突入電流が発生することなく安定した電源
を供給することができる電源回路を得ることを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る電源回路は、直流電源を並列接続された
複数の負荷に分配供給する電源回路において、直流電源
と各負荷回路の間に、電源投入用スイッチと、電源投入
時の突入電流を制御する電圧制御電流源を設けると共に
、上記電圧制御電流源を制御する電圧制御手段を備えた
ものである。

〔作用〕

この発明においては、電圧制御手段により電圧制御電流
源を制御して、電源投入時に電源から電圧制御電流源を
介して負荷回路に流れ込む電流を徐々に増加するように
する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（１）は直流電源、（２）は電源投入用ス
イッチ、（３）はコンデンサ、（４）は抵抗、（５）は
電界効果トランジスタ、（６）は負荷回路を示し、上記
スイッチ（２）　　コンデンサ（３）抵抗（４）、電界
効果トランジスタ（５）及び負荷回路（６）を有する構
成が複数並列に直流電源（１）に接続されており、上記
電界効果トランジスタ（５）は電圧制御電流源を構成し
、コンデンサ（３）と抵抗（４）は電圧制御手段を構成
している。

また、第２図は上記電界効果トランジスタ（５）のゲー
トソース間電圧対ドレイン電流の特性を示し、この第２
図から理解できるように、電界効果トランジスタ（５）
はゲートソース間電圧を制御電圧とする電圧制御電流源
として働くようになされ、コンデンサ（３）は電界効果
トランジスタ（５）のゲートソース間に接続されて、コ
ンデンサ（３）の両端の電圧が電圧制御電流源の制御電
圧となる。

次に動作について説明する。スイッチ（２）を開いた状
態から閉じると、コンデンサ（３）の両端の電圧は、抵
抗（４）　との充電回路の構成によりＯから直流電源（
１）の電圧まで変化する。また、コンデンサ（３）の両
端電圧に制御されて、電圧制御電流源から負荷回路（６
）に流れ込む電流は０から負荷回路（６）の定常消費電
流値まで変化する。従って、ここで、電圧制御電流源か
ら負荷回路（６）に流れ込む電流の変化率は、コンデン
サ（３）と抵抗（４）の時定数により任意に設定できる
ため、スイッチ（２）を閉じて電源投入をした時の突入
電流の発生をなくすことができる。

なお、上記実施例では直流電源（１）として直流正電源
を用いた場合を示したが、直流負電源を用いてもよく、
直流負電源を用いる場合は電界効果トランジスタをＰチ
ャネル型からＮチャネル型に変更することで、上記実施
例と同様の効果を奏する。

（発明の効果） 以上のように、この発明によれば、電源と負荷回路との
間に電圧制御電流源と電圧制御手段を設けて、電流から
負荷回路に流れ込む電流を制御できるように構成したの
で、電源投入時の突入電流の発生を防止する効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による回路図、第２図は電
界効果トランジスタのゲートソース間電圧対ドレイン電
流特性を示す特性図、第３図は従来例の回路図である。 （１）は直流電源、（２）はスイッチ、（３）はコンデ
ンサ、（４）は抵抗、（５）は電界効果トランジスタ、
（６）は回路、（７）はリレー　（８）はリレー接占 （９） は抵抗。 なお、 図中、 同一符号は同一または相当部分を 示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直流電源を並列接続された複数の負荷に分配供給する電
   源回路において、直流電源と各負荷回路の間に、電源投
   入用スイッチと、電源投入時の突入電流を制御する電圧
   制御電流源を設けると共に、上記電圧制御電流源を制御
   する電圧制御手段を備えたことを特徴とする電源回路。