JPH0310489Y2 - - Google Patents

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JPH0310489Y2
JPH0310489Y2 JP1985000010U JP1085U JPH0310489Y2 JP H0310489 Y2 JPH0310489 Y2 JP H0310489Y2 JP 1985000010 U JP1985000010 U JP 1985000010U JP 1085 U JP1085 U JP 1085U JP H0310489 Y2 JPH0310489 Y2 JP H0310489Y2
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pieces
distance
partition
vertical
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JP1985000010U
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、実体鏡又は立体鏡ともよばれ、実
体写真を用いて立体感を与えるステレオスコープ
に係り、特に折畳んで携行できる携帯用ステレオ
スコープに関する。
(従来技術) ステレオスコープは、前記したように、わずか
に異なる角度から写した2枚の写真を左右に並べ
て同時に左右の目で1枚づつ眺めると、双眼視と
同様の効果によつて立体感覚を得るものであり、
その原理を第4図に基づき簡単に説明すれば、密
閉状の箱体1の中央部に仕切板2を配設して左室
3と右室4を形成し、これらの室3,4の各前面
には、両眼の間隔(約65mm)を隔ててレンズ5L
と5Rを配設すると共に、左室3と右室4の内部
後方適所に左写真6Lと右写真6Rを並べ、左写
真6Lはレンズ5Lを介して左眼だけでみるもの
とし、右写真6Rは、レンズ5Rを介して右眼だ
けでみることとする。そして左写真6Lと右写真
R6Rの相対応する2点をAL,AR,BL,BR
とすれば、同図に示すようにA,Bに物体がある
ようにみえ、立体感が生ずることとなる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このようにしてステレオスコープで
得られる立体感をより鮮明かつ顕著に得るために
は、レンズ5L5Rと左・右写真6L・6Rの距
離を充分確保しなければならず、従来の箱型ステ
レオスコープでは、全体が必然的に大型化し、旅
行などに携行して実体写真をいつでも自由に楽し
むことが困難であるという構造上の欠点を有して
いた。
この問題を解決して折畳み自在としたものに実
開昭53.14055号がある。しかし、全体を折線を介
して五片部で構成しているため、折畳み・組立て
に際して四回の開閉操作が必要であり作業が面倒
であつた。更に、組立て状態を保持するための仕
切片が折線で中折れされる構成となつているた
め、組立時に各部片を輪ゴムで固定した際の張力
で仕切片が折線から折れ曲つてしまい、組立てた
各部片が倒れてしまうことがあつた。
この考案は、かかる従来のステレオスコープが
有する欠点を解消するために為されたものであつ
て、その目的とするところは、ステレオスコープ
の折畳み作業及び組立作業がより簡便であり、あ
らゆる場合で容易に実体写真を楽しむことができ
る軽量で廉価なステレオスコープを提供しようと
するものである。また、他の目的はステレオスコ
ープを組立てた状態において仕切片が折れ曲つて
しまうことを防止することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの考案ではステレオ
スコープを、側方からみて横倒L字状のシート部
材の所要箇所に、複数の折線を形成して止片部と
実体写真収容片部と距離保持片部及び垂直片部と
を横に並べた状態で形成し、止片部表面と距離保
持片部の裏面であつて折畳み時に重ね合わされる
両面部には、同折畳み時に相互に係合する止着具
が配設され、また実体写真収容片部は枠状に構成
して複数枚の実体写真を収容可能となすととも
に、垂直片部には一対のレンズを両眼の間隔を隔
てて配設する一方、該垂直片部と距離保持片部と
を中折れ可能な仕切片を介して直角に連結して構
成し、携帯時には折線に沿つて各片部を順次重ね
合わせて折畳み止着具を介してこれらをコンパク
トな状態に保持し、使用時には、垂直片部と実体
写真収容片部とが距離保持片部を隔てて対面する
状態に組立てることができるように構成したもの
である。
(実施例) 以下、添付図面に示す一実施例にもとづき、こ
の考案を詳細に説明する。
この実施例に係る携帯用ステレオスコープS
は、厚紙や合成樹脂等の材質で構成された平面形
状が略スキー板状のシート部材で形成され、その
後端部が使用時に折線X1に沿つて垂直に起立す
るよう中折れ式の仕切片14を介して支持されて
垂直片部10が形成されており、同状態では全体
形状が横倒略L字状に形成されている。
垂直片部10には、隣設した距離保持片部11
が折線X1とX2に沿つて折曲可能に連設されてい
る。また距離保持片部11に隣設した実体写真収
容片部12が折線X3とX4に沿つて折曲可能に連
設されており、さらにこの実体写真収容片部12
に隣設して略半円状の止片部13が折線X5に沿
つて折曲可能に連設されている。これら垂直片部
10と距離保持片部11及び実体写真収容片部1
2は、折畳んだ状態で相互に干渉しないようその
表面積が垂直片部10、距離保持片部11、実体
写真収容片部12の順に大きくなるように形成さ
れている10<11<12。
垂直片部10と距離保持片部11とは、前記し
たように中折れ式仕切片14を介して使用時に直
角となるよう連結されており、仕切片14は折線
X6に沿つて分割片部14a,14bが折畳み時
に重合するよう折曲可能に形成されている。そし
てまたこの仕切片14の一方の分割片部14bに
は扇形の支持片15が軸16に軸支されており、
該支持片15は、第3図点線で示すように、ステ
レオスコープSの使用時(垂直片部10と距離保
持片部11とが互いに垂直となつている)に仕切
片14が折像X6に沿つて折れ曲がるのを防止す
る。
実体写真収容片部12は、第1図に示すように
字状に収容枠12aが固着されており、実体写
真カード20が複数枚収容できるよう構成されて
いる。実体写真カード20は、その表面21に左
写真22Lと右写真22Rがセンターライン23
に沿つて貼着或いは印刷処理されて構成されてい
る。
止片部3の所要箇所には、ベルクロフアスナー
やホツク等の止着具の一方17が固着されてお
り、この止着具の他方18は距離保持片部11の
裏面対応部位(第1図点線で示す)に配設されて
いる。
前記垂直片部10には、さらに左右一対のレン
ズ19Lと19Rが両眼の間隔(約65mm位)へだ
てて配設されている。
次にこのように構成された携帯用ステレオスコ
ープSの作用について説明する。
携帯用ステレオスコープSを折畳む場合には、
第2図に示すように、先ず仕切片14を折線X6
に沿つて折り曲げ、垂直片部10を折線X1とX2
に沿つて折り曲げ距離保持片部11と重ね合わ
せ、さらにこの重ね合わせた垂直片部10と距離
保持片部11とを折線X3とX4に沿つて折り曲げ
実体写真収容片部12に重ね合わせ、この状態か
ら止片部13を距離保持片部11の上に折線X5
に沿つて重ね合わせて止着具17と18とを係合
することで、合計三回の折畳み(閉じ)作業によ
りコンパクト化することができる。
次にこの携帯用ステレオスコープSを組み立て
て使用する場合には、仕切片14を、支持片15
を介して起立支持することで、第3図に示すよう
に垂直片部10と距離保持片部11とは直角にセ
ツトされる。この状態から実体写真収容片部12
を折線X3,X4に沿つて折曲起立させ、垂直片部
10と対向するようにセツトする。このように各
片部を合計三回開くことで組立作業を行い得る。
この状態で実体写真収容片部12にセツトされた
任意の実体写真をレンズ19L,19Rを通して
眺めると、立体感のある像を楽しむことができ
る。
(考案の効果) この考案は、以上説明したように、従来の折畳
み式のステレオスコープに比べてより少ない開閉
操作で容易に折畳み或いは組み立てて使用するこ
とができるように構成したので、どこかにでも携
行して容易に実体写真を楽しむことができ、また
組立て状態にある各部片同士の位置を安定確保で
きる他、金属物をほとんど使用しないので軽量で
廉価に作製することができる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る携帯用ステ
レオスコープの構成を示す全体斜視図、第2図は
同スコープの折畳み状態を示す説明図、第3図は
同スコープの使用状態を示す説明図、第4図は従
来のステレオスコープの構成及びステレオスコー
プの原理を表わした断面説明図である。 S……ステレオスコープ、10……垂直片部、
11……距離保持片部、12……実体写真収容片
部、13……止片部、14……仕切片、17,1
8……止着具、19L,19R……レンズ、20
……実体写真カード、22L,22R………実体
写真、X1,X2,X3,X4,X5,X6……折線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横倒略L字状のシート部材の所要箇所に複数の
    折線を形成して止片部、実体写真収容片部、距離
    保持片部及び垂直片部を形成し、止片部表面と距
    離保持片部の裏面には、これら各片部を折畳み重
    ね合わせた状態で相互に係合して同状態を保持す
    る止着具が配設され、実体写真収容片部は複数枚
    の実体写真を収容するよう枠状に構成され、垂直
    片部には一対のレンズが両眼の間隔で配設されて
    いるとともに、該垂直片部と距離保持片部とは折
    線を有する中折れ式の仕切片を介して直角に連結
    されてなり、かつ仕切片に、垂直片部と距離保持
    片部とが互いに直角に位置している際に仕切片が
    折線から中折れすることを防ぐ支持片を設けてな
    る折畳み自在な携帯用ステレオスコープ。
JP1985000010U 1985-01-04 1985-01-04 Expired JPH0310489Y2 (ja)

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JP1985000010U JPH0310489Y2 (ja) 1985-01-04 1985-01-04

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JP1985000010U JPH0310489Y2 (ja) 1985-01-04 1985-01-04

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JPS61116320U JPS61116320U (ja) 1986-07-23
JPH0310489Y2 true JPH0310489Y2 (ja) 1991-03-15

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