JPH03100537A

JPH03100537A - 映写用の照明装置

Info

Publication number: JPH03100537A
Application number: JP2230450A
Authority: JP
Inventors: Bruno Rhomberg; ブルーノ・ロームベルグ; Beat Frick; ビート・フリック
Original assignee: Gretag AG
Current assignee: Gretag AG
Priority date: 1989-09-04
Filing date: 1990-08-31
Publication date: 1991-04-25
Also published as: EP0417039B1; DE59003860D1; US5015088A; EP0417039A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は映写用の、特にアイドファ法（　ｅｉｄｏ−ｐ
ｈｏｒ　ｐｒｏｃｅｓｓ）によるフィルム映写機または
テレビ映写機用の照明装置で、全方向放射形光源を取り
囲んでその放射中心と交差する平面上に複数の集光レン
ズ部を、その先軸が光源と整合するようにして配置し、
また偏向鏡を前記平面上の光路に垂直な軸線回りに傾動
するようにして集光レンズ部と組み合わせて設けている
装置に関するものである。

（従来の技術）そのような装置では、光源の幾つかの像が光源を通る前
記平面から離れた位置にある二次光源表面上に形成され
るようになっており、装置にはさらに複数の隣接した結
像光学部材が設けられ、光学装置を二次光源に対して適
当な位置に配置することにより、二次光源の光が光路に
沿って映像フィールド及び映写光学系の入射ひとみへ送
られて、集光レンズの像が互いに重なり互いに回転して
映像フィールドの平面上に再生される。

本形式の照明装置はドイツ特許出願１！、　５４７４１
４に記載されており、陰極付近が最も明るいキセノンガ
ス放電灯による高照度の光源を備えている。はぼロッド
形のキセノンガス放電灯の周囲に４つの集光レンズ部が
、上から見た時に正方形状に配置されている。各集光レ
ンズ部は球面レンズと別のレンズとで構成されている。

互いに垂直な４方向に集光レンズ部から出た光はそれぞ
れ偏向鏡によって光源の軸線方向内向きに偏向されて、
屋根状に互いに接触している４つの視野レンズに到達す
ると、そこに集光レンズが光源の像を形成する。不均等
な放射光源の４つの像が視野レンズに二次光源を形成す
るが、それは星形の明るさ分布になっており、像の最も
明るい部分は光軸に最も近い部分である。光軸は、互い
に接触している４つの視野レンズ間の境界部の頂点に位
置している。

（発明が解決しようとする問題点）従って、公知の装置では、アーク像の最も明るい領域が
視野レンズの周辺付近に、上から見た時に三角形に位置
している。最も明るい領域の正確な位置は重要であるか
ら、アークかわずかに局部的に変位すると、後続の光学
装置において明るさが変動するという悪影響を生じる。

像７バーチユアレンズは映写光学系に星形の二次光源ハ
ターンを形成する。このように、光源像の星形パターン
の外周部を映写光学系の入射ひとみの円形の形状に相当
近付けてひとみを有効利用できるようにする努力が払わ
れている。

しかし、正方形の映像フィールド及び円形のひとみに代
わって、アイドファ映写機用のンユリーレン光学装置の
バー装置が映写光学系の円形ひとみを楕円形に変形させ
る場合など、ひとみが楕円形である場合、従来の照明装
置では非常に不都合な照度の損失が見られた。

（問題点を解決するための手段、作用及び効果）本発明
の目的は、光源効率が高く、光源アークの局部的変位に
対する感度が低く、様々なひとみの形状に適応できるこ
とを特徴どした上記形式の装置を製造することである。

本発明によれば、上記目的を達成するため、縁部に沿っ
て互いに交差する隣接セグメントにした光学部材が二次
光源表面に提供されていると共に、集光レンズ部の光軸
によって形成された平面に対して対応のセグメントの交
差に合わせてやはり交差している軸線周りに傾動する偏
向鏡が提供されている。

偏向鏡は入射光を集光レンズ部の光軸によって定められ
た平面の方向ではなく、横方向にずれた方向へ偏向させ
るので、集光レンズ部が光源を結像することによって二
次光源を形成するが、これは、アークの明るさ分布及び
後続の光学系の入射ひとみの形状を考慮して、それの形
状及び照度に対して簡単に最適化することができる。

光源として短アークキセノン灯を使用し、照明系に後続
する光学装置のひとみの形状が円形である場合、本発明
の好適な実施例によれば、隣接セグメントが、球面鏡を
四分割してプロペラまたは空気羽根状に互いに隣接配置
した球面鏡部材を有している。鏡部材または鏡セグメン
トは常に集光レンズ部及び対応の偏向鏡を通る光軸と同
じ方向の半径方向に向けられているが、光は常に偏向鏡
を介して、集光レンズの軸によって定められた平面に垂
直な方向において隣接の偏向部材の方に近い鏡部材に到
達する。ここでは、光源の像は従来装置の上記状態のよ
うに星形パターンを形成するのではなく、これまでの星
形パターンよりも光源効率が高い正方形リングのパター
ンを形成する。

（実施例）使用光源、映像フィールド及び後続の映写光学系のひと
みに合わせた本発明の好適な実施例及び変更例を以下に
説明する。

第１図には、映写用の照明装置が放電灯ハウジングと共
に示されている。照明装置には、短アークキセノン灯ｌ
が主軸１００に沿って設けられ、その光が照明装置によ
って最適状態で集められることにより、最大可能量の光
が限定光チャネルへ送られるようになっており、そのチ
ャネルの形状及び大きさは映像フィールド及び後続の図
示しない映写光学系のひとみによって定められる。後続
の投影光学系はアイドフ７、フィルム、スライドまたは
その他の光弁映写機で構成されている。そのような映写
機は、矩形または場合によっては正方形の像アパーチャ
または映像フィールドを備えており、これはできるだけ
均一に、また一定の縁部下り勾配で照明する必要がある
。映像フィールドは、スライド、フィールドの部分像ま
たは電子的に形成された像など、例えばアイドファ映写
機で使用されるものである。後続の光学装置の入射ひと
みは、円形ディスク、楕円形ディスク、または暁光学系
を用いる場合、円形または、楕円形のリングにすること
ができる。

第１図には、照明装置の光源として使用されている短ア
ークキセノン灯が示されているが、それに設けられてい
るガラスシリンダは図示されていない。短アークキセノ
ン灯ｌは、図示されていないガラスシリンダ内に陽極２
及び陰極３を設けている。そのようなガス放電灯の作動
中、極めて不均一な明るさ分布となり、最も明るい領域
は陰極３であって、陽極２は影となり、このため短アー
クキセノン灯１の光を受けた集光レンズ部の像の明るさ
分布が一定の非対称形になる。

第１図において、第１の集光レンズ部４が短アークキセ
ノン灯ｌの右側に、その灯ｌの左側に第２集光レンズ部
５が主軸１００を通る平面に沿った断面で示されている
。集光レンズ部４．５の各々には幾つかのレンズか設け
られている。

特に第１図に示すように、三日月形レンズ６及び非球面
レンズ７を、それらの光軸か主軸１００に対して、また
短アークキセノン灯１の長手方向軸線に対して垂直にそ
れのアークを通過するように設けてもよい。

短アークキセノン灯１は、第１図に断面で示されている
集光レンズ部４及び５の方向だけでなく、やはり主軸１
００に対して垂直な別の方向にも光束を放出するので、
第３集光レンズ部８及び第４集光しンズ部９が、第２図
に平面図で示すように、配置されている。４つの集光レ
ンズ部４．５．８および９か短アークキセノン灯ｌを立
方体状に包囲しており、その中心にアークが位置し、４
側面を４つの集光レンズ部４．５．８及び９が形成し、
その各々か灯の全立体角すなわち円周の約１／６の放射
光を集める。４つの集光レンズ部４．５．８および９は
それらの光軸が互いに、また主軸１００に対して垂直に
、また短アークキセノン灯ｌの図示しないガラスシリン
ダの隣接部との間に狭い空気隙間を保った状態で配置さ
れて立法形のハウジング内に固定されており、そのハウ
ジングからガラスシリンダの陽極２及び陰極３に対応し
たネック部が第２図の図面の平面に対して垂直に突出し
ている。

第２図に示すように、４つの集光レンズ部４．５．８お
よび９の三日月形レンズ専６の縁部は細い円孤形表面に
沿って互いに接触しているため、光軸または結像方向に
見た各集光レンズ部４．５．８及び９の平面図で集光レ
ンズ像かわかり、それは縁部がたる形をしたほぼ正方形
になっている。たる形に変形した正方形に内接できる最
大の正方形が、照明系で利用できる集光レンズ像の領域
を表す。

第１集光レンズ部４に対応させて第１の調節可能な平板
状の偏向鏡１０が設けられており、これは金属酸化物蒸
着鏡にすることができ、第１図では断面図で、第２図で
は短アークキセノン灯の長手方向軸線方向からの平面図
で、第３図では第１集光レンズ部の光軸の方向からの背
面図で示されている。偏向鏡１０は矩形の調節可能なフ
レームに取り付けられており、これにより第１偏向鏡１
０を少なくとも２つの軸線回りに傾動調節することがで
きるようになっている。

第１偏向鏡１０は集光レンズ部４の付近にその先軸に傾
斜した状態で配置されている。第１図では、第１偏向鏡
１０が断面図で示されている。

それと集光レンズ部４の光軸との相対配置により、集光
レンズ部４から集光レンズ部４．５．８および９を通る
断面に沿って送られる光線が第１偏向鏡１０によって主
軸　１００の方向だけてなくその断面より前方へも偏向
される。

従って、第１図に示されている光路は短アークキセノン
灯１から第１偏向鏡１０へ第１図において集光レンズ部
４及び５の長手方向軸線及び主軸１００を通る図示の平
面上及び図示の平面外を進む。

従って、第１偏向鏡１０は図示の平面に垂直な軸線回り
だけでなく、図示の平面上の第２軸線回りにも傾動し、
第２図では、それによって得られるねじれ状態を示すた
めに誇張して示されている。第３図は、第１偏向鏡ｌＯ
によって反射された光線１１が短アークキセノン灯ｌの
長手方向軸線すなわち主軸１００と第１集光レンズ部４
の光軸とによって定められた平面から第３図の左側へ外
れて送られている様子を示している。

短アークキセノン灯ｌの第１偏向鏡ＩＯの反対側には第
２偏向鏡１２が配置されており、これは第１図の第２集
光レンズ部５から出た光線を上方かつ図面の平面の後方
の位置へ偏向させる。

やはり調節可能である第２偏向鏡１２の必要な取付は向
きか幾分誇張して第２図に示されている。

第２図にはさらに、調節可能な第３偏向鏡１３及び調節
可能な第４偏向鏡１４が示されており、これらはそれぞ
れ第３集光レンズ部８及び第４集光レンズ部９に対応し
ている。これらの鏡は第３図ては側断面図で示されてい
る。

集光レンズ部４．５．８及び９の光軸は、主軸１００に
対して、従って短アークキセノン灯ｌの長手方向軸線に
対して垂直で陽極２と陰極３との間を通る平面上に位置
している。集光レンズ部４．５．８及び９が約１０倍だ
け拡大した短アークキセノン灯ｌのアークの像を形成す
る距離の位置において、コレクタプレート！５か集光レ
ンズ部４．５．８及び９の光軸によって定められた平面
の上方に短アークキセノン灯１の長手方向軸線と同軸的
に設けられている。第１図の矢印■の方向に見た上面図
では、コレクタプレート１５は第４図に示した形状を示
しており、外郭線か円形になっている。このように、コ
レクタプレート１５は集光レンズ部４．５．８及び９の
光軸によって定められた平面に対して垂直な線を横切る
方向に延在している。コレクタプレート１５は、第４図
に示すように分割線１６に沿って第１セグメント１７、
第２セグメント１８、第３セグメントＩ９及び第４セグ
メント２０に分割された球面鏡、好ましくは金属酸化物
蒸着鏡て構成されている。このように、セグメント１７
．１８．１９．２０は４分円セグメントまたは球面結像
鏡セグメントを形成している。

セグメント１７．１８．１９．２０は図示しない正方形
のフレームに取り付けられており、これによってセグメ
ント１７．１８．１９．２０は主軸１００に垂直かつ互
いに直交するフレーム平面上の２つの軸線回りに回動ま
たは傾動可能である。

第４図において、コレクタプレート１５の第１セグメン
ト１７には第１集光レンズ部４によって形成された灯１
のアークの像が等照度線で概略的に示されており、アー
ク像はコレクタブレート１５の円形外郭線の割線に沿っ
て延在しており、アーク像の最も明るい領域は第１セグ
メント１７と第３セグメント１９との間の分割線１６付
近に位置している。

第１図では、短アークキセノン灯１の第１アーク像が第
１集光レンズ部４によって再生されるコレクタブレー）
１５の第１セグメント１７だけが断面で示されている。

セグメント１７の断面は、第４図の切断線２１に沿って
見た時、集光レンズ部４．５の断面に対してわずかに前
方へずれている。第３図では、第３セグメント１９どの
分割線１６に沿った第１セグメント１７の前面図か示さ
れ、その他のセグメント１８．１９．２０は省略されて
おり、第１及び第３図により、第１セグメント１７が主
軸１００に対して垂直な２つの軸線回りに傾動すること
によって４つのセグメント１７．１８．１９．２０がプ
ロペラ状または個々の羽根が互いにねじれた空気羽根状
に配置される様子を示している。セグメント１７．１８
．１９．２０をそれらの角度を２分する線に沿った第１
回転軸線回り及びその角度を二倍する線に直文する方向
の第２軸線に沿ってセグメント１７．１８．１９．２０
を回転させることにより、ねじれ状態の偏向鏡１Ｏ１１
２，１３，１４によって形成された光線路のねじれか補
償されて、それぞれの方向から到着した４つの光線路全
部の光が最終的に映像フィールドで結合される。

第１集光レンズ部４の光路内にある第１偏向鏡ｌＯは、
アークの像が第１偏向鏡１０の方向に向いた第３セグメ
ント１９にではなく、第４偏向鏡Ｉ４の方向に向いた第
１セグメント１７上に結像する向きに取り付けられてい
る。このように、第４図の下に示されているアークの像
は、コレクタプレート１５の半径方向ではなく、コレク
タプレート１５の横断部２１すなわち割線に沿って延在
している。好ましくは、セグメント１７〜２０は、それ
らの角度を２分する線を集光レンズ部４．５．８．９の
光軸によって定められた平面上に映写した像が集光レン
ズ部４．５．８．９の光軸と同じ方向を向くように取り
付けられている。

第５図は、コレクタプレート１５のセグメント１７〜２
０を下側から、すなわち第１図の矢印■の逆方向に見た
拡大図である。第１集光レンズ部４によって第１セグメ
ント１７上に形成されたアーク像が第５図にもその上部
に等照度線で示されており、セグメント１７の外側にあ
る等照度線は点線で示されている。アーク像を記号化す
るため、アーク像と共にアーク像矢印２２が示されてお
り、その矢印先端がアーク像の最も明るい領域を示して
いる。矢印の方向がアーク像の向きを示している。

第２偏向鏡１２によって反射された光線は、第１図には
示されていないが第４及び第５図に示されているコレク
タプレート１５の第２セグメント１８に送られる。第２
偏向鏡１２の取付向きにより、第２アーク像は第１セグ
メント１７の反対側に位置する第２セグメント１８上の
アーク像矢印２３に沿って平行であるが反対向きに延在
している。

集光レンズ部４及び５によってセグメント１７及び１８
上にアーク像が形成されるのと同様にして、セグメント
１９及び２０上には集光レンズ部８及び９によってアー
ク像が形成され、これらは第５図に第３アーク矢印２４
及び第４アーク矢印２５で記号化して示されている。

アーク像が矩形リングに沿って位置していることが第５
図かられかる。アーク像がセグメント１７〜２０の角度
の２分割線ではなく割線に沿った向きにすることにより
、コレクタプレート１５で集められて送られる光の量は
、最も明るい領域がいつもコレクタプレート１５の中心
付近にあってアーク像がセグメント１７〜２ｏの２分割
線に沿った向きになっている場合よりも多い。主軸１０
０及び集光レンズ部４．５．８．９の光軸によって形成
された平面に垂直で短アークキセノン灯ｌの長手方向軸
線を通る垂線回りにねじれた上記光線路により、集光レ
ンズ部４．５．８．９の偏向ｆｉ１０Ｓ１２．１３．１
４を介してコレクタプレート１５ノ対応のセグメント１
７．１８．１９．２ｏ上に放電灯１のアークを、アーク
の最も明るい部分か対応のセグメント１７．１８．１９
．２０上に位置し、従っである表面に当たる光の総量工
最大にすることができるようにして、再生することがで
きる。

セグメント１７〜２０は結像鏡であって、互いに９０°
回転し、セグメント１７〜２０がプロペラ状の配置の場
合には互いに重なり合うようにして集光レンズ部４．５
．８．９の集光レンズ像を再生でき、また偏向鏡１Ｏ１
１２，１３，１４から様々な方向で送られてくる光が１
つの共通の映像フィールドへ偏向されるように調節され
ている。第５図において、調節軸線２６がセグメント１
７．１８．１９．２０の角度を２分割する線に沿って示
されており、それと共に示されている回転矢印は、セグ
メント１７．１８．１９．２０によって形成された集光
レンズ像が互いに重なって視野に結像されるように、ま
たアークが後続の光学装置の入力ひとみ内で互いに隣接
した４つの二次光源になるように個々のセグメント１７
．１８．１９．２０を傾動させる必要がある方向を示し
ている。

調節軸線２６回りの回転に加えて、その調節軸線に垂直
な軸線回りにセグメントＩ７．１８．１９．２０をわず
かに傾動できるようにすることも必要である。セグメン
ト１７〜２０の必要なねじれが無ければ、セグメント全
体で凹面鏡の表面を形成することになる。調節軸線２６
回りの回転運動によるそのような凹面鏡からのゆがみを
示すため、第５図ではセグメント１７．１８．１９．２
０が図面の平面から出る方向に回転している位置にプラ
ス記号を付けている。同様に、マイナス記号はセグメン
ト面が連続状の球面鏡面より下側にある位置を表してい
る。

第１及び第３図に示すように、二次光源として作用する
アーク像のセグメント１７．１８．１９．２０で反射さ
れた光は共通の出力鏡２７へ送られる。

出力鏡２７はコレクタプレート１５のセグメント１７．
１８．１９．２０から入射した光を主軸　１００に対し
て垂直に後続の光チャネルの方向へ偏向させる。

第１及び第３図に示すように、中央光線２８はセグメン
ト１７内の主軸１００から離れた位置で始まり、出力鏡
２７に近付くに従ってその軸に接近していき、第１図の
出力鏡２７は偏向鏡ｌ０１１２を通る断面と第１セグメ
ント１７を通る断面との間に位置する断面で示されてい
る。出力鏡２７で反射してから、出力鏡２７から出た中
央光線２９は主軸１００と集光レンズ部４及び５の光軸
とによって定められた平面に近付いていき、やがて第１
図に概略的に示されている像アパーチュア３０に達し、
ここにセグメント１７．１８．１９．２０で形成されて
たる形に変形された正方形の集光レンズ像が再生される
。上記照明装置の像アパーチュア３０の位置には、例え
ば視野レンズ及びスライドが設けられており、これらは
９０°回転させた４つの集光レンズ像によって均一の高
い照度で照明される。次に、図示していない対物レンズ
を介して、スライドが映写され、これによりコレクタプ
レート１５上の二次光源の像か視野レンズによって映写
光学系の円形の入射ひとみまたは入射アパーチュア内に
再生される。

映像フィールドが正方形でなく矩形であり、後続の光学
系のひとみの形状が円形でな（楕円形の場合、高い光源
効率を得るため、円形外郭のコレクタプレート１５の代
わりに、第６図に示されている楕円外郭のコレクタプレ
ート３１または第７図に示されている楕円外郭のコレク
タプレート３２を用いると好都合である。最適の照明装
置を得るためには、ある光学部材が光学映写装置のひと
みの形状を大幅に変形させることに注意する必要がある
。このように、例えばアイドファ装置のシュリーレン光
学系に使用されているバー装置は映写光学系の円形ひと
みを軸線比が２．５：１の楕円形に変形させる。

矩形の像アパーチュア３０を照明しようとする場合、ア
ナモルフィック光学照明装置を用いるのが好ましく、こ
れは正方形の集光レンズ像を所望の横比及び正確な寸法
の矩形の集光レンズ像に変換することができる。アナモ
ルフィック照明装置は背面の後続の円形ひとみをゆがま
せる。このひとみ像がコレクタプレート３１及び３２の
外形を制御する。アナモルフィック照明光学系は出力鏡
２７と像アパーチュア３０との間に独立した光学系とし
て設けることができる。しかし、部品の全てを出力鏡２
７と像アパーチュア３０との間に配置する代わりに、ア
ナモルフィック装置の第１円筒形レンズをコレクタプレ
ートに、第２円筒形レンズを出力鏡２７に一体化するこ
ともできる。

第６図に上面図で示されている楕円形コレクタプレート
３１は軸線比が１．８５である。この比は、３５Ｂ映画
フィルムの規格の１つに対応している。

セグメント３４．３５．３６．３７間の分割線３３は、
円形コレクタプレート１５の場合のように直線に沿って
延びているのではなく、曲線になっている。

分割線３３の位置は、全体的の光源効率が最大になり、
所望のヒトミ形状が維持されるように選択される。第６
図の分割線３３の形状は、４つのアーク像を第６図に示
すようにそれらの等照度線で描いてから、等照度線の交
点を結ぶことによって分割線３３を形成するようにして
決定した。

この方法によって第６図に示されているセグメントがで
きあがり、これらはプラス及びマイナス記号で示されて
いるようにねじれており、やはり球面鏡部材である。ア
ーク像の位置は、第５図の場合と同様に矢印で示されて
いる。アーク像が第６図に示されている向き及び位置の
場合、最適の全体光源効率が得られ、楕円形のコレクタ
プレート面全体に分散している。

例えばテレビ映写装置の場合なとであるが、軸線比が約
３の楕円形コレクタプレートが必要な場合、楕円形の主
軸の方向でアーク像をさらに分割する必要がある。その
ような配置が第７図に示されており、分割線４２はやは
り、向き及び位置を示したそれぞれのアーク像の等照度
線の交点間を連結した線を表している。楕円形表面上で
のアーク像の適当な拡大及びそれらの向き及び配置によ
って、最大量の光がある光チャネルに集められるように
最適分割線３３または４２を決定できることは、当業者
には明らかである。

コレクタプレート１５．３１及び３２の場合、短アーク
キセノン灯のアーク像の非対称的分布が考慮に入れられ
ている。

短アークキセノン灯の代わりに、アーク像の重心が２つ
あるハロゲン金属蒸気灯を用いる場合、円形のひとみに
して第８図に示されているような配置、照明にしたコレ
クタプレート４３を用いれば、特に高い光源効率が得ら
れる。上記円形及び楕円形コレクタプレートの場合と同
様に、コレクタプレート４３は結像セグメント５１〜５
８で構成されている。コレクタブレー１−１５のセグメ
ント１７〜２０と比較すると、これらは球面鏡を８分割
して形成されている。セグメント５１〜５８間の直線状
の分割線は主十字５９及びその主十字５９に対して４５
°回転した副十字６０を形成している。第８図に示すよ
うに、アーク像は対に配置されており、各対は主十字の
軸に沿って互いに横方向にずれている。第８図に等照度
線で表されているアーク像は、第３集光レンズ部８及び
第３偏向鏡１３によってセグメント５２及び５６上に結
像されている。セグメント５６のマイナス記号は、この
セグメントが図面の平面より下方にあることを表し、セ
グメント５２のプラス記号は、これかその平面より出て
いることを表しており、これによって光線を後に均一化
することができる。第１集光レンズ部４によって形成さ
れたアーク像はセグメント５３及び５７上に現れ、第２
集光レンズ部５によって形成されたアーク像はセグメン
ト５４及び５８上に現れ、第４集光レンズ部９によって
形成されたアーク像はセグメント５１及び５５上に現れ
る。アーク像の向き、位置及び大きさによって、最大の
光源効率が円形ひとみに対して得られる。

第９図は、例えばスライド映写機に用いられているよう
な軸線比が１．３３のハロゲン金属蒸気灯の楕円形コレ
クタプレートの形状及び照明を示している。第９図に示
すように、２つのアーク像が副軸に対して横方向にずれ
、また２つのアーク像が楕円形の主軸に対して長手方向
にずれるように偏向鏡ｌ０１１２．１３．１４を調節す
ることによって、コレクタプレート７ｏ全体に光が分散
されている。セグメント７１〜７８は第９図に示された
形状になっており、相互のねしれ関係が第９図にプラス
記号及びマイナス記号で示されている。セグメント７２
及び７６のアーク像とセグメント７３及び７７のアーク
像の等照度線も第９図に示されている。偏向鏡１Ｏ１１
２，１３，１４は、第１偏向鏡１０がセグメント７３及
び７７に整合し、第２偏向鏡１２がセグメント７４及び
７８に整合し、第３偏向鏡１３がセグメント７２及び７
６に整合し、第４偏向鏡１４がセグメント７１及び７５
に整合するように取り付けられている。これにより、第
９図に示されているアーク像を重ね合わせることができ
る。

後続の映写光学系が中央をしゃへいした暁光学系である
場合、楕円形の中央部分を取り除く必要がある。そのよ
うな場合、第１０図に示すように、軸線比が１．７８の
楕円形のコレクタプレート８０を設ける。コレクタプレ
ート８０の個々のセグメントの向きがプラス及びマイナ
ス記号で示されている。アーク像の位置は、２つのアー
ク像については等照度線で、別の２つのアーク像につい
ては第８及び第９図と同様に円で示しており、これらの
円はアーク像の最も明るい領域を記号化したもので、互
いに直線で結ばれている。第１０図に示すように、個々
のアーク像は、コレクタブレー）１５の場合と同様に、
リング状に形成されているため、コレクタプレート１５
の場合と同様に、偏向鏡１Ｏ１１２，１３，１４はそれ
ぞれの偏向鏡のすぐ上方にあるセグメントを照射するの
ではなく、リング方向において次のセグメントを照射す
る。

本発明をそれの精神または本質的特徴から逸脱しない範
囲においで別の形式で実施できることは当業者であれば
理解されるであろう。従って、ここに示されている実施
例は説明のためのものであって制限的なものではない。

発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲に示さ
れており、均等物の範回内での変化はすべて本発明によ
ってカバーされるものとする。

【図面の簡単な説明】

本発明のその他の目的及び利点は、添付の図面を参照し
た好適な実施例の以下の詳細な説明から明らかになるで
あろう。第１図は、３つの異なった断面平面における部分的な断
面で示した照明装置の側面図である。第２図は、照明装置の偏向鏡をねじれ〜位置に示してい
る集光レンズ部配置の平面図である。第３図は、送り出される光線の方向の逆向きに第１［Ｎ
の矢印■の方向に見た照明装置を示している。第４図は、第１図の矢印■の方向に見た照明装置の鏡部
材の上面の［略図である。第５図は、第１図の矢印■の方向の逆向きに見た鏡部材
の第４図に対応した拡大図である。第６図は、軸線比カ月、８５の楕円形配置の鏡部材構造
の光線方向に見た上面図の概略図である。第７図は、軸線比が約３の場合の第６図と同様な図であ
る。第８図は、ハロゲン金属蒸気灯のアークの再生を行う円
形鏡部材の上面図である。第９図は、ハロゲン金属蒸気灯を用いた照明装置のだめ
の、軸線比カ月、３３の楕円形鏡部材配置の上面図であ
る。第１０図は、ハロゲン金属蒸気灯を用いた照明装置のだ
めの、後続の暁光学系に対する軸線比が１．７８であっ
て中央をしゃへいした鏡部材配置の上面図である。ｌ・・・光源４．５．８．９・・・集光レンズ部ｌ０１Ｉ２、Ｉ３、Ｉ４・・・偏向鏡１５．３］、３２．４３．７０．８０・・・コレクタプ
レート（二次光源表面）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）映写用の、特にアイドファ法によるフィルム映写
機またはテレビ映写機用の照明装置であって、全方向放
射形光源と、前記光源を取り囲んでその放射中心と交差する平面上に設けられ、光軸が光源と整合するようにし
て配置された複数の集光レンズ部と、前記集光レンズ部
と組み合わせて設けられており、前記平面上の光の経路
に垂直な軸線回りに傾動し、また集光レンズの光軸によ
って定められた平面に対して傾動し、さらに互いにねじ
れ配置される偏向鏡と、光源を通る平面から離して設けられており、偏向鏡のね
じれに合わせて境界部に沿って互いにねじれ配置された
隣接セグメントとして形成されている複数の隣接した結
像光学部材を有している、前記偏向鏡から光源の像を受
け取る二次光源表面と、前記ねじれ配置された隣接セグメントから集光レンズの像を受け取り、受け取った像を互いに重ね
合わせて互いに回転させ、前記重ね合わせた像を映像フ
ィールド上に再生する、入射ひとみを備えて前記二次光
源表面に対して適当な位置に配置された光学装置とを有
している照明装置。
（２）セグメントがレンズで構成されている請求項１に
記載の照明装置。
（３）セグメントが鏡セグメントで構成されている請求
項１に記載の照明装置。
（４）セグメントが金属酸化物蒸着鏡である請求項３に
記載の照明装置。
（５）前記偏向鏡が金属酸化物蒸着鏡である請求項４に
記載の照明装置。
（６）セグメントが赤外線コレクタレンズとして形成さ
れたガラスキャリヤを備えている請求項５に記載の照明
装置。
（７）隣接したセグメントが、前記光学装置の入射ひと
みに合わせた形状の共通外形を有している請求項１に記
載の照明装置。
（８）出力鏡を二次光源表面と映像フィールドとの間に
設けて、前記光の経路に対して垂直に配置することによ
り、二次光源表面からの前記重ね合わせた像を光学装置
へ送って映像フィールドに再生できるようにした請求項
１に記載の照明装置。
（９）光源が短アーク灯であり、二次光源表面がさらに
、それぞれ球面鏡の４分円に相当する、互いにプロペラ状にねじれていると共に球面鏡軸に
対してわずかに傾斜した球面結像鏡部材を有しており、
４つの集光レンズ及び４つの偏向鏡が設けられ、４つの
同様な不均一な光源像が球面結像鏡部材上に偏向鏡に対
応した閉リングに沿って再生されるように前記偏向鏡を
配置し、各像は球面結像鏡部材によって前記リングに沿
ってずらされており、また球面結像鏡部材が９０°ずつ
回転させて重ね合わせた４つの集光レンズ像を映像フィ
ールドに再生するようにした請求項１に記載の照明装置
。
（１０）光源がハロゲン金属蒸気灯であり、二次光源表
面がさらに、それぞれ球面鏡の８分円に相当する球面結
像鏡部材を有しており、球面鏡セグメント間の分割線が
、前記偏向鏡４つに整合した主十字と、該主十字に対し
て４５°回転した副十字とを形成しており、４つの光源
像が主十字の連続線に沿ってそれの横方向にずれた位置
にくるように前記４つの偏向鏡が配置されており、また
球面鏡セグメントは一方側だけが主十字の連続線に面し
、対に配置されて、鏡部材によって形成された４つの集
光レンズ像が映像フィールドで互いに重ね合されるよう
にねじれ配置されている請求項１に記載の照明装置。
（１１）光源が４つの集光レンズを備えた短アーク灯で
あり、正方形の集光レンズ像を矩形に変換できるように
アナモルフィック照明光学装置が光源の経路内に配置さ
れており、また二次光源表面が楕円形の外形であり、曲
線に沿って前記隣接セグメントに分割されている請求項
１に記載の照明装置。
（１２）楕円形の中心に２つの光源像を楕円形の主軸に
対して長手方向にずらして再生し、また主軸の各端部の
領域において、最も明るい部分が楕円形の中心から外側
に向くようにして光源像を主軸に沿って再生できるよう
に４つの偏向鏡を配置した請求項１１に記載の照明装置
。
（１３）隣接セグメントを分割する曲線が、隣接の光源
像の等照度線の交点に沿って延びている請求項１１に記
載の照明装置。
（１４）光源が４つの対応の集光レンズを備えたハロゲ
ン金属蒸気灯であり、正方形の集光レンズ像を矩形に変
換できるようにアナモルフィック照明光学装置が重ね合
わせた像の経路内に配置されており、また二次光源表面
が楕円形の外形であり、直線及び同心の内部楕円に沿っ
てセグメントに分割されている請求項１に記載の照明装
置。
（１５）２つの光源像が楕円形の副軸に対して横方向に
ずれ、２つの光源像が楕円形の主軸の長手方向にずれる
ように４つの偏向鏡を配置した請求項１４に記載の照明
装置。
（１６）４つの集光レンズ像が二次光源表面上に楕円形
リング状に再生されるように４つの偏向鏡を配置した請
求項１５に記載の照明装置。
（１７）光源が短アーク灯である請求項１に記載の照明
装置。
（１８）４つの集光レンズ部及び４つの偏向鏡が設けら
れている請求項１７に記載の照明装置。
（１９）光源がハロゲン金属蒸気灯である請求項１に記
載の照明装置。
（２０）４つの集光レンズ部及び４つの偏向鏡が設けら
れている請求項１９に記載の照明装置。