JPH0291365A - エレベーター式立体駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車載置用のパレットを支持して昇降する
昇降台を備えたエレベータ−式立体駐車装置に関するも
のである。

（従来の技術） 一般に、エレベータ−式立体駐車装置においては、例え
ば実公昭５１−２８７８６号公報に開示されるように、
昇降台が自動車を載置したパレットを支持して駐車場内
を昇降動可能に設けられ、該昇降台上から上記パレット
を搬送装置により駐車場内の昇降路に隣接した部位（昇
降路と横並びまたは縦並びの部位）に設けられた駐車ス
ペースに移送して、自動車を各駐車スペースに多段で複
数駐車させるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、近年、駐車場の建物は高層化が一段となされ
る傾向にあるが、昇降台の昇降速度は、騒音等との関係
から６０ｍ／分が限度である。このため、−度に数台の
自動車が入庫し、また出庫する場合、待ち時間が長くな
るという問題があった。

また、従来のエレベータ−式立体駐車装置では、駐車ス
ペースが昇降路に隣接する２箇所にしかなく、駐車台数
が少ないという問題がある。この問題を解決するために
、昇降路に隣接しない部位にも駐車スペースを設けるこ
と、例えば昇降路の側方に２つの駐車スペースを横一列
に設けることなどが考えられる。この場合、昇降路に隣
接しない駐車スペースにあるパレット上に自動車を駐車
させるために該パレットを昇降台上に移送するときに予
めその移送経路の途中にある駐車スペースのパレットを
取り除いておく必要があるが、このパレットを駐車場内
のある駐車棚に設けられた空きスペースにまで移送する
とすれば、空きスペースへのパレットの移送に時間がか
かり、駐車に要する時間が長くなるという不具合がある
。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上記の昇降台を２階建てのものにす
ることにより、−度に数台の自動車が入出庫する場合や
昇降路に隣接しない駐車スペースに自動車が駐車する場
合の入出庫に要する時間を短縮し得るようにするもので
ある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、昇降台
が自動車を載置したパレットを支持して駐車場内を昇降
動可能に設けられたエレベータ−式立体駐車装置におい
て、上記昇降台を、上記パレットを支持するパレット支
持部を上下に２つ有してなる構成にするものである。

ここで、駐車場の床面に設けられるピットを浅くするた
めに、上記昇降台の下側のパレット支持部を、上側のパ
レット支持部に対して離接移動可能に連結し、かつ駐車
場床面のピット上に載置されたとき上側のパレット支持
部との間の距離が縮まるように設けることが望ましい。

（作用） 上記の構成により、本発明では、−度に数台の自動車が
入出庫する場合には、昇降台の上下２つのパレット支持
部上にそれぞれパレットを介して自動車を載置して昇降
台が昇降動することができるので、２台の自動車の入出
庫を一度に行うことができる。

また、昇降路に隣接しない駐車スペースにあるパレット
上に自動車を駐車させるために該パレットを昇降台上に
移送する場合には、先ず、上記パレットの移送経路の途
中にある駐車スペースのパレットを昇降台の上側のパレ
ット支持部上に移送する。次に、昇降台を上昇させて下
側のパレット支持部を先にパレットを取り出した駐車棚
と同じ高さ位置にした後、昇降路に隣接しない駐車スペ
ースからパレットを昇降台の下側のパレット支持部上に
移送する。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第５図は本発明の一実施例に係わるエレベ
ータ−式立体駐車装置を示す。第４図および第５図にお
いて、１は建物、２は該建物１の前面道路３に面する側
と反対の敷地奥側の部位に設けられた駐車場であり、該
駐車場２は前面道路３と連絡通路４を通して連絡されて
いる。上記駐車場２内には、昇降台５が昇降する昇降路
６が設けられているとともに、前面路面３側から見て該
昇降路６の左側に１つの駐車スペース７が、右側に２つ
の駐車スペース８．９が横一列状態に設けられている。

上記駐車スペース７．８．９には、それぞれ自動車を載
置する複数の矩形平板状のパレット１０ａ、１０ａ、−
・・、１０ｂ、１０ｂ、　・、。

またはｌＱｃ、１０ｃ、・・・が上下方向に所定の間隔
毎に配置され、これらにより自動車を多段状態に駐車さ
せる駐車棚が構成されている。

上記昇降台５は、第１図ないし第３図に詳示するように
、自動車を載置するパレット１０ａ〜１０ｃを各々支持
する上下２つのパレット支持部１１ａ、ｌｌｂを有する
２階建てのものであり、この昇降台５の上側のパレット
支持部１１ａは、その四隅部がそれぞれワイヤローブ３
０．　３０．・・・により吊下げられている。上記各ワ
イヤローブ３０は、建物１の天井部に設けられたそらせ
車１２と駆動モータ（図示せず）に連結された駆動車１
３とに巻き付けられているとともに、バランスウェイト
１４に連結されていて、上記駆動モータの作動により昇
降台５がガイドレール（図示せず）の案内の下に昇降路
６内を昇降動するように構成されている。

また、上記昇降台５の下側のパレット支持部１１ｂは、
上側のパレット支持部１１ａに対し四隅部にて各々支持
棒１５，１５．・・・により連結支持されている。該各
支持棒１５は、上側のパレット支持部１１ａを上下に摺
動可能に貫通して設けられているとともに、その上端に
はパレット支持部１１ａと係合する係合部１５ａが設け
られている。

しかして、下側のパレット支持部１１ｂは、上側のパレ
ット支持部１１ａに対して離接移動可能に連結され、通
常の吊下げ状態では上側のパレット支持部１１ａと駐車
スペース７〜９における１つの駐車棚の高さ分の距離を
隔てて離隔し、駐車場２の床面に設けられたピット１６
上に載置されたとき上側のパレット支持部１１ａとの間
の距離が縮まるようになっている。

一方、上記各パレット１０ａ、１０ｂ、１０ｃの前後両
端面にはそれぞれ左右両端に一対の片鍔付きの車輪１７
．１７が回転自在に設けられているとともに、各パレッ
ト１０ａ、１０ｂ、１０ｃの下面には昇降路６側の部位
に前後方向に延びるガイド溝１８が形成されている。ま
た、昇降路６右側の駐車スペース８．９に各々配置され
たパレット１０ｂ、１０ｃは、上下方向に離合自在で左
右方向に拘束する前後一対の連結部材１９．１９により
互いに接続されている。昇降路６左側の駐車スペース７
の各駐車棚位置にはそれぞれ上記パレット１０ａ前後端
の車輪１７．１７に対応して左右方向に水平に延びる前
後一対のレール２０゜２０が配設され、また、昇降路６
右側の駐車スペース８，９の各駐車棚位置にはそれぞれ
上記パレット１０ｂ、ＩＯＣ前後端の車輪１７．１７に
対応して両駐車スペース８．９間に跨って左右方向に水
平に延びる前後一対のレール２１．２１が配設されて、
この両レール２０．２１上にパレット１０ａ〜１０ｃが
支持されている。昇降台５の各パレット支持部１１ａ、
ｌｌｂの前後両端部にも、上記バレッ）１０ａ〜１０ｃ
前後端の車輪１７゜１７に対応して左右方向に延びる前
後一対のレール２２．２２が配設されており、該レール
２２゜２２は、昇降台５の各パレット支持部１１ａ、１
１ｂが駐車スペース４Ｌ、４Ｒのある駐車棚の高さ位置
に位置するとき該駐車棚に配設されたレール２０．２０
および２１．２１と直線上に連続し、この両レール２０
．２２または２１．２２上を各パレット１０ａ〜１０ｃ
の車輪１７．・・・が転勤してパレット１０ａ〜１０ｃ
が各駐車スペース７゜８．９と昇降台５（各パレット支
持部１１ａ、１１ｂ）との間を移動可能に設けられてい
る。

さらに、上記昇降台５の各パレット支持部１１ａ、ｌｌ
ｂには、左側の前・後部と右側の前・後部の四箇所に各
々先端部にローラ２３を有するクランクアーム２４ａ、
２４ｂ、２４ｃ、２４ｄが水平面内を回転可能に設けら
れているとともに、この４つのクランクアーム２４ａ〜
２４ｄのうち、左側または右側の２つのクランクアーム
２４ａ。

２４ｂまたは２４ｃ、２４ｄを各々回転させる左右２つ
の両軸モータ２５ａ、２５ｂが設けられている。上記各
クランクアーム２４ａ〜２４ｄの回転軸２６は、前後方
向にパレットｌＯａ、１０ｂ。

１０ｃのガイド溝１８の前後端と略同−位置に配置され
ていて、各クランクアーム２４ａ〜２４ｄが先端を駐車
スペース７または８側に向けて左右方向に延びた状態に
あるとき該各クランクアーム２４ａ〜２４ｄ先端のロー
ラ２３がパレット１０ａ〜１０ｃのガイド溝１８の前後
端に係合するようになっており、かつローラ２３はこの
係合状態でガイド溝１８に沿ってスライド可能になって
いる。以上によって、上記ローラ２３とガイド溝１８と
が係合したままクランクアーム２４ａ〜２４ｄを左右方
向に延びた状態から１８０″回転させて昇降台６の各パ
レット支持部１１ａ、ｌｌｂと昇降路６左側の駐車スペ
ース７または昇降路６右側で昇降路６から見て一列目の
駐車スペース８との間でパレット１０ａ〜１０ｃを横送
りする横送り装置２７．・・・が昇降台６の各パレット
支持部１１ａ、ｌｌｂ毎に左右一対ずつ設けられている
。

尚、上記各両軸モータ２５ａ、２５ｂと該両軸モータ２
５ｇ、２５ｂにより回転駆動される２つのクランクアー
ム２４ａ、２４ｂまたは２４ｃ。

２４ｄとの間に介設された前後２つのウオーム減速機２
８．２８同士はウオームのネジ方向が逆に設けられてい
て、上記２つのクランクアーム２４ａ、　　２４ｂまた
は２４ｃ、２４ｄが互イニ逆方向に回転するようになっ
ている。また、各クランクアーム２４ａ〜２４ｄは、左
右に隣接するもの同士が回転時に干渉しないようにする
ために先端部側（ローラ２３側）が基端部（回転軸２６
側）よりも高い段差状に形成されている。

次に、上記実施例の作用効果について説明するに、−度
に複数台の自動車が駐車場２に駐車するために入庫した
場合には、先ず、昇降路６に隣接する駐車スペース７ま
たは８から空のパレット１０ａ、１０ｂを昇降台５の上
下２つのパレット支持部１１ａ、ｌｌｂ上にそれぞれ該
各パレット支持部１１ａ、ｌｌｂの横送り装置２７によ
り横送りした後、該昇降台５が建物１の１階にまで下降
し、この位置で２台の自動車をそれぞれ昇降台５の各パ
レット支持部１１ａ、ｌｌｂ上のパレット１０ａ、１０
ｂに載置する。しかる後、昇降台５が元の位置にまで上
昇し、該昇降台５の各パレット支持部１１ａ、ｌｌｂ上
からそれぞれ自動車を載置するパレット１０ｇ、１０ｂ
を駐車スペース７．８に横送りする。

このように、昇降台２が駐車場２内で空のパレット１０
ａ、１０ｂのある駐車棚と１階との間を一回上下動する
だけで２台の自動車を一度に駐車させることができるの
で、駐車のための待ち時間を短縮することができる。尚
、駐車している複数台の自動車が出庫する場合も同様に
その出庫を迅速に行うことができる。

また、昇降路６に隣接しない昇降路６右側の二列目の駐
車スペース９にあるパレット１０ｃ上に自動車を駐車さ
せるために該パレット１０ｃを昇降台５上に移送する場
合には、先ず、昇降路６右側の一列目の駐車スペース８
にあるパレット１０ｂを該駐車スペース８から昇降台５
の上側のパレット支持部１１ａ上に該パレット支持部１
１ａの横送り装置２７により横送りする。この際、二列
目の駐車スペース９にあったパレット１０ｃは、−列目
の駐車スペース８にあったパレット１０ｂに連結部材１
９．１９を介して接続されていて、該パレット１０ｂの
昇降台５（上側のパレット支持部１１ａ）への移動に伴
い車輪１７．・・・がレール２１．２１上を転勤して昇
降路６に隣接する一列目の駐車スペース８に移動する。

続いて、上記昇降台５は、その下側のパレット支持部１
１ｂが上側のパレット支持部１１ａに代ってパレット１
０ｂを取出した駐車棚と同じ高さ位置になるように１つ
の駐車棚の高さ分上昇する。

この際、−列目の駐車スペース８にあるパレット１０Ｃ
は、連結部材１９．１９による昇降台５の上側のパレッ
ト支持部１１ａ上にあるパレット１０ｂとの接続が上下
方向に離合自在なものであるため、昇降台５上のパレッ
ト１０ｂと切り離され、そのまま−列目の駐車スペース
８に位置する。しかる後、−列目の駐車スペース８にあ
るパレット１０ｃを該駐車スペース８から昇降台５の下
側のパレット支持部１１ｂ上に該パレット支持部１１ｂ
の横送り装置２７により横送りする。

このように、昇降台５の上側のパレット支持部１１ｂを
昇降路６右側の一列目の駐車スペース８ニするパレット
１０ｂの空きスペースとして利用して、二列目の駐車ス
ペース９にあるパレット１０ｃを迅速に昇降台５（下側
のパレット支持部１１ｂ）上に移送することができるの
で、上記二列目の駐車スペース９（パレット１０Ｃ）に
自動車を駐車させるために要する時間の短縮化を図るこ
とができる。

しかも、上記昇降台５の下側のパレット支持部１１ｂは
、通常の吊下げ状態では上側のパレット支持部１１ａと
駐車スペース７〜９における１つの駐車棚の高さ分の距
離を隔てて離隔しているが、駐車場２床面のピット１６
上に載置されたとき（上側のパレット支持部１１ａ上の
パレットに自動車を載置するとき）、第３図に示す如く
上側のパレット支持部１１ａとの間の距離が縮まるよう
になっているので、上記ピット１６の深さを浅くするこ
とができ、その分設側コストの低廉化等を図ることがで
きる。

尚、上記実施例では、昇降路に隣接しない部位に駐車ス
ペースが設けられる場合の一例として、駐車路６の一側
方に２つの駐車スペース８，９が横一列に設けられた場
合について述べたが、本発明は、駐車場が自動車を縦横
２列ずつ配置できる広さを有し、自動車１台分の広さを
有する昇降台が昇降する昇降路以外のスペースに３つの
駐車スペースが設けられる場合にも適用することができ
る。この場合、昇降路と対角線上の位置関係にある駐車
スペース（つまり昇降路に隣接しない駐車スペース）の
パレット上に自動車を駐車させるために該駐車スペース
からパレットを昇降台上に移送する際、その移送経路の
途中にある駐車スペース（昇降路と横並びの駐車スペー
スまたは縦並びの駐車スペース）のパレットを２階建て
の昇降台の上側のパレット支持部上に移送して空きスペ
ースとして利用することにより、駐車のために要する時
間の短縮化を図ることができる。

また、本発明は、駐車スペースが昇降路の側方に隣接し
てのみ設けられる場合にも、−度に複数台の自動車が入
出庫する場合の待ち時間の短縮化を図るために適用する
ことがでるのは勿論である。

（発明の効果） 以上の如く、本発明のエレベータ−式立体駐車装置によ
れば、昇降台がパレット支持部を上下２つ有しているこ
とにより、２台の自動車の入出庫を一度に行うことがで
きるので、−度に複数台の自動車が入出庫した場合の待
ち時間の短縮化を図ることができる。また、昇降路に隣
接しない部位に駐車スペースが設けられた場合でも、昇
降台の１つのパレット支持部を空きスペースとして利用
して上記駐車スペースへの自動車の駐車に要する時間を
短縮することができる。

特に、上記昇降台の下側のパレット支持部が上側のパレ
ット支持部に対して離接移動可能に連結され、駐車場床
面のピット上に載置されたとき上側のパレット支持部と
の間の距離が縮まるようになっている場合には、上記ピ
ットの深さを浅くすることができ、設備コストの低廉化
等をも図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はエレベー
タ−式立体駐車装置の主要部の構成を示す平面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ線に沿って一部を切開して見た矢視
図、第３図は昇降台の下側のパレット支持部がピット上
に裁置された状態を示す側面図、第４図はエレベータ−
式立体駐車装置の全体構成を示す模式図、第５図は第４
図のＢ−Ｂ線における矢視図である。 １・・・駐車場、５・・・昇降台、１０ａ、１０ｂ、１
０Ｃ・・・パレット、ｌｌａ、ｌｌｂ・・・パレット支
持部、１６・・・ピット。 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）昇降台が自動車を載置したパレットを支持して駐
   車場内を昇降動可能に設けられたエレベーター式立体駐
   車装置において、上記昇降台は、上記パレットを支持す
   るパレット支持部を上下に２つ有してなることを特徴と
   するエレベーター式立体駐車装置。
2. （２）昇降台の下側のパレット支持部は、上側のパレッ
   ト支持部に対して離接移動可能に連結され、駐車場の床
   面に設けられたピット上に載置されたとき上側のパレッ
   ト支持部との間の距離が縮まるように設けられている請
   求項（１）記載のエレベーター式立体駐車装置。