JPH0285990A - 飲料自動販売機のミキシング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （り産業上の利用分野 本発明は、粉末の飲料原料と湯または水とを混合攪拌し
て販売する飲料自動販売機のミキシング装置に関する。

（ロ）従来の技術 飲料自動販売機のミキシング装置としては、実開昭５５
−１０３７８０号公報に開示されている技術がある。こ
れは粉末原料と湯または水をミキシングボール内に放出
し、これらをミキシングボール内に設けた攪拌羽根で攪
拌調合してミキシングボールの底部販売口から供給する
構成である。そしてミキシングボール内の湿気を防止す
るために、その上部に排気口を形成して湯気を排気する
ようになっている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の従来技術によると、ミキシングボー
ル内の湯または水の水位が上昇するまでの間に、放出さ
れた粉末原料の一部が排気口より吸引されてしまい甚だ
不経済なばかりか、飛散した粉末原料により自動販売機
庫内を汚していた。

そして排気口からの吸引にて、下から上に形成される気
流にのった粉末原料がミキシングボールの蓋の裏側に付
着するが、この汚れを落すにはミキシングボールの上蓋
全体を取外さなければならず作業が面倒であった。

したがって本発明は、放出される粉末原料と湯または水
とをいったん混合部にて混合してから攪拌することで、
排気により吸引される粉末原料の量を減少させるもので
ある。そして上蓋のうち、粉末原料が排気により吸引付
着する部分のみを取外し自在にすることで、清掃作業を
容易にするものである。

（ニ）課題を解決するための手段 上記の問題点を解決するために本発明によるミキシング
装置は、放出される飲料原料と湯または水とを受止める
混合部及び該混合部より導入される混合液を攪拌する攪
拌部とを備えたミキシングボールと、攪拌部の底部販売
口に対応して設けた攪拌羽根と、吸入口が混合部の上部
開口に並ぶように配置した湯気抜ダクトと、湯または水
の注入孔を備えて吸入口と混合部の上部開口とを一体に
閉蓋する蓋体とを具備している。

（＊）作用 放出された粉末原料は早めに混合部にて湯または水で混
合されてから攪拌部に導かれる。そのためミキシングボ
ール内に浮遊している粉末原料の割合が少なく吸引され
る量が減る。そして湯気抜ダクトはその吸入口が混合部
の上部開口に並ぶように配置したことで、吸入口と混合
部の上部開口を閉蓋する蓋体の裏面に主に粉末原料が付
着するために、この部分のみを取外して清掃すればよい
。

（へ）実施例 図において、（１）はミキシングボールで混合部（ＩＡ
）と攪拌部（ＩＢ）とから成る。混合部（ＩＡ〉はシュ
ート（７）から放出される粉末原料と給湯チューブ（８
）からの湯とを混合するもので、底部を傾斜して攪拌部
（ＩＢ）に連通させている。攪拌部（ＩＢ）は底部に販
売口（９）を備え、この販売口（９）の上方には僅かに
間隙を置いて攪拌羽根（２）を配置している。攪拌羽根
（２〉は上蓋（１０〉に支承される回動軸（１１）に取
付られており、モータ（１２〉の駆動により攪拌羽根（
２）が回転すると、混合部（ＩＡ）から導入されてきた
混合液の攪拌が行われる。かかる攪拌中は攪拌羽根（２
）の回転にて飲料の販売口（９）からの流出は阻止され
るが、回転の停止により飲料は上記の間隙を通って販売
口（９）から流出して販売される。

（３）は湯気抜ダクトで、吸入口（５）が混合部（ＩＡ
）の上部開口に並ぶように配置している。そして上蓋（
１０）とは別体に形成される蓋体（６）は、吸入口（５
）と混合部（ＩＡ）の上部開口とを一体に閉蓋するもの
で、給湯チューブ（８）が挿入される注入孔（４〉を有
している。この蓋体（６）は引掛具（１４）にてミキシ
ングボール（１〉との接合が保持される。また上蓋（１
０）は通孔（１３）が形成されており、通孔（１３）を
通してシュート（７）から粉末原料が導入されるととも
に、湯気抜ダクト（３）の吸引により通孔（１３）・混
合部（ＩＡ）・吸入口（５）の径路で空気通路が形成さ
れる。

上記構成のミキシング装置によると、シュート（７）よ
り放出された粉末原料は湯と混合されながら混合部（Ｉ
Ａ）の傾斜をったって攪拌部（ＩＢ）に導かれる。した
がって粉末原料が早めに湯と混合されて流されるために
、湯気抜ダクト（３）に吸引される粉末原料の量は少く
なる。そして吸引による空気通路はミキシングボール（
１）内においては混合部（ＩＡ）だけに形成されるため
に、吸引される粉末原料は殆んど蓋体（６）の裏側にの
み付着するために、上蓋（１０）はそのままで蓋体（６
）だけを取外して清掃すればよい。

（ト）発明の効果 本発明によると、混合部を設けることによりシュートよ
り落下放出きれた粉末原料は湯にてすぐに混合されるた
めに、排気される湯気とともに吸引きれる量が少く、経
済的である。そして清掃を必要とする部品が蓋体だけで
済むために容易に取外すことができ、清掃作業の手間が
軽減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるミキシング装置の側断面図、第２
図は組立斜視図、第３図は分解斜視図である。 （１）・・・ミキシングボール、　（ＩＡ）・・・混合
部、（ＩＢ）・・・攪拌部、　（２）・・・攪拌羽根、
　（３）・・・湯気抜ダク ト、 （４〉・・・注入孔、 （５）・・・吸入口、 ・・・蓋体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、粉末の飲料原料と湯または水とを混合して販売する
   飲料自動販売機において、放出される飲料原料と湯また
   は水とを受止める混合部及び該混合部より導入される混
   合液を攪拌する攪拌部とを備えたミキシングボールと、
   攪拌部の底部販売口に対応して設けた攪拌羽根と、吸入
   口が混合部の上部開口に並ぶように配置した湯気抜ダク
   トと、湯または水の注入孔を備えて吸入口と混合部の上
   部開口を一体に閉蓋する蓋体とから成る飲料自動販売機
   のミキシング装置。