JP3290610B2 - 飲料ディスペンサ装置 - Google Patents

飲料ディスペンサ装置

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JP3290610B2
JP3290610B2 JP14513497A JP14513497A JP3290610B2 JP 3290610 B2 JP3290610 B2 JP 3290610B2 JP 14513497 A JP14513497 A JP 14513497A JP 14513497 A JP14513497 A JP 14513497A JP 3290610 B2 JP3290610 B2 JP 3290610B2
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芳昭 町田
章夫 飯田
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勝弘 加藤
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東芝機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料用粉末原料と
湯水とを撹拌、混合して飲料を調合注出させる飲料ディ
スペンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の飲料ディスペンサ装置で
は、ミキシングボールにキャニスタからの飲料用粉末原
料と貯水タンクからの湯水(湯または冷水)とを投入
し、それらをミキシングボール内の撹拌翼体により撹
拌、混合して飲料を調合し、カップなどに注出するよう
にしている。
【0003】このような飲料ディスペンサ装置では、飲
料調合時に、ミキシングボールに湯または冷水が投入さ
れると、湯気や湿気によって飲料用粉末原料の投入通路
やキャニスタ内に飲料用粉末原料が付着する恐れがあ
り、そこで、例えば、実開昭55−103779号公報
または実用新案登録2515779号に記載されている
ように、ミキシングボール内の湯気や湿気を吸引排気す
る排気ファン装置を備えた構造が知られている。
【0004】この排気ファン装置においては、ミキシン
グボールと排気ファンを有するファンダクト部とをホー
スで接続し、排気ファンによってミキシングボール内を
吸引し、フィルタを通過させて排気流中に含まれる飲料
用粉末原料の微粉末を回収した後、装置本体の背面ある
いは側面に開口する排気流出口から外部へ排出させてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
飲料ディスペンサ装置では、装置本体の背面あるいは側
面に開口する排気流出口から排気流を排出するため、装
置本体が設置される周囲の壁面などに対して、フィルタ
を通過する微粉末、湿気や熱気が吹き付けられ、壁面な
どに汚れが付着したり変色などの劣化が生じる問題があ
る。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ミキシングボール内を吸引排気する際、設置場所
の周囲に対する排気流の影響を防止できる飲料ディスペ
ンサ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の飲料ディ
スペンサ装置は、装置本体と、この装置本体の底部に配
置され、装置本体内で発生するドレン水を回収する排水
受部と、前記装置本体内で排水受部の上方に配置され、
飲料用粉末原料と湯水とを撹拌、混合させて飲料を調合
注出するミキシングボールと、このミキシングボール
連結されるトレイ部、このトレイ部の下側で前記排水受
部上に配置されトレイ部に連結されるファンダクト部、
このファンダクト部の底面に設けられ前記排水受部上に
開口する排気流出口、ミキシングボールからトレイ部お
よびファンダクト部を通じて排気流出口に至る排気通
路、およびこの排気通路を通じてミキシングボール内を
吸引排気する排気ファンを有する排気ファン装置とを具
備しているものである。
【0008】飲料の調合時には、ミキシングボール内で
飲料用粉末原料と湯水とを撹拌、混合させて飲料を調合
注出する。このとき、排気ファン装置の排気ファンによ
り、ミキシングボール内の湯気や湿気が排気通路を通じ
て吸引排気される。そして、ミキシングボール内を排気
ファン装置で吸引排気した排気流は、排水受部上に開口
するファンダクト部の排気流出口を通じてその排水受部
に吐出され、飲料用粉末原料の微粉末、湯気および湿気
が排水受部で回収され、装置本体の設置場所の周囲に対
する排気流の影響が防止される。トレイ部とファンダク
ト部とが排水受部上で上下に配置され、排気通路が短
く、前方からの着脱性および清掃性が容易になる。
【0009】請求項2記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項1記載の飲料ディスペンサ装置において、排気フ
ァン装置のファンダクト部の底面に、ミキシングボール
をオーバーフローして排気通路に導入されるミキシング
ボールの洗浄湯水を排水受部に排出する排水出口を有し
ているものであり、排気流出口からの飲料用粉末原料の
微粉末、湯気および湿気に加えて、ミキシングボールの
洗浄湯水が排水受部で回収される。
【0010】請求項3記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項1または2記載の飲料ディスペンサ装置におい
て、排気ファン装置のファンダクト部は、排気流出口よ
り上流に配置されるフィルタ体を有しているものであ
り、フィルタ体で飲料用粉末原料の微粉末が一次回収さ
れ、排出受部でフィルタ体を通過した飲料用粉末原料の
微粉末が二次回収される。フィルタ体で一次回収するこ
とで微粉末が排気ファンなどに付着するのが低減され
る。仮に、フィルタ体を付け忘れても微粉末が排気受部
で回収される。
【0011】請求項4記載の飲料ディスペンサ装置は、
請求項3記載の飲料ディスペンサ装置において、フィル
タ体は、排気ファン側と洗浄湯水を排水受部に排出する
排水出口側とを区画する区画部に着脱自在に配置される
ものであり、フィルタ体を介して排気ファン側への洗浄
湯水の侵入が防止される
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料ディスペンサ
装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図1ないし図3において、給茶機などの飲
料ディスペンサ装置を示し、1は装置本体1で、この装
置本体1の前面に扉体2が開閉可能に取り付けられてい
る。
【0014】装置本体1内は、中仕切板3によって前後
区間が区画され、ベース4によって底部区間が区画され
ている。中仕切板3によって区画される後側区間には、
希釈用の湯と冷水をそれぞれ貯水する貯水タンク5a,5b
が配設されている。
【0015】中仕切板3の前側には、ほぼ中段の高さ位
置に左右方向に沿って中段ベース6が配設され、この中
段ベース6上に例えば3種類の飲料用粉末原料をそれぞ
れ収納するとともに定量繰出可能とする3つのキャニス
タ7が配設されている。各キャニスタ7の前側下部に
は、各キャニスタ7から繰り出される飲料用粉末原料を
受け入れる3つのシュート8が着脱可能に配設されてい
る。
【0016】中段ベース6の下側には、各キャニスタ7
の位置に対応して3つのモータケース9が配設されると
ともに、このモータケース9の下部にミキシングボール
装着部10が形成されている。このミキシングボール装着
部10には、飲料の各種類毎に各キャニスタ7および貯水
タンク5a,5bから供給投入される飲料用粉末原料と湯ま
たは冷水とを撹拌、混合させて飲料を調合注出する3つ
のミキシングボール11が前後方向に着脱可能に配設され
ている。
【0017】ミキシングボール11の下方には、カップが
載置されてそのカップにミキシングボール11からの飲料
を注出するカップステーション12が着脱可能に配設され
ている。装置本体1の底部のベース4の下側には、装置
本体1内で発生するドレン水を受ける排水受部としての
排水受皿13が前後方向に着脱可能に配設されている。ミ
キシングボール11の後側にはミキシングボール11内を吸
引排気する排気ファン装置14が着脱可能に配設されてい
る。
【0018】また、図5に示すように、ミキシングボー
ル11は、本体容器21とこの本体容器21の上面開口に被着
される蓋体22を有している。
【0019】本体容器21の前部側底部には撹拌空間23が
形成され、この撹拌空間23の底部に飲料を注出する注出
口部24が形成されている。注出口部24には、ミキシング
ボール11から注出される飲料をカップステーション12に
導く注出体25(図1および図2に示す)が取り付けられ
る。
【0020】本体容器21の後部側には撹拌空間23に向け
て前傾する傾斜部26が形成され、この傾斜部26の右寄り
位置には上下に貫通する排気口27を有する排気筒28が傾
斜部26の上下面から突出状態に形成されている。
【0021】本体容器21の周縁部の両側ほぼ中央の上縁
には、ストッパ部29が上方に突出形成されている。
【0022】蓋体22の前部側にはシュート8が挿脱可能
に嵌合される原料供給口30が形成され、後部側の左寄り
位置(排気筒28とは異なる位置)に上下に貫通する湯水
供給口31を有する湯水供給筒32が蓋体22の上下面から突
出状態に形成されている。
【0023】蓋体22のほぼ中央には、撹拌翼体33が回転
自在に装着されている。この撹拌翼体33は、撹拌軸34を
有し、この撹拌軸34が軸受35を介して蓋体22に回転自在
に支持されている。撹拌軸34の下端には撹拌空間23の底
部に配置される撹拌翼36が固着され、撹拌軸34の上端に
は継手37が固着されている。
【0024】また、図1および図2に示すように、モー
タケース9は、中段ベース6に対して固着されており、
下部両側にはミキシングボール装着部10の定位置に対し
てミキシングボール11を前後方向にスライド可能とする
ガイドレール41が形成されている。
【0025】モータケース9内には、駆動モータ42およ
びこの駆動モータ42を取り付けた板ばね43が配設されて
いる。板ばね43は、後端部がモータケース9の後面に固
着され、前端側が自由端として下方に向けて付勢されて
おり、この前端側上面に駆動モータ42が取り付けられて
いる。
【0026】板ばね43の前端側には、モータケース9の
前面に形成された開口部44を通じて前方に突出する操作
レバー45が連結されているとともに、ミキシングボール
装着部10の定位置に装着されたミキシングボール11のス
トッパ部29と係合してミキシングボール11を定位置に係
止するストッパ部46が連結されている。
【0027】駆動モータ42の駆動軸には、継手37と着脱
可能に連結される継手47が固着されている。
【0028】そして、板ばね43により、駆動モータ42の
継手47を撹拌翼体33の継手37に連結させる下方揺動位置
と、その継手47を継手37から外す上方揺動位置とに揺動
可能とする。下方揺動位置ではストッパ部46がミキシン
グボール11のストッパ部29に係合してミキシングボール
11を定位置に保持し、上方揺動位置ではストッパ部46が
ストッパ部29の上方に退避されてミキシングボール11の
着脱が可能となる。
【0029】モータケース9には、ミキシングボール装
着部10の定位置に位置するミキシングボール11の湯水供
給口31上に臨む湯水エルボ48が形成されており、この湯
水エルボ48に貯水タンク5a,5bから導かれるホースが接
続される。
【0030】また、カップステーション12は、図1ない
し図3に示すように、装置本体1の前面に向けて開口さ
れた枠状に形成され、ベース4上に着脱可能に載置され
る。カップステーション12には、各ミキシングボール11
から注出体25を通じて各飲料がそれぞれ注出される3つ
のカップ載置部51が形成され、各カップ載置部51の上側
にカップの載置場所を示す指示部52が形成されている。
カップステーション12の内底部にはカップを載置する図
示しないスノコが着脱可能に取り付けられている。
【0031】カップステーション12の底面左側には、カ
ップステーション12内に零れる飲料や飲料注出経路に対
する洗浄湯水などのドレン水を排水受皿13に排水する排
水出口53が形成されている。カップステーション12の底
面は排水出口53に向けて下降傾斜するように形成されて
いる。
【0032】また、排水受皿13は、前端に取手61が形成
され、この取手61を操作してベース4の下側に対して前
後方向に着脱可能に配置されている。排水受皿13の底面
62は後方に向けて傾斜され、後端には排水口63が形成さ
れている。なお、装置本体1の後側底部には、排水受皿
13の排水口63から排水されるドレン水を受け入れて、装
置本体1外や装置本体1を載置する置台内に配置される
排水容器などへ排水管を通じて排水する排水部が配設さ
れる。
【0033】また、排気ファン装置14は、3つのミキシ
ングボール11が連結されるトレイ部71とこのトレイ部71
に連結されるファンダクト部72とを分離可能に有し、こ
れらトレイ部71とファンダクト部72とが排水受皿13上で
上下方向に並設され、ミキシングボール11からトレイ部
71およびファンダクト部72を通じて排水受皿13上に至る
排気通路73が形成されている。
【0034】トレイ部71は、トレイ本体75およびこのト
レイ本体75の上面を開閉可能に閉塞する蓋体76を有し、
3つのミキシングボール11の並設方向に横長に形成され
ている。トレイ本体75の後部にはダルマ孔状の取付孔77
を有する複数の取付片78が配設され、これら各取付片78
が中仕切板3の前面に配設された引掛部79に対して着脱
可能に引掛係止されている。トレイ本体75の底面左側に
は通路筒80が突出形成され、トレイ本体75の底面が通路
筒80に向けて下降傾斜するように形成されている。蓋体
76には各ミキシングボール11の排気筒28が前後方向に移
動して係合可能とする係合溝部76a が形成されている。
【0035】ファンダクト部72は、ダクト枠体81および
このダクト枠体81の上面を閉塞する蓋体82を有してい
る。図4に示すように(ファンダクト部72の蓋体82を外
した平面図)、ダクト枠体81の内部は、通路部83とフィ
ルタ部84およびファン部85とに区画部としての区画壁86
で区画形成されている。
【0036】通路部83は、ダクト枠体81の左側域と前側
域とにかけて平面視ほぼL字形に形成され、左側域の後
部上方には蓋体82に形成された係合孔87に差し込み係合
されるトレイ部71の通路筒80の下端部が配置され、前側
域底面には排水出口88が形成され、底面全体が排水出口
88に向けて下降傾斜するように形成されている。排水出
口88の下端はベース4を貫通して排水受皿13上に臨ませ
られている。
【0037】フィルタ部84には、区画壁86の前面部分に
通路部83に連通する通気口89が開口形成され、この通気
口89の後側にフィルタ体90が着脱可能に配設されてい
る。ダクト枠体81の右側面にはフィルタ体90が挿脱され
るフィルタ着脱口91が上下方向に長いスリット状に開口
形成されている。フィルタ体90は、フィルタ枠92の内側
に飲料用粉末原料の微粉末を捕獲するフィルタ93が取り
付けられている。
【0038】ファン部85には、フィルタ部84に対して区
画する仕切壁94の後方空間に回転可能に排気ファン95が
配設され、仕切壁94にフィルタ部84に連通する吸込口96
が形成され、ファン部85の底面に排気ファン95からの排
気流を吐出する排気流出口97が形成されている。排気流
出口97の下端はベース4を貫通して排水受皿13上に臨ま
せられている。
【0039】排気ファン95はダクト枠体81の後方に配設
される駆動モータ98によって回転駆動される。
【0040】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0041】装置本体1内に対して、ミキシングボール
11や排気ファン装置14などを組み込むには、まず、排気
ファン装置14のファンダクト部72を中仕切板3とベース
4との間の隅部に配設した後、トレイ部71の通路筒80の
下端をファンダクト部72の係合孔87に差込係合し、トレ
イ部71の取付片78を引掛部79に引掛係止する。
【0042】各ミキシングボール11を各モータケース9
の下側のミキシングボール装着部10に対して前方から差
し込み装填する。このとき、板ばね43を介して駆動モー
タ42を上方へ移動させながら、駆動モータ42の継手47を
撹拌翼体33の継手37に連結させるとともに、ストッパ部
46をミキシングボール11のストッパ部29に係合させる。
さらに、各ミキシングボール11の排気筒28をトレイ部71
の各係合溝部76a に係合させる。
【0043】各ミキシングボール11に対してシュート8
を装填するとともに、装置本体1の前側下部にカップス
テーション12を装填する。
【0044】この組立状態では、排気ファン装置14にお
いて、ミキシングボール11内から排気筒28、トレイ部71
およびファンダクト部72(通路部83、フィルタ部84およ
びファン部85)を通じて排水受皿13上に至る排気通路73
が形成される。
【0045】そして、飲料の注出時には、キャニスタ7
から繰り出される飲料用粉末原料がシュート8を通じて
ミキシングボール11の撹拌空間23に投入されるととも
に、貯水タンク5a,5bからの湯または冷水がホース、湯
水エルボ48を通じてミキシングボール11の湯水供給口31
から撹拌空間23に投入される。同時に、駆動モータ42が
作動されて撹拌翼体33が回転され、撹拌空間23内の飲料
用粉末原料と湯または冷水とが撹拌、混合されて飲料が
調合され、この飲料が注出口部24から注出体25を通じて
カップステーション12に配置されているカップに注出さ
れる。
【0046】飲料調合時には排気ファン装置14が作動さ
れ、ミキシングボール11内で発生する湯気や湿気が吸引
排気される。すなわち、駆動モータ98により排気ファン
95が回転されると、ミキシングボール11内の飲料用粉末
原料の微粉末、湯気および湿気を含む排気流(図4では
実線矢印で示す)が、排気筒28、トレイ部71、通路筒8
0、ファンダクト部72の通路部83、フィルタ体90を通じ
て排気ファン95に至り、排気流出口97を通じて排水受皿
13上に吐出される。排気流がフィルタ体90を通過する際
に、フィルタ体90に飲料用粉末原料の微粉末が一次回収
される。なお、ミキシングボール11からの排気流量の確
保と排気ファン95の吸引圧力などの関係から、フィルタ
体90を通過する微粉末が多少ある。
【0047】このように、ミキシングボール11内を排気
ファン装置14で吸引排気した排気流を、排水受皿13上に
開口する排気流出口97を通じてその排水受皿13に吐出す
るため、排気流に含まれる湯気や湿気、フィルタ体90を
通過する飲料用粉末原料の微粉末を排水受皿13で二次回
収でき、装置本体1の設置場所の周囲に対する排気流の
影響を防止できる。
【0048】また、例えば使用頻度が減少する時間帯な
どに、ミキシングボール11などの飲料通路や排気通路73
の一部について、貯水タンク5a,5bの湯水を利用しての
洗浄が行なわれる。この洗浄時には、貯水タンク5a,5b
からミキシングボール11内に飲料注出時よりも多量の洗
浄湯水が導入され、ミキシングボール11内に導入された
洗浄湯水の一部は、注出口部24から注出体25を洗浄して
カップステーション12に排水され、このカップステーシ
ョン12から排水受皿13に排水される。さらに、ミキシン
グボール11内に導入された洗浄湯水の一部は、排気筒28
から溢れ出し、トレイ部71内、通路筒80内、ファンダク
ト部72の通路部83内を洗浄して排水出口88から排水受皿
13に排水される。なお、ファンダクト部72内に至った洗
浄湯水は、通路部83の底面の傾斜に沿って排水出口88に
導かれ、通路部83に対して区画壁86で区画されたフィル
タ部84やファン部85に至ることはない。
【0049】また、ミキシングボール11や排気ファン装
置14などの分解清掃などのメンテナンスを行なう分解時
には、まず、各シュート8およびカップステーション12
を外した後、操作レバー45を板ばね43の付勢に抗して押
し上げ、駆動モータ42を上方へ移動させ、継手47を継手
37から上方に離反させて外すとともに、ストッパ部46を
ミキシングボール11のストッパ部29の前面域より上方に
退避させる。この状態で、ミキシングボール11を前方へ
スライドさせることにより、ミキシングボール11をミキ
シングボール装着部10から取り外す。
【0050】トレイ部71を引き上げながら引掛部79から
外すとともに通路筒80をファンダクト部72から抜き外
す。
【0051】取り外したシュート8、ミキシングボール
11、カップステーション12、トレイ部71などは丸洗い洗
浄される。ミキシングボール11およびトレイ部71につい
てはそれぞれ分解洗浄可能とする。
【0052】また、フィルタ体90をファンダクト部72か
ら抜き外し、フィルタ93に捕獲された飲料用粉末原料の
微粉末などの除去または洗浄が行なわれる。
【0053】なお、分解後の組立は上述したように行な
われる。
【0054】以上のように、ミキシングボール11内を排
気ファン装置14で吸引排気した排気流を、排水受皿13上
に開口する排気流出口97を通じてその排水受皿13に吐出
するため、飲料用粉末原料の微粉末、湯気および湿気を
排水受皿13で回収でき、装置本体1の設置場所の周囲に
対する排気流の影響を防止できる。
【0055】また、ミキシングボール11をオーバーフロ
ーして排気通路73に導入されるミキシングボール11の洗
浄湯水を排水出口88を通じて排水受皿13に排水するた
め、排気流出口97からの飲料用粉末原料の微粉末、湯気
および湿気に加えて、洗浄湯水を排水受皿13で回収でき
る。
【0056】また、排気流出口97より上流に配置される
フィルタ体90で飲料用粉末原料の微粉末を一次回収で
き、微粉末の排気ファン95への付着を低減できる。さら
に、排気ファン95側と洗浄湯水を排水受皿13に排出する
排水出口88側とを区画する区画部にフィルタ体90を着脱
自在に配置するため、フィルタ体90を介して排気ファン
95側への洗浄湯水の侵入を防止できる。
【0057】また、ミキシングボール11に連結されるト
レイ部71と、このトレイ部71に連結されるファンダクト
部72とを分離可能に有し、これらトレイ部71とファンダ
クト部72とを排水受皿13上で上下方向に並設するため、
排気通路73を短くでき、部品点数を削減できるととも
に、前方からの着脱性および清掃性を容易にできる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の飲料ディスペンサ装置に
よれば、ミキシングボール内を排気ファン装置で吸引排
気した排気流を、排水受部上に開口するファンダクト部
排気流出口を通じてその排水受部に吐出するため、飲
料用粉末原料の微粉末、湯気および湿気を排水受部で回
収でき、装置本体の設置場所の周囲に対する排気流の影
響を防止できる。トレイ部とファンダクト部とが排水受
部上で上下に配置され、排気通路を短くできる。
【0059】請求項2記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項1記載の飲料ディスペンサ装置の効果に加
えて、ミキシングボールをオーバーフローして排気通路
に導入されるミキシングボールの洗浄湯水をファンダク
ト部の排水出口を通じて排水受部に排水するため、排気
流出口からの飲料用粉末原料の微粉末、湯気および湿気
に加えて、洗浄湯水を排水受部で回収できる。
【0060】請求項3記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項1または2記載の飲料ディスペンサ装置の
効果に加えて、ファンダクト部の排気流出口より上流に
配置されるフィルタ体で飲料用粉末原料の微粉末を一次
回収でき、微粉末の排気ファンへの付着を低減できる。
【0061】請求項4記載の飲料ディスペンサ装置によ
れば、請求項3記載の飲料ディスペンサ装置の効果に加
えて、排気ファン側と洗浄湯水を排水受部に排出する排
水出口側とを区画する区画部にフィルタ体を着脱自在に
配置するため、フィルタ体を介して排気ファン側への洗
浄湯水の侵入を防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す飲料ディスペンサ
装置の断面図である。
【図2】同上飲料ディスペンサ装置の正面図である。
【図3】同上飲料ディスペンサ装置の平面図である。
【図4】同上ファンダクト部の蓋体を外した状態の平面
図である。
【図5】同上ミキシングボールの斜視図である。
【符号の説明】
1 装置本体 11 ミキシングボール 13 排水受部としての排水受皿 14 排気ファン装置 71 トレイ部 72 ファンダクト部 73 排気通路 86 区画部としての区画壁 88 排水出口 90 フィルタ体 95 排気ファン 97 排気流出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 勝弘 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−103779(JP,U) 実開 平4−78692(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/00 - 13/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、 この装置本体の底部に配置
    され、装置本体内で発生するドレン水を回収する排水受
    部と、前記装置本体内で排水受部の上方に配置され、 飲料用粉
    末原料と湯水とを撹拌、混合させて飲料を調合注出する
    ミキシングボールと、 このミキシングボールに連結されるトレイ部、このトレ
    イ部の下側で前記排水受部上に配置されトレイ部に連結
    されるファンダクト部、このファンダクト部の底面に設
    けられ前記排水受部上に開口する排気流出口、ミキシン
    グボールからトレイ部およびファンダクト部を通じて排
    気流出口に至る排気通路、およびこの排気通路を通じて
    ミキシングボール内を吸引排気する排気ファンを有する
    排気ファン装置とを具備していることを特徴とする飲料
    ディスペンサ装置。
  2. 【請求項2】 排気ファン装置のファンダクト部の底面
    、ミキシングボールをオーバーフローして排気通路に
    導入されるミキシングボールの洗浄湯水を排水受部に排
    出する排水出口を有していることを特徴とする請求項1
    記載の飲料ディスペンサ装置。
  3. 【請求項3】 排気ファン装置のファンダクト部は、排
    気流出口より上流に配置されるフィルタ体を有している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の飲料ディスペ
    ンサ装置。
  4. 【請求項4】 フィルタ体は、排気ファン側と洗浄湯水
    を排水受部に排出する排水出口側とを区画する区画部に
    着脱自在に配置されることを特徴とする請求項3記載の
    飲料ディスペンサ装置。
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