JPH0284437A - ポリボロシラザン及びその製造方法 - Google Patents

ポリボロシラザン及びその製造方法

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JPH0284437A
JPH0284437A JP6916989A JP6916989A JPH0284437A JP H0284437 A JPH0284437 A JP H0284437A JP 6916989 A JP6916989 A JP 6916989A JP 6916989 A JP6916989 A JP 6916989A JP H0284437 A JPH0284437 A JP H0284437A
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裕治 田代
Takeshi Isoda
礒田 武志
Kiyoshi Sato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規ポリボロシラザン及びその製造方法に係る
。ポリボロシラザンを前駆体とする5i−N−B系セラ
ミックスは、耐熱性、高硬度を有するため、高温用複合
材料の強化材等として有用であり、宇宙・航空産業、自
動車産業等での広範な応用が期待できる。
〔従来の技術] ホウ酸(誘導体)、ホウ酸金属塩、ハロゲン化ホウ素等
のホウ素化合物と有機ケイ素化合物を反応させて得られ
るポロシロキサン、オルガノボロシラン、ホウ素含有カ
ルボシランについては多く報告されている。
このような有機ケイ素化合物は低分子量であり、せいぜ
いオリゴマー程度の大きさの化合物を用いた例が知られ
ているにすぎない(特公昭57−26608号公報)。
ポリシラザンについては、ベルヒドロポリシラザン、ポ
リオルガノ(ヒドロ)シラザン等種々報告されているが
、ホウ素を含有したポリボロシラザンについては、従来
知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、先に、チタン、ジルコニウム、アルミニ
ウムなどのメタルを含むポリメタロシラザンについて開
示したが、さらに研究を進める過程でポリボロシラザン
を熱分解して得られるセラミックスが著しい耐熱性を有
することを見い出した。また、セラミックスにホウ素を
導入することによって硬度の向上、導電率の調整などを
図ることができる。
すなわち、本発明の目的は、熱分解により著しい耐熱性
(高温強度)等を示すセラミックスを提供するポリボロ
シラザン及びその製造方法を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕 そして、本発明によれば、上記目的は、ポリシラザンに
下記一般式(i)または(ii )または(iii )
または(iv) R6R? R6R7 (i)  −B−;(ii) −N−B−N−;(市)
−0−B−0−; (式中、R6は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1
〜20個を有するアルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルキルアミノ
基、水酸基、又はアミノ基であり、R7はR6のうち窒
素原子を有する基の窒素原子に結合している残基であり
、式(iv)では各3個の窒素原子及びホウ素原子から
なる合計6個の原子のうち少なくとも2個が架橋に使わ
れ、残りの原子にはR&が結合することができる。)で
表わされる架橋結合を有し、B / S i原子比が0
.01〜3の範囲内かつ数平均分子量が約200〜50
0 、000の新規ポリボロシラザンを提供することに
よって達成される。
より特定的には、本発明によれば、主として一般式(I
): R”      R’ (式中、R’  、R”  、R3はそれぞれ独立に水
素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基
、アリール基、またはこれらの基以外でケイ素に直結す
る基が炭素である基、アルキルシリル基、アルキルアミ
ノ基、アルコキシ基を表わす。
但し、R1、R2、R3の少なくとも1個は水素原子で
ある。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
が約100〜5万のポリシラザンと、一般式%式%()
: [[) (これらの式中、R4は同一でも異なっていてもよく、
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20個を有す
るアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、水酸基又は
アミノ基であり、LはB(R’)2と錯体を形成する化
合物である。)で表わされるホウ素化合物を反応させて
得られるホウ素/ケイ素原子比が0.01〜3の範囲内
かつ数平均分子量が約200〜500,000の新規ポ
リボロシラザンが提供される。
本発明によって提供される新規なポリボロシラザンは、
より高分子量のポリシラザンにホウ素化合物を反応させ
て、ホウ素を含む高分子量のポロシラザン構造を有する
ことを特徴とする化合物である。すなわち、本発明は、
ポリボロシラザンを生成する原料として用いるポリシラ
ザンに第1の特徴を有する。
このようなポリシラザンとホウ素化合物との反応及びそ
の反応によって得られるポリマー化合物の構造は、ホウ
素化合物の種類に依存する。
例えば、ホウ素化合物としてホウ素アルキコキシドを用
いる場合、得られるポリボロシラザンは、ポリシラザン
の主骨格中の少なくとも一部のケイ素原子に結合した水
素原子および/または窒素原子に結合した水素原子とホ
ウ素アルコキシドとが反応して、そのケイ素原子および
/または窒素原子がホウ素アルコキシドと縮合した側鎖
基あるいは、環状、架橋構造を有することを特徴とする
化合物である。
ポリシラザンのSt −H結合とホウ素アルコキシドと
の反応では、ホウ素アルコキシド(B(OR’)ff)
の有機基(R’)が、Si −H結合の水素原子を引き
抜いてR’Hを生じて脱離することにより、5i−0−
B結合が形成される。
一方、ポリシラザンのN−H結合と、ホウ素アルコキシ
ドとの反応ではホウ素アルコキシドにより、N−H結合
の水素原子が引き抜かれ、下記のようにN−0−B結合
又はN−B結合(以下、これらをN−Y−8結合として
表わす)が形成される。
ホウ素アルコキシドは最大3官能性であることができる
ので、出発ホウ素アルコキシドの種類あるいは反応条件
に応じて、生成するポリボロシラザンはホウ素に関して
1〜3官能性の重合体であることができる。、1官能性
重合体はポリシラザンの主鎖のSiおよび/またはNに
ペンダント基が導入された下記構造を有する。
B(OR’)z          B(OR’)!2
〜32〜3官能性ではポリシラザン骨格にB原子を介し
て環状、架橋構造が形成される。環状構造はホウ素アル
コキシドエ分子内の2個の官能基が、ポリシラザンの隣
り合うケイ素原子及び窒素原子と縮合した構造が含まれ
る。架橋構造はホウ素アルコキシドの2個以上の官能基
が、2分子以上のポリシラザンと縮合した場合に生じる
B(01?’) B(01?S) また、3官能性重合体の中には上記の環状構造と架橋構
造を同時に有するものもある。通常、ポリシラザンとホ
ウ素アルコキシドとの反応により、(Vl)又は(■)
で示した重合体が得られる。
以上の様にポリシラザンからポリボロシラザンへの構造
上の変化は、ポリシラザンの骨格を基本に新たにペンダ
ント基、あるいは環状、架橋構造が形成されることであ
る。
ポリシラザンのSt −H結合とホウ素化合物B(R’
)+のうち、ハロゲン原子を有する物質との反応では、
ホウ素化合物8X、(R’)z−(Xはハロゲン原子、
m=1.2.3)のハロゲン原子が、Si −H結合の
水素原子を引き抜いてHXを生じて脱離することにより
、Si −B結合が形成される。
   II ハlνすN  −Siへ一一一 一方、ポリシラザンのN−H結合と、ハロゲン原子を有
するホウ素化合物との反応では、N −H結合の水素原
子が引き抜かれ、下記のようにN−B結合が形成される
ホウ素化合物BX、(R’)3−はハロゲン原子の数に
より、最大3官能性であることができるので、生成する
ポリボロシラザンはホウ素に関して1〜3官能性の重合
体であることができる。1官能性重合体はポリシラザン
の主鎖のSiおよび/またはNにペンダント基が導入さ
れた下記構造を有する。
B(R’)2        R”  B(R’)!2
〜32〜3官能性ではポリシラザン骨格にB原子を介し
て環状、架橋構造が形成される。環状構造はホウ素化合
物1分子内の2個の官能基が、ポリシラザンの隣り合う
ケイ素原子及び窒素原子と縮合した構造が含まれる。架
橋構造はホウ素化合物の2個以上の官能基が、2分子以
上のポリシラザンと縮合した場合に生じる。
また、3官能性重合体の中には上記の環状構造と架橋構
造を同時に有するものもある。
ポリシラザンのSi −H結合とホウ素化合物B(R’
)sのうち水素原子を有する物質との反応では、ホウ素
化合物BH−(R’)z−の水素原子が、Si −H結
合の水素原子を引き抜いてH2を生じて脱離することに
より、St −B結合を形成される。
ンN−5i−11+BHII(R’) x−→〉N−5
i−all−+ (R’) z−+ )lz一方、ポリ
シラザンのN−H結合と水素原子を有するホウ素化合物
との反応では、N−H結合の水素原子が引き抜かれ、下
記のようにN−B結合が形成される。
一5i−N−H+BH−(R’)ff−い→5i−N−
BX、−+(R’):+−−+Hzホウ素化合物BH−
(R’)s−は水素原子の数により、最大3官能性であ
ることができるので、ホウ素原子化合物BX−(R’)
3−について説明したと同様の構造を有するポリボロシ
ラザンを生成することができる。
ポリシラザンのSi −H結合とホウ素化合物B(R’
)zのうち、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキ
ル基、了り−ル基、アルキルアミノ基を有する物質との
反応では、ホウ素化合物B (R’) 3の有機基が、
Si −H結合の水素原子を引き抜いてR’Hを生じて
脱離することにより、Si −B結合が形成される。
〉N−5iJH+ B(R’) :l→ 〉N−5i−
B(R’)z+R’H但し、アルキルアミノ基の内、窒
素原子に結合する基の一方が水素原子の場合は、脱水素
反応が起き、下記の反応により5i−N−B結合が形成
される。
一方、ポリシラザンのN−H結合と、アルキル基、アル
ケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルア
ミノ基を有するホウ素化合物との反応では、N−H結合
の水素原子が引き抜かれ、下記のようにN−B結合が形
成される。
ホウ素化合物B(R’)3は最大3官能性であることが
できるので、出発ホウ素化合物の種類あるいは反応条件
に応じて、生成するポリボロシラザンは前記のホウ素化
合物BX、(R’) ff−*やBH,(R’) x−
を用いた場合と同様の構造を有する。
ポリシラザンのSi −H結合とホウ素化合物B(R’
)sのうち、アミノ基、水酸基を有する物質との反応で
は、ホウ素化合物BZい(R’) 3−(Zはアミノ基
または水酸基)のZ中の水素原子が、Si −H結合の
水素原子を引き抜いてHlを生じて脱離することにより
、5t−N−B結合あるいは5t−0−B結合が形成さ
れる。
重合体はポリシラザンの主鎖のStおよび/またはNに
ペンダント基が導入された下記構造を有する。
一方、ポリシラザンのN−H結合と、アミノ基、水酸基
を有するホウ素化合物との反応では、N−H結合の水素
原子が引き抜かれ、下記のようにN−N−B結合あるい
はN−0−B結合が形成される。
ホウ素化合物BZ−(R’) :l−はアミノ基、水酸
基の数により、最大3官能性であることができるので、
生成するポリボロシラザンはホウ素に関して1〜3官能
性の重合体であることができる。1官能性2〜3官能性
重合体ではポリシラザン骨格にB原子を介して環状、架
橋構造が形成される。環状構造はホウ素化合物1分子内
の2個の官能基が、ポリシラザンの隣り合うケイ素原子
及び窒素原子と縮合した構造が含まれる。架橋構造はホ
ウ素化合物の2個以上の官能基が、2分子以上のポリシ
ラザンと縮合した場合に生じる。
また、3官能性重合体の中には上記の環状構造と架橋構
造を同時に有するものもある。
ポリシラザンのSi −H結合とホウ素化合物(R’0
B)iとの反応では、ホウ素化合物(R’OB) 、の
R4が、Si −H結合の水素原子を引き抜いてR’H
を生じて脱離することにより、Si −B結合が形成さ
れる。
一方、ポリシラザンのN−H結合と(R’BO)+との
反応では、N−H結合の水素原子が引き抜かれ、下記の
ようにN−B結合が形成される。
ホウ素化合物(R’OB)、は最大3官能性であること
ができるので、出発ホウ素化合物の種類あるいは反応条
件に応じて、生成するポリボロシラザンはホウ素化合物
に関して1〜3官能性の重合体であることができる。1
官能性重合体はポリシラザンの主鎖のSiおよび/また
はNにペンダント基が導入された下記構造を有する。
R1p3       R1 が、ポリシラザン1分子内の2個のケイ素原子および/
または窒素原子と縮合した構造が含まれる。
架橋構造はホウ素化合物の2個以上の官#i′基が、2
分子以上のポリシラザンと縮合した場合に生じる。
2〜3官能性重合体ではポリシラザン骨格にホウ素化合
物を介して環状、架橋構造が形成される。
環状構造はホウ素化合物1分子内の2個の官能基R″ また、3官能性重合体の中には、上記の環状構造と架橋
構造を同時に有するものもある。
ポリシラザンのSt −N結合とホウ素化合物原子が引
き抜かれ、下記のようにN−B結合またはN−N結合が
形成される。
が5i−N結合の水素原子を引き抜いて、R’Hを生じ
て脱離することにより、St −B結合またはSt −
N結合が形成される。
一方、 ポリシラザンのN N結合と あることができるので、出発ホウ素化合物の種類あるい
は反応条件に応じて、生成するポリボロシラザンはホウ
素化合物に関して1〜6官能性の重合体であることがで
きる。■官能性重合体はポリシラザンの主鎖のStおよ
び/またはNにペンダント基が導入された下記構造を有
する。
RI  R3RI  R3 2分子以上のポリシラザンと縮合した場合に生じる。
2〜6官能性重合体ではポリシラザン骨格にホウ素化合
物を介して環状、架橋構造が形成される。
環状構造はホウ素化合物1分子内の2個の官能基がポリ
シラザン1分子内の2個のケイ素原子および/または窒
素原子と縮合した構造が含まれる。
架橋構造はホウ素化合物の2個以上の官能基が、5i−
N− また、3〜6官能性重合体の中には上記の環状構造と架
橋構造を同時に有するものもある。
ポリシラザンとホウ素化合物B(R’)3 : Lとの
反応では、錯体形成物質りとポリシラザンとは反応しな
いため、反応機構及び生成物の構造は、基本的にポリシ
ラザンとB(R’)3との反応と同じである。
本発明で用いるポリシラザンは、分子内に少なくとも5
t−H結合、あるはいN−H結合を有するポリシラザン
であるが、ポリシラザン単独は勿論のこと、ポリシラザ
ンと他のポリマーとの共重合体やポリシラザンと他の化
合物との混合物でも利用できる。
本発明で用いるポリシラザンには、鎖状、環状、あるい
は架橋構造を有するもの、あるいは分子内にこれら複数
の構造を同時に有するものがあり、これら単独でもある
いは混合物でも利用できる。
本発明で用いるポリシラザンの代表例としては下記のよ
うなものがあるが、これらに限定されるものではない。
一般的には、一般式(,1)のR1,R1及びR3は水
素、炭素原子数1〜5個のアルキル基、炭素原子数2〜
6個のアルケニル基、炭素原子数5〜7個のシクロアル
キル基、アリール基、炭素原子数1〜4個のアルキルシ
リル基、炭素原子数1〜5個のアルキルアミノ基、炭素
原子数1〜5個のアルコキシ基からなる群から選ばれる
ことが立体障害が小さいので好ましく、より好ましくは
水素原子、メチル基、エチル基、ビニル基、アリル基、
メチルアミン基、エチルアミノ基、メトキシ基及びエト
キシ基から選ばれる。
一般式N)でRI 、R2、及びR3に水素原子を有す
るものは、ベルヒドロポリシラザンであり、その製造法
は例えば特開昭60−145903号公報、D、5ey
ferthらCommunication of Am
、Cer、Soc、+C13、January 198
3.に報告されている。これらの方法で得られるものは
、種々の構造を有するポリマーの混合物であるが、基本
的には分子内に鎖状部分と環状部分を含み、 +5iHJH)i +5iHJ)”  +5illi)
 c  (a f b 十c = 1 )の化学式で表
わすことができる。ベルヒドロポリシラザンの構造の一
例を示すと下記の如くである。
一般式(1)でR’及びR2に水素原子、R3にメチル
基を有するポリシラザンの製造法は、D、5eyfer
thらPolym、Prepr、 + Am、CheI
Il、 Sac、 、 Div。
Polym、Chem、、i、 10(1984)に報
告されている。この方法により得られるポリシラザンは
、繰り返し単位が−f 5iHzNC)Is +−の鎖
状ポリマーと環状ポリマーであり、いずれも架橋構造を
もたない。
一般式(1)でR1及びR3に水素原子、Rzに有機基
を有するポリオルガノ(ヒドロ)シラザンの製造法は、
D、5eyferthらPolym、Prepr、 、
 Am。
Chem、Soc、、Div、Po1yn+、Chem
、25+ 10(1984)、特開昭61−89230
号公報に報告されている。これらの方法により得られる
ポリシラザンには、→R”5iHNtlを繰り返し単位
として、主として重合度が3〜5の環状構造を有するも
のや CR25iHNH)x ((R”5iH)+、 s N
) I−X (0,4< x < 1 )の化学式で示
せる分子内に鎖状構造と環状構造を同時に有するものが
ある。
一般式(1)でR1に水素原子、Bz及びR3に有機基
を有するポリシラザン、またRI及びR2ナー に有機基、R3に水素原子を有するものは−f−R’R
”5iNR3←を繰り返し単位として、主に重合度が3
〜5の環状構造を有している。
次に本発明で用いるポリシラザンの内、−i式(1)以
外のものの代表例をあげる。
ポリオルガノ(ヒドロ)シラザンの中には、D、5ey
ferthらCom+munication  of 
 Am、Cer、Soc、、C−132、July 1
984.が報告している様な分子内に架橋構造を有する
ものもある。−例を示すと下記の如くである。
また、特開昭49−69717号公報に報告されている
様なR’5iXs (X :ハロゲン)のアンモニア分
解によって得られる架橋構造を有するポリシラザン(R
’Si (N)l)+1)、あるいはR’Si:h及び
R%5iXzの共アンモニア分解によって得られる下記
の構造を有するポリシラザンも本発明の出発原料として
用いることかできる。
本発明で用いるポリシラザンは、上記の如く一般式(1
)で表わされる単位からなる主鎖骨格を有するが、一般
式(I)で表わされる単位は、上記にも明らかな如く環
状化することがあり、その場合にはその環状部分が末端
基となり、このように環状化されない場合には、主鎖骨
格の末端はRI  R2、R2と同様の基又は水素であ
ることができる。ポリシラザンには、以上の如く有機溶
媒に可溶なもののほか、例えば下図に示すものの様に有
機溶媒に不溶なものも原料として利用できるが、これら
はホウ素アルコキシドとの反応生成物も有機溶媒に不溶
であるため、応用面での制限を受けることになる。
■ (St(NH)z) FIM、B111y、Bull、
Soc、Chim、Fr、、183(1962)(Si
zNり 、 M、B111y、Bull、Soc、Ch
im、Fr、、1550(1961)(Six(NH)
J −(Siz(Nll)n) −M、 B111y、
 Comp t、 Rend 、 、 250.416
3 (1960) ;251 、1639 (1960
)本発明で用いるポリシラザンは、約100〜50.0
00の数平均分子量を有するもので、環状ポリシラザン
、鎖状ポリシラザンあるいはそれらの混合物から構成さ
れる。本発明において好ましく用いられる原料ポリシラ
ザンは、数平均分子量的250〜20,000、より好
ましくは約500〜10,000である。分子量が小さ
すぎると、ホウ素化合物との反応生成物も低分子量とな
り1.性状が粘性液体のため、応用面で制限をうけるば
かりでなく、焼成工程中の飛散量が太き、く、セラミッ
クス収率が低くいので好ましくない。分子量が大きすぎ
ると、ホウ素化合物との反応生成物が溶媒不溶またはゲ
ルになりやすいため、好ましくない。
本発明で用いるホウ素化合物はB(R’)3・・・(I
I)、B(R’)、 : L・・・(V)、〔これらの
式中、R’、Lは前記定義の通りである。〕のいずれか
で表わされる化合物である。
B(R’)3のうちR4としてハロゲン原子を有するも
のとして、フルオロボラン、トリブロモボラン、トリフ
ルオロボラン、トリクロロボラン、ジフルオロボラン、
シイオドボラン、イオドボラン、ジブロモメチルボラン
、ジクロロメチルボラン、ジフルオロメチルボラン、ジ
フルオロメトキシボラン、シイオドメチルボラン、エチ
ニルジフルオロボラン、ジフルオロビニルボラン、ジブ
ロモエチルボラン、ジクロロエチルボラン、ジクロロエ
トキシボラン、エチルジフルオロボラン、エチルシイオ
ドボラン、ブロモジメチルボラン、ジブロモ(ジメチル
アミノ)ボラン、クロロジメチルボラン、クロロジメト
キシボラン、フルオロジメチルボラン、フルオロジメト
キシボラン、ジクロロイソプロピルボラン、ジクロロプ
ロピルボラン、ジフルオロプロポキシボラン、ブロモ(
ジメチルアミノ)メチルボラン、クロロジビニルボラン
、ジブロモブチルボラン、ブチルジクロロボラン、ブチ
ルジフルオロボラン、ブトキシジフルオロボラン、ブロ
モジエチルボラン、ジブロモ(ジエチルアミノ)ボラン
、クロロジエチルボラン、クロロジェトキシボラン、ジ
クロロ(ペンタフルオロフェニル)ボラン、ジクロロ(
ジエチルアミノ)ボラン、(ジエチルアミノ)ジフルオ
ロボラン、ブロモビス(ジメチルアミノ)ボラン、クロ
ロビス(ジメチルアミノ)ボラン、ビス(ジメチルアミ
ノ)フルオロボラン、ジブロモフェニルボラン、ジクロ
ロフェニルボラン、ジフルオロフェニルボラン、ジフル
オロフェノキシボラン、シイオドフェニルボラン、ジブ
ロモ(1,3−ジメチル−1−ブテニル)ボラン、ジブ
ロモ(3,3−ジメチル−1−ブテニル)ボラン、ジブ
ロモ(1−エチル−1−ブテニル)ボラン、ジブロモ−
1−へキセニルポラン、ジブロモ(2−メチルシクロペ
ンチル)ボラン、2−メチルシクロペンチル−ジクロロ
ボラン、ジブロモヘキシルボラン、ジブロモ(2−メチ
ルペンチル)ボラン、ジエルメトキシボラン、ジブロモ
(ジプロピルアミノ)ボラン、クロロジプロピルボラン
、クロロ(1、1。
2−トリメチルプロピル)ボラン、ジクロロ(ジイソプ
ロピルアミノ)ボラン、ブチル(ジメチルアミノ)フル
オロボラン、ジクロロ(4−メチルフェニル)ボラン、
ジクロロ(メチルフェニルアミノ)ボラン、ブロモ(ジ
メチルアミノ)フェニルボラン、クロロ(ジメチルアミ
ノ)フェニルボラン、9−ブロモー9−ボラビシクロ(
3、3。
1〕ノナン、9−クロロ−9−ボラビシクロ〔3゜3.
1〕ノナン、ジエチルアミノクロロ−(1−ブテニルオ
キシ)ボラン、ジクロロオクチルボラン、ブロモビス(
1−メチルプロピル)ボラン、ブロモジブチルボラン、
ジブロモ(ジブチルアミノ)ボラン、クロロビス(2−
メチルプロピル)ボラン、ジブチルクロロボラン、ジク
ロロ(ジブチルアミノ)ボラン、ジブチルフルオロボラ
ン、・ブロモビス(ビニチルアミノ)ボラン、クロロビ
ス(ジエチルアミノ)ボラン、ジクロロ(2、4゜6−
ドリメチルフエニル)ボラン、3−ブロモ−7−メチル
−3−ボラビシクロ(3,3,1)ノナン、(ジエチル
アミノ)クロロ(シクロペンテニルオキシ)ボラン、ジ
クロロ(1、2、3、4゜5−ペンタメチル−2,4−
シクロペンタジェン−1−イル)ボラン、ジブロモ(1
、2、3、4゜5−ペンタメチル−2,4−シクロペン
タジェン−1−イル)ボラン、シイオド(1、2、3、
4゜5−ペンタメチル−2,4−シクロペンタジェン−
1−イル)ボラン、クロロジシクロペンチルバラン、ク
ロロ(°ジエチルアミノ)フェニルボラン、ブロモジシ
クロペンチルボラン、(1−ブチル−1−へキセニル)
ジクロロボラン、ブロモジペンチルボラン、クロロジフ
ェニルボラン、ブロモジフェニルボラン、ジクロロ(ジ
フェニルアミノ)ボラン、クロロ(ジイソプロピルアミ
ノ)フェニルボラン、クロロ(ジプロピルアミノ)フェ
ニルボラン、ブロモビス(2−ブロモ−1−へキセニル
)ボラン、クロロビス(2−クロロ−1−へキセニル)
ボラン、クロロジシクロヘキシルボラン、クロロジー1
−へキセニルボラン、クロロ(1−エチル−1−ブテニ
ル)(1、1、2−)ジメチルプロピル)ボラン、クロ
ロ−1−ヘキセニル(1゜1.2−)ジメチルプロピル
)ボラン、〔メチル(4−7”ロモフェニル)アミノコ
クロロ(フェニル)ボラン、クロロ(2−フェニルエチ
ニル)(1゜1.2−)ジメチルプロピル)ボラン、ク
ロロ(ジブチルアミノ)フェニルボラン、クロロオクチ
ル(1,1,2−)ジメチルプロピル)ボラン、クロロ
ビス(ジブチルアミノ)ボラン、フルオロビス(2,4
,6−)リメチルフェニル)ボラン、(1−ブロモ−1
−へキセニル)ビス(2−メチルペンチル)ボラン、(
1−ブロモ−1−へキセニル)ジクロロボラン、ビス(
1−ブチル−1−へキセニル)クロロボラン、(5−ク
ロロ−1−ペンテニル)ビス(1,2−ジメチルプロピ
ル)ボラン、などがある。
R4としてアルコキシ基を有するものとして、ジハイド
ロオキシメトキシボラン、ジメトキシボラン、メトキシ
ジメチルボラン、メチルジメトキシボラン、トリメトキ
シボラン、エチルジメトキシボラン、ジメチルアミノメ
トキシメチルボラン、(ジメチルアミノ)ジメトキシボ
ラン、ジエチルメトキシボラン、ジメトキシプロピルボ
ラン、ビス(ジメチルアミノ)メトキシボラン、エトキ
シジエチルボラン、ブチルジメトキシボラン、ジェトキ
シエチルボラン、トリエトキシボラン、シクロペンチル
ジメトキシボラン、メトキシジプロピルボラン、ジメト
キシフェニルボラン、(2−メチルシクロペンチル)ジ
メトキシボラン、ブトキシジエチルボラン、エトキシジ
プロピルボラン、ヘキシルジメトキシボラン、3−メト
キシ−3−ボラビシクロ−(3,3,1)ノナン、9−
メトキシ−9−ボラビシクロ(3,3,1)ノナン、ジ
ブチルメトキシボラン、メトキシビス(l−メチルプロ
ピル)ボラン、メトキシビス(2−メチルプロピル)ボ
ラン、プロポキシジプロピルボラン、トリイソプロポキ
シボラン、トリプロポキシボラン、ブトキシジプロピル
ボラン、ジブチルエトキシボラン、ジエチル(ヘキシル
オキシ)ボラン、ジブトキシエチルボラン、ジーter
t−ブトキシエチルボラン、ジシクロペンチルメトキシ
ボラン、ジブチルプロポキシボラン、エトキシジペンチ
ルボラン、(ヘキシルオキシ)ジプロピルボラン、トリ
ブトキシボラン、トリーter t−ブトキシボラン、
トリス(2−ブトキシ)ボラン、トリス(2−メチルプ
ロポキシ)ボラン、メトキシジフェニルボラン、ジシク
ロヘキシル(メトキシ)ボラン、ジブチル(2−ペンテ
ン−3−イルオキシ)ボラン、ジブトキシペンチルボラ
ン、エトキシジフェニルボラン、(2−アミノエトキシ
)ジフェノキシボラン、ジブチル(1−シクロへキセニ
ルオキシ)ボラン、プトキシジペンチルボラン、ジブチ
ル(ヘキシルオキシ)ボラン、ジブトキシヘキシルボラ
ン、ジヘキシルオキシプロビルボラン、トリペンチルオ
キシボラン、ブトキシジフェニルボラン、(2−メチル
プロポキシ)ジフェニルボラン、ジフェノキシフェニル
ボラン、トリフエノキシボラン、トリシクロへキシルオ
キシボラン、メトキシビス(2,4,6−)リメチルフ
ェニル)ボラン、トリベンジルオキシボラン、トリス(
3−メチルフェノキシ)ボラン、トリオクチルオキシボ
ラン)トリノニルオキシボラン、トリオクタデシルオキ
シボランなどがある。
R4としてアルケニル基を存するものとして、エチニル
ボラン、ビニルボラン、ジハイドロキシビニルボラン、
2−プロペニルボラン、エチニルジメトキシボラン、メ
チルジビニルボラン、トリビニルボラン、1−ヘキセニ
ルジハイドロキシボラン、ジメトキシ(3−メチル−1
,2−ブタジェンニル)ボラン、ジエチル−2−プロペ
ニルボラン、ジフェノキシ(2−フェニルエチニル)ボ
ラン、(ジエチルアミノ)ジェチニルボラン、ジエチル
アミノジー1−プロピニルボラン、2−ブテニルジエチ
ルボラン、ジエチル(2−メチル−2−プロペニル)ボ
ラン、ビス(ジメチルアミノ)(1−メチル−2−プロ
ペニル)ボラン、2−プテニルビス(ジメチルアミノ)
ボラン、トリー2−プロペニルボラン、トリ(2−プロ
ペニルオキシ)ボラン、ジエチル(3−メチル−2−ブ
テニル)ボラン、2−プロペニルジプロピルボラン、(
ジエチルアミノ)ジー1−プロピニルボラン、ブチルジ
ー2−プロペニルボラン、2−ブテニルジプロピルボラ
ン、ジエチル(1−エチル−2−プテニル)ボラン、(
2−メチル−2−プロペニル)ジプロピルボラン、ジエ
チル(1,1−ジメチル−3−ブテン−1−イルオキシ
)ボラン、ジエチル(1−ヘキセン−4−イルオキシ)
ボラン、9−(2−プロペニル)−9−ボラビシクロ〔
3゜3.1〕ノナン、ジブチル−2−プロペニルボラン
、(3−メチル−2−ブテニル)ジプロピルボラン、9
−(2−ブテニル)−9−ボラビシクロ(3,3,13
ノナン、トリー2−ブテニルボラン、トリス(2−メチ
ル−2−プロペニル)ボラン、ヘキシルジー2−プロペ
ニルボラン、2−ブテニルジブチルボラン、ビス(1,
2−ジメチルプロピル)(2−フェニルエチニル)ボラ
ン、ビス(1,2−ジメチルプロピル)−1−オクテニ
ルボランなどが挙げられる。
R4としてアルキルアミノ基、アミノ基を有するものと
して、アミノボラン、ジアミノボラン、アミノジメチル
ボラン、(ジメチルアミノ)ボラン、ジメチル(メチル
アミノ)ボラン、メチルビス(メチルアミノ)ボラン、
トリス(メチルアミノ)ボラン、(ジメチルアミノ)ジ
メチルボラン、ビス(ジメチルアミノ)ボラン、ビス(
ジメチルアミノ)メチルボラン、アミノジプロピルボラ
ン、(ジエチルアミノ)ジメチルボラン、(ジメチルア
ミノ)ジエチルボラン、トリス(ジメチルアミノ)ボラ
ン、イソプロピルビス(ジメチルアミノ)ボラン、ジメ
チル(フェニルアミノ)ボラン、ビス(メチルアミノ)
フェニルボラン、ビス(ジメチルアミノ)−1−ピロリ
ルボラン、アミノジブチルボラン、ジエチルボラン、ジ
メチルアミノジプロピルボラン、ビス(ジメチルアミノ
)フェニルボラン、ジブチル(ジメチルアミノ)ボラン
、ジーter t−ブチル(ジメチルアミノ)ボラン、
ジブチル(ジエチルアミノボラン、トリス(ジエチルア
ミノ)ボラン、ジメチルアミノジフェニルボラン、アミ
ノビス(2,4,6−トリメチルフエニル)ボランなど
が挙げられる。
R4として水酸基を有するものとして、ホウ酸、ハイド
ロオキシボラン、ジハイドロオキシ(メチル)ボラン、
ハイドロオキシジメチルボラン、エチルジハイドロオキ
シボラン、ジハイドロオキシプロピルボラン、2−フエ
ニルジハイドロオキシボラン、ジエチルハイドロオキシ
ボラン、ブチ°ルジハイドロオキシボラン、シクロペン
チルジハイドロオキシボラン、ペンチルジハイドロオキ
シボラン、(3−アミノフヱニル)ジハイドロオキシボ
ラン、フエニルジハイドロオキシボラン、ヘブチルジハ
イドロオキシボラン、ジハイドロオキシ(2−フェニル
エチル)ボラン、ジハイドロオキシ(1−ナフタレニル
)ボラン、ハイドロオキシビス(2,4,6−1−リメ
チルフェニル)ボラン、ハイドロオキシジフェニルボラ
ンなどが挙げられる。
R4としてアルキル基を有するものとして、メチルボラ
ン、ジメチルボラン、エチルボラン、トリメチルボラン
、ジエチルボラン、エチルジメチルボラン、ジエチルメ
チルボラン、3−メチル−2−ブチルボラン、トリエチ
ルボラン、(1、1゜2−トリメチルプロピル)ボラン
、ジブチルボラン、トリイソプロピルボラン、トリプロ
ピルボラン、ビス(3−メチル−2−ブチル)ボラン、
ビス(1,1,2−)ジメチルプロピル)ボラン、トリ
ーter t−ブチルボラン、トリブチルボラン、トリ
ス(1−メチルプロピル)ボラン、トリス(2−メチル
プロピル)ボラン、トリペンチルボラン、トリス(1,
2−ジメチルプロピル)ボラン、トリヘキシルボラン、
トリオクチルボラン、などが挙げられる。
R4としてシクロアルキル基を有するものとして、シク
ロペンチルボラン、シクロヘキシルボラン、ジシクロヘ
キシルボラン、シクロヘキシル(1,1,2−)ジメチ
ルプロピル)ボラン、トリシクロペンチルボラン、トリ
シクロヘキシルボランR4としてアリール基を有するも
の、トリー1−ナフチルボラン、トリス(2,4,6−
トリメチルフエニル)ボラン、トリベンジルボラン、ト
リス(4−メチルフェニル)ボラン、トリフェニルボラ
ン、フェニルボラン、エチルジフェニルボランなどが挙
げられる。
R4として水素原子を有するものとして、ボランを挙げ
ることができる。
(R’BO)3として、ボロキシン、トリフルオロボロ
キシン、トリメチルボロキシン、トリメトキシボロキシ
ン、トリエチルボロキシン、トリエトキシボロキシン、
トリフェニルボロキシン、トリフエノキシボロキシン、
トリス(4−エチニルフェニル)ボロキシン、トリス(
ジメチルアミノ)ボロキシン、トリブチルボロキシン、
トリプトキシボロキシン、トリシクロヘキシルボロキシ
ンなどを挙げることができる。
ラジン、2,4.6−)リブロモボラジン、2゜4.6
−)リフルオロボラジン、ボラジン、1−メチルボラジ
ン、2,4.6−)リクロロー1゜3.5−1−リメチ
ルボラジン、2,4.6−1−リブロモ−1,3,5−
)リメチルボラジン、2゜4.6−)リフルオロ−1,
3,5−)リメチルボラジン、1.3.5−)リメチル
ポラジン、2゜4 、6−トリメチルボラジン、2.4
.6−)リメトキシボラジン、2.4−ジクロロ−1,
3゜5.6−チトラメチルボラジン、2−クロロ−1゜
3.4,5.6−ペンタメチルボラジン、2.4゜6−
ドリクロロー1.3.5−トリエチルボラジン、ヘキサ
メチルボラジン、1.3.5−)リエチルボラジン、2
 、4 、6−)リエチルボラジン、1.3.5−トリ
プロピルボラジン、2.4.6−ドリエチルー1.3.
5−)リメチルボラジン、1.3.5−)リブチル−2
,4,6−)ジクロロボラジン、ヘキサエチルボラジン
、2.4.6−ドリクロロー1.3.5−トリフェニル
ボラジン、2,4.6−)リフェニルボラジン、2,4
゜6ニトリ(ジエチルアミノ)ボラジン、2,4゜6−
トリ(ビス(トリメチルシリル)アミノ)ボラジン、2
 、4 、6−トリス(ジメチルアミノ)1.3.5−
)リメチルボラジン、1.3.5−トリメチル−2,4
,6−1リフエニルボラジンなどを挙げることができる
B(R’)2 : Lとして、ボラン−フォスフイン、
ボラン−ヒドラジン、トリフルオロボラン−メタノール
、シアノボラン−アンモニア、ジフルオロボラン−メチ
ルアミン、ボラン−メチルアミン、トリプロモボランー
ジメチルサルサアイド、トリクロロボランージメチルサ
ルサアイド、トリフルオロボラン−ジメチルエーテル、
トリフルオロボラン−エタノール、ボラン−イソシアノ
メタン、ジブロモボラン−ジメチルサルファイド、ジク
ロロボラン−ジメチルサルファイド、トリクロロボラン
−ジメチルアミン、トリフルオロボラン−エチルアミン
、シアノボラン−メチルアミン、ブロモボラン−ジメチ
ルサルファイド、クロロボラン−ジメチルサルファイド
、ジフルオロボラン−ジメチルアミン、イオドポランー
ジメチルサルファイド、クロロボラン−ジメチルアミン
、ボラン−ジメチルアミン、ボラン−ジメチルフォスフ
イン、トリブロモボラン−トリメチルフォスフイン、ト
リブロモボラン−トリメチルアミン、トリクロロボラン
−トリメチルアミン、トリクロロボラン−トリメチルフ
ォスフイン、トリフルオロボラン−トリメチルアミン、
トリフルオロボラン−トリメチルフォスフイン、トリイ
オドボランートリメチルフォスフィン、シアノボラン−
ジメチルアミン、ジフルオロボラン−トリメチルアミン
、ブロモボラン−トリメチルフォスフイン、クロロボラ
ン−トリメチルフォスフイン、フルオロボラン−トリメ
チルアミン、イオドボランートリメチルアミン、イオド
ボランートリメチルフォスフィン、ボラン−トリメチル
アミン、トリメチルボラン−アンモニア、トリメトキシ
ボラン−アンモニア、ボラン−トリメチルフォスファイ
ト、ボラン−トリメチルフォスフイン、トリフルオロボ
ラン−2−メチルイミダゾール、トリフルオロボラン−
テトラヒドロフラン、クロロボラン−テトラヒドロフラ
ン、トリクロロボラン−ジエチルエーテル、トリフルオ
ロボラン−ジエチルエーテル、ジブロモボラン−ジエチ
ルエーテル、ジクロロボラン−ジエチルエーテル、シア
ノボラン−トリメチルアミン、ブロモボラン−ジエチル
エーテル、ジブロモボラン−トリメチルアミン、ジブロ
モメチルボラン−トリメチルフォスフイン、クロロボラ
ン−ジエチルエーテル、ボラン−tert−ブチルアミ
ン、ボラン−ジエチルアミン、トリブロモボラン−ピリ
ジン、トリクロロボラン−ピリビン、トリフルオロボラ
ン−ピリジン、ボラン−ピリジン、ボラン−4−アミノ
ピリジン、ブロモジメチルボラン−トリメチルフォスフ
イン、ジクロロシアノボラン−ピリジン、トリフルオロ
ボラン−フェノール、シアノボラン−ピリジン、ジブロ
モメチルボラン−ピリジン、ボラン−4−メチルビリジ
ン、トリフルオロボラン−1−ヘキサノール、トリブロ
モボラン−トリエチルアミン、トリクロロボラン−トリ
エチルアミン、クロロボラン−トリエチルアミン、ボラ
ン−トリエチルアミン、トリメチルボラン−トリメチル
アミン、ボラン−トリス(ジメチルアミノ)フォスフイ
ン、トリフルオロボラン−メトキシベンゼン、トリフル
オロボラン−4−メチルアニリン、ボラン−2,6−シ
メチルピリジン、トリフルボラン−ジブチルエーテル、
フエニルジクロロボラン−トリエチルアミン、トリブロ
モボラン−トリフェニルフォスフイン、トリクロロボラ
ン−トリフェニルフォスフイン、トリフルオロボラン−
トリフェニルフォスフイン、ボラン−トリフェニルアミ
ン、ボラン−トリフェニルフォスフイン、トリメチルボ
ラン−トリフェニルアミン、トリフェニルボラン−トリ
メチルアミン、トリフェニルボラン−ピリジン、トリフ
ェニルボラン−トリエチルアミン、などを挙げることが
できる。
上記物質の他に、テトラボラン(10) 、ペンタボラ
ン(9)、ペンタボラン(11) 、ヘキサボラン(1
0) 、ヘキサボラン(12) 、オクタボラン(12
)、オクタボラン(18) 、イソノナボラン(15)
 、ノナボラン(15) 、デカボラン(14) 、1
 、1’ビペンタボラン(9L1.2’−ビベンタボラ
ン(9)、2.2’−ビペンタボラン(9)、1カルバ
ヘキサボラン(7L2−カルバヘキサボラン(9)、1
.2−ジカルバヘキサボラン(6)、1.2−ジカルバ
ペンタボラン(7)、2.4−ジカルバヘブタボラン(
7)、2.3−ジカルバヘキサボラン(8)、1.7−
ジカルバオクタボラン(8)、1.2−ジカルバドデカ
ボラン(12)、1.7−ジカルバドデカボラン(12
)、1.12−ジカルバドデカボラン(12)を用いて
も良好な結果が得られる。
これらのホウ素化合物はほとんど上市されているが、上
市されていないものでも上市のものと同様の方法で製造
可能である。
本発明の新規ポリボロシラザンの数平均分子量は200
〜50万、好ましくは800〜20万の範囲内である。
また、本発明は、上記の新規ポリボロシラザンの製造方
法にも係り、この方法は、主として一般式(I): (式中、R1、Rz  、R’aはそれぞれ独立に水素
原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
アリール基、またはこれらの基以外でケイ素に直結する
基が炭素である基、アルキルシリル基、アルキルアミノ
基、アルコキシ基を表わす。
但し、R1、Rt  、R’sの少なくとも1個は水素
原子である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
が約100〜5万のポリシラザンと、一般式%式%()
: (これらの式中、R4は同一でも異なっていてもよく、
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20個を有す
るアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、水酸基又は
アミノ基であり、LはB(R’)sと錯体を形成する化
合物である。)で表わされるホウ素化合物を反応させて
、ホウ素/ケイ素原子比が0.O1〜3の範囲内かつ数
平均分子量が約200〜500.000の新規ポリボロ
シラザン、を得ることを特徴とする。
本発明に用いるポリシラザンは特に制約はなく、入手可
能なものを用いることができるが、ホウ素化合物との反
応性の点で、式(I)におけるR’Rt、及びR3は立
体障害の小さい基が好ましい。
即ち、R1、R1及びR3としては水素原子及びCI−
Sのアルキル基が好ましく、水素原子及びCI−zのア
ルキル基がさらに好ましい。
本発明で用いるホウ素化合物は、特に制約はないが、反
応性の点で、式(II)〜(V)におけるR4は水素原
子及びハロゲン原子及びc+−z。のアルキル基及びア
ルコキシ基が好ましく、水素原子及びハロゲン原子及び
01〜1゜のアルキル基及びアルコキシ基がさらに好ま
しく、水素原子及びハロゲン原子及びCI〜4のアルキ
ル基及びアルコキシ基が最も好ましい、−船釣には、式
(II)〜(V)のR4は水素原子、ハロゲン原子、炭
素原子数1〜10個のアルキル基、炭素原子数1〜10
個のアルコキシ基、炭素原子数1〜10個のアリール基
から選ばれることが好ましく、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブ
チル基、t−ブチル基、フェニル基、ベンジル基、トリ
ル基、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i
−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、t
−ブトキシ基、及びフェノキシ基から選ばれることがよ
り好ましい。ポリシラザンとホウ素化合物との混合比は
、M / S i原子比が0.001から60になるよ
うに、好ましくは0.01から5になるように、さらに
好ましくは0.05から2.5になる様に加える。ホウ
素化合物の添加量をこれより増やすとポリシラザンとの
反応性を高めることなく、単にホウ素化合物が未反応の
まま回収され、また、少ないと顕著な高分子量化が起こ
らない。
反応は、無溶媒で行なうこともできるが、有機溶媒を使
用する時に比べて反応制御が難しく、ゲル状物質が生成
する場合もあるので、一般に有機溶媒を用いた方が良い
。溶媒としては、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂
環式炭化水素の炭化水素溶媒、ハロゲン化炭化水素、脂
肪族エーテル、脂環式エーテル類が使用できる。好まし
い溶媒は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
ブロモホルム、塩化エチレン、塩化エチルデン、トリク
ロロエタン、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水
素、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、エチルブ
チルエーテル、ブチルエーテル、1.2−ジオキシエタ
ン、ジオキサン、ジメチルジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、テトラヒドロビラン等のエーテル類、ペンタン、
ヘキサン、イソヘキサン、メチルペンタン、ヘプタン、
イソへブタン、オクタン、イソオクタン、シクロペンク
ン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン等の炭化水素等である。
高分子量ポリボロシラザンを得るためには、塩基性条件
下でポリシラザンとホウ素化合物との反応を行なうのが
好ましい。この場合、塩基性条件とは、反応系に塩基性
化合物、例えば、第3級アミン類や立体障害性の基を有
する第2級アミン類、フォスフイン等を共存させること
を意味する。このような塩基性条件は、反応溶媒中に塩
基性化合物を添加することによって形成し得る他、反応
溶媒として塩基性溶媒または塩基性溶媒と前記非塩基性
溶媒との混合物を用いることによって形成することがで
きる。塩基性化合物の添加量は、反応溶媒100重量部
に対し少なくとも5重量部、好ましくは20重量部以上
である。塩基性化合物の添加量がこれより少なくなると
、著しい高分子量化の効果がなくなる。
塩基性溶媒としては、出発原料であるポリシラザンおよ
びホウ素化合物を分解しないものであれば任意のものが
使用できる。このようなものとしては、例えば、トリメ
チルアミン、ジメチルエチルアミン、ジエチルメチルア
ミン及びトリエチルアミン等のトリアルキルアミン、ピ
リジン、ピコリン、ジメチルアニリン、ピラジン、ピリ
ミジン、ピリダジン及びこれらの誘導体等の第3級アミ
ン類の他、ピロール、3−ピロリン、ピラゾール、2−
ピラゾリル、及びそれらの混合物等を挙げることができ
る。
反応温度は反応系が液体系である範囲にするのが好まし
い。ポリボロシラザンの高分子量化をさらに進めるには
溶媒の沸点以上で反応させることもできるが、ポリボロ
シラザンの熱分解によるゲル化を防ぐため、一般に40
0℃以下、好ましくは一78℃〜300℃にするのが好
ましい。
圧力は常圧が好ましい。加圧にすることには特に制約は
ないが、減圧下では、低沸点成分が留去され、収率が低
下するので好ましくない。反応時間は、一般に30分間
から1日程度であるが、ポリボロシラザンの高分子量化
をさらに進めるには、反応時間を延長することが好まし
い。
また、反応雰囲気としては原料のホウ素化合物及びポリ
シラザンあるいは生成物のポリボロシラザンの酸化や加
水分解を防ぐため、乾燥させた不活性雰囲気、例えば乾
燥窒素、乾燥アルゴン等が好ましい。
本発明の反応は貴金属等の高価な触媒を必要としない点
で有利である。
生成物のポリボロシラザンと出発原料のホウ素化合物と
は、ホウ素化合物の減圧留去あるいはゲルパーミェーシ
ョンクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー
によって分離することができる。
本発明の方法で得られる新規ポリボロシラザンは、ポリ
シラザンの一部のケイ素−水素結合がホウ素化合物の水
素原子またはハロゲン原子または有機基と縮合し、新た
にケイ素−(酸素)−ホウ素結合またはケイ素−窒素−
ホウ素結合を形成し、かつ/または、ポリシラザンの一
部の窒素−水素結合もホウ素化合物と縮合した構造を存
する重合体である。本発明の新規ポリボロシラザンは、
前記のように数平均分子量100〜so、 oooのポ
リシラザンを原料として用い、ホウ素化合物残基、結合
によって架橋高分子化、またはペンダント基導入による
高分子化することによって形成されることから、その分
子量は、当然のことながら、原料ポリシラザンよりも増
加されたものとなる。−般的には、本発明の目的とする
新規ポリボロシラザンは、数平均分子量200〜500
 、000、好ましくは、800〜200.000を有
する。本発明によるポリボロシラザンの場合、ポリボロ
シラザン中のホウ素原子とケイ素原子との比は0.01
以上3以下の範囲内にあり、かつ有機溶媒に可溶である
得られたポリボロシラザンは、原料ポリシラザンよりも
架橋構造や分子量が増加するので、凝固性が向上し、常
温ですみやかな賦形化が可能である。また、高分子量で
あることによって、高温焼成時の蒸発損失が小さ(でき
、セラミックス収率が向上する0例えば、本発明のポリ
ボロシラザンによれば70%以上、さらには80%以上
のセラミック収率が得られる。
本発明のポリボロシラザンは、雰囲気ガス下、あるいは
真空中で焼成することにより、簡単にセラミックスに変
換される。雰囲気ガスとしては窒素が好都合であるが、
アルゴン、アンモニアを用いることもできる。また、窒
素、アンモニア、アルゴン、水素等の混合ガスを利用す
ることもできる。
焼成温度は、一般には、700〜1900°Cの範囲内
とする。焼成温度が低すぎると焼成に長時間を要し、ま
たあまり高くしてもエネルギーコスト的に不利である。
昇温速度は、一般には、0.1°C/分〜300°C/
分の範囲内とする。昇温速度がおそすぎると焼成に長時
間を要し、またはやすぎると熱分解、収縮が一時に起こ
るためセラミックス中のクラック発生原因となる。ポリ
ボロシラザンの熱分解が主としておこる600°C以下
の温度範囲において昇温速度を0.5℃/分〜50°C
/分に制御することで良好な結果が得られる。
本発明者らが先に開示したポリメタロシラザンは一般に
焼成すると非晶質セラミックスが得られて、弾性率等の
高温強度に優れるという特徴を有する。例えば、120
0’C〜1300″Cで1時間程度保持しても非晶質を
保つ。しかしながら、本発明によって提供されるポリボ
ロシラザンを焼成して得られるセラミックスはさらに耐
熱性に優れ、1500’C以上で、好ましいものは17
00”C以上で加熱してもまだ非晶質を保つという著し
い性質を示す。一般的に多結晶物質は粒界が破壊源とな
るため、非晶質物質に比べ機械的強度が劣る。本発明に
よって提供されるポリボロシラザンを焼成して得られる
セラミックスは、1700°Cにおいても非晶質を保つ
ため、優れた高温機械的強度を有する。1700″Cで
非晶質ということはSt −N系では理論的にほぼ最高
値と考えられるものであり、また結晶質の5i−N系で
も1700″Cはその耐熱性の上限に近いことを考える
と、この効果は極めて優れたものであることがわかる。
〔発明の効果〕 本発明のポリボロシラザンが提供されることによって、
次のような効果がある。
(1)AJ 、Ti  、Zrを導入したメタロシラザ
ンから得られるセラミックスは、原料ポリシラザンから
得られるセラミックスに比べ、耐熱性が向上することが
知られているが、ポリボロシラザンから得られるセラミ
ックスは、これらの金属の場合以上の耐熱性を有し、高
温機械強度の向上が図れる。
(2)ポリボロシラザンは、有機溶媒に可溶であり、焼
成後5i−N−B系セラミックスに変換されるため、高
性能の複合セラミックス成形体を得ることができる。
(3)ポリボロシラザンを焼成して得られるセラミック
ス中にホウ素が共存するため、セラミックスの硬度の向
上が図れる。
(4)セラミックスの組成制御が可能なため、セラミッ
クスの導電率を広い範囲から選択できる。
〔実施例〕
参考例1 内容積12の四つロフラスコにガス吹きこみ管、メカニ
カルスターラー、ジュワーコンデンサーを装置した。反
応器内部を脱酸素した乾燥窒素で置換した後、四つロフ
ラスコに脱気した乾燥ピリジン490dを入れ、これを
氷冷した。次にジクロロシラン51.6gを加えると白
色固体状のアダクト<5iHzCl 2  ・2CSH
6N)が生成した。反応混合物を水冷し、攪拌しながら
、水酸化す) IJウム管及び活性炭管を通して精製し
たアンモニア51.0 gを吹き込んだ。
反応終了後、反応混合物を遠心分離し、乾燥ピリジンを
用いて洗浄した後、更に窒素雰囲気下でろ過し、ろ液8
50戚を得た。濾液5dから溶媒を減圧留去すると樹脂
固体ベルヒドロポリシラザン0.102gが得られた。
得られたポリマーの数平均分子量はGPCにより測定し
たところ、980であった。また、このポリマーのIR
(赤外吸収)スペクトル(溶媒:乾燥0−キシレン;ペ
ルヒドロポリシラザンの濃度:10.2 g / l 
)を検討すると、波数(C11−’) 3350(見か
けの吸光係数ε= 0.55Le g−’cn+−’)
及び1175のNHに基づく吸収;2170(ε=3.
14)のSiHに基づく吸収; 1020〜820のS
iH及び5iNSiに基づく吸収を示すことが確認され
た。またこのポリマーの’HNMR(プロトン核磁気共
鳴)スペクトル(60MH2溶媒cocf3/基準物質
TMS )を検討すると、いずれも幅広い吸収を示して
いることが確認された。即ち64.8及び4.4 (b
r 、 5iH);1、5 (br 、 NH)の吸収
が確認された。
参考例2 参考例1と同一の装置を用いて反応を行った。
即ち、参考例1で示した四つロフラスコに脱気した乾燥
テトラヒドロフラン450dを入れ、これをドライアイ
ス−メタノール浴で冷却した。次にジクロロシラン46
.2gを加えた。この溶液を冷却し、攪拌しながら無水
メチルアミン44.2gを窒素との混合ガスとして吹き
込んだ。
反応終了後、反応混合物を遠心分離し、乾燥テトラヒド
ロフランを用いて洗浄した後、さらに窒素雰囲気下でろ
過してろ液820dを得た。溶媒を減圧留去すると粘性
油状N−メチルシラザンが8.4g得られた。得られた
ポリマーの数平均分子量は、GPCにより測定したとこ
ろ1100であった。
参考例3 内容積11の四つロフラスコにガス吹きこみ管、メカニ
カルスターラー、ジュワーコンデンサーを装置した。反
応器内部を脱酸素した乾燥窒素で置換した後、四つロフ
ラスコに乾燥ジクロロメタン3001dlおよびメチル
ジクロロシラン24.3 g (0,211sol)を
入れ、水冷した。攪拌しながら、水酸化ナトリウム管お
よび活性炭管を通して精製したアンモニア18.1 g
 (1,06mol)を吹き込んだ。
反応終了後、反応混合物を遠心分離し、乾燥ジクロロメ
タンを用いて洗浄後、更に窒素雰囲気下でろ過した。ろ
液から溶媒を減圧留去すると無色透明のメチル(ヒドロ
)シラザンを8.81g得た。
この生成物の数平均分子量はGPCにより測定したとこ
ろ、380であった。
参考例4 参考例1と同一の装置を用いて反応を行った。
すなわち、参考例1で示した四つロフラスコに脱気した
乾燥トルエン500dを入れ、これを氷冷した。次にフ
エニルジクロロシラン52.1gを加えた。
この溶液を氷冷し、撹拌しながら、水酸化ナトリウム管
および活性炭管を通して精製したアンモニア30.0g
を窒素との混合ガスとして吹き込んだ。
反応混合物を、参考例1と同様に処理すると油状フェニ
ルポリシラザンが6.8g得られた。得られたポリマー
の数平均分子量は、GPCにより測定したところ380
であった。
実施例1 参考例1で得られたベルヒドロポリシラザンのピリジン
溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度;5.10重量%
)100dを内容積300mの耐圧反応容器に入れ、ト
リメチルボレート4.0 cc (0,035mof)
を加え密閉系で160°Cで3時間攪拌しながら反応を
行なった。反応前後で圧力は1.0 kg / cff
l上昇した。
発生した気体はガスクロマトグラフィー(CC)測定に
より、水素およびメタンであった。室温に冷却後、乾燥
φ−キシレン100rdを加え、圧力3〜5m+sHg
、温度50〜70°Cで溶媒を除いたところ、5.45
gの白色粉末が得られた。この粉末は、トルエン、テト
ラヒドロフラン、クロロホルムおよびその他の有機溶媒
に可溶であった。
前記重合体粉末の数平均分子量は、GPCにより測定し
たところ、2100であった。また、そのIRスペクト
ルの分析の結果、波数(cm−’) 3350および1
175のNHに基づく吸収; 2170のSiHに基づ
く吸収; 1020〜820のSinおよび5iNSi
に基づく吸収、 2960 、2940 、2840の
CHに基づく吸収;1090のSiOに基づく吸収; 
1550〜1300のBOに基づく吸収を示すことが確
認された。さらに前記重合体粉末の’ HNMRスペク
トル(CDCj23. TMS)を分析した結果、64
.8 (br 、 5iHz)  、δ4.7(br。
0Si)It) 、δ4.4 (br、5iHz)  
、63.6 (br 、 CLO)δ1.4 (br 
、 NH)の吸収が観測された。また、前記重合体の元
素分析結果は、重量基準でS i  : 42.4%、
 N : 25.9%、 C: 8.8%。
0:   12.7%、Bニア、0%、H: 3.8%
であった。
実施例2 参考例2で得られたメチルポリシラザンのφ−キシレン
溶液(メチルポリシラザンの濃度; 10.4重量%)
100#11!を内容積300戚の耐圧反応容器に入れ
、三塩化ホウ素17.3 g (0,283mol)を
加え、密閉系で20゛Cで3時間攪拌しながら反応を行
なった。
白色沈澱を濾別し、濾液の溶媒を実施例1と同様に減圧
留去したところ無色透明なゴム状固体が8.2g得られ
た。この物質の数平均分子量はGPCにより測定したと
ころ1440であった。
実施例3 参考例1で得られたベルヒドロポリシラザンのφ−キシ
レン溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度;5.84重
量%)100dを内容積300dの耐圧反応容器に入れ
、ピリジン・ボラン錯体4.0 cc (0,0396
mol)を加え、密閉系で80°Cで3時間攪拌しなが
ら反応を行なった。反応前後で圧力は0.2kg/cd
上昇した0発生した気体はGC測定により水素であった
。実施例1と同様に溶媒を減圧留去すると、赤かっ色面
体が4.98g得られた。この物質の数平均分子量は、
GPCにより測定したところ170,000であった。
実施例4 参考例3で得られたN−メチルシラザンのT −ピコリ
ン溶液(N−メチルシラザンの濃度;4.95重量%)
100dを内容積300戚の耐圧反応容器に入れ、トリ
ブチルボレート4.0 cc (0,OL48mol)
を加え、密閉系で120°Cで3時間攪拌しながら反応
を行なった。反応前後で圧力は0.8 kg / ci
上昇した。
室温に冷却後、実施例1と同様に溶媒を減圧留去すると
、淡黄色ゴム状固体が5.03g得られた。この物質の
数平均分子量は、GPCにより測定したところ1880
であった。
実施例5 参考例4で得られたフェニルポリシラザンのピリジン溶
液(フェニルポリシラザンの濃度;3.65重量%)8
0dを内容積300dの耐圧反応容器に入れ、ホウ酸1
.26 g (0,0204sol)を加え、密閉系で
60°で1時間攪拌しながら反応を行なった。
反応前後で圧力は0.6 kg / cd上昇した。室
温に冷却後、実施例1と同様に溶媒を減圧留去すると、
白色固体が2.46g得られた。この物質の数平均分子
量は、GPCにより測定したところ3.2040であっ
た。
実施例6 参考例1で得られたベルヒドロポリシラザンのピリジン
溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度;5.37重量%
)100dを内容積300−の耐圧反応容器に入れ、1
,3.5−1−ジメチルボラジン3.2戚(0,037
6sol)を加え、密閉系で120°Cで3時間攪拌し
ながら反応を行なった。反応前後で圧力は0、3 kg
 / cd上昇した0発生した気体はGC測定により、
水素であった。室温に冷却後、実施例1と同様に溶媒を
減圧留去したところ、4.86gの白色粉末が得られた
。この粉末は、トルエン、テトラヒドロフラン、クロロ
ホルムおよびその他の有機溶媒に可溶であった。この重
合体粉末の数平均分子量はGPCにより測定したところ
2430であった。
実施例7 参考例1で得られたベルヒドロポリシラザンのピリジン
溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度;6.32重量%
)100!niを内容積300m1!(7)耐圧反応容
器に入れ、トリメトキシボロキシン5.5 m (0,
0379sol)を加え、密閉系で140°Cで3時間
撹拌しながら反応を行なった。反応前後で圧力は0.2
 kg / crl上昇した0発生した気体はGC測定
により、水素およびメタンであった。室温に冷却後、実
施例1と同様に溶媒を減圧留去したところ、5.77g
の白色粉末が得られた。この粉末は、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、クロロホルムおよびその他の有機溶媒に
可溶であった。この重合体粉末の数平均分子量はGPC
により測定したところ194oであった。
実施例8 実施例1で得られたポリボロシラザンをアンモニア中で
1000°Cまで昇温速度3°C/分で加熱し、熱分解
することで白色固体を88.0重量%の収率で得た。得
られたセラミックスの粉末X線回折測定を行なったとこ
ろ、非晶質であることが確認された。この固体の元素分
析結果は、重量基準で、S i  : 40.7%、 
N ;33.5%、 C: 1.57%。
0 : 12.0%、 B : 7.00%であった。
次に、固体をさらに窒素中で1700°Cまで、昇温速
度10°C/分で加熱焼成して灰色固体を得た。
この物質の粉末X線回折測定を行なったところ、第1図
に示す如く、非晶質状態を保っていることが確認された
実施例9 実施例3で得られたポリボロシラザンをアンモニア中で
1000″Cまで昇温速度3°C/分で加熱し、熱分解
することで淡かっ色囲体を82.0重量%の収率で得た
。得られたセラミックスの粉末X線回折測定を行なった
ところ、非晶質であることが確認された。この固体の元
素分析結果は、重量基準で、S i  : 43.5%
、 N ; 38.7%、 C: 0.70%。
0 : 8.40%、 B : 5.60%であった。
次に、固体を窒素中で1500″Cまで、昇温速度10
’C/分で加熱焼成して黒灰色固体を得た。この物質の
粉末X線回折測定を行なったところ、第2図に示す如く
、非晶質状態を保っていることが確認された。
次に、この固体をさらに窒素中で1700’Cまで昇温
速度10°C/分で加熱焼成して黒灰色固体を得た。こ
の物質の粉末X線回折測定を行なったところ、第3図に
示す如く、2θ=20.5’ ニα−5i、N。
(7) (101)回折線、2θ= 22.9°ニα−
5iJnノ(110)回折線、2θ=26.4°ニα−
5iffN4(7) (200)回折線、2θ=30.
9°にα−3i、N、の(201)回折線、2θ=31
.7°にα−5i3N、の(002)回折線、2θ−3
4,5’にα−3i3N、の(102)回折線、2θ=
35.2°にα−5i J4(7) (210)回折線
、2θ=38.8°にα−5i3N4の(211)回折
線、2θ=39.4’ ニ(r−5iJ4(7) (1
12)回折線、2θ=40.l°ニa−5izNaCD
 (300)回折線、2θ=41.8″ニα−Si!N
aノ(202)回折線、2θ−43,4@にα−5iJ
4の(301)回折線、2θ−46,9’にα−5is
N4の(220)回折線、2θ=48.2@にα−5i
3N4の(212)回折線、2θ=48.8°にα〜5
iJsの(310)回折線、さらに、2θ=23.3”
にβ−3i3N4の(110)回折線、2θ=26.9
°にβ−3i3Nmの(200)回折線、2θ=33.
6°にβ−3t山の(101)回折線、2θ=36.0
’にβ−5iJaの(210)回折線、2θ=41.4
°にβ−3i3N4の(201)回折線、2θ=49.
9゜にβ−Si:+N、の(310)回折線が認められ
、結晶質の窒化珪素であることが確認された。
比較例1 内容積100dの四つロフラスコにコンデンサーシーラ
ムキャップ、温度計、及びマグネティ・ンクスクーラー
を装置した。反応器内部を乾燥窒素で置換した後、四つ
ロフラスコに参考例1で得られたベルヒドロポリシラザ
ンのベンゼン溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度74
.45重量%)63.4gを入れ、攪拌しながらジルコ
ニウムテトライソプロポキシド4.OOg (12,2
請mol)を乾燥ベンゼン6.0 dに溶解させたもの
を注射器を用いて加え還流させながら、反応させた。
反応終了後、反応溶液をGPC分取すると、ポリヒドロ
ジルコノシラザンが淡黄色固体として得られた。
生成したポリマーの数平均分子量は、凝固点降下法(溶
媒:乾燥ベンゼン)により測定したところ2100であ
った0元素分析の結果、同ポリマーはSi  :34,
0. Zr  : 18.6. N : 13.0. 
O:13.2゜C: 14.4およびH:5.1(各重
量%)の組成を有していた。
ここで得られたポリマーを窒素雰囲気下、1350°C
で焼成すると黒色固体が78重量%の収率で得られた。
この物質のX線粉末回折測定を行なったところ、第4図
に示す様に、非晶fZrO□相の回折線が観測された。
ベルヒドロポリシラザンを同一条件で焼成するとX線的
に結晶質の窒化珪素の生成が確認されているが、ポリヒ
ドロジルコノシラザンを前駆体とすると、非晶質ZrO
,相の生成により、窒化珪素の非晶質状態がより高温ま
で保持されている。
比較例2 内容積200m1の四つロフラスコにコンデンサーシー
ラムキャップ、温度計、及びマグネティックスクーラー
を装置した。反応器内部を乾燥窒素で置換した後、四つ
ロフラスコに参考例1で得たベルヒドロポリシラザンの
ベンゼン溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度74.5
1重量%)110gを入れ、攪拌しながらチタンテトラ
イソプロポキシド6.30g (22,2mmol)を
乾燥ベンゼン6.5戚に溶解させたものを注射器を用い
て加えた。反応溶液は無色から淡褐色、紫色、黒色へと
変化した。反応終了後、溶媒を減圧留去すると、ポリヒ
ドロチタノシラザンが暗褐色固体として得られた。収率
は84.0重量%であった。
生成したポリマーの数平均分子量は、凝固点降下法(溶
媒:乾燥ベンゼン)により測定したところ1840であ
った。ここで得られたポリマーは、ベルヒドロポリシラ
ザンとチタンアルコキシドが単に混合されたものではな
く、両物質の縮合反応により高分子量化したものである
得られたポリマーの元素分析の結果、同ポリマーはSi
  :33.0. Ti  : 9.8 、 N :1
4.0. O:11.8 、 C: 23.4およびH
:6.6(各重量%)の組成を有していた。
この得られたポリマーを窒素雰囲気下、1350″Cで
1時間焼成すると黒色固体が72重量%の収率で得られ
た。この物質のX線粉末回折測定を行なったところ、第
5図に示す様に、非晶1iTiN相の回折線のみが観測
された。ベルヒドロポリシラザンを同一条件で焼成する
とX線的に結晶質の窒素珪素の生成が確認されているが
、ポリヒドロチタノシラザンを前駆体とすると、非晶質
TiN相の生成により、窒化珪素の非晶質状態がより高
温まで保持されている。
得られたセラミックスの元素分析結果(重量%)はSi
  :41.3. Ti  : 12.9. N :2
0.5. O: 19.9゜C:4.5であった。
比較例3 参考例Iで得られたベルヒドロポリシラザンのピリジン
溶液(ベルヒドロポリシラザンの濃度;5.25重量%
)120dを内容積3001dの耐圧反応容器に入れ、
アルミニウムトリイソプロポキシド13.0g(mol
)を加え、密閉系で120”Cで3時間攪拌しながら反
応を行なった0反応前後で圧力は1.8kg/c−上昇
した。室温に冷却後、実施例1と同様に溶媒を減圧留去
すると、淡黄色固体が12.3g得られた。
この得られたポリマーを窒素中、1500°Cまで10
°C/分で加熱し、熱分解することで灰白色固体が69
.8重量%の収率で得られた。この物質の粉末X線回折
測定を行なったところ、2θ=13.3゜にβ−5ia
1onの(100)回折線、2θ=23.1°にβ5i
a1onの(110)回折線、2θ=26.8°にβ−
5ia1onの(200)回折線、2θ=33.2’に
β−5ialonの(101)回折線、2θ=35.8
°にβ−5ialonの(210)回折線、2θ=38
.4°にβ−3ialonの(111)回折線、2θ=
40.8°にβ−5ialonの(201)回折線、2
θ=47.5°にβ−5ialonの(220) 、 
(211)回折線、2θ=49.5°にβ−5ialo
nの(310)回折線、2θ=51.6’にβ−5ia
lonの(301)回折線、2θ=57.2°にβ−5
ialonの(221)回折線、2θ=59.1@にβ
−5ialonの(311)回折線が認められ、結晶質
のβ−5ialonであることが確認された。得られた
セラミックスの元素分析結果は、重量基準で、 Si  : 38.9 、 N : 25.8 、 A
l  : 21.9%。
C:3.2%、 0 : 12.3% であった。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はポリボロシラザンを焼成したセラミックス
の粉末X線回折図、第4図及び第5図はポリジルコノシ
ラザン及びポリチタノシラザンを焼成したセラミックス
の粉末X線回折図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリシラザンに下記一般式(i)または(ii)ま
    たは(iii)または(iv)で表わされる架橋結合を
    有し、B/Si原子比が0.01〜3の範囲内かつ数平
    均分子量が約200〜500,000の新規ポリポロシ
    ラザン。 (i)▲数式、化学式、表等があります▼; (iii)−O−B−O−; (iv)▲数式、化学式、表等があります▼。 (式中、R^6は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数
    1〜20個を有するアルキル基、アルケニル基、シクロ
    アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルキルアミ
    ノ基、水酸基、又はアミノ基であり、R^7はR^6の
    うち窒素原子を有する基の窒素原子に結合している残基
    であり、式(iv)では各3個の窒素原子及びホウ素原
    子からなる合計6個の原子のうち少なくとも2個が架橋
    に使われ、残りの原子にはR^6が結合することができ
    る。)2、主として一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ独立に水素
    原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
    アリール基、またはこれらの基以外でケイ素に直結する
    基が炭素である基、アルキルシリル基、アルキルアミノ
    基、アルコキシ基を表わす。 但し、R^1、R^2、R^3の少なくとも1個は水素
    原子である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
    が約100〜5万のポリシラザンと、一般式(II)、(
    III)、(IV)又は(V): B(R^4)_3(II) (R^4BO)_3(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) B(R^4)_3:L(V) (これらの式中、R^4は同一でも異なっていてもよく
    、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20個を有
    するアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
    リール基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、水酸基又
    はアミノ基であり、LはB(R^4)_3と錯体を形成
    する化合物である。)で表わされるホウ素化合物を反応
    させて得られるホウ素/ケイ素原子比が0.01〜3の
    範囲内かつ数平均分子量が約200〜500,000の
    新規ポリポロシラザン。 3、主として一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ独立に水素
    原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
    アリール基、またはこれらの基以外でケイ素に直結する
    基が炭素である基、アルキルシリル基、アルキルアミノ
    基、アルコキシ基を表わす。 但し、R^1、R^2、R^3の少なくとも1個は水素
    原子である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
    が約100〜5万のポリシラザンと、一般式(II)、(
    III)、(IV)又は(V): B(R^4)_3(II) (R^4BO)_3(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) B(R^4)_3:L(V) (これらの式中、R^4は同一でも異なっていてもよく
    、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20個を有
    するアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ア
    リール基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、水酸基又
    はアミノ基であり、LはB(R^4)_3と錯体を形成
    する化合物である。)で表わされるホウ素化合物を反応
    させて、ホウ素/ケイ素原子比が0.01〜3の範囲内
    かつ数平均分子量が約200〜500,000の新規ポ
    リポロシラザンを得ることを特徴とするポリポロシラザ
    ンの製造方法。
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