JPH0283857A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コンピュータの外部記憶手段として用いられ
る磁気ディスク装置に係り、特に磁気ディスク駆動用の
スピンドルモータの回転異常の有無を検出する場合に用
いて好適な磁気ディスク装置に関する。

し従来の技術］ 従来、磁気ディスクの回転駆動源としてスピンドルモー
タを搭載した磁気ディスク装置があるが、該磁気ディス
ク装置では、スピンドルモータ１回転毎に１つまたはそ
れ以上のインデックス信号を発生させ、予め設定したイ
ンデックス信号の発生間隔と、インデックス信号の入力
間隔とに基づき、スピンドルモータの回転異常の有無を
検出している。

即ち、上記の磁気ディスク装置では例えば第４図に示す
各処理を行っている。ヘッドのシーク実行処理（同図（
ａ））では、制御部（図示路）はヘッドが現在位置して
いる現在シリンダＮ　ｃｙＱと該ヘッドをシークさせる
目的シリンダθｃｙρとを入力した後（ステップ５ＡＩ
）、該ヘッドのシーク量Ｓ＝θｃｙＱ−ＮｃｙＱを算出
しくステップ５Ａ２）、ヘッドのシーク時における制御
量を決定した後（ステップ５Ａ３）、ヘッドを目的シリ
ンダθｃｙＱヘシーク動作させる（ステップ５Ａ４）。

他方、スピンドルモータ回転異常検出処理（同図（ｂ）
）では、起動時にインデックス信号の発生間隔Δ［ＮＸ
の設定後（ステップ５ＢＩ）、へ、ドが読出したサーボ
データから作ったインデックス信号の入力時間Ｔｎと２
次のインデックス信号の入力時間Ｔｎ＋１を入力しくス
テップＳＢ２，５Ｂ３）、インデックス信号の入力時間
間隔ΔＴ−（Ｔｎ−１−１）Ｔｎの算出後（ステップ５
Ｂ４）、前記ΔＩＮＸと、前記ΔＴとの比率ＲＴ（＝１
−（ΔＩＮＸ／ΔＴ））を算出する（ステップ５Ｂ５）
。そして、前記比率ＲＴが規格値±０．３％の範囲内の
場合は上記処理を繰返す一方、前記比率ＲＴが規格値上
０．３％の範囲外の場合はエラー処理ルーチンへ移行す
るようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記従来の磁気ディスク装置においては次の
ような問題があった。

ヘッドを支持するアクチュエータが回転軸を中心に揺動
するロークリアクチュエータを搭載した磁気ディスク装
置の場合、ヘッドが磁気ディスクの半径方向に対し円弧
状に移動するため、該ヘッドの移動速度は前記半径方向
と円周方向との２方向の成分を持つことになる。この結
果、ヘッドのシーク方向やシーク量次第ではインデック
ス信号＝３ がシフトし、スピンドルモータにあたかも回転異常が発
生したようにみえるため、制御部はスピンドルモータの
見掛は上の回転異常を、実際に回転異常が発生したと判
断する不具合があった。

本発明は前記課題を解決するもので、磁気ヘッドのシー
ク実行前に該磁気ヘッドのシーク方向やシーク量に応じ
てインデックス信号間隔の補正量を考慮することにより
、ディスク駆動モータの回転異常検出を正確かつ的確に
行うことを可能とした磁気ディスク装置の提供を目的と
する。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明は、磁気ディスクと、
該磁気ディスクを回転駆動するディスク駆動モータと、
前記磁気ディスクに対する情報の書込または読出を行う
磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを搭載したヘッド支持機構
と、前記ヘッド支持機構を前記磁気ディスクの半径方向
へ移動させるヘッド駆動モータとを具備してなり、前記
ディスク駆動モータの１回転毎にインデックス信号を１
回またはそれ以上発生させ、該インデックス信号＝４ と次のインデックス信号との間隔を判定することにより
、前記ディスク駆動モータの回転に異常が有るか否かを
検出するように構成した磁気ディスク装置において、前
記磁気ヘッドのシーク動作前に該磁気ヘッドのシーク方
向、シーク量等に応じてインデックス信号と次のインデ
ックス信号との間隔の補正量を決定し、該決定した補正
量を前記磁気ヘッドにより前記磁気ディスクから読出し
たサーボ情報から作成したインデックス信号と次のイン
デックス信号との間隔に加算または減算し、該加算また
は減算して求めた間隔と、予め設定されたインデックス
信号と次のインデックス信号との間隔との比率が所定の
規格値の範囲内に有るか否かを判定し、該判定結果に基
づき前記ディスク駆動モータの回転に異常が有るか否か
を検出する制御手段を具備することを特徴とする。

［作用］ 本発明によれば、磁気ヘッドのシーク動作実行前に、該
磁気ヘッドを現在位置しているシリンダから目的のシリ
ンダヘシークさせる際のシーク方向やシーク量等にみあ
ったインデックス信号の間隔の補正量を決定する。そし
て該補正量を、磁気へノドにより読出したサーボ情報か
ら作成したインデックス信号の間隔に加算または減算し
、該加算または減算した間隔と、磁気ディスク装置の起
動時に設定したインデックス信号の間隔との比率が規格
値の範囲内にあるか否かを判定することにより、ディス
ク駆動モータに回転異常があるか否かを検出する。これ
により、従来のようにスピンドルモータの見掛け一ヒの
回転異常を実際の回転異常と検出する不具合を防止する
ことができる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において符号１は磁気ディスク装置のベースであ
り、該ベースｌにはスピンドルモータ２が搭載され、該
スピンドルモータ２には磁気ディスク３（以下ディスク
と略称）が固定されている。

該ディスク３はスピンドルモータ２の駆動力に伴い矢印
Ｙ１方向へ回転するようになっており、該ディスク３に
は予めサーボデータが書込まれている。前記ディスク３
の外周側近傍のベースＩ上には、ピボット軸４が前記ス
ピンドルモータ２の回転軸と平行に且つ回転可能に配設
されている。前記ピボット軸４にはロークリアクチュエ
ータ５が固定され、ピボット軸４を中心として水平面内
で矢印Ｙ２−Ｙ３方向へ円弧状に揺動可能とされている
。

前記ロータリアクチーエータ５の一端部には読出／書込
用ヘッド（以下ヘッドと略称）６が固定され、ディスク
３の面上を水平面内で矢印Ｙ２−Ｙ３方向へ円弧状に揺
動可能とされている。該へ。

ドロはディスク３が回転を開始すると、ディスク表面に
発生する空気流により該ディスク表面から０．３〜０，
４μ偽浮上するようになっている。この場合、ヘッド６
によるディスク３へのデータ書込／読出時においてはス
キニー角（ヘッド６のロークリアクチュエータ取付方向
中心線と、ディスク３の記録シリンダの接線とが成す角
）を有するが、該スキュー角が太き（なるとヘッド６の
前記浮上量が減少する特性がある。このため、空気流の
流速が遅くスキュー角が大で浮上特性が悪化するディス
ク３内周側では、予めスキュー角が零となるような設定
を行っている。

前記ロークリアクチュエータ５の他端部にはアクチュエ
ータ駆動モータ７が配設され、該駆動モータ７はコイル
８とヨーク９から構成されている。

即ち、ロークリアクチュエータ５の他端部にコイル８が
固定され、該コイル８はアクチュエータ駆動モータ７の
駆動に伴いヨーク９内を矢印Ｙ２−Ｙ３方向へ揺動する
ようになっている。そしてアクチュエータ駆動モータ７
により、ロータリアクチュエータ５はディスク３上を矢
印Ｙ２−Ｙ３方向へ円弧状に駆動されるようになってい
る。

前記ロークリアクチュエータ５には、弾性部材ＩＯの一
端部が固定されるとともに、該弾性部材ｌＯの他端部が
ペース１上に固定されている。これにより、ロークリア
クチュエータ５に対しては通常矢印Ｙ４方向への引張力
が作用しているため、磁気ディスク装置の非動作時には
、ヘプト６がデイ一 スフ３の内周側へ移動させられ該内周側に保持されるよ
うになっている。

ところで、ヘッド６がディスク３の記録シリンダに停止
している時には、スピンドルモータ２が１回転する毎に
インデックス信号が１回またはそれ以上、制御部（制御
手段、図示路）へ入力されるようになっている。この場
合、前記インデックス信号の入力間隔は、ディスク３の
回転数を例えば３６００ｒｐ−とすると、１６．６７ｍ
５ｅｃ　Ｃ＝　１／（３６００／６０））間隔となって
いる（第２図（、ａ）参照）。また、記録シリンダに停
止状態にあるヘッド６をディスク３外周側（矢印Ｙ２方
向）ヘシークさせる時には、前記インデックス信号の入
力間隔は通常の入力間隔１６、６７ｍ５ｅｃより短くな
るようになっている（第２図（ｂ）参照）。また、記録
シリンダに停止状態にあるヘッド６をディスク３内周側
（矢印Ｙ３方向）ヘシークさせる時には、前記インデッ
クス信号の入力間隔は通常の入力間隔１６．６７ｍ５ｅ
ｃより長くなるようになっている（第２図（ｃ）参照）
。

そこで、本磁気ディスク装置ではヘッド６のシ−り動作
実行前に、該ヘッド６のシーク方向／シーク量に応じた
インデックス信号の入力間隔の補正量を決定し、該補正
量と、予め設定したインデックス信号の発生間隔ΔＩＮ
Ｘと、シーク時におけるインデックス信号の入力時間間
隔ΔＴとから比率ＲＴを算出し、該比率が予め設定した
規格値の範囲内にあるか否かを判定することにより、ス
ピンドルモータ２の回転異常の有無を検出するようにな
っている。

次に、上記構成による本実施例の作用を第３図のフロー
チャートに基づき説明する。

ヘッド６のシーク実行処理において、前記制御部はヘッ
ド６が現在位置しているディスク３の現在シリンダＮ　
ｃｙＱと、該ヘッド６をシークさせる目的シリンダθｃ
ｙＱとを入力した後（ステップ５Ｃ１）、該ヘッド６を
目的シリンダθｃｙＱまでシークさせるに要するシーク
量Ｓ−θｃｙＱ　−Ｎ　ｃｙＱを算出する（ステップ５
ｃ２）。次にヘッド６のシーク時における該ヘッド６の
シーク方向／シーク量に応じたインデックス信号の間隔
の補正量ＤＴを決定する（ステップ５Ｃ３）。

ここで、該シーク実行処理の前記ステップＳ０３から、
スピンドルモータ回転異常検出処理のステップＳＤ５へ
移行する。

この場合、該スピンドルモータ回転異常処理のステップ
ＳＤＩ〜ステップＳＤ４までは、従来と同様に次の処理
が行なわれる。即ち、磁気ディスク装置の起動時におい
て前記制御部はインデックス信号の発生間隔ΔＩＮＸを
予め設定した後（ステップ５ＤＩ）、ヘッド６によりデ
ィスク３から読出したサーボデータに基づき作成したイ
ンデックス信号の入力時間Ｔｎと、スピンドルモータ２
の回転に伴う前記インデックス信号の次のインデックス
信号の入力時間Ｔｎ＋Ｉを入力しくステップＳＤ２．ス
テップ５Ｄ３）、インデックス信号の入力時間間隔ΔＴ
＝（Ｔｎ＋　１　）−Ｔｎを算出する。即ち、該入力時
間間隔ΔＴに相当するスピンドルモータ２の回転周期を
算出する（ステップＳ　Ｄ４）。

次に、ステップＳＤ５においては、前記シーク実行処理
のステップＳ０３で決定したヘッド６の＋１ シーク時における。該ヘッド６のシーク方向／シーク量
に応じたインデックス信号の間隔の補正量ＤＴを、該ス
ピンドルモータ回転異常検出処理の前記ステップＳＤ４
において算出したインデックス信号の入力時間間隔へＴ
に加算または減算し、該加算または減算して求めた間隔
（ΔＴ＋ＤＴ）と、該スピンドルモータ回転異常検出処
理における前記ステップＳＤＩで設定したインデックス
信号の発生間隔ΔＩＮＸとの比率ＲＴ（−１１ΔＩＮＸ
／（ΔＴ十Ｄ　Ｔ　）ｌ）を算出する。

次に、ステップＳＤ６においては、前記比率ＲＴが規格
値±０．３％の範囲内の場合には上記ステップＳＤ２へ
戻りステップＳＤ５までの処理を繰返す。これに対し、
前記比率ＲＴが規格値±０３％の範囲外の場合にはエラ
ー処理サブルーチンへ移行する。

次に再度、前記シーク実行処理のステップＳＣ４へ戻り
、ヘッド６のシーク時における。アクチュエータ駆動モ
ータ７の駆動量等の制御量を決定した後、ステップＳ０
５においてヘッド６を現在ンリンダＮ　ｃｙＱから目的
シリンダθｃｙＱまでシークさせ、該シーク実行処理を
終了する。

尚、上記実施例では前記比率ＲＴがどの範囲にあるかを
判定する際の規格値を±０．３％としたが、該数値に限
定されるものではない。

しかして上記実施例によれば、シーク動作実行前に、ヘ
ッド６のシーク方向／シーク量に応じたインデックス信
号間隔の補正量を考慮して比率ＲＴを算出するため、ス
ピンドルモータ２の回転異常の有無を正確に検出するこ
とが可能となる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、磁気ディスクと、
該磁気ディスクを回転駆動するディスク駆動モータと、
前記磁気ディスクに対する情報の書込または読出を行う
磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを搭載したヘッド支持機構
と、前記ヘッド支持機構を前記磁気ディスクの半径方向
へ移動さぜるヘッド駆動モータとを具備してなり、前記
ディスク駆動モータの１回転毎にインデックス信号を１
回またはそれ以上発生させ、該インデックス信号と次の
インデックス信号との間隔を判定することにより、前記
ディスク駆動モータの回転に異常が有るか否かを検出す
るように構成した磁気ディスク装置において、前記磁気
へ、ドのシーク動作前に該磁気ヘッドのシーク方向、シ
ーク量等に応じてインデックス信号と次のインデックス
信号との間隔の補正量を決定し、該決定した補正量を前
記磁気ヘッドにより前記磁気ディスクから読出したサー
ボ情報から作成したインデックス信号と次のインデック
ス信号との間隔に加算または減算し、該加算または減算
して求めた間隔と、予め設定されたインデックス信号と
次のインデックス信号との間隔との比率が所定の規格値
の範囲内に有るか否かを判定し、該判定結果に基づき前
記ディスク駆動モータの回転に異常が有るか否かを検出
する制御手段を具備する構成としたので、以下の効果を
奏することができる。

■磁気ヘッドのシーク実行前に該磁気ヘッドのシーク方
向やシーク量に応じてインデックス信号間隔の補正量を
考慮し、ディスク駆動モータに回転異常があるか否かを
検出するため、該回転異常の有無を正確かつ的確に検出
することができる。

■上記■により、従来のようにディスク駆動モータの見
掛は上の回転異常を実際の回転異常と判断するという誤
判断を防止できるため、磁気ディスク装置の信頼性を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による磁気ディスク装置の構
成を示す概略平面図、第２図（ａ）、　（ｂ）、　（ｃ
）は本実施例のインデックスパルスの出力タイミングを
示すタイムチャート、第３図は本実施例の制御系を説明
するためのフローチャート、第４図（ａ）（ｂ）は各々
従来の磁気ディスク装置の制御系を説明するためのフロ
ーチャートである。 ２・・・・・・スピンドルモータ（ディスク駆動モータ
）、３・・・・・・磁気ディスク、５・・・・・ローク
リアクチュエータ（ヘッド支持機構）、６・・・・・・
ヘッド（磁気ヘッド）、７・・・・・・アクチュエータ
駆動モータ（ヘッド駆動モータ）。 第１ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ディスクと、該磁気ディスクを回転駆動するディス
   ク駆動モータと、前記磁気ディスクに対する情報の書込
   または読出を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを搭載し
   たヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を前記磁気デ
   ィスクの半径方向へ移動させるヘッド駆動モータとを具
   備してなり、前記ディスク駆動モータの１回転毎にイン
   デックス信号を１回またはそれ以上発生させ、該インデ
   ックス信号と次のインデックス信号との間隔を判定する
   ことにより、前記ディスク駆動モータの回転に異常が有
   るか否かを検出するように構成した磁気ディスク装置に
   おいて、 前記磁気ヘッドのシーク動作前に該磁気ヘッドのシーク
   方向、シーク量等に応じてインデックス信号と次のイン
   デックス信号との間隔の補正量を決定し、該決定した補
   正量を前記磁気ヘッドにより前記磁気ディスクから読出
   したサーボ情報から作成したインデックス信号と次のイ
   ンデックス信号との間隔に加算または減算し、該加算ま
   たは減算して求めた間隔と、予め設定されたインデック
   ス信号と次のインデックス信号との間隔との比率が所定
   の規格値の範囲内に有るか否かを判定し、該判定結果に
   基づき前記ディスク駆動モータの回転に異常が有るか否
   かを検出する制御手段を具備することを特徴とする磁気
   ディスク装置。