JPH0279209A - 磁気ヘッド移動装置 - Google Patents

磁気ヘッド移動装置

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JPH0279209A
JPH0279209A JP63229925A JP22992588A JPH0279209A JP H0279209 A JPH0279209 A JP H0279209A JP 63229925 A JP63229925 A JP 63229925A JP 22992588 A JP22992588 A JP 22992588A JP H0279209 A JPH0279209 A JP H0279209A
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magnetic
head moving
drive coil
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Akimichi Terada
寺田 明▲猷▼
Isamu Tsubono
勇 坪野
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  • Control Of Linear Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可動状態に支持された磁気ヘッドの姿勢調整装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来ヘリカルスキャンVTRの特殊再生用途等に用いら
れる磁気ヘッド移動装置として、特開昭63−5681
0号公報に記載されている如き装置が考えられて来た。
この装置では電磁コイルが巻かれたボビン(円筒枠)が
、2枚の板ばねにより円筒軸方向に移動可能に支持され
ている。コイルは永久磁石を含む磁気回路の磁気ギャッ
プ部におかれ、コイルに通電することにより発生する電
磁力により、コイルとボビンが円筒軸方向に変位する。
ヘッドはボビンと一体となって動くように取付けられて
おり、ボビンが変位すると、ヘッドも同じように変位す
る。従ってコイルに通電することにより、ヘッドが円筒
軸方向に変位する。このヘッドを変位させるための装置
全体がヘリカルスキャンVTRのドラム(回転磁気ヘッ
ド装置)の回転側ドラム(回転シリンダ)に取付けられ
ており、ヘッドは回転しながら回転軸方向に移動する。
〔発明が解決しようとする課題〕
周知の如く、磁気記録再生装置に於ては、良好な記録ま
たは再生を行うためには、ヘッドとテープの接触に於て
、ヘッドの姿勢(ヘッドアジマス角、ヘッドあおり角)
を正しく保つことが大切であり、高密度記録に於てはこ
のことはとり分は重要である。
しかしながら特開昭63−56810号公報に記載され
ている如き装置においては、ヘッドは移動可能に支持さ
れているボビンに取付板を介して取付いているため、そ
の位置、姿勢精度を高精度に保つことは、記載されてい
る如き装置に於ては困難であり、ヘッドアジマス角やヘ
ッドあおり角を精度良く保つことは非常にむずかしい。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の如き点に鑑み、ヘッドのアジマス角度、
あおり角度を調整する調整機構をヘッド移動装置に付加
することにより、機械的取付けによる姿勢誤差を補正せ
んとするものである。
〔作用〕
具体的にはへラドアジマス角調整、およびヘッドあおり
角調整のための補助コイルをボビンに取付け、この補助
コイルに供給する電流を調整することにより、ヘッドの
アジマス角、あおり角を調整する。
〔実施例〕
第1図〜4図に基づき本発明の一実施例を説明する。本
実施例は本発明をヘッドアジマス角度調整に応用した例
である。第1図は本発明のヘッド移動装置の断面図、第
2図はその外観図を示す。
第1図の左半分は装置のヘッドを含む断面図、右半分は
これと直角な方向の断面図である。
6は下ヨークであり略円板状の形状をしており、第2図
に示すように両側につば部が出ている・この部分にヘッ
ド移動装置を回転シリンダに取付けるための取付は穴が
設けられている。下ヨーク6の中央には円形の穴が設け
られており円柱状の永久磁石3がこの部分にはめ合され
て、接着されている。永久磁石3にはこれと同心に円柱
状のセンターヨーク5が接着されている。7はアウター
ヨークであり、下ヨーク6とはめ合いにより向応に支持
される。4は上ヨークであり、円板状をしており、中央
の円形穴に永久磁石2がはめ合わされ接着されている。
下ヨーク6、アウターヨーク7゜上ヨーク4センターヨ
ーク5は高透磁率材で作られており、永久磁石2,3と
あわせて、磁気回路の構成部材を形成している。これに
よりセンターヨーク5の外周部とアウターヨーク7の内
周部とのすきまに磁気ギャップが形成され、この部分が
高磁束密度に保たれる。この部分に駆動コイル10が配
置されている。駆動コイル10は円筒形のボビン15の
外周に巻かれている。ボビン15には2枚の板ばね8,
9が取付部材16.17を介して取付けられており、こ
の板ばね8,9の外周部はアウターヨーク7に固定され
ている。従ってボビンと駆動コイルは2枚の板ばねに支
えられて、中心軸方向に移動可能になっている。ヘッド
1は板ばね8の延長部に固定されており、ヘッド移動装
置の外側に空けられた穴から突出している。これは第2
図の外観図に示しである。
旋動コイル10に電流を供給すると、スピーカーの原理
で、駆動コイル10が中心軸方向の電磁力を受け、この
力により、ボビン15と駆動コイル10が軸方向に変位
する。これによりヘッド1もボビン15と一体となって
動き、軸方向に変位する。この変位により、サーチ時又
はスロー再生時のミストラッキングを補正して、良好な
スロー、サーチ画像を得ている。
本実施例は上記したヘッド移動装置に、ヘッド1のアジ
マス角補正機構を付加せんとするものである。この目的
で、第1図に示す如く補助コイル11.12をヘッド1
と90°をなす位置のボビン】5に取付ける。第1図に
は補助コイル11,12の2個の補助コイルしか示され
ていないが、これと180°をなす位置に他の2個の補
助コイル13.14が取付けられている。この補助コイ
ル13.14の形状と取付位置を第3図、および第4図
により説明する。
第3図はボビン15にコイルを取付けた状態を示す図で
ある。廓動コイル10はボビン15の外周に同芯状に巻
かれている。補助コイル11,12は同図に示す如く、
中央部を空けて長方形に巻かれたコイルでありSこの形
に固められた後、ボビン15に貼り付けられる。又これ
らの補助コイルはボビン15の素材のプラスチックフィ
ルムにフレキシブル基板の如く、直接プリント配線し、
このフィルムを円筒状に巻いてボビンとする事により図
の位置に配置しても良い。
図の補助コイル11に対し180°の角度を隔てた反対
側には補助コイル13が、また補助コイル12に対し1
80’の角度を隔てた反対側には補助コイル14が貼り
付けられている。これらの補助コイルの形状はすべて同
じである。
第4図にコイル、ボビンアセンブリーに板ばね8.9を
取付けた状態を示す。図に示すように、ヘッド1を中央
においた場合、補助コイル11゜12.13.14はそ
れぞれ、左右側面、90゜まわった位置を中心として貼
り付けられている。
第1図に示すように長方形に巻かれた補助コイル11の
下辺の部分が磁気ギャップ80部に位置し、上辺の部分
はその磁気ギャップ80部から離れた位置にある。
補助コイル12に関しては、その上辺が磁気ギャップ8
0部に位置し、下辺は磁気ギャップ80部から離れた位
置にある。
補助コイル13は補助コイル11と同じ高さに位置し、
磁気ギャップ80に対し11と同じ位置関係にあり補助
コイル14は補助コイル12と同じ高さに位置し、磁気
ギャップ80に対し12と同じ位置関係にある。
これらの4個の補助コイルにはそれぞれ矢印20.21
,22,23に示す方向の電流が供給されると、補助コ
イル11の磁気ギャップ80内に位置する部分では電流
は、上から見て時計廻りに流れる。補助コイル12の磁
気ギャップ80内に位置する部分に於ても、同じく時計
廻りに電流が流れる。一方、補助コイル13.14の磁
気ギャップ80内に位置する部分については電流は反時
計廻りに流れる。コイルのその他の部分は磁気ギャップ
80部に位置しないため電磁力はわずかじか受けないの
で無視できる。従ってもし補助コイル11が矢印3oの
方向の電磁力を受けると、補助コイル12も矢印31で
示す電磁力を受ける。
補助コイル13は電流の向きが逆なので、矢印32で示
すいわゆる矢印30とは逆方向の電磁力を受ける。補助
コイル14も同様に矢印33で示す方向の電磁力を受け
る。これらのコイルが全く同一で、しかも磁気ギャップ
に対する相対位置も全く同じとすれば、これらのコイル
の受ける電磁力の大きさはすべて等しい。従ってコイル
、ボビンアセンブリーは矢印30,31,32.33で
示す如き力を受ける。コイル、ボビンアセンブリーは板
ばね8,9で支持されている。従ってコイル、ボビンア
センブリーはヘッド側から見て、時計方向の曲げモーメ
ントを受ける。コイル、ボビンアセンブリーは平行な2
枚の板ばねで支えられているため、この方向の曲げモー
メントに対する剛性は大きいが、ヘッド側から見て、時
計方向に回転する方向で若干変位する。これによりヘッ
ド移動装置全体はシリンダに固定されているためヘッド
のみ回転し等価的なヘッドアジマス角が若干変化する。
このアジマス角の変化を逆方向にするためには矢印20
,21,22,23で示す電流の方向をすべて逆にすれ
ば良い。すなわち、電流の方向、大きさを変えることに
より等価的なアジマス角の調整が可能である。
上記実施例に於ては4個の補助コイル11,12.13
.14が設けられているが、上記説明から明らかなよう
に、この数を減らすことは可能である。例えば補助コイ
ル11.13がなくて補助コイル、12.14のみでも
アジマス角の調整が可能である。又補助コイル11,1
2,13.14のいずれか1個のみにしても、アジマス
角の調整が可能である。
次に本発明の他の実施例を第5図に基づき説明する。本
実施例は本発明をヘッドのあおり角の調整に用いた例で
ある。第5図は第4図と同じくコイルボビンアセンブリ
ーに板ばねを取り付つけた状態を示す。第4図に示す実
施例と第5図の実施例の差は第5図では、磁気ヘッド1
と同一角度(径位置)を中心とする補助コイル41.4
2がボビン15に固定されていることである。図には表
れていないが補助コイル41に対し180°隔てた対向
位置には補助コイル43が、また補助コイル42に対し
180°隔てた対向位置には補助コイル44が取り付け
られている。
すなわち、これらの補助コイル41,42,43.44
は補助コイル11,12,13.14をボビン15の中
心軸を中心として90″だけ回転させた位置に移動させ
た形になっている。
これらの補助コイル41,42,43.44への通電方
法、その受ける電磁力は90°だけ位置が異なるだけで
、他の点はすべて、それぞれ補助コイル11,12,1
3.14と同一である。従って、コイルボビンアセンブ
リーは、ヘッドのあおり角(ヘッドのテープ摺動面の接
平面と、テープ表面のなす角)を変化させる方向のモー
メン1−を受ける。従って前記のアジマス角の調整の場
合と同様に補助コイル41,42,43.44に供給す
る電流の値と方向を調整することにより、ヘッドあおり
角を調整出来、最善のヘッドタッチを得ることができる
本実施例ではヘッドのあおり角゛のみならず、ヘッドの
高さも変化させるが、この高さの変化は駆動コイル10
に流す電流を調整することにより。
補正することができる。
第6図は、上記第5図の磁気ヘッド移動装置を作動させ
るための駐動回路の一構成例を示す。第6図に於て2点
鎖線で囲った内部は回転側にある部分を示し、その他の
部分は固定側を示す。制御回路50より供給される制御
信号は旋動回路51を経てブラシ53aに供給される。
ブラシ53aは回転側のスリップリング54aと接触し
ており、駆動コイル10がスリップリング54aに結線
されている。駆動コイル10の他端はスリップリング5
4bに接続されており、スリップリング54bは固定側
のブラシ53bと接触しており、ブラシ53bは接地さ
れている。制御信号に応じた駆動電流が駆動コイル10
に供給されるとヘッド1がこれに応じて変位する。補助
コイルに供給する電流の電源として、固定側に電源55
が配置され、ブラシ53c、スリップリング54cを介
して、回転側に電力が供給される。補助コイル11,1
2.13.14は図に示すように直列に接続され、電源
から可変抵抗58を介して接続される。コイルの他端は
接地される。可変抵抗58により補助コイル11..1
2,13.14に供給する電流が制御される。補助コイ
ル41,42,43.44も補助コイル11,12,1
3.14と全く同様に直列に接続され、可変抵抗59に
よって電流が制御される。
又1図に示すように電源55は回転側にあるプリアンプ
57の電源を兼ねることも可能である。
ヘッド1からの再生信号はプリアンプ57で増幅されロ
ータリトランス56により固定側に伝達される。
第6図にはヘッドは1個しか示されていないが、ヘッド
、あるいはヘッド移動装置が複数個の場合にも、本図を
拡張して説明出来ることは自明である。本実施例によれ
ばヘッド移動装置数が増えてもスリップリング、ブラシ
のチャンネル数の増加を最小に抑えることができる。す
なわちヘッド移動装置が1個増えても駆動コイル10に
接続されるブラシ、スリップリング(図の53a、54
a相当)は1個増やすだけで良く、他の補助コイルへの
供給電流の調整はすべて、回転側に設けられた回路で行
うことができる。またプリアンプ電源と補助コイル電源
を共通化することによってもスリップリングのチャンネ
ル数を減らしている。
ヘッドのアジマス角、あおり角、高さの調整はヘッド移
動装置を取り付けた回転シリンダを、回転磁気ヘッド装
置(シリンダ)に組込んだ状態で、ヘッド先端を顕微鏡
で観測し、可変抵抗58.59でヘッドのアジマス角、
あおり角を調整し、その後、制御回路を用いて、ヘッド
の高さを調整する。
もちろん、スリップリング、ブラシのチャンネル数がた
くさんある場合は補助コイルに供給する信号をそのスリ
ップリング、ブラシを介して固定側から供給することが
可能である。この場合にはヘッドが回転した状態でその
アジマス角、あおり角を制御することが可能である。こ
のことは互換再生の場合における性能向上のために用い
ると特に有効である。すなわち再生信号レベルを検知し
て、それが最大になるようにアジマス角、あるいはあお
り角を調整することにより、互換再生特性の向上が可能
となる。又標準テープを使用することにより、上記調整
を初期調整として使用することももちろん可能である。
上記第1の実施例ではアジマス角の調整の例を、また第
2の実施例ではアジマス角とあおり角の調整の例を述べ
たが、あおり角のみを調整するようにすることも可能な
ことは上記説明より自明である。
以上の実施例に於ては補助コイルには直流電流が印加さ
れ、交流信号は印加されない。従ってこの補助コイルを
ヘッドの移動運動を検出する検出コイルとして利用出来
、この検出コイルを利用して、このヘッドの移動運動の
フィードバックダンピングを行うことができる。以下そ
の実施例について述べる。第7図はこの場合の回路ブロ
ック図を示す。補助コイル11〜14が磁気ギャップ8
0内である速度で移動すると、その速度に比例した起電
力(逆起電力)が発生することは良く知られている。駆
動コイル10と補助コイル11〜14は一体として運動
するので、この補助コイル11〜14を検出コイルとし
、その起電力を駆動コイル10の制御、たとえばダンピ
ング制御のための信号に使用することができる。補助コ
イル11と14は同一方向にコイルが巻かれており、補
助コイル12と13も同一方向にコイルが巻がれている
。従って補助コイル11と14には同一方向の逆電力が
生ずる。
第7図に於て電源55の電圧は既述の如く、可変抵抗6
3により、アジマス角が適切になるように調整されブラ
シ53f、スリップリング54fブラシ53d、スリッ
プリング54dを介して、補助コイル11〜14に供給
される。補助コイル14と12の中間から信号が取り出
されスリップリング54e、ブラシ53eを通して固定
側に取り出される。この信号はコンデンサー64により
直流分がカットされて、増幅器62に入力される。
図から分るように増゛幅器62には補助コイル11と1
4に発生する起電力が入力されることになる。
65は制御信号発生回路で、ヘッドに所望の動作を与え
るための信号(サーチ時には三角波形)が発生される。
この制御信号発生回路65と増幅器62の出力の差信号
が駆動増幅器61に供給され、この駆動増幅器61によ
り駆動コイル10が駆動される。
前述の如く補助コイル11.14に発生する起電力はそ
の移動速度に比例するから、第7図の回路により駆動コ
イル10の移動に対してダンピング作用をさせることが
出来る。第1図に示すようなヘッド移動装置に於ては、
機械的なダンピングがきわめて小さく、非常に鋭い共振
特性を有し。
これが装置の特性を悪くしている。このためダンピング
を行うことは重要な課題であり、本実施例によって効果
的なダンピングが可能となる。
上記の実施例に於ては補助コイルは角形に巻かれたコイ
ルをボビンに接着する形態のものであったが、補助コイ
ル形状はこれに限らない。第8図にその一例を示す。
第8図に示すように補助コイル13′はボビンの手前側
が低い位置、向う側(反対側)が高い位置に位置するよ
うに、ボビンに対して斜めに巻かれている。補助コイル
11′はボビンの手前側が高い位置、向う側が低い位置
に位置するように斜めに巻かれる。すなわちこれらの補
助コイルは図ニ於て、ボビンの左右両サイドで交差して
いる。
これら両補助コイルは低い位置に於て磁気ギャップ内に
位置している。これは前述の実施例と同じである。
各コイルに流れる電流は矢印に示すように、補助コイル
11′と13′では逆方向である。これらの電流により
生ずる力、その作用は上記実施例と同様であるので省略
する。
ボビン15の下部にも全く同様に補助コイル12′と補
助コイル14′が巻かれている。これらのコイルはその
高い位置で磁気ギャップ内に位置しその作用は補助コイ
ル11′、補助コイル13′と全く同じである。
次に補助コイルの代りに補助磁極を設ける例について述
べる。第9図、第10図に基づき本実施例を説明する。
第9図はヘッド移動装置の中心軸、ヘッドを含む断面を
示す図、第10図はアウターヨークを上方から見た図で
ある。
第9図にしめすごとく、アウターヨークの一部に突起9
1,92,93,94が設けられ、この部分にそれぞれ
調整コイル81,82,83.84が巻かれている。こ
の突起は第10図に示すように180°離れた対向位置
に位置する一定幅の突起で、この部分に図に示すような
方向に調整コイル81.83の巻線が施される。
この巻線に通電することにより生ずる磁界の方向を第9
図の矢印101,102,103,104に示す、これ
らの磁界が横切る位置に補助コイル105と106が配
置されている。これらの補助コイルは駆動コイル10と
同じくポビン15外周に円筒状に巻かれている。
第9図より判明する如く矢印101〜104はすべて同
一方向である。従って磁束が補助コイルを横切る方向は
補助コイル105と補助コイル106では逆方向となる
これに応じて補助コイル105と106の巻線方向を逆
方向とする。このようにする目的は永久磁石により発生
する主磁界の影響をこの両コイルでキャンセルすること
にある。
第9図に於いては調整コイル81.84の作る磁界の補
助コイル105,106を横切る部分の方向を永久磁石
が作る磁界の方向と同一方向とすると、調整コイル82
.83の作る磁界の補助コイル105,106を横切る
部分の方向は逆方向である。つまり補助コイル105,
106に通電した時、この調整コイル81〜84の電流
により生ずる磁界により生ずる力は調整コイル81,8
2の部分と調整コイル83.84の部分で生ずる力は大
きさが同じで方向が逆となる。つまりこれまでの実施例
と同じくボビン15を回転させるモーメントが生じ、第
9図の場合はヘッドのあおり角を゛変化させるような方
向に働く。もしこれらの調整コイル81〜84、起点9
1〜94を第9図の位置から、90″だけ回転させれば
、これらのコイルはヘッドのアジマス調整に用いること
ができる。
これらの調整は補助コイル105,106に供給する電
流を調整するか、あるいは調整コイル81〜84に供給
する電流を調整することにより達成せられる。又突起部
分91〜94に調整コイル81〜84を巻くかわりにこ
の部分に矢印101〜104に示す磁界を発生さすよう
に着磁された磁石を挿入しても良い。この場合は調整は
補助コイル105,106に供給する電流によってなさ
れる。又この場合第7図に示した例と全く同様にこれら
の補助コイル105,106をボビン15の移動を検出
する検出コイルとして使用することができる。
以上1つのヘッド移動装置で1個のヘッドを移動させる
例について述べたが、板ばね8の先端にヘッドが2個固
定されている場合についても全く同様であることは自明
である。もちろんヘッドが2個ある場合はこれらのヘッ
ドのアジマス角、あおり角を各別々に調整することはで
きないが、これらの角度の誤差は主として板ばねの姿勢
に起因しており、これらは2個のヘッドで共通であるの
で、本発明によるあおり角、アジマス角の調整は有用で
ある。又第6図、第7図に示す回路に於ては補助コイル
に流れる電流方向は一方向であるが。
これは説明の簡単化のためであり、もちろん、両方向に
電流が流れるようにして、アジマス角、あおり角共正負
両方向に調整可能にすることができる。
第11図にもとすき本発明の更に他の実施例を説明する
。本実施例と第1図に示す実施例との差異は、本実施例
では補助コイル11〜14が配置される磁気ギャップ1
15と磁気ギャップ116を駆動コイルが配置されてい
る磁気ギャップとは別に設けたことにある。これらの磁
気ギャップは円筒状のギャップであり、その一部に補助
コイル11〜14の一部が位置している。この磁気ギャ
ップ115,116と角形に巻線された補助コイル11
〜14の位置関係は第1図に示したものと同様で、その
作用も同じである。本実施例ではこの磁気ギャップ11
5.116に磁界を発生さすためリング状の補助磁石1
11,112が図の位置に配置されている。これらの補
助磁石は半径方向に磁化されており磁気ギャップ115
,116にギャップ長方向の−様な磁界を発生さす。
補助コイル11〜14に第4図に示すような方向の電流
を供給することにより、ボビンを傾けさせて、磁気ヘッ
ド1のあおり角、又は実効アジマス角を変化させるよう
な力が働くことはこれまでの記述より明らかである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、移動可能に支持された磁気ヘッドの姿
勢を、簡単な装置により容易に調整して、信号の記録再
生性能を向上させることができ、又、そのための電源、
信号供給等の装置も単純な構成、安価かつ高性能である
ヘッド移動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のヘッド移動装置の一実施例の互いに9
0°をなす中心断面を示す図、第2図はその外観を示す
図 第3図はそのコイルボビンアセンブリーを示す図、 第4図はそのコイルボビンアセンブリーに板ばねを取り
付けた状態を示す図。 第5図は本発明の他の実施例のコイルボビンアセンブリ
ーに板ばねを取り付けた状態を示す図、第6図はそのコ
イル1距動回路を示す図である。 第7図は本発明の他の実施例の回路ブロック図第8図は
本発明の補助コイルの他の実施例を示す図、 第9図は本発明の更に他の実施例のヘッド移動装置の断
面図、 第10図はその一部を上方から見た図、第11図は本発
明の更に他の実施例のヘッド移動装置の断面図である。 1・・・磁気ヘッド、2,3・・・永久磁石、8,9・
・・板ばね、]O・・・原動コイル、11,12,13
.14・・・補助コイル、11’ 、12’ 、13’
 、14′・・・補助コイル、11′、12“・・・補
助コイル。 15・・・ボビン、41.42,43.44・・・補助
コイル、53 a 、 53 b 、 53 c−ブラ
シ、54a。 54b、54c・・・スリップリング、55・・・電源
、57・・・プリアンプ、58.59・・・可変抵抗、
40・・・磁気回路、80.80’・・・磁気ギャップ
、81゜82.83,84・・・調整コイル、91,9
2,93.94・・・突起 第70 第20 4上3−7 δ 根−(2°“n 嶌5目 祐4区 莞5凹 第71!l! ノ 12捌5布ル1卸嘴ミ輌 第8凶 15’ m月カコイ1し 易9区 第70に 晃II囚 乙            8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、空心筒状に導体が巻き回されて成る駆動コイル(1
    0)と、 上記駆動コイル(10)の中心軸に同心状に形成され内
    部に少なくとも上記駆動コイル(10)が包含された磁
    気ギャップ(80、80′)を有する磁気回路部材(4
    0)と、 上記駆動コイル(10)に連結固定されその外周縁部を
    上記磁気回路部材(40)に固定されたばね部材(8、
    9)と、 導体が巻き回されて成り上記駆動コイル(10)に連結
    固定され上記駆動コイル(10)に対しその中心軸方向
    にずらせた位置に配置され上記駆動コイル(10)と一
    体的に移動変位する空心の補助コイル(11、12、1
    3、14、41、42、43、44、11′、12′、
    13′、14′、11″、12″、105、106)と
    、 上記駆動コイル(10)に連結固定され、上記磁気回路
    部材(40)の外径よりも大きい半径位置に配された磁
    気ヘッド(1)と、 上記駆動コイル(10)に制御電流を給電するための第
    1の制御給電部(400)と、 上記補助コイル(11、12、13、14、41、42
    、43、44、11′、12′、13′、14′、11
    ″、12″)に制御電流を給電するための第2の制御給
    電部(500)と、を備えたとを特徴とする磁気ヘッド
    移動装置。 2、上記磁気回路部材(40)は、上記磁気ヘッド(1
    )を外半径方向として回転体の外周縁部に固定されてい
    る構成である請求項1記載の磁気ヘッド移動装置。 3、上記第2の制御給電部(500)は、電流値を加減
    するための調整回路(58、59)と、電源(55)と
    から成り、上記調整回路(58、59)は上記磁気回路
    部材(40)を固定したと同一の上記回転体上に取り付
    けられている構成である請求項2記載の磁気ヘッド移動
    装置。 4、上記第2の制御給電部(500)は、その電源(5
    5)を、上記磁気ヘッド(1)の再生出力を増幅するた
    めのプリアンプ用電源に兼用した構成である請求項3記
    載の磁気ヘッド移動装置。 5、上記補助コイル(11、12、13、14、41、
    42、43、44、11′、12′、13′、14′、
    11″、12″)は、その巻き回された導体の一部が上
    記磁気ギャップ(80、80′)内に位置する構成であ
    る請求項1記載の磁気ヘッド移動装置。 6、上記補助コイル(11、12、13、14、41、
    42、43、44、11′、12′、13′、14′)
    は、上記駆動コイル(10)の中心軸に対し対称の位置
    に配された複数個のコイルから成る構成である請求項1
    記載の磁気ヘッド移動装置。 7、上記第1の制御給電部(400)は、上記補助コイ
    ル(11、12、13、14、41、42、43、44
    、11′、12′、13′、14′、11″、12″、
    105、106)に発生する逆起電力を検知し、これに
    基づき上記駆動コイル(10)への電流を制御給電手段
    を有する構成である請求項1記載の磁気ヘッド移動装置
    。 8、上記磁気回路部材(40)は、上記駆動コイル(1
    0)と、上記補助コイル(11、12、13、14、4
    1、42、43、44、11′、12′、13′、14
    ′、11″、12″)とを包含した1個の磁気キャップ
    を有する構成である請求項1記載の磁気ヘッド移動装置
    。 9、上記磁気回路部材(40)は、として磁気キャップ
    (80、80′)の磁界強度を増加または減少させるた
    めの調整コイル(81、82、83、84)が固定され
    た構造である請求項1記載の磁気ヘッド移動装置。 10、上記駆動コイル(10)は、その中心軸方向上部
    または下部を補助コイルとして兼用した構造である請求
    項9記載の磁気ヘッド移動装置。 11、上記補助コイル(11、12、13、14、41
    、42、43、44、11′、12′、13′、14′
    、11″、12″、105、106)は、上記駆動コイ
    ル(10)の中心軸方向上下両部に分割して配置された
    構成である請求項1記載の磁気ヘッド移動装置。 12、上記駆動コイル(10)は、円筒状である請求項
    1記載の磁気ヘッド移動装置。 13、上記磁気回路部材(40)は、上記駆動コイル(
    10)の中心軸上にあってその中心軸方向に永久磁石(
    2、3)とセンターヨーク(5)が固定され、かつ上記
    駆動コイル(10)の外半径側に中心軸に同心状に筒状
    のアウターヨーク(7)が固定された構造である請求項
    1または12記載の磁気ヘッド移動装置。 14、上記磁気回路部材は、ヨーク(4、6、7)上に
    孔または切欠きから成る固定手段を有した構造である請
    求項13記載の磁気ヘッド移動装置。 15、上記ばね部材(8、9)は、上記駆動コイル(1
    0)の中心軸方向に対し、上記磁気ギャップ(80、8
    0′)を中間にはさみその両側に配された平板状ばねで
    ある請求項1記載の磁気ヘッド移動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04321916A (ja) * 1991-04-17 1992-11-11 Mitsubishi Electric Corp 磁気記録再生装置
CN105915013A (zh) * 2015-02-19 2016-08-31 日本电产精密株式会社 振动马达及其制造方法、通知器件、以及移动通信设备

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