JPH027900Y2 - - Google Patents

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JPH027900Y2
JPH027900Y2 JP13177785U JP13177785U JPH027900Y2 JP H027900 Y2 JPH027900 Y2 JP H027900Y2 JP 13177785 U JP13177785 U JP 13177785U JP 13177785 U JP13177785 U JP 13177785U JP H027900 Y2 JPH027900 Y2 JP H027900Y2
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weft
guide member
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detection device
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、流体噴射式織機に搭載されるツー
ヘツド式緯入れ検知装置に使用する緯糸ガイド部
材に関する。
従来技術 流体噴射式織機において、経糸で作られる開口
内に正常に緯糸が挿入されたか否かを検出するた
めに、緯糸の飛走路に沿つて2個の緯糸検知フイ
ーラ(以下、単にフイーラという)を設けて、そ
の一方を、正常に緯入れされた緯糸が到達し得る
位置に、他方を、正常に緯入れされた緯糸が到達
し得ない位置におくことによつて、緯糸が供給側
からの一部に渉つてのみしか挿入されない緯入れ
不良のときのみならず、その織幅の中間部分が欠
落してしまう、いわゆる胴抜(または吹抜)と呼
ばれる緯入れ不良のときにも確実に動作する様に
した、ツーヘツド式緯入れ検知装置が知られてい
る(実公昭57−50303号公報)。
而して、このものにおいては、緯糸の飛走路に
沿う上流側のフイーラ(以下、第1のフイーラと
いう)と下流側のフイーラ(以下、第2のフイー
ラという)との間隔は、第2のフイーラが、正常
に緯入れされた緯糸の先端を検知するおそれがな
い様にしなければならないため、自ずからその最
小値には限度があつて、捨耳の有無等の条件にも
よるが、最低でも10数cmの距離をおくのが普通で
ある。
この第1のフイーラと第2のフイーラとの間に
おいて、緯入れの途中で切断して胴抜を起した緯
糸の先端部を確実に第2のフイーラまで飛走せし
めるために従来とられていた技術としては、両フ
イーラ間に補助的な緯糸搬送用ノズルを設けるも
の、あるいは、トンネル状ないし織前側が開放さ
れた凹溝状の緯糸飛走用案内溝を有する案内部材
を、両フイーラ間のおさ羽に代えて、おさ枠に取
り付けるもの(特開昭57−112437号公報)が提案
されているが、前者にあつては、正常に緯入れが
なされている限り製織に何らの貢献をせず、稀に
発生する胴抜不良時にのみ有効に働く補助ノズル
を設けて、常時、これに緯糸搬送用流体を供給し
なければならないので省エネルギの観点から不経
済であること、後者にあつては、おさ羽に代えて
特別の案内部材を取り付けるものであるから、織
幅の変更等で第1のフイーラと第2のフイーラと
の取付位置や間隔を変更するときは、おさ枠の解
体・再組立を余儀なくされるので取扱いに不便で
あること、の各欠点が避けられなかつた。
考案の目的 この考案の目的は、かかる従来技術の実情に鑑
み、第1のフイーラと第2のフイーラとの間であ
つて、第2のフイーラの直近上流側に極く簡単な
ガイド部材を設けることによつて、補助ノズルを
設けなくても済むので省エネルギの観点からして
も経済的であり、しかも、おさ枠または第2のフ
イーラのサポートに容易に取り付けることができ
るので織幅変更等の際にも取扱いが容易である、
新規の、ツーヘツド式緯入れ検知装置の緯糸ガイ
ド部材を提供することにある。
考案の構成 かかる目的を達成するためにこの考案の構成
は、緯糸の飛走方向に断面積が漸減する凹溝を内
面に形成し、この凹溝を以つて、第2のフイーラ
の直近上流側の部位におけるおさ羽上の緯糸飛走
溝を覆わしめることによつて、前記凹溝の内面
が、拡散傾向にある緯糸搬送用流体の流れを収束
するので、胴抜をおこした緯糸の先端が確実に捕
捉案内され、しかも、断面積が漸減する凹溝に沿
う流体の流れによつて、その飛走位置が規制され
るため、第2のフイーラによる検知が確実にでき
る如くしたことをその要旨とする。
実施例 以下、図面を以つて実施例を説明する。
緯糸ガイド部材10は第2のフイーラ2bの取
付けサポート3bに支持されて、おさ羽4a,4
a…に形成された緯糸飛走溝4bを覆うトンネル
状の板材からなる(第1図ないし第3図)。
第1図において、緯糸は、図示しないノズルか
ら噴出される緯糸搬送流体によつて、おさ枠4
c,4cに支持された多数のおさ羽4a,4a…
に形成される緯糸飛走溝4b内を、矢印A方向に
飛走する。おさ枠4c,4cとおさ羽4a,4a
…とからなるおさ4の織前側には、サポート3a
で支持される図示しない第1のフイーラと、サポ
ート3bで支持される第2のフイーラ2bとが配
設されている。第1のフイーラの位置は、正常に
緯入れされた緯糸が到達し得る位置であり、第2
のフイーラ2bのそれは、正常に緯入れされた緯
糸が到達し得ない位置であつて、いわゆる胴抜を
生じた緯糸のみが、第2のフイーラ2bの位置に
まで到達し得ることになる。
緯糸ガイド部材10は、1枚の板材をトンネル
状に成形することによつて、その内面に凹溝11
を形成したものである(第2図)。凹溝11の内
面形状は、その上流側に大きな開口11aを有す
るとともに、その下流側に小さな開口11bを有
し、ちようど軸12aに沿つて切り欠いた円錐台
12の周壁に合致するものとなつていて(第4
図)、その断面積Sは、緯糸の飛走方向に漸減す
るものとなつている。凹溝11の下流側内面に
は、サポート3bに組み込まれた反射形光電セン
サからなる第2のフイーラ2bの投受光部が露出
している(第2図)。
いま、第1のフイーラのさらに上流側にあるノ
ズルから噴出される緯糸搬送流体によつて緯糸飛
走溝4b内を飛走してきた緯糸は、その緯入れが
正常に行なわれる限り、その先端が第2のフイー
ラ2bに到達することはない。しかしながら、緯
糸が、その緯入れの中間過程で切断して胴抜を生
じたときは、その先端は、第2のフイーラ2bに
到達するに至る。
而して、緯糸搬送流体は、緯糸ガイド部材10
の上流側の位置ではかなり拡散するので、緯糸は
緯糸飛走溝4bから逸脱しようとする傾向にある
けれども、緯糸ガイド部材10の上流側は、大き
な開口11aを以つて緯糸飛走溝4bを覆つてい
るので、緯糸搬送流体の流れは、開口11aを経
て、凹溝11の内面に沿つて収束されることにな
り、したがつて緯糸も、この緯糸搬送流体の流れ
に規制されて緯糸ガイド部材10の凹溝11に確
実に捕捉されて案内される。
緯糸ガイド部材10の内面に流れ込んだ緯糸搬
送流体は、緯糸飛走溝4bと、緯糸ガイド部材1
0の下流側の開口11bとで作られる開口を経て
排出されるが(第3図)、このときの緯糸の位置
は、この排出される緯糸搬送流体の流れに沿つて
いるので、第2のフイーラ2bの検知可能範囲を
逸脱するおそれがなく、第2のフイーラ2bによ
つて確実に検知され得る。
他の実施例と効果 緯糸ガイド部材10は、肉厚の略半円筒部材の
内面に凹溝11を形成したものとすることができ
る(第5図)。緯糸ガイド部材10の機械的強度
を容易に高め得るので、全体に丈夫に製作するこ
とができる。
凹溝11は、その形状を下流側の開口11bを
欠くものとすることができる(第6図)。このと
きの凹溝11の内面形状は、軸13aに沿つて切
り欠いた円錐13の周壁に合致するものであり
(第7図)、その断面積Sは、前述の実施例と同じ
く、緯糸の飛走方向に漸減し、円錐13の頂点に
相当する位置に第2のフイーラ2bを露出せしめ
ることによつて、前述の緯糸搬送流体の収束に伴
なう緯糸の飛走位置が、第2のフイーラ2bに対
して、一層安定したものとなるから、第2のフイ
ーラ2bの動作の確実性をさらに向上せしめるこ
とができる。
緯糸ガイド部材10は、おさ枠4c,4cに付
設したブラケツト14を介して、おさ4に固着す
ることもできる(第8図)。このときの緯糸ガイ
ド部材10の取付け位置は、サポート3bによつ
て支持される第2のフイーラ2bの直近上流側と
することは勿論であり、図示したもののみなら
ず、前記したすべての形状の緯糸ガイド部材10
についても適用可能である。第2のフイーラ2b
と一体化してないので、既設の織機にも極めて容
易に追加取付が可能である。
なお、この考案は、緯糸搬送流体としてのエア
の拡散傾向が大きい空気噴射式織機について殊に
有効なものであるが、水噴射式織機についてもそ
のまま適用できるものとし、後者について適用す
るときは、フイーラとして、光電センサに代わつ
て電極接触形センサを使用することもできるもの
とする。
考案の効果 以上説明した様にこの考案によれば、緯糸の飛
走方向に断面積が漸減する凹溝を形成し、この凹
溝を以つて、おさ羽に形成した緯糸飛走溝の第2
のフイーラの直近上流の部分を覆わしめ、拡散し
ようとする傾向にある緯糸搬送流体の流れを凹溝
の内面で収束せしめて、この緯糸搬送流体の流れ
に沿う胴抜を起した緯糸を捕捉案内し、第2のフ
イーラによつて確実に検知し得る様にすることに
よつて、補助ノズルを設ける必要を排することが
できるので省エネルギの観点からも経済的であ
り、しかも、おさ枠または第2のフイーラのサポ
ートに簡単に取り付けることができて、織幅の変
更等の際にもおさ枠の解体・再組立を伴なうもの
でないから取扱いも容易である、という極めて優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は
全体組立斜視図、第2図は要部斜視図、第3図は
第1図のA矢視側面図、第4図は凹溝の形状説明
図である。第5図は他の実施例を示す第2図相当
図、第6図と第7図とは、それぞれ、さらに他の
実施例を示す第2図相当図と第4図相当図であ
る。第8図は、さらに別の実施例を示す要部組立
斜視図である。 2b……第2のフイーラ、4a……おさ羽、4
b……緯糸飛走溝、10……緯糸ガイド部材、1
1……凹溝、11b……開口、12……円錐台、
12a……軸、13……円錐、13a……軸、S
……断面積。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流体噴射式織機において、緯糸の飛走方向に
    沿つて、正常に緯入れされた緯糸が到達し得る
    位置と、該緯糸が到達し得ない位置とに、それ
    ぞれ、第1のフイーラと第2のフイーラとを配
    設してなるツーヘツド式緯入れ検知装置におけ
    る緯糸ガイド部材であつて、前記緯糸の飛走方
    向に断面積が漸減する凹溝を内面に形成すると
    ともに、該凹溝を以つて、おさ羽に形成した緯
    糸飛走溝の、前記第2のフイーラの直近上流部
    分を覆つてなるツーヘツド式緯入れ検知装置に
    おける緯糸ガイド部材。 2 前記凹溝は、下流側に開口を有し、軸に沿つ
    て切り欠いた円錐台の周壁に合致する内面形状
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のツーヘツド式緯入れ検知装置に
    おける緯糸ガイド部材。 3 前記凹溝は、下流側が閉塞され、軸に沿つて
    切り欠いた円錐の周壁に合致する内面形状であ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のツーヘツド式緯入れ検知装置におけ
    る緯糸ガイド部材。 4 前記緯糸ガイド部材は、前記第2のフイーラ
    と一体に形成してあることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    か記載のツーヘツド式緯入れ検知装置における
    緯糸ガイド部材。
JP13177785U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH027900Y2 (ja)

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JPS6241087U JPS6241087U (ja) 1987-03-11
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JPS63275754A (ja) * 1987-05-06 1988-11-14 カネボウ株式会社 エアジェット織機における緯糸検知装置
JPH01180566U (ja) * 1988-06-03 1989-12-26
JPH0646062U (ja) * 1992-11-27 1994-06-24 積水化学工業株式会社 シャワーフック

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