JPH0272939A - 自動車タイヤのキャッププライ成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、自動車タイヤの製造に際し、トレッド内側
に位置するベルト層上に巻かれるキャッププライの成形
装置に関するものである。

（従来の技術） 自動車用ラジアルタイヤの成形は、カーカスプライやビ
ードワイヤを円筒状に貼合せる一次成形と、得られた円
筒状の一次カーカスをトロイダル状に変形し、その外面
にベルトやトレッドを貼合せる二次成形とからなってお
り、最近では、ナイロン等の合成繊維糸条を多数本位べ
てゴム引きし、これを上記の合成繊維糸条がタイヤ周方
向と一致するように上記ベルト上に積層してキャッププ
ライを形成し、その上にトレッドキャップを貼合せてい
る。しかし、この場合は、ゴム引きした帯状のキャップ
プライ川原反を斜めに切断し、この斜めの切断端を重ね
継ぎして無端状に形成するので、この継ぎ目の存在によ
って製品タイヤのユニフォミティが低下したり、故障の
原因になったりすることが多かった。

そこで、最近は、上記の帯状のキャッププライ川原反を
細幅１例えばＩＱｍのリボン状に切り取り。

この数本のコードを含む細幅のリボンを上記ベルト上に
小ピツチのコイル状に巻くようになった６（発明が解決
しようとする課題） しかしながら、細幅のキャッププライ用リボンをコイル
状に巻付けてキャッププライを成形する場合は、広幅の
キャッププライ川原反を巻付ける場合に比べてベルト成
形用ドラムの回転回数が著しく多くなるため、キャップ
プライの成形に要する時間が長くなる。しかも、従来の
二次成形機は、−次カーカスの左右のビード部を保持し
、その間隔を狭めながら加圧空気を送って一次カーカス
をトロイダル状に膨らませるためのシェービングドラム
と、ベルト、キャッププライおよびトレッドキャップを
順に積層して貼合せるためのベルト成形ドラムとを対に
して双方の軸線が同一水平線上に位置するように並設し
て形成されるので、上記ベルト成形ドラム上のキャップ
プライ成形作業の長時間化によってシェービングドラム
の稼動率、すなわち二次成形タイヤ（グリンタイヤ）の
生産個数が大幅に低下するという問題があった。

この問題を解決するため、シェービングドラム１台に対
しベルト成形用ドラムを２台以上設けることが試みられ
たが、従来のキャッププライ成形が手作業を必要として
いたので、ベルト成形用ドラムを２台以上設けても、作
業員を増員しない限り、シェービングドラムの稼動率を
向上することができなかった。

この発明は、キャッププライ用リボンのコイル状巻付け
による成形作業を自動化できるキャッププライ成形装置
を提供し、もってシェービングドラムの稼動率向上を可
能にするものである。

（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するため、数本のコードがゴム被覆さ
れてなるキャッププライ用リボン１０をベルト成形用ド
ラム４上に導くための巻付はローラ１８を備えており、
この巻付はローラ１８がベルト成形用ドラム４の表面に
近接した位置でこのベルト成形用ドラム４を回転しなが
ら巻付はローラ１８を幅方向に摺動して上記ベルト成形
用ドラム４上のベルト表面に上記キャッププライ用リボ
ン１０をコイル状に巻回してキャッププライを成形する
ようにした自動車タイヤのキャッププライ成形装置にお
いて、上記巻付はローラ１８を支持し幅方向に摺動させ
るためのローラブラケット１６をベルト成形用ドラム４
に対して進退自在に形成し、このローラブラケット１６
に回転駆動体３０をその回転軸３０ａが上記巻付はロー
ラ１８の軸線上に位置するように設け、この回転駆動体
３０の上記回転軸３０ａに昇降駆動体３２をその昇降摺
動子３２ａの摺動方向が上記巻付はローラ１８の半径方
向に対して傾斜するように固定し、上記昇降摺動子３２
ａにアーム３３を介して押さえローラ３４を、上記昇降
摺動子３２ａの下降時に押さえローラ３４が巻付はロー
ラ１８表面に接し、昇降摺動子３２ａの上昇時に押さえ
ローラ３４が巻付はローラ１８の側部上方へ離脱するよ
うに設け、一方、上記巻付はローラ１８を挟んで上記回
転駆動体３０の反対側に駆動により幅方向に摺動するカ
ッタ台２２を設け、このカッタ台２２に、カッタ台２２
が巻付はローラ１８側に移動したとき巻付ローラ１８」
１方に突出する挟み式カッタ２４．２４ａ、２４ｂを取
付ける。

なお、上記のローラブラケット１６に揺動レバーを、そ
の先端に取付けた揺動押さえローラ４０が巻付はロー５
１８の上方で前後に揺動するように設け、ローラブラケ
ット１６の前進状態で揺動レバーが前方へ揺動したとき
上記揺動押さえローリ４０がベルト成形用ドラム４の表
面に圧接するように形成することができる。

（作用） キャッププライ用リボン１０の巻付けは、ローラブラケ
ット１６がベルト成形用ドラム４側へ前進して巻付はロ
ーラ１８がベルト成形用トラム４上のベルト表面に近接
し、巻付はローラ１８の頂部に押さえローラ３４が位置
し、カッタ台２２が巻付はローラ１８の反対側に位置し
た状態で進行する。このとき、キャッププライ用リボン
１０は、巻付はローラ１８の底部から上方へ出てベルト
成形用ドラム４の頂部へ向かって前進する。

巻付けが終了すると、ベルト成形用ドラム４の回転およ
びローラブラケット１６の幅方向摺動を停止させたのち
、ローラブラケット１６を所定距離後退させる０次いで
、昇降駆動体３２を駆動し、昇降摺動子３２ａを押出し
て押さえローラ３４を巻付はローラ１８の側部上方へ離
脱させたのち、回転駆動体３０を駆動し、その回転軸３
０ａおよび昇降駆動体３２を介して上記押さえローラ３
４を巻付はローラ１８の側方で上方から前方（ベルト成
形用ドラム側）へ旋回させ、上記押さえローラ３４を巻
付はローラ１８の側部下方へ移動させる。しかるのち、
昇降駆動体３２を反対向きに駆動して上記押さえローラ
３４を巻付はローラ１８の下面に接触させ、更に回転駆
動体３０を反対方向に駆動して押さえローラ３４を巻付
はローラ１８の周囲に沿って旋回させると、巻付はロー
ラ１８とベルト成形用ドラム４にまたがるキャッププラ
イ用リボン１０が押さえローラ３４に引掛けられてその
渡り部の位置が移動し、押さえローラ３４が巻付はロー
ラ１８の頂部で停止したとき。

キャッププライ用リボン１０の渡り部は押さえローラ３
４の頂部からベル１−成形用ドラム４側に向かい、この
キャッププライ用リボン１０の渡り部と巻付はローラ１
８の頂部との間に隙間が形成される。このとき、カッタ
台２２を巻付はローラ１８側へ移動させ、カッタ台２２
上の挟み弐カッタ２４を作動させると、上記のキャップ
プライ用リボン１０の渡り部が切断される。

上記渡り部の切断後、ベルト成形用ドラム４を更新し、
ローラブラケット１６を巻始め側に移動し、このローラ
ブラケット１６を前進させて巻付はローラ１８をベルト
成形用ドラム４に近接させる。そして、ベルト成形用ド
ラム４を若干量逆転させ、押さえローラ１６の頂部に位
置していたキャッププライ用リボン１０の切断端をベル
ト成形用ドラム４および巻付はローラ１８のニップ部に
後退させ、しかるのちベルト成形用ドラム４を正転させ
１次のキャッププライ成形を開始する。

なお、ローラブラケット１６に揺動レバーを介して揺動
押さえローラ４０を設けた場合は、押さえローラ３４を
巻付はローラ１８の下から上へ旋回させて巻付はローラ
１８とベルト成形用ドラム４との間のキャッププライ用
リボン１０の渡り部を屈曲した際にベルト成形用ドラム
４上に上記揺動押さえローラ４０を圧接することにより
、上記渡り部のベルト成形用ドラム４側端部が固定され
、その切断が容易になる。

（実施例） 第３図は、二次成形機の平面図を示し、１はシェービン
グドラム、２はシェービング側ヘッドストックであり、
−次成形機（図示されていない）によって成形された一
次カーカス（図示されていない）をシェービングドラム
１に取付け、このシェービングドラム１をヘッドストッ
ク２で回転しながら一次カーカスの内側に加圧空気を送
って一次カーカスをトロイダル状に変形するようになっ
ている。３はベルト成形用ヘッドストックであり、中心
軸３ａに対称に２個のベルト成形用ドラム４ａ、４ｂを
有し、右側のベルト成形ドラム４ａに上方のサービスト
レー５からベルト原反（図示されていない）を供給して
右側のベルト成形用ドラム４ａ上のベルトを成形し、こ
れを中心軸３ａの回りに１８０度旋度旋せて左側に移動
し、この左側のベルト成形用ドラム４ｂ上のベルト表面
に下側のキャッププライ成形装置６によりキャッププラ
イ用リボンを巻付けてキャッププライを成形し、しかる
のちベルト成形用ドラム４ａ、４ｂを再び１８０度旋回
し、右側に位置するベルト成形用ドラム４ａのキャップ
プライ上にトレッドフィーダ７からトレッドを供給して
無端状に貼り付け、しかるのちベルト、キャッププライ
およびトレッドの積層体をベルト成形用ドラム４ａから
外し、これをシェービングドラム１に送ってトロイダル
状の一次カーカスに嵌め込み、更にトレッドステッチャ
８で上記の積層体を一次カーカスに貼合せる。

第４図は、ベルト成形用ドラム４のベルト上に２本のキ
ャッププライ用リボン１０を左右対称に巻付けるように
したキャッププライ成形装置を示す。左右の摺動フレー
ム１１．１１は左右対称に形成されており、左側摺動フ
レーム１１が下側に位置し右側摺動フレーム１１が上側
に位置する以外は同様に作られている。この摺動フレー
ム１１は、ベルト成形用ドラム４の軸と平行な前後２本
のガイドシャフト１２．１２によって幅方向摺動自在に
支持され、上記２本のガイドシャフト１２゜１２の挿通
部中間に固定されたナツトｌｌａに上記ガイドシャフト
１２．１２と平行なねじシャフト１３がねじ込まれ、こ
のねじシャツ１−１３の回転によって左右の摺動フレー
ム１１．１１が左右対称に移動する。また、摺動フレー
ム１１の適所に上記リボン１０の案内用ガイドプーリ１
４が設けられ、また摺動フ１ノーム１１の前端に左右１
対の流体シリンダ１５が前後方向に固定され、その前方
に突出するピストンロッド１５ａ、１５ａの前端間にロ
ーラブラケット１６が接続される。

上記のローラブラケット１６は、上記のピストンロッド
１５ａ、１５ａに接続された幅方向の取付は基部１６ａ
と、この取付は基部１６ａの幅方向の内側端、中央およ
び外側端からそれぞれ前方へ突出する内側アーム１６ｂ
、中央アーム１６ｃおよび外側アーム１６ｄとによって
「ヨ」の字形に形成されている。上記中央アーム１６ｃ
の基部側上端に前部ガイドプーリ１７が取付けられ、前
端に巻付はローラ１８が取付けられ、この巻付はローラ
１８にはそのだ性回転を防止するためのエアブレーキ１
９が付設される（第１図および第２図参照）。そして、
上記前部ガイドプーリ１７の下方に、巻付はローラ１８
の背面に圧接する支えローラ２０（第１図および第５図
参照）が設けられ、キャッププライ用リボン１０がガイ
ドプーリ１４の頂部から前部ガイドプーリ１７の頂部、
支えローラ２０と巻付はローラ１８とのニップ部、巻付
はローラ１８の下面および前面の順に導びかれる。

上記ローラブラケット１６の中央アーム１６ｃおよび内
側アーム１６ｂの各上部間に２本のガイドバー２１．２
１が幅方向に平行に支架され、このガイドバー２１．２
１にカッタ台２２が摺動自在に装着される。このカッタ
台２２は、それ自体が加圧空気の供給を受けて摺動する
エアシリンダ状のものであり、その上面にカッタブラケ
ット２３（第２図参照）を介して空気圧駆動の挟み式カ
ッタ２４が固定され、その上下１対の刃２４ａ、２４ｂ
が巻付はローラ１８の頂部上方に向かって突出する。

一方、ローラブラケット１６の外側アーム１６ｄの先端
に空気圧駆動の回転駆動体３０が、その回転軸３０ａが
上記巻付はローラ１８の回転軸の延長線上に位置するよ
うに固定される。この回転駆動体３０は、加圧空気の供
給により５回転軸３０ａが約１８０度回転するものであ
り、この回転軸３０に「＜」の字形に屈曲する金具３１
の一端が固定され、その他端に昇降駆動体としてのエア
シリンダ３２が巻付はローラ１８の半径方向に対して幅
方向外向きに傾斜して固定され、このエアシリンダ（昇
降駆動体）３２のピストンロッド（昇降摺動子）３２ａ
の先端にＬ字形アーム３３を介して押さえローラ３４が
取付けられる。この押さえローラ３４は、上記エアシリ
ンダ３２が上を向き、ピストンロッド３２ａが引込んで
いるときに巻付はローラ１８の頂部に接し、ピストンロ
ッド３２ａが突出したとき１巻付はローラ１８の頂部の
直上から外方へ外れるようになっている。

しかして、この実施例では、巻付はローラ１８の上方に
揺動押さえローラ４０（第１図および第５図参照）が設
けられる。この揺動押さえローラ４０は、前記ローラブ
ラケット１６の中央アーム１６ｃの基部上の前部ガイド
ローラ１７の後方に支点を有する揺動レバー４１の先端
に取付けられ、この揺動レバー４１の基部は、流体回転
シリンダ４２の回転軸４２ａに固定され、この流体回転
シリンダ４２の作動により、揺動押さえローラ４０がベ
ルト成形用ドラム４の表面に圧接されたり離れたりする
。なお、上記の流体回転シリンダ４２に代えて直線運動
を行なう流体シリンダその他の駆動体を使用できる。

上記の構造において、左右の流体シリンダ１５（第４図
参照）のピストンロッド１５ａを押出してローラブラケ
ット１６を前進位置に置き、この位置でベルト成形ドラ
ム４上にキャッププライ用リボン１０を巻き付ける（第
６図参照）。このとき、左右のローラブラケット１６．
１６　（第４図参照）は、ベルト成形用ドラム４の中央
部で巻付けを開始し、両側方へ摺動し、左右両側で巻付
けを終了する。巻付けが終了すると、ローラブラケット
１６がピストンロッド１５ａの引込みにより後退しく第
７図参照）、ローラブラケット１６上のエアシリンダ（
昇降駆動体）３２が作動し、そのピストンロッド（昇降
摺動子）３２ａが突出して押さえローラ３４が巻付はロ
ーラ１８の上部側方へ離れ、しかるのち回転駆動体３ｏ
が作動し、その回転軸３０ａの回転に伴って上記のエア
シリンダ３２、ピストンロッド３２ａ、アーム３３およ
び押さえローラ３４が一体となって前方から下方へ旋回
し、更にエアシリンダ３２のピストンロッド３２ａが引
込んで押さえローラ３４が巻付はローラ１８の下面に接
する。次いで、揺動押さえローラ４０がベルト成形用ド
ラム４の方へ揺動し、キャッププライ用リボン１０の渡
り部１０ａのドラム側端部を押さえて固定する。

次いで回転駆動体３０が反対方向に回転し、これに伴っ
て押さえローラ３４が巻付はローラ１８の下から時計方
向に旋回しく第８図参照）、ベルト成形ドラム４と巻付
はローラ１８の間のキャッププライ用リボン１０の渡り
部１０ａを下から押し上げて屈曲させ、第９図に示すよ
うに、上記渡り部１０ａをほぼ水平に緊張する。このと
き、ローラブラケット１６の内側アーム１６ｂ寄りで待
機中のカッタ台２２が作動して中央アーム１６ｃ側へ移
動し、挟み弐カッタ２４が作動して上下の刃２４ａ、２
４ｂが閉じ、これにより上記キャッププライ用リボン１
０の渡り部１０ａが切断される。しかるのち、上記挟み
式カッタ２４がもとの待機位置に戻され、かつ揺動押さ
えローラ４ｏがベルト成形ドラム４から離れ、もとに戻
される（第１０図参照）。

この状態で、第３図のベルト成形用ヘッドストック３が
１８０度回転してベルト成形用ドラム４が更新されると
、再びローラブラケット１６が前進して巻付はローラ１
８が新しいベルト成形用ドラム４の中央部に置かれる（
第１１図参照）。しかるのち、ベルト成形用ドラム４が
逆転し、キャッププライ用リボン１０の切断端１０ｂが
ベルト成形用ドラム４と巻付はローラ１８のニップ部ま
で戻される（第１２図参照）。そして、再びベルト成形
用ドラム４の正転が開始され（第１３図参照）、新たな
キャッププライ成形が始まる。

（発明の効果） この発明は、ベルト成形用ドラムにキャッププライ用リ
ボンを巻付けるための巻付はローラを進退自在のローラ
ブラケットに支持し、上記巻付はローラの外周を旋回す
る押さえローラおよび巻付はローラの上方でその軸方向
に平行に移動する挟み弐カッタを設けたので、上記リボ
ンの巻終り時に巻付はローラをベルト成形用ドラムから
離し、この両者にまたがる上記リボンの渡り部を上記押
さえローラの旋回により巻付はローラの上方に移動させ
、この渡り部を上記の挟み式カッタで切断することがで
き、かつ上記の巻付けが終了したべルト成形用ドラムを
新たなベルト成形用ドラムと交換した後、この新たなベ
ルト成形用ドラムに巻付はローラを近接させ、上記リボ
ンの切断端をベルト成形用ドラムの表面に押しつけ１巻
付けを開始させることができる。したがって、キャップ
プライ用の細幅リボンのコイル状巻付けによるキャップ
プライ成形を自動化することができ、１台のシェービン
グドラムに対して２台のベルト成形用ドラムを用意する
ことにより、上記シェービングドラムの稼動率を向上す
ることができる。また、請求項２に記載の発明のように
、上記巻付はローラの上方に揺動押さえローラを設けた
場合は、上記リボンの渡り部の位置が安定し、挟み弐カ
ッタによる切断が容易になり、その小型化が可能になる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の要部の斜視図、第２図は第
１図の正面図、第３図は二次成形装置全体の平面図、第
４図は上記実施例の平面図、第５図は第４図の■−■線
断面図、第６図ないし第１３図は動作を説明するための
要部の側面図である。 ４：ベルト成形用ドラム、１０：キャッププライ用リボ
ン、１６：ローラブラケット、１８二巻付はローラ、２
２：カッタ台、２４：挟み式カッタ、２４ａ、２４ｂ：
刃、３０：回転駆動体。 ３０ａ：回転軸、３２：昇降駆動体、３２ａ：昇降摺動
子、３３：アーム、３４＝押さえローラ、４０：揺動押
さえローラ。 特許出願人　　　東洋ゴム工業株式会社代理人　弁理士
　　？１１）了　司 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕数本のコードがゴム被覆されてなるキャッププラ
   イ用リボンをベルト成形用ドラム上に導くための巻付け
   ローラを備えており、この巻付けローラがベルト成形用
   ドラムの表面に近接した位置でこのベルト成形用ドラム
   を回転しながら巻付けローラを幅方向に摺動して上記ベ
   ルト成形用ドラム上のベルト表面に上記キャッププライ
   用リボンをコイル状に巻回してキャッププライを成形す
   るようにした自動車タイヤのキャッププライ成形装置に
   おいて、上記巻付けローラを支持し幅方向に摺動させる
   ためのローラブラケットをベルト成形用ドラムに対して
   進退自在に形成し、このローラブラケットに回転駆動体
   をその回転軸が上記巻付けローラの軸線上に位置するよ
   うに設け、この回転駆動体の上記回転軸に昇降駆動体を
   その昇降摺動子の摺動方向が上記巻付けローラの半径方
   向に対して傾斜するように固定し、上記昇降摺動子のア
   ームを介して押さえローラを、上記昇降摺動子の下降時
   に押さえローラが巻付けローラ表面に接し、昇降摺動子
   の上昇時に押さえローラが巻付けローラの側部上方へ離
   脱するように設け、一方、上記巻付けローラを挟んで上
   記回転駆動体の反対側に駆動により幅方向に摺動するカ
   ッタ台を設け、このカッタ台に、カッタ台が巻付けロー
   ラ側に移動したとき巻付けローラ上方に突出する挟み式
   カッタを取付けたことを特徴とする自動車タイヤのキャ
   ッププライ成形装置。 〔２〕ローラブラケットに揺動レバーが、その先端に取
   付けた揺動押さえローラが巻付けローラの上方で前後に
   揺動するように設けられ、ローラブラケットの前進状態
   で揺動レバーが前方へ揺動したとき上記揺動押さえロー
   ラがベルト成形用ドラム表面に圧接される請求項１記載
   の自動車タイヤのキャッププライ成形装置。