JPH0261340B2 - - Google Patents

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JPH0261340B2
JPH0261340B2 JP55161492A JP16149280A JPH0261340B2 JP H0261340 B2 JPH0261340 B2 JP H0261340B2 JP 55161492 A JP55161492 A JP 55161492A JP 16149280 A JP16149280 A JP 16149280A JP H0261340 B2 JPH0261340 B2 JP H0261340B2
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cylindrical portion
blank
cylindrical
pulley
wall
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Kuruto Bitsuetsuku Kurakusu
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MAGUNA INTERN KANADA Inc
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Publication of JPH0261340B2 publication Critical patent/JPH0261340B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H55/44Sheet-metal pulleys
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D53/00Making other particular articles
    • B21D53/26Making other particular articles wheels or the like
    • B21D53/261Making other particular articles wheels or the like pulleys

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属板材の特定部分の肉厚を増大させ
てプーリを製造する方法及びその方法を実施する
装置に関する。
〔従来の技術〕
金属板材からプーリを形成する方法は、古くか
ら知られており、大概の場合、米国特許第
2685856号(1954年8月10日、ウイツクワイヤ
外)、米国特許第1828464号(1931年10月20日、ハ
リソン外)等で示されているような引延し(スピ
ニング)絞りで製作する。これ等両特許とも、V
ベルトをかけVベルトに動力を伝達するV溝を1
本だけ有するプーリを製造する方法に関するもの
である。米国特許第2892431号(1952年6月20日、
キリアン外)に示されたような方法によれば引延
し絞りによつて2本のV溝を有するVプーリを製
作することもできる。しかし、この方法では複雑
な機械を必要とし、又同時に、V溝形成時に材料
金属の偏肉を生じるという問題があり、V溝まわ
りのプーリ壁が薄くなり、使用中にプーリが破損
する可能性もある。
米国特許第3368376号(1968年2月13日、プー
リバイド)に開示されているように、ダイスを使
用して2本以上のV溝を有するプーリを形成する
方法もある。しかし、この方法では円弧状拡張セ
グメントで構成する複雑なダイスが必要であり、
本出願人の知る限りでは工業用に実用されたこと
がない。
上述のいずれの方法においても、プーリ側壁に
V溝を形成する時にプーリ壁が薄くなり、プーリ
破損の原因となる。これは上述の方法によれば、
V溝形成時に必然的にかなりの偏肉が生じ、成形
完了後のV溝の全部分の厚さを適当なものとする
ように金属移動を生じさせるのが困難であること
が一因である。従つて、プーリ形成のためにかな
り厚手の金属板を使用し、最終的なプーリに、運
転中プーリにかかるプーリの円形を歪ませようと
する捩り応力に耐える充分な強度を持たせる必要
がある。
在来の引延し絞りによつて製作したプーリも、
一側が平坦で、他側が先すぼみのV形をしたVベ
ルトの1本掛けには使用可能であつた。ところ
が、他の形式のベルト、すなわち、ポリVベルト
の名で呼ばれるベルトも特殊な機械の動力伝達用
等に多用されて来た。このポリVベルトは一側が
平坦で、他側が通常6列である複数の鋸歯状の突
出部が形成してある。このポリVベルトを使用す
るためには、ポリVベルトの鋸歯状輪郭に合致す
る比較的互いに近接し鋭角のV形の溝をプーリ表
面に形成しなければならないため、このようなベ
ルトを使用するプーリの製作は従来から困難であ
り、材料金属の量も多かつた。このために、この
プーリを従来の引延し絞り技術あるいは米国特許
第3368376号でプリバイトが提案したような型鍛
造技術による場合は、プーリ壁が比較的肉厚のも
のとならざるを得ない。このようにして作られた
プーリは重量が大きく、製作費が高く、市場性の
見地から低価格、軽量が望まれる自動車用として
利点がないものである。効果的、低価格、軽量の
プーリができないために、ポリVベルトの本来有
する種々の利点にもかかわらず、自動車用として
のポリVベルトの広汎な採用がなされないで来
た。
大概の引延し絞りあるいは型鍛造法では、先ず
金属平板をしぼり加工して、基部と立上円筒壁と
のある形状の半加工品(以後「ブランク」と称す
る)を作る。このブランクの表面に転造あるいは
型鍛造でプーリ溝を形成する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従つてしぼり加工後のブランク壁が、プーリの
使用目的に対して適切な強度のV溝を形成するに
充分な厚さであるような金属平板を選定しなくて
はならない。しかし、しぼり加工するとブランク
壁の厚さは基部厚さと同じかやや薄くなる。従つ
て、現状の加工方法による場合は、金属板厚はブ
ランク壁の最小許容厚によつて決まる。プーリ成
形中に基部にかかる応力は壁部にかかる応力より
小さいから、基部は壁部と同一厚もしくは同一強
度である必要はない。かくして、コスト面から考
えて多くの場合、壁部が基部より厚いプーリ用ブ
ランクの方が多くの点で有利である。
本発明の目的は、プーリ用ブランクの略円筒状
壁部をブランクの基部の厚さを増大させることな
く増大させ、他の方法ではプーリ材料の金属板か
ら得られないような強さと厚さのある壁部を具備
するプーリの製造方法及び装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、先ず最初、円筒部の軸方向の
長さが、該円筒部の外側にV形溝が形成された完
成後の円筒部の軸方向の長さより大きくなるよう
な、全体の厚さが略均一な、前記円筒部と円形基
部とからなる略ポツト状の金属板材のブランクを
形成する工程と、次に、該円筒部の軸心通過面に
おける断面形状が、後工程における半径方向内方
への押圧の際に金属板材が重なりあつて互いに接
触しない程度の波形となるように、該ブランクの
円筒部を軸方向に部分的に押し潰して該円筒部の
軸方向の長さを短縮する工程と、その後、該部分
的に押し潰した波形部分を該円筒部の内側に同心
に配置した円筒状支持部材の外周面に対して半径
方向内側へロールにより押圧し、該円筒部の内周
面を平坦な円筒面に形成すると共に外周面にV形
溝をロール成形する工程と、を含む多溝Vプーリ
の製造方法が提供される。
また、本発明によれば、円筒部の軸方向の長さ
が、該円筒部の外側にV形溝が形成された完成後
の円筒部の軸方向の長さより大きい、全体の厚さ
が略均一な、前記円筒部と円形基部とからなる略
ポツト状の金属板材のブランクを使用し、次に、
該円筒部の軸心通過面における断面形状が、後工
程における半径方向内方への押圧の際に金属板材
が重なりあつて互いに接触しない程度の波形とな
るように、該ブランクの円筒部を軸方向に部分的
に押し潰して該円筒部の軸方向の長さを短縮し、
その後、該部分的に押し潰した波形部分を半径方
向内側へ押圧してV形溝をロール成形する多溝V
プーリの製造方法に使用する装置であつて、あら
かじめ形成した前記ブランクを保持する同心の一
側チヤツクと、該一側チヤツクと同心の他側チヤ
ツクとを含み、これらの一方が他方の側へ軸方向
に移動する機構と、前記ブランクの側へ移動する
に適しかつ該ブランクの円筒部の方向に突出して
該円筒部分に当接する2つの隔てた環状領域を有
するローラとにより、前記円筒部を軸方向の長さ
を短縮して前記波形部分とする構造と、該円筒部
の内側に同心に配置した円筒状支持部材と、該支
持部材の外周面に対して半径方向内側へ押圧する
ロールからなる、前記円筒部の内周面を平坦な円
筒面に形成すると共に外周面にV形溝をロール成
形する構造と、を含む多溝Vプーリの製造装置が
提供される。
〔作用〕
本発明によれば、ブランクの円筒部を軸方向に
部分的に押し潰すことにより、軸方向の長さを短
縮すると共に軸心通過面における断面形状を波形
にしているので、後工程において円筒部分の内側
に同心に配置した支持部材の外周面に対して半径
方向内側へ押圧する際に、その押圧が容易である
と該円筒部分の厚さの増加を均一に行うことがで
きる。
〔実施例〕
以下添付図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
自動車用ポリVベルトに適したプーリの最も簡
単な製造方法として、まず、金属薄板を従来と同
様の方法で深しぼりあるいは引延し絞り(スピニ
ング)によつてプーリ・ブランクに加工する。こ
の場合に使用する金属薄板は、従来の引延し絞り
によつてプーリを製造する場合に使用するどのよ
うな金属薄板でも使用できる。最も一般的なもの
は、アルミニウム薄板、実用的な品質を備えた熱
間圧延低炭素薄鋼板等である。第1図に示したよ
うな金属薄板の厚さは、例えば、0.08インチ(約
2mm)である。勿論、これ以上厚い金属板でも使
用でき、厚さの上限は、プーリの予定最大強度お
よび加工に使用するしぼり加工機やスピニング絞
り加工装置の対圧許容量で決まる。
本発明によれば、他の方法ではより厚い特別の
金属薄板で形成したプーリでしか得られないよう
な性能特性に相当する性能特性を有するプーリを
より薄い金属薄板で形成できる。本発明の利点
は、薄い金属板を使用する程より顕著になるか
ら、薄い金属板、すなわち0.07〜0.110インチ
(約1.78〜2.79mm)を使用するのが望ましい。
上述のように、従来と同様の深絞り機あるいは
転造機を使用し従来と同様の方法でプーリ・ブラ
ンクを形成する。このような機械では、第1図の
金属薄板1を円形に打ち抜き、次にプレス成形し
て第2図に示すような基部10と円筒状立上り壁
11を有する略ポツト状のブランク15を形成す
る。ブランクの寸法は、加工設備の大きさと最終
プーリの所要寸法で定まり、どのような寸法にで
も成形しうる。
例えば、自動車用として多用される6インチプ
ーリの場合、直径9インチの円板を打ち抜き、絞
り加工によつて基部の直径6.6インチ、円筒状立
上り壁の高さ2インチのブランクを形成する。第
2図に示すブランク15は代表的なものである。
第2図のブランクには段付基部10と円筒状立上
り壁11とがある。基部10にはスピニング絞り
機上でブランクの位置決めをするために基部の中
心に穴12を貫設してある。位置決め用あるいは
プーリを組立てる時のボルト締め用の穴として他
に複数の穴を貫設してもよい。
更に、ブランクの基部10は第2図に示すよう
な段付形状である必要もなく、第2a,2b図に
示すように平坦あるいは傾斜した形状であつても
よい。第2b図に符号13で示したように、穴は
1個でなく複数の穴を所要の配置で貫設してもよ
い。必要であれば、米国特許第2696740号(1954
年12月1日)に示されている例のようにプーリ・
ブランクを他の金属片で形成したハブに取付けて
もよい。
本発明の方法によれば、ブランクを汎用スピニ
ング絞り機に取付ける。この種の機械それ自体は
市販の機械であり、ここでは図示しない。この機
械には通常被加工物(以下「ワーク」と称する)
を保持し回転するチヤツクと所要工具をワーク回
転軸に対して前後送りするツール・ホルダとが設
けてある。又この機械は、ワークの回転軸に沿つ
てワークを圧縮できるように構成してある。第3
図において、第2図に示した形状のブランクがス
ピニング絞り機の下チヤツク23と上チヤツク2
0の間に取付けてある。ブランクの回転軸心は、
チヤツクとブランクを貫通する直線a−aで示
す。プーリのスピニング絞り技術上普通のことで
あるが、ブランクの回転軸心と円筒状のブランク
壁の回転中心軸とが一致するようにブランクを心
出し位置決めしてある。このようなブランクの心
出し位置決めは、下チヤツク20に設けた保持溝
21および上チヤツク23から突出し穴12と嵌
合する中心軸24でできるが他の方法によるもの
でもよい。
必要とあれば、円筒状内部支持部材60を下チ
ヤツク20にチヤツク20と共に回転するように
固定してもよい。支持部材60には上チヤツク2
3と下チヤツク20を所定距離になるまで移動さ
せた場合に、中心軸24をはまり込むためのくぼ
み61が設けてある。以下に記述する理由から、
保持溝21の内側の面は垂直であるよりも第3図
の25で示した部分のように傾斜面とする方が好
ましい。
上チヤツク23にも第3図に示すように、傾斜
面25に対向して環状傾斜面26が設けてある。
必要であれば、円筒立上り壁部を厚さを増加しそ
こに溝を形成する前に、内外フランジを形成する
こともできる。
この工程での内外フランジの形成は絶対必要と
いうものでもなく、後述するように、以後のプー
リ形成工程中においても容易に形成できる。しか
し、後述するように、あらかじめフランジを形成
しておくことによつてプーリ壁部の部分的「つぶ
し」がよりよく制御できることもあり、場合によ
つては最初に両フランジを形成した方が好都合で
ある。第4aおよび4b図にフランジ形成の方法
を示す。第4a図においてはブランクは第3図の
ように位置決めしてあり、更にローラ50がブラ
ンクに接近中の状態を示してある。ローラ50は
軸a−aと平行な軸c−cのまわりに回転可能で
あり、しかも軸a−aに対して前後に移動可能で
ある。ローラ50には滑らかで全体として円筒状
の外表面51とこの円筒状外表面部51に隣接し
た2つの斜面部52,53が設けてある。
又、上記と変つて必要とあればローラを僅かに
凹状にしてもよい。この分野で周知のようにこの
ようなローラをバネに取付け、その周囲で加圧し
た時にローラが軸方向に僅かに上下するように構
成してもよい。ここに示す例の場合はこのローラ
は駆動されない。
下チヤツク20と上チヤツク23とを、ブラン
ク15と支持部材60を支持した状態で同時、同
速、同方向に駆動する。この回転中に、ローラ5
0を移動させてブランク15の表面に接触させ
る。同時に上チヤツク23を所定距離だけ下降さ
せ、その結果、面51がブランク壁11に接し更
に軸心方向に進むにつれて、基部10と壁部11
との接合部16はローラ51のブランクに対する
加圧によつて折り返えされる。ローラの斜面部5
2は材料金属板の接合部16を滑らかに曲げる役
目をする。
同様に、斜面部53は、ブランクの基部から最
も離れたブランク壁部17に滑らかに折り返えし
たフランジを形成する役目をする。これ等フラン
ジは、プーリの完成状態でポリVベルトを定位置
に保持する役目をする。
以上の説明は第4aおよび4b図について説明
したフランジ形成工程は行わなかつたものと仮定
して進めるが、当業者にあつては、後述の方法は
第4aおよび第4b図の方法工程で形成したフラ
ンジ18と19のあるプーリ・ブランク(ブラン
ク)についても実施可能である事は理解できるも
のと考える。
本発明によつてプーリ・ブランクを加工する第
1工程は、ブランク15の壁部11の部分的つぶ
しである。この部分的つぶしには二、三の方法が
ある。その中の一方法(好ましい方法ではない
が)は、米国特許第2929345号(1960年3月22日、
ザチコ)による膨張法である。この方法は、特殊
な装置を要し、この工程の加工のために特にスピ
ニング絞り機に装着し、他の加工作業時には取外
さなくてはならないことから好ましい方法ではな
い。これも又好ましくはないが他の方法としては
単に上チヤツク23に軸方向圧力をかけ、これに
よつて第5図に符号112で示すように円筒立上
り壁部を湾曲させる方法がある。この場合、壁部
が不整湾曲する。壁部11を符号112で示すよ
うな近似的形状迄部分的につぶす加工の間は保持
部材60は不要であるが、必要であればあつても
よい。当業者にとつて明白な事であるが、第4
a,4b図に示した方法でフランジ18,19を
形成した後でも前記不整湾曲は生じる。
第6aおよび6b図は、上記方法に変る壁部1
1の部分的つぶしをする好ましい方法を示す。
第6aおよび6b図において、1対のローラ3
1と32とはb−bのまわりに回転する。この等
のローラの間には圧縮バネ33があり、ローラを
互いに分離している。各ローラには傾斜部34、
丸味のある張出部35、及び湾曲部36があり、
この湾曲部は他方のローラに最も接近した位置に
なる。この1対のローラは、ローラ31と32を
共に壁部11に向つて移動させた時に両張出部3
5が互いにかなり離れた位置で円筒壁部11に当
接するようにバネ33で互いに離れた位置に置か
れている。
第6a,6b図の方法によるブランク円筒壁部
の部分的つぶし工程においては、チヤツク20,
23を駆動し、従つてブランク15を回転させ、
ローラ31,32を移動させて円筒壁部11に当
接させる。ローラ31,32が壁部11に当接す
るとブランク15の回転が伝わり、当然の結果と
してローラ31,32も回転を始める。当然のこ
とながら、ローラ32,32の張出部35が最切
にブランクの円筒壁部11に接触する。張出部3
5が円筒壁部11に接触した時点で直ちに、ロー
ラ32,32を軸a−a方向に移動するのと同時
に、上チヤツク23を下チヤツク20の方向に移
動させる。この作動によつてブランクの円筒壁部
11は湾曲させられるのであるが、この場合は上
チヤツク23が下チヤツク20に向つて移動する
につれてバネ33が圧縮されるので、張出部35
は最初の接触部と常に接触を保つ傾向があり、こ
のために壁部11の湾曲は都合良く制御されるこ
とになる。このようにしてブランクの壁部は第6
b図に示すようにローラの曲面部36に沿つて湾
曲する。ローラ31,32を軸a−aに接近され
る距離、曲面部36の輪郭の設計、ならびに上チ
ヤツク23を移動させる距離等は当業者にとつて
明らかに分ることである。一般的には、ローラ3
1と32を最終的には互いの対向面どうしが接触
する迄移動させるのが良い。このようにすれば、
符号37で示すように両ローラの曲面部の接合部
に隙間が残らず従つて尖端やバリができない。し
かし尖端やバリが生じたとしても、後の加工工程
で除去できるから有害にはならない。ローラ3
1,32を後退させた後、所要距離まで上チヤツ
ク23と下チヤツク20とを更に互いに接近させ
ることにより、制御された状態のつぶしを更に行
うことができる。
第6b図の113は、第6a,6b図の方法で
形成した部分的つぶし後の壁部形状を示す。この
場合、つぶされた壁の形状は、第5図の方法でつ
ぶされた壁の形状より幾分規則的な形状となる。
これ以降の工程は、壁が形状112(第5図)
であるものについて説明するが、本発明の方法は
壁が形状113(第6b図)のものについても同
様適用可能である。壁のつぶしにいずれの方法を
用いるにしても、つぶした後の壁の最終的高さh1
(第5図)が壁の原高さh(第2図)の25〜75%で
あるのが良い。つぶし加工前に、第4a図、第4
b図の方法でフランジが形成されてしまつている
場合は、つぶれ高さh1はフランジ18と19の高
さも含む。
保持体60の高さは、所定量のつぶしをした時
点で、第5図、第7a図に示すように、保持体6
0とブランクの基部10とが接触するような高さ
であるのが好都合である。
壁部を形状112あるいは113のようにつぶ
し終つた後に、本発明では、ポリVベルト用プー
リを作る最終工程として第7aおよび7b図の工
程に入るか、あるいは肉厚を増大をした平ベルト
用プーリを作る工程として、第8aおよび8bの
工程に入る。
第8a,8b図の工程を実施した場合でも、必
要とあれば引き続いて第9図の工程を実施し、ポ
リVベルト用プーリに変えることもできる。
第7aおよび7b図について、形状112ある
いは113を有するつぶし加工したブランクから
ポリVベルト用プーリを作る一方法を説明する。
第7a図において、ローラ40は軸a−aと平行
な軸d−dのまわりに回転する。ローラ40の面
にはV形の溝42を形成するように間隔を置いて
配置した鋭角の突出部41が形成してある。突出
部41の数と形状は、このプーリと組合せて使用
するポリVベルトの突出部の数と形状と同じであ
る。第7a図の例では、6箇所の突出部41と5
箇所の溝42とがあり、それ等の形状は通常形式
のVベルトに使用する輪郭と同じである。
ローラ40の上面と作用表面(V溝面)との接
合部には過渡斜面43が形成してある。同様に、
ローラの下面と作用表面との接合部には過渡斜面
44が形成してある。上チヤツク23と下チヤツ
ク20は同時に同一方向に回転を始め、部分的に
つぶし加工したブランクを回転させる。この時点
で軸d−dを軸a−aの方向に前進させる。ロー
ラ40の作用面がブランクと接触するとローラ4
0も回転し始め、斜面43がブランクと接合しブ
ランクの壁部の部分114を上チヤツク23の斜
面26に押しつけてフランジを形成する。同様に
斜面44は部分115を下チヤツクの斜面25に
押しつけて下部フランジを形成する。
これ等のフランジは、第4b図の方法で形成し
たフランジ18,19と同一形状である。第4b
図の加工が既に実施され、フランジが既に形成さ
れてしまつている場合は、斜面43,44は単に
既に形成されているフランジにはまり込むだけ
で、変形がある場合には多少の修整をする。
鋭角をなす突出部41は形状112のブランク
壁部を切り込み変形させる。
ブランク壁部が部分的につぶされていないとす
れば、すなわち第2図で示す円筒壁部11の状態
のままであると仮定すれば、鋭利な突出部は壁部
の薄い金属薄板に深く切り込むこととなる。この
時金属薄板が比較的薄い場合、すなわち、約
0.110インチ(約2.89mm)以下で、突出部41か
ら溝42までの深さが0.125インチ(約3.18mm)
であるとすれば、溝42の中に金属材料が完全に
入り込む前に鋭利な突出部41が壁部11の金属
板を完全に切り通してしまうかあるいは切り通す
近く迄切り込み、従つて壁部11の強度は極端に
低下する。
本発明の方法によれば、形状112の部分的つ
ぶれ部があるため、第2図のような直線輪郭の壁
面より多量の金属材料がローラ40の作用面に供
給される。このために材料金属薄板厚が0.080イ
ンチ(約2.03mm)であつても壁部の充分な強度を
維持したまま、0.125インチ(約3.18mm)の溝を
金属材料で充分埋めることが可能である。
ローラ40は、溝42が金属材料で完全に埋ま
るまで軸a−aに向つて前進する。第7b図はブ
ランク壁部の最終形状を示す。図示のように、張
出部41の先端と保持体60の外表面62にしつ
かりと接しているブランクの壁部の内面116と
の間にかなりの金属材料厚yがある。溝42の中
は、寸法xで示す壁部金属で完全に埋まつてい
る。一般的には金属材料薄板が厚さ0.070〜0.130
インチ(約1.78〜3.30mm)の場合、高さh1が高さ
hの0.25〜0.75、壁厚+突出高さ(第7b図のx
+yの寸法)が金属材料薄板の厚さの約1.5〜2.5
倍であるプーリが得られる。寸法yと寸法xの相
対関係は、当然、突出部41の形状や数、あるい
はローラ40が外表面62に対して接近する距離
等で決まるものである。自動車用の高強度プーリ
を得る条件としては、ローラ40が外表面62へ
の接近する限度は、壁の最小厚yが0.040インチ
(約1.02mm)になる位置である。要求されるプー
リ強度が低い場合は当然、最小限度厚をより小さ
くできる。
第7b図の加工中は保持体60の役目は大変重
要である。保持体60の外表面62は形状112
のブランク壁部の金属材料に全溝42が埋まるよ
うにする役目をする。
ローラ40は第7b図に示す位置に到達した後
後退し、ポリVベルト用プーリとして完全に形成
されたプーリを取外す。
このようにして形成したプーリには、プーリに
かなりの寸法安定性を与えるフランジ18,19
とポリVベルトと係合する一連の溝(ローラ40
の突出部41と溝42の押し形)がある。
第8aおよび8b図は他の装置構成例で、偏平
な表面のあるプーリを形成するものである。第8
a図のローラ70は軸a−aに平行な軸e−eの
まわりに回転する。このローラには偏平面71と
2つの傾斜部72,73とがある。傾斜部72と
偏平面71とはローラの上側で接合し、一方傾斜
部73と偏平面72とはローラの下側で接合して
いる。面71の巾は保持体60の外表面62の巾
より僅かに小さくしてある。傾斜面72,73の
傾斜は、フランジ形成のために傾斜面72,73
がそれぞれ共同作用する対象である面26,25
の傾斜との関連で決めてある。
上チヤツク23と下チヤツク20は、ブランク
を取付けた状態で同一方向に同時に回転させる。
第8a図のようにローラ70をブランクに対向さ
せて軸e−eを軸a−aに向つて前進させる。偏
平面71は形状112の部分的につぶれた壁部に
接触し更に保持体60の外表面62に対して押し
付ける。これと同時にローラ70の傾斜部72,
73はブランク壁部の一部を上チヤツク23の面
26と下チヤツク20の面25にそれぞれしぼり
込み、それぞれフランジを形成する。ブランク壁
が部分的に膨出あるいはつぶれているので、基部
の金属材料厚と同じ厚さの偏平面を形成するに要
するよりも多量の金属材料がこの偏平面形成部に
ある。従つて、ローラ70が外表面62に接近す
ることによつて、この平坦な外表面62に向つた
厚くて平滑な壁部111が形成される。ローラ7
0の前進は予め決められている位置で停止する。
この停止位置は、形状112の湾曲あるいは部分
つぶれ壁を形成した時のつぶし量との関係で、新
たに形成する壁部111が所要の厚さになるよう
に決められる。
一般には、壁部111の厚さは基部10を形成
している金属薄板(他の保強部材あるいはハブを
除く)の厚さより幾分厚い程度とし、基部10の
厚さの約1.25〜2倍、好ましくは1.33〜1.5倍程度
である。ローラ70を更に軸a−aに向つて前進
させると、余剰の金属がローラ縁部からしぼり出
されて壁部111はより薄くなるが、この状態は
望ましくなく又この発明の目的とする所ではな
い。ここに開示した技術に関して、当業者は容易
に要求壁厚に適する壁111を形成するに必要な
つぶし量を決定できることは明白である。
第4a図及び第4b図に示したようにフランジ
18,19が既に形成してある場合は、面72,
73はフランジ形成の作用はせず、単に既存のフ
ランジ18,19に接合し、新しく厚さを増大し
た壁部111を形成している面62と71の間か
ら材料金属が流出するのを防止する。
第8b図の状態以後ロール70は後退し、プー
リ・ブランクも上チヤツク23と下チヤツク20
の間から取り出す。
このようにして平ベルト用の、平滑で強固な壁
部111を備えたプーリを形成する。プーリのフ
ランジ18,19は平ベルトを定位置に保持する
役目をする。
本来、第7a,b図、第8a,b図の方法はフ
ランジ18,19のあるプーリを形成する方法で
あり、一般的にはこれ等フランジがある方が好ま
しく、これ等フランジが本発明によるプーリから
Vベルトが滑落するのを防止する働きをする点は
本発明の一利点となるものである。しかし、必要
とあらば、周知のスピニング絞りプーリから不要
のフランジやバリをはさみ切る技術あるいは他の
従来方法によつてフランジ18,19を除去して
もよい。従つてこれ等フランジは本発明の望まし
い部分を構成するものではあるが、本発明の加工
工程によつてフランジの無いプーリも又製造可能
である。
必要とあれば、壁部111を形成した後プー
リ・ブランクを上チヤツク23と下チヤツク20
の間から取り出す代りに、第8a図、第8b図の
加工に引き続いて第9図に示すようにローラ40
による加工をすることもできる。ローラ40は、
第7a,7bで説明したのと同様の方法で壁部に
接近させるのであるが、この場合は、ローラ40
の作用面は形状112のような湾曲面ではなく厚
さを増大した偏平面111と係合する。第9図と
第7b図とを比較して見れば分るように第7a
図、第7b図の加工工場で見られる結果と同一の
結果が得られる。
前述の開示においては、2つのチヤツク20,
23をブランク15と共に同一方向、同一速度で
回転させながら各種のローラをブランク壁を接触
させるものであり、この場合ブランク壁に接触さ
せる単一もしくは複数のローラ(例えばローラ4
0もしくはローラ70)は、回転自由であるが駆
動はされない。ローラが回転しているブランク壁
に接触するとその回転によつてブランクの回転速
度と同じ回転速度で駆動される。
チヤツク20,23を回転自由にして駆動せ
ず、代りにブランク壁に接近するローラを駆動す
る方法も本発明の範囲である。又、好ましい方法
ではないが、ローラとチヤツク20,23双方を
駆動源と接続し両者を駆動回転するように構成す
ることもできる。回転方向は、ローラとブランク
の接触点で両者が同一方向に動くようにするのが
良いが、両者の接触部が厳密に同一である必要は
なく、状況によつてはブランクとローラの接触部
が互いに相反する方向に動いた時に良い結果を得
る可能性もありうるが、一般的には好ましい方法
ではない。本開示によるプーリ製作の例を列記す
る。
例 1:厚さ0.080インチ(約2mm)の薄鋼板か
ら従来の手段によつて、直径6.6インチ(約167
mm)、高さh=2.0インチ(約50.8mm)の第2図の
形状のブランクを絞り成形する。第5図の方法で
h1=1.0インチ(約25.4mm)になるまで部分的につ
ぶす。溝数6条、溝ピツチ0.140インチ(約2.64
mm)、溝42の深さ0.140インチ(約2.64mm)のロ
ーラ40を使用し、第7a図、第7b図の工程に
よる加工をする。突出部41の先端と外表面62
との距離が0.050インチ(約1.27mm)になるまで
ローラ40を軸a−aに向つて前進させる。かく
して、外径約6.6インチ(約167mm)の2つのフラ
ンジ(図中18,19)を有し、Vベルト支承部
のピツチ円径6インチ(約152mm)の溝付プーリ
を得る。各溝の寸法は、深さ0.140インチ(約
2.64mm)、V溝の谷部とブランクの内周面との距
離(第7b図のy寸法)は0.050インチ(約1.27
mm)である。6条の溝間の深さ変動は0.002イン
チ(約0.05mm)未満で問題にならない。プーリ直
径まわりの諸寸法は実質的に一定である。
例 2:厚さ0.080インチ(約2.03mm)の金属薄
板から例1のブランクと同じ形状のブランクを予
め形成する。第5図に示す工程でブランクを部分
的につぶし加工し、高さh1=1.0インチ(25.4mm)
にする。第8a図、第8b図の方法を実施する。
ローラ70を、面71と面62との間隔が0.120
インチ(約3.12mm)になるまで壁30に接近させ
る。ローラ70を後退させ、ブランクをチヤツク
20と23との間から取外す。Vベルト支承部直
径6.0インチ(約152mm)、Vベルト支承部肉厚
0.120インチ(約3.12mm)の滑らかな円筒状Vベ
ルト支承部のプーリを得る。
例 3:例2の方法で得たプーリを第9図および
その関連工程にかける。ローラ40を、突出部4
1の先端と、面62との間隔が0.050インチ(約
1.27mm)になる迄前進させる。ローラ40を後退
させブランクをチヤツク20,23の間から取り
出す。例1で形成したポリVベルト用プーリと同
様のプーリを得る。
例1,2,3の各プーリ共、プーリを変形させ
ようとする力に対して高い強度を示し、自動車
用、実際には大型トラツク用に適合すると判定さ
れた。
本発明はここで説明し図示したローラ構造のみ
に限定されるものではなく、又図示したプーリ形
状そのもののみに限定されるものでもなく、ロー
ラの形状上他の構造等は、本発明の範囲内で種々
変更できることは明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、プーリ・ブランクを形成するための
1枚の金属薄板を示す図、第2図は、第1図の金
属薄板から形成したプーリ・ブランクの一形態の
断面図、第2a図および第2b図はプーリ・ブラ
ンクの基部の他の形状の断面図、第3図は第2図
のプーリ・ブランクをスピニング絞り装置に取付
けた状態の断面図、第4a図は、第2図のブラン
クの部分断面図、第4b図は同ブランクの部分断
面図で、ブランクを部分的につぶす前に必要とあ
れば実行するフランジ形成方法を示し、第5図
は、第2図のブランクの部分断面図でブランクを
部分的につぶす一方法を示し、第6a図および第
6b図は第2図のブランクの部分断面図で、ブラ
ンクを部分的につぶす他の方法の連続する工程を
示し、第7a図および第7b図は、部分的につぶ
したブランクにV溝を形成する連続した工程を示
し、第8a図および第8b図は、V溝を形成せず
部分的につぶしたブランクの壁部肉厚を厚くする
連続した工程を示し、第9図は、第8図の工程後
にブランクにV溝を形成する方法を示す。 1……金属薄板、10……円形基部、11……
円筒状壁部、15……プーリ・ブランク、20,
23……チヤツク、31,32,40,50……
ローラ、41……突出部、42……溝部、60…
…ブロツク、112,113……壁部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先ず最初、円筒部11の軸方向の長さが、該
    円筒部の外側にV形溝が形成された完成後の円筒
    部の軸方向の長さより大きくなるような、全体の
    厚さが略均一な、前記円筒部11と円形基部10
    とからなる略ポツト状の金属板材のブランク15
    を形成する工程と、 次に、該円筒部の軸心通過面における断面形状
    が、後工程における半径方向内方への押圧の際に
    金属板材が重なりあつて互いに接触しない程度の
    波形となるように、該ブランク15の円筒部11
    を軸方向に部分的に押し潰して該円筒部11の軸
    方向の長さを短縮する工程と、 その後、該部分的に押し潰した波形部分を該円
    筒部の内側に同心に配置した円筒状支持部材の外
    周面に対して半径方向内側へロールにより押圧
    し、該円筒部の内周面を平坦な円筒面に形成する
    と共に外周面にV形溝をロール成形する工程と、 を含む多溝Vプーリの製造方法。 2 部分的に押し潰す工程の最後の工程は、円筒
    部の外側の支持なしで行われる特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。 3 最初は円筒部の内面及び外面の両方が軸方向
    に真つ直ぐな形態であり、その後円筒部の外面に
    V形溝がロール成形される特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の製造方法。 4 円筒部分の最終的に厚くした後の厚さは、あ
    らかじめ成形した略ポツト状の前記ブランクの所
    定の厚さの1.25〜2倍である特許請求の範囲第1
    項〜第3項の何れか1項記載の製造方法。 5 前記厚さの比は1.33〜1.5倍である特許請求
    の範囲第4項記載の製造方法。 6 円筒部11の軸方向の長さが、該円筒部の外
    側にV形溝が形成された完成後の円筒部の軸方向
    の長さより大きい、全体の厚さが略均一な、前記
    円筒部11と円形基部10とからなる略ポツト状
    の金属板材のブランク15を使用し、次に、該円
    筒部の軸心通過面における断面形状が、後工程に
    おける半径方向内方への押圧の際に金属板材が重
    なりあつて互いに接触しない程度の波形となるよ
    うに、該ブランク15の円筒部11を軸方向に部
    分的に押し潰して該円筒部11の軸方向の長さを
    短縮し、その後、該部分的に押し潰した波形部分
    を半径方向内側へ押圧してV形溝をロール成形す
    る多溝Vプーリの製造方法に使用する装置であつ
    て、 あらかじめ形成した前記ブランク15を保持す
    る同心の一側チヤツク20と、該一側チヤツクと
    同心の他側チヤツク23とを含み、これらの一方
    が他方の側へ軸方向に移動する機構と、前記ブラ
    ンクの側へ移動するに適しかつ該ブランクの円筒
    部の方向に突出して該円筒部分に当接する2つの
    隔てた環状領域35を有するローラ31,32と
    により、前記円筒部11を軸方向の長さを短縮し
    て前記波形部分とする構造と、 該円筒部の内側に同心に配置した円筒状支持部
    材60と、該支持部材の外周面に対して半径方向
    内側へ押圧するロール40からなる、前記円筒部
    の内周面を平坦な円筒面に形成すると共に外周面
    にV形溝をロール成形する構造と、を含む多溝V
    プーリの製造装置。 7 前記ローラは1対のローラ31,32で構成
    され、これらはバネ付勢のもとで相互の側へ軸方
    向に移動可能である特許請求の範囲第6項記載の
    製造装置。
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