JPH0254186B2 - - Google Patents

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JPH0254186B2
JPH0254186B2 JP26635086A JP26635086A JPH0254186B2 JP H0254186 B2 JPH0254186 B2 JP H0254186B2 JP 26635086 A JP26635086 A JP 26635086A JP 26635086 A JP26635086 A JP 26635086A JP H0254186 B2 JPH0254186 B2 JP H0254186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
diaphragm
groove
pipe material
welded
Prior art date
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Expired
Application number
JP26635086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63119985A (ja
Inventor
Mitsuo Kono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Steel Metal Products and Engineering Inc
Original Assignee
Kawasaki Steel Metal Products and Engineering Inc
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Metal Products and Engineering Inc filed Critical Kawasaki Steel Metal Products and Engineering Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉄骨コラム柱の仕口部溶接工法の改
良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 鉄骨コラム柱に鉄骨梁を接合するにあたつて
は、仕口部として、第12図および第13図に示
すように、パラレル又はテーパー管等のパイプ材
3又は3′の両端にダイヤフラム2,2を溶接し
た部材(ジヨイントパーツ)を用い、その側方か
ら持ち出し梁5……を突き合わせ溶接する一方、
上下方向からはダイヤフラム2,2に対してコラ
ム柱材1の端部を突き合わせ溶接して組立てられ
る。かかる仕口部に用いられるジヨイントパーツ
は、角パイプ3の先端をレ開先加工するととも
に、フラツトバーを折り曲げ加工してなる二分割
又は四分割した裏当金4(第7図参照)を、第8
図および第9図に示すように、角パイプの端部内
側に、ダイヤフラム2との寸法調節を行いつつ、
仮付け溶接し、ダイヤフラム2に当接させ、第1
0図に示すように、下向姿勢で多層溶接するよう
にして製造される(第11図参照)が、裏当金の
折り曲げ加工は簡易工具やプレスで行うので、角
パイプのR部の精度が不均一であるため、取付け
に際しては、R部の裏当金をガス加熱する等して
密着するようにしているのが通常である。このた
め、溶接欠陥を生ずる原因となつている。具体的
には、角パイプルート面の溶け残し、溶け落ち及
びダイヤフラム側の溶け込み不足等が起こる。
したがつて、裏波のでる完全な初層溶接を可能
とする溶接工法の提供が望まれる。
(発明の課題) そこで、本発明はかかる溶接欠陥の原因となる
裏当金を用いないで、裏波のでる完全な初層溶接
を可能とする鉄骨仕口部の溶接工法を提供するこ
とを課題とする。
(課題解決のための手段) 本発明は、鉄骨仕口部を溶接により接合するに
あたつては、裏当金の果たしている役割をフラツ
クスバツキングと開先形状の組み合わせにより代
替することができることに着目して完成したもの
で、その要旨とするところは、 「パイプ材の両端にダイヤフラムを溶接接合す
るにあたり、 パイプ材のダイヤフラムとの溶接開先をJ開先
とし、パイプ材内部に充填したフラツクスにより
バツキングして横向姿勢にて初層溶接する」鉄骨
仕口部の溶接工法にある。
即ち、裏当金の役割として、 角パイプとダイアフラムとの組立 高さ寸法の調節 開先形状の確保 溶着金属の漏れ止め を挙げることができるが、本発明によれば、パイ
プ材の溶接部にJ開先を施すことにより、角パイ
プをダイアフラムに対して直接メタルタツチ(ど
んつけ)で組み立てることにより開先を確保しつ
つ、高さ調節を行うことなく角パイプとダイアフ
ラムとの組立が完了させる一方、溶着金属のもれ
どめを角パイプ内のフラツクス封入によるバツキ
ングにより達成するので、裏当金が不用となる。
尚、上記J開先の角度θは溶接時の熱容量バラ
ンス、溶着金属の拘束および希釈条件を勘案して
決定されるが、本発明において、J開先とは一般
的J開先は勿論、J開先と同等の機能を果たすU
開先をも含むものである。
また、本発明において使用するフラツクスとし
ては一般に使用されている裏波溶接用バツキング
フラツクスを使用してよい。
本発明において、溶接姿勢は初層溶接が完了す
るまでは横向姿勢にて溶接する必要があるが、そ
の後は下向姿勢にて溶接することができる。尚、
溶接方法は自動溶接を採用するのが好ましい。
(実施例) 第1図は組立仮付け工程の状態を示す正面図、
第2図はその開先部の拡大図、第3図は本発明方
法の初層溶接工程の状態を示す正面図、第4図は
その開先部の拡大図、第5図は多層溶接工程の状
態を示す正面図、第6図はその開先部の拡大図で
ある。
図面において、30は角パイプで、その両端に
コラム柱1の端部と接合するダイヤフラム2を溶
接接合する。本発明においては、第2図に示すよ
うにパイプ材30のダイヤフラム2との溶接開先
31をJ開先加工し、第1図に示すように、組立
仮付けを行う。次いで、仮組したジヨイントパー
ツを溶接台Fにパイプ材30が起立するように載
置し、パイプ材内部にダイヤフラム2の孔21か
らフラツクスFを充填し、フラツクスによりバツ
キングする(第4図参照)。ついで、第3図に示
すように、横向姿勢にて自動溶接すると、裏波の
でる初層溶接が完了する。
そこで、第5図に示すように、初層溶接したジ
ヨイントパーツを下向姿勢にて自動溶接すると、
第6図に示す多層溶接が完了する。
(発明の作用効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、パイプ材を継部材として用い、その両端にコ
ラム柱の端部を接合するダイヤフラムを溶接して
鉄骨仕口部を形成するにあたり、 パイプ材のダイヤフラムとの溶接開先をJ開先
とし、パイプ材内部に充填したフラツクスにより
バツキングするので、曲げ加工、寸法調節、取り
付け等を要する裏当金を必要とせず、鉄骨仕口部
の溶接作業が簡単になるので作業性が向上する。
また、当金不良による溶接欠陥が生じないので、
ジヨイントパーツの歩留まりを著しく向上させる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立仮付け工程の状態を示す正面図、
第2図はその開先部の拡大図、第3図は本発明方
法の初層溶接工程の状態を示す正面図、第4図は
その開先部の拡大図、第5図は多層溶接工程の状
態を示す正面図、第6図はその開先部の拡大図、
第7図は従来の溶接工法に使用する裏当金例を示
す平面図、第8図は角パイプに裏当金を仮付けし
た状態を示す側面図、第9図はその開先部の拡大
図、第10図は従来の溶接工法の説明図、第11
図は従来の多層溶接状態を示す開先部断面図、第
12図および第13図は鉄骨仕口部の接合状態を
示す斜視図である。 1……コラム柱、2……ダイヤフラム、3,3
0……角パイプ、31……J開先部、4……裏当
金、F……フラツクス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パイプ材を継部材とし、その両端にコラム柱
    の端部を接合するダイヤフラムを溶接接合するに
    あたり、 パイプ材のダイヤフラムとの溶接開先をJ開先
    とし、パイプ材内部に充填したフラツクスにより
    バツキングして横向姿勢にて初層溶接することを
    特徴とする鉄骨仕口部の溶接工法。
JP26635086A 1986-11-07 1986-11-07 鉄骨仕口部の溶接工法 Granted JPS63119985A (ja)

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JP26635086A JPS63119985A (ja) 1986-11-07 1986-11-07 鉄骨仕口部の溶接工法

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JP26635086A JPS63119985A (ja) 1986-11-07 1986-11-07 鉄骨仕口部の溶接工法

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JPS63119985A JPS63119985A (ja) 1988-05-24
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JPH06155019A (ja) * 1992-11-21 1994-06-03 Ota Tetsuken Kogyo:Yugen 鉄骨建造物におけるコラム柱
CN103801802A (zh) * 2014-01-21 2014-05-21 长春轨道客车股份有限公司 一种无间隙全熔透接头结构和焊接工艺方法
CN104708172B (zh) * 2015-02-13 2017-03-22 山西平阳重工机械有限责任公司 振动筛箱形梁角接接头单面j形坡口全熔透焊接方法

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JPS63119985A (ja) 1988-05-24

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