JPH0251546B2 - - Google Patents

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JPH0251546B2
JPH0251546B2 JP60233126A JP23312685A JPH0251546B2 JP H0251546 B2 JPH0251546 B2 JP H0251546B2 JP 60233126 A JP60233126 A JP 60233126A JP 23312685 A JP23312685 A JP 23312685A JP H0251546 B2 JPH0251546 B2 JP H0251546B2
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Dorabetsuku Yoozefu
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は新規な置換N−ベンゾイル−N′−2,
5−ジクロロ−4−ヘキサフルオロプロピルオキ
シフエニル尿素、その製造方法及び該化合物を含
有する組成物に関するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、次式: (式中、 R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子または
メトキシ基を表わし、そして R2はフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基
を表わす。)で表わされる化合物及びその塩に関
するものである。 特に好ましい式の化合物は、R1が水素原子、
フツ素原子または塩素原子を表わし、そしてR2
がフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基を表わ
すものである。 更に好ましい式の化合物は、R1及びR2が同
時にフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基を表
わすものである。 その上、更に特に好ましい式の化合物は、
R1が水素原子、フツ素原子または塩素原子を表
わし、そしてR2がフツ素原子または塩素原子を
表わす化合物、並びにR1が水素原子またはフツ
素原子を表わし、そしてR2がフツ素原子または
塩素原子を表わす化合物である。 式で表わされる化合物は、それ自体公知の方
法(西ドイツ国特許出願公開公報第2123236号、
同第2061780号及び同第3240975号参照)に類似の
方法により製造することができる。 したがつて、例えば、式で表わされる化合物
は、 (a) 次式: で表わされる化合物と、次式: (式中、R1及びR2は前記の意味を表わす。)で
表わされる化合物とを、あるいは (b) 次式: で表わされる化合物と、次式: (式中、R1及びR2は前記の意味を表わす。)で
表わされる化合物とを、あるいは (c) 前記式で表わされる化合物と、次式: (式中、 R1及びR2は前記の意味を表わし、そして Rは未置換またはハロゲン原子、好ましくは
塩素原子によつて置換された炭素原子数1ない
し8のアルキル基を表わす。)で表わされる化
合物とを、反応させ、所望により、その得られ
た化合物を塩に転化させることにより得ること
ができる。 上記(a)、(b)、(c)の製法は、好ましくは常圧下
に、かつ、有機溶媒または希釈剤の存在下に行な
うことができる。適当な溶媒または希釈剤の例
は、エーテル及びエーテル様化合物、例えばジエ
チルエーテル、ヂプロピルエーテル、ジブチルエ
ーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン及びテト
ラヒドロフラン:N,N−ジアルキル化カルボキ
シアミド;脂肪族、芳香族及びハロゲン化炭化水
素、特にベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ホルム、メチレンクロライド、四塩化炭素及びク
ロロベンゼン;ニトリル例えばアセトニトリルま
たはプロピオニトリル;ジメチルスルホキシド;
及びケトン例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソプロピルケトン及びメチルイソブ
チルケトンである。方法(a)は、通常−10゜ないし
+200℃、好ましくは0゜ないし100゜の温度範囲、
例えば室温で、かつ、所望により有機塩基例えば
トリエチルアミンの存在下に行なわれる。方法(a)
はまた本発明の目的を構成する。方法(b)は、0゜な
いし150℃の温度範囲、好ましくは使用する溶媒
の沸点で、かつ、所望により有機塩基例えばピリ
ジンの存在下に及び/またはアルカリ金属若しく
はアルカリ土類金属、好ましくはナトリウムを加
えて行なう。方法(c)、即ち式で表わされるウレ
タンと式で表わされるアニリンとの反応のため
には、約60゜ないし反応混合物の沸点の温度範囲
が好ましく、使用する溶媒は好ましくは芳香族炭
化水素例えばトルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン等である。 式及び式の出発物質は公知であるが、公知
のものに類似な方法で製造できる。式で表わさ
れる出発のアニリンは新規な化合物である。式
で表わされる化合物は、ジヤーナル オブ オル
ガニツク ケミストリー(J.Org.Chem.)29
(1964)、1に記載された方法に類似な方法によつ
て、次式: で表わされる適当な置換ニトロベンゼンを水素化
する、それ自体公知の方法により製造することが
できる(該文献中に挙げられた文献も参照のこ
と)。しかし、式で表わされるアニリンは、ま
た前記式で表わされるニトロ化合物の化学的還
元(例えば、So()クロライド/HCl)によつ
ても得ることができる〔ホーベン ベイル
(Houben−Weyl)“メトーデン デア.オルガニ
ツシエン.ヘミー(Methoden d.Org.Chemie)”
11/1、422参照〕。式で表わされるニトロ化合
物自体は、2,5−ジクロロ−4−ニトロフエノ
ールをハロアルキル化することによつて製造する
ことができる。式で表わされるアニリンを製造
するための別の方法は、対応する方法でアシル化
2,5−ジクロロ−4−ヒドロキシアニリンをハ
ロアルキル化し、次にアシル基を例えば酸加水分
解によつて除くか、あるいは2,5−ジクロロ−
4−ヒドロキシアニリンの塩、例えば塩素水和物
でハロアルキル化を行なうことによる。 式で表わされるベンゾイルイソシアネート
は、特に、以下のようにして得ることができる
〔ジヤーナル オブ アグリカルチユラル フー
ド ケミストリー(J.Agr.Food Chem.)21
348及び993頁;1973を参照〕: それ自体新規である式で表わされる4−(ヘ
キサフルオロプロピルオキシ)フエニルイソシア
ネート(沸点95℃/0.01トトル)は、例えば当業
界で一般に使用されている方法により式で表わ
されるアニリンをホスゲン化することにより製造
することができる。別の出発物質として使用され
る式で表わされるベンズアミドは公知である
(例えば、バイルスタイン(Beilstein)“ハンド
ブーフ デル オルガニツシエン ヘミー
(Handbuch der organischen Chemie)”9巻
336頁参照)。 式で表わされるウレタンは、それ自体公知の
方法により、式で表わされるベンゾイルイソシ
アネートを適当なアルコールと反応させるか、あ
るいは式で表わされるベンズアミドを塩基の存
在下にクロロギ酸Cl−COORの対応するエステル
と反応させることにより、得ることができる。 本発明によれば、式で表わされる新規化合物
及びその塩は、優れた殺虫剤活性を示すばかり
か、溶媒及び希釈剤、特に有機溶媒に容易に溶解
し、そして更により容易に製剤化できる。 特に記載すべきものは、本発明の式で表わさ
れる化合物の金属塩、特にアルカリ金属塩及びア
ルカリ土類金属塩、好ましくはナトリウム塩及び
カリウム塩である。これらの塩は、それ自体公知
の方法で、式で表わされる化合物と金属アルカ
ノレート例えばナトリウムエチレートまたはカリ
ウムメチレートとを反応させることにより製造さ
れる。得られた塩は例えば別のアルカノレートと
の相互反応により所望の別の金属の塩に転化する
ことができる。 特に重要なものは、式で表わされる化合物と
有機塩基との塩であり、その不可欠の特徴は第四
級窒素原子の存在である。そのような塩は次式
a: (式中、 R1及びR2は前記の意味を表わし、そしてX
は有機塩基の陽イオンを表わす。)で表わされる。
X は好ましくは下記の有機陽イオンの1つであ
る: (CH34N 、(C2H54N 、(n−C3H74N 、
(i−C3H74N 、(n−C4H94N 、
【式】
【式】
【式】 (C4H93NH、
【式】及び[CH3− (CH2o−]3N−CH3 (上記式中nは8ないし12の整数を表わす)。式
aの塩は、また、異なる陽イオンとこれらの塩
の混合物からなる。式aで表わされる塩は、式
の化合物と式:X (OH) (式中、X は
前記の意味を表わす。)で表わされる対応する水
酸化アンモニウムとの反応による。それ自体公知
の方法により製造することができる。 驚くべきことに、本発明者等は、本発明の化合
物及びその塩は有害生物防除剤として優れた特徴
を有し、同時に植物に対しては充分な許容性があ
り、温血動物に対して低い毒性しかないことを見
い出したものである。これらは特に植物及び動物
を攻撃する昆虫及びダニ目の代表的なものを防除
するために適している。 特に、式で表わされる化合物は、鱗翅目
(Lepidoptera)、鞘翅目(Coleoptera)、同翅亜
目(Homoptera)、異翅亜目(Heteroptera)、
多翅目(Diptera)アザミウマ目
(Thysanoptera)、直翅目(Orthoptera)、シラ
ミ目(Anoplura)、ノミ目(Siphonaptera)、ハ
ジラミ目(Mallophaga)、シミ目
(Thysanura)、シロアリ目(Isoptera)、チヤタ
テムシ目(Psocoptera)、及び膜翅目
(Hymenoptera)などの昆虫、並びにダニ目
(Acarina)の真壁蝨科(Ixodidae)、姫壁蝨科
(Argasidae)、テトラニキジー
(Tetranychidae)及び鶏壁蝨科
(Dermanyssidae)の防除に適する。式の化合
物は、ハエ、例えばイエバエ(Musca
domestica)及び蚊の幼虫に対する作用に加え
て、植物に損傷を与える昆虫、とりわけ植物を食
害する昆虫であつて、観賞植物および有用植物の
作物におけるもの、特に綿におけるもの〔たとえ
ばスポドプテラ・リツトラリス(Spodoptera
littoralis)及びヘリオテイス・ヴイレツセンス
(Heliothis virescens)〕および果樹及び野菜作
物におけるもの〔たとえばラスペイレシアポモネ
ラ(Laspeyresia pomonella)、レプチノタル
サ・デセムリネアタ(Leptinotarasa
decemlineata)およびエピラフナ ヴアリヴエ
スチス(Epilachna varivestis)〕の防除にも適
する。式の化合物は著しい殺卵作用、及び特に
昆虫に対する殺幼虫作用、とりわけ食害を及ぼす
昆虫の幼虫に対する作用を示す。式の化合物を
成虫期に食餌と共に摂取させた場合、多種の昆
虫、とりわけ鞘翅目のアンソノムス グランデイ
ス(Anthonomus grandis)における孵化率及び
産卵の減少が見られる。 式の化合物はさらに、飼育動物及び生産用家
畜中のルシリア セリカータ(Lucilia sericata)
の様な外部寄生虫を好ましくは動物、牛舎、納
屋、馬小屋等、並びに牧場を処理することにより
防除するために使用することもできる。 式の化合物はさらに、果樹及び野菜に害を及
ぼす下記の種類のダニの防除にも適している:ナ
ミハダニ(Tetranychus urticae)、ニセナミハ
ダニ(Tetranychus cinnadarinus)、リンゴハダ
ニ(Panonychus ulmi)、ニセクローバーハダニ
Bryobia rubrioculus)、ミカンハダニ
(Panonychus citri)、ナシサビダニ
(Eriophyespiri)、エリオフイエス リビス
(Eriophyesribis)、エリオフイエス ヴイテイス
(Eriophyes vitis)、ターソネムス パリドウス
(Tarsonemus pallidus)、フイロコプテス ヴイ
テイス(Phyllocoptes vitis)、フイロコプテス
オレイヴオラ(Phyllocoptes oleivora)。 本発明の式の化合物の良好な有害生物防除作
用は上記有害生物の少なくとも50〜60%の死虫率
に相当する。 式の化合物及び該化合物を含有する組成物の
作用は他の殺虫剤及び/または殺ダニ剤を添加す
ることにより実質的に拡大させ、施用環境に適合
させることができる。適する添加剤の例として
は、有機リン系化合物、ニトロフエノール及びそ
れらの誘導体、ホルムアミド、尿素、カルバメー
ト、ピレスロイド、塩素化炭化水素並びにバチル
ス スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)
製剤が挙げられる。 式の化合物はそのままの形態で、或いは好ま
しくは製剤技術で慣用の補助剤と共に組成物とし
て使用され、公知の方法により乳剤原液、直接噴
霧可能なまたは希釈可能な溶液、希釈乳剤、水和
剤、水溶剤、粉剤、粒剤、および例えばポリマー
物質によるカプセル化剤に製剤化される。組成物
の性質と同様、噴霧、散水または注水のような適
用法は、目的とする対象および使用環境に依存し
て選ばれる。 製剤、即ち式の化合物(有効成分)および適
当な場合には固体または液体の補助剤を含む組成
物は、公知の方法により、例えば有効成分を溶
媒、固体担体および適当な場合には表面活性化合
物(界面活性剤)のような増量剤と均一に混合お
よび/または摩砕することにより、製造される。 適当な溶媒は次のものである:芳香族炭化水
素、好ましくは炭素原子数8ないし12の部分、例
えばキシレン混合物または置換ナフタレン;ジブ
チルフタレートまたはジオクチルフタレートのよ
うなフタレート;シクロヘキサンまたはパラフイ
ンのような脂肪族炭化水素;エタノール、エチレ
ングリコールモノメチルまたはモノエチルエーテ
ルのようなアルコールおよびグリコール並びにそ
れらのエーテルおよびエステル;シクロヘキサン
のようなケトン;N−メチル−2−ピロリドン、
ジメチルスルホキシドまたはジメチルスルホルム
アミドのような強極性溶媒;並びにエポキシ化コ
コナツツ油または大豆油のようなエポキシ化植物
油;または水。 例えば粉剤および分散性粉末に使用できる固体
担体は通常、方解石、タルク、カオリン、モンモ
リロナイトまたはアタパルジヤイトのような天然
鉱物充填剤である。物性を改良するために、高分
散ケイ酸または高分散吸収性ポリマーを加えるこ
とも可能である。適当な粒状化吸収性担体は多孔
性型のもので、例えば軽石、破砕レンガ、セピオ
ライトまたはベントナイトであり;そして適当な
非吸収性担体は方解石または砂のような物質であ
る。更に非常に多くの予備粒状化した無機質およ
び有機質の物質、特にドロマイトまたは粉状化植
物残骸、が使用し得る。 製剤化すべき式の化合物の性質によるが、適
当な表面活性化合物は良好な乳化性、分散性およ
び湿潤性を有する非イオン性、カオチン性およ
び/またはアニオン性界面活性剤である。“界面
活性剤”の用語は界面活性剤の混合物を含むもの
と理解されたい。 適当なアニオン性界面活性剤は、水溶性石ケン
および水溶性合成表面活性化合物の両者であり得
る。 適当な石鹸は高級脂肪酸(C10〜C22)のアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、または非置換ま
たは置換のアンモニウム塩、例えばオレイン酸ま
たはステアリン酸、或いは例えばココナツツ油ま
たは獣脂から得られる天然脂肪酸混合物のナトリ
ウムまたはカリウム塩である。脂肪酸メチルタウ
リン塩もまた用い得る。 しかしながら、いわゆる合成界面活性剤、特に
脂肪族スルホネート、脂肪族サルフエート、スル
ホン化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキル
アリールスルホネート、が更に頻繁に使用され
る。 脂肪族スルホネートまたはサルフエートは通常
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩或いは非置
換または置換のアンモニウム塩の形態にあり、そ
してアシル基のアルキル部分をも含む炭素原子数
8ないし22のアルキル基を含み、例えばリグノス
ルホン酸、ドデシルサルフエートまたは天然脂肪
酸から得られる脂肪族アルコールサルフエートの
混合物のナトリウムまたはカルシウム塩である。
これらの化合物には硫酸エステルの塩および脂肪
族アルコール/エチレンオキシド付加物のスルホ
ン酸の塩も含まれる。スルホン化ベンズイミダゾ
ール誘導体は、好ましくは二つのスルホン酸基と
8ないし22個の炭素原子を含む一つの脂肪酸基と
を含む。アルキルアリールスルホネートの例は、
ドデシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレ
ンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸/ホル
ムアルデヒド縮合生成物のナトリウム、カルシウ
ムまたはトリエタノールアミン塩である。対応す
るホスフエート、例えば4ないし14モルのエチレ
ン オキシドを含むp−ノニルフエノール付加物
のリン酸エステルの塩、もまた適当である。 非イオン性界面活性剤は、好ましくは脂肪族ま
たは非環式アルコール、または飽和または不飽和
脂肪酸およびアルキルフエノールのポリグリコー
ルエーテル誘導体であり、該誘導体は3ないし30
個のグリコール エーテル基(脂肪族)炭化水素
部分に8ないし20個の炭素原子、そしてアルキル
フエノールのアルキル部分に6ないし18個の炭素
原子を含む。 他の適当な非性イオン性界面活性剤は、ポリエ
チレン オキシドとポリプロピレングリコール、
エチレンジアミンポリプロピレングリコールおよ
びアルキル鎖中に1ないし10個の炭素原子を含む
アルキルポリプロピレングリコールとの水溶性付
加物であり、その付加物は20ないし250個のエチ
レングリコールエーテル基および10ないし100個
のプロピレングリコールエーテルを含む。これら
の化合物は通常プロピレングリコール単位当り1
ないし5個のエチレングリコール単位を含む。 非イオン性界面活性剤の代表的例は、ノニルフ
エノール−ポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポ
リグリコール エーテル、ポリプロピレン/ポリ
エチレン オキシド付加物、トリブチルフエノキ
シポリエトキシエタノール、ポリエチレン グリ
コールおよびオクチルフエノキシエトキシエタノ
ールである。ポリオキシエチレンソルビタントリ
オレートの様なポリオキシエチレンソルビタンの
脂肪酸エステルもまた適当な非イオン性界面活性
剤である。 カチオン性界面活性剤は、好ましくはN−置換
基として少なくとも一つの炭素原子数8ないし22
のアルキル基と、他の置換基として低級非置換ま
たはハロゲン化アルキル基、ベンジル基または低
級ヒドロキシアルキル基とを含む第四アンモニウ
ム塩である。該塩は好ましくはハロゲン化物、メ
チル硫酸塩またはエチル硫酸塩の形態にあり、例
えばステアリルトリメチルアンモニウム クロリ
ドまたはベンジル ジ−(2−クロロエチル)エ
チルアンモニウム ブロミドである。 製剤業界で慣用の界面活性剤は例えば下記の刊
行物に記載されている:“マクカツチヤンズ デ
ータジエンツ アンド エマルジフアイアーズ
アニユアル(Mc Cutcheon′s Detergents and
Emulsifiers Annual)”、マツク出版社、リング
ウツド、ニユージヤージー州、1979年;ドクター
ヘルムート シユタツヒエ(Dr.Helmut
Stache)、“テンジツド−タツシエンブツフ
(Tensid−Tashenbuch)”、カールハンザー フ
エルラーク(Carl Hanser Verlag)、ミユンヘ
ンおよびウイーン。 有害生物防除用組成物は通常、式の化合物ま
たは該化合物との他の殺虫剤または殺ダニ剤との
配合剤0.1ないし99%、好ましくは0.1ないし95
%、固体または液体補助剤1ないし99.9%、およ
び界面活性剤0ないし25%、好ましくは0.1ない
し25%を含む。 市販品は好ましくは濃厚物として製剤化される
が、消費者は通常実質的に低濃度の希釈製剤を使
用する。 この組成物はまた他の添加剤例えば安定剤、消
泡剤、粘度調節剤、結合剤、粘着付与剤並びに肥
料または、特別な効果のために他の有効成分を含
有してもよい。 実施例 1 (a) 2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,3,
3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)アニ
リンの製造 4−アセチルアミノ−2,5−ジクロロフエ
ノール47gを90%水酸化カリウム溶液154g及
びジメチルホルムアミド130mlと一緒に、オー
トクレーブ中で撹拌する。次に、ヘキサフルオ
ロプロピレン75.8gを閉じたオートクレーブ中
に圧入する。その混合物をオートクレーブで加
圧下に70℃にて20時間撹拌する。冷却後、その
混合物をロータリーエバポレータにより濃縮
し、そして残留物をメチレンクロライド中に再
び溶解する。得られた溶液を水で洗い、
Na2SO4で乾燥し、そして濃縮する。残留物と
して得られた粗生成物を、シリカゲルカラム
(長さ:1m;直径:10cm)に通してトルエ
ン:アセトン=11:1の混合物で溶出してクロ
マトグラフイーを行ない、淡黄色の結晶の形態
で4−アセチルアミノ−2,5−ジクロロ−1
−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ
プロピルオキシ)ベンゼン(融点:93−95℃)
を得、この化合物26gを還流下にエタノール
110ml及び37%塩酸35.6mlと一緒に10時間保つ。
次に、その反応混合物を濃縮し、氷/水で希釈
し、そして弱アルカリ性にする。その生成物を
メチレンクロライドで混合物から抽出する。そ
の有機抽出層を水で洗い、Na2SO4で乾燥し、
そして濃縮する。その残留物を蒸留により濃縮
すると、次式: で表わされる標記化合物が、沸点81−83℃/
0.05トルの無色の液体として得られる。 (b) N−(2,6−トリフルオロベンゾイル)−
N′−〔2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)
フエニル〕尿素の製造 2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,3,
3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)アニ
リン4.7gを乾燥したトルエン50ml中に撹拌し
ながら溶解し、そして湿気を除きながら、2,
6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート2.62
gを乾燥したトルエン10mlに溶解した溶液を室
温にて加える。そのバツチを室温で更に10時間
撹拌する。次に、溶媒の約75%をロータリーエ
バポレータにより除去し、沈殿した残留物を吸
引過し、少量の冷たいトルエンとヘキサンで
洗い、そして減圧下に乾燥して、融点174−175
℃の結晶質の白色粉末の形態で次式: で表わされる標記化合物を得る(化合物1)。 式で表わされる下記化合物は、上記方法に
類似な方法で製造された:
【表】
【表】
【表】 (c) 式で表わされるナトリウム塩の製造 N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
N′−〔2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)
フエニル〕尿素9.58gを、無水メタノール20ml
に懸濁する。ナトリウム0.43gを無水メタノー
ル30mlに溶解した溶液を、撹拌しながら少しづ
つこの懸濁液に加える。次に、この形成した透
明な溶液を濃縮する。その残留生成物を減圧下
に室温で乾燥すると、融点169−171℃(分解)
を有する次式: で表わされる無色の結晶の形態の標記化合物が
得られる(化合物10)。 下記の次式で表わされる化合物2の塩も、ま
た上記と同様の操作により製造することができ
る:
【表】 (d) 化合物1のテトラブチルアンモニウム塩の製
造 N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
N′−〔2,5−ジクロロ−4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)
フエニル〕尿素2.56gを、メタノール30ml中に
懸濁する。撹拌しながら、テトラ−n−ブチル
アンモニウム水酸化物1.3gを含有するメタノ
ール性溶液5.2gをこの懸濁液に加えると、透
明な溶液が形成する。この溶液を濃縮し、そし
てその残留粗生成物をヘキサン中に懸濁する。
その懸濁液を吸引過し、そして過残留物を
ヘキサンで洗い、次に乾燥すると、融点110℃
を有する無色の結晶の形態で次式: で表わされる標記化合物が得られる(化合物
12)。 下記の式aで表わされる塩も、また、この
操作に従つて製造することができる: 実施例 2 実施例1による式の有効成分、またはそれと
他の殺虫剤あるいは殺ダニ剤との配合物の製剤化
(全体を通じ%は重量%)
【表】 有効成分または配合物を助剤とともに十分に
混合した後、該混合物を適当なミルで良く磨砕
すると、水で希釈して所望の濃度の懸濁液を得
ることができる水和剤が得られる。 2 乳化原液 式の化合物または配合物 10% オクチルフエノールポリエチレングリコールエ
ーテル(エチレンオキシド4〜5モル) 3% ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 3% ヒマシ油ポリグリコールエーテル(エチレンオ
キシド36モル) 4% シクロヘキサノン 30% キシレン混合物 50% この乳剤原液を水で希釈することにより、所
望の濃度のエマルジヨンを得ることができる。
【表】 有効成分を担体とともに混合し、適当なミル
中でこの混合物を磨砕することにより、そのま
ま使用することのできる粉末を得る。 4 押出し粒剤 式の化合物または配合物 10% リグノスルホン酸ナトリウム 2% カルボキシメチルセルロース 1% カオリン 87% 有効成分または配合物を助剤とともに混合・
磨砕し、続いてこの混合物を水で湿めらす。混
合物を押出し、空気流中で乾燥させる。 5 被覆粒剤 式の化合物または配合物 3% ポリエチレングリコール200 3% カオリン 94% 細かく粉砕した有効成分または配合物を、ミ
キサー中で、ポリエチレングリコールで湿めら
せたカオリンに均一に施用する。この方法によ
り非粉塵性被覆粒剤が得られる。 6 懸濁原液 式の化合物または配合物 40% エチレングリコール 10% ノニルフエノールポリエチレングリコールエー
テル(エチレンオキシド15モル) 6% リグノスルホン酸ナトリウム 10% カルボキシメチルセルロース 1% 37%ホルムアルデヒド水溶液 0.2% 75%水性エマルジヨン形シリコーンオイル
0.8% 水 32% 細かく粉砕した有効成分又は配合物を助剤と
ともに均一に混合し、水で希釈することにより
所望の濃度の懸濁液を得ることができる懸濁性
濃厚物が得られる。 実施例 3 イエバエ(Musca domestica)に対する作用 新たに準備されたウジに対する栄養媒体50gを
各々ビーカーに満たす。各試験化合物の1%アセ
トン溶液の一定量をビーカー中の栄養媒体にピペ
ツトで加え、800ppmの有効成分濃度とする。そ
して、媒体を充分に混合した後アセトンを少なく
とも20時間にわたつて蒸発させる。 1日齢のイエバエのウジ25匹を、各々の有効成
分を指示された濃度で含有する試験用の栄養媒体
を含むビーカーに入れる。ウジが蛹化した後、蛹
を媒体から水で流して分離し、穴のあるふたで閉
じられた容器に入れる。 流し出した蛹の各バツチを数えてウジの発育に
対する試験化合物の毒性効果を調べる。測定は10
日後に蛹から羽化したハエの数を数えることによ
つて行なう。 本試験において実施例1で得た式の化合物は
良好な作用を示した。 実施例 4 ルシリア セリカータ(Lucilia sericata)に
対する作用 試験化合物を0.5%含有する水性配合剤1mlを
50℃で9mlの栄養媒体に添加する。その後、約30
匹の新たな孵化したルシリア セリカータの幼虫
を栄養媒体に加え、48及び96時間後に死虫率を評
価することにより殺虫作用を調べる。本試験にお
いて実施例1で得た式の化合物はルシリア セ
リカータに対して良好な作用を示した。 実施例 5 エジプトヤブ蚊(Aedes ae¨gypti)に対する作
用 ビーカー中の水150mlの表面に、試験化合物の
0.1%アセトン溶液の一定量をピペツトで添加し
て800ppmの濃度の溶液を得る。アセトンが蒸発
した後、2日齢のエジプトヤブ蚊の幼虫30ないし
40匹を試験化合物を含有するビーカー中に入れ
る。1、2及び5日後の死虫数を数える。 本試験において実施例1による式の化合物は
エジプトヤブ蚊に対する良好な作用を示した。 実施例 6 食害昆虫に対する殺虫作用 植木鉢に入れた高さ約25cmの綿植物にそれぞれ
試験化合物を0.75、12.5及び100ppmの濃度で含
有する水性乳剤を噴霧する。噴霧被覆が乾いた
後、スポドブテラ リツトラリス(Spodoptera
littoralis)及びヘリオチス ビレツセンス
(Heliothis virescens)のL3段階の幼虫を綿植物
に棲息させる。試験は24℃、湿度60%で実施す
る。120時間後に試験昆虫の死虫率(%)を調べ
る。実施例1による化合物1は0.75ppmでスポド
プテラの幼虫及びヘリオチスの幼虫に対して80な
いし100%の死虫率を示す。化合物3は、スポド
プテラの幼虫に対し12.5ppmで、またヘリオチス
の幼虫に対し100ppmで80ないし100%の死虫率を
示す。 実施例 7 メキシコソラマメゾウムシ(Epilachna
varivestis)に対する作用 高さ15ないし20cmのフアセオルス ブルガリス
(Phaseolus vulgaris)植物(矮小豆:dwarf
beans)に800ppmの濃度の試験化合物の水性乳
剤を噴霧する。噴霧した被覆が乾いた後、メキシ
コソラマメゾウムシ(Mexican bean beetle)の
L4段階の幼虫5匹を各植物に棲息させる。処理
植物にプラスチツクシリンダーを速やかにかぶ
せ、上部に銅の金網をかぶせる。本試験は28℃、
相対湿度60%で実施される。2及び3日後に死虫
率を調べる。さらに3日間本試験の昆虫を観察
し、摂食の阻害(抗摂食作用)、並びに発育及び
脱皮の抑制を評価する。 本試験において実施例1による式の化合物は
良好な作用を示した。 実施例 8 ヘリオチス ビレツセンスに対する殺卵作用 25重量%の試験化合物を含有する水和性の相当
量を、800ppmの濃度で有効成分を含有する水性
乳剤を製造するのに充分な水と混合する。セロフ
アン上に置いた1日齢のヘリオチス ビレツセン
スの卵を該乳剤に3分間浸漬し、吸引して丸いフ
イルター上に集める。処理した卵はペトリ皿に入
れて暗くしておく。6ないし8日後に未処理の対
照群と比較した孵化率を調べる。 本試験において実施例1による式の化合物は
良好な殺卵作用を示した。 実施例 9 ラスペイレシア ポモネラ(Laspeyresia
pomonella)の卵に対する作用 産卵後24時間以内のラスペイレシア ポモネラ
の卵を試験化合物を800ppm含有するアセトン溶
液に紙上で1分間浸漬する。溶液が乾燥した
後、卵をペトリ皿に置き、28℃の温度に保つ。6
日後に、処理した卵からの幼虫の孵化率及び死亡
率を評価する。本試験において実施例1による式
の化合物は良好な作用を示した。 実施例 10 アンソノマス グランデイス(Anthonomous
grandis)の生殖に対する影響 羽化後24時間以内のアンソノマス グランデイ
スの成虫を25匹ずつの群として閉鎖したかごの中
に入れる。このかご、試験化合物400ppmを含有
するアセトン溶液に5ないし10秒間浸漬する。甲
虫が乾いたら、餌を含む覆いを付けた皿に入れ、
交尾及び産卵のために放置する。 卵を週に2〜3回、流水で流し出し、数を数
え、水性殺菌剤中に2〜3時間入れて殺菌した
後、適当な幼虫の餌を含む皿に入れる。7日後に
この卵の死亡率を測定するため、数、すなわち孵
化した幼虫の数を調べる。 試験化合物の生殖抑制作用の持続性は4週間に
わたつて卵を検査することによつて調べられる。
評価は未処理の対照群と比較した卵及び孵化した
幼虫の数の減少によつて行なわれる。本試験にお
いて実施例1による化合物1及び3は、80ないし
100%の殺卵作用を示す。 実施例 11 アンソノマス グランデイス(成虫)に対する
作用 植木鉢に入れた2種類の6葉期の綿植物に、試
験化合物を400ppmの濃度で含有する水和性乳剤
を噴霧する。噴霧した被覆が乾燥した後(約1
1/2時間)、各植物に甲虫(アンソノマス グラン
デイス)の成虫10匹を棲息させる。上部に網を付
けたプラスチツクのシリンダーを、甲虫が植物か
ら移動しない様に昆虫を棲息させた処理植物に速
やかにかぶせる。処理植物は25℃、相対湿度60%
に保つ。評価は2、3、4及び5日後に未処理の
対照群と比較した甲虫の死虫率(背位のパーセン
ト)並びに抗食害作用を調べることにより行な
う。上記の試験において実施例1の式で表わさ
れる化合物は良好な活性を示した。 実施例 12 殺虫活性の比較試験 (1) 試験化合物 以下の化合物ないしをそれらの殺虫活性
を調べるために使用した。
【表】
【表】 この比較試験のために用いた試験化合物な
いしは、各々、特開昭58−26858号公報、米
国特許第4518804号および本明細書に記載され
た方法に従つて製造され、そして各化合物はそ
れらに記載された融点を有する。 (2) 試験方法 化合物ないしの試験は、以下の試験手順
A、BおよびCについて同一の条件および順序
の下、同時並行させた。 試験A−スポドプテラ リツトラリス
(Spodoptera Iittoralis)に対応する作用 高さが約25cmの鉢植えされた綿植物に、試
験化合物の水性懸濁液(夫々の活性物質25重
量%を含む乳化性水和剤配合物より得られ
る)を圧縮空気噴霧器により噴霧させた。噴
霧された懸濁液は夫々試験化合物0.8および
0.4ppmを含有する。鉢植えされた綿植物に
試験化合物の水性懸濁液を滴下点に達するま
で噴霧した。噴霧被膜の乾燥の後、第一幼虫
段階のスポドプテラ リツトラリスの幼虫を
処理された綿植物の上に生息させた。各植物
に10匹の幼虫を生息させた。各試験に、即ち
試験化合物の各濃度当り、二本の植物を用い
た。植物の感染の6日後に、幼虫の死滅百分
率の評価を行なつた。試験を24℃の温度、60
%相対湿度で行なつた。 試験B−ヘリオチス ヴイレセンス
(Heliothis virescens)に対する作用 第一幼虫段階のヘリオチス ヴイレセンス
の幼虫を試験昆虫として使用しかつ鉢植えさ
れた大豆植物を宿主植物として使用し、試験
化合物の濃度が3.0および1.5ppmであるとい
う変更で以て、上記の試験Aを繰り返した。 試験C−プルテラ キシロステラ(Plutella
xylostella)に対する作用 第四葉期の白菜(Brassica pekinensis)
の鉢植え植物に、試験化合物の水性懸濁液
(夫々の活性物質25重量%を含む乳化性水和
剤配合物より得られる。)を圧縮空気噴霧器
を用いて噴霧した。噴霧された懸濁液は夫々
試験化合物0.8および0.2ppmを含有する。鉢
植え植物に試験化合物の水性懸濁液を滴下点
に達するまで噴霧した。噴霧被膜の乾燥後、
第二または第三幼虫段階のプルテラ キシロ
ステラ(Plutella xylostella)の幼虫を処理
された白菜植物の上に生息させた。各植物に
10匹の幼虫を生息させた。各植物に10匹の幼
虫を生息させた。各試験に、即ち試験化合物
の各濃度当り、二本の植物を用いた。植物の
感染の5日後に、幼虫の死滅百分率の評価を
行なつた。試験を24℃の温度で60%相対湿度
で行なつた。 (3) 試験の結果 上記の試験A、BおよびCに従い測定された
化合物ないしの殺虫作用を次の表により与
える。
【表】 得られた結果は、化合物およびが殺虫活
性に関して化合物ないしと比較して優れて
おり、特に化合物ないしは低い濃度で試験
昆虫に対して不活性または殆ど不活性である一
方、化合物およびは0.8ppmにおいてさえ、
プルテラ キシロステラに対して高活性である
ことを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式: (式中、 R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子、また
    はメトキシ基を表わし、そして R2はフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基
    を表わす。)で表わされる化合物またはその塩。 2 前記式において、 R1が水素原子、フツ素原子または塩素原子を
    表わし、そして R2がフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基
    を表わす特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 前記式において、 R1及びR2が同時にフツ素原子、塩素原子また
    はメトキシ基を表わす特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。 4 前記式において、 R1が水素原子、フツ素原子または塩素原子を
    表わし、そして R2がフツ素原子または塩素原子を表わす特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の化合物。 5 前記式において、 R1が水素原子またはフツ素原子を表わし、そ
    して R2がフツ素原子または塩素原子を表わす特許
    請求の範囲第4項記載の化合物。 6 次式: で表わされる特許請求の範囲第3項記載の化合
    物。 7 次式: で表わされる特許請求の範囲第5項記載の化合
    物。 8 次式: で表わされる特許請求の範囲第3項記載の化合
    物。 9 次式: で表わされる特許請求の範囲第5項記載の化合
    物。 10 次式: で表わされる特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 11 次式: で表わされる特許請求の範囲第5項記載の化合
    物。 12 次式: で表わされる特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 13 次式: で表わされる特許請求の範囲第3項記載の化合
    物。 14 次式: で表わされる特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 15 前記式で表わされる化合物の金属塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物の塩。 16 前記式で表わされる化合物と有機塩基と
    の塩である特許請求の範囲第1項に記載の化合物
    の塩。 17 前記式において、 第四級窒素原子が存在する特許請求の範囲第1
    6項記載の化合物の塩。 18 次式: で表わされる化合物と、次式: (式中、R1及びR2は下記の意味を表わす。)で表
    わされる化合物とを反応させ、所望により、その
    得られた化合物を塩に転化させることよりなる次
    式: (式中、 R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子または
    メトキシ基を表わし、そして R2はフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基
    を表わす。)で表わされる化合物またはその塩の
    製造方法。 19 有効成分として、次式: (式中、 R1は水素原子、フツ素原子、塩素原子または
    メトキシ基を表わし、そして R2はフツ素原子、塩素原子またはメトキシ基
    を表わす。)で表わされる化合物またはその塩を、
    適当な担体及び/または他の添加剤と一緒に含有
    する有害生物防除用組成物。
JP60233126A 1984-10-18 1985-10-18 置換n―ベンゾイル―n’―2.5―ジクロロ―4―ヘキサフルオロプロピルオキシフェニル尿素、その製造方法及び該化合物を含有する組成物 Granted JPS6197255A (ja)

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CH499384 1984-10-18
CH4993/84-1 1984-10-18
CH5261/84A CH664852A5 (de) 1984-02-10 1984-11-02 Kuehlvorrichtung fuer gekapselte schaltzellen.
CH5361/84-2 1984-11-08
CH204885 1985-05-14
CH2048/85-1 1985-05-14
CH350285 1985-08-14
CH3502/85-2 1985-08-18

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289646A (en) * 1976-01-20 1977-07-27 Bayer Ag New substituted nnphenylln* benzoyllurea and use thereof as insecticide
JPS54100344A (en) * 1978-01-13 1979-08-08 Bayer Ag Novel substituted nnphenylln***22chloroo66 fluoroobenzoyl**urea*its manufacture and use as insecticide
JPS5826858A (ja) * 1981-07-30 1983-02-17 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニ− 置換されたn‐アロイルn′‐フエニル尿素化合物およびその化合物を含む殺虫剤組成物

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