JPH02504534A - 壁部材又は屋根部材のさね継ぎ部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 壁部材又は屋根部材のさね継ぎ部 本発明は発泡材芯によって隔てられた金属製の２つの覆い層から成る壁部材又は 屋根部材のさね継ぎ部であって、水平又は鉛直に延びる継ぎ側と、継目内で２つ の部材間に位置する固定用クリップとが設けられており、この固定用クリップに 、部材の後方の内側に位置するねじ固定可能な脚部が設けられている形式のもの に関する。

ＤＥ−０３２４４９９１７によれば覆われた固定用ねじによるさね継ぎが公知で ある。これの欠点とするところは、固定用ねじが著しく長く、この固定用ねじを 強く締め過ぎると発泡材芯が押込まれて残留変形する。ＤＥ−Ｏ３２８５７１９ ５によれば、ねじが比較的短く形成されている。この場合も発泡材芯の残留変形 が生じやすい。さらに、この構造によれば、さね継ぎの継目の領域内で外壁の移 行部に段が形成される。

本発明の課題は、継目が水平に延びている場合でも、鉛直に延びている場合でも 使用可能であり、その外側の構造により雨水が継目から離反する方向へ誘導され ると共に、その構造が大きな力を受止める固定部材の取付けのために役立ち、そ の場合、ねじを外側から締め付けることが可能であり、かつ固定部材及びねじが 外側から見えずかつ天候に対して保護さｎるように取付は可能であり、その場合 、継目領域内でのさね継ぎ部が部材から部材へ凹凸なしになめらかに移行するよ うな、壁部材又は屋根部材のさね継ぎ部を提供することにある。

この課題は請求の範囲第１項に記載の特徴によって解決される。本発明の別の構 成が請求の範囲第２項乃至第６項に記載されている。

第１図にさね継ぎ部が詳しく図示されている。両方の部材１０．１１が互いに結 合される。両部材１０゜１１はそれぞれ半分しか図示されていない。部材１０は 図示しない左側に、部材１１の左側の構造と同じ構造を有しており、部材１１は その右側に、部材１０の右側の構造と同じ構造を有している。部材１１の金属製 の覆いＭ！１２が後方の外面にさね１３を備えている。

このさね１３の下方に溝１４が位置している。別のさね１５が部材１１の内側に 設けられている。部材１１の内面にわん入部１６が設けられている。部材１０に は同様に２つのさね１７．１８と１つの溝１９とわん入部２０とが設けられてい る。さね継ぎは２つのさねが２つの溝内に保合することによって行なわれる。強 度並びにシール性の理由で、この種の二重さね継ぎは単１のさね継ぎに比して有 利である。第２図に示された固定用クリップ２１は部材１０の両方のさね１７゜ １８と、部材１１のさね１５と、さねのように作用する、部材１１の中間部分２ ２とにかぶされる。中間部分２２の斜め左上方から厨め右下方へ延びる傾斜部２ ３はあたかもさね０１つの側のように作用し、その同じさねの第２の側は側２４ から成ると見なすことができる。傾斜部２３はさねのように正確に構成される必 要なく、実際にさねの作用を有する。その不正確さはパツキンにおいて補償され る。傾斜部２３の両側に配置されたパツキンは特に良好なシール作用を生せしめ る。固定用クリップ２１が各部材の外面及び内面の金属製の覆い層を確実に掴む と有利である。両部材１０．１１のために１つの固定用クリップを使用すれば十 分である。

両部材において、それぞれ両方の金属製の覆い層は同じ１つの固定用クリップ２ １によって掴まれる。これにより強度が増大する。さね１８の長さはわん入部１ ６の長さに比して短い。その間に生じた隙間は固定用クリップ２１のねじ固定用 の脚部２５とねじ２６とを配置するためのスペースとなる。

特別な利点が部材１０．１１の継目を水平にした場合に生じる。その場合、まず 部材１０がその左側で地面又は基礎上に鉛直に載着され、その結果、さね１７゜ １８は鉛直上方へ突出する。次いで部材１０が固定用クリップ２１とねじ２６と によって支持体２７に固定される。次いで、部材１１が上方から例えばクレーン によって部材１０上へ降され、これによシさね継ぎが行なわれる。

本発明は中間部分２２と特に傾斜部２３とが別様に形成されていても適用可能で ある。

国際調査報告 Ｓ＾　　　２９０３１

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．成形面又はなめらかな表面を備えた壁部材又は屋根部材のさね継ぎ部であつ て、各部材がそれぞれ発泡材芯によつて隔てられた金属製の２つの覆い層を傭え ており、部材の継ぎ目が水平又は鉛直に位置してかり、２つの部材間の継ぎ目内 に位置する固定用クリツプが設けられており、この固定用クリツプが、部材の後 方の内側のところでねじ固定可能な脚部を備えている形式のものにおいて、部材 のさね継ぎされる一方の端面のところでは、後方の外側を形成する金属製の覆い 層がさねを形成しており、かつ、後方の内側のところでは溝として役立つわん入 部が形成されており、かつ、部材の逆の側の第２の端面のところでは外側にわん 入部が、かつ内側にさねが位置しており、内側に位置するわん入部が内側に位置 するさねに比して長く形成されており、さね継ぎ部の継ぎ合わせ時に生じる隙間 が固定用クリツプのねじ固定可能な脚部と固定用ねじとによつて充てんされてお り、かつ、固定用クリツプが少なくとも内側のさねにかぶつて突合わせ継目内へ 延びていることを特徴とするさね継ぎ部。
2. ２．固定用クリツプのねじ固定可能な脚部が組付け状態で部材の内側と面一に位 置していることを特徴とする請求の範囲第１項記載のさね継ぎ部。
3. ３．固定用クリツプが締付け状態で、内側から、内部で任意に形成された突合わ せ継目に沿つて外側へ向かつて延びており、これにより固定用クリツプが、わん 入部の下方に位置する材料の少なくとも前部分にもかぶさつていることを特徴と する請求の範囲第２項記載のさね継ぎ部。
4. ４．固定用クリツプが継目の中央領域内で両側からパツキンによつて囲われてい ることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項記載のさね継ぎ部。
5. ５．固定用クリツプが、組付け状態で内側に位置する金属製の覆い層の部分と、 同じ部材の外側に位置する金属製の覆い層の部分とに背後から確実に係合してい ることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第４項記載のさね継ぎ部。
6. ６．互いに継ぎ合わされる両部材の継ぎ目内で延びる固定用クリツプが、内側及 び外側の金属製の覆い層の部分を、部材の大きな面への垂直線の方向に関して確 実に掴んでいることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第５項記載のさね継ぎ 部。