JP2567486Y2 - 外装壁板の接合部防水構造 - Google Patents

外装壁板の接合部防水構造

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JP2567486Y2
JP2567486Y2 JP9038392U JP9038392U JP2567486Y2 JP 2567486 Y2 JP2567486 Y2 JP 2567486Y2 JP 9038392 U JP9038392 U JP 9038392U JP 9038392 U JP9038392 U JP 9038392U JP 2567486 Y2 JP2567486 Y2 JP 2567486Y2
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plate
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JP9038392U
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泰史 小川
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は外装壁板の接合部防水
構造に関し、詳しくは上下左右方向へ接合段部を介して
接続していく外装壁板の接合部防水構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、外壁を構築する場合、単位大きさ
に形成された無機質壁板を上下左右方向に接続しもって
大面積の外壁を構築することが広く行われている。この
壁板の接続手段として、一般には図3に示すように上下
方向へは接合段部A、A例えば合抉状接合部や本実状接
合部を介して接続し、左右方向へは突き合わされた壁板
B、B端面間にバックアップ材Cを介して表面側にシー
リング剤Dを充填して防水を行いつつ接続していくこと
が行われる。さらに、図4に示すように上下方向のみな
らず左右方向へも接合段部A〜A例えば合抉状接合部や
本実状接合部を介して接続し、接続目地部にシーリング
剤Dを充填して防水を行いつつ接続していくことが行わ
れる。
【0003】
【従来の技術の問題点】ところで、このように上下左右
方向へ接合段部を介して接続していく場合、図3に示し
た防水構造では、縦目地E部は壁面の上下方向に全通す
る状態となるので縦目地Eのどこかに経年劣化によるシ
ーリング剤の目地切れ部が生じるとそこから雨水が侵入
し目地に沿って浸透流下し、横目地Fと縦目地Eが交叉
する部分から壁板裏面へと流入していく問題があった。
【0004】また、図4に示すように、壁板を接続する
場合は各壁板B〜Bは確実に接続できて都合が良いので
あるが、壁板Bの四隅部分B’における防水が不完全と
なり易い欠点があった。即ち、各壁板Bは突出係合段部
1 と凹入係合段部A2 とにより係合されていくが壁板
表面の突き合わせ目地Eとその奥の係合段部間の突き合
わせ目地Fとが食い違い状に位置するため、それらの交
叉部分G、Gでは壁板裏面へ直接貫通するピンホール状
の貫通孔が形成され、シーリング剤が経年劣化するとこ
こから雨水が壁板裏面へと侵入することがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記問題点
に鑑み、仮に防水シーリング剤の劣化があっても侵入し
た雨水は確実に外部へ排出され、壁板裏面への侵入を防
止することのできる外装壁板の接合部防水構造を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案の外装壁
板の接合部防水構造は、無機質壁板1を上下左右方向に
接続して壁面を構築していく場合において、左右方向に
接続される無機質壁板1、1間の縦目地4の上端部にシ
ーリング剤6を充填して横目地2部を面一に成形し、さ
らに該横目地2部にかけて上下壁板1、1との接合面2
Aより壁板裏面側へ立ち上がる防水板3を介挿すると共
に、前記無機質壁板1、1の縦目地4に相当する位置に
前記防水板3と一体に形成した排水パイプ5を縦目地4
より外部へ開口させ、前記シーリング剤6を充填した縦
目地上端部以外の他の横目地2及び縦目地4部に防水用
ガスケット材7をバックアップ材として表面側にシーリ
ング材8を充填してなることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次に、この考案の実施例を説明する。図1は
この考案の実施例の分解斜視図、図2は図1のX−X線
矢視断面図である。
【0008】この考案の外装壁板の接合部防水構造は、
左右方向に接続される無機質壁板1、1間の縦目地4の
上端部にシーリング剤6を充填して横目地2部を面一に
成形し、さらに該横目地2部にかけて上下壁板1、1と
の接合面2Aより壁板裏面側へ立ち上がる防水板3を介
挿すると共に、前記無機質壁板1、1の縦目地4に相当
する位置に前記防水板3と一体に形成した排水パイプ5
を縦目地4より外部へ開口させ、前記シーリング剤6を
充填した縦目地上端部以外の他の横目地2及び縦目地4
部に防水用ガスケット材7をバックアップ材として表面
側にシーリング材8を充填して構成されている。
【0009】なお、上記防水板3は図2に示すように、
防水板3と排水パイプ5とが一体に形成された形状をな
し、薄金属板の折曲形成あるいは合成樹脂製の一体成形
物とされる。
【0010】
【作用】シーリング剤7が劣化し縦目地に沿って雨水が
流下することがあっても、これらは防水板3に受けられ
壁板1裏面へと侵入していくのが防止され、排水パイプ
5より壁板表面側へ排出される。
【0011】
【考案の効果】この考案は以上説明したように、左右上
下方向に接合段部で接続していく構造の壁板であって
も、雨水の侵入し易い縦目地部の防水が確実に行われ、
仮にシーリング剤の劣化があっても壁板裏面への侵入が
有効に防止される。また施工に際しても、壁板の四隅部
分に防水板を配設するだけで他は従来と変わらない施工
手段となるので施工も容易であるなど種々の実用的効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の分解斜視図である。
【図2】図1のX−X線矢視断面図である。
【図3】従来例の説明斜視図である。
【図4】従来例の説明正面図である。
【符号の説明】
1…無機質壁板 2…横目地部 2A…接合面 3…防水板 4…縦目地 5…排水パイプ 6…シーリング剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質壁板1を上下左右方向に接続して
    壁面を構築していく場合において、左右方向に接続され
    る無機質壁板1、1間の縦目地4の上端部にシーリング
    剤6を充填して横目地2部を面一に成形し、さらに該横
    目地2部にかけて上下壁板1、1との接合面2Aより壁
    板裏面側へ立ち上がる防水板3を介挿すると共に、前記
    無機質壁板1、1の縦目地4に相当する位置に前記防水
    板3と一体に形成した排水パイプ5を縦目地4より外部
    へ開口させ、前記シーリング剤6を充填した縦目地上端
    部以外の他の横目地2及び縦目地4部に防水用ガスケッ
    ト材7をバックアップ材として表面側にシーリング材8
    を充填してなることを特徴とする外装壁板の接合部防水
    構造。
JP9038392U 1992-12-08 1992-12-08 外装壁板の接合部防水構造 Expired - Lifetime JP2567486Y2 (ja)

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JPH0647464U JPH0647464U (ja) 1994-06-28
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