JPH025022Y2 - - Google Patents

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JPH025022Y2
JPH025022Y2 JP11399484U JP11399484U JPH025022Y2 JP H025022 Y2 JPH025022 Y2 JP H025022Y2 JP 11399484 U JP11399484 U JP 11399484U JP 11399484 U JP11399484 U JP 11399484U JP H025022 Y2 JPH025022 Y2 JP H025022Y2
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JP
Japan
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lintel
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support
movable plate
plate
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JP11399484U
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JPS6128884U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、引き戸の上縁を支持する鴨居に関
する。
〔従来の技術〕
近年、鴨居は、引き戸等とともにアルミ等の金
属材料により形成されたものが多く提供されてい
る。この金属性の鴨居は、熱や湿気などに強く、
耐久性に優れ、また見映えがよいとともに、施工
が極めて簡単であり、しかも寸法の誤差が小さい
等の様々な利点を有し、洋室、和室を問わずかな
り広い範囲で使用されている。
しかしながら、上記のようなすぐれた特性を有
する金属製の鴨居にあつても、それを取り付ける
壁厚寸法に誤差が生じた場合や規格外の壁厚であ
つた場合に、その壁厚に応じて鴨居の幅を修正す
ることが不可能であり、壁と鴨居との取付け位置
に誤差が生じてしまう等の問題を有していた。
このため、複数の部材をその一部分を重ね合わ
せて一体に組み立て、その重合せ幅を変えること
により、全体の幅を壁厚に応じて調節自在とした
ものが提案されている(実開昭58−145984号、実
開昭58−52282号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、鴨居の幅を壁厚に応じて調節する
と、引き戸のスライド溝が変化し、またスライド
溝の幅を調節すると鴨居全体の幅が変化する構造
であつたり(実開昭58−145984号)、鴨居の幅を
調節できるだけで、スライド溝の幅を調節するこ
とができない構造(実開昭58−52282号)のため、
不便で扱いにくいといつた問題点がある。
この考案は、鴨居全体の幅と、スライド溝の幅
を個々に独立して調節することがきる鴨居を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、基
板の下面に引き戸がスライドするスライド溝を形
成して支持板が設けられた鴨居本体と、可動板本
体の下縁に支持部を備え、上記鴨居本体の一側縁
もしくは両側縁の外方に、上記可動板本体を鴨居
本体の外側の支持板の横に配置するとともに、上
記支持部を上記鴨居本体の外側の支持板の下方に
位置させて鴨居本体の幅方向に移動自在に設けら
れる可動板と、上記支持板によつて形成されたス
ライド溝の下に当接部を位置させ、かつ上記支持
板に係止されて上記支持部の上に支持される戸厚
調節部材とを具備した構成としたものである。
〔作用〕
壁厚に応じて鴨居全体の幅を調節する場合に
は、鴨居本体の幅方向に可動板を動かして行う。
また、引き戸の厚さに応じてスライド溝の幅を調
節する場合は、鴨居本体の外側の支持板に対る戸
厚調節部材の係止位置を変え、戸厚調節部材の当
接面をスライド溝の幅方向に移動させる。
このように、鴨居全体の幅と、スライド溝の幅
を個々に独立して調節することができるので、壁
厚と引き戸の厚さの両方に同時かつ正確に対応し
て鴨居を見映え良く壁に取り付けることが可能で
ある。また鴨居本体の支持板と可動板の支持部と
の間に生じる隙間が戸厚調節部材によつて都合よ
く埋められることになり、この点でも外観が美し
く仕上げられる。
〔実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。
第1図に示す符号1はこの考案による鴨居、2
は引き戸、3は壁である。上記鴨居1は、基板4
の両側部に支持板5を垂下して設けてなる鴨居部
材6が、幅方向に2個連結された鴨居本体7と、
この鴨居本体7の両側部に取付けられた可動板8
と、上記支持板5の下部に設けられた戸厚調節部
材9とからなるものである。ここで、上記鴨居部
材6は、アルミ等の金属材料を押出し成形により
一体に形成されたものであり、上記基板4の両側
縁に設けられた支持板5の間は、上記引き戸2が
スライドするスライド溝10を形成している。そ
して、上記鴨居部材6は、相互の一側縁に設けら
れた支持板5を当接させて連結プレート11によ
り連結され、鴨居本体7を形成している。ここ
で、上記のように構成された鴨居本体7の幅は、
壁3の壁厚の設定寸法より若干狭く構成されてい
る。
一方、可動板8は、可動板本体12と、この可
動板本体12の上縁に可動板本体12に対して直
角でありかつ可動板本体12の内面側に突出させ
て設けられた取付け部13と、上記可動板本体1
2の下縁に設けられ戸厚調節部材9を支持する支
持部14とが、上記鴨居部材6と同一材料により
一体に形成されたものである。そして、上記可動
板8は、取付け部13に形成された該取付け部1
3の幅方向に長尺な長穴13aに螺子15を挿通
して、上記螺子15を鴨居本体7の基板4の上面
に螺着することにより可動板本体12が支持板5
と平行であり、かつ可動板本体12の下縁が支持
板5の下縁より下方に位置した状態で固定されて
いる。
また、上記戸厚調節部材9は、合成樹脂等によ
り形成されたもので、断面が長方形状の長尺体で
あり、上面に支持板5の下縁が嵌入される嵌入溝
9aが二本平行に形成されるとともに、一側面に
引き戸2に当接して支持する当接部9bが突出し
て形成されている。上記のように構成された戸厚
調節部材9は、下部を上記可動板8に形成された
支持部14に支持されるとともに嵌入溝9aに支
持板5を嵌入することにより固定されるようにな
つており、鴨居部材6に装着される引き戸2の厚
さに応じて支持板5を嵌入する嵌入溝9aを適宜
選択することにより上記引き戸2を確実に支持す
ることができるようになつている。
次に、上記のように構成された鴨居の作用につ
いて説明する。
まず、この鴨居1を壁3に取付ける場合には、
螺子15を緩めて鴨居本体7の両側部に設けられ
た可動板8を移動させ、これら可動板8の間が壁
3の厚さと一致するように調整する。次に、戸厚
調節部材9を引き戸2の厚さに対応させて嵌入溝
9aを選択し、その嵌入溝9a内に支持板5を嵌
入して取付ける。その後、螺子15を締め付けて
可動板8を固定し、鴨居1を壁3に取付ける。
また、第2図には、この考案による鴨居に備え
られる戸厚調節部材の別の例を示す。
なお、第2図において第1図に示す部材と同一
の部材には、同一符号を付してその説明を省略す
る。この図に示す戸厚調節部材16は、支持板5
を嵌入させる嵌入溝16aが一角部を挾んで隣り
合う二つの面にそれぞれ一本ずつ形成されてお
り、上記嵌入溝16aが形成されていない面を引
き戸2に当接させて支持するものである。ここ
で、上記二本の嵌入溝16aは、該嵌入溝16a
が形成された面と嵌入溝16aが形成されていな
い面との間に存する角部からそれぞれ異なる距離
離間した位置に形成されている。
そして、上記のように構成された戸厚調節部材
16は、嵌入溝16aを適宜選択して使用するこ
とにより、引き戸2の厚さに対応させることがで
きる。
なお、可動板8の支持部14は鉤状に形成され
ていてもよい。鴨居本体においても上述したよう
な構成に限られることなく、例えば該鴨居本体全
体を押出し成形等により一体に形成したもの等で
もよい。
〔考案の効果〕
上述したように、この考案の鴨居は、基板の下
面に引き戸がスライドするスライド溝を形成して
支持板が設けられた鴨居本体と、可動板本体の下
縁に支持部を備え、上記鴨居本体の一側縁もしく
は両側縁の外方に、上記可動板本体を鴨居本体の
外側の支持板の横に配置するとともに、上記支持
部を上記鴨居本体の外側の支持板の下方に位置さ
せて鴨居本体の幅方向に移動自在に設けられる可
動板と、上記支持板によつて形成されたスライド
溝の下に当接部を位置させ、かつ上記支持板に係
止されて上記支持部の上に支持される戸厚調節部
材とを具備した構成とされているので、鴨居全体
の幅と、スライド溝の幅を個々に独立して調節す
ることができ、したがつて、壁厚と引き戸の厚さ
の両方に同時かつ正確に対応して鴨居を見映え良
く壁に取り付けることが可能である。
また、戸厚調節部材が支持板に係止された状態
で支持部の上に支持されたいるため、鴨居本体の
支持板と可動板の支持部との間に生じる隙間が戸
厚調節部材によつて都合よく埋められることにな
り、この点でも外観が美しく仕上げられる長所が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、こ
の考案による鴨居を実際に用いたときの状態を示
す斜視断面図、第2図は第1図に示す鴨居に別の
戸厚調節部材を取付けた状態を示す断面図であ
る。 1……鴨居、2……引き戸、4……基板、5…
…支持板、7……鴨居本体、8……可動板、10
……スライド溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板4の下面に引き戸2がスライドするスライ
    ド溝10を形成して支持板5,5が設けられた鴨
    居本体7と、可動板本体12の下縁に支持部14
    を備え、上記鴨居本体7の一側縁もしくは両側縁
    の外方に、上記可動板本体12を鴨居本体7の外
    側の支持板5の横に配置するとともに、上記支持
    部14を上記鴨居本体7の外側の支持板5の下方
    に位置させて鴨居本体7の幅方向に移動自在に設
    けられる可動板8と、上記支持板5,5によつて
    形成されたスライド溝10の下に当接部9bを位
    置させ、かつ上記支持板5に係止されて上記支持
    部14の上に支持される戸厚調節部材9とを具備
    したことを特徴とする鴨居。
JP11399484U 1984-07-26 1984-07-26 鴨居 Granted JPS6128884U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11399484U JPS6128884U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 鴨居

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11399484U JPS6128884U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 鴨居

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6128884U JPS6128884U (ja) 1986-02-21
JPH025022Y2 true JPH025022Y2 (ja) 1990-02-07

Family

ID=30673021

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JP11399484U Granted JPS6128884U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 鴨居

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525037Y2 (ja) * 1989-03-31 1997-02-05 積水樹脂株式会社 壁パネル用目地材

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JPS6128884U (ja) 1986-02-21

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