JP2516870Y2 - フロアの端仕舞構造 - Google Patents

フロアの端仕舞構造

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、床面に敷設されたOA用のフロアパ
ネルと壁面との間に生じた隙間を埋めるためのフロアの
端仕舞構造に関する。
[従来の技術] 周知のように、近年のOA(オフィスオートメーショ
ン)化に伴い、床面に配線溝を備えたOAフロアを敷設す
るビルが増えている。このようなOAフロアとしては、種
々のタイプのものが知られているが、その一つとして第
9図及び第10図に示すような構造のものがある。
即ち、このOAフロアは、直角二等辺三角形のフロアパ
ネル1を二枚づつ正方形に組合わせ、各フロアパネル1
の直角を挟む二辺の下端縁に形成された鍔部1aを隣のフ
ロアパネル1の鍔部1aと噛合接続しながら床面上に縦横
に敷設して、格子状の配線溝2をパネル間に形成すると
共に、この配線溝2を大小2種類の蓋パネル3a,3bで覆
って上面を平にしたものがある。フロアパネル1は直角
を含む二辺の上端縁に切欠段部1bが形成されており、こ
の切欠段部1bによって蓋パネル3a,3bが支持されるよう
になっている。
このようなフロアパネル1を縦横に敷設すると、第9
図に示すように壁面100付近ではフロアパネル1をぴっ
たりと敷設するだけの隙間101がない場合が殆どであ
り、このような場合、この隙間101には端仕舞用パネル
4を敷設していた。該端仕舞用パネル4は第10図に示す
ように、壁面100に沿って配置され、フロアパネル1の
高さとほぼ等しい高さを持つ脚部4aと該脚部4から水平
に延びるパネル本体4bとが一体成形されたものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、フロアパネル1と壁面100との隙間は
施工する床面の広さや形状によって殆ど必ずといってい
い程ばらつくきを生じるものであり、上記の端仕舞用パ
ネル4の全長が隙間101の間隔Lとなるように調整しな
ければならなかった。即ち、隙間の間隔Lに応じて端仕
舞用パネル4のパネル本体4bを現場で切断して短くし、
隙間101に合致させて配設していた。この場合、各フロ
アパネル1の縦横の敷設は比較的簡単で能率良く行える
のに対し、パネル本体4bは施工現場で切断する必要があ
るため、面倒で作業効率が低下し、また、切断時に切屑
やほこり等が生じて作業環境に悪影響を及ぼすといった
種々の問題があった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本考案の第1のフロアの端
仕舞構造は、切欠段部を上端縁に形成したフロアパネル
を敷設したフロアの端仕舞構造であって、少なくとも一
本のねた材を壁面に平行に配置固定し、中空のガイド材
の肉厚と略同一の厚みを有する合成樹脂シートが表面に
貼着されているフロア材の上記合成樹脂シートの一部を
切除して、上記フロア材の合成樹脂シート切除部分を上
記ガイド材に挿入し、上記合成樹脂シートの端面を上記
ガイド材の端面に当接させて位置決めした状態とし、上
記フロア材の一端を上記ねた材上に支持すると共に、上
記ガイド材の他端縁を少なくとも上記フロアパネルの切
欠段部上に支持してなることを特徴とする。
さらに、本考案の第2のフロアの端仕舞構造は、切欠
段部を上端縁に形成したフロアパネルを敷設したフロア
の端仕舞構造であって、中空のガイド材の肉厚と略同一
の厚みを有する合成樹脂シートが脚部の上縁より側方に
延びるフロア材本体の表面に貼着されて成るフロア補助
材の上記合成樹脂シートの一部を切除して、上記フロア
材本体の合成樹脂シート切除部分を上記ガイド材に挿入
し、上記合成樹脂シートの端面を上記ガイド材の端面に
当接させて位置決めした状態で、上記フロア補助材の脚
部を固定すると共に、上記ガイド材の他端を少なくとも
上記フロアパネルの切欠段部に支持してなることを特徴
とする。
[作用] 本考案の第1のフロアの端仕舞構造に用いるフロア材
は、表面の合成樹脂シートの切除幅を変えることによ
り、中空のガイド材に挿入するフロア材の合成樹脂シー
ト切除部分の幅を種々変更すると、フロア材とガイド材
との合計幅を種々調節することができる。従って、敷設
したフロアパネルと壁面との間に隙間が生じた場合に
は、その隙間に対応するようにフロア材とガイド材の合
計幅を調節し、フロア材の一端をねた材上に支持させる
と共に、ガイド材の他端をフロアパネルの切欠段部に支
持させて、簡単にフロアの端仕舞を行うことができる。
しかも、フロア材表面の合成樹脂シートの端面をガイド
材の端面に当接させ、フロア材がそれ以上ガイド材に挿
入されないように位置決めしているため、歩行等により
外力が作用してもフロア材とガイド材の合計幅が狭めら
れてフロア材やガイド材がねた材やフロアパネルの切欠
段部から外れ落ちる心配がなく安全である。そして、こ
のフロア材表面の合成樹脂シートの厚みはガイド材の肉
厚と略同一であるから、合成樹脂シートの表面とガイド
材の表面は面一となって段差を生じることがなくなり美
感が向上する。
また、本考案の第2のフロアの端仕舞構造に用いるフ
ロア補助材も、そのフロア材本体表面の合成樹脂シート
の切除幅を変えることにより、中空のガイド材に挿入す
るフロア材本体の合成樹脂シート切除部分の幅を種々変
更すると、フロア補助材とガイド材の合計幅を種々調整
することができる。従って、敷設したフロアパネルと壁
面との間に隙間が生じた場合には、その隙間に対応する
ようにフロア補助材とガイド材の合計幅を調節し、ガイ
ド材の他端をフロアパネルの切欠段部に支持させると共
にフロア補助材の脚部を固定して、簡単にフロアの端仕
舞を行うことができる。そして、このフロア補助材の合
成樹脂シートの端面もガイド材の端面に当接して位置決
めされているため、外力によりフロア補助材とガイド材
の合計幅が狭められてガイド材がフロアパネルの切欠段
部から外れ落ちる心配がなく安全であり、しかも合成樹
脂シートの厚みがガイド材の肉厚と略同一であるから段
差を生じることがなく美感が向上する。
本考案の第1及び第2のフロアの端仕舞構造は、上記
のように合成樹脂シートが貼着されているフロア材やフ
ロア補助材を使用し、合成樹脂シートを一部切除してシ
ート端面をガイド材の端面に当接させることにより、フ
ロア材やフロア補助材とガイド材との合計幅を調整する
と共に、合計幅が狭められないように位置決めして敷設
する構造であるため、作業性が大幅に向上するものであ
るが、合成樹脂シートを貼着していないフロア材やフロ
ア補助材を使用し、これらとガイド材との合計幅を調整
して敷設した後、フロア材やフロア補助材に合成樹脂シ
ートを貼着する構造では、別途用意した合成樹脂シート
を施工現場で切断して貼着する作業が面倒であり、しか
も、合成樹脂シートを貼着する迄はフロア材やフロア補
助材がガイド材に対して位置決めされていないため、歩
行等により外力が作用するとフロア材やフロア補助材が
ガイド材に押込まれて合計幅が狭められ、ガイド材とフ
ロアパネル上面との間やフロア材と壁面との間に微小な
隙間が生じたり、フロアパネルの切欠段部やねた材から
ガイド材やフロア材が外れ落ちたりすることが多々ある
ので、これを修正しながら合成樹脂シートを貼着する作
業が煩わしく、作業性の大幅な向上を期待することが難
しい。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るフロアの端仕舞構造
を採用したフロアの概略斜視図であり、第2図は本考案
の端仕舞構造を示す第1図のA−A線に沿った拡大断面
図である。第3図は本考案の端仕舞構造に用いられるガ
イド材とフロア材の拡大斜視図であり、第4図は同じく
ねた材の一部破断拡大斜視図である。
本考案のフロアの端仕舞構造は、既述したフロアパネ
ル1,1を組合わせて敷設されたOAフロアの壁面100との隙
間101を埋めるための端仕舞構造であり、上記フロアパ
ネル1と中空のガイド材5と該ガイド材5にスライド自
在に挿入されて位置決めされるフロア材6と壁面100に
沿って配置固定されたねた材7とで構成される。
上記ガイド材5は第3図に示すように、両端面が開口
されており、アルミニウム等の薄板を加工することで、
中央を仕切壁5aによって二つに区切って挿通孔5b,5bを
形成し、該挿通孔5b,5bに上記フロア材6をそれぞれ一
枚づつ挿通できるようになっている。該ガイド材5は、
挫屈強度等を考慮してその幅W1を100〜150mm,長さL1を9
0〜110mm,上下幅T1を10〜15mm,板厚tは1m程度となって
いる。
上記フロア材6は第3図に示すように、例えば、BMC
(バルクモールディングコンパウンド)等の成形材料を
ホットプレス成形して製造されるもので、一端縁下方に
は幅方向に上記ガイド材5の板厚T1とほぼ一致した厚み
で突出する段部6aが形成されている。また、上面には厚
みが上記ガイド材5の肉厚tとほぼ同じの合成樹脂製シ
ート6bが剥離自在に貼着されている。該合成樹脂製シー
ト6bは例えば、出荷時には同図に一点鎖線で示す長さで
貼着されているもので、後述するように必要に応じて切
除されるものである。このフロア材6は上記ガイド材5
の各挿通孔5b,5bにそれぞれスライド自在に位置決めさ
れて挿通されるもので、幅W2はガイド材5の板厚T1を考
慮して48〜71mm,長さL2が90〜110mm,上記ガイド材5の
挿通孔5b,5bに挿入される上下幅T2はガイド材5の板厚T
1を考慮して18〜13mmとなっている。このようなフロア
材6,6は、上面に貼着された合成樹脂製シート6b,6bまで
ガイド材5の挿入孔5b,5bに挿入されてそれ以上はこの
合成樹脂製シート6b,6bの有する厚みによって挿入が規
制されるので、フロア材6,6のガイド材5に挿入する長
さに応じて合成樹脂製シート6bを切除し、ガイド材5に
対する位置決めがなされると共に、このときフロア材6,
6とガイド材5の上面が面一となって段差が生じなくな
る。
上記ねた材7は例えば、上記フロア材6と同様のにBM
C等の成形材料をホットプレス成形にて製造されるもの
で、断面略逆U字状を呈し、長手方向には一定間隔でコ
ンクリートビス等の止具8が挿着される挿通孔7aを有す
る凹部7bが凹設されている。該ねた材7の全長L3は加工
性等を考慮して450〜550mm,幅W3は25〜30mm,高さHがフ
ロアパネル1の高さを考慮して30〜35mmとなっており、
止具8が挿通される凹部7bはピッチPが150〜200mmで凹
設されている。尚、ねた材7としては、BMC等の成形物
に限らず、アルミニウム等の金属板を折曲し、例えば、
エンボス加工により凹部7bを凹設してもよい。
また、各フロアパネル1は上記同様にBMC等の成形材
料をホットプレス成形して製造されるもので、既述した
ものと実質的に同一の構成であるため、同一部材には同
一符号を付してここでは説明を省略する。
上記フロアパネル1と中空のガイド材5とフロア材6
とねた材7で構成される本考案のフロアの端仕舞構造
は、第2図に示すように、ねた材7を壁面100に沿って
配置し、該ねた材7の下端周縁を例えば、コンクリート
ボンド等で接着すると共に、凹設された各凹部7cにコン
クリートビス等の止具8をそれぞれ挿通して床面にねじ
込んで確実に固定したある。そして、一つのガイド材5
に挿通した2枚のフロア材6,6を一組とし、各フロア材
6,6をフロアパネル1と壁面との隙間間隔Dとほぼ一致
するようにガイド材5内でスライドさせて挿抜し、隙間
間隔Dとほぼ一致する位置で各フロア材6,6のガイド材
5との境界となるガイド材5側の合成樹脂製シート5を
切除してフロア材6,6のガイド材5に対する位置決めが
行われている。そして、各フロア材6,6の端縁下方に突
設された段部6aを床面に配設固定された上記ねた材7上
に配置すると共に、ガイド材5の各フロア材6,6の挿入
された反対側端縁を床面に配設されたフロアパネル1の
切欠段部1b上に支持することで、フロアパネル1と壁面
100との隙間101を埋める端仕舞構造となっている。この
ような端仕舞構造は、壁面100に沿って並べられ、フロ
アパネル1と壁面100との隙間101が埋められるものであ
る。
このような構造の端仕舞では、フロアパネル1と壁面
100との隙間間隔Dが施工現場毎に変動する場合でも、
フロア材6表面の合成樹脂シート6bの切除幅を変えてフ
ロア材6とガイド材5の合計幅が上記の隙間間隔Dに対
応するように調整し、合成樹脂シート6bの端面とガイド
材5の端面を当接させて両者の合計幅が狭められないよ
うに位置決めを行ってから該フロア材6,6の他端をねた
材7に支持し、ガイド材5の他端をフロアパネル1の切
欠段部1bに支持するだけで簡単にフロアパネル1と壁面
100との間に形成された隙間101を埋めることができる。
この場合、フロア材6,6はガイド材5に対してスライド
自在に挿通されるので、従来の施工現場のように、隙間
に合わせて端仕舞用パネル4のパネル本体4bを切断する
等の面倒で切屑やほこりが生じて作業性を低下させると
いった問題が全て解消され、作業能率の向上が図れる。
なお、フロアパネル1と壁面100との隙間間隔Dが比
較的広い場合には、第5図に示すように、壁面100に沿
った状態及び壁面100に平行となるようにフロアパネル
1と壁面100との間に別のねた材7をそれぞれ配設固定
し、ガイド材5にフロア材6,6をそれぞれ挿着したもの
を二組準備し、一方のフロア材6,6の一端を壁面のねた
材7上に支持すると共にガイド材5を中間のねた材7上
に位置決めして支持し、他方のフロア材6,6の一端を前
記中間のねた材7上に支持すると共にガイド材5の端縁
をフロアパネル1の切欠段部1bに位置決めして支持し、
フロアパネル1と壁面100の比較的広い隙間101を埋めて
も良い。この場合、フロアパネル1と壁面100との隙間
間隔によってはさらにねた材7とガイド材5に挿入され
るフロア材6,6を複数組合わせることもできる。
第6図は本考案の第2のフロアの端仕舞構造の実施例
に使用されるガイド材5とフロア補助材9の分解斜視図
であり、第7図は同実施例の端仕舞構造を示す拡大断面
図である。
この実施例は、フロアパネル1とガイド材5及びフロ
ア補助材9より構成されており、フロアパネル1及びガ
イド材5は既述のものと実質的に同一であるので、同一
部材には同一符号を付してここでは説明を省略する。
上記フロア補助材9は、上記第1の実施例と同様にBM
C等の成形材料をホットプレス成形して製造されるもの
で、第6図に示すように、壁面100に沿って配置される
脚部9aと該脚部9aの上縁より側方に延出するフロア材本
体9bとが一体に成形されており、該フロア材本体9b上面
には合成樹脂製シート6bが同様に剥離自在に貼着されて
いる。そして、脚部9aの上縁には段差部9cが形成されて
おり、該段差部9cのほぼ中間にコンクリートビス等の止
具8の挿通凹部9dが穿孔されている。尚、挿通凹部9dは
実施例のように一箇所に限らず、複数箇所に穿孔されて
いてもよい。
この実施例の端仕舞構造は、フロア補助材9のフロア
材本体9bをガイド材5の挿通孔5b,5bにそれぞれ挿通
し、フロアパネル1と壁面との隙間間隔となるように合
成樹脂製シート6bを位置決めして余分な部分を切除して
合成樹脂シート6bの端面をガイド材5の端面に当接させ
てフロア材本体9bのガイド材5に対する位置決めを行
い、脚部9aを壁面に沿って配置してコンクリートビス等
の止具8で床面に固定すると共に、ガイド材5の端縁を
フロアパネル1の切欠段部1b上に支持した端仕舞構造と
なっている。
このような端仕舞構造では、上記した第1の実施例と
比べ、フロア補助材9が脚部9aとフロア材本体9bとの一
体成形体であるので、ねた材7を別途準備する必要がな
くなって部品点数が削減され、施工もより簡便となる。
この実施例においても、フロアパネル1と壁面との隙
間間隔が広い場合には、第8図に示すように、フロア補
助材9を二組準備し、一方のフロア補助材9のフロア材
本体9bをガイド材5に挿抜して位置決めし、該ガイド材
5をフロアパネル1の切欠段部1bに支持すると共に脚部
9aの挿通凹部9dにコンクリートビス等の止具8で床面に
固定し、他方のフロア補助材9のフロア材6,6が位置決
めされたガイド材5の端縁を上記フロア補助材9の段差
部9cに支持すると共に、脚部9aの挿通凹部9dにコンクリ
ートビス等の止具8で床面に固定すればよい。
尚、上記何れの実施例においても、ガイド材5には2
枚のフロア材6,6を挿着する構成となっているが、これ
に限らず強度が充分に得られればガイド材5にフロア材
6を一枚だけスライド自在に挿着しても、また、三枚以
上の複数枚挿入するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案の第1のフロ
アの端仕舞構造では、ガイド材に挿入するフロア材表面
の合成樹脂シートの切除幅を変えることにより、フロア
材とガイド材の合計幅をフロアパネルと壁面との隙間間
隔に応じて調節し、フロア材の一端をねた材に、ガイド
材の他端をフロアパネルの切欠段部に支持するだけ、簡
単にフロアの端仕舞を行うことができるので、従来のよ
うに端仕舞用パネルを切断する面倒な作業が不要とな
り、切屑やほこりも発生せず、作業効率が向上する。
また、本考案の第2のフロアの端仕舞構造も、フロア
補助材の合成樹脂シートの切除幅を変えることにより、
フロア補助材とガイド材の合計幅をフロアパネルと壁面
との隙間間隔に応じて調整し、ガイド材の他端をフロア
パネルの切欠段部に支持させると共にフロア補助材の脚
部を固定して、簡単にフロアの端仕舞を行うことができ
るので、第1のフロアの端仕舞構造と同様の効果が得ら
れる。
そして、第1及び第2のフロアの端仕舞構造はいずれ
も、合成樹脂シートの端面がガイド材の端面に当接し、
歩行時等に作用する外力によりフロア材とガイド材との
合計幅や、フロア補助材とガイド材との合計幅が狭めら
れないように位置決めされているので、フロア材の一端
がねた材から外れ落ちたりガイド材の他端がフロアパネ
ルの切欠段部から外れ落ちたりする心配がなく安全であ
り、しかも合成樹脂シートの厚みがガイド材の肉厚と略
同一であるので、合成樹脂シートの表面とガイド材の表
面が面一となり美感が向上するといった効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例における端仕舞構造を採
用したフロアの概略斜視図、第2図は本考案の端仕舞構
造を示す第1図のA−A線に沿った拡大断面図、第3図
は本考案の端仕舞構造に用いられるガイド材とフロア材
の拡大斜視図、第4図は同じくねた材の一部破断拡大斜
視図、第5図は同実施例の他例を示す要部拡大断面図、
第6図は本考案の第2の実施例に使用されるガイド材と
フロア補助材の拡大斜視図、第7図は同実施例の端仕舞
構造を示す要部拡大断面図、第8図は同実施例の他例を
示す要部拡大断面図、第9図は従来の端仕舞構造を採用
したフロアの概略斜視図、第10図は第9図のB−B線に
沿った拡大断面図である。 1…フロアパネル、1b…切欠段部、5…ガイド材、6…
フロア材、7…ねた材、9…フロア補助材、9a…脚部、
9b…フロア材本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−138063(JP,A) 実開 平2−85736(JP,U) 実開 平1−168742(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切欠段部を上端縁に成形したフロアパネル
    を敷設したフロアの端仕舞構造であって、少なくとも一
    本のねた材を壁面に平行に配置固定し、中空のガイド材
    の肉厚と略同一の厚みを有する合成樹脂シートが表面に
    貼着されているフロア材の上記合成樹脂シートの一部を
    切除して、上記フロア材の合成樹脂シート切除部分を上
    記ガイド材に挿入し、上記合成樹脂シートの端面を上記
    ガイド材の端面に当接させて位置決めした状態とし、上
    記フロア材の一端を上記ねた材上に支持すると共に、上
    記ガイド材の他端縁を少なくとも上記フロアパネルの切
    欠段部上に支持してなることを特徴とするフロアの端仕
    舞構造。
  2. 【請求項2】切欠段部を上端縁に成形したフロアパネル
    を敷設したフロアの端仕舞構造であって、中空のガイド
    材の肉厚と略同一の厚みを有する合成樹脂シートが脚部
    の上縁より側方に延びるフロア材本体の表面に貼着され
    て成るフロア補助材の上記合成樹脂シートの一部を切除
    して、上記フロア材本体の合成樹脂シート切除部分を上
    記ガイド材に挿入し、上記合成樹脂シートの端面を上記
    ガイド材の端面に当接させて位置決めした状態で、上記
    フロア補助材の脚部を固定すると共に、上記ガイド材の
    他端を少なくとも上記フロアパネルの切欠段部に支持し
    てなることを特徴とするフロアの端仕舞構造。
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