JPH02500501A - スラブの連続鋳造方法およびこの方法を実施する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 スラブの連続鋳造方法およびこの方法を実施する装置発明の開示 本発明は、幅が肉厚より大幅に大きいスラブの連続鋳造方法および装置であって 、溶湯が注湯容器がら鋳型に供給され、前記鋳型の注湯側の断面は中央領域にお いて、所望の連続鋳造素材形状の断面からずれ、エツジ領域においては前記所望 の連続鋳造素材形状に相応しているスラブの連続鋳造装置に関する。

この公知の鋳型（***特許出願公開第３４００２２０号Ａ１公報）は、鋳型の中 の、断面が拡大されている注湯領域から、所望の連続鋳造素材形状への移行部に おいて、連続鋳造シェルに強い湾曲負荷が加わる欠点を有する。

湾曲負荷を低減するために一方においては成形角αは小さく保持されなければな らず、他方においては注湯および冷却速度は、連続鋳造シェルが亀裂無しに搬出 されるように狭い境界内に選定されていなくてはならない。鋳型がこのように形 成されている場合、移行部に強い摩擦が発生し、この摩擦は、公知の潤滑方法に よっても僅かしか低減することができない、公知の鋳型は、成形角αを小さく、 有利には１０°より小さく保持しつつ、スラブの肉厚が薄ければ薄い程、鋳型が 長くされなければならない別の欠点も有する０本発明の課題は、肉厚が８０鶴を 下回るスチールスラブを欠陥無しにそして高表面品質にて製造する方法および装 置を提供することにある。上記課題は本発明の方法の枠内において、鋳型の全長 にわたり、鋳型の注湯側の断面形状を保持しつつ、鋳型から送出される連続鋳造 素材の中央領域の連続鋳造シェルが、鋳型の後ろに配置されている支持および案 内部材により、連続鋳造シェルが側面領域のスラブ表面の面内に位置するように 変形されることにより解決される。

この方法により、鋳型領域における凝固しつつある連続鋳造シェルは危険な変形 を受けず、送出される連続鋳造素材形状の所望の連続鋳造素材形状に対する整合 が、後置されている支持および案内部材の領域において行われる。これは、中央 領域における所望の連続鋳造素材形状からずれている湾曲部の所要の変形が、鋳 型の寸法に比して著しく長い長さ、有利には少なくとも１．５ｍにわたり分布さ れ、従って危険な内部亀裂が回避される利点を有する。本発明の別の１つの利点 は、鋳型長が不変の場合、注湯および冷却速度のプリセット値が、肉厚が非常に 蕩いスラブに関して利用分野を制限することなしに、大きい帯域幅内で選定され ることが可能であることにある０本発明は鋳型、およびこれに後置される支持お よび案内部材にも関する。

水冷された鋳型はシフト可能な幅方向側面壁および・長手方向側面壁を有し、従 って所望の連続鋳造素材形状が種々に設定されることが可能である。鋳型は直線 形または湾曲形にて構成され、中央領域における、断面を拡大する注湯側および 送出側は片側にて、または対象的に両側にて構成されることが可能である。枠構 造に固定されている鋳型は、揺動しつつ注湯方向にて動かされる。所望の連続鋳 造素材形状からずれている断面の境界線は中央領域においてそして鋳型の注湯側 および送出側にて湾曲状または直線状であることが可能である。

湾曲度は本発明においては、使用される注湯管の外部寸法に依存して注湯側の湾 曲の頂点までの２Ｏｎの最小間隔が注湯レベル面の高さにおいて保持されるよう に選定される。湾曲部から、スラブ表面の面内に位置する部分までの移行部の線 は円錐状に走行する。テーパ率は、湾曲されている領域の断面拡大率の縦方向伸 長率に整合され、１．２％の値を下回る。鋳型に後置されている支持および案内 部材は本発明においては、少なくとも１つのロール対の少なくとも１つが、連続 鋳造素材に整合されているカリバ一孔型を形成することを特徴とする。個々のロ ールはシリンダ形１円錐形または中高状であることが可能である。これらのロー ルは案内架台の中に弾性的に係止され、注湯軸線に対して横方向に液圧作動によ り設定することが可能である。

始動時の冷たい連続鋳造素材が故障無しに変形区間を通過するとこができるよう に、公知の電子行程制御装置がロール調整のために使用される。鋳型から送出さ れる連続鋳造素材の形状の所要の変形は本発明においては、１つのロール対の２ つのロールの間の間隔がロール対毎に０．５ないし２５■１ｍだけ低減されるよ うに行われる。ロール設定におけるこの帯域幅は、亀裂か生じないための、加工 物質特有のそして寸法に由来する必要要件が拒酌されるために必要である。所望 の連続鋳造素材形状に対する、鋳型から送出される連続鋳造素材の、断面を拡大 する湾曲の整合は有利には、１．５ｍをと回る全長にわたり分布され、変形区間 通過後に初めて連続鋳造素材断面が完全に凝固し、その際に前記全長１．５ｍは 、ロール対０２５ｍｍの間隔減少値に割当てられるように分布される。カリバ一 孔型を形成するロールは個別の駆動装置を備えることが可能である。添付の図面 には本発明の１つの実施例が示されている。

第１図は連続鋳造装置の４方向断面図、第２図は８０■を下回る肉厚を有するス ラブのための鋳型の上面図、第３図は切断線Ｃ−Ｃに沿って切断した空の鋳型の 断面図、第４図、第５図および第６図は変形区間の領域における、第１図に示さ れている切断線Ａ−Ａに沿って切断した、孔型を形成するロールの種々の実施例 の断面図、第７図は第１図に示されている切断線Ｂ−Ｂに沿って切断した連続鋳 造素材の断面図である。第１図は、例えば肉厚が８０ｍ１を下回るスチールスラ ブである、幅が肉厚を大幅に上回るスラブを連続鋳造する本発明による連続鋳造 装置の縦方向断面図を示し、注湯容器１からの溶湯は、溶湯レベル面下に潜込ん でいる注湯管を介して鋳型３に供給される。枠構造５に固定されている鋳型３は 、矢印６により示されているように、注湯方向にて揺動運動を行うことが可能で ある。

鋳型３から出た連続鋳造素材７は、後置されている支持および案内手段８により 本発明に従って、連続鋳造シェル１０が中央領域において、エツジ領域における 連続鋳造素材すなわち所望の形状の連続鋳造素材１１のスラブ表面の面の中に位 置するように変形されている。

第２図に示されている鋳型３の上面図において本発明に従って、中央領域におけ る湾曲断面１２．１３　と、所望の形状の連続鋳造素材１１に対応する狭窄側面 壁１４とは、鋳込み側および出口側の成形空間を形成する。矢印１５゜１６は、 投手方向側面壁と幅方向側面壁の双方がシフト可能であり、従って所望の形状の 連続鋳造素材７を種々に設定することが可能であることを示している。注湯側の 中央領域において、使用されている注湯管２の寸法と、断面が拡大されている湾 曲部すなわち湾曲断面１２の寸法とは本発明に従って、注湯管２の外部周囲１８ と湾曲部１９の頂点との間の２Ｏｎの最小間隔が、注湯レベル面４の高さにおい て保持されるように互いに関連している。

第２図に図示されている切断線Ｃ−Ｃに沿って鋳型３を切断して示している縦方 向断面図である第３図は、湾曲部１９から、スラブ表面の面の中に位置する部分 への移行部のｖＡ２０が円錐形に走行していることを示し、本発明に従いテーパ 率の価は１．２％を下回る。縦方向側面壁１４は同様に円錐形に設定され、その 際、種々の勾配を有する公知のスピンドルにより所望のテーパ率が連続鋳造素材 の幅に依存して、矢印１５により示されている縦方向シフトと共に設定される。

第４図、第５図および第６図には変形区間の領域における、カリバ一孔型を形成 しているロール対すなわち支持および案内手段８の種々の実施例が示されている 。第４図においては、ロール対すなわち支持および案内手段８の、送出される連 続鋳造素材７への整合は、１つのロール対を形成している２つのロールが孔型２ ３を形成することにより得られる。第５図に示されている第２の実施例において は、シリンダ状に形成されている部分ロール２４．２５および２６が、連続鋳造 素材７の断面を変形するのに必要な孔型を近似的に形成している。第３の実施例 が第６図に示され、図中、連続鋳造素材７の縦方向面に平行に走行する面２７． ２８のためにシリンダ形ロール２９．３０が使用され、円錐台形に形成され′て いるロール３１が使用されている。この実施例においては孔型を形成しているす べてのロール２９ないし３１は有利には、１本の軸線上に配置される。上記３つ のすべての実施例の変形区間における、すべての個々のロール２２すいし２６お よび２９ないし３１は有利には弾性的に係止され、そして液圧により調整可能で ある。第７図は、所望の形状の連続鋳造素材〕】に対する、送出される連続鋳造 素材７の中央領域における湾曲断面１３への整合を示している。この個所におい て凝固した所望の形状の連続鋳造素材１１０案内は、シリンダ形に形成されてい るロール９が行う。

Ｆｉｇ、３ 国際調査報告 国際調査報告 つＥ８フ００：フ０

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．例えば肉厚が８０ｍｍを下回るスチールスラブである、幅が肉厚を大幅に上 回るスラブの連続鋳造方法であって、注湯が注湯容器から鋳型に供給され、前記 注湯容器の注湯側の断面が中央領域においては、所望の連続鋳造素材形状からず れて断面積が大きくなっており、エッジ領域においては前記所望の連続鋳造素材 形状に相応するスラブの連続鋳造方法において、前記鋳型の注湯側の断面形状を 保持しつつ、前記鋳型の全長にわたり、前記鋳型から送出される連続鋳造素材の 中央領域の連続鋳造シェルが、前記鋳型の後ろに直接に配置されている支持およ び案内手段により、前記連続鋳造シェルが、変形区間通過後に前記エッジ領域の スラブ表面の面内に位置するように変形されることを特徴とするスラブの連続鋳 造方法。
2. ２．前記変形が、孔型を形成する少なくとも１つのロール対により行われること を特徴とする請求の範囲第１項記載のスラブの連続鋳造方法。
3. ３．凝固前線における変形率が０．５％の値を上回らないことを特徴とする請求 の範囲第１項または第２項記載のスラブの連続鋳造方法。
4. ４．注湯容器と、注湯側断面が中央領域においては所望の連続鋳造素材形状から ずれ、エッジ領域においては所望の連続鋳造素材形状に相応している鋳型と、支 持および案内部材からなる、請求の範囲第１項記載の方法を実施する装置におい て、前記鋳型（３）の連続鋳造出口側における、中央領域において同様に湾曲さ れている断面（１３）が、注湯領域における、より大きく湾曲されている断面（ １２）に対向して位置することを特徴とする請求の範囲第１項記載の方法を実施 する装置。
5. ５．平面的なスラブ表面から、湾曲されている表面への移行部（２０）の一本ま たは複数本の線が、湾曲されている領域の断面拡大率の縦方向伸長率に整合され ている、１．２％を上回らないテーパ率を有することを特徴とする請求の範囲第 ４項記載の鋳型。
6. ６．使用される注湯管（２）の外部周囲（１８）と、注湯側における湾曲（１９ ）の頂点との間の間隔が注湯レベル面（４）の高さにおいて少なくとも２０ｍｍ であることを特徴とする請求の範囲第４項記載の鋳型。
7. ７．前記鋳型に支持および案内手段が後置されている請求の範囲第１項ないし第 ４項のうちのいずれか１項に記載の装置において、少なくとも１つのロール対（ ８）の少なくとも１つのロールが、送出される連続鋳造素材（７）に整合されて いる孔型を形成することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第４項のうちのい ずれか１項に記載の装置。
8. ８．前記１つのロール対（８）のロールの間の間隔（２１）が、ロール対毎に注 湯方向にて０．５ないし２５ｍｍだけ低減されていることを特徴とする請求の範 囲第７項記載の装置。
9. ９．前記孔型を形成する少なくとも１つのロール対（８）が個別駆動装置を備え ていることを特徴とする請求の範囲第７項記載の装置。