JPH0249990A - 横型スクロール圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ〉　産業上の利用分野 本発明は、密閉容器の貯溜オイルを吸上げパイプを介し
て回転軸の軸受は用ボス部に供給してなる横型スクロー
ル圧縮要素機する。

（ロ）従来の技術 本出願人が実願昭６２−１１９４３７号で出願した従来
の横型スクロール圧縮機では、回転軸が横方向に配置さ
れているため、この回転軸に設けられたオイルポンプの
吸込口も横方向で開口し直接、密閉容器の貯溜オイルに
挿入できず、この吸込口と貯溜オイルとの間に吸上げパ
イプを介在させている。

しかしながら、この種横型スクロール圧縮機では、前記
貯溜オイルのオイルレベルが低下した場合等、前記吸上
げパイプの吸上げ高さが高まり、回転軸の軸受は用ボス
部へのオイル供給が困難となりこの軸受は用ボス部が摩
耗、焼付き等を生じる欠点がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は前述の欠点を解消し、圧縮機の負荷入力を増大
きせることなしに前記軸受用ボス部に確実にオイル供給
できる横型スクロール圧縮機を提供するものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、密閉容器の内部に電動要素とスクロール圧縮
要素を配設し、前記電動要素の駆動力を水平方向に配置
した回転軸を介して前記スクロール圧縮要素に伝達する
と共に、該スクロール圧縮要素の可動スクロールのピン
部を前記回転軸のボス部で軸支し、該ボス部に、前記密
閉容器の貯溜オイルの吸上げパイプ及び前記回転軸のオ
イルポンプを介してオイルを供給してなるものであって
、 前記可動スクロールに、前記ボス部を前記スクロール圧
縮要素の吸入室に連通ずる吸入圧伝達通路を設けると共
に、 該吸入圧伝達通路を、前記可動スクロールのピン部と端
板の裏面に連設した溝状通路部と、前記端板に穿設した
小径通路部とで構成したものである。

くホ）作用 本発明によれば、回転軸の軸受は用ボス部は、吸入圧伝
達通路を介してスクロール圧縮要素の吸入室又は′その
近傍空間に連通ずることで負圧に維持きれ、その負圧分
だけ回転軸のオイルポンプのオイル吸込力がアップし、
よって密閉容器内のオイルレベルが低下した場合にも前
記軸受は用ボス部にその吸込力で確実にオイルを吸入で
きる。また、可動スクロールの端板は、その内部に小径
通路部を穿設するだけであり吸入圧伝達通路の全体を穿
設するものではないため空洞化を抑制して強度低下の少
ないものになる。

（へ）実施例 次に本発明の一実施例について説明する。

第１図において、（１）は底部に潤滑オイル（２）の貯
溜きれた密閉容器、（３）は密閉容器（１）に内股きれ
た電動要素、（４）は電動要素（３）にて駆動されるス
クロール圧縮要素で、水平方向に配置した回転軸（５）
を介して駆動力が伝達される。電動要＊（３）は、固定
子（６）とこの固定７−（６）の内側に配置された回転
子（７）とで構成されている。回転軸（５）は、その一
端部で軸受け（８）を介して密閉容器（１）に固定され
ている。（９）は軸受け（８）に取付けられた保持カッ
プ、（１０）は保持カップ（９）にて保持された吸１げ
パイプで、その吸入口（１０ａ）を密閉容器（１）の内
底部に近接した笥所に配置することでオイル溜に挿入す
ると共に、その送出口（１０ｂ）を回転軸（５）の中央
部に設けたオイルポンプ（１１）に連通している。オイ
ルポンプ（１１）では、後述するようにその回転による
遠心力等にて吸上げパイプ（１０〉から潤滑オイル（２
）を吸入して径方向通路（ｌｌａ）等から軸受は部（１
２）及び軸受は用ボス部〈１３）等に供給している。

（１４）は前記スクロール圧縮要素（４）の一部を構成
する固定スクロールで、密閉容器（１）内を高圧室（１
５）と低圧室（１６）に区画する円板状の端板（１７）
と、該端板（１７）の周縁に突設した環状壁（１８）と
、該環状壁（１８）の内側で前記端板（１７）に突設し
たインボリュート曲線態様の第１のうず巻体（１９）と
から構成きれている。高圧室（１５）及び低圧室（１６
）には、それぞれ吐出管（１５Ｐ）及び吸入ｖ＜１６Ｐ
）が連通している。（２０〉は固定スクロール（１４〉
に対向して配設した可動スクロールで、前記第１のうず
巻体（１９）に対向してかみ合う第２のうず巻体（２１
）と、該うず巻体（２１）の突設さねた端板（２２）と
、該端板（２２）の中央に突設したピン部〈２３）とか
ら構成きれている。第２のうず巻体（２１）は＠２第１
のうず巻体〈１９）と同様にインボリュート曲線態様に
形成されている。可動スクロール（２０）は、そのピン
部（２３）で前記回転軸（５）に対して偏心した状態で
１ｉｉ７記ポス部（１３）にて軸支されることで円軌道
」二で公転運動して周囲空間（２４）のガス状冷媒を取
り込んで前記側うず巻体（１９）（２１）間に形成され
る吸入室（２５ａ）（２５ｂ）更には圧縮室（２６）と
ともに外側から中心に向かって移動させながら容積を縮
小して圧縮させるように機能する。〈２７）は固定スク
ロール（１４）の端板（１７〉の中心部に形成した吐出
孔で、逆止弁（２８）に抗して圧縮冷媒を前記高圧室（
１５）に吐出させる。（２９）は前記密閉容器（１）に
嵌合したフレームで、前記固定スクロール（１４）の環
状壁（１８）にボルト（３０）で固定された第１の脚部
（２９ａ）と、前記低圧室（１６）側へ延設された第２
の脚部（２９ｂ）と、回転軸（５）を軸支する前記軸受
部（１２）とから構成されている。（３１）はフレーム
（２９〉に形成した吸込通路で、低圧室（１６）のガス
状冷媒を前記周囲空間（２４）に案内する。（３２）は
ボス部（１３）の周囲で回転軸（５）に設けたバランス
ウェイト部で、フレームク２９）の内側の空間で回転し
ている。　（３３）はフレーム（２９）に固定したオル
ダムリングで、可動スクロール（２０）の固定スクロー
ル（１４）に対する相対的な自転を阻止する。

而して前記可動スクロール（２０）は、前記ポス部（１
３）を前記スクロール圧縮要素〈１４〉の吸入室（２５
ａ）（２５ｂ）に連通ずる吸入圧伝達通路（３４）を設
けである。吸入圧伝達通路（３４）は、第２図に示すよ
うに、前記可動スクロール（１４）のピン部〈２３）と
端板（２２）の裏面に連設した溝状通路部（３４ａ）（
３４ｂ）と、前記端板（２２）に穿設した小径通路部（
３４ｃ）（３４ｄ）とで構成しである。溝状通路部（３
４ａＨ３４ｂ）は、前記ボス部（１３）に内股したベア
リングのインナ一部（３５）と、耐摩耗性及び加工性の
優れたＲ形状薄板（３６）とで閉察しである。Ｒ形状薄
板（３６）は端板（２２）に螺子等で固定きれる。前記
小径通路部（３４ｃ）（３４ｄ＞については、吸入室（
２５ａ）（２５ｂ）に直接連通するものの他に間接的に
近傍空間で連通ずるものも実施される。

前記横型スクロール圧縮機では、正常の圧縮運転時にお
いては、吸入管（１６Ｐ）から低圧ｆｉ（ｉｔ＋）に流
入したガス状冷媒を吸込通路（３１）にて周囲空間（２
４）に案内して円軌道上で公転運動する可動スクロール
（２０）と固定スクロール（１４）の間に取り込んで両
スクロール（２０）（１４＞のうず巻体（２１）（１９
）間の吸入室（２５ａ）（２５ｂ）に吸入し更にこの吸
入室（２５ａ）（２５ｂ）を圧縮室（２６〉に転化して
この圧縮室（２６）を除々に縮小させて中心に移動さけ
ることで圧縮しその後に圧縮室〈２６）の中央部の吐出
孔（２７〉から吐出し更に高圧室（１５）を経て吐出管
＜１５Ｆ）から密閉容器（１）外へ吐出する。また回転
軸（５）の軸受は用ボス部（１３）は、吸入圧伝達通路
（３４〉を介してスクロール圧縮要素（４）の吸入室（
２５ａ）（２５ｂ）に連通することで負圧に維持され、
その負圧分だげ回転軸（５）のオイルポンプ（１１）の
オイル吸込力がア／プし、従って密閉容器（１）内のオ
イルレベルが低下した場合にも軸受は用ボス部（１３）
にその吸込力で吸上げパイプ（１０）から確実にオイル
（２）は吸入される。

ｖｇ３図は他の実施例を示し、他の実施例では、可動ス
クロール（１４）の端板（２２〉とピン部〈２３）との
隣接角を直角とすることで溝状通路部（３４ａ）（３４
ｂ）の被覆板（３７）の形状を平板状に簡素化しである
。

他の実施例では、その他の部分は前記実施例と同様に構
成され説明を省略する。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成したから、回転軸の軸受は用
ボス部は、吸入圧伝達通路を介してスクロール圧縮要素
の吸入室又はその近傍空間Ｃ連通ずることで負圧に維持
され、その負圧分だけ回転軸のオイルポンプのオイル吸
込力がアップし、よって密閉容器内のオイルレベルが低
下した場合にも前記軸受は用ボス部にその吸込力で確実
にオイルを吸入でき、従って、ブランレヤーの往復動作
等による強制給油方式のものとは異なり圧縮機の負荷入
力を増大きせることなく確実に軸受部にオイル供給でき
る。また可動スクロールの端板を、その内部に小径通路
部を穿設するだけであり吸入圧伝達通路の全体を穿設す
るものではないため空洞化を抑制して強度低下の少ない
ものにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は同実施
例に備えた一部材の縦断面図、第３図は他の実施例の第
２図相当の縦断面図である。 （１）・・・密閉容器、（２〉・・・潤滑オイル、（３
）・・・電動要素、（４）・・・スクロール圧縮要素、
（５）・・・回転軸、（１０）・・・吸上げパイプ、（
１１）・・・オイルポンプ、り１３）・・・ボス部、　
（２０）・・・可動スクロール、（２２）・・・端板、
（２３）・・・ピン部、（２５ａ）（２５ｂ）−吸入室
、（３４）−・・吸入圧伝達通路、（３４ａ）（３４ｂ
）・・・溝状通路部、（３４Ｃ）（３４ｄ）・・・小径
通路部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）密閉容器の内部に電動要素とスクロール圧縮要素を
   配設し、前記電動要素の駆動力を水平方向に配置した回
   転軸を介して前記スクロール圧縮要素に伝達すると共に
   、該スクロール圧縮要素の可動スクロールのピン部を前
   記回転軸のボス部で軸支し、該ボス部に、前記密閉容器
   の貯溜オイルの吸上げパイプ及び前記回転軸のオイルポ
   ンプを介してオイルを供給してなるものであって、前記
   可動スクロールに、前記ボス部を前記スクロール圧縮要
   素の吸入室に連通する吸入圧伝達通路を設けると共に、 該吸入圧伝達通路を、前記可動スクロールのピン部と端
   板の裏面に連設した溝状通路部と、前記端板に穿設した
   小径通路部とで構成したことを特徴とする横型スクロー
   ル圧縮機。