JPH0248411A - 膨潤性合成サポナイト型粘土鉱物の製法 - Google Patents

膨潤性合成サポナイト型粘土鉱物の製法

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JPH0248411A
JPH0248411A JP19449288A JP19449288A JPH0248411A JP H0248411 A JPH0248411 A JP H0248411A JP 19449288 A JP19449288 A JP 19449288A JP 19449288 A JP19449288 A JP 19449288A JP H0248411 A JPH0248411 A JP H0248411A
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saponite
clay mineral
sodium
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sodium silicate
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JP19449288A
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Masahide Ogawa
小川 政英
Teiji Sato
悌治 佐藤
Masanori Tanaka
正範 田中
Noriyuki Takahashi
範行 高橋
Hitoshi Nakada
中田 斉
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Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
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Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成サポナイトの製法に関するもので、より
詳細には、水性分散体としたときの透明性に優れた合成
サポナイトの製法に関する。
(従来の技術及びその問題点) サポナイト粘土鉱物は、ヘクトライト、スチブンサイト
と同様の3−八面体型スメクタイト粘土鉱物であり、八
面体層にリチウムを含まぬ点でヘクトライトとは異なり
、またアルミニウムが四面体層のケイ素の置換だけであ
ってもよく、八面体層のマグネシウムの置換を伴なって
もよい点でスチブンサイトとは異なるが、サポナイトは
3−八面体型粘土鉱物としては、ヘクトライト、スチブ
ンサイトと類似した構造を有することから合成サポナイ
トは合成へクトライト、合成スチブンサイトと同様に大
きな水膨潤性、ゲル形成性ならびに有機及び無機化合物
の包接機能等を有しており、増粘剤、ゲル化剤、被覆剤
としての多くの用途を有している。従来、その製造法と
して下記の提案がなされている。
例えば粘土鉱物サポナイトに類似した構造を有する合成
ケイ酸塩として特公昭63−6486号公報には、ケイ
酸ナトリウム、マグネシウム塩、アルミニウム塩の混合
液から過剰のアルカリ、特にアンモニアで水和ゲルを沈
殿させ、副生溶解質を水洗除去した後、−価或いは二価
の陽イオン及びフッ素イオンを添加し、これを水熱反応
に付することによって、下記式で、 ((Si(h) a・(MgO) b・(A12O3)
c/2・(OH)4−d・Fd) −・My″″8/y
・・・(1)ここに()内は結晶格子成分、Mはア ルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよび
アンモニウムイオンからなる群から選んだ少なくとも1
個のイオン、a、b、c、d%Xおよびyは以下の値を
もつ。
6 ≦a ≦7.5 4.5 ≦b ≦ 6 0.5 ≦C≦3.5 0 ≦d ≦ 4 0.5 ≦X ≦1.0 1 ≦y ≦ 2 表わされるサポナイト型鉱物を合成することか記載され
ている。
しかしながら、この方法は先ず第1に、シリカ、マグネ
シウム及びアルミニウムの酸化物水和物を調製し、第2
に該ゲルに交換性カチオン成分及び要すればフッ素イオ
ンを添加し、出発ゲル組成物スラリーを調製し、第3に
このスラリーを水熱反応に処してサポナイト型合成ケイ
酸塩を生成させる。中でも最も重要な第1工程は、まず
、水溶性マグネシウム塩にアンモニア性水ガラスを滴下
し、次いで水溶性アルミニウム塩を滴下し、昼夜放置し
て熟成したのち、デ過・洗浄をくり返して副生塩を除去
する操作からなり、目的のモル比の該水和ゲルを得るた
めに、アンモニア性水ガラスが必須であって、しかも上
記反応順序を遵守しなければならないと記載されている
従って、この合成方法は多量のアンモニアまたはアルカ
リを用いることから多量の副生塩を生ずる、反応操作が
複数段である、しかも水熱反応の好適条件が300℃で
、2O時間を要すること等から、製造コストの点で未だ
十分満足し得るものでなない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は出発原料のマグネシウム成分に塩基性炭酸
マグネシウムを用いることによって、従来法のサポナイ
ト合成において必須成分でありたフッ素イオンを含有す
ることなく、しかもシリカ成分にケイ酸ナトリウム、ア
ルミニウム成分にアルミン酸ソーダの水溶性原料を用い
て、三者の均質懸濁物を形成させ、従来法より著しく温
和な水熱反応条件で、しかも−段の反応操作によるサポ
ナイト鉱物の合成する方法を見出した。
またマグネシウム成分に塩基性炭酸マグネシウムを用い
る限りにおいて、シリカ成分に非晶質ゲル、アルミナ成
分に非晶質ヒドロゲルを含む均質懸濁物を出発原料に用
いることも見出した。
本発明の目的は、透明性、水膨潤性及び増粘速度に優れ
た合成サポナイトをフッ素イオンを用いることなく容易
に製造し得る方法を提供するにある。
また本発明の他の目的は、合成サポナイトの製造が、均
斉な粒度のものとして、しかも優れたが過性や水洗性等
をもって容易に行われる方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、原料コストが低く、簡単な反
応操作であることより、安価な合成サポナイトの製法を
提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、金属成分が実質上マグネシウム、シリ
カ、ナトリウム及びリチウムから成り、実質上下記式、 a Na、0(6MgO) [bSiO2cAp2O.
]n)12O式中のa、b、c及びnは、式0 < a
 <2゜6<b<8.c= (b−6)/2及びn≧2
を満足する数である、 で表わされる組成を有し且つ3−八面体型スメクタイト
粘土鉱物に属するサポナイトを合成するにあたり、(a
)塩基性マグネシウムと、(b)(+)ケイ酸ナトリウ
ム、 (ii)ケイ酸ナトリウム及び非晶質シリカの組
合せ、(lii)非晶質シリカ及び水酸化ナトリウムの
組合せから成る群より選ばれたシリカ−ナトリウム成分
と、(c) (i )  アルミン酸ナトリウム、 (
ii)アルミン酸ナトリウム及び非晶質アルミナ、から
成る群より選ばれたアルミナ−ナトリウム成分とを実質
的に上記式で表わされる組成比で含有する均質懸濁組成
物を製造し、該組成物を水熱処理することを特徴とする
膨潤性合成サポナイト型粘土鉱物の製造方法が提供され
る。
(作用) 本発明は、合成サポナイトのマグネシウム成分の出発原
料として、塩基性炭酸マグネシウム、特にハイドロマグ
ネサイトを使用すると、フッ素イオンを存在させること
なしに、合成サポナイトが容易に合成されるという知見
に基づくものである。
サポナイトは、基本的には下記式 で表わされる基本骨格を有して成る。従来のサポナイト
には、フッ素イオンを含まないものも知られているが、
実用上得られるものは殆んどフッ素イオンを含むもので
あり、しかも含まないものでは水熱合成に際してより厳
しい水熱条件が要求される。
即ち、3−八面体型スメクタイト構造を形成するMgイ
オンは位置的にかなり制約があり、Mgイオンが小さめ
であること、及びMgイオンが成る程度自由にずれ易い
という自由度をもつことが必要と思われる。水酸イオン
とフッ素イオンとを比較した場合、フッ素イオンの電気
陰性度が大きいため、Mgイオンの周囲をフッ素イオン
が取囲んでいると、Mgイオンの電子はフッ素の方に引
かれ、Mgイオンが小さくなり、3−八面体型構造がと
りやすくなると思われる。また、Mgイオンは水和じや
すく、このため見掛上のイオン半径はかなり大きくなる
が、フッ素イオンが周囲にあると、当然水和も抑制され
、これも構造をつくりやすくする原因と考えられる。
これに対して、本発明によればフッ素イオンの存在なし
にサポナイトが容易に合成されるのは、次のような理由
と考えられる。即ち、例えばハイドロマグネサイト(4
MgCO3・Mg(叶)2・4H2O)のような塩基性
炭酸マグネシウムは、従来のマグネシウム塩、例えばM
g (OH) 2に比して水和度の著しく小さい形で存
在する。またこの原料を用いると、反応時に炭酸ガスが
式 %式% のように発生すると共に、活性に富んだ発生期のMg0
−Mg (OH) 2が生成し、有効に反応に関与する
ものと思われる。またMg (OH) 2等は巨大分子
化されており、(Sin4)の四面体層と規則性をもっ
て配列するのに時間を要するが、上記Mg0−Mg (
0)1) 2は、小さく分断された形になっており、M
gイオンの自由度も高く、配列もしやすいものと思われ
る。これらにより、本発明によればフッ素イオンの存在
なしに合成サポナイトが容易に得られるものと認められ
る。
(発明の好適態様) 本発明によれば、上記合成サポナイトは塩基性炭酸マグ
ネシウムとケイ酸ナトリウム等及びアルミン酸ソーダ等
との組合せから成る均質懸濁組成物を水熱処理すること
によって得られる。
マグネシウム原料として塩基性炭酸マグネシウムを選択
することにより、従来法において必須成分であるフッ素
イオンを含有せずにサポナイトの合成が可能となり、更
に高収率及び高純度での製造が可能となる。塩基性炭酸
マグネシウムとしては、任意のものを使用し得るが、炭
酸マグネシウムや、水酸化マグネシウム或いはこれらの
混合物を使用したのではサポナイトの高収率及び高純度
での製造は期待できない。塩基性炭酸マグネシウムとし
ては、ハイドロマグネサイトを使用するのが特に望まし
く、このものは下記式 %式%(4) で示される化学組成と、ASTM No 25−513
に帰属されるX−線回折像とを有する。
St及びNa成分原料としては、ケイ酸ナトリウム水溶
液が有利に使用されるが、非晶質シリカと水酸化ナトリ
ウムとの組合せを使用することもできる。ケイ酸ナトリ
ウムとしては式 %式%(5) 式中、nは1乃至5の数、特に2.0乃至3.5の数で
ある、 のケイ酸ナトリウムが使用される。また、非晶質シリカ
としては、シリカのヒドロシル、ヒドロゲル、キセロゲ
ルや、湿式性非晶質シリカ或いは気相法非晶質シリカ等
が使用される。
Affi成分原料としては、アルミン酸ナトリウム水溶
液が有利に使用されるが、非晶質アルミナと水酸化ナト
リウムとの組合せを使用することもできる。
アルミン酸ナトリウムとしてはオルト型(Na3Afo
s)及びメタ型(Na AffiO2)のいずれも使用
される。また、非晶質アルミナとしては、アルミナのヒ
ドロシル、ヒドロゲル等が使用される。
上記(a) 、 (b)及び(C)成分の使用比率はサ
ポナイトの化学組成となるように定める。本発明によれ
ば、各原料を化学量論的量に近い組成比で用いて合成サ
ポナイトを容易に得られるのが顕著な特徴である。反応
原料混合物のpi(は一般に8乃¥11、特に8.5乃
至10の範囲内にあることが望ましい。pHの調節は、
必要に応じアルカリ金属の2水酸化物或いは炭酸塩を反
応系に添加することにより行われる。
水熱反応に先立って、用いる原料を可及的に均一に混合
させて、均質化した水性スラリーを形成させることが、
収率及び純度向上の見地から望ましい。この均質混合は
強剪断攪拌下に行うのがよく、この目的に、高速剪断ミ
キサー、ボールミル、サンドミル、コロイドミル、超音
波照射等を用いることができる。
また、少量のケイ酸ナトリウムは水溶液中で塩基性炭酸
マグネシウムを均一に分散させる効果があるので、原料
としてケイ酸ナトリウムで分散させた分散スラリーを調
合してから残りの原料を加えても、均一混合の目的を達
成できる。この場合に用いるケイ酸ナトリウムは水性ス
ラリーに対して001乃至10重量%の範囲で用いるの
が望ましい。
また、水性混合物中の固形分濃度(ま、一般に1乃至3
0重1%、特に5乃至”15重量%の範囲にあることが
望ましい。
この混合物をオートクし・−ブに仕込み、水熱処理を行
なう。水熱処理条件は、従来法に比して比較的温和な条
件であってよく、例えば一般に100乃至300℃、特
に150乃至2O0℃の温度で、0乃至100 Kg/
cm2(ゲージ)、特に6乃至40 Kg/crn2G
の圧力下に行f♂うのがよい。反応時間は一般に0.5
乃至2O時間のオーダーで十分である。反応により得ら
れる合成サポナイトは母液から固−液分離し、水洗し、
乾燥して製品とする。
木々、明によれば、−段の反応(水熱処理)で目的とす
るサポナイトが収率よく容易に得らね、しかもその合成
条件は従来法に比し、比較的温和な条件でよいことも一
つの利点である。しかもサポナイトを合成する過程で得
られたスラリー乃至は」過ケーキの状態では勿論のこと
、水洗した状態でも実質上非膨潤状態であり、これを乾
燥することによって、膨潤性及び水性分散体としたとき
の透明性が顕著に優れた特徴を有する合成サポナイトと
なる。しかも、この生成したばかりのサポナイトは、」
過性に優れ、水洗等の精製操作も至フて容易に行われる
という利点がある。
本発明による合成サポナイトは、一般に、JIS−K 
0069化学品のフルイ残分試験方法(乾式方法)で1
00メツシュ通過残10%以下、55メツシュ通過残5
%以下の粒子として得られる。
また、この粉末は、一般に0.8乃至2.0g/m、g
の嵩密度を有し、0.2ミリ当量/g以上の陽イオン交
換容量を有し、150m27g以上のBET比表面積を
有し、合成法で得られることに関連して、結晶粒子は微
細でb軸方向結晶子サイズとして2O0Å以下であって
、しかも不純物の含有量は少す<、そのハンター白色度
は一般に80%以上、特に85%以上である。
(発明の効果) 本発明によりて、マグネシウム成分の出発原料に塩基性
炭酸マグネシウムを用いることによって、フッ素成分を
含まず、しかも安価で高収率で得られる水膨潤性スメク
タイト型の合成サポナイトの製造法を提供することが出
来た。
実施例 1 マグネシウム、シリカ及びアルミニウム成分の原料にそ
れぞれ市販の塩基性炭酸マグネシウム、3号ケイ酸ナト
リウム、オルト型アルミン酸ナトリウムを用いて、下記
の方法でサポナイト型粘土鉱物を合成した。
まず3号ケイ酸ナトリウム溶液の444g(St(h分
として99.og)のうち426gを氷で冷しながら水
を加えて750mJの希釈ケイ酸ナトリウム(A液)を
調製した。次いでアルミン酸ナトリウムの93 g (
Al2O5分として7.5g)を同様にして750mJ
の希釈アルミン酸ナトリウム溶液(B液)とした後、こ
のA液に冷却、攪拌下にB液をゆっくり注下し透明な均
質溶液(C液)を得た。
次いで、あらかじめ調製しておいた塩基性炭酸マグネシ
ウム(徳山曹達製)の144g(MgO分として59.
4g)を600mpの水でスラリー化した後、残りの3
号ケイ酸ナトリウムの18gを加えたマグネシウム成分
の均質スラリーを上記C液に攪拌下に注下して原料3者
から成る均質懸濁物を得た。
この該組成物を3等分して、それぞれ内容積11のオー
トクレーブに入れた。攪拌しながらそれぞれ145℃、
170℃及び190℃で5時間水熱処理をした。途中発
生した気体を時々排気した。反応終了後、放冷してから
内容物を取り出し、更過、乾燥し、それぞれ74g、7
7g及び78.5gの生成物を得た。
この生成物をサンプルミルでそれぞね粉砕して得られた
粉末について白色度は、90〜95%であった。また陽
イオン交換容量は0.45乃至0.51ミリ当量/gで
、BET比表面積は300乃至400m2/gであり、
b軸方向結晶子サイズは、130乃至170人であった
なお本発明に用いた試験方法を下記に示した。
1、陽イオン交換容量(C,E、C,)日本鋳物協会、
東海支部、無機砂型研究部会発行の試験方法TIKS−
413に準拠した。
2、  BET比表面積 自動BET比表面積測定装置(CARLOERBA社製
Sorptomatic 5eries 1800)を
用いて測定した。
3、 ハンター白色度 JISに−8123に準じて測定した。
4、結晶子サイズ 粉末試料の結晶子サイズは、”実験化学講座4”第23
8頁(1956年)丸首(株)発行に記載されているX
線回折法に拠って面指数[06]の回折ピークを測定し
、b軸方向での結晶子サイズを人単位で求めた。
実施例 2 実施例工において原料の3号ケイ酸ナトリウムの半分を
下記の方法によって得られた非晶質シリカを用いた以外
は実施例1と同様にしてサポナイト型粘土鉱物を合成し
た。
3号ケイ酸ナトリウム67 g (Si02分として1
5.14g)溶液を60℃に加温した50%硫酸溶液中
に攪拌下に滴下し、十分に攪拌熟成した後、」過、水洗
して非晶質シリカヒドロゲルを得た。次いでこのゲルを
家庭用ミキサーで5f02濃度が5重量%の均質スラリ
ーとした。
このスラリーに3号ケイ酸ナトリウム溶液の6g (S
z02分として1.36g)を冷却下に攪拌しながら加
えた。次いでAlxOs分として2.5gのアルミン酸
ナトリウムのB液を冷却下に攪拌しながらゆっくり注下
し半透明の均質ゾルを得た。
次いで、あらかじめ実施例1と同様にして調製したMg
O分が19.8gを含有し、3号ケイ酸ナトリウム溶液
6gを含む塩基性炭酸マグネシウムの均質スラリーを濃
度40%の水酸化ナトリウム溶液2.5gと共に、上記
ゾルに注下して実施例1と同様の均質懸濁物を得た。
次いで、この該懸濁物を12のオートクレーブに入れ、
170℃で5時間の水熱処理を行ない、以下同様にして
73.4gの乾燥生成物を得た。
なお、この生成物の白色度は90%、C,E、C,は0
.44ミリ当量7g、BET比表面積は335 m2/
g。
b軸方向結晶子サイズは140人であった。
実施例 3 原料のシリカ分に市販のシリカヒドロシルを用い、この
ゾル中のSin、分に対しNa2O分として1,3モル
倍相当の水酸化ナトリウムを用いた以外は実施例1と同
様にして原料3者から成る均質懸濁物を調製し、この該
懸濁物の全量を102のオートクレーブに入れ、170
℃で5時間の水熱処理を行ない225gの合成サポナイ
トの乾燥生成物を得た。
なお、この生成物の白色度は88%、C,E、(:、は
0.42ミリ当量/g%BET比表面積は310 m2
7g。
b軸方向結晶子サイズは210人であった。
比較例 1 原料のマグネシウム分に塩基性炭酸マグネシウムの代り
に、下記の方法によって得られたマグネシウムの水酸化
物を用いた以外は、実施例1と同様にしてサポナイトの
合成を行った。
まず、市販の塩化グネシウム(MgO分として19.8
g)の水希釈液を80℃に加温したアンモニアを含む水
酸化ナトリウム溶液中に攪拌下で注加した。
次いで得られたpHが1O05のマグネシウム水酸化物
スラリーを加温下に1時間の攪拌熟成を行ない、」4後
、0.5%アンモニアの温水で十分に洗浄した後、この
ケーキを家庭用ミキサーで解砕して、水酸化マグネシウ
ムのスラリーとした。
次いで、SfO□分として33.0gのA液とAlz0
3分として2.5gのB液とを均一に混合したC液に、
上記水酸化マグネシウムのスラリーと3号ケイ酸ナトリ
ウム溶液の6gを攪拌下に注下して、原料3者から成る
懸濁物を得た。
この懸濁を12のオートクレーブに入れ、190℃で5
時間の水熱処理を行ない、以下実施例1と同様にして得
た乾燥反応物をX線回折及び化学分析で同定したが、サ
ポナイト型粘土鉱物ではなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)実質上下記式、 aNa2O(6MgO)[bSiO_2cAl_2O_
    3]nH_2O式中のa、b、c及びnは、式 0<a<2、6<b<8、c=(b− 6)/2、及びn≧2を満足する数であ る、 で表わされる組成を有し且つ3−八面体型スメクタイト
    粘土鉱物に属するサポナイトを合成するにあたり、(a
    )塩基性マグネシウムと、(b)(i)ケイ酸ナトリウ
    ム、(ii)ケイ酸ナトリウム及び非晶質シリカの組合
    せ、(iii)非晶質シリカ及び水酸化ナトリウムの組
    合せから成る群より選ばれたシリカ−ナトリウム成分と
    、(c)(i)アルミン酸ナトリウム、(ii)アルミ
    ン酸ナトリウム及び非晶質アルミナ、から成る群より選
    ばれたアルミナ−ナトリウム成分とを実質的に上記式で
    表わされる組成比で含有する均質懸濁組成物を製造し、
    該組成物を水熱処理することを特徴とする合成膨潤性サ
    ポナイト型粘土鉱物の製法。
  2. (2)塩基性炭酸マグネシウムがハイドロマグネサイト
    である請求項(1)記載の製法。
  3. (3)均質懸濁組成物中のマグネシウム分、シリカ分、
    アルミナ分及びナトリウム分等が実質上化学量論的量で
    用いられている請求項(1)記載の製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001012545A1 (en) * 1999-08-11 2001-02-22 Akzo Nobel N.V. Process for the preparation of smectites using waterglass
JP4580084B2 (ja) * 2000-10-25 2010-11-10 水澤化学工業株式会社 チタン含有合成スメクタイトおよびその製法
JP2011522688A (ja) * 2008-05-20 2011-08-04 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 含酸劣質原油改質触媒、その製造方法、およびその応用

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