JPH0248166Y2 - - Google Patents

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JPH0248166Y2
JPH0248166Y2 JP1986090977U JP9097786U JPH0248166Y2 JP H0248166 Y2 JPH0248166 Y2 JP H0248166Y2 JP 1986090977 U JP1986090977 U JP 1986090977U JP 9097786 U JP9097786 U JP 9097786U JP H0248166 Y2 JPH0248166 Y2 JP H0248166Y2
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cutting
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drawbar
holder
groove
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ヘツド交換式切削工具に関する。
〔従来の技術〕
切削作業の省力化や自動化の要求に伴ない、工
具交換や工具を含めた段取替え作業の迅速化が求
められており、これにこたえるため、工具を切刃
を備えるカツテイングヘツドとホルダに分割し、
カツテイングヘツドをホルダに対して簡単に交換
できるようにしたヘツド交換式工具が種々提案さ
れている。
その交換式工具の一例を第5図に示す。これ
は、カツテイングヘツド20に、ドローバ21先
端を下側から挿入して係止させる係合溝22を設
け、ホルダ23には、ドローバ21を長さ方向に
スライド可能に取付けると共に、ドローバ21先
端の下方において前方に突出する受け部24を設
けて成るもので、受け部24で支えるカツテイン
グヘツド20をドローバ21で引込み、ホルダ前
面25に圧接させて固定するようになつている。
上記の工具において、ヘツド20のホルダ23に
対する位置決めは、ホルダ前面25とカツテイン
グヘツド20の後端部26とに、互いに係合し合
う段差部27を設け、圧接した際、その段差部2
7を係合させることにより行なわれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような構造の交換工具におい
ては、切削時における送り方向の切削力は、ほと
んど段差部27で受け止められるが、この段差部
の中央部には、ドローバ21の先端部が突出して
いるために、段差部27根元の厚みは図に示すよ
うに小さくなる。このため、大きな切削力を受け
た場合、段差部27が変形して左右に押し拡げら
れ、カツテイングヘツド20が浮き上つてしまう
ことがある。
また、ヘツド20をホルダ23の受け部25に
取付けるには、段差部27を係合させつつ、係合
溝22とドローバ21の先端部とを嵌め合わせる
必要があるため、作業に非常に手間がかかると共
に、ロボツトハンド等を用いてカツテイングヘツ
ド20を自動交換しようとする場合、ロボツトハ
ンド等に対して極めて高い位置決め性能を要求す
ることになり、自動化を困難にする不具合があ
る。
さらに、段差部27がすくい面側に面している
ために、切削時の切屑が段差部27の上部に堆積
し易く、ヘツド20を一端ホルダ23から取り外
すと、切屑が段差部27に入り込んで連続した着
脱を困難にしている。
一方、上記のような欠点に対処した工具とし
て、従来、特開昭59−73206号公報により提案さ
れたものがある。
これは、カツテイングヘツドの下面に、ホルダ
ーの先端面に係止する垂直壁を形成し、カツテイ
ングヘツドを支える受け部に、そのカツテイング
ヘツドを位置決めするキーブロツクを設け、その
キーブロツク上に移動可能に設けたドローボルト
によりカツテイングヘツドをホルダーに引き込ん
で固定するようにしたもので、切削抵抗をホルダ
ーの先端面とキーブロツクの両側面で受けるため
に引込み部分の破損がなく、また、ドローボルト
が嵌合するヘツドのU字開口を下面に開放させた
ため、切削の浸入による精度誤差がないという利
点がある。
ところが、上記提案構造のものでは、カツテイ
ングヘツドの送り方向の位置決めを、ヘツドのU
字開口とキーブロツクとの嵌合によつて行なつて
いるため、高い繰り返しの交換精度を得るには、
キーブロツクとU字開口の嵌合のあそびを出来る
だけ小さくする必要がある。しかし、これでは、
キーブロツクとカツテイングヘツドの嵌合に高い
位置決め精度が必要になり、ロボツトハンド等に
よる自動交換が困難になる不具合がある。
さらに、ドローボルトがキーブロツクの上方に
位置し、切削力の主分力を受ける受け部と、ドロ
ーボルトによる引き込み位置の間の距離が離れて
いるため、カツテイングヘツドに主分力方向の衝
撃力や大きな切削力が加わつた場合、ドローボル
トの引き込み位置には受け部を支点として大きな
モーメント力が作用することになり、受け部の変
形やドローボルトの破損を生じさせる問題があ
る。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもの
で、カツテイングヘツドとホルダーの嵌合に高い
位置決め作業を必要とせずに高精度な交換精度を
得ることができ、しかも重切削に耐え得る強度を
もつたヘツド交換式工具を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題を解決するため、この考案は、ホル
ダの受け部の前面に、両側面がテーパ面となる前
方に向かつて先細の突起を設け、カツテイングヘ
ツドには、その下面と係合溝に開放して上記突起
を受け入れる溝を設けると共に、その受け入れ溝
の側面を上記テーパ面に対応する傾斜面に形成
し、かつ、この受け入れ溝の側面とテーパ面が圧
着した状態でカツテイングヘツドとホルダ前面が
圧接するように構成したものである。
〔作用〕
カツテイングヘツドの受け入れ溝にホルダーの
突起を挿入し、その状態で、係合溝に挿入したド
ローバを引き込むと、突起のテーパ面と受け入れ
溝の側面が圧着してヘツドが位置決められ、ヘツ
ドの後端面とホルダ前面が圧接される。この状態
で、切削時の送り分力は、突起のテーパ面で受け
止められ、主分力は受け部で受け止められる。
上記の構造では、突起のテーパ面と受け入れ溝
の側面がドローバの引き込みによつて確実に圧着
されるため、テーパ面と側面の嵌合に比較的大き
なすき間を設けることができる。したがつて、両
者の位置合せに高い精度を必要としない。
また、ドローバと受け部の間に何も介在しない
ので、受け部とドローバによる引き込み位置間の
距離を小さくでき、主分力によつて引き込み位置
に加わるモーメント力を小さくすることができ
る。
〔実施例〕
次に、この考案の実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。
第1図に示すように、ホルダ1には、前後面に
挿通した貫通孔2が設けられ、その貫通孔2にド
ローバ3がスライド可能に挿入されている。上記
ドローバ3の両端部は、ホルダ1の前後面より突
出し、その先端部にほぼ半円板形のフランジ4が
設けられている。
ドローバ3の後端部には、ねじ部5が形成さ
れ、そのねじ部5は、ホルダ1の後面に半割りの
カラー6を介して回転可能に取付けられたナツト
7に螺合している。上記ドローバ3は、第2図に
示すように、中央部をスクリユー8により回り止
めされ、かつ両側をブツシユ9とスクリユ10,
11の押圧により振り止めされており、上記ナツ
ト7を回転すると、ねじの推進作用により軸線方
向に移動し、先端部に設けたフランジ4のホルダ
前面1aに対する突出し量が変化する。
上記ホルダ1の前面1aには、ドローバ3のス
ライド位置より下方に位置させて、受け部12が
設けられており、さらにこの受け部12の前面に
は、両側面がテーパ面13,13となる先細の突
起14が形成されている。なお、上記受け部12
と突起14は、ホルダ1とは別成形したものをボ
ルト等で固定するようにしてもよい。
カツテイングヘツド15は、先端部にスローア
ウエイチツプ16が取付けられるようになつてお
り、その後端部には、第4図に示すように、ドロ
ーバ3のボツト前面1aから突出した先端部分が
嵌合する係合溝17が設けられている。この係合
溝7は上下面に開放しており、ドローバ3の先端
部には上方より挿入される。なお、係合溝17上
部にカバーを設けておけば、切屑の係合溝17内
への侵入を阻止することができる。
また、上記ヘツド15の下面には、ヘツド15
を受け部12に取付けた時、受け部12先端の突
起14が嵌まり込む受け入れ溝18が設けられて
いる。この受け入れ溝18は、ヘツドの下面と係
合溝17に開放し、その側面19,19は、第3
図に示すように、突起14のテーパ面13,13
にぴつたり沿う傾斜面に形成されている。この側
面19,19は、ヘツド15をドローバ3で引込
んでボルト前面1aに圧接させたとき、突起14
のテーパ面13,13に面当り的に当接するよう
になつている。
この実施例は上記のような構成であり、カツテ
イングヘツド15は、後端の係合溝17にドロー
バ3の先端部を下方より挿入して下面を受け部1
2の上面に当接させ、ナツト7を回転してドロー
バ3を引込むことにより、後端面をボルト前面1
aに圧接させて固定される。このとき、突起14
のテーパ面13とヘツド15の下部に設けた溝1
8の側面19とが当接して、ヘツド15は水平方
向に定位置で位置決められる。
上記のようにヘツド15を取付けた状態で切削
を行なつた場合、チツプ16に加わる鉛角方向の
主分力は、受け部12で受け止められ、送り方向
の分力は突起14のテーパ面13で受け止められ
る。すなわち、切削力は強度的に頑強に形成され
た受け部12で集中的に受け止められるので、変
位量が極めて少なくなり、重切削や断続切削に対
しても十分に対応することができる。
また、切削加工時の切屑は、ホルダ1下面の突
起14と溝18の係合部に飛散せず、係合部の内
部に侵入することがないので、ヘツド15を一旦
取り外して再度取付けても、テーパ面どうしの嵌
合によつて繰り返して同一の位置決め精度が得ら
れる。
さらに、上記の構成では、ドローバ3が受け部
12の上面に沿つて設けられ、受け部12とドロ
ーバ3によるヘツドの引き込み位置との間の距離
が小さいため、大きな主分力方向の切削力がカツ
テイングヘツド15に加わつても、引き込み位置
にはほとんどモーメント力が作用せず、安定した
固定状態が維持される。
また、突起14のテーパ面13,13と受け入
れ溝18の両側面19,19が、前後方向に傾斜
する面であり、ドローバ3の引き込みにより確実
に圧着されるため、両者の間にはドローバ3の引
き込み量以内ですき間を設けておくことができ
る。このため、従来の構造のように、キーブロツ
クとヘツドに設けるU字開口を高精度な嵌合状態
に形成する必要がなく、カツテイングヘツド15
と受け部12の位置合わせを容易に行なうことが
できる。
なお、ドローバ3の引込み方法は、この実施例
ではナツト7で締め付ける方法としたが、皿バ
ネ、カム、クサビ機構等を利用してもよく、その
方法は任意である。
〔効果〕
この考案は、以上の構成としたことにより次の
ような効果がある。
(i) ホルダの受け部に設けた突起とカツテイング
ヘツド下部に設けた受け入れ溝とを嵌合させて
ヘツドを位置決めするので、切削力は受け部と
突起が受けてドローバの引き込み部に加わら
ず、重切削や切断切削でも安定した加工を行な
うことができる。
(ii) 突起と受け入れ溝がホルダとヘツドの下面に
設けられるため、切屑の噛み込みが無くなり、
切屑による取付け誤差が生じない。
(iii) 突起と受け入れ溝をドローバの引き込みによ
り圧着させることができるので、その両者間の
嵌合すき間を大きくすることができ、ヘツドと
受け部の位置合わせを簡単に行なうことができ
る。
(iv) 受け部からドローバによる引き込み位置まで
の距離を小さくできるので、引き込み位置に加
わるモーメント力を小さく抑えることができ、
重切削においても安定した強度を保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を採用したヘツド交換式切削
工具を示す一部破断平面図、第2図は同工具のホ
ルダ後端を除いて示す一部切破断面図、第3図は
ホルダの先端部を示す平面図、第4図は同上工具
の要部を示す斜視図、第5図は従来例を示す平面
図である。 1……ホルダ、3……ドローバ、4……フラン
ジ、12……受け部、13……テーパ面、14…
…突起、15……カツテイングヘツド、17……
係合溝、18……溝、19……側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切刃を有するカツテイングヘツドに、ドローバ
    先端を下側から挿入して係止させる係合溝を設
    け、上記ドローバを前後方向にスライド可能に貫
    通させたホルダには、ドローバ先端の下方におい
    て前方に突出する受け部を設け、この受け部で支
    えたカツテイングヘツドを上記ドローバで引き込
    みホルダ前面に圧接させて固定するヘツド交換式
    切削工具において、前記受け部の前面に、両側面
    がテーパ面となる前方に向かつて先細の突起を設
    け、前記カツテイングヘツドには、その下面と係
    合溝に開放して上記突起を受け入れる溝を設け、
    その受け入れ溝の側面を上記テーパ面に対応する
    傾斜面に形成し、かつ、この受け入れ溝の側面と
    テーパ面が圧着した状態でカツテイングヘツドと
    ホルダ前面が圧接するように構成したことを特徴
    とするヘツド交換式切削工具。
JP1986090977U 1986-06-14 1986-06-14 Expired JPH0248166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986090977U JPH0248166Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

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JP1986090977U JPH0248166Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

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Publication Number Publication Date
JPS62201601U JPS62201601U (ja) 1987-12-22
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ID=30951337

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JP1986090977U Expired JPH0248166Y2 (ja) 1986-06-14 1986-06-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO324752B1 (no) * 2004-07-22 2007-12-10 Teeness Asa System for innspenning av et skjaerhode i et adapter, et skjaerhode og en festeanordning

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5973206A (ja) * 1982-10-19 1984-04-25 Toshiba Tungaloy Co Ltd クイックチェンジツール

Patent Citations (1)

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JPS5973206A (ja) * 1982-10-19 1984-04-25 Toshiba Tungaloy Co Ltd クイックチェンジツール

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JPS62201601U (ja) 1987-12-22

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