JPH0247945A - ネットワーク制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はネットワーク制御方式、特に主局と複数の従局
との間を共通に利用する特定の伝送路のネットワーク制
御方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のネットワーク制御方式としてコンテンシ
ョン方式とポーリンク／セレクティング方式が多用され
ている。コンテンション方式は送信要求を持っている送
信局が伝送路の空きを検知して送信要求を出し、受信局
から受信可能の信号を受信した時点からデータの送信を
始める方式で、同時に多数の送信局から送信要求が出さ
れると、予め定めた規則によって優先使用権が与えられ
、各送受信局の伝送路の使用権は平等に与えられるよう
に上記の規則が作られている。一方、ポーリング／セレ
クティング方式は通常制御局から各局に対して順番に送
信要求と受信可否とを間合せ、送信要求があるならば送
信許可を与え、受信可能ならばデータを送信するという
方式で、伝送路の使用権は制御局が管理するようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のコンテンション方式によるネットワーク
制御は主局と従局との伝送路に対する使用権が平等であ
るため、主局の回線使用率が高い場合には、主局での回
線使用権獲得にかかる時間が長くなり、ネットワークと
しての効率的運用ができず、伝送効率の低下をまねくと
いう欠点がある。また上述の従来のポーリング／セレノ
ティング方式によるネットワーク制御は通信時における
回線使用権の獲得時間が主局あるいは制御局がポーリン
グに来るまでの時間で決定されるために、特定の局から
の回線使用要求が多い場合に、通信回線として低負荷で
あっても待ち時間が多くなり、矢張り回線使用率が低下
して伝送効率が悪くなると云う欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のネットワーク制御方式は、１つの主局と複数の
従局からなる通信ネットワークシステムにおいて、各局
を２本の共通の伝送路で接続し、一方の伝送路をコンテ
ンションにおける制御用とデータ通信用との伝送路とし
て使用し、他方の伝送路をポーリング／セレノティング
方式の制御用の伝送路およびポーリング／セレノティン
グ方式とコンテンション方式との選択用伝送路として使
用することにより、ポーリング／セレノティング方式と
コンテンション方式との２方式のネットワーク制御方式
をもつことにより構成される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の中継方式図で、独立な２つ
の伝送路、即ちデータ通信の伝送を受持つ第１伝送路１
およびポーリング／セレノティング信号の送受の伝送を
受持つ第２伝送路２を持ち、主局３および従局４〜Ｎで
構成されていて、主局３および従局４〜Ｎはそれぞれ通
信制御装置を有している。

第２図は第１図の主局および従局の通信制御装置のブロ
ック図である０図において通信制御装置１０はデータ通
信用送受信回路部１１．送受信制御部１２．キャリア検
出部１３．ポーリング／セレクティング信号送受信回路
部１４から構成されている。

第１図のネットワークシステムにおいて通常は第１伝送
路１を使用してコンテンション方式で通信を行なってい
るが、主局３での送信要求が多くなって待ちが多くなっ
た場合に、コンテンション方式の制御からポーリング方
式の制御に移る過程を説明する。主局３がコンテンショ
ン方式からポーリング方式の制御に移るときに、主局３
は第２伝送路２に対して自局ノードアドレス士ダミーデ
ータを送信する。従局はキャリア検出部１３にて第２伝
送路２にデータが流れたことを知り、キャリア検出部１
３の機能を停止する。この時点から送信許可を出すのは
、キャリア検出部１３からポーリング／セレクティング
信号送受信回路部１４に切替わる。同時に主局３は送信
局のポーリング／セレクティング信号送受信回路部１４
に対して「送信要求」　「受信可否」の問合せをはじめ
る。

主局３がポーリング方式からコンテンション方式に戻る
場合は、第２伝送路２に対し放送形式で総ての従局にポ
ーリング／セレノティング方式の中止信号を送り、それ
ぞれの従局においてポーリング／セレクティング信号送
受信回路部１４を切離し、キャリア検出部１３を起動す
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、２回線の伝送路を設け、
一方をコンテンション方式における制御を含むデータ通
信用として使用し、もう一方をポーリング／セレクティ
ング信号送受信用として使用することにより、コンテン
ション方式とポーリング方式との２種類のネットワーク
制御方式を実現できるので、低負荷ならびに通信が特定
の局間に集中した場にも、ネットワークにおいて高い伝
送効率を実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の中継方式図、第２図は主局
および従局における通信制御装置のブロツク図である。 １・・・第１伝送路、２・・・第２伝送路、３・・・主
局、４〜Ｎ・・・従局、１０・・・通信制御装置、１１
・・・データ通信用送受信回路部、１２・・・送受信制
御部、１３・・・キャリア検出部、１４・・・ポーリン
グ／セレクティング信号送受信回路部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １つの主局と複数の従局からなる通信ネットワークシス
   テムにおいて、各局を２本の共通の伝送路で接続し、一
   方の伝送路をコンテンションにおける制御用とデータ通
   信用との伝送路として使用し、他方の伝送路をポーリン
   グ／セレクティング方式の制御用の伝送路およびポーリ
   ング／セレクティング方式とコンテンション方式との選
   択用伝送路として使用することにより、ポーリング／セ
   レクティング方式とコンテンション方式との２方式のネ
   ットワーク制御方式をもつことを特徴とするネットワー
   ク制御方式。