JPH024774Y2 - - Google Patents

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JPH024774Y2
JPH024774Y2 JP1025186U JP1025186U JPH024774Y2 JP H024774 Y2 JPH024774 Y2 JP H024774Y2 JP 1025186 U JP1025186 U JP 1025186U JP 1025186 U JP1025186 U JP 1025186U JP H024774 Y2 JPH024774 Y2 JP H024774Y2
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lining
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tundish
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造用タンデイツシユ等の金属
溶湯溜め容器の内張を形成するための施工装置に
関する。 〔従来の技術〕 連続鋳造設備における連続鋳造用タンデイツシ
ユは、一般に外殻をなす缶体の内側にまず裏張材
の層が形成され、その内側に内張が施されてい
る。 従来、この内張材の施工は、煉瓦積法、断熱ボ
ードの張付け法、不定形耐火物のこて塗りコーテ
イング法あるいは吹付けコーテイング法等が実用
化されていた。 このうち、不定形耐火物を現場でこて塗り、あ
るいは吹付機で吹付けコーテイングする方法は、
古くから行なわれている煉瓦や断熱ボード等既製
の成形物を使用する方法に比べて、コスト面や異
形タンデイツシユの内張施工面で優れている。 しかしながら、この方法は不定形耐火物に水分
を含ませることを必須条件とするので、鋳造開始
前に完全に脱水且つ乾燥するための加熱を必要と
し、この加熱に要する莫大なエネルギと所要時間
の低減が望まれていた。 このような要望に対して、非水系不定形耐火物
が種々提案され、例えば熱硬化性樹脂系の主バイ
ンダを用いた乾式施工法が行なわている。 この方法は、(イ)上記バインダが混合された非水
系不定形耐火物材料を供給する装置、(ロ)所望の内
張形状を形成する型枠装置、(ハ)該材料をタンデイ
ツシユ内の全体にわたつて均質に充填するための
加振装置、(ニ)該材料を熱硬化させるための加熱装
置をそれぞれ用いて行なわれていた。 このようにそれぞれ異なつた機能を有する各装
置を用いて、夫々の施工段階でタンデイツシユの
装着、取外しを繰り返しながら施工していたの
で、作業が煩雑且つ非能率であるばかりでなく、
各装置を配置する広い作業場を要し、さらにタン
デイツシユ運搬時の取扱いミス(タンデイツシユ
の衝突)や各装置間の調整ミス等によつて安全且
つ確実に内張材の施工を行なうことができなかつ
たのである。 〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、このような非水系不定形耐火物を用
いて連続鋳造用タンデイツシユの内張を形成する
乾式施工時の問題点を解消した改良装置を実現す
るためのものであつて、前記(ロ)〜(ニ)の異なる3機
能を損なうことなく連続的に且つ安全確実に実施
できる乾式施工装置の提供を目的とするものであ
る。 〔考案の構成〕 本考案によれば、所望の内張形状に対向する外
形を有する箱状外殻と、この外殻を内側から支持
するアンカーフレームと、一端に熱風吹込み口を
他端に排気口を有する上蓋とからなる型枠本体
と、前記型枠本体の上蓋上に設けられた加振機と
から構成され、 前記熱風吹込み口に出入もしくは着脱可能な導
入管を介して熱風を供給する加熱装置を具備する
ことを特徴とする金属溶湯容器の内張形成装置が
提供される。 すなわち本考案の最も特徴とするところは、加
振機を装架した型枠本体が、均質で且つ所望とす
る形状の内張材を成型する型枠であるとともに、
この本体内部が成型された内張材を熱硬化するた
めの熱風を供給する輻射伝熱室(加熱室)になつ
ている点にあり、さらに上記型枠本体を装着した
まま成型された内張材を有する金属溶湯容器(例
えばタンデイツシユ)を全く移動させずに該本体
内部に熱風を供給する加熱装置を具備させ、此等
すべてを一体化した点にある。 〔考案の具体的記載〕 第1図〜第4図は本考案の実施例を示すもので
あるが、これら図面に基づいて連続鋳造用タンデ
イツシユの内張材施工用の装置の構成並びに作用
をさらに詳細に説明する。 第1図はタンデイツシユの内張材施工装置をタ
ンデイツシユ本体に装着した状態を示す長辺方向
の断面概略図である。第2図は第1図のA−A線
に沿つた短辺方向の断面図である。第3図は第1
図のB−B線に沿つた短辺方向の断面図である。
第4図は本考案のアンカーフレーム構造を示す斜
視図である。 なお、第1図〜第3図においては、アンカーフ
レーム構造が省略してある。 タンデイツシユ缶体1の内側にはキヤスタブル
等の耐火材料で裏張2が形成されている。 本考案の内張材施工装置は、型枠本体4と加熱
装置7とから構成される。 この型枠本体4は、上記裏張2の層から内張材
の層の厚さだけ隔てられ、所望の外形を有する箱
状の鉄製外殻15と、この外殻15を内側から支
持するアンカーフレーム13,14と、箱状外殻
15の上面を覆う上蓋16からなつている。 上蓋16には、その上面に支持梁11が設けら
れるとともに加振機6が装架され、一方その下面
に断熱材17の層が設けられる。また、この上蓋
16の一端には後述する熱風の吹込み口9と、他
端に排気口10が設けてある。 外殻15には、この外殻15を、裏張材2の層
との間に内張層の厚さに相当する空隙3を保つよ
うに定位置に位置させるためのガイドスペーサ1
8が設けられている。このガイドスペーサ18
は、外殻15の上方外周の各側面に少なくとも1
個、通常6個以上設けることが望ましい。 加振機6は、回転式電動振動機、電磁石式振動
機等、どのようなものでもよく、少なくとも1
個、好ましくは2個以上設けられる。 次に、加熱装置7は、作業床19上に配置し、
前記上蓋16の熱風吹込み口9に出入もしくは着
脱可能な導入管8を備え、この導入管8から熱風
を供給できるものなら、格別の型式を問うもので
はない。 〔作用〕 以上のように構成された本考案の内張材施工装
置において、型枠本体4は、外殻15の表面に離
型剤が塗布され、予め裏張2の施こされた例え
ば、タンデイツシユ缶体1の裏張2との間に内張
の厚さに相当する空隙3を残してクランプ手段に
よつて固定される。上蓋16に設けられた支持梁
11の両端がクランプ治具12によつてタンデイ
ツシユ缶体1の縁に固定されるのである。 この状態で、型枠本体4に振動を加えながら、
空隙3に熱硬化性樹脂を混合した不定形耐火物材
料(粉体)を充填する。粉体供給は予め計算され
た量の粉体をスクリユーフイーダ等によつて空隙
3に注ぎこむことによつて行なう。加振機6で発
生しアンカーフレーム13,14を介して外殻1
5に伝達された振動によつて、上記粉体が空隙3
全体に均質に充填するように供給され、内張が成
形される。 充填終了後、粉体の供給と加振をやめて、型枠
本体4をタンデイツシユ缶体1内に残したまま、
しかもこの缶体1を移動することなく、加熱装置
7を稼動する。加熱装置7に内蔵されたバーナ
(図示せず)で発生した約400℃の熱風を導入管管
8を介して型枠本体4の空間、すなわち加熱室5
に送り込む。この装置7に付帯する導入管8は、
簡単な機構により型枠本体4の上蓋16に設けら
れた熱風吹込み口9に単に出入可能に、もしくは
着脱可能に動くことができる。このように加熱室
5内に吹込まれた熱風は、型枠本体4の外殻15
を加熱(輻射伝熱)して上蓋16の排気口10か
ら大気中に放出される。この排気口10の口径
は、加熱室5内に吹込まれる熱風量等、この室内
への入熱状態によつて任意に可変できるようにし
ておくことが望ましい。 以上の如く熱硬化性樹脂を含み、型枠本体4お
よび加熱装置7によつて成型且つ加熱された内張
材は、およそ90℃以上に加熱されると所望とする
硬度に硬化することができる。 かくして、裏張2の表面に内張が形成されたタ
ンデイツシユ缶体1は実操業に使用可能な状態に
完成される。 〔実施例〕 内容量15トンのタンデイツシユに適合した第1
図〜第4図に示した構成を有する施工装置を作成
した。タンデイツシユ缶体には、キヤスタブルの
耐火材料で、予め定めた形状の裏張材が施された
ものを準備した。このタンデイツシユに型枠本体
を装着し約30mmの間隔の空隙に第1表の組成で予
め計算された量の不定形耐火物材料を充填した。
加振機により約3分間振動を与えながら、スクリ
ユーフイーダから材料約600Kgを空隙に充填した
結果、充填後の内張材の嵩比重は1.8程度であつ
た。
〔効果〕
本考案の金属溶湯容器の内張形成装置は次のよ
うな効果を有する。 (1) 本考案に係る施工装置に裏張材を施こしたタ
ンデイツシユをセツトし、最終的に内張材が施
こされたタンデイツシユを当装置から取り外し
運搬撤去する間、内張材施工にかかる一連の工
程(型置き、位置決め、材料充填、加熱、型の
取り外し)が一作業場においてタンデイツシユ
を全く移動させることなく連続して行なえるの
で、狭い作業場しかいらずまた作業性と能率を
大巾に改善する。 (2) タンデイツシユを移動させることなく施工す
るので、タンデイツシユを衝突させこれに衝撃
等を加えることがなく、従つて型の位置の狂い
や充填後の粉体材料の均質性を損なうことがな
く、所望とする肉厚で均一な内張材を安全且つ
確実に形成することがきる。 (3) 型枠がタンデイツシユにしつかり位置決めさ
れ且つ固定されているので長時間振動を加えて
も、型枠が移動することなく、所望とする肉厚
の内張材が形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図はタンデイツシユの内張材施工装置
をタンデイツシユ本体に装着した状態を示す長辺
方向の断面概略図であり、第2図は第1図のA−
A線に沿つた短辺方向の断面図であり、第3図は
第1図のB−B線に沿つた短辺方向の断面図であ
る。第4図は本考案の装置のアンカーフレーム構
造を示す斜視図である。 1:タンデイツシユ缶体、2:裏張材、3:内
張材成形用空隙、4:型枠本体、5加熱室、6:
加振機、7:加熱装置、8:導入管、9:熱風吹
込み口、10:排気口、11:支持梁、12:ク
ランプ治具、13:アンカーフレーム、14:ア
ンカーフレーム、15:外殻、16:上蓋、1
7:断熱材、18:ガイドスペーサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 所望の内張形状に対応する外形を有する箱状
    外殻と、この外殻を内側から支持するアンカー
    フレームと、一端に熱風吹込み口を他端に排気
    口を有する上蓋とからなる型枠本体と、 前記型枠本体の上蓋上に設けられた加振機と
    から構成され、 前記熱風吹込み口に出入もしくは着脱可能な
    導入管を介して熱風を供給する加熱装置を具備
    したことを特徴とする金属溶湯容器の内張形成
    装置。 2 箱状外殻の長辺および短辺の上方外周側面に
    複数個のガイドスペーサを設けたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の内張
    形成装置。 3 上蓋の上面に支持梁を設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の内張形
    成装置。 4 上蓋の下面に断熱材を設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の内張形
    成装置。
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