JPH0246630Y2 - - Google Patents

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JPH0246630Y2
JPH0246630Y2 JP1983175100U JP17510083U JPH0246630Y2 JP H0246630 Y2 JPH0246630 Y2 JP H0246630Y2 JP 1983175100 U JP1983175100 U JP 1983175100U JP 17510083 U JP17510083 U JP 17510083U JP H0246630 Y2 JPH0246630 Y2 JP H0246630Y2
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ventilation
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room
blocking
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JP1983175100U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主に換気窓の改良に関する。
従来から換気窓については種々提案されている
が、建物外壁に設けた窓開口部に平面的にルーバ
ーなどからなる開閉窓を設け、換気作用を発揮さ
せていたにすぎない。特に風雨の室内への吹込み
や採光面の配慮がなんらなされておらず、外観上
の体裁も悪かつた。
この考案は、換気作用のみならず四季または昼
夜の変化に応じて太陽熱を有効に室内に取入れる
ことができるようにした窓装置に係り、その要旨
は、建物外壁1に設けた窓開口部3の上縁3aに
日射し(日差しあるいは陽差し)遮断用ひさし4
を室外側へ斜め下方に突設すると共に、上記窓開
口部3の下縁3dに換気枠15を室外側へ斜め上
方に突設し、且つその両者4,15の互いに対向
する先端縁を一体的に連結し、前記窓開口部3の
両側縁3b,3cに、上記ひさし4及び換気枠1
5に連続する側壁12,13を突設し、上記換気
枠15内の換気取入口14に、透光性換気遮断板
17を、該換気遮断板17の上縁側を中心として
内開き式に開閉自在に取付けると共に、該換気遮
断板17と上記ひさしと4との間には、該換気遮
断板17の開放方向に引張力を作用させるばねバ
ランサー19を介設し、上記日射し遮断用ひさし
4を透光性材料で形成すると共に、該ひさし4の
外面側に日射しの室内への入射または遮断用可動
ルーバー8を設けてなるものである。
以下この考案の実施例を図面によつて説明する
と、第1図は建物外壁1から室外側に突出して、
かつ室内の床面近くに設ける地窓のタイプの窓装
置2を示すもので、側面視三角形の外観を呈して
いる。
第2図は、この窓装置2の詳細を示すもので、
建物外壁1に開設した窓開口部3の上縁3aに約
45゜の勾配のついた日射し(日差しあるいは陽差
し)遮断用ひさし4が取付けられるが、この実施
例に示されるひさし4は図示のように、窓開口部
上縁3aにビス止めされる上枠5aとひさし先端
部の下枠5bと左右の側枠5c,5dとによつて
矩形状のひさし枠5が形成され、このひさし枠5
に窓ガラスや透明プラスチツクのような透光性板
体6が取付けられて天窓タイプに形成されると共
に、ひさし枠5及びこれに囲繞される透光性板体
6の上面側に複数個の可動ルーバー8、具体的に
は建物外壁側基部からひさし先端部にかけて適当
間隔に枢軸7a〜7eを支点として矢印方向に開
閉自在な可動ルーバー8a〜8e枢支され、かつ
各枢軸7a〜7eにピニオン9a〜9eが固着さ
れ、これらが室内側に設けたつまみ10によつて
上下に往復動自在なラツク11に噛み合わされて
なるものである。
またひさし4の両側端部に連続して窓開口部3
の両側縁3b,3cに側面視略三角形状の側壁1
2,13が突設され、しかしてひさし4の先端縁
と両側壁12,13の先端縁と窓開口部3の下縁
3dとに囲繞されて窓開口部3に連通する換気取
入口14が形成されるが、この実施例にあつては
該換気取入口14は、前記ひさし枠5の下枠5b
にビス止めされた換気上枠15aと窓開口部3の
下縁3dに沿つてビス止めされる換気下枠15b
と左右側壁12,13の先端縁にビス止めされた
換気側枠15c,15dとからなる換気枠15に
よつて形成され、この換気枠15には、換気遮断
板17が、該換気遮断板の上縁側を中心として内
開き式に開閉しうるように枢着される。該遮断板
17はガラス板や透明プラスチツク板などの透光
性板体17aが四周枠17bで囲繞された窓ガラ
スタイプのものからなり、非換気時には締金18
によつて上記遮断板17が換気枠15に係止され
て換気取入口14を遮断すると共に、開放時に
は、図示のようにひさし4と換気遮断板17との
間に、該換気遮断板17の開放方向に引張力を作
用させるばねバランサー19を取付けることによ
つて、該ばねバランサー19の引張力によつて軽
く開放できるようになつている。なお、換気枠1
5の室外側には防虫網枠20が取付けられるよう
になつている。さらにひさし4の先端縁の下枠5
bまたはこれに設けられたカバー(鼻かくし)2
1と窓開口部3の下縁たる換気下枠15bまたは
遮断板17の四周枠17bとを通る日差し仮想線
Pの入射角αは15゜前後になるようひさし4を設
けることが好ましい。これは日差しの最も強い8
月〜9月にかけての日射しの室内への最も低い入
射角が15゜前後であるため、ひさし4の先端縁と
窓開口部3の下縁を通る日差しの入射角が15゜前
後になるようひさし4を形成しておけば、夏期に
おける強い日射しの室内への侵入を昼夜にわたつ
て確実に阻止することができるためである。
第3図a乃至第3図dは、上記構造からなる窓
装置2の四季または昼夜における使用態様を示す
もので、そのうち第3図aは夏期の昼間における
使用態様を示す。即ちひさし4の可動ルーバー8
を閉鎖状態に遮断して、強い日射しの室内への侵
入を阻止すると共に、換気遮断板17を開放して
換気取入口14より矢印に示すように室内外にわ
たつて換気する。そして夏期の夜間にあつては、
第3図bに示すようにひさし4の可動ルーバー8
を開放状態にして室外の冷気をひさし4を介して
室内に伝播させ、かつ換気取入口14を常時開放
しておくことに室内外にわたつて換気をする。ま
た第3図cは冬期の昼間における使用態様を示す
もので、可動ルーバー8を開放させて日射しをひ
さし4を介してできるだけ室内に伝播させて室内
を暖めると共に換気遮断板17を閉鎖状態にして
室外の冷気の室内への侵入、また室内の暖気の室
外への漏出を防止するようにして使用する。そし
て冬期の夜間にあつては第3図dに示すように可
動ルーバー8を閉鎖して室外の冷気がひさし4を
伝つて室内へ伝播するのを阻止すると共に、換気
取入口14を常時閉鎖しておくことによつて冷気
の室内への侵入を阻止し、なおこの際図示のよう
に窓開口部3に断熱戸22を開閉自在に設けるこ
とによつてより一層室内外にわたつての熱の伝播
を有効に阻止し室内暖気の漏出を防止することが
できる。
上記構造からなる窓装置2は、西日や東日を受
ける壁面のように窓を設けることが好ましくない
場所や納戸や浴室などの地窓として用いることが
できるが、これ以外に第4図に示すように一般の
窓23の下部や、第5図に示すように勝手口24
の上部に換気や太陽熱取入用窓2として並用する
ことができる。
また第6図に示すように、ひさし4を断熱パネ
ルなど遮光性と断熱性に富む板材で形成し、前記
実施例のように透光性パネルに可動ルーバーを設
ける構造にしないで、換気取入口14からの通風
と明り取りにこの窓装置2を使用することもでき
る。
さらに第7図に示すように便所や浴室のように
換気の必要性の多い場所では壁面1の上下にわた
つてこの窓装置2,2を設けることによつてより
有効に換気と室内空調を期することができる。
さらにまた第8図に示すようにこの窓装置2を
出窓タイプに形成し、ひさし4と換気取入口14
との間に出窓空間部25を設け、該空間部に花び
んなど室内装飾用棚26を形成、ひさし4より冷
暖気を室内へ導入し、かつ換気取入口14によつ
て換気するようにした所謂機能出窓として応用す
ることができる。
この考案によれば、窓開口部の上縁に、透光性
材料で形成した日射し遮断用ひさしを室外側へ斜
め下方に突設すると共に、該ひさしの外面側に可
動ルーバーを設け、上記窓開口部の下縁に換気枠
を室外側へ斜め上方に突設しているため、太陽光
の入射角度の高い夏期には、可動ルーバーを適度
な閉鎖状態とすることにより強い日射しを適度に
遮断して、その強い日射しが室内に直接、入射さ
れるのを阻止し、太陽光の入射角度の低い冬期に
は、弱い日射しを上記換気取入口から室内に採り
入れることができると共に、可動ルーバーを開放
状態とすることで日射しをひさしを介して室内に
採り入れることができるものであつて、可動ルー
バー付きのひさしによつて夏期の日射しの過度の
入射を防止するという利点を維持しつつ、それに
よつて冬期に室内が暗く、冷たくなるという欠点
を解消することができるものである。
また前記換気枠内の換気取入口に換気遮断板を
開閉自在に取付けているから、その換気遮断板を
開放して室内の換気をおこなうことができると共
に、それを閉鎖して室内への冷気等の侵入を防止
することができることは勿論のこと、上記換気遮
断板を透光性材料により形成していることから、
換気取入口の閉鎖時でも、その開放時と同じ程度
の採光量を確保することができる。従つて夏期に
は、開放された換気取入口を通して換気と採光を
おこなうことができると共に、冬期には、上記換
気取入口を閉鎖して冷気の侵入を防止しつつ、そ
の換気取入口を通して室内への採光を確保するこ
とができるものであつて、夏期は涼しく、冬期に
は暖かくして明るい居住環境を維持することがで
きるものである。
また、前記換気遮断板は上縁側を中心として内
開き式に開閉しうるよう取付けられていると共
に、この換気遮断板と前記ひさしとの間に、換気
遮断板の開放方向に引張力を作用させるばねバラ
ンサーが介設してあるため、換気遮断板の開放操
作を軽便に行うことができる。特にこの換気遮断
板は閉鎖状態においてその下縁側(開放端部側)
から上縁側へ斜め上方に延びるよう配置されてい
て、開放時にはその下縁側を窓開口部の外部にお
いて持ち上げる必要があることから、上記ばねバ
ランサーの引張力によつて非常に軽く開放するこ
とができる。
更に、前記可動ルーバーはひさしの外面側に設
けてあることから、この可動ルーバーを開放させ
た状態において前記換気遮断板を室内側へ最大限
開放させてもその換気遮断板が可動ルーバーに当
たつて該ルーバーを破損させるといつた不都合な
事態をまねくおそれがなく、またひさしの内面側
にルーバーが突出しないため、室内側空間部を有
効に利用できると共に室内側から見た外観上の体
裁も良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例の外観斜視図、
第2図は同縦断面拡大図、第3図a乃至第3図d
は同使用態様説明図、第4図はこの考案の他の実
施例の外観斜視図、第5図は同じく他の実施例の
外観斜視図、第6図は同じく他の実施例を示す縦
断面図、第7図は同じく他の実施例を示す縦断面
図、第8図は同じく他の実施例を示す縦断面図で
ある。 1……建物外壁、3……窓開口部、3a……窓
開口部上縁、3b,3c……窓開口部側縁、3d
……窓開口部下縁、4……日射(日差しあるいは
陽差し)遮断用ひさし、8,8a〜8e……可動
ルーバー、12,13……側壁、14……換気取
入口、15……換気枠、16……蝶番、17……
換気遮断板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 建物外壁に設けた窓開口部の上縁に日射し
    (日差しあるいは陽差し)遮断用ひさしを室外
    側へ斜め下方に突設すると共に、上記窓開口部
    の下縁に換気枠を室外側へ斜め上方に突設し、
    且つその両者の互いに対向する先端縁を一体的
    に連結し、前記窓開口部の両側縁に、上記ひさ
    し及び換気枠に連続する側壁を突設し、上記換
    気枠内の換気取入口に、透光性換気遮断板を、
    該換気遮断板の上縁側を中心として内開き式に
    開閉自在に取付けると共に、該換気遮断板と上
    記ひさしとの間には、該換気遮断板の開放方向
    に引張力を作用させるばねバランサーを介設
    し、上記日射し遮断用ひさしを透光性材料で形
    成すると共に、該ひさしの外面側に日射しの室
    内への入射または遮断用可動ルーバーを設けて
    なる建物用窓装置。 2 日射し遮断用ひさしの先端縁と窓開口部下縁
    とを結ぶ日射し入射角が約15゜になるよう上記
    ひさしを設けてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の建物用窓装置。
JP17510083U 1983-11-11 1983-11-11 建物用窓装置 Granted JPS6082088U (ja)

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JP17510083U JPS6082088U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 建物用窓装置

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JP17510083U JPS6082088U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 建物用窓装置

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Publication Number Publication Date
JPS6082088U JPS6082088U (ja) 1985-06-06
JPH0246630Y2 true JPH0246630Y2 (ja) 1990-12-07

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JP2008223346A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Misawa Homes Co Ltd 庇及び建物

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JPS5845877B2 (ja) * 1976-07-07 1983-10-13 工業技術院長 カラ−映像信号記録再生方式

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JPS5622392U (ja) * 1979-07-31 1981-02-27
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