JPH0245556Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0245556Y2
JPH0245556Y2 JP1984074848U JP7484884U JPH0245556Y2 JP H0245556 Y2 JPH0245556 Y2 JP H0245556Y2 JP 1984074848 U JP1984074848 U JP 1984074848U JP 7484884 U JP7484884 U JP 7484884U JP H0245556 Y2 JPH0245556 Y2 JP H0245556Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
output
gears
input
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984074848U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60185749U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7484884U priority Critical patent/JPS60185749U/ja
Publication of JPS60185749U publication Critical patent/JPS60185749U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0245556Y2 publication Critical patent/JPH0245556Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、走行作業者のミツシヨン等に適用
して好適な無段変速および正逆回転切換装置に関
するものである。
(ロ) 従来の技術 走行作業者のミツシヨン等においては、変速装
置と正逆回転(前後進)切換装置とはそれぞれ
別々の構成をとることがある。特に、変速装置に
一つのユニツトとして構成されている無段変速装
置等を使用する場合は、これに歯車噛合い方式の
正逆回転切換装置を付設するのが通例である。
ところで、この正逆回転切換装置には次のよう
なものがある。一つ(第一従来例)は第3図に示
すように、平行な二軸1,2を設け、一方の軸2
には軸方向に移動しない二つの歯車3,4を嵌合
させておき、他方の軸1にはこの軸1上をスライ
ドして歯車3,4と選択的に噛合う歯車5,6か
らなるスライド歯車7を嵌合させていいるもので
あり、他の一つ(第二従来例)は第4図に示すよ
うに、二組の一対の歯車3,4,5,6を常時噛
合わせておくとともに(別歯車を介する場合もあ
る)、歯車5,6の内側にそれぞれ係合部8,9
を設けておき、これら歯車5.6の間に同じく両
側方に係合部10,11を設けたスライド歯車1
2を軸1に嵌合させ、スライドさせていずれかの
歯車5,6に選択的に噛合わせるものである。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかし、これらの従来例とも以下のような問題
がある。まず、第一従来例であるが、スライド歯
車7と相手歯車3,4との噛合いに際し、外歯歯
車同士の噛合いであるから、両者が完全に停止し
た後でなければ、うまく噛合わないということが
挙げられる。したがつて、変速に時間がかかる欠
点の他、歯幅全部が完全に噛合わなければならな
いから、その際に相当の抵抗を受ける。これに対
して第二従来例は、まず、スライド歯車12や歯
車5,6に、それぞれ係合部10,11,8,9
を設けなければならないという欠点があるととも
に、各歯車4,6等を常時噛合わせておかなけれ
ばならないから、そのために構造が複雑になつた
り、収容スペースを多く要したりする。特に、こ
の正逆回転切換装置は変速装置に隣接した形態で
設置されるのが通常であるから、このスペースが
大きくなることは全体として非常に大きなものに
なる欠点がある。ただし、このタイプのものはノ
ークラツチによる切換が可能能になるという利点
はある。なお、実公昭54−35795号にはスライド
ギアとバツクギアの組合せによる変速ならびに正
逆回転切換装置のうちのバツクギアの歯幅を大き
くし、スライドギアとの噛合いを外さないものが
示されているが、これは単にバツクギアの歯幅を
大きくしたのみであり、スライドギアのスライド
幅や設置スペースを小さくしたものではない。
以上の課題の下、この考案は、無段変速装置に
正逆回転切換装置を並設するも、全体として非常
にコンパクトな形状のものを具現し得たものであ
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 すなわち、この考案は、円周上遊星配置される
傘形コーンを入力円板と出力円板によつて挟持す
るとともに、前記傘形コーン上に摺接される変速
リングの位置をその裾部から頂部にかけて移動す
ることで、前記入力円板に対する入力円板の回転
数比を変える無段変速装置と、この無段変速装置
に隔壁を隔てて隣接され、この隔壁を貫通する前
記出力円板に連結する出力軸を直接収受して入力
伝動軸とし、この入力伝動軸に二つのクラツチ体
を固嵌する他、このクラツチ体の間に、前記入力
伝動軸上をスライドして前記クラツチ体のいずれ
かと係脱する相互に遊転可能に組合せられ、一つ
は中間歯車を介して出力伝動歯車に噛合い、他の
一つは直接前記出力伝動歯車に噛合う二つの歯車
からなる歯車群を遊嵌するとともに、この歯車群
のスライド全行程に亘つて前記二つの歯車は前記
相手方歯車と常時噛合いすべく構成された正逆回
転切換装置とからなる無段変速および正逆回転切
換装置を提供したものである。
(ホ) 作用 以上の手段にとることにより、正逆回転切換装
置を構成する二つの歯車からなる歯車群は互いに
正逆回転している相手歯車と常時噛合いつつ、遊
嵌状態で組合せられているのであるから、歯車群
のトータルの歯幅を小さくできる上、そのスライ
ド範囲内に相手歯車を置くことができ、全体の幅
を短くできる。したがつて、これも小さい幅で足
りる傘形コーンによる無段変速装置にこの正逆回
転切換装置を隣接させたとしても、全体としてコ
ンパクトなものにし得るのである。
(ヘ) 実施例 以下、実施例として、耕転機等の走行作業車の
ミツシヨンとして使用される無段変速および正逆
回転切換装置を説明する。
第1図に示すのは、その断面図の一部である
が、ミツシヨンケース13内に無段変速装置16
と正逆回転切換装置51とが隔壁52を隔てて並
設される。
無段変速装置16は入力軸14に連結される入
力円板53と出力軸54に連結される出力円板5
5とで円周上等間隔で遊星配置される傘形コーン
56を前後から挟圧接するとともに、この傘形コ
ーン56の円錐面上に変速リング57を摺接し、
この変速リング57を円錐面上裾部から頂部にか
けて移動することにより、入力円板53に対する
出力円板55の回転数比を変える差動遊星機構型
の無段変速機構を採用する。なお、出力円板55
は隔壁52にベアリング58で支持される駆動板
22とボール式伝達機構17で連結され、この駆
動板22に出力軸54がスプライン嵌入している
ものである。
したがつて、出力軸54は隔壁52を貫通して
隣りの正逆回転切換装置51内に突入しており、
正逆回転切換装置51ではこれを直接入力伝動軸
15とするとともに、下流側の中間伝動軸18と
出力伝動軸19とで以下に説明する歯車式の正逆
回転切換機構を採用する。
すなわち、入力伝動軸15の両端に内方に係合
部20,21を突設させたクラツチ体22,23
(一方のクラツチ体22は前記した駆動板22を
代用する)を固着させておく一方、これらクラツ
チ体22,23の中間に、側方にそれぞれ係合部
24,25を突設した二つの歯車26,27を互
いに遊嵌状態で、かつ、ストツプリング28等に
よつて両者26,27が分離不可能的に組合せら
れた歯車群29をこの入力伝動軸15上にスライ
ド自在に遊嵌しておく。なお、歯車26は出力伝
動軸19上に固嵌された出力伝動歯車30に噛合
つており、歯車27は中間伝動軸18上に嵌合さ
れた中間歯車31に噛合つている。また、中間伝
動軸18と出力伝動軸19とは歯車機構59によ
つて連結されている。さらに、歯車26と出力伝
動歯車30の噛合いおよび歯車27と中間歯車3
1との噛合いは、歯車群29がいずれのクラツチ
体22,23側へスライドしようとも常時噛合い
するよう、その歯幅および位置が設定されてい
る。
ところで、この例でいえば、歯車27が中間歯
車31と噛合つているときが最終出力軸への後進
回転時であり、歯車26が歯車30に噛合つてい
るときが同じく前進回転時である。したがつて、
歯車群29がいずれかのクラツチ体22,23と
係合しているときには、これを構成する二つの歯
車26,27は反対方向に回転している状態とな
る。
第2図はこの考案の作動状態を示す要部断面図
であるが、歯車群29がいずれのクラツチ体2
2,23の方へスライドしようが、相互に遊嵌状
態で組合せられた歯車26,27は相手方の出力
伝動歯車30、中間歯車31とそれぞれ外れるこ
となく噛合つており、しかも、もつとも噛合代が
少ないときでも、ともにA,Bの噛合代を有して
いるのである。
(ト) 考案の効果 以上、この考案は前記したものであるから、無
段変速装置16と正逆回転装置51を特に幅方向
のスペースを小さくして並設できる。
すなわち、無段変速装置16は傘形コーン56
を前後から入力円板53と出力円板55とで挟持
するものであるから、本来短い幅のもので足りる
し、また、正逆回転切換装置51の歯車群29を
構成する二つの歯車26,27は互いに遊転自在
に組合せられるものであるから、相互の幅成分を
重複させたりして全体の幅を短縮できる。さら
に、歯車群29は両側方に形成された係合部2
4,25を両クラツチ体22,23の内側方に形
成された係合部20,21と係脱するものである
から、両クラツチ体22,23の設置スパン以上
の幅を必要としない。したがつて、これらを総合
したものであるこの無段変速および正逆回転切換
装置はコンパクトであり、特に、幅方向のスペー
スを小さくでき、設置スペースに制約を受ける小
型走行作業車等のミツシヨンに適用して最適であ
る。さらに、歯車群29を構成する二つの歯車2
6,27は相手方歯車30,31とスライド行程
全域に亘つて常時噛合いしているものであるか
ら、動力断続が回転を完全に止めなくともよい係
合部20,24,21,25同士の係脱構成であ
ることと相まつて、いわゆる、ノークラツチによ
る正逆回転切換が可能になつて操作性が向上する
とともに、これによつて始めて無段変速装置16
と効果的に組合せができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す耕耘機のミツ
シヨンの一部断面図、第2図は第1図の要部の断
面図、第3図、第4図は従来の歯車変速装置の断
面図である。 符号、15……入力伝動軸、16……無段変速
装置、22……クラツチ体、23……クラツチ
体、26……歯車、27……歯車、29……歯車
群、30……出力伝動歯車、31……中間歯車、
51……正逆回転切換装置、52……隔壁、53
……入力円板、54……出力軸、55……出力円
板、56……傘方コーン、57……変速リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円周上遊星配置される傘形コーン56を入力円
    板53と出力円板55によつて挟持するととも
    に、前記傘形コーン56上に摺接される変速リン
    グ57の位置をその裾部から頂部にかけて移動す
    ることで、前記入力円板53に対する出力円板5
    5の回転数比を変える無段変速装置16と、 この無段変速装置16に隔壁52を隔てて隣接
    され、この隔壁52を貫通する前記出力円板55
    に連結する出力軸54を直接収受して入力伝動軸
    15とし、この入力伝動軸15に二つのクラツチ
    体22,23を固嵌する他、このクラツチ体2
    2,23の間に、前記入力伝動軸15上をスライ
    ドして前記クラツチ体22,23のいずれかと係
    脱する相互に遊転可能に組合せられ、一つは中間
    歯車31を介して出力伝動歯車30に噛合い、他
    の一つは直接前記出力伝動歯車30に噛合う二つ
    の歯車26,27からなる歯車群29を遊嵌する
    とともに、この歯車群29のスライド全行程に亘
    つて前記二つの歯車26,27は前記相手方歯車
    31,30と常時噛合いすべく構成された正逆回
    転切換装置51と からなる無段変速および正逆回転切換装置。
JP7484884U 1984-05-21 1984-05-21 無段変速および正逆回転切換装置 Granted JPS60185749U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7484884U JPS60185749U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 無段変速および正逆回転切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7484884U JPS60185749U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 無段変速および正逆回転切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185749U JPS60185749U (ja) 1985-12-09
JPH0245556Y2 true JPH0245556Y2 (ja) 1990-12-03

Family

ID=30615520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7484884U Granted JPS60185749U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 無段変速および正逆回転切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60185749U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537086Y2 (ja) * 1986-07-17 1993-09-20
JP2569340Y2 (ja) * 1990-03-23 1998-04-22 三菱農機株式会社 農用トラクタのトランスミツション構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135795U (ja) * 1974-09-10 1976-03-17

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314870Y2 (ja) * 1971-08-13 1978-04-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135795U (ja) * 1974-09-10 1976-03-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60185749U (ja) 1985-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4626337B2 (ja) 無段変速機
US4189960A (en) Underdrive transmission with sun gear and carrier slidable as a subassembly
US4347762A (en) Planetary gear assembly
US3477314A (en) Change speed planetary transmission
JPH0245556Y2 (ja)
US3181393A (en) Transmission
JPH0155340B2 (ja)
US2724292A (en) Hydraulic torque converter
US2506670A (en) Power transmitting mechanism
US4223572A (en) Overdrive for motor vehicles
JP3060769B2 (ja) 自動変速機用歯車変速装置
US2526919A (en) Transmission
GB2081824A (en) Planetary range gear
JP3116630B2 (ja) 自動変速機用歯車変速装置
US3152491A (en) Mechanical power converter of variable transmission ratio
JPH0515622Y2 (ja)
JPS58207551A (ja) 副変速機付変速機
JPS6229715Y2 (ja)
JPS5911783B2 (ja) 正逆転装置付遊星減速機
JPS6188068A (ja) トロイダル形無段変速機
JPH02225844A (ja) 手動変速機
JPH0640999Y2 (ja) 前後進3速段のパワシフトトランスミッション
JP3082536B2 (ja) 平行軸式自動変速機
JPS6199761A (ja) トロイダル形無段変速機の前後進切換装置
JPS645154Y2 (ja)