JPH0537086Y2 - - Google Patents

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JPH0537086Y2
JPH0537086Y2 JP1986109892U JP10989286U JPH0537086Y2 JP H0537086 Y2 JPH0537086 Y2 JP H0537086Y2 JP 1986109892 U JP1986109892 U JP 1986109892U JP 10989286 U JP10989286 U JP 10989286U JP H0537086 Y2 JPH0537086 Y2 JP H0537086Y2
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transmission
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gear transmission
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミツシヨンケースに、機械式の無段
変速装置、及び、この機械式無段変速装置に連動
連結されたギアー変速装置、並びに、ギアー変速
装置の変速動力を走行系に伝動するデフ機構等を
走行系出力ギアー装置を内装してある移動農機の
ミツシヨンケース構造に関する。
〔従来の技術〕
この種のミツシヨンケース構造としては、例え
ば実開昭56−163566号公報で示されるように、機
械式無段変速装置の後方にギアー変速装置を配備
し、さらに、その後方に、走行系出力ギアー装置
としてのデフ機構を配備したものである。そし
て、この構造においては、前記公報には図示され
ていないが、例えば特開昭57−97955号公報に示
されるように、ミツシヨンケースの前後端にケー
ス蓋を取付けるのが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記構造においてはギアー変速装置が
ミツシヨンケースの前後中間の内奥に位置するた
めに組立てづらく、又、ケース蓋で軸類を支承す
る関係上、ミツシヨンケースで予備組立てができ
ず、組立て手順が規制されて一層手間のかかるも
のとなつていた。
本考案は、ミツシヨンケース内への各装置の配
置に改良を加えることで組立ての容易化を図らん
としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するためになされた本考案の特
徴構成は、ミツシヨンケースに、機械式の無段変
速装置、及び、この機械式無段変速装置に連動連
結されたギアー変速装置、並びに、これら両装置
の中間に、ギアー変速装置の変速動力を走行系に
伝動する走行系出力ギアー装置を内装してあると
共に、下記(イ)〜(ハ)に記載の構成を備えている。
(イ) 前記ミツシヨンケースは、ギアー変速装置を
内装する分割ケースと、機械式無段変速装置と
走行系出力ギアー装置とを内装する分割ケース
との組合わせで構成されている。
(ロ) 前記ギアー変速装置を内装する分割ケース
は、内部のギアー変速装置を一端側から挿入可
能な開口を備え、その開口を、前記機械式無段
変速装置を内装する分割ケースの端部開口に対
向させた状態で接続してある。
(ハ) ギアー変速装置の抜止め用部材は、ギアー変
速装置を内装する分割ケースの開口端部に、内
装されたギアー変速装置の抜け出し方向への移
動を規制するように、その開口周縁よりも開口
の半径方向内方側に入り込む状態で装着してあ
る。
〔作用〕
つまり、上記特徴構成によれば、ミツシヨンケ
ースをギアー変速装置を内装する分割ケースと、
機械式無段変速装置と走行系出力ギアー装置とを
内装する分割ケースとに分割してあるから、ギア
ー変速装置をミツシヨンケースに組み込む際は、
分割ケース部分にギアー変速装置のギアーや軸等
の部品を組み込み、然る後に分割開口部位に抜止
め用部材を装着してギアー変速装置の位置決め及
び支持をさせ、その後、機械式無段変速装置と走
行系出力ギアー装置とを内装する分割ケースを接
合するのである。
〔考案の効果〕
従つて、本考案によればギアー変速装置を分割
ケース部分に先組みすることができるとともに、
無段変速装置や走行系出力ギアー装置の組立ても
奥行きの短いミツシヨンケースの開口部よりも容
易に行うことができ、全体として組立て作業性の
高いものとなつた。
〔実施例〕
以下、本考案を適用した移動農機のミツシヨン
ケース構造を図面に基づいて説明する。
ミツシヨンケースM内に支架された入力軸1の
周囲に、入力軸1に嵌着された駆動ギアー2とギ
アー連動して軸芯P周り自転回動する3個のテー
パコーン3を配置するとともに、それらテーパコ
ーン3のテーパ面部7aに接触して摩擦回動抵抗
を付与されるデイスク状の出力用回転体4を前記
入力軸1に相対回動及び摺動自在に外嵌して無段
変速装置の一例である摩擦式無段変速装置Aを構
成してある。そして、入力軸1に外嵌させた出力
用回転体4のボス部4aにスプライン嵌合された
筒軸4bを入力軸1に沿つて延長し、その端部を
2軸型でノンクラツチ式のギアー変速装置Bに連
動連結することによつて、入力軸1が駆動される
とそれと一体的に駆動ギアー2が回動し、それに
連動してテーパコーン3を自動回動させ、さら
に、この自転回動力を摩擦力を介して出力用回転
体4に伝動し、筒軸4bから前記ギアー変速装置
Bに入力するように構成してある。
前記テーパコーン3は、前記駆動ギアー2と咬
合する従動ギアー5を嵌着してなる軸部6に、前
記テーパ面部7aを有した円錐体7を軸芯P方向
に摺動可能に外嵌するとともに、該円錐体7の大
径側に自動調圧装置Dを設けて構成してある。前
記自動調圧装置Dは、軸部6に相対回動不能に嵌
着されたハツト形状のカム部材8と、このカム部
材8に形成された凹部8bと円錐体7の大径側端
面に形成された凹部7bとの間に介在されたトル
ク伝動用のボール9等からなり、軸部6に自転回
動力が加わるとトルク反作用によつて前記ボール
9が前記両凹部7b,8bから平坦面に脱出しよ
うとして円錐体7を従動ギアー2側に付勢し、テ
ーパ面部7aを出力回転体4の外周縁部に圧接し
て出力用回転体4との摩擦力を増大させる作用を
する。尚、図中10は与圧用スプリングで軸部6
の自転回動数が低く自動調圧装置Dが作用してい
ない時でも、円錐体7と従動ギアー5方向に付勢
してテーパ面部7aと出力用回転体4との間に出
力用回転体4が回動するに足りるだけの摩擦力を
発生させるためのものである。
前記テーパコーン3を、軸部6の従動ギアー5
側の部分と自動調圧装置D部分の2個所で、即ち
従動ギアー5側の部分はミツシヨンケースMに直
接、又、自動調圧装置D部分はベアリングホルダ
ー11を介してミツシヨンケースMに回動自在に
支持させてある。前記ベアリングホルダー11
は、前記カム部材8のボス部8aを、スラストベ
アリング12とラジアルベアリング13とを介し
て回動自在に保持するとともに、ミツシヨンケー
スMに形成されたホルダー差込口14に自転軸芯
Pに沿う方向でケース外部から差込み固定してあ
る。
次に、前記ギアー変速装置Bについて説明す
る。
前記筒軸4bの端部大小3つの太陽ギアーS1
S2,S3を一体形成するとともに、大径の第1太陽
ギアーS1に第1キヤリアC1を小径の第2、第3
太陽ギアーS2,S3を第2、第3キヤリアC2,C3
に夫々相対回転自在に遊嵌してある。前記第1キ
ヤリアC1に第1太陽ギアーS1と咬合する第1遊
星ギアーP1を、前記第2キヤリアC2に第2太陽
ギアーS2と咬合する第2遊星ギアーP2を、前記
第3キヤリアC3に第3太陽ギアーS3と咬合する
第3遊星ギヤーP3を夫々軸支してある。夫々第
1、第2、第3遊星ギアーP1,P2,P3を咬合可
能な内歯を有する3つのリングギアー、即ち第
1、第2、第3リングギアーL1,L2,L3が太陽
ギアーS1,S2,S3と同一軸芯上に配置してある。
又、これら第1、第2キヤリアC1,C2の外周部
と第3リングギアーL3の外周部に夫々第1、第
2、第3出力ギアーO1,O2,O3を形成してある。
そして、前記入力軸1と平行状態で出力軸17を
支架し、その出力軸17に嵌着された第1従動ギ
アーF1を第1出力ギアーC1に、第2従動ギアー
F2を第2出力ギアーC2に、第3従動ギアーF3
第3出力ギアーL3に常時咬合させてある。
入力軸1の上部には、カムを利用したロツク機
構Rを設けて、第1リングギアーL1、第2リン
グギアーL2及び第3キヤリアC3のうちの一つを
択一的に固定して回動不能状態にすることができ
るようにしてある。前記ロツク機構Rはミツシヨ
ンケースMに連設された第1、第2、第3貫通孔
18,18,18に第1、第2、第3ストツパー
19a,19b,19cを夫々挿通し、且つ、そ
の端部を入力軸1側に突出可能にするとともに、
その他端部に付勢用のボール20を配設し、前記
入力軸1と平行に配置された変速カム軸21の突
縁部21aがこのボール20に接当すると、前記
ストツパー19a,19b,19cのうちの一つ
が入力軸1側に突出するように構成してある。
そして、変速カム軸21を摺動操作して突縁部
21aが第1ストツパー19aのボール20に接
当すると、第1ストツパー19aが突出して第1
リングギアーL1をロツクし、第2ストツパー1
9bのボール20に接当すると第2リングギアー
L2をロツクし、又、第3ストツパー19cのボ
ール20に接当すると第3ストツパー19cが突
出して第3キヤリアC3をロツクするようになつ
ている。尚、22は、突縁部21aとボール20
とが接当状態にないときに、ストツパー19a,
19b,19cを夫々押し戻してロツクを解除す
るためのスプリングである。
第2図に示すように、第1リングギアーL1
ロツクされると、第1遊星ギアーP1が第1太陽
ギアーS1の回転と連動して第1リングギアーL1
の内周部を転動し乍ら公転し、それに伴なつて第
1キヤリアC1が回転して第1出力ギアーO1と咬
合する第1従動ギアーF1及び出力軸17に回転
力を伝達する。又、第2リングギアーL2がロツ
クされると第2遊星ギアーP2が第2太陽ギアー
S2の回転と連動して第2リングギアーL2の内周
部を転動し乍ら公転し、それに伴なつて第2キヤ
リアC1が回転して第2出力ギアーO2と咬合する
第2従動ギアーF1及び出力軸17に回転力を伝
達する。又、第3キヤリアC3がロツクされると
遊星ギアーP3は、公転を規制されて第2太陽ギ
アーS2に連動して自転のみし、それに伴なつて第
3リングギアーL3が回転して第3出力ギアーO3
と咬合する第3従動ギアーF3及び出力軸17に
回転力を伝達する。因みに、第1リングギアー
L1がロツクされると出力軸17に低速の前進駆
動力が、第2リングギアーL2がロツクされると
高速の前進駆動力が、又、第3キヤリアC3がロ
ツクされると後進の駆動力が得られるようになつ
ている。
前記出力軸17の摩擦式無段変速装置A側の端
部にベベルギアー23を設けて走行系出力ギアー
装置24の走行系出力軸24aに対する伝動ギア
ー24bに伝動すると共に、他端部を外部に突出
させて車速に応じて作業速度を変更する必要のあ
る作業装置に変速動力を伝達できるようにしてあ
る。尚、これとは別に、常に一定の作業スピード
を維持する必要のある作業装置に動力を伝達でき
るように、前記入力軸1を外部に突出してPTO
軸25としてある。
前記ミツシヨンケースMは、ギアー変速装置B
を内装する分割ケースm1と、機械式無段変速装
置Aと走行系出力ギアー装置24とを内装する分
割ケースm2とに分割可能に構成してあり、前記
ミツシヨンケースMにギアー変速装置Bを組み込
む際は、その分割ケースm1に底の方から順次各
種のギアーや出力軸17を配置し、然る後に、そ
れらの抜止め用として、又、位置決め用として第
3図に示すような抜止め用部材26を分割ケース
m1にボルトを用いて装着し、入力軸1及び太陽
ギアーS1,S2を所定の位置に案内し乍ら分割ケー
スm1を、機械式無段変速装置A、走行系出力ギ
アー装置24を内装する分割ケースm2に接合す
るようにしてある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に番号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る移動農機のミツシヨンケー
ス構造の実施例を示し、第1図は縦断側面図、第
2図は第1図の−線断面図、第3図は第1図
の−線断面図である。 17……出力軸、23……出力部、26……抜
止め用部材、A……無段変速装置、B……ギアー
変速装置、M……ミツシヨンケース、m1,m2
…分割ケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミツシヨンケースMに、機械式の無段変速装置
    A、及び、この機械式無段変速装置Aに連動連結
    されたギアー変速装置B、並びに、これら両装置
    A,Bの中間に、ギアー変速装置Bの変速動力を
    走行系に伝動する走行系出力ギアー装置24を内
    装してあると共に、下記(イ)〜(ハ)に記載の構成を備
    えている移動農機のミツシヨンケース構造。 (イ) 前記ミツシヨンケースMは、ギアー変速装置
    Bを内装する分割ケースm1と、機械式無段変
    速装置Aと走行系出力ギアー装置24とを内装
    する分割ケースm2との組合わせで構成されて
    いる。 (ロ) 前記ギアー変速装置Bを内装する分割ケース
    m1は、内部のギアー変速装置Bを一端側から
    挿入可能な開口を備え、その開口を、前記機械
    式無段変速装置Aと走行系出力ギアー装置24
    とを内装する分割ケースm2の端部開口に対向
    させた状態で接続してある。 (ハ) ギアー変速装置Bの抜止め用部材26は、ギ
    アー変速装置Bを内装する分割ケースm1の開
    口端部に、内装されたギアー変速装置Bの抜け
    出し方向への移動を規制するように、その開口
    周縁よりも開口の半径方向内方側に入り込む状
    態で装着してある。
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JPS6315362U JPS6315362U (ja) 1988-02-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748727Y2 (ja) * 1988-07-13 1995-11-08 川商リースシステム株式会社 覆工板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923421B2 (ja) * 1978-06-30 1984-06-01 株式会社東芝 金属蒸気放電灯

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JPS5923421U (ja) * 1982-08-05 1984-02-14 セイレイ工業株式会社 動力運搬車の動力伝達機構
JPS60185749U (ja) * 1984-05-21 1985-12-09 セイレイ工業株式会社 無段変速および正逆回転切換装置

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