JPH0245348Y2 - - Google Patents

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JPH0245348Y2
JPH0245348Y2 JP1986063446U JP6344686U JPH0245348Y2 JP H0245348 Y2 JPH0245348 Y2 JP H0245348Y2 JP 1986063446 U JP1986063446 U JP 1986063446U JP 6344686 U JP6344686 U JP 6344686U JP H0245348 Y2 JPH0245348 Y2 JP H0245348Y2
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blocks
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groove
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− この考案は、U字溝ブロツク、暗渠ブロツクそ
の他の水路構築用のコンクリートブロツクに関す
るもので、特にこれらのブロツク相互の連結部の
構造に関するものである。
−従来の技術− U字溝ブロツクや暗渠ブロツクを用いて水路を
構築する際に、ブロツク相互の連結部にパツキン
を介装して水漏れを防止する構造が一般的になつ
ている。ブロツクの連結部にパツキンを介装した
場合には、連結部に隙間が生じないようにブロツ
ク相互を締結する必要があり、このためにボルト
を用いた連結構造が採用されている。
第6図ないし第8図は、ボルトを用いた従来の
連結構造を示したもので、第6図に示すものはブ
ロツク21の長手両端の連結端部の側壁にボルト
挿通孔22を設けたフランジ23を形成し、ポル
トとナツトでフランジ23,23相互を締結して
隣接するブロツク21a,21bを連結する構造
である。
また第7図に示すものは、ブロツク31の両連
結端面にボルト挿通孔32を設けたコ字形のイン
サート金具33を埋設し、このインサート金具の
背面にブロツクの側壁面から凹所35を設けて、
ボルトとナツトとでコ字形金具33,33相互を
締結することによりブロツク31a,31bを連
結する構造である。
また第8図に示すものは、ブロツク41の両連
結端部の側壁面に凹溝44と該凹溝背部の凹所4
5とを形成し、凹溝44に挿入したボルトとナツ
トとでブロツク41a,41b相互を締結して連
結する構造である。
−考案が解決しようとする問題点− 第6図に示す連結構造のブロツクを成形する際
には、成形型枠にボルト挿通孔22を成形する円
杆部材を型枠の妻板に固定しておく必要があり、
脱型に際しては、該円杆部材を妻板から外してブ
ロツクを脱型し、その後円杆部材をブロツクから
抜き取つてやらねばならないという手数が必要
で、ブロツクの成形が面倒になる。
また第7図に示すものは、ブロツク成形時にコ
字形のインサート金具33を型枠の妻板に固定し
なければならないばかりでなく、金具33をブロ
ツク内の鉄筋に溶接しておかねばならず、このよ
うな金具33をブロツクの両端に少なくとも2個
宛設ける必要があるので、ブロツクが高価になつ
てしまうという欠点がある。
また第8図に示すものは、凹溝44及び凹所4
5が型枠の側板に設けた突起部により成形できる
のでブロツクの成形は容易になるが、ボルト頭や
ナツトの当接面となる段面45aに抜き勾配が付
く関係もあり、ボルトが緩んだときに容易にボル
トが脱落する欠点があり、更に連結されるブロツ
ク41a,41b相互の横方向のずれを防止でき
ないという問題がある。
この考案は、以上の従来構造の問題点に鑑み、
成形が容易で、ブロツク相互を確実に且つより容
易に連結することができ、ブロツクの成形工程を
自動化する際にも都合が良い連結構造を有する水
路用ブロツクを提供することを目的としている。
−問題点を解決するための手段− 次に、上記問題点を解決するためにこの考案が
採用した技術手段を図示実施例の符号を用いて説
明する。
この考案のブロツク1では、その一方の連結端
部11にブロツクの両側壁に近接させてネジ孔3
を設けたインサートナツト2が埋設されている。
インサートナツトのネジ孔3は、ブロツク1の長
手方向に平行であり、ブロツク1の連結端面13
に開口している。
一方、ブロツク1の他方の連結端部12の側壁
面には、ブロツクの長手方向に平行な凹溝4が成
形されており、この凹溝4の底部4aは対応する
インサートナツト2のネジ孔3に連接する深さと
され、且つ該凹溝4の長手両端はブロツクの連結
端面14とブロツクの側壁面に形成した段面5a
とに開いている。
−作用− 即ちこの考案のブロツクは、連結端部の一方1
2に第8図の連結構造を採用し、他方11に第7
図のインサート金具33に替えてインサートナツ
ト2を設けた構造に相当するが、第7図の構造に
比べて、インサート金具(ナツト)の数を半減で
きて安価となり、しかもインサートナツト2が連
結端部の一方11にのみ設けられるので、型組に
際して型枠にインサートナツト2を固定し且つ脱
型に際してインサートナツト2を型枠から取り外
す操作を一方の連結端部でのみ行えばよいので、
成形時に作業者があちこち移動する必要がなくな
り、ラインの自動化もより容易になる。
またボルト6はインサートナツト2に螺着され
ているので緩んでも抜け落ちる虞はなく、連結さ
れるブロツク1a,1bの横方向の位置をボルト
6と凹溝の底部4aとの当接により両側から規制
できるから、第8図の従来構造における問題点は
完全に解消される。
また第6図に構造と比べても、第7図の構造と
比較した場合と同様に、ブロツク成形時の作業性
が大幅に改善される。
−実施例− 第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を
示す図で、1はブロツク、11はブロツク1の一
方の連結端部、12は他方の連結端部、13は一
方の連結端面、14は他方の連結端面、15は連
結端面13に流路16を囲むように設けられたパ
ツキン溝、2は連結端部11の両側壁部に埋設さ
れたインサートナツト、3はそのネジ孔、4は他
方の連結端部12の両側壁部に形成された凹溝、
5は該凹溝背後の凹所、5aは凹所5により凹溝
4の背部に形成された段面である。
この第1実施例は、比較的薄い肉厚を有するブ
ロツクに適した構造で、インサートナツト2はブ
ロツクの側壁を突出させて肉厚とした部分17に
埋設されており、凹溝4は側壁に突出部18を形
成してその中央部に設けている。凹溝4は、第3
図に示すように、その底部4aが適当な遊隙cを
以てインサートナツト2のネジ孔3に連接される
ように形成される。6はブロツク相互を締結する
ボルト、7は座金、8は水封用のパツキンであ
る。
ブロツクの肉厚が充分に厚い場合には、第4図
及び第5図に示すように、ブロツク1に突出部1
8や肉厚部17を設けることなく、その両連結端
部11,12にインサートナツト2と凹溝4とを
設ける構造とすることができる。凹溝背後の凹所
5は、締結ボルト6の頭が充分に収納させる深さ
とすることは勿論である。
ブロツク相互の連結に際しては、凹溝4にボル
ト6を横方向から挿入し、その後ネジ孔3にネジ
込んで締結することにより隣接するブロツク1
a,1bを連結する。従つて、連結作業は1本の
スパナで簡単に行うことができる。また、凹所5
の長手方向の寸法wは、ボルト6の頭と座金7の
厚さ及びネジ込み長さsを加えた寸法とすれば充
分である。
このようなブロツク1であれば、凹溝4、凹所
5、突出部18及び肉厚部17は、型枠の側板に
所定形状の凸部又は凹部を設けることによつて簡
単に成形することができ、また、インサートナツ
ト2は、型枠の妻板にそのネジ孔3を利用して固
定して、ブロツク1に埋設した状態で成形するこ
とができる。従つて、ブロツク1の成形時には型
枠へのインサートナツト2の固定及び取り外しを
行わねばならないが、このインサートナツト2は
ブロツク1の一方の連結端部11にのみ設けてや
ればよいので、従来構造に比べればその手数は半
減し、また、インサートナツト2を型枠に着脱す
る際に作業者が型枠の一方の端から他方の端へと
移動する必要がなくなるから、成形時の作業性は
大幅に改善できる。このことは、ブロツクの成形
ラインを自動化する際にもインサートナツトの自
動着脱装置の構造を簡単にでき、または装置の台
数を半減できることを意味し、成形ラインの自動
化も容易になる。
−考案の効果− 以上説明した作用及び実施例の記載より明らか
なように、この考案によれば、ブロツク相互を横
ずれなく連結でき、ボルトの脱落の虞がなく、ブ
ロツク連結時のボルトの締結操作が簡単で、しか
も型枠の構造及び成形時の作業性を大幅に改善し
た水路用ブロツクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を
示した図で、第1図は全体斜視図、第2図は連結
構造部分の斜視図、第3図は連結構造部分の断面
図である。第4図及び第5図はこの考案の第2実
施例の連結構造部分の斜視図及び断面図である。
第6図ないし第8図は従来の連結構造を示す連結
構造部分の斜視図である。 図中、1:ブロツク、2:インサートナツト、
3:ネジ孔、4:凹溝、4a:凹溝の底部、5:
凹所、5a:段面、11,12:連結端部、1
3,14:連結端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に連結して水路を構築するコンクリー
    トブロツクにおいて、ブロツクの一方の連結端部
    にはその側壁に近接させてブロツクの長手方向に
    平行なネジ孔を設けたインサートナツトが前記ネ
    ジ孔をブロツクの連結端面に開口させて埋設され
    ており、これに相対する他方の連結端部の側壁面
    には、ブロツクの長手方向に平行で前記インサー
    トナツトのネジ孔に底部が連接する凹溝が形成さ
    れ、該凹溝の長手両端はブロツクの連結端面とブ
    ロツクの側壁面に形成した段面とに開いているこ
    とを特徴とする、水路用コンクリートブロツク。
JP1986063446U 1986-04-26 1986-04-26 Expired JPH0245348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986063446U JPH0245348Y2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26

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Publication Number Publication Date
JPS62176277U JPS62176277U (ja) 1987-11-09
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JP5616678B2 (ja) * 2010-04-28 2014-10-29 有徳コンクリート株式会社 暗渠、これを用いた地下水の排水構造および排水網
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591791B2 (ja) * 1980-12-19 1984-01-13 科学技術庁金属材料技術研究所長 金属炭化物膜の被覆法

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