JPH0243325A - 均一オーステナイト構造を得る方法 - Google Patents

均一オーステナイト構造を得る方法

Info

Publication number
JPH0243325A
JPH0243325A JP1159393A JP15939389A JPH0243325A JP H0243325 A JPH0243325 A JP H0243325A JP 1159393 A JP1159393 A JP 1159393A JP 15939389 A JP15939389 A JP 15939389A JP H0243325 A JPH0243325 A JP H0243325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel wire
tube
gas
temperature
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1159393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2885831B2 (ja
Inventor
Andre Reiniche
アンドレ、レーニシュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA
Original Assignee
Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA filed Critical Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA
Publication of JPH0243325A publication Critical patent/JPH0243325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2885831B2 publication Critical patent/JP2885831B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
    • C21D9/54Furnaces for treating strips or wire
    • C21D9/56Continuous furnaces for strip or wire
    • C21D9/63Continuous furnaces for strip or wire the strip being supported by a cushion of gas
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
    • C21D9/54Furnaces for treating strips or wire
    • C21D9/56Continuous furnaces for strip or wire
    • C21D9/561Continuous furnaces for strip or wire with a controlled atmosphere or vacuum
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
    • C21D9/54Furnaces for treating strips or wire
    • C21D9/64Patenting furnaces

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、均一オーステナイト構造を得るように炭素#
@線を熱処理し、つぎにこの鋼線に他の熱処理を加えて
微細パーライト構造を得る方法および装置に関するもの
である。
[従来技術と問題点コ 押しだし加工される鋼線の公知のオーステナイト化加工
工程は特に下記の段階から成る。
鋼線に対して周波数5000〜200 、0OOHzの
磁界を加える誘導加熱法。この方法は、キュリー点以丁
の温度において直径3mm以上の鋼線についてのみ良好
な条件で適用可能である。
電気抵抗によるマツフル炉加熱法。この方法は誘導加熱
法の欠点を避ける事ができるが、鋼線直径mmあたり1
0〜15秒のオーダの長い加熱時間を必要とする。
ガス炉加熱法。この方法は適当な熱効率を得ようとする
ならば炉の出[コにおけるガス温度が低くなければなら
ないので、マンフル類と同程度の長い加熱時間を必要と
する。また燃焼ガスの伝熱率がマンフル類において使用
されるガス(水素、水素−窒素混合物、ヘリウム)より
低い。ガス炉中においては燃焼ガスの脱酸力を制御する
事か可能であるが、そのためにはバーナの制御のため非
常に注意深く監視する必要がある。
]、0 [発明の目的および効果コ 本発明の目的は、オーステナイト化処理に際して鋼線直
径mmあたり4秒以下の加熱時間を得るにある。これに
よって、公知プラントにおけるよりも高い生産ピッチが
得られ、またプラントの長さを短縮する事ができる。
従って、均一オーステナイト構造を得るように少なくと
も1本の炭素鋼線を熱処理する本発明による方法は、a
)実際上強制通気されないガスを含む少なくとも1本の
管の中に鋼線を通過させながら加熱し、ガスが鋼線に直
接に接触し、鋼線の加熱時間は鋼線の直径mmあたり4
秒以下とする段階と、 b)管と、鋼線と、ガスの特性は下記の式が満たされる
ように選定され、 1.05≦R≦7    (1) 0.6≦K≦8    (2) ここに、 R= Dti/ Of K =  [Log(Dti/Df)] ×Df2/λ
またここに、 Dtiはmmで表示された管の内径、Dfはmmで表示
された鋼線の直径、λは800℃で測定されW−m−’
・゜K−1で表示されたガスの導電率、またLogは自
然対数とする段階とを含む。
また本発明は、a)少なくとも1本の管とこの管の中に
鋼線を通過させる手段とを含み、前記管は前記鋼線と直
接に接触し実際上強制通気されないガスを収容し、ガス
加熱手段を含み、前記管の中に鋼線を通過させる手段は
鋼線とガスとの接触時間が鋼線直径mmあたり4秒以下
となるように鋼線を通過させ、 b)管と、鋼線と、ガスの特性は前記の式(1゜2)が
満たされるように選定され、Dti、 Df、λおよび
Logは前記と同様の意味を有する均一オーステナイト
構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼線を熱処理す
る装置に関するものである。
「実際上強制通気されない」とは、管中のガスが不動で
あるか、または実際上鋼線とガス間の熱交換を変更しな
い程度の弱い通気作用を受ける事を意味し、この弱い通
気作用は例えば鋼線そのものの移動による。
また本発明は、前記の方法および/または装置を使用し
て炭素鋼線を熱処理する方法およびプラント全体に関す
るものである。
また本発明は、本発明による方法および/またはプラン
トによって得られた鋼線に関するものである。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
るが、下記の実施例は本発明を説明するためのものであ
って、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例コ 第1図と第2図は本発明の方法を実施するための本発明
による装置を示す。第1図はこの装置の軸線xx’に沿
ってとられた装置100の断面図、第2図はこの軸線に
対して直角に、第1図のII−II線に沿って取られた
断面図である。装置100は例えばセラミックス、耐火
性鋼、炭化タングステンの管2を含み、その中に矢印F
方向に軸線xx’に沿って炭素鋼線1が繰り出される。
鋼線1の駆動手段は公知の手段であって簡略化のため第
1図と第2図には図示されず、この手段は例えば処理後
に鋼線を巻取るためモータによって駆動されるローラと
する事ができる。
鋼線1と管2の内側面20との間のスペース3がガス4
によって充填される。このガスは鋼線1と内側面20と
に直接に接触している。ガス4は鋼線1の処理中にスペ
ース3の中に残存し、装置100はガスの強制通気手段
を有しない。すなわちガス4は強制通気される事なく、
矢印F方向の鋼線1の移動によってのみスペース3の中
を移動させられる。このガスは例えば水素、水素−窒素
混合物、水素−メタン混合物、水素−窒素−メタン混合
物、ヘリウム、ヘリウム−メタン混合物とする事ができ
る。
鋼線1は、管2の中への鋼線1の出入口に配置された例
えばセラミックスまたは炭化タングステンの2個の鋼線
案内部材5によって案内される。
この管2は、その外側面21に巻き付けられた電気抵抗
6によって外部から加熱される。また管2は、これを包
囲する断熱スリーブ7と、管2の両端に配置された2枚
のプレート8とによって外部から断熱されている。また
管2はこれが金属の場合、電気的に絶縁されている。プ
レート8とスリーブ7は例えばフリッテイングされた耐
火性繊維によって構成される。前記の管2、加熱抵抗6
、スリブ7およびプレート8は金属管9の中に配置され
、この金属管9はその周囲に巻き付けられた中空管10
によって冷却され、この中空管10の中を冷却液11、
例えば水を循環させる。
装置100はその両端において円形プレート12によっ
て閉鎖され、これらの円形プレート12は管9のフラン
ジ90に対して気密継手13によって固着される。気密
通路14を通して電気抵抗6に給電する事ができる。こ
の通路14を2本の電線15が通り、これらの電線15
はそれぞれ抵抗6の各端部に接続されている(この接続
は図面において簡略のため省略される)。この気密通路
14は一方の円形プレート12に対して気密継手16に
よって固着されている。
装置100は膨張遊隙17を有し、バネ18がこのプレ
ート19に作用して応力を分散させ、これにより管20
はその温度のいかんに関わらずスリーブ7の中央に保持
される。
第2図において、Dfは鋼線1の直径、Djiは管2の
内径(内側面20の直径)、Dteは管2の外径(外側
面21の直径)である。λは800℃で測定されたガス
の導電率であって、この導電率はワットm−’・゜K〜
1で表示される。
本発明によれば、Dti、 Dfおよびλは下記の式を
満たすように選定される。
1.05≦R≦7    (1) 0.6≦K≦8    (2) ここに、 R= Dti/ Df K =  [Log(Dti/Df)] XDf2/λ
DtiとDfはミリメートルで表示され、Logは自然
対数である。
本発明によれば、予想外に、鋼線1を変態温度AC3以
下の温度から、例えば常温から、変態温度へ03以上の
温度まで加熱して均一なオーステナイト構造が得られ、
しかもこれは鋼線直径Dfのミリメートルあたり4秒以
下の短時間で達成される。また他方、所望ならば、鋼線
表面に対して化学作用、例えば脱酸作用、炭化作用また
は脱炭作用を実施するためにガスの性質を選定する事が
できる。
従って本発明は下記の利点を有する。
構造簡単で、投資コストおよび運転コストが低い。ガス
の強制循環に必要な圧縮器とタービンを使用しなくてす
むからである。
一正確な再熱法則を得る事ができる。
再熱が急速であるから、製造テンポを高め、プラントの
長さを短縮する事ができる。
−直径Dfが大幅に変動する鋼線に急速再熱を実施する
事ができ、同一装置において変動比1〜5の直径Dfを
有する鋼線を処理する事ができる。
直径Dfが人であって4mm以上の鋼線の場合、前記の
比Rは1に近く、この場合には伝熱性の非常に高いガス
、例えば水素を使用する必要がある。
好ましくは、鋼線の直径Dfは少なくとも0.4mm、
最大6mmに等しい。
第3図と第4図は本発明による他の装置200を示し、
この装置は複数の鋼線1、例えば6本の鋼線を同時に処
理する事ができ、第3図はこの装置の軸線yy’に沿っ
た断面図であり、第4図は軸線yyに垂直な断面図であ
って、軸線yy’は第4図において「yコで表示されて
いる。
この装置200の構造は装置100の構造と類似である
が、その相違点は鋼管から成るケーシング9の中に、そ
の軸線yy’回りに6本の鋼管2が配置されている事で
ある。各銅管2の中に1本の鋼線1が挿通され、各鋼管
2の内部にガス4が充填されて前記の装置100と同様
にそれぞれ電気抵抗6によって加熱され、6本の鋼管の
周囲に断熱スリーブ7が配置されている。
以下において本発明を実施例について説明する。
実】(例」二:」ユ 前記の装置100を使用して炭素鋼1の4回の処理テス
トを実施した。鋼線1と装置100の特性を添付の表1
に示す。
(表 1) これらの実施例においてガス4の性質は下記の通りであ
る。
実施例1. 2. 3:分解アンモニア(水素75%、
窒素25%、これらの%は体積%とする)一実施例4:
水素78%、メタン2%(体積%)。
加熱時間Tcは、鋼線が管の入り口における常温(約2
0℃)から、管の出口における温度(980℃)まで加
熱される時間に対応し、出口温度は炭化物を溶融状態に
するのに十分な温度である。
炎施廻玉 この実施例においては、鋼線1の直径Dfと、ガス4の
性質を変更し、ガスを水素と窒素の混合物とし、従って
値λ、RとKとを変動させる。鋼線1と装置100の特
性は下記である。=S線1の鋼の炭素含有量:0.85
%:アルミナ管2、Dti= 2.5mm。
Dte=6mm;管2の外側面21は出力33kWの電
気抵抗6によって1100℃に加熱さ托る:鋼線1の繰
り出し速度: 2.35m/秒;管2の長さ6m:加熱
時間=2.55秒;鋼線1の温度:管2の入口において
=20℃、管2の出口において2980℃。
下記の表2はDf、ガス4の体積%、λ、R,Kおよび
鋼線1の生産率を示す。
この実施例に対応するすべてのテス1〜において、鋼線
の直径mm当りの加熱時間(Tc/Df)は1.46〜
3.1秒/mmの範囲内にある。
表2 前記の装置200と類似の、しかし10本の管2を有す
る多管式装置を使用する。この実施例の特性は下記であ
る。
鋼IQ 1 (7) 1jll ノ炭素含有ffi :
 0.70%Jll線Df : 1..75mm;アル
ミナの同等の管2、Dji=2.5mm、 DLc=6
mm;管の外側面21を10個の抵抗6(管2による抵
抗)によって1100℃に加熱し、各抵抗は27 kW
の単位出方を有する(全出力270Kw) ;ガス4:
分解アンモニア:鋼線の繰り出し速度: 2.02m/
秒;各管2の長さ6m;加熱時間2.97秒;鋼線1の
生産率=1360kg/時;各管2の入り口における温
度: 20℃、各管2の出口温度:980℃; λ=0
.328; R=1.43;に=3.33゜鋼線の直径
mm当り加熱時間(Tc/Df)は1.70秒/mmに
等しい。
爽厳孤ユ この実施例は実施例2と同様条件で実施され、同様の結
果を得たが分解アンモニアの代わりに、800℃で鋼線
の炭素と熱力学平衡を保持するガス4を使用し、このガ
ス4は下記の組成を有する(体積%):水素74%;窒
素24%;メタン2%。
爽厳孤1 実施例2と同様条件で実施されるが、分解アンモニアの
代わりに、先行操作において生しだ脱炭作用を補正する
ための炭化性ガスを使用する。このガス4の組成は下記
の通り(体積%):水素85%、メタン15%。他の条
件および結果は実施例2と同様であるが、下記の点が相
違する:加熱時間は2.97秒から2.75秒に変更、
この場合Tc/Df比は1.57秒/mm、鋼線の繰り
出し速度2.1.8m/秒。2μmのオーダの表面再炭
化厚さが得られる。鋼線1上には黒鉛の堆積は見られな
い。
本発明は処理出口において非常に正確な鋼線温度を得る
事ができ、この温度は実施例1〜8の場合指示された出
口温度から±1,5℃1上変動する事なく、これによっ
て鋼線の品質の安定性を保証する事ができる。
実施例9〜12は前記の装置100と同様の装置の中で
実施されたが、これらの実施例は本発明によるものでは
ない。鋼線1とその装置の特性を下記の添付の表3に示
す。これらの実施例においては、Tc/Df比が鋼線の
直径のmm当り4秒よりはるかに高く、また比率RとK
の値が前記の式(1)および(2)に対応せず、オース
テナイト化は前記のような利点をもって実施されない。
(表 3) こ抗らの実施例9〜12のガス4の組成は下記であった
実施例9 純粋N2 実施例10  N2=50% H2−50%実施例1.
1.  N2=65%、H□=35%実施例1.2  
N2=50%、l−12=50%(体積%) 本発明によるすべての実施例において、均一なオーステ
ナイト構造が得られた。
第5図は微細パーライト構造を得るために炭素鋼の鋼線
1を熱処理するプラント全体を示す。このプラント30
0は区域z1、z2、Z3.  Z4、z5を有し、鋼
線1はこれらの区域を出発ロール30から、処理鋼線を
巻取ロール31まで矢印Fの方向に通過し、巻取ロール
31はモータ310によって回転駆動されて、鋼線1を
矢印Fの方向に繰り出す事ができる。鋼線1は区域z1
〜z5を順次にこの順序で通過する。
区域Z1は均一オーステナイト構造を得るために鋼MA
1を加熱する段階に対応する。
区域Z2は準安定オーステナイトを得るように鋼線1を
500〜600℃まで冷却する段階に対応する。
区域z3は準安定オーステナイトをバーライ1〜に変態
させる段階に対応する。
区域Z4はパーライト化後に鋼線を例えば300℃の温
度まで冷却する段階に対応する。
区域z5は常温に近い温度、例えば20〜50℃まで鋼
線を最終的に冷却する段階に対応する。
第6図は区域Z2から75まで通過する際の鋼線の温度
の変化を時間関数として示す曲線φのグラフを含む。ま
たこの図は、鋼線1゜の鋼の準安定オーステナイトから
パーライトへの変態の開始に対応する曲線X1と、この
変態の終了に対応する曲線X2とを示す。この第6図に
おいて、横座標は時間Tに対応し、縦座標は温度Oに対
応し、時間の原点はAに対応する。
パーライト処理に先だって、均一オーステナイトを得る
ため、変態温度以」二の温度AC3に鋼線を加熱する。
この温度OAは例えば900〜1000℃の範囲内にあ
り、第6図の点Aに対応する。いわゆる「パーライトの
鼻」点は曲線x1の最小時間Tmに対応し、このパーラ
イトの鼻の温度はOpで示される。
つぎに鋼線1は変態温度AC1以下の温度に達するまで
冷却され、この冷却後の鋼線の状態は点Bに対応し、時
間Tb後にこの点Bにおいて得られた温度はθBで示さ
れる。第6図においてこの温度Obはパーライトの鼻の
温度opより高く示されているが、これは実際上もっと
も頻繁に見られる場合である。しかしこれは絶対的に必
要なものではない。
これらの点AとBとの間における@線の冷却中に鋼線温
度が変態点AC3以下に下降すると同時に、安定オース
テナイトから準安定オーステナイトへの変態が生じ、準
安定オーステナイトの粒界に「核」か出現する。曲線x
lとX2との間に含まれる区域はωて示される。パーラ
イト化は、鋼線をこの区域ωの左側の点Bの状態から区
域ωの右側の点Cの状態まで移行させるにある。#1線
のこの変態は曲線X1を8xにおいて切り曲線χ2をC
xにおいて切る線分BCによって示されているか、本発
明は点BとCの間の鋼線温度の変動が直線的でない場合
にも適用される。
核の形成は区域ωの左側にある線分BCの部分において
、すなわち線分BBxにおいて生じる。区域ωを横断す
る線分BCの部分、すなわち線分BxCxにおいては、
準安定オーステナイトからパーライトへの変態、すなわ
ちパーライト化が生じる。パーライト化時間は鋼ごとに
相違し、また線分CxCにおける処理の目的は、パーラ
イト化が完了していない場合に鋼線を過早に冷却する事
を防止するにある。
実際に、残留準安定オーステナイトが急速に冷却された
場合、ベイナイト化され、これは熱処理後の線引効率に
とっても、最終製品の使用価値についても、機械特性に
ついても好ましくない構造である。
点AとBの間の急速冷却に続いて、準安定オーステナイ
ト区域での、すなわち点BとBxとの間の等温保持によ
って、核数な増太しそのサイズを縮小する事ができる。
これらの核はその後に準安定オーステナイトからパーラ
イトへの変態の出発点となり、これらの核が多数で小さ
いほど、鋼線の使用価値が高くなる事は公知である。
パーライト化処理後に、鋼線を例えば常温まで冷却する
。この冷却は好ましくは急冷とし、例えば線分CDによ
って示され、温度りはeDで示される。
プラント300において、区域Z1は鋼線を点A状態に
もたらすための加熱段階に対応し、区域Z2は曲線φの
部分ABに対応し区域z3は曲線φの部分BCに対応し
、区域Z4とZ5は曲線φの部分CDの冷却段階に対応
する。
区域z1は例えば前記の本発明による装置100によっ
て実施する事ができる。
区域Z2は例えばフランス特願第88100904号に
よって実施する事ができる。この区域Z2に対応する装
置32を第7図と第8図に図示する。
この装置32は、内径D’tiと外径D’t、eの管状
のケーシング33を含む熱交換器であって、このケーシ
ングの中を矢印方向Fに直径Dfの処理される鋼線が繰
り出される。
第7図は鋼線1の軸線、すなわち装置32の軸線xx’
に沿って取られた断面図であり、第8図はこの軸線に対
して直角に取られた断面図であって、第8図は第7図の
VIII −VIII線に沿って取られ、第8図におい
てこの軸線xx’はrxJで表示されている。鋼線1と
管33との間のスペース34はガス35で満たされ、こ
のガスは鋼線1と管33の内側面330に直接に接触す
る。ガス35は鋼線1の処理中、スペース34の中に留
まり、装置32はガス35の強制循環手段を有せず、す
なわちガス35は実際上強制循環なしで矢印F方向の鋼
線1の移動のみによってスペース34の中を移動させら
れる。鋼線1の加熱処理に際して、鋼線1からガス35
に伝熱が生じる。
λ’は600℃で測定されたガス35の導電率である。
この導電率はW−+1−1・゜K−1で示される。鋼線
1は、例えばセラミックスまたは炭化タングステンから
成る2個の案内部材36によって案内され、これらの案
内部材36の一方は管33の鋼線入口に、他方は鋼線出
口に配置される。管33は、これを包囲する環状スリー
ブ38の中を循環する伝熱性流体、例えば水によって外
部から冷却される。このスリーブ38は長さL’mと、
内径D’miと、外径D’meとを有する。
スリーブ38はマニホルド39から水を供給され、水は
スリーブからマニホルド40を通して出る。従って管3
3に沿った水37の流れは矢印Fと逆方向になる。水3
7を収容する区域41(スリーブ38の内部スペース)
とガス35を収容するスペース34との間の密封は、例
えばエラストマーから成る継手42によって得られる。
水37と接触した管33の長さは第7図においてL’t
で表示される。
熱交換器32は単独で区域Z、2に対応する装置を成す
事ができる。しかしまたスリーブ38の末端のフランジ
43によって複数の熱交換器32を軸線xx’に沿って
組立てる事ができ、この場合に軸線xx’に沿って直列
に配置された複数の熱交換器32を鋼線1が通過する。
管33、鋼線1およびガス35の特性は、パーライト化
に先立つ曲線φの部分ABに対応する冷却時に下記の式
が満たされるように選定される。
1.05≦R’≦15    (3) 5 ≦K’≦10    (4) ここに、 R’ =D’ti/Df K’  =  [Log(D’ti/Df)]  ×D
f2/λ’D’tiとDfはmmで表示され、λ’は6
00℃で測定されたガスの導電率であってw −m−”
・゜K−1で表示され、Logは自然対数である。
ガス35は例えば水素、窒素、ヘリウム、水素窒素混合
物、水素−メタン混合物、窒素−メタン混合物、ヘリウ
ム−メタン混合物、水素−窒素−メタン混合物とする事
ができる。
大きな直径を有する鋼線1の場合、管の内径D′tiと
鋼線の直径Dfとの比λ’は1に近くなるので、非常に
導電性のガス、例えば水素を使用する必要がある。
プラント300の区域Z3が例えば前記のように直列に
配置された複数の熱交換器32を使用して実現する事が
できる。
もつともよい条件でオーステナイトからパーライトへの
変換を実施するためには、第1図において線分BCで示
された変態段階が、できるだけ変動の少ない温度で、例
えば曲線A8の冷却後に得られた温度θBから±10℃
以上変動しない温度で実施される事が好ましい。このよ
うな温度変動の制限は、線分BxCxに対応するパーラ
イト化時間以上の時間実施される。望ましくは、鋼線1
の温度は線分BCにおいて温度OBから±5℃以上変動
しないようにする。第6図は線分BCの段階中に温度が
一定でOBに等しい理想的な場合を示し、従って線分B
Cは横座標軸に平行な線分である。
0区域で生じるオーステナイトからパーライトへの変態
は、約100,0OOJ、Kg−1の多量の熱を発生し
、この区域において変態速度が時間関数として変動し、
この速度は点BxとCxの近くで低く、線分BxCxの
中央付近で最大となる。このような条件において、変態
温度を実質的に一定に保持しようとするならば、熱交換
の調整を実施する必要がある。すなわち鋼線1の単位長
さあたりの熱交換出力を変態区域に沿って変動させ、パ
ーライト化速度が最大の箇所でガス35による冷却率を
最大とする。これはパーライト化に際しての鋼線1の過
度の温度上昇による再熱現象を避けるためである。
このような熱交換調整は前記のフランス特訓第8810
0904号に記載のように鋼線の通る管33の内径D’
tiまたは対応の管33の長さ1.′Lを変動させる事
によって実施される。
区域Z3?こおいて、もっとも高い冷却出力を有する熱
交換器32がパーライト化速度のもっとも大きき区域に
対応する。このような条件において、管33の内径D’
tiを変動させて調整を実施する場合、この内径は区域
z3の入口がら、パーライト化速度の最大となる熱交換
器32まで減少し、つぎにこの内径は区域Z3の出口に
向がって矢印F方向に増大する。
管33の長さL’シを変動させて調整を実施する場合、
この長さは区域Z3の入口から、パーライト化速度の最
大となる熱交換器32まで増太し、つぎにこの内径は区
域Z3の出口に向がって矢印F方向に減少する。
いずれの場合にも、矢印F方向において、冷却力は区域
Z3の入口から、パーライト化速度が最大となる熱交換
器32まで増大し、つぎに区域Z3の出口に向かって減
少する。
パーライト化速度が最大の熱交換器32において、下記
の式を満足させる事が好ましい。
1.05≦R’≦8  (5) 3 ≦K’≦8  (6) R′ とK’は前記と同様の意味を有する。
区域Z4は例えば前記の式(3)と(4)とを満たす1
つの熱交換器32によって構成される。
つぎに鋼線1は区域Z5に入り、この区域において鋼線
1は水中に浸漬する事によって常温に近い温度、例えば
20〜50℃になされる。
プラント300の中で処理された鋼線1は、公知の鉛パ
テンチングによって得られたものと同一の構造、すなわ
ち微細パーライト構造を含む。この構造はフェライト層
によって分離さ九たセメンタイト層を含む。−例として
、第9図はこのような微細パーライト構造の一部50の
断面を示す。この部分50は、フェライト層52によっ
て分離された実質的に相互に平行な2枚のセメンタイト
層51から成る。セメンタイト層51の厚さは「1」、
フェライト層52の厚さは「e」で示される。パーライ
ト構造は微細であって、平均値j−十eは1000人に
等しく、標準偏差250人である。
このような鋼線は例えばプラスチック材料またはゴム材
料の製品、特にタイヤ外皮の補強に使用される。
また装置300は下記の効果の少なくとも]、っを生じ
る事ができる。
熱処理後に、線引後に、鋼線は少なくとも1300MP
aに等しい引っ張り破断抵抗を示す。
鋼線は少なくとも4oの断面比を有するように線引され
る。
鋼線は線引後に少なくとも3000MPaに等しく弓つ
張り破断抵抗を示す。
断面比は定義上、下記の式に対応する。
プラント300は下記の利点を有する。
構造簡単、投資コストと作動コストが低い。
すなわち、 ・金属または溶融塩の使用が避けられる、・ガスの強制
循環に必要な圧縮器またはタービンを必要としない。
一正確な冷却法則が得られ、再熱現象が避けられる。
同一プラントにおいて、広範囲の直径Dfの鋼線のパー
ライト処理を実施する事ができる。
−金属または溶融塩を使用しないので衛生上の問題がな
く、#1線の浄化処理が不必要である。
これらの利点は、曲線φの部分へB(第6図)に対応す
る冷却処理時に前記の式(3)と(4)が満足された場
合にのみ達成される。強制通気されないガスを含む管を
使用する場合、管を伝熱性流体によって包囲しても曲線
φのΔB部分に対応するパーライト化前の冷却段階にお
いて式(3,4)が満たされなければ、正確なパーライ
ト化を実施する事は不可能である。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その
主旨の範囲内において任意に変更実施できる。
式し−L 表−旦
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の軸線に沿った断面図、第2
図は第1図のII−II線に沿った軸線に対して垂直の
断面図、第3図は本発明による他の装置の軸線に沿った
断面図、第4図は第3図のIV−TV線に沿ってとられ
た軸線に対して垂直な断面図、第5図は本発明による装
置を含む鋼線熱処理プラント全体の概略図、第6図は第
5図のプラント中において処理される鋼線の時間に対す
る温度変化を示す曲線、第7図は第5図のプラントにお
いて使用される装置の軸線に沿った断面図、第8図は第
7図のVIII−VIII線に沿った軸線に垂直な断面
図、また第9図は第5図に図示のプラントにおいて処理
された鋼線の微細パーライト構造の一部の断面図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)実際上強制通気されないガスを含む少なくとも
    1本の管の中に鋼線を通過させながら加熱し、ガスが鋼
    線に直接に接触し、鋼線の加熱時間は鋼線の直径mmあ
    たり4秒以下とする段階と、b)管と、鋼線と、ガスの
    特性は下記の式が満たされるように選定され、 1.05≦R≦7(1) 0.6≦K≦8(2) ここに、 R=Dti/Df K=[Log(Dti/Df)]×Df^2/λまたこ
    こに、 Dtiはmmで表示された管の内径、Dfはmmで表示
    された鋼線の直径、λは800℃で測定されW・m^−
    ^1・K^−^1で表示されたガスの導電率、またLo
    gは自然対数とする段階とを含む事を特徴とする均一オ
    ーステナイト構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼
    線を熱処理する方法。 2、管は外部から電気抵抗によって加熱される事を特徴
    とする請求項1に記載の方法。 3、ガスは鋼線の鋼の炭素と熱力学平衡する事を特徴と
    する請求項1または2のいずれかに記載の方法。 4、ガスは鋼線の鋼の表面再炭化を生じる事を特徴とす
    る請求項1または2のいずれかに記載の方法。 5、ガスは鋼線の表面に対して脱酸作用を生じる事を特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。 6、つぎに鋼線に対してパーライト化処理を実施する段
    階を含む事を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の方法。 7、c)変態温度AC3より高い温度から変態温度AC
    3より低い温度まで鋼線を冷却する段階と、d)つぎに
    変態温度AC1以下の温度でパーライト化処理を実施す
    る段階と、 e)前記冷却−パーライト化処理は、実際上強制通気さ
    れないガスを収容する少なくとも1本の管の中に鋼線を
    通過させ、前記管を伝熱性流体によつて包囲し、鋼線か
    らガスと管を経由して伝熱性流体への伝熱が生じる事に
    よって実施される段階と、 f)少なくともパーライト化に先行する冷却時に、管と
    鋼線とガスの特性が下記の式を満たすように選定され、 1.05≦R’≦15(3) 5≦K’≦10(4) ここに、 R’=D’ti/Df K’=[Log(D’ti/Df)]×Df^2/λ’
    D’tiはmmで表示された管の内径、Dfはmmで表
    示された鋼線の直径、λ’は600℃で測定されたガス
    の導電率であってW−m^−^1・゜K^−^1で表示
    され、Logは自然対数とする段階とを含む事を特徴と
    する請求項6に記載の方法。 8、鋼線を変態温度AC3以上の温度から変態温度AC
    1以下の所定温度まで冷却した後に、熱交換を調整しな
    がらパーライト化時間以上の時間、鋼線を前記所定温度
    から±10℃以上相違しない温度に保持し、パーライト
    化速度のもつとも急速な単数または複数の区域または管
    において下記の式が満たされ、 1.05≦R’≦8(5) 3≦K’≦8(6) ここにR’とK’は前記と同様の意味を有する事を特徴
    とする請求項7に記載の方法。 9、前記鋼線を前記所定温度から±5℃以上相違しない
    温度に鋼線を保持する事を特徴とする請求項8に記載の
    方法。 10、熱交換調整は単数または複数の管の内径を変動さ
    せる事によって実施される事を特徴とする請求項8また
    は9のいずれかに記載の方法。 11、熱交換調整は長さの相違する複数の管を使用する
    事によって実施される事を特徴とする請求項8乃至10
    のいずれかに記載の方法。 12、つぎに鋼線を冷却する事を特徴とする請求項6乃
    至11のいずれかに記載の方法。 13、a)少なくとも1本の管とこの管の中に鋼線を通
    過させる手段とを含み、前記管は前記鋼線と直接に接触
    し実際上強制通気されないガスを収容し、ガス加熱手段
    を含み、前記管の中に鋼線を通過させる手段は鋼線とガ
    スとの接触時間が鋼線直径mmあたり4秒以下となるよ
    うに鋼線を通過させ、b)管と、鋼線と、ガスの特性は
    下記の式が満たされるように選定され、 1.05≦R≦7(1) 0.6≦K≦8(2) ここに、 R=Dti/Df K=[Log(Dti/Df)]×Df^2/λまたこ
    こに、 Dtiはmmで表示された管の内径、Dfはmmで表示
    された鋼線の直径、λは800℃で測定され W・m^−^1・゜K^−^1で表示されたガスの導電
    率、またLogは自然対数とする事を特徴とする均一オ
    ーステナイト構造を得るように少なくとも1本の炭素鋼
    線を熱処理する装置。 14、管を加熱するために管外部に配置された電気抵抗
    を含む事を特徴とする請求項13に記載の装置。 15、ガスは鋼線の鋼の炭素と熱力学平衡する事を特徴
    とする請求項13または14のいずれかに記載の装置。 16、ガスは鋼線の鋼の表面再炭化を生じる事を特徴と
    する請求項13または14のいずれかに記載の装置。 17、ガスは鋼線の表面に対して脱酸作用を生じうる事
    を特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の装
    置。 18、複数の管を内部に配置したケーシングを有する事
    を特徴とする請求項13乃至17のいずれかに記載の装
    置。 19、鋼線の直径は0.4乃至6mmの範囲内にある事
    を特徴とする請求項13乃至18のいずれかに記載の装
    置。 20、変動比1乃至5の直径Dfの鋼線を処理できる事
    を特徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載の装
    置。 21、請求項13乃至20のいずれかに記載の少なくと
    も1つの装置を含む少なくとも1本の炭素鋼線の熱処理
    を実施するプラント。 22、オーステナイト化装置の後に、鋼線を冷却し微細
    パーライト化構造を得る手段を有し、これらの手段は、 c)実際上強制通気されないガスを収容する少なくとも
    1本の管を含み、前記管を伝熱性流体によって包囲され
    て、鋼線からガスと管を経由して伝熱性流体への伝熱が
    生じ、 d)少なくともパーライト化に先行する冷却時に、管と
    鋼線とガスの特性が下記の式を満たすように選定され、 1.05≦R’≦15(3) 5≦K’≦10(4) ここに、 R’=D’ti/Df K’=[Log(D’ti/Df)]×Df^2/λ’
    D’tiはmmで表示された管の内径、Dfはmmで表
    示された鋼線の直径、λ’は600℃で測定されたガス
    の導電率であってW・m^−^1・゜K^−^1で表示
    され、Logは自然対数とする事を特徴とする請求項2
    1に記載の熱処理プラント。 23、鋼線を変態温度AC3以上の温度から変態温度A
    C1以下の所定温度まで冷却した後に、単数または複数
    の管が熱交換を調整しながらパーライト化時間以上の時
    間、鋼線を前記所定温度から±10℃以上相違しない温
    度に保持し、パーライト化速度のもつとも急速な単数ま
    たは複数の区域または管において下記の式が満たされ、 1.05≦R’≦8(5) 3≦K’≦8(6) ここにR’とK’は前記と同様の意味を有する事を特徴
    とする請求項22に記載のプラント。 24、前記単数または複数の管は、鋼線温度が前記所定
    温度から±5℃以上相違しないように構成される事を特
    徴とする請求項23に記載のプラント。 25、パーライト化手段において、単一の管または複数
    の管の少なくとも1つの内径が変動する事を特徴とする
    請求項23または24のいずれかに記載のプラント。 26、パーライト化手段の中において長さの相違する複
    数の管を有する事を特徴とする請求項23乃至25のい
    ずれかに記載のプラント。 27、パーライト化後に鋼線を冷却する手段を有する事
    を特徴とする請求項21乃至26のいずれかに記載のプ
    ラント。 28、請求項1乃至12のいずれかに記載の方法によっ
    て得られた鋼線。 29、請求項13乃至20のいずれかに記載の装置また
    は請求項21乃至27のいずれかに記載のプラントによ
    つて得られた鋼線。
JP1159393A 1988-06-21 1989-06-21 均一オーステナイト構造を得る方法 Expired - Lifetime JP2885831B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8808425A FR2632973B1 (fr) 1988-06-21 1988-06-21 Procedes et dispositifs pour obtenir une structure d'austenite homogene
FR8808425 1988-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0243325A true JPH0243325A (ja) 1990-02-13
JP2885831B2 JP2885831B2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=9367617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1159393A Expired - Lifetime JP2885831B2 (ja) 1988-06-21 1989-06-21 均一オーステナイト構造を得る方法

Country Status (15)

Country Link
US (1) US5032191A (ja)
EP (1) EP0347699B1 (ja)
JP (1) JP2885831B2 (ja)
KR (1) KR0128253B1 (ja)
CN (1) CN1018931B (ja)
AT (1) ATE97698T1 (ja)
AU (1) AU627463B2 (ja)
BR (1) BR8903004A (ja)
CA (1) CA1333250C (ja)
DE (1) DE68910887T2 (ja)
ES (1) ES2046373T3 (ja)
FR (1) FR2632973B1 (ja)
IE (1) IE65167B1 (ja)
OA (1) OA09079A (ja)
ZA (1) ZA894706B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8803700U1 (de) * 1988-03-18 1989-07-13 Vereinigte Aluminium-Werke AG, 1000 Berlin und 5300 Bonn Rohrreaktor, insbesondere für den Hochtemperaturaufschluß böhmit- und diasporhaltiger Bauxite
FR2650296B1 (fr) * 1989-07-26 1991-10-11 Michelin & Cie Procede et dispositif pour traiter thermiquement au moins un fil metallique avec des plaques de transfert thermique
US6198083B1 (en) * 2000-04-12 2001-03-06 American Spring Wire Corp. Method and apparatus for heat treating wires

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132160U (ja) * 1979-03-13 1980-09-18

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR604885A (fr) * 1924-11-01 1926-05-15 Siemens Schuckertwerke Gmbh Four électrique à recuire à blanc pour la recuisson à blanc en continu
DE586977C (de) * 1930-05-01 1933-10-28 Aeg Wasserstoffofen zum Blankgluehen von Metallen
US2218177A (en) * 1939-02-28 1940-10-15 Rca Corp Wire treating furnace
DE2111631A1 (de) * 1970-03-13 1972-03-30 Pirelli Vorrichtung zum Haerten von Stahldraht
US3900347A (en) * 1974-08-27 1975-08-19 Armco Steel Corp Cold-drawn, straightened and stress relieved steel wire for prestressed concrete and method for production thereof
WO1987003159A1 (en) * 1985-11-12 1987-05-21 Mg Industries, Inc. Method and apparatus for cooling induction heated material
GB2174485A (en) * 1985-04-23 1986-11-05 Jeffery Boardman Annealing furnaces
GB8600533D0 (en) * 1986-01-10 1986-02-19 Bekaert Sa Nv Manufacturing pearlitic steel wire
FR2607519B1 (fr) * 1986-11-27 1989-02-17 Michelin & Cie Procede et dispositif pour traiter thermiquement un fil d'acier
FR2626290B1 (fr) * 1988-01-25 1990-06-01 Michelin & Cie Procedes et dispositifs permettant de traiter thermiquement des fils d'acier au carbone de facon a obtenir une structure perlitique fine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132160U (ja) * 1979-03-13 1980-09-18

Also Published As

Publication number Publication date
AU627463B2 (en) 1992-08-27
EP0347699B1 (fr) 1993-11-24
CA1333250C (fr) 1994-11-29
KR900000486A (ko) 1990-01-30
ES2046373T3 (es) 1994-02-01
IE892007L (en) 1989-12-21
DE68910887T2 (de) 1994-03-17
FR2632973A1 (fr) 1989-12-22
KR0128253B1 (ko) 1998-04-16
ATE97698T1 (de) 1993-12-15
CN1039062A (zh) 1990-01-24
IE65167B1 (en) 1995-10-04
CN1018931B (zh) 1992-11-04
OA09079A (fr) 1991-10-31
BR8903004A (pt) 1990-02-06
ZA894706B (en) 1990-02-28
FR2632973B1 (fr) 1993-01-15
DE68910887D1 (de) 1994-01-05
US5032191A (en) 1991-07-16
AU3662289A (en) 1990-01-04
EP0347699A1 (fr) 1989-12-27
JP2885831B2 (ja) 1999-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2812696B2 (ja) 炭素鋼線を微細パーライト構造を得るように熱処理する方法
US7161124B2 (en) Thermal and high magnetic field treatment of materials and associated apparatus
US8075836B2 (en) Steel-sheet continuous annealing equipment and method for operating steel-sheet continuous annealing equipment
US4355003A (en) Two pass endothermic generator
US4872926A (en) Process for heat treating metals or metal alloys in a thermal plasma
US4830684A (en) Process for heat treating a carbon steel wire
JPH0243325A (ja) 均一オーステナイト構造を得る方法
CN115522044B (zh) 一种殷钢线热处理设备和方法
US5433420A (en) Device for the heat treatment of at least one metal wire with heat-transfer plates
JPS581019A (ja) 金属ストリップコイルの熱処理方法およびその装置
US2594876A (en) Apparatus for carburizing steel
US20080011394A1 (en) Thermodynamic metal treating apparatus and method
US5251881A (en) Methods and devices for the thermal treatment of metal wires upon passing them over capstans
US5089059A (en) Method and device for the heat treatment of metal straps
RU2056462C1 (ru) Способ термообработки металлического провода, по меньшей мере одного, устройство и установка для его осуществления
SU742474A1 (ru) Способ термической обработки сварных труб
US4147569A (en) Method of heating of at least two elongated tubular metallic objects
KR910001607B1 (ko) 딥드로잉용 극저탄소강의 연속소둔방법 및 장치
JPH05105966A (ja) 極細鋼線の雰囲気パテンテイング方法
JPS5830938B2 (ja) 高加工度冷間引抜き用高炭素鋼線材の連続熱処理方法
JPH06220535A (ja) 冷間加工性の優れたコイル状鋼管の製造方法
JPS63310920A (ja) 高靭性9%Ni鋼管の製造方法
JPH05247532A (ja) 冷間加工性の優れたコイル状鋼管の製造方法
JPS61261436A (ja) 加工性に優れた高強度高延性線材の製造方法
JPH01198423A (ja) 多段低周波移動式加熱焼入装置及びその使用方法