JPH0242047B2 - - Google Patents

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JPH0242047B2
JPH0242047B2 JP58111484A JP11148483A JPH0242047B2 JP H0242047 B2 JPH0242047 B2 JP H0242047B2 JP 58111484 A JP58111484 A JP 58111484A JP 11148483 A JP11148483 A JP 11148483A JP H0242047 B2 JPH0242047 B2 JP H0242047B2
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JP
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mold
coating film
paint
release agent
molded product
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JP58111484A
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JPS602319A (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は塗装膜を有する発泡体成形物の製造法
に係り、詳しくはモールド内面に内部離型剤を含
有せしめた塗料を塗布することによつて塗膜を形
成し、この上に発泡体組成物を注入し硬化させる
ことによつて塗装膜を有する発泡体成形物を製造
する方法に関する。 従来、モールド内面に離型剤を予め塗布し、そ
の後塗料を塗布して塗膜を形成せしめ、続いてウ
レタンフオーム原液を注入硬化させて塗膜一体成
形物を製造する方法(英国特許第1108426号参照)
が行われているが、この方法においては離型剤を
ハケ塗り、スプレー等によつてモールド内面に施
し、この上に塗料を塗布するためのモールド表面
の平滑性が離型剤の膜によつて阻害され、光沢度
(60゜鏡面反射率85以上)の高い塗面を有する塗膜
一体成形物を得る事が困難であつた。また、ある
程度の光沢(70〜80゜)を得る場合でも一度塗布
された離型剤膜を布等で拭き取り型表面の平滑性
を得てから塗料を塗布することが必要であり、拭
きムラが発生し易く、また多大の工数を要してい
た。 かかる離型剤を毎回塗布、拭き取りする方法の
改良としモールド表面にテフロン加工を施して離
型性を持たせる方法も提案されているが、この方
法も高光沢を得る事は困難でかつテフロン加工面
が傷付き易く、耐久性に欠ける問題があつた。 本発明はこれらの諸問題を改善し、容易に高光
沢を有し、かつ、モールド内面に離型剤を塗布せ
ずに工程を簡略化した塗装膜を有する発泡体成形
物の製造法を提供するものであり、その特徴はモ
ールド内面に(RO)3P(O)、(RO)2P(O)OHも
しくは(RO)P(O)(OH)2(ただし、Rは
CnH2o+1、CnH2oを示し、n=1〜13である)で
示される燐酸エステルからなる内部離型剤を塗膜
形成分に対し0.1〜3.0重量%添加してなる塗料を
塗布して塗装膜を形成せしめ、次いで発泡組成物
を注入硬化せしめることにより塗膜と発泡体部を
一体に成形した塗装膜を有する発泡成形物の製造
法にある。 次に本発明の製造法について添付図面に従つて
説明する。第1図は本発明を実施した塗膜層を有
する発泡体成形物の1例である自動車用バンパー
のウレタン樹脂製外装品の断面図であり、該発泡
体成形物1はその表面に約0.01〜0.2mmの塗装膜
2を有している。 しかして、かかる塗装膜を有する発泡体成形物
の製造方法は第2図および第3図に示されている
ように、まず下モールド3の内面を洗浄した後、
離型剤を配合した塗料をスプレーあるいはハケに
より均一に塗装し、モールド温度を35〜90℃に設
定して約0.01〜0.2mmの塗装膜2を形成する。塗
装膜2が乾燥すると、下モールド3に上モールド
4を設置して、上下モールド3,4間に形成され
た空間内に発泡体組成物を注入し硬化せしめて発
泡体部5を形成し、次いでこれを取外して塗装膜
を有する発泡体成形物を得る。塗料に配合してい
た離型剤は塗料から分離してモールド表面に折出
するために上記発泡体成形物1は下モールド3か
ら容易に脱型出来ると共に、高光沢の表面をも
つ、塗装膜を有する発泡体成形物1が得られる。 本発明において用いる塗料は溶液型塗料であ
り、例えばポリウレタン塗料はイソシアネート基
とヒドロキシ基との反応によつて形成されるウレ
タン結合をもつた塗料で、使用直前にイソシアネ
ート成分とポリオール成を混合する2液型でも、
反応完結したウレタン樹脂を溶剤に溶かした1液
型でもよく一体成形物の要求品質により使い分け
る事が出来る。他の塗料としてはエポキシ、アク
リル、メラミン等の樹脂に、酸化チタン、カーボ
ン等の無機物あるいはシアニンブルー、シンカシ
ヤレツト等の有機物に必要に応じてアミル粉を混
入した一般塗料に使用される顔料等を酢酸ブチ
ル、トルエン等の溶剤に分散させたものである。 これに混入される内部離型剤としては一般式
(RO)3P(O)、(RO)2P(O)(OH)、(RO)P
(O)(OH)2で示される燐酸エステルであつてR
としてはCnH2o+1で示される直鎖状のもの、もし
くはCnH2n等の分枝のあるものでよく、nは1
〜13である。この内部離型剤は加温時に塗料から
遊離して型面に折出しやすい実験結果が得られて
いる。その添加量は0.1〜3.0重量%、好ましくは
0.2〜0.7重量%であり、塗料中に配合された内部
離型剤は35℃以上好ましくは60℃以上において塗
料から遊離してモールド面に折出し、これにより
予めモールド面に離型剤を塗布する必要がない。 また、内部離型剤の添加量が3.0以上になると
塗膜とウレタン成形物関の界面剥離が発生し、
0.1以下だと離型製が不十分であり一体成形物が
離型し難い。 また、本発明方法において使用する発泡体組成
物は、通常のポリウレタン発泡体組成物の使用が
可能で、例えばNCO基を2個以上有する有機イ
ソシアネート類に活性水素を2個以上有するポリ
オール類、発泡剤(例えば、フロンガス、ハロゲ
ン化炭化水素、水)可塑剤、気泡調整剤等を組合
けたウレタン化反応をしうる組成物であり、半硬
質ポリウレタンフオームあるいはインテグラルス
キンポリウレタンフオームとなる。 また、本発明において使用するモールドは機械
加工出来るS50C、55Cと表わされる様な高硬度金
属を素材としたもので#1000以上の高度の鏡面仕
上げしたもの又はこの上にNi、Cr等をメツキ処
理したものが好ましく、このようなモールドを使
用すれば高光沢の表面をもつ一体成形物を得られ
るのみならず、モールドと成形物との離型硬化を
促進するものとなる。 本発明方法を使用すれば、自動車用バンパーの
外皮以外に表面に塗装膜を有する成形品、例えば
エアースポイラー、オーバーフエンダー、カウリ
ング等の自動車関連部品の製造に適用することが
できる。 次に本発明方法の具体的な実施例をあげ、更に
詳しく、本発明を説明する。 実施例 1
【表】 前記A液100重量部に対して、使用直前にB液
15重量部、燐酸エステル(商品名ゼレツクUN
(デユポン社))0.5重量部添加し撹拌混合したも
のを塗料とし、これを鏡面仕上した表面温度70℃
の下モールドにスプレーして約25μの塗装膜を作
成した後、上モールドを設置して下記成分を有す
るポリオール系、ポリイソシアネート系の2成分
を同時に注入し硬化させた後、塗装膜を有する成
形物を得た。 ◎ ポリオール係 SBU 0263(注1) ……100重量部 SBU 0385(注2) ……6 モノエチレングリコール ……15 ダブコ 33LV ……2.5 ジブチル錫ジラウレート ……0.10 ◎ ポリイソシアネート係 SBU 0632(注3) ……97.8 (注1) ポリプロピレンエーテルグリコール
OH基価 23 住友バイエルウレタン社製 (注2) 架橋剤 OH基価 1100 住友バイエルウレタン社製 (注3) カルボジイミド変性MDI NCO含量29.0%住友バイエルウレタン社製 得られた成形物はモールドから容易に脱型で
き、その表面はソリツド色で60゜鏡面光沢度90〜
93゜、シルバーメタリツク色で60゜鏡面光沢度85〜
90゜であり、モールド内面の光沢度をよく再現し
ていた。 以上の態様にて、塗装膜を有する発泡体成形物
を製造すると、予めモールド内面に離型剤を塗布
する必要がないため、短時間に成形することがで
き、優れた光沢度をもつ成形物が得られ、更に塗
料中の離型剤の添加量が0.1〜3.0重量部であるた
めに、塗装膜の表面に析出する離型剤の量が適量
となり、塗膜と発泡成形体間の接着も良好でモー
ルドとの離型効果も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は塗装膜を有する発泡成形物の断面図、
第2図及び第3図は本発明に係る製造工程の実態
を示す縦断面図である。 1……塗装膜を有する発泡体成形物、2……塗
装膜、3……モールド、4……上モールド、5…
…発泡体部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モールド内面に(R0)3P(0),(RO)2P(O)
    OHもしくは(RO)P(O)(OH)2(ただし、R
    はCnH2o+1,CnH2oを示し、n=1〜13である)
    で示される燐酸エステルからなる内部離型剤を
    0.1〜3.0重量%添加してなる塗料を付着せしめて
    塗装膜を形成せしめ、次いで発泡組成物を注入硬
    化せしめることにより塗装膜と発泡体部を一体に
    成形したことを特徴とする塗装膜を有する発泡体
    成形物の製造方法。
JP58111484A 1983-06-20 1983-06-20 塗装膜を有する発泡体成形物の製造法 Granted JPS602319A (ja)

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JP58111484A JPS602319A (ja) 1983-06-20 1983-06-20 塗装膜を有する発泡体成形物の製造法

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JP58111484A JPS602319A (ja) 1983-06-20 1983-06-20 塗装膜を有する発泡体成形物の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS602319A JPS602319A (ja) 1985-01-08
JPH0242047B2 true JPH0242047B2 (ja) 1990-09-20

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ID=14562425

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JP58111484A Granted JPS602319A (ja) 1983-06-20 1983-06-20 塗装膜を有する発泡体成形物の製造法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6360714A (ja) * 1986-09-02 1988-03-16 Achilles Corp 多色塗装面を有するモ−ルド製品の製造方法
JPH01164301A (ja) * 1987-12-09 1989-06-28 Asahi Corp ポリウレタン発泡靴底の製造法

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JPS602319A (ja) 1985-01-08

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