JPH0240777A - 画像輸郭データ作成方法及びその作成過程の表示方法 - Google Patents

画像輸郭データ作成方法及びその作成過程の表示方法

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JPH0240777A
JPH0240777A JP63191428A JP19142888A JPH0240777A JP H0240777 A JPH0240777 A JP H0240777A JP 63191428 A JP63191428 A JP 63191428A JP 19142888 A JP19142888 A JP 19142888A JP H0240777 A JPH0240777 A JP H0240777A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、写真画像などの被処理原画における所望の画
像領域(特定画像領域)に対する抜きマスク(トリミン
グマスクとも称される)を作成する際に用いる画像輪郭
データの作成方法に関する。
〈従来の技術〉 一般に、商品カタログ等を印刷する場合、印刷原画とし
ての商品写真は通常必要な商品画像部の周囲に背景が撮
影されているが、印刷物としてはその背景部を消去して
商品部分のみを表示することが多い。抜きマスクは、こ
のような場合に用いられるもので、電子的な画像処理で
は、例えば次のようにして作成される。
まず必要な画像領域の輪郭線のベクトルデータまたは2
値データを作成し、次に輪郭線の内部領域(この領域の
データを以下、画データと記す)または外部領域(この
領域のデータを以下、非画データと記す)のいずれか一
方を″H″H″ルにし、他方を“L”レベルにした抜き
マスクパターンデータを作成し、抜きマスクパターンデ
ータに基づいて被処理原画のうちの所望画像領域のみを
抽出して複製画像を得る。
この抜きマスクパターンデータ作成の基になる輪郭デー
タを作成する方法の一つに、特定画像の輪郭線の画像側
(以下、単に内側とも記す)の濃度レベルと不要画像側
(以下、単に背景側または外側とも記す)の濃度レベル
との差を利用するものがある(特公昭63−5745号
公報(発明の名称「抜きマスク版の作成方法」)参照)
その方法は、CRTモニタに表示された原画像のうちの
抽出すべき特定画像の輪郭線を含む小領域を円形や矩形
等の部分画像区画枠(以下、ノズルと記す)で輪郭線に
沿って順次に指定し、個々の指定位置ごとにノズル内の
各画素の濃度レベルと適宜設定される基準濃度レベルと
を比較し、例えば、画素濃度レベルが基準濃度レベル以
上の画素部位については、これを“H″とし、画素濃度
レベルが基準濃度レベル未満の画素部位については、こ
れを“L”として2値化することによって、その“H″
  “H″の変化点を結んだ線の座標データや画素列デ
ータを特定画像の・輪郭データとして得るものである。
この場合、ノズルの移動に伴い、特定画像の濃度レベル
と前景画像の濃度レベルのいずれか一方または両方が変
化するので、オペレータがいちいち基準濃度レベルの設
定を変更する必要があり、この操作は大変に煩わしいだ
けでな(、どのレベルまで変更すべきかの判断がむずか
しい。さらに、特定画像濃度レベルと背景画像濃度レベ
ルとの差が特に小さい領域においては、的確に検出でき
ない場合がある。
そこで、このような不都合を解消する画像輪郭データ作
成方法として、ノズル内の各画素ごとに微分処理を施し
て微分値(いわば、濃度勾配値)を得て、その微分値と
適当な基準値との比較に基づいて各画素の微分値を2値
化し、その2値データにより輪郭データを作成する方法
が提案されている。
この微分−2値化方法によれば、特定画像濃度レベルと
背景画像濃度レベルとの差が小さくても、輪郭部ではそ
れらの微分値は大きな値となるので、輪郭データの検出
能力が向上する。
なお、この明細書では、「濃度」という用語を、狭義の
光学的濃度値のみでなく、マンセルバリューや原画読取
り装置の出力信号レベル、それに、網点画像記録におけ
る網点面積率など、光学的濃度値に応じた量−船を指す
用語として使用する。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、この微分−2値化方法においては、画素
間の濃度変化部が全て対象データとなるので、2値化し
て得られる輪郭線(以下これを微分輪郭線と記す)のデ
ータODのパターンは、通常、第8図に示すようにある
線幅をもつ輪郭として検出され、さらにその輪郭線上の
濃度変化の少ない部分では、ピンホールPI(や切れ部
が発生することが多い。
このようなデータから慣用される心線化技法(パターン
の中心線を求めるデータ処理方法で、詳細は「多面的画
像処理とそのソフトウェア・システムに関する研究」電
子技術総合研究所研究報告第835号;第3章第25頁
〜第64頁;田村秀行;昭和59年2月発行を参照され
たい)により、その中心線を輪郭線として求めると、ピ
ンホールPHの部分で第8図のCLのように枝分かれし
た輪郭線となる。
このため、心線化の前にそれらを見つけ、手作業でピン
ホールPHを1つずつ埋めたり切れ部をつないだりする
必要があるが、それらが小面積であり、また、その箇所
が多いほど多大な手間を要する。
また、微分輪郭線は、所望の輪郭線に対して背景側より
も内側に太く検出される傾向があるが、通常は、手工的
方法による場合でも、背景画像と特定画像との境界より
もわずかに内側に寄った部分を最終的な輪郭線とした方
が好ましいとされており、慣用的な心線化処理では、こ
のような輪郭線のデータを作成するのは容易でない。
本発明の目的の一つは、ピンホールのない特定画像の輪
郭線を有するデータを作成し、そのデータから通常のデ
ータ処理により、適正な位置に所望の特定輪郭データを
簡単に作成することである。
本発明の他の目的は、輪郭データ作成の過程をパターン
として見やすくするとともに、目視で発見しにくいとさ
れている微分輪郭線上の切れ部を容易に見つけ出すこと
ができるようにすることである。
く課題を解決するための手段〉 本発明の主たる画像輪郭データ作成方法は、原画像の中
の特定画像の輪郭域を全周にわたって微分−2(Ii化
して輪郭データ(微分輪郭データ)を作成し、該輪郭デ
ータのパターンをその内部に含むリング状パターンのデ
ータを作成し、該リング状パターンのデータを微分輪郭
データで部分クリア(非画データとすることを意味し、
画面上での塗り消し処理に当たる)して該リング状パタ
ーンの領域を2分割し、その2つの領域のうち不要画像
領域側のデータをクリアし、その結果残ったデータと微
分輪郭データとの合成データを作成し、該合成データに
基づいて所要の輪郭データを作成する画像輪郭データ作
成方法、および、その画像輪郭データ作成方法において
、少なくとも原画像、微分輪郭データの画像、および得
られたリング状パターンデータとを位置整合させながら
、所望の順序で重ねて表示する輪郭データ作成過程の表
示方法である。
く作用〉 主となる発明においては、通常、こうして得られる微分
輪郭データは、ある幅のある輪郭線の画素列データとな
り、さらにはその輪郭線上にピンホールを有する画素列
データとなる場合があるが、一方、リング状のパターン
のデータはそのパターン内部がピンホールのない画デー
タとして得られる。
このリング状パターンのデータを前記の微分輪郭データ
でクリアすると、リング状パターンは2つのリング状パ
ターンに分割されるが、その不要画像側のみをさらにク
リアすると、残ったデータは画像領域側のリング状パタ
ーンに微分輪郭データのパターン内部のピンホールが画
データとして加わったデータとなる。
したがって、このデータと微分輪郭データとの合成デー
タは、パターンとしてはその内部が全域にわたって密な
ピンホールのない画データとなり、しかも、まさにその
パターンの外側の輪郭線は特定画像の輪郭線にほぼ対応
するので、その後は慣用される種々の方法で加工するこ
とにより所望の輪郭データが容易に得られる。
もう一つの発明は、上記の発明において、元の画像と、
微分輪郭データの画像とリング状パターンの画像とが整
合して重ね表示されるので、輪郭データが作成される過
程を画像として目視確認しやすくするととも比、切れ部
を検出しやす(する。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の画像輪郭データ作成方法を実施するシ
ステムの概略構成を示す。
図において、lは、システム全体を制御するためのマイ
クロコンピュータにおけるCPU、2は、実行プログラ
ムを格納したROM (またはRAM)、3は、後述す
る微分値テーブル3a、微分値度数分布(ヒストグラム
)テーブル3b、その他のデータテーブルを有するRA
Mである。
4は、被処理原画を光電走査して得られたカラー画像の
データを、Y(イエロー)1M(マゼンタ)、C(シア
ン)、K(墨)の4色に色分解して格納しているディス
クメモリ、5は、CPUIの制御によってパスライン6
を介してディスクメモリ4から読み出されたYMCKの
各色分解版の画像データをストアするイメージメモリで
あって、Yメモリ5v、Mメモリ511.Cメモリ5c
、にメモリ5にの4つからなる。
7は、後述のように、本発明のデータ処理の各種のパタ
ーンのデータをストアするためのマスクメモリであって
、第1マスクメモリ7I、第2マスクメモリ1t、第3
マスクメモリ7、および第4マスクメモリ74から構成
されている。
8は、D/A変換機能、イメージメモリ5から読み出し
たYMCKの各色分解版の画像データをR(赤)、G(
緑)、B(青)の信号に変換する機能、デジタイザIO
でのスタイラスペン11の指示位置に合わせてターゲッ
ト(カーソル)またはターゲットとともにそのターゲッ
トを中心とするノズルNの形状を表示する機能、変倍機
能、画像回転機能、コントラスト調整機能、マスクメモ
リ7内のデータをパターンとして着色して表示する機能
、さらには同データを半透明で表示する機能、表示優先
順序の変更機能、イメージメモリ5内のデータとマスク
メモリ7内のデータとを重畳して表示する機能等を有す
る画像表示調整装置である。
なお、本明細書においては、「データを表示する」は特
に注釈しない限り「そのデータを画像として表示する」
ことを意味するものとする。
9は、CRTデイスプレィ等のカラー画像表示装置(以
下、CRTと略記する)である。
10は、スタイラスペン11による座標点指定により、
イメージメモリ5のアドレスと対応した座標点データを
入力するX−Yデジタイザであり、CRT9の画面にお
いてターゲットTG(ノズルNの中心)の座標を指示す
る。スタイラスペン11は、それに付属のスイッチを押
すことによって、微分2値化の指示や塗り消しの開始点
の指示や修正の指示をする。
12は、データ入力や、その他の指示をするためのキー
ボード、13は、ノズルNの大きさを、円形ノズルであ
ればその半径、矩形ノズルであればその辺の長さ等で設
定しあるいは変更したり、塗り消し処理の際の塗り消し
速度を設定あるいは変更するための第1エンコーダ、1
4は、後述するp−タイル比を設定あるいは変更する第
2エンコーダで、共にその設定部(可変抵抗器等)は各
エンコーダに含め図示していない。
次に、この実施例の動作を第2図のフローチャートを中
心にし、第3図〜第5図の動作模式図を参照しつつ説明
する。
第2図(A)は全体のフローを概略的に示したもので、
第2図(B)、(C)および(D)は各々、第2図(A
)のステップ35.S6およびS9のサブルーチンの動
作の詳細を示す。
まず、抽出すべき特定画像を含む画像のYMCKの各色
分解版の画像データをディスクメモリ4から読み出し、
イメージメモリ5の対応するYメモリ5Y、Mメモリ5
7.Cメモリ50.にメモリ5Kにそれぞれ格納する0
画像がモノクロ画像である場合には、4つのメモリのう
ちのいずれか一つを選択してその選択されたメモリに画
像データを格納する(ステップS1)。
そして、第1〜第4マスクメモリ7、〜74のそれぞれ
を全面クリアする(ステップS2)。
なお、この後は作業が終了するまで優先度(後述する)
の高い順に、第1マスクメモリ71%第3マスクメモリ
73、第2マスクメモリ1tsイメージメモリ5の順に
各々の内部の後述する微分輪郭データ、第2リング状パ
ターンデータ、ワークプレーン内データ、原画像データ
を順次に位置整合させながら、繰り返しく例えば、1/
30秒程度毎に)、重畳してCRT9に表示される(ス
テップS3)。
なお、マスクメモリ7、.73.7□のデータは、半透
明で表示される。この表示によりデータ処理過程を画像
として確認しながら操作することができる。優先度は、
必ずしもこの順でなくてよい。
次に、オペレータは、YMCKの色分解版のうち輪郭線
の明確なものから順に(詳細は後述する)、幾つの色分
解版を採用するかの採用版数Tの初期値を入力する。C
PUIは、入力された採用版数Tの初期値をRAM3に
格納する(ステップS4)。
−   ン  パ −ンー゛−の 第3図は、微分輪郭データおよびリング状パターンのデ
ータを作成する過程を、パターンにより模式的に表した
ものである0図中、■は、原画(特定画像に対する処理
過程を明確にするため、特に図示しない)を表し、また
、N、はターゲラ)TG (Xマークで示す)をその中
心として設定された円形の第1ノズルで、N、はN1よ
り半径が1〜数画素以上大きい円形の第2ノズルである
lは輪郭線を表す。
次いで、ステップS5における微分輪郭データODおよ
び第1.第2のリング状パターンデータRP、、RP、
を作成するサブルーチンの動作を実行する。この動作は
、第2図CB)に示すとおりである。
ステップ5501ではデジタイザ10と第1エンコーダ
13より座標点データとノズルN1の大きさを読み取り
、RAM3に格納するとともに、CRT9上の対応位置
にノズルN、およびN2の形状を表示する。
なお、ステップ8502〜5504は、データ処理終了
の表示や修正の指示に係わるフローで、以後の説明の中
で説明する。
オペレータは、CRT9の画面を見ながら、スタイラス
ペン11を操作し、表示されている輪郭線lにターゲッ
トTGが接近するようにスタイラスペン11を操作する
ステップ5505でスタイラスペン11のスイッチが押
されると、イメージメモリ、5から第1ノズルN1の領
域に対応したYMCKの各色分解版の画像データを読み
出して各々に微分処理を施し、その結果得られた微分値
を微分値テーブル3aに格納するとともに、微分値のヒ
ストグラムテーブル3bを作成し、さらに、ばらつき(
分布度合い)を表す統計量を算出する(ステップ550
6)。
なお、上述した微分処理は、「画像の情報処理」(第2
68頁〜第277頁;榎本肇著;コロナ社)に詳述され
ているように、例えば、3×3微分オペレータでは3×
3画素の中心画素と隣接する周囲の画素間の濃度データ
の差分により、中心画素の微分値が演算される。
この微分値は濃度勾配の大きな画素では大きくなるので
輪郭線lに対しては太き(、その両側域においてはそれ
より小さな値となる。この微分値テーブル3aを適切な
基準線゛で2値化すれば輪郭データに相応したデータが
得られる。
第6図は上述のY、 M、 C,Kの各ヒストグラムの
一例である。ばらつきを表す統計量としては、分散や残
差の絶対値和等があり、それぞれ例えば次式に基づいて
算出される。
残差の絶対値和−Σ IE直−R1 この統計量は、明確な輪郭線をもつ色分解版では大きな
値となり、第6図(A)〜(D)で、各統計量をSv 
、SN 、Sc 、Swとすると、この例では、Sc 
>sV>s、>Stとなっている。
各色分解版に対する輪郭線の明確さの判定は、この統計
1tsv、SN、SC+  SKの大小関係に基づいて
行い、その大きさの順に色分解版を採用する。この場合
では統計量の大きい方から0版。
Y版1M廟を採用することになる。
次いで、キーボード12から採用版数Tの変更の指示が
あれば、RAM3に格納する採用版数Tを更新する。変
更がなければ、RAMa内にすでに格納されている採用
版数Tを保持する(ステップ5507)。
そして、第2エンコーダ14からp−タイル比を読み込
みRAM3に格納する(ステップ3508)。
そして、統計量の最も大きい0版を選択する(ステップ
3509)、p−タイル比は、ヒストグラムにおける基
準値以上の面積と残りの面積との比(または各面積の全
体に占める割合)を意味し、実際のデータ処理としては
面積の代わりに画素数が用いられる。そして、その比は
オペレータの判断で、第2エンコーダ14で適当な値に
設定される。
こうして、2値化のための基準値(Eth)はヒストグ
ラムをこのp−タイル比で二分する値として求められる
(ステップ5510)。
第7図は、微分値のヒストグラムから、p−タイル比−
80%とした場合の8thを決定している図を表す。
この基準値Ethで微分値テーブル3a内の各画素の微
分値を2値化し、得られた2値化データと第1マスクメ
モリ7I内のデータとの論理和(OR)をとって、その
結果を再び第1マスクメモリ7、内に書き込む(ステッ
プ5511)。
こうして色分解版の総数が採用版数Tに達するまで次に
大きな統計量の色分解版を選択しくステップ5512〜
5513 ) 、前述同様の処理を行う。
これは、採用版数Tを1以上とすることにより、微分輪
郭データODの連続性を一層向上させるためである。当
然のことながら、輪郭線が明確で条件の良い画像の場合
は、T−1であってもよい。
次に、第1ノズルN、の領域内のすべての画素データを
“H″にしたパターンと第4マスクメモ1J74の内容
との論理和をとり、その結果を第4マスクメモリ74に
格納する(ステップ5514 )。
続いて、第2ノズルN2の領域内のすべての画素データ
をH”にしたパターンと、第2マスクメモリ7Nの内容
との論理和をきり、その結果を第2マスクメモリ7□に
格納する(ステップ5515)。
次いで、ステップ5501に戻り、デジタイザ10にお
けるスタイラスペン11の操作によって、ノズルN+ 
、N諺を前のノズルN、、N、に−都電なるように輪郭
線に沿って移動し、ステップ5505でスタイラスペン
11が押されたら前述同様の動作を実行する。これによ
って、第1マスクメモリ71には、前の第1ノズルN1
での微分輪郭データODとその次の第1ノズルN、での
微分輪郭データODとが、それらのデータの論理和をと
ることにより合成されて一連のデータとなって格納され
、CRT9に表示される。
以下、第3図の(B)に示すように、ノズルN、、N、
を輪郭線!に沿ってその一部が重畳する状態で順次移動
させながら同様の処理を実行し、最後には1番目のノズ
ルN、、N、と重畳接続する。
以上によって輪郭線lに沿って一巡した処理が完了し、
第1マスクメモリ7、には第3図(C)のように数画素
の幅をもった微分輪郭データODが格納され、第4マス
クメモリ74には第3図(D)のように閉ループの第1
リング状パターンデータRP tが格納され、第2マス
クメモリ72には第3図(E)のように閉ループの第2
リング状パターンデータRP、が格納される。なお、ワ
ークプレーンである第3マスクメモリ7、は全面クリア
の状態を保っている。
そして、オペレータのキーボード12からの処理終了の
指示により、ステップS 504からメインルーチンに
戻る。この処理終了の指示は、デジタイザ10から行う
ように構成してもよい。
なお、操作ミスか、原画像の状態により、所望の微分輪
郭データが得られないような場合は、ステップS 50
2で修正を指示して手操作により修正することができる
(ステップ5503)。
また、ノズルN、、N、の移動の仕方としては、必ずし
も輪郭線lに沿って連続的に移動させる必要はなく、任
意に移動させたり、同じ箇所に繰り返して処理してもよ
く、最終的に輪郭線iの全周が処理されればよい。
立底ヱニL支立底 第4図(A)は第3図(C)と同一の微分輪郭データO
Dのパターンで、以後の説明のために示したものである
。第2マスクメモリ7□に格納されている第2リング状
パターンデータRP tを、第4図(B)に示すように
ワークプレーンである第3マスクメモリ7、に転送する
(ステップ561)、第1マスクメモリ71に格納され
ている微分輪郭データODをもって、第4図(C)に示
すように第3マスクメモリ73内の第2リング状パター
ンデータRP、を部分クリアして、外側領域データRP
 1outと内側領域データRP z+)lに2分割し
、その結果を第3マスクメモリ73に先のデータと入れ
替えて格納する(ステップ562)。ODは微分輪郭デ
ータODが抜けた空データ部分である。
ここに、第4図(A)′〜(E)′は同図(A)〜(E
)の各々の微分輪郭データODの一部を拡大した図であ
る。
第4図(A)′の微分輪郭データODには、問題点で説
明したピンホールPH(非画データ)が示されており、
同図(C)′の51にはピンホールPHの反転データと
してのrπ(画データ)が含まれている。
次に、オペレータはCRT!面を見ながら、第4図(C
)に示すように、第2リング状パターンデータの外側領
域の任意の位置にターゲットTGを移動させスタイラス
ペン11のスイッチを押すと(ステップ363〜564
)、その点を開始点として、その外側領域データRP 
goutの内部を塗り消して非画データ(−“L”)と
する(第4図(D))。
この塗り消し処理の基になる領域塗りつぶし方法として
は、近年のコンピュータグラフィックスで慣用される「
如意棒法」、「ふちどり法」あるいは「ベーシックフィ
ル法j等の方法を用いることができる。
塗り消し処理ルーチン内には、一定のエリアを塗り消し
するたびに第1エンコーダ13より塗り消し速度データ
を読み取り、このデータに比例して一定時間ウエイトす
るウェイトルーチンが組み込まれており、塗り消し速度
を調節することができる。
こうして、その塗り消し処理の結果残された塗り残しデ
ータNDは、第3マスクメモリ7、に格納されるが、そ
のパターンは第4図(D)′のようになり、RPz+n
と前述の残留ピンホールnが含まれている(以上ステッ
プ565)。
塗り消し処理が完了したステップS67では、第3マス
クメモリ7、内のデータRPg+、lと、第1マスクメ
モリ7I内の微分輪郭データODとの論理和をとって合
成データCDとし、これを第3マスクメモリ7、に格納
し、メインルーチンへ戻る。
この合成データCDにおいては、微分輪郭データOD上
に存在したピンホールPH(非画データ)は、すべて画
データとなって、第4図(E)′に示すように消える。
そして、外側の輪郭線は、微分処理による若干の太りは
あるが、輪郭線lにほぼ相応したものとなる。
なお、第2ノズルNtは第1ノズルN、に対して1画素
ないし2画素以上外側へ大きく設定しであるので、微分
輪郭データODが第1ノズルN1の境界部で検出された
場合でも塗り消し開始点の指示が1回で済むようになっ
ている。
この塗り消し処理においては、もし、微分輪郭データO
D上に切れ部(非画デー′夕)が存在すると、データn
上では画データとなって外側領域データRP touy
と内側領域データRPt+Hの画データがつながるので
、切れ部から内側領域データRP z+Hにも塗り消し
処理が及ぶことになり、画面の表示状態を通してオペレ
ータに知らせることができる。
また、切れ部の位置については、塗り消し処理速度を第
1エンコーダ13により、オペレータが目視で切れ部を
検出できる程度に設定することにより、画面の表示状態
を通じてオペレータに知らせることができる。オペレー
タは切れ部の存在とその位置を確認した時点でキーボー
ド12またはスタイラスペン11の操作により、塗り消
しを中止しメインルーチンへ戻る(ステップ566)。
切れ部が存在するときは、ステップS8に進んで第3マ
スクメモリ7、を全面クリアした後、ステップS5に戻
り、その部分の微分輪郭データODを検出し直すか、ス
テップ5503で手操作により修正を行う。
輪11上づシλ1底 次に、第3マスクメモリ7、内の合成データGDに対し
てそのパターンを数画素分細らせる細らせ処理で細らせ
データSDを得て、これを第3マスクメモリ7、に格納
する(ステップ591)。公知の8連結細線化処理ある
いは4連結細線化処理を数サイクル繰り返して行うが、
合成データGDの内側からの細らせは行わず、外側(背
景側)からのみ細らせるようになっている。
細らせ処理における内側、外側の判定は細線化処理の過
程において、第4マスクメモリ74内の第1リング状パ
ターンの対応する画素が“H”になっている合成データ
CDの輪郭画素のみを細らせの対象とすることにより行
う、すなわち、合成データCDの内側の境界画素は、第
2ノズルNtを第1ノズルN、より1ないし2画素以上
大きくしであるため、必ず、第1リング状パターンの“
L″の部分に対応することを利用している。
合成データGDに対する数画素分の細らせ処理は、微分
輪郭データODが数画素の幅をもって検出されることを
補正するためと、課題の項でのべたように、輪郭線lよ
りわずかに特定画像側に寄った所望の位置に輪郭データ
を得るためである。
次に、ステップS92で、第3マスクメモリ73内の細
らせデータSDに対して、公知の2値図形に対する8連
結または4連結境界線検出処理を施して、細らせデータ
SDの外側の境界線データSD1と内側の境界線データ
SD、を取り出し、それらを前の細らせデータSDと入
れ替えて第3マスクメモリ7、に格納する(第5図(A
))。
そして、ステップS93で、第2マスクメモリ7□の第
2リング状パターンデータRP、に対して、ステップS
92と同じく2値図形境界線検出処理を施して、第2リ
ング状パターンデータRP、の外側境界線データXD、
と、内側境界線データXD!とを取り出し、それらを前
の第2リング状パターンデータRP、と入れ替えて第2
マスクメモリ7□に格納する(第5図(B))。
次のステップS94で、第3マスクメモリ7、内の境界
線データSD、およびSD、を第2マスクメモリ7!内
の境界線データXD、およびX D tによって部分ク
リアする。
このとき、第3マスクメモリ7、の内側境界線データS
D、と第2マスクメモリ78の内側境界線データXD、
とは共に第2リング状パターンの内側の境界線そのもの
で全く同一のものなので、第3マスクメモリ7、の内側
境界線データSD2は完全にクリアされ、外側境界線デ
ータSD、のみが第3マスクメモリ7、内に残ることに
なる。
この外側境界線データSD、が求める最終の輪郭データ
0DtN11となる(第5図(C))。
得られた輪郭データ0DHIゎや既述した合成データC
Dの内側を画データとして塗りつぶし、その結果得られ
るデータに基づいてスキャナ等の走査記録装置によりフ
ィルム等にフォトマスクを作成することもできる。
また、ステップ392〜S94の代わりに、ステップS
65において指示された塗り消し開始点を記憶し、ステ
ップS91で細らせ処理された第3マスクメモリ7、内
の細らせデータSDに対し、この塗り消し開始点をマス
ク走査開始点として公知の「8ないし4連結ラスク走査
+追跡型輪郭座標抽出法」を適用して輪郭線座標列デー
タを得ることも可能である。
「ラスタ走査+追跡型輪郭座標抽出法」は、2値図形等
をある点よりマスク走査し、最初に画データとなる画素
を輪郭座標列の始点とし、この点より指定された連結性
に従って輪郭画素を−周り追跡し、座標列やチェーンコ
ード化する手法であり、その結果は、例えば写真製版作
業で汎用されるピールオフフィルムをカッティングプロ
ッタで刻線し切り抜きマスクを作成することなどに適し
ている。
なお、細らせデータSDに対し、塗り消し開始点をマス
ク走査開始点とする理由は、「ラスク走査士追跡型輪郭
線座標抽出法」において、細らせデータSDの外側境界
線データSD、の座標のみを得るためである。
また、本発明では、特定画像の輪郭域を全周にわたって
ノズルでなぞりながら所要の輪郭データを得ているが、
特定画像の状態によっては、その全周の一部に慣用技術
として記述した濃度差法を利用または併用し、両方の輪
郭データを結合して、所要の輪郭データとすることも容
易である。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明の主となる画像輪郭データ作成方
法によれば、得られた合成データはピンホールのない輪
郭データとして得ることができるので、その後は慣用さ
れるデータ処理を行うことにより、適正な位置において
所望の輪郭データを簡単に作成することができるという
効果を奏する。
また、もう一つの方法によれば、そのデータ処理過程を
パターンとして確認しやず(することにより、微分−2
値化によって得られる微分輪郭データ上では発見しにく
かった輪郭データ上の切れ部を容易に見つけ出すことが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像輪郭データ作成方法を実施するシステムの
概略構成図、第2図は微分輪郭データ作成のための動作
説明に供するフローチャート、第3図から第5図は動作
説明図、第6図は各色分解版のノズル内の微分値のヒス
トグラムの例を表す図、第7図はヒストグラムにおける
p−タイル比およびそれにより求まる基準値を説明する
図、第8図は微分輪郭データの状態説明図である。 ■・・・特定画像 l・・・輪郭線 QD・・・微分輪郭データ RP、・・・第1リング状パターンデータRP、・・・
第2リング状パターンデータN、・・・第1ノズル Nt・・・第2ノズル TG・・・ターゲット CL・・・心線 σ下・・・空データ部分 ND・・・塗り残しデータ GD・・・合成データ SD・・・細らせデータ RPz+H・・・内側領域データ RP、。UT・・・外側領域データ XD、・・・第2リング状パターンデータの外側境界線
データ S Dt 、 X Dt・・・細らせデータおよび第2
17ング状パターンデータの内 側墳界線データ SD、・・・細らせデータの外側境界線データOD!N
ll・・・最終の輪郭データ PH・・・ピンホール rπ・・・PHの反転データ 第2図(イの1) (A) 出願人 大日本スクリーン製造株式会社代理人 弁理士
   杉 谷   勉 第 (A) (B) (C) (D) 歎か五− 第 図 第 図 成分fL□

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原画像の中の特定画像の輪郭域を全周にわたって
    微分−2値化して輪郭データ(微分輪郭データ)を作成
    し、該輪郭データのパターンをその内部に含むリング状
    パターンのデータを作成し、該リング状パターンのデー
    タを微分輪郭データで部分クリアして該リング状パター
    ンの領域を2分割し、その2つの領域のうち不要画像領
    域側のデータをクリアし、 その結果残ったデータと微分輪郭データとの合成データ
    を作成し、該合成データに基づいて所要の輪郭データを
    作成することを特徴とする画像輪郭データ作成方法。
  2. (2)請求項(1)に記載の方法において、(i)該合
    成データのパターンの不要画像領域側から所要画素数の
    細らせ処理を行って細らせデータを作成し、 (ii)その細らせデータの画像側および不要画像側の
    輪郭線上の第1の画素列のデータを作成し、(iii)
    該リング状パターンのデータの画像側および不要画像側
    の輪郭線上の第2の画素列のデータを作成し、 (iv)第2のデータで第1のデータをクリアし、(v
    )第1のデータの残ったデータを輪郭データとする 画像輪郭データ作成方法。
  3. (3)請求項(1)に記載の方法において、(i)該合
    成データのパターンの不要画像領域側から所要画素数の
    細らせ処理を行って細らせデータを作成し、 (ii)得られた細らせデータの不要画像領域側の輪郭
    線の画素列を追跡して輪郭線の座標列データとする 画像輪郭データ作成方法。
  4. (4)請求項(1)に記載の方法において、少なくとも
    原画像、微分輪郭線画像、およびリング状パターンデー
    タとを位置整合させながら、所望の順序で重ねて表示す
    る輪郭データ作成過程の表示方法。
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US07/335,866 US5091967A (en) 1988-04-08 1989-04-10 Method of extracting contour of a subject image from an original

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