JPH024004Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、帯状鋼を巻いたコイル、すなわち、
鋼帯コイル（以下コイルという）の梱包に関する
ものである。

［従来の技術］ 従来より、ストリツプミルなどの圧延機によつ
て得られた長い帯状鋼は、黒皮のまま巻いてコイ
ルとして輸出するか、あるいは、酸洗いした後、
巻いてコイルとして輸出や移出を行つている。

その場合、防錆や傷防止や美観を目的として、
コイルの外周面を梱包紙でくるむのが一般的であ
る。梱包紙としては、例えば、やや厚手の紙に気
化性の防錆剤をしみ込ませたものの表面に、ナイ
ロンをコーテイングしたものを使用する。あるい
は、これらの紙に、網状に編んだ糸をはりつける
などして、強度を増したものを使用する。

従来は、コイルを梱包紙で梱包する場合は、製
鉄工場のコイル吊上げ移載装置およびコイル移送
装置よりなる梱包ラインにおいて、コイル移送装
置ライン内に設置したリフタによつてコイルを持
ち上げた状態で、あらかじめ梱包ラインの横や延
長上でコイル外径に従つて定尺に切断しておいた
１枚の梱包紙を持つて来て、手作業によつて、コ
イルの下に装入し、この梱包紙でコイルの外周を
梱包していた。

［考案が解決しようとする問題点］ 従来は、梱包紙をあらかじめ定尺に切断してお
く切断機を、梱包ラインの横などのように梱包ラ
インとは別の場所に設置しなければならず、その
ための設置スペースが必要であつた。また、種々
雑多に変化するコイルの外径に対して、作業能率
を上げるため、あらかじめ何種類かの梱包紙を切
断して貯えておく必要があつた。さらに、コイル
移送装置ライン内にコイル持上げ用のリフタ装置
を設置しておかなければならなかつた。そして、
そのために、手作業を行う場合に、非常に危険で
あり、かつ梱包紙の切断装置やリフタ装置を別設
備として設置する必要があつたので、コスト高と
なつていた。

本考案は、これらの欠点をなくすためのもので
あり、コイル梱包用の梱包材料の供給を容易にす
るとともに、既設のコイル吊上げ移送装置とサド
ル付きのコイル移送装置を利用することも可能に
したものであり、コイル移送装置のサドル上に梱
包材料の端部近くを置き、その上にコイル吊上げ
移送装置の作動によつてコイルを乗せ、続いてコ
イル移送装置を作動させてコイルを横移動させた
後、梱包材料でコイルを確実に梱包しうるように
したものである。また、本考案では、移送中にコ
イルがほどけたり、外表面に傷がついたりしない
ようにするために、コイルを転がさずに、水平方
向に横移動させながら梱包しうるようにしたので
ある。

［問題点を解決するための手段］ 本考案では、前記目的のために、コイル吊上げ
移載装置と、このコイル吊上げ移載装置の下まで
伸びていて、コイル載置用のサドルを有するコイ
ル移送装置を設け、このサドルを、その上面に鋼
帯のコイルを回転しないように保持した状態でコ
イルの軸心と直角な水平方向に移送しうるように
横行自在に設け、水平方向に横行自在に設けたコ
イル移送用の前記サドルの前進移動路の途中の上
部で、コイル吊上げ移載装置の端部に梱包材料供
給用のフイーダを設け、この梱包材料供給用のフ
イーダを、帯状の梱包材料を連続して幾重にも巻
いた複数個のロールを前記サドルの移動方向と直
角な方向に保持する梱包材料用のホルダと、この
ホルダの下にあつて梱包材料を巻きほどくフイー
ドロールと、このフイードロールの下に設けた梱
包材料材料送り出し用のガイドと、このガイドの
上下方向の途中に出し入れ可能に設けた梱包材料
切断用のカツタで構成し、前記フイードロールを
互いの押付力を調整可能で回転自在な２個１組の
ロールで構成し、前記ガイドを、カツタの出入部
の上側で下方に向けて狭くなつている２枚のガイ
ド板と、カツタの出入部の下側でサドルの移動方
向の前方と後方の両側に向けて下端部が広がつて
いる２枚のガイド板とで構成したコイルの梱包装
置とした。

［作用］ まず、コイル移送用のサドルを、コイルを乗せ
ない状態で、コイル吊上げ移載装置によるコイル
降し位置に待機させておき、梱包材料供給用のフ
イーダ部において、所定の幅を有する梱包材料の
下端部をナイフ部に位置させておく。

この状態で、コイル吊上げ移載装置を作動させ
て、コイルを別の所で吊上げ、横行させた後、サ
ドルの上方位置まで持つて来る。

一方、フイードロールを作動させて、ロールか
ら梱包材料を巻きほどき、梱包材料の下端部を下
方にたらす。この梱包材料の下端部を、床面上に
いる作業者が手でつかんで、その端部、あるい
は、端部付近である梱包材料の一部をサドルの上
に乗せる。勿論、梱包材料の端部をサドルより適
宜出した状態で乗せておくこともできる。

この状態で、コイル吊上げ移載装置を作動させ
て、コイルをサドルの上の梱包材料の上に降ろ
す。この場合、コイルの外表面にある帯状鋼の巻
き端部がばらけないようにするために、帯状鋼の
巻き端部をサドルの上面に直接接触させて乗せる
ようにすることが望ましい。コイルを降したら、
コイル吊上げ移載装置は、コイル移送装置の作動
の邪魔にならない元の所まで戻しておく。

つぎに、サドルの上に梱包材料の一部とコイル
を乗せたままの状態で、コイル移送装置を作動さ
せ、サドルを梱包材料供給側の方へ水平に移動さ
せ、梱包材料供給用のフイーダの下を通りすぎた
位置まで移動させる。この時、フイードローラも
作動させる。梱包材料は、サドルとコイルの横行
に応じて、コイルの外周に順次巻きついていく。

そして、フイードロールの作動により、コイル
の外周に適した長さまで梱包材料を巻きほどき、
カツタを作動させて梱包材料を適当な長さに切断
する。これは、自動的に切断するようにすること
もできる。

梱包材料を切断したら、作業者が梱包材料をコ
イルの全周に巻き、梱包材料の重なつた両端部を
ガムテープなどで留める。そして、その外周をワ
イヤなどの外周バンドで１箇所か数箇所巻き、再
び、コイル移送装置を作動させて、サドル上の梱
包されたコイルをさらに移行させ、所定の場所ま
で運ぶ。その後、梱包されたコイルを降ろし、サ
ドルを元の位置まで戻し、１サイクルを終わる。

［実施例］ つぎに、図面に示した１実施例によつて、本考
案をさらに詳しく説明する。

１は後記するコンベヤスキツド９上のコイル６
を吊上げてサドル１０上に乗せるためのコイル吊
上げ移載装置であり、２はサドル１０を有するコ
イル移送装置である。コイル吊上げ移送装置１や
サドル１０を有するコイル移送装置２は、既設の
コイル移送装置をそのまま使用することも可能で
ある。コイル吊上げ移載装置１は、脚部３によつ
て上方に支持された架設スタンド４の上を移動す
る台車５と、図示していないアクチユエータの作
動によつてコイル６の吊上げ、吊降ろしを行うト
ング７などによつて構成した。トング７はトング
本体８を介して、台車５に吊されている。４ａは
レール、４ｂはストツパ、９は架設スタンド４の
下まで延びているコイル６供給用のコンベヤスキ
ツドである。

コイル移送装置２は、その一端部が架設スタン
ド４の下にあり、かつ、架設スタンド４と同一方
向又は直角方向に向いた状態で配置し、サドル１
０付きのコンベヤチエン１１またはウオーキング
ビームによつて構成した。コンベヤチエン１１の
上面は床面１２より若干下に位置するように配
し、サドル１０のコイル６受け面は床面１２より
も上にあるようにした。１３はチエンホイル、１
４はコンベヤチエン１１用のガイドフレームであ
る。コイル移送装置２のサドル１０は、コイル６
を転がらないように保持した状態で、図示してい
ない電動機や油圧モータや油圧シリンダなどの作
動によつて、ガイドフレーム１４上を第１図にお
いて右方向へすなわちコイル軸心と直角な方向に
横行させるようにした。なお、サドル１０とコン
ベヤチエン１１は２条平行に設け、サドル１０と
コンベヤチエン１１の移動部にだけ床面１２から
溝１５を設け、その他の床面１２上は作業者が自
由に歩けて、サドル１０部に近ずけるようにし
た。

架設スタンド４の端部、すなわち、サドル１０
の前進移動路の途中の上部には、梱包材料供給用
のフイーダ１６を設けた。梱包材料供給用のフイ
ーダ１６は、帯状の梱包材料１７を連続して幾重
にも巻いたロール１８の状態でサドル１０の移動
方向と直角な方向に保持する梱包材料用のホルダ
１９と、このホルダ１９の下にあつてロール１８
から梱包材料１７を巻きほどくフイードロール２
０と、このフイードロール２０の下に設けた梱包
材料送り出し用のガイド２５，２６と、このガイ
ド２５，２６の上下方向の途中に出し入れ可能に
設けられていて、巻きほどいた梱包材料１７を切
断するためのカツタ２１などで構成した。

梱包材料１７としては、従来より使用されてい
る梱包紙を使用するのが一般的であるが、紙とビ
ニールをはり合わせたものや、ポリエチレンなど
のフイルムやシートなどを用いることもできる。

梱包材料用のホルダ１９は、図示するように、
数個のロール１８を軸２２を介して平行に保持す
るようにしても良いし、あるいは、回転可能な円
板の外周部に数個のロール１８を保持しうるよう
にしても良い。数個のロール１８を用いるときに
は、互いに幅の異なる梱包材料１７を巻いたロー
ル１８を用い、コイル６の幅に応じて、適当な幅
の梱包材料１７を巻きほどいて用いることができ
るようにすると良い。

フイードロール２０は、梱包材料１７保持部の
下に設け、２個１組のロールによつて構成し、梱
包材料１７をはさんだ状態でフイードロール２０
を電動機や油圧モータ等で回転させることによつ
て、梱包材料を巻きほどいて下方へ送り出し得る
ようにした。２３はフイードロール２０の押付力
を適駆調整するためのハンドル、２４は圧縮ばね
である。フイードロール２０の下には梱包材料１
７送り出し用のガイド２５，２６を設けた。ガイ
ド２５，２６は、カツタ２１の出入部の上側で下
方に向けて狭くなつている２枚のガイド板２５
と、カツタ２１の出入部の下側でサドル１０の移
動捧口の前方と後方の両側に向けて下端部が広が
つている２枚のガイド板２６とで構成した。な
お、ロール１８保持用の軸２２部に、フイードロ
ール２０に代わる梱包材料用の送り出し装置を一
体に設けておくこともできる。

フイードロール２０部の下には梱包材料切断用
のカツタ２１を設け、ガイド２５とガイド２６の
間には、シリンダ２７の作動によつて水平方向に
出入りするナイフ２８を設け、カツタ２１の作動
で梱包材料１７を適当な長さに切断しうるように
した。２９はナイフ２８用のガイドである。

３０は梱包材料供給用のフイーダ１６部におい
て架設スタンド４に取付けたフロアプレートであ
り、作業者がフロアプレート３０上にはしごで登
つて、ロール１８を適宜交換しうるようにした。

つぎに、本実施例の作動を説明する。

まず、コイル移送用のサドル１０を、コイル６
を乗せない状態で、第１図に実線で示す位置に待
機させておき、梱包材料供給用のフイーダ１６部
におい、所定の幅を有する梱包材料１７の下端部
をナイフ２１部に位置させておく。

この状態で、コイル吊上げ移載装置１の台車５
とトング７を作動させて、コンベヤスキツド９の
端部まで移送されて来たコイル６を吊上げ、横行
させた後、サドル１０の上方位置まで持つて来
る。

つづいて、フイードロール２０を作動させて、
ロール１８から梱包材料１７を巻きほどき、梱包
材料１７の下端部を下方にたらす。この梱包材料
１７の下端部を、床面１２上にいる作業者が手で
つかんで、その端部あるいは、端部付近である梱
包材料１７の一部をサドル１０の上に乗せる。勿
論、梱包材料１７の端部をサドル１０より適宜か
なり出した状態で乗せておくこともできる。

なお、前記したコイル６をサドル１０の上方位
置まで持つて来る作業と、梱包材料１７をサドル
１０の上に乗せる作業を、逆に行つて、作業をよ
り安全にすることもできる。

この状態で、トング７を降ろし、コイル６を、
サドル１０上の梱包材料１７の上に降ろす。この
場合、コイル６の外表面にある帯状鋼の巻き端部
がばらけないようにするために、帯状鋼の巻き端
部をサドル１０の上面に直接接触させて乗せるよ
うにすることが望ましい。トング７はコイル６か
ら離し、コイル吊上げ移載装置１をコンベヤスキ
ツド９の方へ戻しておく。

つぎに、サドル１０の上に梱包材料１７の一部
とコイル６を乗せたままの状態で、コイル移送装
置２を作動させ、サドル１０を第１図において右
方へ移動させ、例えば、２点鎖線で示す位置、あ
るいは、さらに右方の位置まで移動させる。この
時、フイードローラ２０も作動させる。梱包材料
１７は、サドル１０とコイル６の外周に順次巻き
ついていく。

そして、フイードロール２０の作動により、コ
イル６の外周に適した長さまで梱包材料１７を巻
きほどき、カツタ２１のナイフ２８を作動させて
梱包材料１７を適当な長さに切断する。これは、
自動的に切断するようにすることもできる。

梱包材料１７を切断したら、作業者が梱包材料
１７をコイル６の全周に巻き、梱包材料１７の重
なつた両端部をガムテープなどで留める。そし
て、その外周をワイヤなどの外周バンドで１箇所
か数箇所巻き、再び、コイル移送装置２を作動さ
せて、サドル１０上の梱包されたコイル６を第１
図においてさらに右行させ、所定の場所まで運
ぶ。その後、梱包されたコイル６を降ろし、サド
ル１０を元の位置まで戻し、１サイクルを終わ
る。

［考案の効果］ このように、本考案においては、実用新案登録
請求の範囲に記載したような構成にし、コイル
が、コイル吊上げ移載装置の作動によつてコイル
移送装置のサドル上に積載される前に、コイル移
送装置ライン内に設置した梱包材料の一部をサド
ルの上に乗せ、サドルとコイルを横行させるよう
にしたので、一連のライン上に設けた比較的に簡
単な装置で、コイルの梱包を、同一ライン上での
一連の作業で確実容易に行うことができる。そし
て、梱包作業に危険性がない。また、サドル上の
コイルの下に梱包材料をセツトするようにしたこ
とにより、コイル移送装置内に従来のようにコイ
ル持上げ用のリフタ装置を設備する必要もなく、
極めて有用である。

さらに、本考案においては、一般に市販されて
いるロール状の梱包紙等の梱包材料を供給フイー
ダにセツトしておき、本来、コイルを移送する目
的で設けられているサドル付きの移送装置を利用
して、梱包材料をコイルの外周長さに応じた分だ
け供給フイーダより引出して、供給フイーダに内
蔵されているカツタで切断することができる。し
たがつて、コイルの外径が種々変化しても、いち
いち、コイル外周長さに応じた各種長さにあらか
じめ切断した梱包材料を用意しておく必要はな
く、その都度、いつでも適当な長さの梱包材料を
コイルの外周面に巻付けられた供給することがで
き、作業性が良く、経済的である。また、コイル
を乗せたサドルを横方向に移行させるとき、サド
ルを供給フイーダの下で一方から他方へ移行させ
るようにしたので、サドルの移行にともない、梱
包材料がコイルの外周面に自然に半分以上巻付く
状態になり、かつ、カツタで所望の長さに切断し
た梱包材料の端は、コイルの外周面で上から下へ
自然にたれさがるので、コイルを一周した梱包材
料の端と端を、大径のコイルの下の方で、互いに
ガムテープなどで容易に留めることができ、作業
性が極めて良い。

なお、本考案によれば、直径2.6ｍにもなる大
径のコイルを梱包するとき、従来は３人がかりで
行つていた梱包作業を、１人で確実容易に行える
ようになつた。

また、本考案では、コイルを転がさずに、横行
自在なサドル上に乗せて、そのままの姿勢で水平
方向に移動させながら、梱包するようにしたの
で、コイルがほどけたり、傷ついたりするような
ことはなく、梱包が良好に、確実容易に行われ
る。

そして、本考案では、梱包材料供給用のフイー
ダとして、梱包材料用のホルダと、押付力調整可
能で回転自在な２個１組のロールからなるフイー
ドロールと、下方に向かつて狭くなつている２枚
のガイド板と、その狭くなつている部分に設けた
梱包材料切断用のカツタと、カツタの出入部の下
側でサドルの移動方向の前方と後方の両側に向け
て下端部が広がつている２枚のガイド板とからな
る構成のものを用いたので、梱包材料の送り出
し、切断等の動作を確実容易に行うことができ
る。そして、梱包材料が出てくる所の下側のガイ
ド板の下端部が前方と後方の両側に向けて広がつ
ているので、コイルがどの位置にあつても、梱包
材料に傷をつけることがなく梱包材料の送り出し
を円滑に行うことができる。

また、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記
載したような装置でコイルを梱包するようにした
ので、既存の製鉄用の鋼帯コイルの搬送装置を用
いて、その搬送設備の一部に包装材料供給用のフ
イーダを取付け、本来の搬送目的の設備を利用し
て実施することができる。すなわち、本装置は、
既存の搬送設備内を一部利用して設置することが
できるので、設備も簡単でスペースも狭く、作動
もあまり増えない。

なお、コイルは、その性質、用途上、異なる幅
のものが搬送されて来る。すなわち、生産される
コイル幅は、需要により、時間単位で種々変化す
る。そのため、梱包材料供給用のフイーダに、複
数個のロールを設けておいて、それを適宜巻出す
ようにしたので、幅の異なる数種のコイルに容易
に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の１実施例を示す正面図、第２
図は第１図の一部拡大図である。 １……コイル吊上げ移載装置、２……コイル移
送装置、５……台車、６……コイル、７……トン
グ、９……コンベヤスキツド、１０……サドル、
１１……コンベヤチエン、１６……フイーダ、１
７……梱包材料、１８……ロール、２０……フイ
ードロール、２１……カツタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コイル吊上げ移載装置と、このコイル吊上げ移
   載装置の下まで延びていて、コイル載置用のサド
   ルを有するコイル移送装置を設け、このサドル
   を、その上面に鋼帯のコイルを回転しないように
   保持した状態でコイルの軸心と直角な水平方向に
   移送しうるように横行自在に設け、水平方向に横
   行自在に設けたコイル移送用の前記サドルの前進
   移動路の途中の上部で、コイル吊上げ移載装置の
   端部に梱包材料供給用のフイーダを設け、この梱
   包材料供給用のフイーダを、帯状の梱包材料を連
   続して幾重にも巻いた複数個のロールを前記サド
   ルの移動方向と直角な方向に保持する梱包材料用
   のホルダと、このホルダの下にあつて梱包材料を
   巻きほどくフイードロールと、このフイードロー
   ルの下に設けた梱包材料送り出し用のガイドと、
   このガイドの上下方向の途中に出し入れ可能に設
   けた梱包材料切断用のカツタで構成し、前記フイ
   ードロールを互いの押付力を調整可能で回転自在
   な２個１組のロールで構成し、前記ガイドを、カ
   ツタの出入部の上側で下方に向けて狭くなつてい
   る２枚のガイド板と、カツタの出入部の下側でサ
   ドルの移動方向の前方と後方の両側に向けて下端
   部が広がつている２枚のガイド板とで構成したコ
   イルの梱包装置。