JPH0239841Y2 - - Google Patents

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JPH0239841Y2
JPH0239841Y2 JP7917980U JP7917980U JPH0239841Y2 JP H0239841 Y2 JPH0239841 Y2 JP H0239841Y2 JP 7917980 U JP7917980 U JP 7917980U JP 7917980 U JP7917980 U JP 7917980U JP H0239841 Y2 JPH0239841 Y2 JP H0239841Y2
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JP
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vehicle body
torsion bar
bar spring
strut
link
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JP7917980U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は非操舵輪用ストラツト型懸架装置のた
めのスタビライザに関する。
車体の横方向に配置される中央部分および該中
央部分から車体の前後方向へ伸びる一対の側部分
を備えたトーシヨンバースプリングと、該トーシ
ヨンバースプリングの各側部分とステアリングナ
ツクルに設けたブラケツトとに揺動可能に連結さ
れたリンクとからなるスタビライザを備えたスト
ラツト型懸架装置がある(米国特許第4153272号
明細書)。
この懸架装置では、操舵に伴うステアリングナ
ツクルの回転によつてトーシヨンバースプリング
に積極的にねじれを与えるため、リンクのステア
リングナツクルとの結合部が操舵の都度、ステア
リングアクシス回りに回転し、トーシヨンバース
プリングの側部分にリンクを介して曲げ力が加わ
る。この曲げ力の反力がストラツトに作用する
と、ストラツトを構成するシヨツクアブソーバの
ピストンやロツドガイドの摩擦が増大するため、
これを防ぐべく、リンクのステアリングナツクル
との結合部を車輪の回転軸線上で車体の横方向の
可及的内方におき、しかもリンクを傾斜させてい
る。
すなわち、前記懸架装置は、トーシヨンバース
プリングを車輪の上下の変位量が大きく現れるス
テアリングナツクルに関連させているにもかかわ
らず、ストラツトに作用する曲げ力の反力を排除
する必要から、車輪の上下変位量が縮小してトー
シヨンバースプリングに取り出されるような使用
をしており、効果的ではない。
本考案の目的は、車輪の下の変位を変位量の可
及的に大きな箇所から取り出すことができ、しか
もその変位量に対してトーシヨンバースプリング
を敏感に働かせることの可能な、非操舵輪用スト
ラツト型懸架装置のためのスタビライザを提供す
ることにある。
本考案は、上方の端部で車体に揺動可能に連結
され、かつ下方の端部で非操舵車輪を支持する部
材に連結されるストラツトを車体の両側部にそれ
ぞれ配置したストラツト型懸架装置のためのスタ
ビライザであつて、車体の横方向に配置される中
央部分および該中央部分に実質的に直交して車体
の前後方向へ伸びる一対の側部分を備え、全体に
コの字状を呈するトーシヨンバースプリングと、
該トーシヨンバースプリングの前記各側部分と前
記各ストラツトに固定的に設けたブラケツトとに
それぞれ揺動可能に連結されたリンクとを含み、
該リンクは標準状態で実質的に鉛直に位置し、か
つ前記側部分と実質的に直交する。
以下に、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。
第1図に示されているように、本考案に係るス
タビライザが組み込まれるストラツト型懸架装置
10は、車体の横方向へ互いに間隔をおいてその
両側部に対をなして設けられている。
各懸架装置10は、シリンダ、ピストンおよび
ピストンロツドからなる筒状の緩衝器12を備
え、該緩衝器のピストンロツド14の先端は、従
来よく知られた弾性支持装置16を介して車体に
支持されている。緩衝器12のシリンダ18の下
端には、車輪支持部材20の上方アーム22が結
合されている。車輪支持部材20の下方アーム2
4は、車体に上下方向へ揺動可能に支承された揺
動アーム26にボールジヨイント(図示せず)を
介して結合され、これにより車輪支持部材20に
回転可能に支承された車軸28は上下方向に運動
可能である。
各緩衝器12には、そのピストンロツド14お
よびシリンダ18のそれぞれに設けられたスプリ
ングシート30,32間にピストンロツド14を
取り巻いてコイルスプリング34が配置され、緩
衝器12と相まつてストラツトを構成している。
懸架装置10は非操舵輪を懸架するもので、各
揺動アーム26の上方には、従来と同様、自在継
手36を介して車軸28に回転力を伝えるドライ
ブシヤフト38が配置されている。
懸架装置10では左右の両車軸28は互いに独
立して上下方向に運動可能であり、車両の旋回時
には車体が旋回の外側に傾こうとするが、この車
体の傾きを抑制すべく本考案に係るスタビライザ
42が左右の各懸架装置10の緩衝器12に関連
して設けられている。スタビライザ42は、第1
図に示されているように、トーシヨンバースプリ
ング43と、リンク52とからなる。
トーシヨンバースプリング43は、平面視がコ
の字状を呈するように形成されており、中央部分
44と、該中央部分44の両端に連なり、これと
実質的に直角に伸びる一対の側部分46とを備え
る。中央部分44は、各緩衝器12よりも車体の
前方側において車体の横方向に配置され、車体の
サイドフレーム48にブラケツト50を介して回
動可能に支持されている。中央部分44に連なる
一対の側部分46は、それぞれに対応する緩衝機
12に向けて伸びている。
リンク52は、後述するように、トーシヨンバ
ースプリング43の側部分46とブラケツトとに
揺動可能に結合され、第2図に示されているよう
に、標準状態で実質的に鉛直に位置し、標準状態
で側部分46と実質的に直交するように配置され
る。
トーシヨンバースプリング43の側部分46の
先端には、第3図に示されているように、リンク
52の上の端部52aを受け入れる筒部54が形
成されており、筒部54を貫通する端部52aに
は、筒部54を挾む一対の筒状弾性部材56が嵌
合されている。また端部52aには、ワツシヤ5
8を介して両弾性部材56を締め付けるための一
対のナツト60が螺合されており、スリーブ62
で規定される締め代でもつて両弾性部材56はそ
の間に筒部54を挾持し、これによりロツド52
の端部52aは側部分46の先端に結合されてい
る。
他方、リンク52の下の端部52bには、シリ
ンダ18の下端部に固定的に設けられたブラケツ
ト64の両面で端部52bに嵌合される一対の筒
状弾性部材68が嵌合されており、またワツシヤ
70を介して両弾性部材68を締め付けるための
一対のナツト72が螺合されている。両弾性部材
68はその間にスリーブ74で規定される締め代
でもつてブラケツト64を挾持し、これによりリ
ンク52の端部52bがブラケツト64に結合さ
れている。ブラケツト64は、車輪支持部材20
の上方アーム22におけるシリンダ18への結合
部分22aに固着されている。
リンク52の上下の端部52a,52bにおけ
る結合部に配置された各弾性部材56,68は従
来よく知られるように、その変形許容範囲内でリ
ンク52の枢動を許すことから、リンク52は、
車軸28と一体的にシリンダ18が上下運動した
際に、この上下運動を無駄なくトーシヨンバース
プリング43の側部分46の先端に伝える。
第1図および第2図に示した実施例では、本考
案に係るスタビライザ42を緩衝器12よりも車
体の前方側に配置してあるが、これに代え、第4
図に示すように、スタビライザ42を緩衝器12
の後方側に配置することもできる。
懸架装置10では、左右の車軸28が相対的に
上下運動すると、シリンダ18が車軸28と一体
的に上下運動し、その運動がリンク52を介して
トーシヨンバースプリング43の側部分46の先
端に伝えられる。これにより、トーシヨンバース
プリング43の中央部分44はねじり変形を受
け、前記相対運動を抑える力が発生する。
本考案によれば、下記の効果が得られる。
非操舵輪用ストラツト型懸架装置のスタビライ
ザであるから、操舵に伴う車輪支持部材の回転に
起因するトーシヨンバースプリングの側部分への
曲げ力を考慮する必要がない。そのため、リンク
をストラツトに設けたブラケツトの任意の位置に
配置できる。このように、リンクの配置の自由度
が高い。
ストラツトのブラケツトとトーシヨンバースプ
リングの側部分とに揺動可能に結合されたリンク
を備えるため、上下変位は最も大きいが円弧運動
をする車輪支持部材の動きを、リンクを介してト
ーシヨンバースプリングに取り出すことができ
る。この場合、トーシヨンバースプリングの中央
部分にねじり力を伝える一対の側部分は、中央部
分に対して実質的に直角であるため、車輪支持部
材の上下の運動に伴つて、側部分とリンクとの結
合部が車体の横方向および前後方向へ変位する量
は最も少なくなり、当該結合部の横方向および前
後方向への変位によつて側部分に加わる曲げ力は
わずかである。このように、トーシヨンバースプ
リングの側部分への曲げ力の影響を可及的に排除
しつつ、トーシヨンバースプリングの側部分に上
下方向の大きな変位を与えることができる。
リンクが標準状態で実質的に鉛直であることか
ら、ストラツトの上下方向の変位をそのままトー
シヨンバースプリングの側部分に伝えることがで
きる。すなわち、車輪支持部材の動きを最も敏感
に側部分に伝えることができる。また、トーシヨ
ンバースプリングの側部分が標準状態でリンクに
実質的に直交することから、リンクから側部分に
加わる力は、側部分に対して接線方向となり、最
も有効に作用する。このように、車輪支持部材の
動きを最も効率よくトーシヨンバースプリングに
伝え、車両の旋回時の車体の傾きを効果的に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスタビライザが組み込ま
れたストラツト型懸架装置を示す斜視図、第2図
は第1図に示された懸架装置を概略的に示す側面
図、第3図は本考案に係るスタビライザとストラ
ツトとの結合構造を示す断面図、第4図は本考案
の他の実施例を概略的に示す側面図である。 10:懸架装置、12:筒状緩衝器、42:ス
タビライザ、43:トーシヨンバースプリング、
44:中央部分、46:側部分、52:リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方の端部で車体に揺動可能に連結され、かつ
    下方の端部で非操舵車輪を支持する部材に連結さ
    れるストラツトを車体の両側部にそれぞれ配置し
    たストラツト型懸架装置のためのスタビライザで
    あつて、車体の横方向に配置される中央部分およ
    び該中央部分に実質的に直交して車体の前後方向
    へ伸びる一対の側部分を備え、全体にコの字状を
    呈するトーシヨンバースプリングと、該トーシヨ
    ンバースプリングの前記各側部分と前記各ストラ
    ツトに固定的に設けたブラケツトとにそれぞれ揺
    動可能に連結されたリンクとを含み、該リンクは
    標準状態で実質的に鉛直に位置し、かつ前記側部
    分と実質的に直交する、非操舵輪用ストラツト型
    懸架装置のためのスタビライザ。
JP7917980U 1980-06-09 1980-06-09 Expired JPH0239841Y2 (ja)

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JP7917980U JPH0239841Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09

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JPS573009U JPS573009U (ja) 1982-01-08
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JPS59136309U (ja) * 1983-03-04 1984-09-11 トヨタ自動車株式会社 スタビライザ
JP5206695B2 (ja) * 2010-01-08 2013-06-12 三菱自動車工業株式会社 スタビライザーブッシュ装置

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JPS573009U (ja) 1982-01-08

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