JPH0236755Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236755Y2
JPH0236755Y2 JP1984070164U JP7016484U JPH0236755Y2 JP H0236755 Y2 JPH0236755 Y2 JP H0236755Y2 JP 1984070164 U JP1984070164 U JP 1984070164U JP 7016484 U JP7016484 U JP 7016484U JP H0236755 Y2 JPH0236755 Y2 JP H0236755Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide groove
seat back
rotation shaft
seat
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984070164U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60182249U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984070164U priority Critical patent/JPS60182249U/ja
Publication of JPS60182249U publication Critical patent/JPS60182249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236755Y2 publication Critical patent/JPH0236755Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のシート装置の改良に関するも
のである。
(従来技術) 自動車のシート装置、例えばハツチバツク車に
おけるリアシート装置のなかには、リアシートの
シートバツクが、起立位置と、この起立位置より
後方に傾斜したリクライニング位置と、シートバ
ツクの背面がほぼ水平面となるような前倒位置
と、の少なくとも3つの位置をとり得るようにし
たものがある。そして、上記前倒位置にあつて
は、リアラツゲージルームの底壁となるリアフロ
アに対して、シートバツクの背面がほぼ同一面と
なるようにして、実質的にリアラツゲージルーム
を拡大し得るようにされている。
このようなシート装置にあつては、起立位置と
リクライニング位置との間におけるシートバツク
の傾動中心と、基準位置から前倒位置への傾動中
心とを異ならせる必要があり、このため実開昭55
−52250号公報に示すように、車体側に固定され
る第1ブラケツトの上端部に、シートバツクに固
定した第2ブラケツトを第1回動軸により枢着す
ると共に、第1ブラケツトの下端部に、シートク
ツシヨンに固定した第3ブラケツトを第2回動軸
により枢着したものがある。そして、このものに
あつては、上記第1回動軸を中心としたシートバ
ツクの前倒により前述した前倒位置をとり得るよ
うにする一方、上記第2回動軸を中心としたシー
トバツクの傾動により、前述した起立位置とリク
ライニング位置とをとり得るようになつている。
しかしながら上記従来のものでは、少なくとも
3つのブラケツトを必要とすると共に、これ等を
相互に連結する2本の回動軸を必要として、構造
がかなり複雑になる、という欠点を有する。
(考案の目的) 本考案は上述のような車幅を勘案してなされた
もので、シートバツクの傾動中心として2つ要求
されるシート装置において、簡単な構造により、
この2つの傾動中心のうちいずれか一方を選択し
てシートバツクを傾動し得るようにした自動車の
シート装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 前述の目的を達成するため、本考案にあつて
は、シートバツク側または車体側のいずれか一方
に、それぞれ車幅方向に伸びて、シートバツクの
傾動中心とされる第1回動軸および第2回動軸を
立設する一方、シートバツク側または車体側の他
方に、それぞれ第1回動軸と第2回動軸との軸間
隔とする円弧状の第1ガイド溝および第2ガイド
溝を設けてある。この第1ガイド溝には第1回動
軸が、また第2ガイド溝には第2回動軸がそれぞ
れ摺動自在に嵌合されるものであり、第2回動軸
を中心としたシートバツクの傾動を得るため、第
1回動軸が嵌合される第1ガイド溝が上記基準位
置にある第2回動軸を中心とした円弧状とされ、
また、第1回動軸を中心としたシートバツクの傾
動を得るため、第2回動軸が嵌合される第2ガイ
ド溝を、基準位置にある第1回動軸を中心とした
円弧状としてある。
このような構成とすることにより、第1、第2
の両ガイド溝を、1枚のブラケツトに構成するこ
とができて、構造が極めて簡単化される。
(実施例) 第1図において、1はいわゆるハツチバツク型
とされた自動車で、そのハツチドア2を利用し
て、リアラツゲージルームAに対して荷物3を出
し入れできるようになつている。
リアラツゲージルームAのフロアすなわちリア
フロア4の前方には、リアシートBが配設され、
このリアシートBは、そのシートバツク5が、第
1図に示すような起立位置と、この起立位置より
後方に傾斜した第2図に示すリクライニング位置
と、第3図に示すようなシートクツシヨン6上に
覆いかぶさるような前倒位置と、少なくとも3つ
の傾動位置をとり得るようになつている。勿論、
上記前倒位置にあるときは、シートバツク5の背
面がリアフロア4とほぼ同一面となるようにされ
て、このシートバツク5の背面上に荷物3が載置
し得るようにされている。
シートバツク5の基端部側面には、第4図に示
すように、それぞれ軸幅方向に伸びる第1回動軸
7および第2回動軸8が立設される一方、フロア
パネル9には、ガイド溝Gを有するブラケツト1
0がボルトCを利用して固定されている。このガ
イド溝Gは、第1ガイド溝11と第2ガイド溝1
2とから構成され、全体的に略T字形とされてい
る。この第1、第2の両ガイド溝11,12は、
それぞれ、第1回動軸7と第2回動軸8との軸間
隔rを半径とする円弧状とされ、第1ガイド溝1
1は、第5図に示すように第2ガイド溝12の基
準位置側端部12aにある第2回動軸8を中心と
して上記軸間隔rの半径を有する円弧状とされて
いる。また、第2ガイド溝12は、第5図に示す
ように第1ガイド溝11の基準位置側端部11a
にある第1回動軸7を中心として、上記軸間隔r
の半径を有する円弧状とされている。そして、第
2ガイド溝12のうち、基準位置側端部12aと
は反対側にある反対側端部12bは、第1ガイド
溝11にの中間部分に対する合流部とされ、また
基準位置側端部11aとは反対側にある反対側端
部11bが、上記合流部(反対側端部12b)よ
りもさらに上方へ伸びた形とされている。
ここで、第1回動軸が、シートバツク5の起立
位置とリクライニング位置との切換えを行う傾動
中心とされるもので、この両位置の傾動角を第5
図θ1で示す。また第2回動軸8が、シートバツク
5の起立位置と前倒位置との切換えを行う傾動中
心とされるもので、この両位置の傾動角を第5図
θ2で示す。すなわち、基準位置側端部11aに第
1回動軸7が位置し、かつ基準位置側端部12a
に第2回動軸8が位置したときが、第1図、第5
図、第6図に示すような起立位置となる。また、
この起立位置から、第1回動軸7を傾動中心とし
て、第2回動軸8を第2ガイド溝12に沿つてそ
の反対側端部12bにまで変位させたときが第2
図、第7図に示すリクライニング位置とされる。
さらに、基準位置側端部12aにある第2回動軸
8を中心にして、第1回動軸7を第1ガイド溝1
1に沿つてその反対側端部11bにまで変位させ
たときが、第3図、第7図に示す前倒位置とされ
る。そして、シートバツク5は、この前倒位置へ
の傾動が、第1回動軸7よりも上方(シートバツ
ク5の先端部側)にある第2回動軸8を中心とし
た傾動によつて行われるため、シートバツク5の
基準部側が若干持ち上げられることとなつて、シ
ートバツク5の背面が、リアフロア4とほぼ同一
の高さとなるようになつている。
なお、前述したシートバツク5の傾動に際し
て、第1回動軸7あるいは第2回動軸8は、基準
位置側端部11aあるいは12aによる一種の軸
受作用により、スムーズに回動される。また、起
立位置あるいはリクライニング位置にあるシート
バツク5の支持は、この先端部側面に立設したた
ロツクピン13を車体側面パネルに設けたロツク
機構(図示略)に係合させることにより、あるい
はシリンダ装置を用いる等により、適宜なし得る
ものである。
第9図、第10図は本考案の他の実施例を示す
ものであり、前記実施例と同一構成要素には同一
符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、第1回動軸7、第2回動軸8
を、車体側に固定されるブラケツト14に立設す
る一方、第1ガイド溝11、第2ガイド溝12か
らなるガイド溝Gを、シートバツク5に固定され
るブラケツト15に形成するようにしたものであ
る。そして、ブラケツト15に対して、段付ピン
16によつて、ロツクレバー17を回動自在に取
付けて、このロツクレバー17を、コイルスプリ
ング18によつて、第10図時計方向に回動付勢
するようにしてある。これにより、第10図に示
すように、シートバツク5が基準位置にあるとき
には、ロツクレバー17の第1凹所17aが第2
回動軸8に係合されて、シートバツク5の動きを
規制するようにしてある。
同様にして、それぞれ図示は略すが、シートバ
ツク5がリクライニング位置にあるときは、ロツ
クレバー17の第2凹所17bが、第2ガイド溝
12の反対側端12bにある第2回動軸8に係合
され、またシートバツク5が前倒位置にあるとき
は、その第3凹所17cが第1回動軸7に係合さ
れて、それぞれシートバツク5の動きを規制する
ようにしてある。
なお、ロツクレバー17は、前記ロツクピン1
3を操作する操作ロツド19により、コイルスプ
リング18に抗して回動されて、ロツクレバー1
7の第1回動軸7あるいは第2回動軸8に対する
係合が外れるようにされている。
第11図は本考案のさらに他の実施例を示すも
ので、基準位置とリクライニング位置との間でシ
ートバツク5の傾倒角度を調整するため、例えば
第4図〜第8図に示す実施例において、ブラケツ
ト10に、第2ガイド溝12に沿う円弧状のロツ
ク歯20を設ける一方、シートバツク5に、当該
ロツク歯20に噛合可能な係合歯21aを有する
ロツクレバー21を回動自在に設けてある。そし
て、常時は上記ロツク歯20に対して係合歯21
aが噛み合うようにロツクレバー21をスプリン
グ22で付勢することにより、シートバツク5を
この噛み合い位置で停止させておくようにする一
方、操作ロツド25によりロツクレバー21をス
プリング22に抗して第11図反時計方向に回動
させることにより、上記両歯の噛み合いを外し
て、シートバツク5を自由に傾倒させるようにし
てある。
以上実施例では、ガイド溝Gが略T字形となる
ような場合を説明したが、基準位置とリクライニ
ング位置との間におけるシートバツク5の傾動角
θ1の大きさによつては、第1ガイド溝11と第2
ガイド溝12とが非連通状態とされたり、あるい
は第2ガイド溝12が第1ガイド溝11を横切つ
て、全体的に十字形のようなガイド溝として構成
することもできる。また、ハツチバツク型の自動
車に限らず例えばセダン型等他の形式の回動軸に
おけるリヤシートとしても適用し得る。
(考案の効果) 本考案は以上述べたことから明らかなように、
シートバツクの異なる傾動中心となる2本の回動
軸の他には、第1ガイド溝と第2ガイド溝とを有
する1枚のブラケツトを用いるのみでこと足りる
ので、従来のものに比して極めて簡単な構造のも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたた自動車の一例を
示すもので、シートバツクが起立位置にある状態
での簡略側面図。第2図はシートバツクがリクラ
イニング位置にある状態を示す簡略側面図。第3
図はシートバツクが前倒位置にある状態を示す簡
略側面図。第4図は本考案の一実施例を示す要部
分解斜視図。第5図はガイド溝と回動軸との関係
を示す説明図。第6図ないし第8図は、第4図に
示す実施例において、シートバツクが異なる傾動
位置にある場合を示す要部側面図で、第6図が起
立位置のときを、第7図がリクライニング位置の
ときを、第8図が前倒位置のときを示す図。第9
図は本考案の他の実施例を示す分解斜視図。第1
0図は、第9図に示す実施例においてシートバツ
クが起立位置にあるときの状態を示す要部側面
図。第11図は本考案のさらに他の実施例を示す
要部側面図。 5:シートバツク、7:第1回動軸、8:第2
回動軸、11:第1ガイド溝、11a:基準位置
側端部、12:第2ガイド溝、12a:基準位置
側端部、G:ガイド溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツク側または車体側のいずれか一方に
    立設され、それぞれ車幅方向に伸びる第1回動軸
    および第2回動軸と、 前記シートバツク側または車体側の他方に設け
    られ、前記第1回動軸が摺動自在に嵌合される第
    1ガイド溝および前記第2回動軸が摺動自在に嵌
    合される第2ガイド溝と、 を備え、前記第1ガイド溝は、基準位置にある前
    記第2回動軸を中心として、該第1回動軸と第2
    回動軸との軸間隔を半径とする円弧状に形成さ
    れ、また前記第2ガイド溝は、基準位置にある前
    記第1回動軸を中心として、上記軸間隔を半径と
    する円弧状に形成されている、 ことを特徴とする自動車のシート装置。
JP1984070164U 1984-05-14 1984-05-14 自動車のシ−ト装置 Granted JPS60182249U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984070164U JPS60182249U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 自動車のシ−ト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984070164U JPS60182249U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 自動車のシ−ト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60182249U JPS60182249U (ja) 1985-12-03
JPH0236755Y2 true JPH0236755Y2 (ja) 1990-10-05

Family

ID=30606516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984070164U Granted JPS60182249U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 自動車のシ−ト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60182249U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60182249U (ja) 1985-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0236755Y2 (ja)
JPS63161907A (ja) ア−ムレストの姿勢維持装置
JP3281536B2 (ja) 車両用シートの2段折れヒンジ構造
JPS6248253U (ja)
JPH031172B2 (ja)
JPS607238Y2 (ja) 主としてバン型車両の座席の脚部構造
JPH07195969A (ja) シートのリフター機構
JPH0232885B2 (ja)
JPS6241866Y2 (ja)
JPS635948Y2 (ja)
JPH0427700Y2 (ja)
JPH02139125U (ja)
JPH0234987Y2 (ja)
JPH0616829Y2 (ja) 車両用シートのシートバックヒンジ構造
JPH0433146Y2 (ja)
JP2518006Y2 (ja) アームレスト構造
JPS6242589Y2 (ja)
JPH0438751Y2 (ja)
JPH0520198Y2 (ja)
JPH0546979Y2 (ja)
JPH0115536Y2 (ja)
JPS6210191Y2 (ja)
JPS6213879Y2 (ja)
JPS6310770Y2 (ja)
JPH0246422Y2 (ja)