JPH0236439Y2 - - Google Patents

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JPH0236439Y2
JPH0236439Y2 JP1983115733U JP11573383U JPH0236439Y2 JP H0236439 Y2 JPH0236439 Y2 JP H0236439Y2 JP 1983115733 U JP1983115733 U JP 1983115733U JP 11573383 U JP11573383 U JP 11573383U JP H0236439 Y2 JPH0236439 Y2 JP H0236439Y2
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JP
Japan
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shoulder member
double container
vacuum double
shoulder
spout
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JP1983115733U
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JPS6024245U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はステンレス等の金属で真空二重容器を
構成してなる金属製魔法瓶に関する。
(従来技術) 従来の金属製魔法瓶においては、前記真空二重
容器に前記肩部材を取り付ける構造として、次の
3種類のものがある。
第1のものは、前記真空二重容器の外筒部外周
に環状の突条を一体形成し、ここに肩部材を無理
嵌めし、且つその無理嵌めが金属と合成樹脂とに
よる比較的剛性の高いもので十分な嵌め代をとれ
ないのを補うのに、前記突条と肩部材との無理嵌
め部に接着剤を塗布する構造である。しかし、こ
の構造によれば、接着剤の接着強度にバラツキが
あり、肩部材の真空二重容器に対する取り付けが
不安定となる。
第2のものは、前記突条に代えて、前記外筒部
外周に雄ネジを一体形成した構造である。しか
し、この構造によれば、前記雄ネジがプレス成形
されるため、ネジ山の高さや形状に限界があり、
肩部材の保持力が不十分であるという問題があ
る。
第3のものは、前記真空二重容器の外筒部に取
り付け金具を溶接し、この取り付金具に肩部材を
ビス止めした構造である。しかし、この構造によ
れば、部品数の増大を招くと共に、取り付け作業
の複雑化を招くという問題がある。
以上のように従来のものは、肩部材の真空二重
容器への取り付けが不安定となつたり、その取り
付け作業が煩雑になるという問題を抱えている。
又上記従来例のいずれもが、肩部材の外筒部を
真空二重容器の外筒部に取り付けた構造としてい
るので、肩部材の口縁部と、真空二重容器の注出
口縁部との間に相対動が生ずるおそれがあり、肩
部材の真空二重容器への取り付けが確実でない嫌
いがある。
(考案の目的) 本考案は上記従来例の問題点を解消することを
目的とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、金属製真空
二重容器の肩部に注出口を有する合成樹脂製の筒
状肩部材を嵌合せ、前記真空二重容器の口部をこ
の口縁自体を折曲げ前記肩部材の注出口内縁部に
係合して、この肩部材を真空二重容器の肩部に保
持したことを特徴とするものである。
(実施例) 第1図及び第2図に示す本考案の第1実施例
は、ステンレス製真空二重容器1の外筒部2の肩
部に注出口を有する合成樹脂製の筒状肩部材3の
外筒部4を、両者の内の一方に設けた突環条5と
凹環条6とを利用して無理嵌め(強制押圧嵌合)
するとともに外筒部2の外周段部20等に当てが
つて下方より受け止め、前記真空二重容器1の口
部7をこの口縁自体を折曲げリング状パツキン9
を介し肩部材3の注出口内縁部8に係合して、こ
の肩部材3を外筒部2の肩部に保持することによ
り、金属製魔法瓶を構成したものである。
前記真空二重容器1はステンレス板からなる内
筒部10と外筒部2とを一体溶接してなり、内外
筒部10,2間は真空となつている。この真空二
重容器1の上端の口部の口縁7において、前記内
外筒部10,2を溶接しているが、内筒部10に
対し外筒部2の口縁7を上方に突出させ、この部
分7aを外方に向け折曲げている。
5は前記外筒部2に設けた突環条、11は前記
内筒部10に設けたスロート部である。尚、前記
カーリング部は内筒部10の口縁7の延長部或は
内外筒部10,2の両口縁の延長部に形成しても
よい。
前記筒状の肩部材3は中栓12を内側から螺合
させる雌ネジ13及びラツパ口形状の注出口を有
する内筒部14と、コツプ15を外側から螺合さ
せる雄ネジ16及び吊ひも17の両端17a,1
7aを係止するための一対の係止部18,18を
一体成形した外筒部4とからなる。前記外筒部4
の内面には前記突環条5に係合する凹環条6を設
けている。又前記内筒部14の下端には内方フラ
ンジ8を一体に設けて、肩部材3の注出口縁部8
としている。
この注出口縁部8と前記真空二重容器1の口部
7の折曲部7aとの間には断面円形のゴム製(又
は軟質合成樹脂製)のリング状パツキン9を介在
させている。
尚、19,19…は肩材3の外筒部4内面に形
成したリブで、その下面は真空二重容器1の外周
段部20に当接する。又21は中栓12の下端外
周に嵌着したオーリングで、前記スロート部11
に当接する。更に22は合成樹脂製底部材であ
る。
本実施例は上記の外、肩部材3が外方に拡がる
のを阻止するよう、座金などの別部材30を前記
真空二重容器1の外筒部4の適所に溶接などによ
つて取り付け、且つこの別部材30の半径方向内
方に肩部材3に一体形成した突筒部31を係合さ
せているという特徴を有している。
本実施例においては、肩部材3を真空二重容器
1に次の順序で取り付けている。すなわち、最初
真空二重容器1の口部7の外筒部側部分は折曲さ
れず、直円筒状に形成されている。このような形
状の真空二重容器1の口部7の外周に前記リング
状パツキン9を套装し、次いで真空二重容器1に
肩部材3を強制的に押圧嵌合する。すると、前記
突環条5と前記凹環条6とは係合し、肩部材3は
真空二重容器1に無理嵌め状態で仮止めされる。
このとき同時に前記突筒部31は前記別部材30
に係合する。次いで前記口部7の折曲部7aを折
曲加工することにより、前記リング状パツキン9
を介して真空二重容器1の口部7に肩部材3の注
出口内縁部8を保持させて、肩部材3の真空二重
容器1への取付けが完了する。
本実施例では、前記折曲加工によつて前記口部
7と前記注出口内縁部8との結合関係を強固にす
ると共に、前記口部7と前記注出口内縁部8との
間にリング状パツキン9を圧縮状態に挟圧保持し
て、両者7,8間のシールを確実にして水漏れを
防いでいる。
第3図に示す本考案の第2実施例は、真空二重
容器1の外筒部2の外面に設けた雄ネジ23と、
肩部材3の外筒部4の内面に設けた雌ネジ24と
を利用して、前者の外筒部2に後者の外筒部4を
螺着すると共に外周段部20に当接して受止めて
いる。又真空二重容器1の口部7と肩部材3の注
出口内縁部8との間に断面台形のリング状パツキ
ン9aを介在させ、且つ前記口部7の折曲部7a
を折曲して、前記口部7に前記注出口内縁部8を
保持さてている。本実施例の前記注出口内縁部8
の内周縁には上方に突出する環状壁部25を設け
てあり、この環状壁部25と前記折曲部7aとの
間にリング状パツキン9aの一部9bが挟圧保持
される。更に真空二重容器1の頂面20の外周縁
に上方に突出する環状の突条26を設け、この突
条26に肩部材3の前記リブ19,19…が当接
することにより、肩部材3が半径方向外方に拡く
ことを阻止している。
他の構成は第1実施例と略同様であり、これと
共通する部分は第3図に共通符号を付している。
第4図に示す本考案の第3実施例は、上記第2
実施例と同様に構成されているが、真空二重容器
1の口部7の折曲部7aの折曲によつて、この口
部7に肩部材3の注出口内縁部8を直接保持させ
ている点に相違がある。又第2実施例における突
条26に代えて、真空二重容器1の溶接部27を
利用して、肩部材3が半径方向外方に拡くことを
阻止している点にも特徴がある。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。又本考案を携帯式金属魔法
瓶に実施出来る外、一般の定置式金属魔法瓶に実
施することも出来る。
(考案の効果) 金属製真空二重容器の肩部に注出口を有する合
成樹脂製の筒状肩部材を嵌合せ、前記真空二重容
器の口部をこの口縁自体を折曲げ前記肩部材の注
出口内縁部に係合して、この肩部材を真空二重容
器の肩部に保持した構成としてあるため、 金属製真空二重容器に合成樹脂製の肩部材を無
理な嵌合や接着、複雑な構造および組立て作業な
しに確実に取付けることができる。
特に口縁自体の折曲げは口縁の後処理工程をか
ねて行うことができるし、その折曲げ程度によつ
て肩部材や金属製真空二重容器の寸法誤差を吸収
し肩部材をガタツキや無理を生じることなく確固
に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の一部縦断正面
図、第2図はその要部の拡大縦断正面図、第3
図、第4図は夫々本考案の第2実施例、第3実施
例の要部の縦断正面図である。 1……真空二重容器、2……外筒部、3……肩
部材、4……外筒部、7……口部、8……注出口
内縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製真空二重容器の肩部に注出口を有する合
    成樹脂製の筒状肩部材を嵌合せ、前記真空二重容
    器の口部をこの口縁自体を折曲げ前記肩部材の注
    出口内縁部に係合して、この肩部材を真空二重容
    器の肩部に保持したことを特徴とする金属製魔法
    瓶。
JP11573383U 1983-07-26 1983-07-26 金属製魔法瓶 Granted JPS6024245U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11573383U JPS6024245U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 金属製魔法瓶

Applications Claiming Priority (1)

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JP11573383U JPS6024245U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 金属製魔法瓶

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Publication Number Publication Date
JPS6024245U JPS6024245U (ja) 1985-02-19
JPH0236439Y2 true JPH0236439Y2 (ja) 1990-10-03

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ID=30267056

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JP11573383U Granted JPS6024245U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 金属製魔法瓶

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JPS6024245U (ja) 1985-02-19

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