JPS624521Y2 - - Google Patents

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JPS624521Y2
JPS624521Y2 JP9793382U JP9793382U JPS624521Y2 JP S624521 Y2 JPS624521 Y2 JP S624521Y2 JP 9793382 U JP9793382 U JP 9793382U JP 9793382 U JP9793382 U JP 9793382U JP S624521 Y2 JPS624521 Y2 JP S624521Y2
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cap
container
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は上下方向直線操作によつてキヤツプを
脱着させるための容器とキヤツプとの取付構造に
関するものである。
「従来の技術」 従来、容器口部を密封および開封するために、
容器に対して上下方向に直線的に操作するように
したいわゆるワンタツチキヤツプを実現する方法
が種々提案されているが、キヤツプを容器から取
出すときの操作性を良くすると密封性が損われ易
いという問題点があつた。
この問題点を解決するための一方法として、実
開昭52−4353号公報に示す技術が提案されてい
る。この従来例は第10図ないし第13図に示す
ような構成を有している。すなわち、容器(ボト
ル)1は、口部を設ける肩部2をテーパ面に形成
して中央に首部3を突設し、これの上部には外周
部をフレヤー4aに形成した口部4を拡張段部5
を介して連設し、口部4の先端に取り出し口6を
設けたものであつて、硬質合成樹脂等で成形され
ている。また、キヤツプ7は、全体が可撓性を有
する軟質合成樹脂で成形され、外円筒部8と内円
筒部9を有する。外円筒部8は下方裾部8aの下
端面を傾斜面8bに形成し、内円筒部9はこれの
円周等分数個所にスリツト11を穿設して多数の
弾性脚片9aを円状に列設すると共に各脚片の下
端部には内向きのフツク状爪片10を設け、さら
にこの爪片10の下端面は傾斜面10aに形成し
てあり、内円筒部中央上面には密封リング12が
突設させられた構成となつている。そして、キヤ
ツプ7を容器1に装嵌すべく口部上方から嵌合し
て押圧すると、弾性脚片9aの下端傾斜面10a
が口部外周部のフレヤー4aに沿つて拡開されな
がら下降し、爪片10が拡張段部に弾発係止して
嵌着される。一方、第1図の矢印のようにキヤツ
プの可撓性を利用して外円筒部の裾部8aを両側
から指先で相対的に強くつまむようにして加圧す
ると、加圧された裾部分が楕円状に変形すると共
にテーパ肩部2に沿つてその位置を上昇させる。
これと同時に内円筒部9の各弾性脚片9aも若干
その列設した円形が変形して爪片10が段部5の
係止から強制的に外され、キヤツプ7は口部から
離脱する。などの一連の技術である。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、従来例の技術であると次のよう
な問題点が残されている。
キヤツプ7を第13図に示すように若干傾斜
した状態で容器1に押し込むと、密封リング1
2が容器1の取り出し口6に引つかかつて装着
できず、通常の使用状態や、キヤツピングマシ
ンなどによる自動閉栓時にトラブルが発生す
る。
このため、密封リング12と取り出し口6と
の半径方向の嵌合をゆるくする必要があり、容
器内の内容物が液体などの浸透性の高いもので
あると、内容物が漏洩し易い。
拡張段部5が上部フレヤー4aの傾斜面にな
つているため、キヤツプ7が外れる時に上方に
急激に飛び出し易い。
外円筒部8の肉厚を一定として楕円状に変形
させることにより、キヤツプ7を上方に移動さ
せようとするものであるから、楕円形に変形さ
せる分の大きな操作力が必要であり、一方、変
形を容易にするために肉厚を小さくすると、キ
ヤツプ7の強度が低下する。
キヤツプ7が容器1に対して廻つてしまい、
これによつて嵌着が緩まつたり、あるいはキヤ
ツプ7を容器1より取り外す際、どうしてもキ
ヤツプ7を廻して外そうとしてしまい、キヤツ
プ7の取り外しがスムーズに行えない。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
キヤツプが容器に対して斜めにかぶせられること
が防止でき、キヤツプ取り外し時の飛び出しが防
止でき、また口部のシール性が高く確実なキヤツ
プの装着ができ、さらにキヤツプの強度を損うこ
となく簡単に軽い力でキヤツプを外すことがで
き、しかもキヤツプが廻ることがなく、キヤツプ
の取り外しがスムーズに行いうる容器とキヤツプ
との取付構造を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、上下方向の直線操作によりキヤツプ
を着脱させるようにした容器とキヤツプとの取付
構造において、前記容器が、テーパー状肩部の上
方に形成されるとともにその外周に係止突起と突
出部とを有する首部と、この首部の上方に形成さ
れた口部とを一体に設けた構成とされ、前記キヤ
ツプが、開口操作時に前記肩部に接触させられる
外筒と、この外筒の内側に間隙を有して配される
とともに前記係止突起に係合する係止爪と前記突
出部に嵌合するように下方を開口した切欠部を有
する内筒と、この内筒の内方に位置し、前記口部
に周接する密封部材とを一体に設けた構成とされ
たことを特徴とする容器とキヤツプとの取付構造
である。
「作用」 上記構成によれば、下記のような作用、効果を
得ることができる。
キヤツプを下方に押す単純な操作およびキヤ
ツプの裾部をつまむか、キヤツプを引つ張り上
げる単純な操作で簡単にキヤツプを着脱でき
る。
首部と内筒とが相互に摺接しつつ上下移動す
るため、キヤツプが正しい位置に案内され、キ
ヤツプ着脱時、傾むいたり、飛び出したりする
ことがなく、キヤツピングマシンの適用が可能
となる。
口部が密封部材によつて密封されかつ係止突
起に係止爪が係止するので容器の密封性が高め
られる。
突出部によつてキヤツプが容器に対して廻る
ことがなく、輸送中などの際に容器の密封性が
低下することがなく、またキヤツプの取り外し
の際、誤つてキヤツプを廻すことがなく迷わず
にキヤツプを外すことができる。
以下、実施例に基づき、本考案を詳しく説明す
る。
「実施例 1」 以下、図面を参照して本考案を詳細に説明す
る。第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を
示すものである。この取付構造においては、容器
21は、胴部22と、この胴部22から延びるテ
ーパー状の肩部23と、この肩部23の上方に形
成された首部24と、この首部24の上方に首部
24よりも小径に形成された口部25とからな
り、例えば硬質合成樹脂などによつて一体成形さ
れたものである。そして、前記首部24は、その
外周面が略並行に形成され、この外周面の下部に
は半径外方向に突出した係止突起26が形成さ
れ、さらに前記外周面から半径外方向に突出し、
容器21の軸線に対して対称的に配置された2つ
の角状の突出部27,27が形成されている。こ
の突出部27,27の突出先端面28は容器21
の胴部22の外周面とほぼ同一の位置にまで突出
している。
また、この容器21に組み合せられるキヤツプ
29は、開口操作時に容器21の肩部に接触させ
られる外筒30と、この外筒30の内側に間隙を
置いて設けられた内筒31と、この内筒31の内
側に間隙を置いて設けられた密封部材32とから
なり、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなど
の軟質合成樹脂などで一体成形されたものであ
る。そして、前記外筒30には、容器21の首部
24の突出部27,27に嵌合する角状の切欠部
33,33が形成され、また外筒30の外周面に
は水平方向にローレツト溝が形成された膨脹部3
4,34が設けられている。また、内筒31の下
部には、前記容器21の首部24の係止突起26
に係止するフツク状の係止爪35が形成され、さ
らに前記首部24の突出部27,27に嵌合する
角状の切欠部36,36が形成されている。さら
に、密封部材32は、前記口部25よりわずかに
嵌合内径が大きく形成されるとともにその先端部
が漸次薄肉となつて半径内方向に湾曲している。
しかして、このような構成の容器21をキヤツ
プ29で密封するには、キヤツプ29を、その外
筒30の切欠部33,33が首部24の突出部2
7,27に嵌り合うように位置決めしたうえ、下
方に直線的に押圧して移動させればよい。このよ
うにキヤツプ29を被せると、内筒31の先端の
係止爪35が首部24にまず接触する。その際、
内筒31と首部24との接触面が上下方向に対し
て略平行であり、また外筒30および内筒31の
それぞれの切欠部33,33,36,36に突出
部27,27が嵌り合うので、キヤツプ29は、
その嵌着位置に自動的かつ正確に位置し、さらに
キヤツプ29が傾むくことなく下方に直つすぐ下
降する。また、密封部材32は、上述のようにキ
ヤツプ29が正確に位置決めされるので、密封部
材32の先端部分から口部25内に正確に嵌り込
み、弾性変形して口部25を緊密に密封する。さ
らに、内筒31の先端の係止爪35は、首部24
下方の係止突起26に係止し、キヤツプ29は強
固に容器21に固着される。
また、キヤツプ29を容器21から取り外す場
合には、従来例と同様に、外筒30の膨出部3
4,34をつまんで中心にむかつて押せばよい。
外筒30には切欠部33,33が設けられている
ため、膨出部34,34は容易に変形し、テーパ
ー状の肩部23に押しつけられる。この結果、上
記つまむ力は「くさび作用」によつてキヤツプ2
9を上方に押し上げる力に変換される。この力に
よつて係止爪35が弾性変形して係止突起26か
ら離れ、キヤツプ29は上方に移動するが、係止
爪35が首部24の外周面に摺接しつつ上方に移
動するため、キヤツプ29が飛び出すことがな
い。また、キヤツプ29を外す際、誤つてキヤツ
プ29を廻そうとしても首部24の突出部27,
27とキヤツプ29の外筒30、内筒31の切欠
部33,33,36,36との嵌合によつてキヤ
ツプ29は容器21に対して廻ることがない。こ
のことは、キヤツプ29を容器21に嵌着した状
態で輸送する場合などの容器同士がぶつかりあう
ことがあつても、キヤツプ29は廻ることがない
ので、キヤツプ29が緩むことがなく、密封性が
低下せず内容物の溢出の恐れが全くなくなること
になる。
「実施例 2」 第6図は本考案の第2実施例を示すもので、第
1図ないし第5図に示した第1実施例と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この例では、容器21の首部24に設けられた
角状の突出部27,27,……を4個等間隔に配
置し、これに伴つてキヤツプ29の外筒30、内
筒31の切欠部33…、36…をそれぞれ4個づ
つ形成し、さらにキヤツプ29上面にプルトツプ
部37を設けた以外は、第1実施例とほぼ同様で
ある。このような構造では、キヤツプ29の位置
決めがより一層正確になるとともに脱着時プルト
ツプ部37をつまんで上方に引つ張ることによ
り、容易にキヤツプ29を取り外すことができ
る。またプルトツプ部37をキヤツプ29の脱着
時以外はキヤツプ29上面に倒しておくようにし
てもよい。
「実施例 3」 第7図ないし第9図は、本考案の第3実施例を
示すもので、第1図ないし第5図に示した第1実
施例と同一構成部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
この例においては、容器21の首部24に設け
られた4つの突出部27,27,27,27の突
出長さを短くし、その突出先端面28,28,2
8,28を、胴部22の外周面より大きく後退さ
せ首部24外周面より微に突出した状態に位置さ
せてあり、これに伴つてキヤツプ29の内筒31
にのみ前記突出部に嵌合する4つの切欠部36,
36,36,36が形成され、さらに外筒30に
は、内筒31の切欠部36,36,36,36の
位置から水平面上45゜ずれた位置に4つの膨出部
34,34,34,34、が設けられている。こ
のような構成にあつては、キヤツプ29が容器2
1に対して廻ることが防止されるとともに、突出
部27………がキヤツプ29を被せた状態で外部
から見えず外観上好ましい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の容器とキヤツプ
との取付構造によれば、 キヤツプを下方に押す単純な操作およびキヤ
ツプの裾部をつまむか、キヤツプを引つ張り上
げる単純な操作で簡単にキヤツプ機を着脱でき
る。
首部と内筒とが相互に摺動接しつつ上下移動
するため、キヤツプが正しい位置に案内され、
キヤツプ着脱時、傾むいたり、飛び出したりす
ることがなく、キヤツピングマシンの適用が可
能となる。
口部が密封部材によつて密封されかつ係止突
起に係止爪が係止するので容器の密封性が高め
られる。
突出部によつてキヤツプが容器に対して廻る
ことがなく、輸送中などの際に容器の密封性が
低下することがなく、またキヤツプの取り外し
の際、誤つてキヤツプを廻すことがなく迷わず
にキヤツプを外すことができるなどのすぐれた
利点を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1の実施例を
示すもので、第1図および第2図はいずれもキヤ
ツプを装着した状態の一部断面図で、それぞれ
別々の断面を示す。第3図はキヤツプの一部を切
欠した正断面図、第4図はキヤツプの底面図、第
5図は取付構造を示す斜視図、第6図は本考案の
第2実施例を示す斜視図、第7図ないし第9図は
本考案の第3実施例を示すもので、第7図は取付
構造を示す斜視図、第8図はキヤツプの一部切欠
した正断面図、第9図はキヤツプの底面図、第1
0図ないし第13図は従来例を示すもので、第1
0図はキヤツプを装着した状態の一部断面図、第
2図はキヤツプの縦断面図、第12図はキヤツプ
の底面図、第13図はキヤツプの装着状態の説明
図である。 21……容器、23……肩部、24……首部、
25……口部、26……係止突起、27……突出
部、29……キヤツプ、30……外筒、31……
内筒、32……密封部材、33……切欠部、35
……係止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向の直線操作によりキヤツプを着脱させ
    るようにした容器とキヤツプとの取付構造におい
    て、前記容器が、テーパー状肩部の上方に形成さ
    れるとともにその外周に係止突起と突出部とを有
    する首部と、この首部の上方に形成された口部と
    を一体に設けた構成とされ、前記キヤツプが、開
    口操作時に前記肩部に接触させられる外筒と、こ
    の外筒の内側に間隔を有して配されるとともに前
    記係止突起に係合する係止爪と前記突出部に嵌合
    するように下方を開口した切欠部を有する内筒
    と、この内筒の内方に位置し、前記口部に周接す
    る密封部材とを一体に設けた構成とされたことを
    特徴とする容器とキヤツプとの取付構造。
JP9793382U 1982-06-29 1982-06-29 容器とキヤツプとの取付構造 Granted JPS593851U (ja)

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JP9793382U JPS593851U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 容器とキヤツプとの取付構造

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JP9793382U JPS593851U (ja) 1982-06-29 1982-06-29 容器とキヤツプとの取付構造

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JPS593851U JPS593851U (ja) 1984-01-11
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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60118647U (ja) * 1984-01-20 1985-08-10 吉田工業株式会社 キヤツプ付き容器
JPS60118648U (ja) * 1984-01-20 1985-08-10 吉田工業株式会社 キヤツプ付き容器
JPS60118649U (ja) * 1984-01-23 1985-08-10 吉田工業株式会社 キヤツプ付き容器
JPH0311159Y2 (ja) * 1985-08-27 1991-03-19
JP6645034B2 (ja) * 2014-06-02 2020-02-12 大日本印刷株式会社 注出口組合体、注出口組合体付容器、及び充填体

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