JPH0213208Y2 - - Google Patents

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JPH0213208Y2
JPH0213208Y2 JP12548586U JP12548586U JPH0213208Y2 JP H0213208 Y2 JPH0213208 Y2 JP H0213208Y2 JP 12548586 U JP12548586 U JP 12548586U JP 12548586 U JP12548586 U JP 12548586U JP H0213208 Y2 JPH0213208 Y2 JP H0213208Y2
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demist
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車輛用空気調和装置のデミスト制御装
置に関する。
(従来技術) 車輛用空気調和装置のデミスト制御は、車窓内
面の湿度を検出する湿度センサを設け、湿度セン
サによる検出湿度が所定値を超えると結露と判定
し、例えば特開昭61−36044号公報に示されてい
る如く、デミスト吹出口を開放し、冷却機を駆動
するかまたは外気導入状態にし、かつ送風量を増
加させるデミスト手段を働すことによつて行なつ
ていた。また、このデミスト動作は車輛駆動用内
燃機関(以下、車載内燃機関とも記す)の動作状
態にかかわらず、湿度センサの出力のみで行なわ
れていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、停車中の車輛に乗り込んで始動開始、
すなわち車載内燃機関の始動開始時等においては
車室内温度は制御されておらず、外気温度が低温
の場合には車室内の温度も低く、車室内の相対湿
度が高くなつており、湿度センサの出力により結
露判定をした場合、結露状態ではないのに結露状
態と判定されて、デミスト手段が働かされ、デミ
スト状態が継続したりする問題点があつた。
しかし乗員が少なく、例えば1人の場合等、一
度デミスト制御を行つておけば車窓が曇らないこ
とが多い。この様な場合に、車室内温度を快適な
温度に維持するためにも、デミスト制御を必要以
上に行なわないことが望ましい。
本考案は上記にかんがみなされたもので、デミ
スト制御を最小限に抑え、省動力で、かつ車室内
温度を快適な温度に維持することができる車輛用
空気調和装置のデミスト制御装置を提供すること
を目的とする。
(目的達成のための手段) 上記した問題点を解結するため本考案は第1図
に示す如く構成した。
車窓内面の湿度を検出する湿度センサ1を設
け、湿度センサ1の出力により結露状態であると
判別する第1判別手段2にて結露状態と判別され
たときデミスト手段3を動作させる車輛用空気調
和装置のデミスト制御装置において、車輛駆動用
内燃機関の始動後デミスト制御の実施が初回であ
ることを判別する第2判別手段4と、第2判別手
段4によりデミスト制御の実施が初回であると判
別されたときから所定期間デミスト手段を動作さ
せる制御手段5とを備えた。
(作用) 湿度センサ1の出力により結露状態であると第
1判別手段2によつて判別されたときは、デミス
ト手段3が作用させられて、デミスト制御がなさ
れる。すなわち、デミスト吹出口が開放され、冷
却機は駆動され、送風量が増大させられてデミス
トがなされる。
しかして、車輛駆動用内燃機関の始動後デミス
ト制御の実施が初回であると第2判別手段4にて
判別されたときは、第2判別手段4の判別出力発
生時から所定時間デミスト手段3が制御手段5に
て動作させられる。この結果、乗員が少ない場合
など、一度デミスト制御しておけば車窓ガラスが
曇らない場合が多く、車輛駆動用内燃機関の始動
直後等において必要以上にデミスト制御はなされ
ない。
(考案の実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。
第2図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
21は空気調和装置本体であり、22は空気調
和装置本体を制御する制御装置である。
空気調和装置本体21はダクト23の上流側か
ら下流側に向つて、吸い込み空気を内気循環、一
部外気導入または全部外気導入にするかを制御す
るインテークダンパ24、インテークダンパ24
を介して吸い込んだ空気を車室30へ送風する送
風機25、後記する冷却機36が動作中送風空気
を熱交換するエバポレータ26、エバポレータ2
6を通過した空気中後記するヒータ28に分流す
る空気量を制御するミツクスダンパ27、車載内
燃機関29の冷却水が循環されて加熱器とし作用
し通過空気を加熱するヒータコア28、車室30
への空気吹出口を選択するモード切替ダンパ31
,312を備えている。
コンプレツサ32、コンデンサ33、レシーバ
タンク34、膨張弁35はエバポレータ26と共
に冷却機36を構成している。さらにまた車載内
燃機関29の出力軸の回転はプーリ37に伝達さ
れている。プーリ37の回転はマグネツトクラツ
チ38を介してコンプレツサ32に伝達され、こ
の伝達によりコンプレツサ32が駆動される。
車室30への空気吹出口は乗員の顔部方向へ空
気を吹き出すベント吹出口39、乗員の足元から
空気を吹き出すヒート吹出口40およびフロント
ガラス内面に沿つて空気を吹き出すデフロスト吹
出口41を備えており、モード切替ダンパ311
312によつて空気吹出口の1つまたは2つが選
択開放される。
インテークダンパ24はモータアクチユエータ
45により、ミツクスダンパ27はモータアクチ
ユエータ46により、モード切替ダンパ311
よび312はモータアクチユエータ47によりそ
れぞれ駆動される。なお、第2図において48〜
52はそれぞれモータアクチユエータ45、送風
機25、マグネツトクラツチ38、モータアクチ
ユエータ46,47を各別に駆動する駆動回路で
ある。
一方、車室内気温度を検出する内気温度センサ
53、日射量を検出する日射量検出センサ54、
エバポレータ出口空気温度すなわちA点の温度を
検出するエバポレータ出口空気温度センサ55、
外気温度を検出する外気温度センサ56、車室内
温度を設定する設定器57、ミツクスダンパ開度
を検出するポテンシヨメータ58が設けてある。
さらにまた、車窓の近傍に車窓内面の湿度を検出
するための湿度センサ61が設けてある。各温度
センサの出力、設定器57の出力、ポテンシヨメ
ータ58の出力および湿度センサ61の出力は図
示しないマルチプレクサを介してA/D変換器
(以下ADCと記す)59に供給してデイジタルデ
ータに変換し、ADC59にて変換されたデイジ
タルデータはマイクロコンピユータ60に供給し
てある。
マイクロコンピユータ60は基本的にCPU、
プログラムを記憶させたROM、データを記憶す
るRAM、入力ポート、出力ポートおよびタイマ
を備えている。ROMに記載されているプログラ
ムにしたがつてADC59から出力されるデイジ
タルデータは入力ポートを介して読み込まれ、
CPUで処理、演算されたデータは出力ポートを
介して駆動回路48〜52に出力され、インテー
クダンパ24の開度、送風機25の駆動、停止お
よび送風量、マグネツトクラツチ38を介して制
御されるコンプレツサ32の稼動、ミツクスダン
パの開度の制御がなされて、車室内温度を設定温
度になすべく制御される。また、吹出空気温度に
対応した吹気吹出口を選択して開放する吹出モー
ド制御がなされる。
マイクロコンピユータ60のROMに記憶され
ているプログラムにしたがつて本考案の作用を第
3図および第5図のフローチヤートにより説明す
る。
電源投入によりプログラムの実行が開始される
とRAMをクリアし、フラグFをセツトする等の
初期設定がなされ(ステツプa)、入力ポートを
介してADC59からの出力デイジタルデータが
読み込まれ、RAMの所定エリアに一旦記憶され
る(ステツプb)。車室内温度制御信号(以下、
綜合データと記す)T=TR+K1TE+K2TA
K3TS−K4TD+K5が演算のうえ記憶される(ステ
ツプc)。ここでTRは車室内気温度、TEはエバポ
レータ出口空気温度、TAは外気温度、TSは日射
量をそれぞれ示し、センサ53〜56により検出
されている。TDは設定器57にて設定された設
定温度であり、K1〜K5は定数である。したがつ
て綜合データTは設定車室温度と検出車室内気温
度との偏差に関連し、さらにエバポレータ出口空
気温度TE、日射量TS、外気温度TAにより補正し
た値に対応しており、車室内気温度を設定車室温
度に制御するための熱負荷に関連した値とも言う
ことができる。
ステツプcに続いて吹出温度データTF=TE
K6θ+βが演算のうえ記憶される(ステツプd)。
ここでθはミツクスダンパ27の開度を示してお
り、エバポレータ26を通過した全空気がヒータ
コア28を通過するようにしたときの開度をθ=
100%(フルヒート)としている。さらにK6およ
びβは定数である。したがつて吹出温度データ
TFは車室30へ吹き出される吹出温度に対応し
ている。
ステツプdに続いて、送風量制御がなされる
(ステツプe)。送風量制御は綜合データTに対応
して第4図aに示すパターンにしたがつて電圧を
送風機25の駆動モータに印加することによりな
される。ステツプeに続いて綜合データTに対応
して第4図bに示すパターンにしたがつたミツク
スダンパ開度を演算し、演算ミツクスダンパ開度
に制御をするミツクスダンパ開度制御がなされ
(ステツプf)、続いて綜合データTに対応して第
4図cに示すパターンにしたがうコンプレツサ駆
動温度が演算され、この演算されたコンプレツサ
駆動温度をエバポレータ出口空気温度TEが超え
たか否かによりコンプレツサ32の駆動を制御す
るコンプレツサ駆動制御がなされる(ステツプ
g)。次いで、送風量、コンプレツサ32の駆動
モードに関連してインテークダンパ24の開度を
制御するインテークダンパ開度制御がなされる
(ステツプh)。さらにデータTFにしたがつてヒ
ート吹出口40、ベント吹出口39、またはヒー
ト吹出口40およびベント吹出口39を開放する
モード制御がなされ(ステツプi)、続いてデミ
スト制御がなされ(ステツプj)、ステツプbが
再び実行される。
ステツプjのデミスト制御に入ると、湿度セン
サ61の出力から車窓ガラスの内面が結露してい
るか否かがチエツクされ(ステツプj1)、結露し
ていないと判別されたときはデミスト制御が停止
される(ステツプj7)。ステツプj1において湿度セ
ンサ61による検出湿度が所定値以上のとき結露
状態と判定される。ステツプj1において結露して
いると判別されたときは、デミスト制御が車載内
燃機関の始動後初回であることを示すフラグFが
セツトされているか否かがチエツクされる(ステ
ツプj2)。フラグFがセツトされているとき、す
なわちデミスト制御が車載内燃機関の始動後初回
であると判別されたときはタイマの計時が開始さ
れ(ステツプj3)、デミスト制御が開始される
(ステツプj4)。デミスト吹出口41が開放され、
冷却機36が駆動されまたは外気導入状態にさ
れ、かつ送風量を第4図aの破線に示す如く増加
させることによりデミスト制御がなされる。ステ
ツプj4のデミスト制御に続いてタイマの設定時間
が経過か否かがチエツクされ(ステツプj5)、タ
イマの設定時間が経過するまでデミスト制御がな
され、タイマの設定時間が経過したときフラグF
がリセツトされる(ステツプj6)。ステツプj6に続
いてデミスト制御が停止され(ステツプj7)、ス
テツプbが実行される。ステツプj2において、フ
ラグFがリセツトされているとき、すなわちデミ
スト制御が車載内燃機関の始動後初回でないとき
には、ステツプj2に続いてデミスト制御が開始さ
れ(ステツプj8)、続いてステツプbが実行され
る。
したがつて、湿度センサ61の検出湿度が所定
値を超えたとき、結露と判定され、デミスト制御
がなされる、デミスト制御が車載内燃機関の始動
後初回であるときは一定時間、実施されることに
なる。
また、ステツプj3〜J5に代つて、第6図に示す
如くデミスト制御が初回であると判別されたとき
は、デミスト制御がなされ(ステツプj9)、続い
て湿度センサ61の呈する抵抗値Rが所定値K以
上か否かがチエツクされ(ステツプj10)、ステツ
プj6が実行される。この場合においては、一旦、
デミスト制御が行なわれると、湿度は低下し湿度
センサ61が呈する抵抗値は大きくなる。この抵
抗値が所定値Kに達するまでデミスト制御がなさ
れる。したがつてこの場合、タイマを省略するこ
とができる。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば、車載内燃機
関の始動後、デミスト制御の実施が初回であるか
を判別し、デミスト制御が初回であるときそのデ
ミスト制御を所定期間継続するようにしたため、
車載内燃機関の始動直後において車室内温度が低
いため相対湿度が高い様な場合においても、必要
以上にデミスト制御が継続して行なわれることは
ない。このため車室内温度の快適さは損なわれ
ず、かつ省動力にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の機能ブロツク図。第2図は本
考案の一実施例の構成を示すブロツク図。第3図
および第5図は本考案の一実施例の作用の説明に
供するフローチヤート。第4図は本考案の一実施
例の作用の説明に供する線図。第6図は本考案の
一実施例の変形例を示すフローチヤート。 1……湿度センサ、2……第1判別手段、3…
…デミスト手段、4……第2判別手段、5……制
御手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車窓内面の湿度を検出する湿度センサを設
    け、湿度センサの出力により結露状態であると
    判別する第1判別手段にて結露状態と判別され
    たときデミスト手段を動作させる車輛用空気調
    和装置のデミスト制御装置において、車輛駆動
    用内燃機関の始動後デミスト制御の実施が初回
    であることを判別する第2判別手段と、第2判
    別手段の判別出力発生時から所定期間デミスト
    手段を動作させる制御手段とを備えたことを特
    徴とする車輛用空気調和装置のデミスト制御装
    置。 (2) 所定期間はタイマによる設定期間であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の車輛用空気調和装置のデミスト装置。 (3) 所定期間は湿度センサの検出湿度が予め設定
    した湿度に達するまでの期間であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の車
    輛用空気調和装置のデミスト制御装置。
JP12548586U 1986-08-19 1986-08-19 Expired JPH0213208Y2 (ja)

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JP12548586U JPH0213208Y2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19

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JPS6332019U JPS6332019U (ja) 1988-03-01
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