JPH0234178Y2 - - Google Patents

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JPH0234178Y2
JPH0234178Y2 JP1984186793U JP18679384U JPH0234178Y2 JP H0234178 Y2 JPH0234178 Y2 JP H0234178Y2 JP 1984186793 U JP1984186793 U JP 1984186793U JP 18679384 U JP18679384 U JP 18679384U JP H0234178 Y2 JPH0234178 Y2 JP H0234178Y2
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JP
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main body
film support
edge
overlapping film
container
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JP1984186793U
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JPS61103303U (ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、食品のパツクに使用する食品包装容
器に関するものである。
従来の技術 皿状の容器であるトレイに果菜類、鮮魚、生肉
等の商品を入れ、全体を透明なプラスチツクフイ
ルムでオーバーラツプしてなる包装体−トレイパ
ツク−は、展示効果および鮮度保持性がすぐれて
いるため、スーパーマーケツト等の小売店におけ
る販売のための包装形態として広く普及してい
る。しかしながら、包装される食品が刺身や各種
鍋料理材料の盛合せ等である場合、被包装物がオ
ーバーラツプフイルムと密着し圧迫されている状
態は、盛付けの美しさを損ない、ときには若干の
不潔感すら与えて商品価値を減じるものである。
この問題を解決するために工夫されたトレイの一
例は実開昭58−151515号公報に記載されており、
トレイの底部を一部***させてその頂部を開口面
よりも上方に突出させ、これにラツプフイルムを
支持させることによりフイルムが被包装物と接触
するのを防ぐようになつている。しかしながら、
このトレイは、成形がやや困難であるという欠点
を持つ。すなわち、上記ラツプフイルム支持用突
起は、トレイ内であまり大きな空間を占有せずし
かも必要な高さを持つものにしようとすると鋭い
突起にならざるを得ないが、プラスチツクまたは
その発泡体のシートを圧空成形または真空成形す
る通常のトレイ成形法によつて、このような突起
を丈夫なものに成形することはかなり困難であ
る。また、フイルム支持用突起が盛付けの邪魔に
なるほかトレイパツク全体の美観を損なうのは避
けられないし、トレイが大型の場合は、フイルム
支持用突起を相当大型にするか複数にしない限
り、ラツプフイルムが垂れ下つて被包装物と接触
し易いという問題もある。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、ラツプフイルムと被包装物との接触
が効果的に防止され、しかも、製造上も使用上
も、上記従来品の場合のような問題のない食品包
装容器を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案による食品包装容器は、本体部分と、こ
れに一体成形により付属させたオーバーラツプフ
イルム支持体部分からなる。オーバーラツプフイ
ルム支持体部分は本体部分の縁に旋回可能に連結
されており、本体部分開口面側に旋回させたとき
本体部分の縁に当接し且つ当接状態において本体
部分の開口面上方に突出する橋状部を形成し得る
形状のものであり、且つ本体部分との連結部を挟
む二つの縁部から側方に突出する折り曲げ可能な
かぎ状係合片を有する。
本考案による容器の素材は特に制限されるもの
ではなく、トレイの製造に通常使用される素材、
たとえばポリスチレン、ハイインパクトポリスチ
レン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−アクリル酸共重合体、スチレン−無水マレイン
酸共重合体などのスチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオ
レフイン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどの塩化ビニ
ル系樹脂など、各種熱可塑性合成樹脂からなる発
泡シートまたは無発泡シート(延伸ポリスチレン
シートのような延伸シートを含む)を使用するこ
とができる。発泡シートを用いる場合は、上記ス
チレン系樹脂からなるものが好適である。また、
発泡シートと無発泡シートとから形成された積層
シート、たとえば発泡ポリスチレンシート/無発
泡ハイインパクトポリスチレンシート、発泡ポリ
スチレンシート/無発泡スチレン−ブタジエン共
重合体シート、発泡スチレン−アクリル酸共重合
体シート/無発泡ポリピロピレンシート等の各組
合せの積層シートを用いることもできる。なかで
も発泡スチレン−アクリル酸共重合体シート/無
発泡ポリプロピレンシート積層物から成形された
本考案の容器は、耐熱性および耐油性にすぐれ、
電子レンジによる加熱調理に耐えるものとなる。
作 用 本考案の食品包装容器におけるオーバーラツプ
フイルム支持体部分は、これを用いてトレイパツ
クを構成するとき容器本体部分の開口面側に旋回
させ、係合片を折り曲げて本体部分の縁部に係合
させることにより旋回状態を固定して本体部分開
口面上方に突出した橋を形成させておくと、オー
バーラツプフイルムを被包装物の上方で支持し、
該フイルムが被包装物に接触するのを防止する。
実施例 第1図および第2図に示した本考案の実施例
は、厚さが約2.3mmの発泡ポリスチレンシートか
らなるものであつて、本体部分1およびオーバー
ラツプフイルム支持体部分2からなり、両者の連
結部3は2条の溝4を上面に設けてヒンジ状に折
曲げ容易にしてあるから、オーバーラツプフイル
ム支持体部分2は連結部3を固定端として、第2
図に矢印で示したように旋回させることができ
る。オーバーラツプフイルム支持体部分2は、両
端部分を除く大部分が下方に突出していて橋状部
形成部5を形成しているが、両端付近には、反対
に上方に突出した突起6を有し、その更に外側に
はかぎ状の係合片7を持つ。係合片7の基部には
溝4と同様の折曲げ用溝8があり、係合片7は上
方に旋回可能である。
この食品包装容器を使用して食品のパツクを構
成する場合は、オーバーラツプフイルム支持体部
分2を第1,2図に示した状態(成形されたまま
の状態)に置いて被包装物を本体部分に詰め、そ
の後、突起6が本体部分1の縁10に当接するま
でオーバーラツプフイルム支持体部分2を旋回さ
せ、次いで係合片7を溝8の部分で折り曲げてそ
の先端かぎ状部分12を縁10の下側に入り込ま
せて引つ掛け、第3図および第4図に示した組立
て状態にする。なおこの例では、上記係合片7に
よる掛止を確実にするため、縁10のうち、かぎ
状部分12が係合する部分13を、下面が凹面に
なるように型付けしてあるが、これは必須のもの
ではない。
上述のように組立ててからオーバーラツプフイ
ルムをかけると、該フイルムはオーバーラツプフ
イルム支持体部分2の特に橋状部形成部5に支持
されて第3図に鎖線でで示した位置に張設され、
被包装物が鎖線の位置を越えるほど大量に詰め込
まれていない限り、被包装物との接触が防止され
ることになる。
考案の効果 本考案の食品包装容器は、上述のようなオーバ
ーラツプフイルム支持体部分がラツプフイルムを
容器本体開口面上方に確実に支持するので、この
容器を用いれば、容器の大小に関係なく被包装物
とラツプフイルムとの接触が効果的に防止され、
その際オーバーラツプフイルム支持体部分が容器
本体内の空気を占有しないから、ラツプフイルム
と接触するのが好ましくない刺身等の食品の包装
に用いる展示効果のきわめてすぐれた食品のパツ
クを形成することができる。またラツプフイルム
をかけるまでオーバーラツプフイルム支持体部分
は容器本体の側方に位置させておくことができる
から、本体部分に被包装物を充填するさい邪魔に
ならず、しかも、旋回させて本体部分開口面の上
に橋状部を形成させるとき係合片で本体部分縁部
に引つ掛けて位置を固定することができ、オーバ
ーラツプフイルムを掛ける際に手で抑えなくてよ
いから、包装の作業性もきわめてよい。本考案の
食品包装容器はこのように多くの長所を持ち、し
かも、成形技術上無理のない形状のものであるか
ら、通常のトレイの成形と大差のない成形コスト
で容易に製造することができるという有利なもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の一実施例の展開状態の平面
図、第2図:第1図の実施例の展開状態の側面
図。第3図:第1図の実施例の組立状態の側面
図。第4図:第1図の実施例の組立状態の正面
図。 1:本体部分、2:オーバーラツプフイルム支
持体部分、3:連結部、4,8:溝、5:橋状部
形成部、6:突起、7:係合片、10:本体部分
1の縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツクシートより一体成形された本体部
    分およびオーバーラツプフイルム支持体部分から
    なり、上記オーバーラツプフイルム支持体部分
    は、本体部分の縁に旋回可能に連結されており、
    本体部分開口面側に旋回させたとき本体部分の縁
    に当接し且つ当接状態において本体部分の開口面
    上方に突出する橋状部を形成し得る形状のもので
    あり、且つ本体部分との連結部を挟む二つの縁部
    から側方に突出する折り曲げ可能なかぎ状係合片
    を有することを特徴とする食品包装容器。
JP1984186793U 1984-12-11 1984-12-11 Expired JPH0234178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984186793U JPH0234178Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

Applications Claiming Priority (1)

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JP1984186793U JPH0234178Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61103303U JPS61103303U (ja) 1986-07-01
JPH0234178Y2 true JPH0234178Y2 (ja) 1990-09-13

Family

ID=30744261

Family Applications (1)

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JP1984186793U Expired JPH0234178Y2 (ja) 1984-12-11 1984-12-11

Country Status (1)

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JP (1) JPH0234178Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145316B2 (ja) * 1977-10-18 1986-10-07 Fujitsu Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145316U (ja) * 1984-08-27 1986-03-26 福山パ−ル紙工株式会社 包装容器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145316B2 (ja) * 1977-10-18 1986-10-07 Fujitsu Ltd

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Publication number Publication date
JPS61103303U (ja) 1986-07-01

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