JPH0234106B2 - Deisukusochi - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光デイスク、磁気デイスクなどの
デイスク状の記憶媒体（この明細書では、デイス
ク媒体と総称する）を収納部に収納しておき、媒
体ハンドリング機構によつて収納部よりデイスク
媒体を取り出して所定位置へ搬送したり、所定位
置から収納部までデイスク媒体を搬送して収納し
たりするデイスク装置に関する。

［従来の技術］ この種のデイスク装置として、光デイスクライ
ブラリ装置がある。この光デイスクライブラリ装
置にあつては、１枚ずつケースに収容された光デ
イスク媒体（光デイスクカートリツジ）が収納庫
に上下に並べて収納されており、媒体ハンドリン
グ機構によつて収納庫から光デイスクカートリツ
ジが取り出され、デイスク駆動ユニツトの位置ま
で搬送されてデイスク駆動ユニツトに装填され
る。デイスク駆動ユニツトによつて情報の読出し
または書込みを行われた光デイスクカートリツジ
は、媒体ハンドリング機構によつてデイスク駆動
ユニツトから取り出されて収納位置まで搬送さ
れ、収納庫に収納される。

収納庫は一面が開放した棚状のものであつて、
多数の光デイスクカートリツジ収納位置が設けら
れているが、従来は全収納位置がユーザに開放さ
れており、また全収納位置について媒体ハンドリ
ング機構による光デイスクカートリツジの出し入
れが可能となつている。

［解決しようとする問題点］ さて、このようなデイスク装置の保守時に、テ
ストパターンなどが記録された保守用光デイスク
カートリツジを使用する場合がある。その場合、
保守用光デイスクカートリツジを収納庫に収納
し、その保守用光デイスクカートリツジを媒体ハ
ンドリング機構によつてデイスク駆動ユニツトに
ロードさせ、装置動作のテストや確認を行う。

さて、従来は収納庫の全収納位置がユーザに開
放されているため、全収納位置にユーザの光デイ
スクカートリツジが収納されている場合、１つま
たは複数の光デイスクカートリツジを抜き出し、
保守用光デイスクカートリツジの収納位置を作ら
なければならない。そして、保守の完了後、抜き
出したユーザの光デイスクカートリツジを元の収
納位置に戻さなければならない。

しかし、このようなユーザの光デイスクカート
リツジの抜き差しを行うと、収納間違い、光デイ
スクカートリツジの破損、紛失などが起きやすい
という問題があつた。また、保守の都度、保守用
光デイスクカートリツジを持参しなければならな
いという不便があつた。

［発明の目的］ この発明の目的は、そのような従来装置の保守
に関連した不都合点を解消したデイスク装置を提
供することにある。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成すために、この発明は、複数枚
のデイスク媒体を取り出し可能に並べて収納する
収納部と、収納部に対しデイスク媒体を出し入れ
する媒体ハンドリング機構を備えるデイスク装置
において、収納部に保守用デイスク媒体の専用収
納位置が設定するとともに、通常動作モードでは
専用収納位置について前記媒体ハンドリング機構
によるデイスク媒体の出し入れを禁止し、保守モ
ードではその禁止を解除するものである。

［作用］ このような構成であるから、デイスク装置の保
守時にユーザのデイスク媒体を抜き差しすること
なく、保守用デイスク媒体を専用収納位置に差し
込んでデイスク装置のテスト、動作確認などを行
うことができる。したがつて、従来のようなユー
ザのデイスク媒体の収納間違い、破損、紛失を確
実に防止できる。

また、保守用デイスク媒体を専用収納位置に収
納したままにしておくことができるため、保守の
都度、保守用デイスク媒体を持参する面倒がなく
なる。

［実施例］ 以下、図面を参照し、この発明の一実施例につ
いて説明する。

第１図は、この発明によるデイスク装置の全体
的構造を示す斜視図である。この図において、１
０は一面が開放した棚状の収納庫であり、上下方
向に並んだ多数の収納位置が作られている。収納
庫１０の最上段の収納位置を除く収納位置はユー
ザに開放されており、そこには、ユーザの光デイ
スクカートリツジ光デイスクカートリツジ（光デ
イスク媒体をケースに収容したもの）１２が図示
のように水平姿勢で出し入れ可能に収納される。
収納庫１０の最上段の収納位置は、保守用光デイ
スクカートリツジ１２Ａの収納専用に割り当てら
れている。

デイスク装置の動作中は収納庫１０は図示の向
き（収納庫１０の開放面が媒体ハンドリング機構
２０に対向する向き）に保持されるが、光デイス
クカートリツジの交換、補充などの際に、収納庫
１０はその開放面が装置筐体の前面側に設けられ
たドア１３に対向するように回転できるようなつ
ている。１１はそのような収納庫１０の回転を行
うために設けられたモータであり、その回転軸に
固着されたプーリ１１Ａと収納庫１０の回転軸に
固着されたプーリ１１Ｂとの間にベルト１１Ｃが
掛けられている。

収納庫１０の下側には、デイスク駆動ユニツト
１４，１６が設けられている。このデイスク駆動
ユニツト１４，１６は、光デイスク媒体の片面に
ついて情報の読出しまたは書き込みを行うための
光学ヘツド、光デイスク媒体を回転駆動するため
のスピンドルなどを備えている。光デイスクカー
トリツジの出し入れは、デイスク駆動ユニツト１
４，１６の筐体の一面に設けられた窓１４Ａ，１
６Ａ（１４Ａは図示されていない）を通じてなさ
れる。

媒体ハンドリング機構２０は、収納庫１０から
光デイスクカートリツジを取り出し、それを保持
しつつ下方へ搬送してデイスク駆動ユニツト１４
または１６に装填し、デイスク駆動ユニツト１４
または１６から光デイスクカートリツジを取り出
し、それを保持しつつ上方へ搬送し、収納庫１０
の元の収納位置に収納するほか、必要に応じて光
デイスクカートリツジの表裏反転を行うものであ
り、次に述べるような構成である。

媒体ハンドリング機構２０は、エレベータ２２
を有する。このエレベータ２２は、モータ２４に
よりベルト駆動されるボールスクリユー２６，２
８によつて昇降させられる。エレベータ２２に
は、光デイスクカートリツジを保持するための函
状のホルダー３０が図示の水平姿勢から少なくと
も180度、矢線３２のように回転できるように支
承されている。このホルダー３０を回転させるた
めのモータ３６がエレベータ２２に固設されてお
り、その回転力はホルダー３０の支軸３４にベル
ト伝達される。

媒体ハンドリング機構２０はまた、光デイスク
カートリツジをホルダー３０に取り込んだり、ホ
ルダー３０から光デイスクカートリツジを送り出
したりするための搬入搬出機構が設けられてい
る。この搬入搬出機構を第２図に示して説明す
る。

第２図において、エレベータ２２の両側部分
に、レバー３８Ａ，３８Ｂ，３８Ｃ，３８Ｄが配
設されている。各レバー３８Ａ，３８Ｂ，３８
Ｃ，３８Ｄの先端部にはゴムローラ４０Ａ，４０
Ｂ，４０Ｃ，４０Ｄがそれぞれ回転自在に軸支さ
れており、基端部にもゴムローラ４２Ａ，４２
Ｂ，４２Ｃ，４２Ｄがそれぞれ回転自在に軸支さ
れており、同レバー上の１対のゴムローラは回転
軸間をベルト４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃ，４４Ｄに
よつて連結されている。また、ゴムローラ４２
Ａ，４２Ｃの回転軸４１Ａ，４１Ｃはエレベータ
２２の下方に張設されたタイミングベルト４３に
よつて連結されている。

レバー３８Ａ〜３８Ｄは、その基端部のゴムロ
ーラ４２Ａ〜４２Ｄの支軸を中心として回転可能
にエレベータ２２に取り付けられている。レバー
３８Ａ，３８Ｃの基部にはＵ字状切欠き４６Ａ，
４６Ｃが形成され、レバー３８Ｂ，３８Ｄの基部
には、切欠き４６Ａ，４６Ｃと係合する回転ロー
ラ４８Ｂ，４８Ｄが取着されている。したがつ
て、レバー３８Ａ，３８Ｂおよびレバー３８Ｃ，
３８Ｄはそれぞれ連動して回動する。

ゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄがそれぞれ想像線で
示した搬入搬出位置に来るように、レバー３８Ａ
〜３８Ｄが図示の位置より内側へ回動した状態
で、ゴムローラ４２Ａ，４２Ｂおよびゴムローラ
４２Ｃ，４２Ｄとそれぞれ押接する伝達ローラ５
０Ａ，５０Ｂがエレベータ２２に回転自在に設け
られている。エレベータ２２を貫通するごとく設
けられたスプラインシヤフト５３（第１図）の回
転は、スプラインギヤ５２および伝達ローラ５０
Ａを介してゴムローラ４０Ａ，４０Ｂに伝達され
る。５５はスプラインシヤフト５３をベルト駆動
するためのモータである（第１図）。

５４Ｂ，５４Ｄはレバー３８Ｂ，３８Ｄの基部
に取着された回転ローラ５５Ｂ，５５Ｄと係合す
るカムであり、Ｕ字状切欠き５６Ｂ，５６Ｄが形
成されている。６０Ａ，６０Ｂ，６０Ｃ，６０Ｄ
はレバー３８Ａ，３８Ｂ，３８Ｃ，３８Ｄを外向
きに回動させるように付勢する引つ張りばねであ
る。５８Ｂ，５８Ｄはカム５４Ｂ，５４Ｄを駆動
するためのロータリソレノイドである。

再び第１図において、デイスク装置の底部には
制御ユニツト６２が設けられている。この制御ユ
ニツト６２は、図示しない上位装置との間の通
信、上位装置からの指令に基づくデイスク駆動ユ
ニツト１４，１６、媒体ハンドリング機構２０な
どの制御を行う部分である。また、媒体ハンドリ
ング機構２０の制御に関連して、エレベータ２２
の移動路、つまり光デイスクカートリツジの搬送
路に沿つて、エレベータ２２を検知する検出器が
設けられているが図示されていない。

次に、このデイスク装置の動作を説明する。上
位装置より、ある光デイスクカートリツジ１２の
読み出しまたは書込みを指示されると、制御ユニ
ツト６２は指定された光デイスクカートリツジの
収納位置に対応する高さ位置までエレベータ２２
を移動させるように、モータ２４の駆動制御を行
う。

その位置付けを完了すると、制御ユニツト６２
はロータリソレノイド５８Ｂ，５８Ｄを付勢す
る。カム５４Ｂ，５４Ｄはそれぞれ、ロータリソ
レノイド５８Ｂ，５８Ｄの回転力、復旧ばねの
力、ばね６０Ａ〜６０Ｃの力がバランスする角度
まで回転する。カム５４Ｂは例えば約67.5度回転
して第２図に想像線で示す角度となり、同様にカ
ム５４Ｄは例えば約25度回転して第２図に想像線
に示す角度となる（回転ローラ５５Ｄは切欠き５
６Ｄからは脱出しない）。その結果、レバー３８
Ａ〜３８Ｄを第２図に示す位置より内側に回動せ
しめられ、ゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄは第２図に
想像線で示すようにホルダー３０の側面より内側
の搬入搬出位置に占位するようになり、対向する
ゴムローラ４０Ａ，４０Ｃが目的の光デイスクカ
ートリツジの先端部側面に押接する。

ここで、ゴムローラ４０Ａに荷重がかかると、
レバー３８Ａは多少は外側に回動するが、回動さ
せるためにはかなり大きな力を必要とし、また回
転ローラ５５Ｂと係合するカム５４Ｂの周面部分
はほぼ正円となつている。したがつて、ゴムロー
ラ３８Ａ，３８Ｂの位置はほぼ一定に保たれる。
他方、レバー３８Ｃ，３８Ｄはゴムローラ４０
Ｃ，４０Ｄに比較的小さな荷重をかけても回動可
能である。

ロータリソレノイド５８Ｂ，５８Ｄの付勢とほ
ぼ同時に、制御ユニツト６２はモータ５５を正方
向回転させて、ゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄを搬入
方向に回転させる。ゴムローラ４０Ａ，４０Ｃ
は、収納庫１０より突出している目的の光デイス
クカートリツジの先端部側面に押接して回転し、
その光デイスクカートリツジを水平に引き出す。
その光デイスクカートリツジが一定量だけ引き出
された後は、ゴムローラ４０Ｂ，４０Ｄも光デイ
スクカートリツジの側面に押接して回転し、光デ
イスクカートリツジ１２の引き出し作用を行うよ
うになる。このようにして、目的の光デイスクカ
ートリツジは、ホルダー３０に搬入される。

この搬入時、光デイスクカートリツジの幅方向
の位置はゴムローラ４０Ａ，４０Ｂによつてほぼ
一定に保持され、ゴムローラ４０Ｃ，４０Ｄは光
デイスクカートリツジの側面に追従して光デイス
クカートリツジをほぼ一定の圧力でゴムローラ４
０Ａ，４０Ｂに押し付けるように作用する。後述
の搬出時も同様である。

このように、光デイスクカートリツジは両側で
ゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄによつて送り駆動され
るため、光デイスクカートリツジは傾きを生じる
ことなく、円滑に搬入（搬出）される。したがつ
て、一方の側の駆動用ゴムローラに負荷が集中す
ることがなく、常に両側のゴムローラ４０Ａ〜４
０Ｃに負荷が均等に分散するためゴムローラ４０
Ａ〜４０Ｄの摩耗が生じにくく、片側だけを駆動
ローラによつて送り駆動し、他方の側を従動ロー
ラなどによつて案内する従来の搬入搬出機構に比
べ、ゴムローラの寿命が延びる。また、ゴムロー
ラ４０Ａ〜４０Ｄの回転速度を上げて光デイスク
媒体の高速搬入（搬出）を容易に行うことができ
る。

この搬入が終わると、制御ユニツト６２はモー
タ５５を停止させてゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄの
回転を止める。同時に、ロータリソレノイド５８
Ｂ，５８Ｄを消勢する。ロータリソレノイド５８
Ｂ，５８Ｄの内部の復帰ばねおよびばね６０Ａ〜
６０Ｄの作用により、カム５４Ｂ，５４Ｄは第２
図に実線で示す角度に復旧する。その結果、レバ
ー３８Ａ〜３８Ｄは第２図に示す角度位置まで外
側に回動し、ゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄは、ホル
ダー３０に保持された光デイスクカートリツジの
側面から離脱し、さらにホルダー３０の側壁より
一定量だけ外側に占位する。したがつて、ホルダ
ー３０を回転させても、それがゴムローラ４０Ａ
〜４０Ｄに衝突することはなくなり、また、エレ
ベータ２２を昇降させても、ゴムローラ４０Ａ，
４０Ｃが収納庫１０に収納されている光デイスク
カートリツジに衝突することもなくなる。

次に制御ユニツト６２は、目的の光デイスクカ
ートリツジをロードすべきデイスク駆動ユニツト
（例えば１４）の窓１４Ａの高さ位置まで搬送す
るように、モータ２４を駆動する。その搬送が完
了すると、制御ユニツト６２はロータリソレノイ
ド５８Ｂ，５８Ｄを付勢してレバー３８Ａ〜３８
Ｂを内側へ回動させてゴムローラ４０Ａ〜４０Ｄ
を第２図に想像線で示す搬入搬出位置まで移動さ
せると共にモータ５５を逆方向に回転させること
により、ホルダー３０から光デイスクカートリツ
ジを送り出し、デイスク駆動ユニツト１４にロー
ドさせる。そして、そのデイスク駆動ユニツト１
４による情報の読出しまたは書込みを開始させ
る。

読出しの場合、読出し情報は制御ユニツトを介
して上位装置へ転送される。情報の書込みの場
合、制御ユニツト６２は内部メモリに記憶してい
る予め上位装置から転送された書込み情報をデイ
スク駆動ユニツト１４へ転送する。このような制
御は一般的であるから、詳細は割愛する。

このデイスク装置は、２つのデイスク駆動ユニ
ツト１４，１６により同時に情報の読出しまたは
書込みを行うことができる。例えば、一方のデイ
スク駆動ユニツト１４で情報の読出しまたは書込
みの実行中に、他方のデイスク駆動ユニツト１６
に先にロードされた光デイスクカートリツジに対
する情報の読出しまたは書込みが終了すると、制
御ユニツト６２はエレベータ２２をデイスク駆動
ユニツト１６の窓１６Ａの前方まで移動させる。
そして、ロータリソレノイド５８Ｂ，５８Ｄを付
勢しかつモータ５５を正方向に回転させることに
より、デイスク駆動ユニツト１６の窓１６Ａから
突出している光デイスクカートリツジをホルダー
３０に搬入させる。その搬入を完了すると、ロー
タリソレノイド５８Ｂ，５８Ｄを消勢しかつモー
タ５５を停止させた後、その光デイスクカートリ
ツジを、その収納位置まで搬送させるべくモータ
２４を駆動する。収納位置まで搬送されると、制
御ユニツト６２はホルダー３０から光デイスクカ
ートリツジを搬出して収納庫１０に収納させるよ
うに媒体ハンドリング機構２０を制御する。

収納庫１０から取り出した光デイスクカートリ
ツジまたはデイスク駆動ユニツト１４または１６
から取り出した光デイスクカートリツジの表裏反
転が必要な場合、制御ユニツト６２は、その光デ
イスクカートリツジの搬送中にモータ３６を駆動
してホルダー３０を180度回転させ、その光デイ
スクカートリツジを反転させる。このように、光
デイスクカートリツジの搬送中に反転が行われ、
従来のように反転動作の完了まで搬送動作の開始
が待たされることがないため、光デイスクカート
リツジを収納庫１０から取り出してデイスク駆動
ユニツト１４または１６へ搬出するための時間、
および、その逆方向へ搬送するための時間が短縮
される。

ここで、ユーザまたは保守員が光デイスクカー
トリツジの交換、補充などを行う場合、操作パネ
ル（図示せず）より収納庫開放指示を制御ユニツ
ト６２に与える。そうすると、制御ユニツト６２
によつてモータ１１は一方の向きに回転せしめら
れ、収納庫１０はその開放面がドア１３に対向す
向きに回転させられる。その状態でドア１３を開
き、光デイスクカートリツジの交換、補充などを
行うことができる。その後、収納庫閉塞指示を制
御ユニツト６２に与えれば、モータ１１が逆方向
に回転せしめられ、収納庫１０は第１図の向きま
で戻される。

さて、このデイスク装置は動作モードとして通
常モードと保守モードとがある。いずれの動作モ
ードでも、基本的な動作は前述の通りであるが、
通常モードの場合は収納庫１０の保守専用収納位
置について媒体ハンドリング機構２０による光デ
イスクカートリツジの出し入れが禁止される。こ
の禁止は保守モードでは解除される。

デイスク装置の保守を行う場合、操作パネル
（または上位装置）からモータ切り換え指示を与
えて動作モードを保守モードに切り換えさせる。
制御ユニツト６２は、媒体ハンドリング機構２０
によつて保守用光デイスクカートリツジ１２Ａを
デイスク駆動ユニツト１４または１６にロードさ
せ、デイスク装置の検査、動作確認を行わせるこ
とができる。保守用光デイスクカートリツジ１２
Ａが未収納の場合、前述のようにして保守用光デ
イスクカートリツジ１２Ａを収納庫１０の専用収
納位置に収納してから、前述の検査、確認などの
動作を行わせることができる。

このように、このデイスク装置の場合、ユーザ
の光デイスクカートリツジ１２を抜き差しするこ
となく、保守を行うことができる。また、保守用
光デイスクカートリツジ１２Ａを収納庫１０の専
用収納位置に収納したままにしておくことができ
るため、保守員は保守の都度、保守用光デイスク
カートリツジを持参したり、それを収納庫１０に
出し入れする必要がない。

ここで、保守用光デイスクカートリツジの専用
収納位置は、この実施例のように最上段の収納位
置を割り当てるか、または最下段の収納位置を割
り当てるとよい。２以上の専用収納位置が必要な
場合は、最上段側または最下段側の一方に、ある
いは両方に分散して設定するのがよい。そのよう
にすれば、ユーザ用の光デイスクカートリツジの
収納位置は連続するため、通常モードにおいてユ
ーザ用光デイスクカートリツジのアクセスを効率
的に行うことができる。

なお、この発明は前記実施例だけに限定される
ものではなく、装置各部の機構や制御などを適宜
変形して実施し得るものである。

また、この発明は光デイスク媒体以外の磁気デ
イスク媒体、フロツピーデイスク媒体などのデイ
スク媒体を用いるデイスク装置にも同様に適用で
きるものである。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、この発明は、
複数枚のデイスク媒体を取り出し可能に並べて収
納する収納部と、この収納部に対してデイスク媒
体を出し入れする媒体ハンドリング機構を備える
デイスク装置において、収納部に保守用デイスク
媒体の専用収納位置を設定するとともに、通常動
作モードでは専用収納位置について前記媒体ハン
ドリング機構によるデイスク媒体の出し入れを禁
止し、保守モードではその禁止を解除するから、
デイスク装置の保守時にユーザのデイスク媒体を
抜き差しすることなく、保守用デイスク媒体を専
用収納位置に差し込んでデイスク装置のテスト、
動作確認などを行うことができ、従来のようなユ
ーザのデイスク媒体の収納間違い、破損、紛失を
確実に防止できるとともに、保守用デイスク媒体
を専用収納位置に収納したままにしておくことが
できるため、保守の都度、保守用デイスク媒体を
持参したり抜き差しする面倒がなくなる、など多
くの利点を有する優れたデイスク装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるデイスク装置の全体的
構造を示す概略斜視図、第２図は光デイスクカー
トリツジの搬入搬出機構を拡大して示す概略平面
図である。 １０……収納庫、１２……ユーザ用光デイスク
カートリツジ、１２Ａ……保守用光デイスクカー
トリツジ、１４，１６……デイスク駆動ユニツ
ト、２０……媒体ハンドリング機構、２２……エ
レベータ、３０……ホルダー、６２……制御ユニ
ツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数枚のデイスク媒体を取り出し可能に並べ
   て収納する収納部と、少なくとも前記収納部に対
   しデイスク媒体を出し入れする媒体ハンドリング
   機構とを備えるデイスク装置において、前記収納
   部に保守用デイスク媒体の専用収納位置が設定さ
   れており、通常動作モードでは前記専用収納位置
   について前記媒体ハンドリング機構によるデイス
   ク媒体の出し入れが禁止され、保守モードではそ
   の禁止が解除されるようにしてなることを特徴と
   するデイスク装置。 ２ 収納部の端部の収納位置が専用収納位置とし
   て設定されることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のデイスク装置。