JPH0233904B2 - Sharyoyosadosochi - Google Patents

Sharyoyosadosochi

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JPH0233904B2
JPH0233904B2 JP19323381A JP19323381A JPH0233904B2 JP H0233904 B2 JPH0233904 B2 JP H0233904B2 JP 19323381 A JP19323381 A JP 19323381A JP 19323381 A JP19323381 A JP 19323381A JP H0233904 B2 JPH0233904 B2 JP H0233904B2
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gearbox
oil
oil passage
differential
shaft
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Takao Taniguchi
Masakatsu Miura
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Aisin AW Co Ltd
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    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion
    • F16H57/0483Axle or inter-axle differentials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H48/06Differential gearings with gears having orbital motion
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用差動装置の、特に潤滑油を良
好に供給することができる車両用差動装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、車両用差動装置においては、粘度が高く
極圧性のよい油により飛沫式の潤滑方法が採用さ
れていたが、油の粘性が高いために油の撹拌抵抗
が大きく、発熱又は効率低下の原因になつてい
た。
このため粘性の低い油(例えばATF)を用い
た飛沫式の潤滑方法により撹拌抵抗を小さくした
ものが提供されているが、粘性の低い油の場合に
は極圧性が悪く油膜が弱くなる。したがつて、摺
動面及び噛み合い面に潤滑油が安定して供給され
ていないと油膜切れをおこし、摺動部の耐摩耗性
が著しく低下する。
しかし、車両用差動装置においては、回転する
ギヤボツクス内に小歯車軸が固定され、該小歯車
軸に差動小歯車が回転自在に取り付けられてい
る。また、上記小歯車は出力軸に連結され、差動
小歯車に噛み合う被動歯車が配設される構造であ
るため、飛沫式の潤滑方式ではケース内に留めら
れた潤滑油がギヤボツクスの回転による遠心力に
よつて外側に流動しやすくなる。
したがつて、ギヤボツクス内に配設される出力
軸、差動小歯車、被動歯車の摺動面、及び噛み合
い面に供給される潤滑油は少ない。
特にギヤボツクスを駆動するために入力大歯車
を締結する場合には、入力大歯車による撹拌によ
り潤滑油の飛散量が増加し、入力大歯車の近傍の
オイルレベルが下がるために、入力大歯車の半径
方向内方に位置するギヤボツクスと出力軸の摺動
部への潤滑油の供給が一層困難になる。
そのため、粘性の低い油でも油膜切れがおきな
いように十分な量の潤滑油を供給してケース内の
オイルレベルを高く設定しなければならず、粘性
の低い油を用いても油の撹拌抵抗を低減させるこ
とができない。
そこで、油圧源から安定した状態で供給される
潤滑油をギヤボツクスの上方から滴下し、ギヤボ
ツクスに形成される窓からギヤボツクス内に供給
する潤滑方法を用いた車両用差動装置が提案され
ている(特開昭54−146326号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の車両用差動装置にお
いては、差動小歯車及び被動歯車についてほぼ強
制的に潤滑することができ、粘性の低い油による
潤滑性能を向上させることができる。しかし、差
動歯車装置に上方から中心に向けて潤滑油を供給
しているため、差動装置の回転中心軸に近いギヤ
ボツクスと出力軸の摺動部に潤滑油を十分に供給
することはできない。
また、ギヤボツクスの回転数の増加に伴いギヤ
ボツクスに形成される窓を通過する潤滑油量が低
下するという欠点がある。このため、ギヤボツク
スと出力軸の摺動部の潤滑及びギヤボツクスの高
速回転時の潤滑は依然として飛沫式の潤滑方式に
依存しなければならないため、オイルレベルを低
く設定することはできず、油の撹拌抵抗を低減さ
せることができない。
本発明は、上記従来の車両用差動装置の問題点
を解決して、差動装置の回転中心軸に近いギヤボ
ツクスと出力軸との摺動部に強制的に潤滑油を供
給することによつて、ギヤボツクス内に配設され
る出力軸、差動小歯車及び被動歯車の摺動面及び
噛み合い面に安定した流量の潤滑油を供給し、粘
性の低い油を用い、かつ低いオイルレベルであつ
ても安定した潤滑性能を確保することができる車
両用差動装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) そのために、本発明の車両用差動装置において
は、ケース内に回転自在に支持されたギヤボツク
スと、該ギヤボツクス内に延在し両端がギヤボツ
クスに固定された小歯車軸と、該小歯車軸に回転
自在に取り付けられた差動小歯車と、該差動小歯
車にそれぞれ噛み合う一対の被動歯車を有してい
る。
また該被動歯車にそれぞれ連結するとともに上
記ギヤボツクスに設けられた軸穴内に回転自在に
嵌合した一対の出力軸が設けられる。
そして、上記ギヤボツクス内に油圧源から供給
される潤滑油を導く潤滑油供給手段が設けられ
る。該潤滑油供給手段は、上記軸穴と上記出力軸
間に形成されたスリーブ状油路と、該スリーブ状
油路に潤滑油を供給するために形成された油供給
路で構成される。
(作用及び発明の効果) 本発明によれば、上記のように油圧源から供給
される潤滑油が潤滑油供給手段によつてギヤボツ
クスの軸穴と出力軸との嵌合部に形成されたスリ
ーブ状油路に導かれるので、該スリーブ状油路す
なわち嵌合部にはケース内のオイルレベルにかか
わらず、多量の潤滑油が安定して供給される。
該嵌合部に供給された潤滑油のうちギヤボツク
スの内方に流れ出る油はギヤボツクスの回転に伴
う遠心力によつてギヤボツクスの内壁に沿つて半
径方向外方に流れ、被動歯車とギヤボツクスの摺
動部及び差動小歯車とギヤボツクスとの摺動部に
供給される。
そのため、粘性の低い油を用いても摺動部に油
膜切れを起こすことがなく、オイルレベルにかか
わらず安定した潤滑性能を確保することができ、
粘性の低い油を用い、かつオイルレベルを低下さ
せて撹拌抵抗を低減することが可能である。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図はフロントエンジン・フロントドライブ
式の自動車用自動変速機を示す図である。
この自動車速機の伝動装置は、エンジン出力軸
101に連結されたフロントカバー102と、該
フロントカバー102に連結されたポンプインペ
ラ103と出力軸104に連結されたタービンラ
ンナ105と、ワンウエイクラツチ106を介し
て自動変速機のケースに連結されたステータ10
7て、直結クラツチ108とからなるトルクコン
バータ100を有する。
また、該トルクコンバータ100と同軸上に配
され前進3段後進1段の変速を行う第1アンダド
ライブ装置110、該第1アンダドライブ装置1
10の出力軸111端に備えられた出力ギヤ11
2、上記第1アンダドライブ装置と平衡に配設さ
れて上記出力ギヤ112と噛合する入力ギヤ12
1、該入力ギヤ121に連結された入力軸12
3、該入力軸123上に設けられた第2アンダド
ライブ装置120、上記入力軸123の端に設け
られた第2アンダドライブ装置の出力ギヤ12
4、及び該出力ギヤ124と噛合する入力大歯車
1にボルトで締結された差動装置10が設けられ
る。
該差動装置10は、両端部21,23に突出し
た支軸25,26を有し、ベアリング81,91
を介して自動変速機のケースに回転自在に支持さ
れたギヤボツクス2と、該ギヤボツクス2の中央
部周箱壁に両端が支持されるとともに、ピン30
で固定されてギヤボツクス2の回転面方向に設け
られた小歯車軸3と該小歯車軸3に回転自在に支
持され対向してギヤボツクス2内に設けられた一
対の差動小歯車4,5と、それぞれ上記差動小歯
車4,5の両方に噛合された一対の被動歯車6,
7を有している。
また、上記被動歯車6には出力軸8がスプライ
ン嵌合されていて、該出力軸8は上記ギヤボツク
ス2の駆動大歯車1が締結された側の支軸25の
軸穴22に回転自在に嵌合されている。さらに、
被動歯車7には出力軸9がスプライン嵌合されて
いて該出力軸9は上記ギヤボツクスの支軸26内
の軸穴4に回転自在に嵌合されている。
上記構成の伝動装置においては、トルクコンバ
ータケース400が設けられ、該トルクコンバー
タケース400はエンジンとの締結面400Aが
開口し、トルクコンバータ100が収容されるト
ルクコンバータハウジグ410とエンジンと反対
側の面が開口し、差動装置10が収容されるデフ
アレンシヤルハウジング420とを有する。
上記第1アンダドライブ装置110と第2アン
ダドライブ装置120とを収納するためトランス
ミツシヨンルーム510が形成され、上記デフア
レンシヤルハウジング420の開口部に蓋をして
デフアレンシヤルルームを形成するためデフアレ
ンシヤルルーム側壁部520が設けられる。トラ
ンミツシヨンケース500のエンジンと反対側の
面には、トランスミツシヨンケースに蓋をするギ
ヤカバー600が設けられる。また、デフアレン
シヤルルーム側壁部520には押さえ板11が締
結される。
700は自動変速機の油圧制御装置であり、ト
ルクコンバータ100と第1アンダドライブ装置
110の間に設けられているオイルポンプ130
が発生する吐出圧を調圧して、第1アンダドライ
ブ装置110及び第2アンダドライブ装置120
の油圧サーボ、トルクンバータ100及び各潤滑
必要部へ作動油及び潤滑油を出力する。
第2図は本発明の第1の実施例を示す図であ
る。
図において、ギヤボツクス2は両端部21,2
3が突出することにより中空の支軸25,26を
形成しており、これら両端部21,23は、自動
変速機ケースのトランスミツシヨンケース500
のデフアレンシヤルルーム側壁部520に設けら
れた軸穴80及びトルクコンバータ400のデフ
アレンシヤルハウジング420の側壁部に設けら
れた軸穴90にそれぞれベアリング81,91を
介して回転自在に支持されている。
小歯車軸3にはその両端に平坦面31,32が
形成されておりピン30でギヤボツクス2の周壁
に固定されている。上記一方の出力軸8は、上記
一方のベアリング81で上記側壁部520に支持
された一方の支軸25内に回転自在に嵌合される
とともに、その先端面82は小歯車3に近接して
配設される。また上記他方の出力軸9は、上記他
方のベアリング91で上記デフアレンシヤルハウ
ジング420に支持された他方の支軸26内に回
転自在に嵌合されるとともに、その先端面92は
小歯車軸3の他方の平坦面32に近接して配設さ
れている。
11は上記側壁部520にボルトで締結された
ベアリング81,91の押さえ板であり、該押さ
え板11によりベアリング81は押され板11と
ギヤボツクス2の一方の側壁27間に固定され
る。ベアリング91はギヤボツクス2の他方の側
壁28とデフアレンシヤルハウジング420の内
壁との間で押圧されている。12,13はオイル
シールであり、それぞれ上記一方の出力軸8と押
さえ板11の筒状部との間及び上記他方の出力軸
9と他方の軸穴90の内壁との間に介在してい
る。
トランスミツシヨンケース500のデフアレン
シヤルルーム側壁部520にはギヤボツクス2内
に供給するための油供給路40aが設けられてい
る。該油供給路40aは軸穴80壁に形成された
パイプ41、後述する溝42、環状油路44及び
油路45で構成される。
そして、上記パイプ41は側壁部520に締結
されており、上記油圧制御装置700からオイル
ポンプ130を油圧源とした潤滑油が導かれ、該
潤滑油を上記押され板11の内壁に形成した溝4
2とベアリング81のアウタレース811間を介
して外側からベアリング81のローラ812に供
給する第1の油路43が形成されている。
また、トランスミツシヨンケース500のデフ
アレンシヤルルーム側壁部520の軸穴80の壁
と一方の出力軸8との間には、該軸穴80内周面
と、ギヤボツクス2の一方の支軸25側の側面
と、デフアレンシヤルルーム側壁部520に固着
された押さえ板11の側面及び、上記一方の出力
軸8の外周面で区画された環状油路44が形成さ
れており、該環状油路44内には上記ベアリング
81が収納されている。
上記環状油路44はトランスミツシヨンケース
50に形成された上記油供給路40に連通してお
り、該油供給路40から油が供給されるようにな
つている。そして、軸穴80を形成するトランス
ミツシヨンケース500の壁は、ギヤボツクス2
側に突出され、その内周壁80aとギヤボツクス
2の一方の側部21に設けられた大径の外周壁2
1Aの間にオイルシール14が嵌め込まれる。ま
た、押さえ板11の内周縁と一方の出力軸8の間
にはオイルシール19が嵌め込まれる。これらオ
イルシール14,19によつて上記環状油路44
は液密構造とされ、環状油路44内の油圧は適切
な値に維持される。
ギヤボツクス2の一方の支軸25には油路45
が形成され、軸穴24の内壁と出力軸8の嵌合部
に形成されるスリーブ状油路54a,54bを環
状油路44に連絡する。また、出力軸8には上記
油路45に連結する半径方向穴45に連結すると
ともに端面31に開口する軸方向穴47からなる
油路48が形成されている。
また、デフアレンシヤルハウジグ420の側壁
部に設けられた軸穴90を形成する壁部分には、
パイプ51、油溝53及び該油溝53に連通する
環状間〓52で構成される油供給路40bが成さ
れている。すなわち、上記軸穴90に嵌め込まれ
た他方のベアリング91のアウターレース911
の上側から外側に至りオイルシール13とベアリ
ング91との間に構成される環状間〓52に連絡
して油溝53が形成されている。そして、該デフ
アレンシヤルハウジング420の側壁部に締結さ
れたパイプ51により上記油圧制御装置700か
らオイルポンプ130を油圧源とした潤滑油が油
溝53に導かれ、油溝53より環状間〓52に供
給される。
上記実施例では差動装置10には側壁部520
及び押され板11からなるケース、あるいはギヤ
ボツクス2及び出力軸8が面していて、オイルシ
ール12,14によつて液密的に形成された環状
油路44と、該環状油路44に潤滑油を導くよう
に形成された溝42及び側壁部520にオイルポ
ンプ130を油圧源とした潤滑油を油圧制御装置
700から供給するために接続されるパイプ41
を有する油路43とで第1の潤滑油供給手段が構
成される。
油圧供給装置700から供給される潤滑油は、
油路43を介して環状油路44に導かれ、押され
板11と支軸25の間〓を介してスリーブ状油路
54a,54bに供給される。該スリーブ状油路
54a,54bに供給された潤滑油のうちギヤボ
ツクス2の内方に流れ出る油は、ギヤボツクス2
の回転に伴う遠心力によつてギヤボツクス2の内
壁に沿つて半径方向外方に流れ、被動歯車6とギ
ヤボツクス2の摺動部に供給され、更にギヤボツ
クス2の内壁の最も半径方向外方に位置する差動
小歯車4,5とギヤボツクス2との摺動部に供給
さされる。
また、作動装置10には側壁部520及び押さ
え板11からなるケースと出力軸8との間の上棋
記環状油路44と、上記油路43と、環状油路4
4に連通するとともに、支軸25の軸穴22と出
力軸8間の嵌合部に開口し、かつ出力軸8の軸心
を通つてギヤボツクス2内に開口する油路45,
48とからなる第2の潤滑油供給手段が構成され
る。
そして、油圧制御装置700から供給される潤
滑油は環状油路44,45を介して支軸25のス
リーブ状油路54a,54bに供給される。該ス
リーブ状油路54a,54bに供給された潤滑油
の内、ギヤボツクス2の内方に流れ出る油は、上
記第1の潤滑油供給手段と同様に被動歯車6とギ
ヤボツクス2の摺動部及び差動小歯車4,5とギ
ヤボツクス2との摺動部に供給される。
軸穴22と出力軸8の嵌合部に供給された潤滑
油の内、出力軸8に形成された油路48に流れ出
た油は、遠心力によつて油路48より小歯車軸3
の端面31に沿つて半径方向外側に流れ、小歯車
軸3と差動小歯車4,5の摺動部に供給されて更
に差動小歯車4,5とギヤボツクス2との摺動部
に供給される。
上記実施例は、ベアリング81が環状油路44
内に配設されているので、環状油路44に供給さ
れる油によつてベアリング81も同時に潤滑され
る。
さらに、作動装置10にはデフアレンシヤルハ
ウジング420、ギヤボツクス2及び出力軸9が
面する環状間〓52と、該環状間〓52に潤滑油
を導くようにデフアレンシヤルハウジング420
に成された油溝53、及び該油溝53に油圧制御
装置700からオイルポンプ130を油圧源とし
た潤滑油を供給するパイプ51により第3の潤滑
油供給手段が構成される。
油圧制御装置700から供給される潤滑油は油
溝53を介して環状間〓52に供給され、該環状
間〓52から支軸26の軸穴24と出力軸9の嵌
合部に形成されたスリーブ状油路54eに供給さ
れる。また、軸穴24と出力軸9の嵌合部よりギ
ヤボツクス2内の内方に流れ出た潤滑油は、ギヤ
ボツクス2の回転に伴う遠心力によつてギヤボツ
クス2の内壁に沿つて半径方向に流れ、被動歯車
7とギヤボツクス2の摺動部に供給され、更にギ
ヤボツクス2の内壁の最も半径方向外方に位置す
る差動小歯車4,5とギヤボツクス2との摺動部
に供給される。
上記実施例ではベアリング91が環状油路52
に面して配設されているので、環状油路52に供
給された油の一部はベアリング91に供給され、
その後ケース内に排出される。
なお、差動小歯車4,5とギヤボツクス2の摺
動面に至つた潤滑油は図示しないギヤボツクスの
窓よりケース内に排出される。
また、押され板11に形成された油路50及び
トランスミツシヨンケースの側壁部520に形成
された油路51はオイルシール12と環状油路4
4を区画する押され板11の側壁との間の間〓4
9に連通したドレイン油路であり、オイルシール
19より漏れ出すのを防止している。
なお、油路43と油路45,48とは環状油路
44を介して連結されていればよく、その連絡方
法は上記実施例に限定されない。
第3図は本発明の第2の実施例を示す。
この実施例では、上記他方の出力軸9に小歯車
軸3側端面92から軸心に沿つて軸穴61を設
け、かつ上記ギヤボツクス2の他方の支軸26の
内に設けられている軸穴24の中間部に相当する
位置に上記軸方向穴61に連絡する半径方向の貫
通穴62を設け、上記油路48の軸穴47と軸穴
61の間の小歯車3に貫通穴35を成形してい
る。
貫通穴35に挿通され、一端は軸穴47に嵌着
され、他端は軸穴61に回転自在に嵌合されたテ
フロンパイプ37で軸穴47と軸穴61とを連絡
し、さらにテフロンパイプ37に***38を設け
るとともに、小歯車3に軸方向の軸穴63及び該
軸3と各差動小歯車との摺動部を連結する半径方
向穴64,65を設けて油路を形成している。
この実施例では、ギヤボツクス2の他方の軸穴
24と他方の出力軸9との嵌合部に形成されたス
リーブ状油路54cには主に軸方向穴61及び半
径方向穴62を介して潤滑油が供給され、小歯車
3と二つの差動小歯車4,5との摺動部には主に
軸穴63及び半径方向穴64,65を介して潤滑
油が供給される。
第4図及び第5図は第3及び第4の実施例を示
す図である。
この実施例では、環状油路44と、ギヤボツク
ス2の他方の軸穴24と他方の出力軸9との嵌合
部とを連絡る油路をギヤボツクス2内に設けてい
る。
第4図に示す実施例では、上記油路はギヤボツ
クス2の一方の側部の穴66と周壁に設けた穴6
7と他方の側部の穴68からなる。
また、第5図の実施例では上記油路は周壁に設
けた穴66,68とピン39内に設けた貫通穴6
9とからなる。
第6図は第5の実施例を示す図である。
本実施例では小歯車軸3に凹所71を設けると
ともに該凹所71に対応して一方の出力軸8の端
面に突出部83を設け、更に小歯車軸3の軸心に
凹所71と連絡する軸穴72と、該軸穴72と差
動小歯車4,5の摺動部を連絡する半径方向穴7
4,75を形成し油路を構成している。
上記各実施例においては油圧制御装置700か
ら供給される潤滑油をギヤボツクス2の軸穴22
と出力軸8との嵌合部に導く第1の潤滑油供給手
段及び第2の潤滑油供給手段と、ギヤボツクス2
の軸穴24と出力軸9との嵌合部に導く第3の潤
滑油供給手段を設けているが、いづれか一つの潤
滑油供給手段を設けて潤滑油の供給が困難な入力
大歯車1の半経方向内方に位置するギヤボツクス
2の軸穴22と出力軸8との嵌合部に形成された
スリーブ状油路54a,54bに潤滑油を供給
し、潤滑効果が得やすい入力大歯車1の反対側に
位置するギヤボツクス2の軸穴24と出力軸9と
の嵌合部は飛沫式の潤滑方式としても良い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はフロントエンジン・フロントドライブ
式自動車用自動変速機の断面図、第2図は本発明
の第1実施例を示す差動装置の断面図、第3図は
本発明の第2実施例を示す差動装置の断面図、第
4図は本発明の第3実施例を示す差動装置の断面
図、第5図は本発明の第4実施例を示す差動装置
の断面図、第6図は本発明の第5実施例を示す差
動装置の断面図である。 2……ギヤボツクス、3……小歯車軸、4,5
……差動小歯車、6,7……被動歯車、8,9…
…出力軸、40a,40b……油供給路、54a
〜54c……スリーブ状油路、80……軸穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケース内に回転自在に支持されたギヤボツク
    スと、該ギヤボツクス内に延在し、両端がギヤボ
    ツクスに固定された小歯車軸と、該小歯車軸に回
    転自在に取り付けられた差動小歯車と、該差動小
    歯車にそれぞれ噛み合う一対の被動歯車と、該被
    動歯車にそれぞれ連結するとともに前記ギヤボツ
    クスに設けられた軸穴内に回転自在に嵌合した一
    対の出力軸と、前記ギヤボツクス内に油圧源から
    供給される潤滑油を導く潤滑油供給手段を設け、
    該潤滑油供給手段は前記軸穴と前記出力軸間に形
    成されたスリーブ状油路と、該スリーブ状油路に
    潤滑油を供給するために形成された油供給路とか
    らなることを特徴とする車両用差動装置。 2 前記油供給路は前記ケース、前記ギヤボツク
    ス及び前記出力軸が相互間に形成する環状油路
    と、該環状油路に潤滑油を供給するために前記ケ
    ースに形成されて前記環状油路に連絡した油路と
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の車両用差動装置。 3 前記ギヤボツクスは前記ケースとの間に配設
    されるベアリングを介して前記ケースに回転自在
    に支持され、該ベアリングを前記環状油路に配設
    したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の車両用差動装置。 4 前記環状油路は、前記ケースと前記ギヤボツ
    クス間、及び前記ケースと出力軸間に配設したオ
    イルシールによつて密封されたことを特徴とする
    特許請求の範囲第2項又は第3項記載の車両用差
    動装置。 5 前記出力軸は前記ケースに形成された軸穴よ
    りも突出しており、該軸穴と前記出力軸との間に
    配設されるオイルシールと前記環状油路との間〓
    をドレイン油路を介して前記ケース内に連絡した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の車
    両用差動装置。 6 前記スリーブ状油路には、出力軸内を半径方
    向に延びて前記スリーブ状油路に開口する油路
    と、出力軸の軸心を軸方向に延びて前記ギヤボツ
    クス内に開口する油路が接続されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載
    の車両用差動装置。
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