JPH023131A - 光デイスクの製造方法 - Google Patents

光デイスクの製造方法

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Publication number
JPH023131A
JPH023131A JP63148112A JP14811288A JPH023131A JP H023131 A JPH023131 A JP H023131A JP 63148112 A JP63148112 A JP 63148112A JP 14811288 A JP14811288 A JP 14811288A JP H023131 A JPH023131 A JP H023131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
manufacturing
disk
recording
optical disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP63148112A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyoshi Kirino
文良 桐野
Noriyuki Ogiwara
荻原 典之
Masahiko Takahashi
正彦 高橋
Norio Ota
憲雄 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH023131A publication Critical patent/JPH023131A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスクの製造方法に係り、特に光ディス
クの熱安定性の向上、ひいてはディスクの信頼性向上に
好適な光ディスクの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年の高度情報化社会の進展に伴い、高密度大容量なフ
ァイルメモリに対するニーズが高まっており、これに応
えるメモリとして光ディスクが注目されている。一方、
光ディスクはコンパクトディスク(CD)が民生用とし
て普及しつつあり。
また情報記録用ディスクとしてライトワンスディスクが
実用化の段階に入ってきている。しかしながらこれらの
ディスクは、記録した情報を消去して再び記録すること
はできない、そこでこの欠点を克服した光ディスクとし
て、光磁気ディスクや相変化型のディスクが注目されて
おり、実用化に向けて各所で研究開発が活発に行なわれ
ている。
これらは光ディスクは、レーザー光からの熱により記録
や消去を行い、しかも用いている記録媒体が非晶質の簿
膜であるので熱的安定性に欠けるのでディスク実用化に
おいて大きな問題となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、非晶質膜の結晶化抑制に対しての配慮
しかなされておらず、媒体の加熱により成膜時の内部応
力や原子の再配列、さらには未反応材料の反応等が生じ
る等の膜の構造緩和に対する配慮がなされていなかった
。そのため、ディスクの初期特性が安定しなかったり記
録・消去を繰り返すことにより特性が変動する為情報保
持時間が短く、かつ信頼性に欠けるという問題があった
本発明の目的は、ディスク製造時の構造緩和等の不安定
成分によるディスク特性の変動をなくすとともに、情報
の保持寿命を伸ばすとともに高信頼性を有する光ディス
クの生産を可能にする製造方法を提供することにある。
〔ll11題を解決するための手段〕 上記目的は、情報記録媒体を熱処理することにより達成
される。
〔作用〕
記録媒体をあらかじめ熱処理することにより、ディスク
中に残留している不安定成分、例えば、内部応力や不安
定な原子配列や結合状態に起因する構造緩和が解消でき
、媒体を準安定状態にできるので、安定した初期特性を
有するディスクが得られるとともに、記録・消去の繰り
返しによる特性変動の問題が解決でき、長い情報保持寿
命でかつ安定性に優れた光ディスクを得ることができる
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を実施例1〜3を用いて詳細に説明
する。
[実施例1] 作製した光ディスクの断面構造の模式図を第1図に示す
。このような光ディスクは以下に述べる手順で作製され
る。まず、ディスク表面に案内溝を有するガラスやプラ
スチックの基板1上に、スパッタリング法により窒化シ
リコンの下地膜2を750人の膜厚に形成した。この膜
の屈折率はn=2.3であった。ひきつづき、記録膜3
としてTbza、aFeet、6Coxz、oNbs非
晶質合金薄膜をスパッタリング法で形成した8その時の
膜厚は1000人である。最後に、保護膜4とし2窒化
シリコン膜を2000人の膜厚に形成し、光磁気ディス
クを形成した。このディスクに用いた記録膜の磁気・磁
気光学特性は、カー(Kerr)回転角:θ翼=0.3
4°、保磁カニ Hc”12koe、キュリー温度: 
Tc”200℃、そして補償温度: Tcomp=90
℃であった。
このディスクを次に熱処理した。その手法は。
無磁場中で熱処理、及びディスク面に対して14koe
ldi界を印加した状態で行なった。その時の熱処理条
件は、温度150℃にて10分間行なった。
このようにして処理したディスクの特性を測定した。す
なわち消去/記D/再生を繰り返した時の搬送波対雑音
化: C/Nの変化及び200℃に2加熱したときの垂
rfi、磁気異方性エネルギーKuの経時変化にて評価
した。その結果を第2図及び第3図にそれぞれ示す。そ
して、本発明の効果を熱処理を施していないディスクと
比較した。その結果、C/Nでみても(第2図)垂直磁
気異方性エネルギー:Kuで比べても(第3図)、いず
れも熱処理を施すことにより、C/N及びKuの変動を
大きく抑えることができることがわかる。また、無磁場
中での熱処理と磁場中での熱処理とを比へると、磁場中
での熱処理の方がC/N及びKuの変動が小さい。また
、ディスク作製初期のディスク間C/Nの変動は、従来
の未処理では±40%あったのに対し、熱処理を行うと
±1%以内と著しく安定したC/N値を示した。この効
果は、記録膜材料によらず、また作製方法によらずみら
れるものである、 次に、この熱処理を行う温度を150℃から250℃と
キュリー温度以上の温度にて熱処理を行ない、先の実施
例と同様、記録/再生/消去を繰り返した時のC/Nの
変化を第4図に示した。
比較例は熱処理を行なっていないディスクである。
その結果、キュリー温度以上で熱処理を行った実施例は
、未処理の従来例よりC/Nの変化を小さくすることが
できるが、キュリー温度以下で熱処理した実施例よりC
/Nの変化は大きい、このことがらキュリー温度以下で
熱処理を行う方がよすC/Hの変化を大きく抑制できる
ことがわがった。
また、ディスクの熱処理を行うことにより、最小記録レ
ーザー出力も0 、5 m W程下げられるので、本発
明は記録感度向上にも有効である。
[実施例2] 本実施例では、実施例1と同様の手法で作製したディス
ク2枚を、接着剤により密着貼り合せによって組立てる
か、2枚のディスクをスペーサを介してエアーサンドイ
ンチ法により組み立てを行ない、その後ディスクを14
0℃で10分間ベーキングを行なって作製した場合であ
る。
このようにして作製したディスクの特性として、記録/
再生/消去を繰り返したときの搬送波対雑音比: C/
Nの変化を調べた。その結果を第5図に示す。比較例と
して、ベーキングを行なっていないディスクを示した。
この図から、140℃でベーキングを行なうことにより
、記録/再生/消去を繰り返してもC/Hの劣化が著し
く抑制されていることがわかる。ベーキングの効果は、
この他に接着剤の硬化時間を短縮でき、生産性向上に一
寄与することもわがった。
[実施例3コ 本実施例は、記録材料にIn−8e、Ge−T e −
S b或いはA n −S r等の相転移による反射率
変化を利用して記録を行う、いわゆる相変化材料を用い
た光ディスクにおける実施例である。
ディスクの構造は、記録材料に相変化材料を用いた以外
、実施例1と同様で、その模式図は第1図に示すとおり
である。
このようにして作製したディスクを180℃にて熱処理
を行なった。このディスクの特性を、記録/再生/消去
を繰り返した時の搬送波対雑音比の変化により示した。
その結果は第6図に示すとおりである。比較例として熱
処理を行なわないディスクを用いたにの図から、熱処理
を行なうことにより、記録/再生/消去を繰り返しても
C/Nの変化を著しく抑制できることがわかった。
〔発明の効果〕
光デイスク作製後に熱処理を行う本発明の実施によれば
成膜時の不安定要素が解消(内部応力の緩和、構造緩和
、未反応もしくは不完全反応の解消等)することができ
、レーザー光による記録や消去を繰り返した時のディス
ク特性の変動やディスク作製初期の特性のバラツキを著
しく小さくすることができる。これによりディスクの記
録情報の保持寿命を長くすることができ、かつ、情報の
記録や再生の誤りの発生を減少させ、ひいてはディスク
の信頼性を向上させることができる。さらにディスクへ
記録或いは旧情報を消去する時の最小レーザーパワーを
低くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は光ディスクの模式的断面図、第2図、第4図、
第5図、第6図は本発明の実施例と従来例の光ディスク
における記録/再生/消去を繰り返した時のC/Nの変
化曲線図、第3図は200℃でディスクを熱処理したと
きの垂直磁気異方性エネルギーの経時変化曲線図である
。 茅 図 茅 閃 ヤ東すJL回歌(回) 誉 ム 図 9決り達、しU3で((回) 蔓 図 欽1吟閏 (か) 第 図 枦東ソ運ユjコ秋(巨υ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非晶質の記録媒体を用い、レーザー光を用いて記録
    、再生または消去を行う光ディスクの製造において、記
    録媒体を室温より高い温度に加熱することで熱処理した
    ことを特徴とする光ディスクの製造方法。 2、記録媒体として垂直磁気異方性を有する非晶質膜を
    用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光
    ディスクの製造方法。 3、記録媒体として、非晶質と結晶質、或いは結晶質と
    結晶質との間で相転移を起す材料を用いたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の光ディスクの製造方法
    。 4、記録媒体の熱処理の手法として、ディスク円板を密
    着貼り合せ法やエアーサンド法等接着剤を用いた組立て
    を行なう工程で、2板の円板を組立てた後にディスクを
    加熱して接着剤を硬化させると同時に記録媒体の熱処理
    を行なつたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の光ディスクの製造方法。 5、垂直磁気異方性を有する材料として、希土類元素と
    鉄族元素を主体とする材料を用いたことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の光ディスクの製造方法。 6、相転移を行う材料としてカルコゲナイドを主体とす
    る材料やレーザー光照射で上げることができる温度範囲
    に融点を有する合金を用いたことを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の光ディスクの製造方法。 7、ディスク面に対して垂直方向に磁場を印加した状態
    で熱処理を行ない、かつその温度がキュリー温度以下で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の光デ
    ィスクの製造方法。
JP63148112A 1988-06-17 1988-06-17 光デイスクの製造方法 Pending JPH023131A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5627012A (en) * 1995-02-13 1997-05-06 Tdk Corporation Method for preparing phase change optical recording medium
US5965323A (en) * 1997-02-27 1999-10-12 Tdk Corporation Method for preparing optical recording medium
US6242157B1 (en) 1996-08-09 2001-06-05 Tdk Corporation Optical recording medium and method for making
US6537721B2 (en) 1999-02-15 2003-03-25 Tdk Corporation Optical recording medium and method for its initialization
US7157848B2 (en) 2003-06-06 2007-01-02 Electrovac Fabrikation Elektrotechnischer Spezialartikel Gmbh Field emission backlight for liquid crystal television

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