JPH0230926B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は所定間隔毎に被包装物を内包し、長手
方向にシールされた連続する包装用フイルムを、
前記被包装物の間において横方向にシールする自
動包装機におけるエンドシール装置に関するもの
である。

《従来の技術》 上記のエンドシール装置としては、上部エンド
シーラー及び下部エンドシーラーがそれぞれ回転
運動する間に上下から被包装物の包装用フイルム
を挟着してエンドシールするものが一般的であ
る。

この従来の方法及び装置では被包装物が嵩高い
物であつて被包装物相互間の間隔が狭い場合に
は、エンドシールの際に包装用フイルムのエンド
シール部に皺が発生してしまい、包装体の体裁が
悪いものとなつてしまうだけでなく、シール後の
密封性が悪く不良包装体の発生の原因となつてい
た。

このような包装体における皺の発生を防止する
ため、例えば実開昭58−46710号に示すように、
上下方向に開閉する一対のプレスバー間にリンク
機構によりクランプ片を結合したものを本願発明
の技術分野であるエンドシール装置（方法）に応
用することも考えられる。

《発明が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記公報に開示された機構は、
プレスバー（シーラー）が閉じるにしたがつて、
クランク片が徐々に閉じながらそれと同時に外方
へ移動していくものであり、プレスバーが完全に
閉じたときにクランク片の閉動作並びに外方への
移動作業が終了するようになつている。

従つて、この装置をそのまま本願発明のエンド
シール装置に適用すると、以下に示すような問題
を生じる。

すなわち、クランプ片の閉じる動作と外方へ移
動させる動作を同時に行うため、クランプ片が完
全に包装用フイルムの縁部を挟持する前に外方へ
の移動が行われ、クランプ片が完全に閉じるまで
の間、縁部とクランプ片との間に接触抵抗を生じ
た状態で縁部に対し相対的にクランプ片が外方へ
移動することになり、クランプ片が完全に縁部を
挟持する位置が不安定となる。その結果、クラン
プ片、縁部を介して伝わる包装用フイルムの引つ
張り量もバラツキ、皺が発生したり、或いは逆に
引つ張り過ぎてフイルムが破損する等のおそれが
ある。

さらに、上記したごとくクランプ片が縁部を滑
りながら相対的に外方に移動する際、両者間に生
じる接触抵抗によりフイルム表面に傷が付いたり
するおそれがあり、包装体の美観及び商品価値を
害うおそれもある。

特に被包装物が嵩高いとか被包装物間の間隔が
狭い場合には、包装用フイルムの両側の立ち上が
つた部分が座屈しやすいために、上記した問題が
より顕著となる。

本発明は上記のような問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は包装用フイルムの横手方向シ
ールに際して、より確実かつ正確に該シール部に
皺を発生させないようにエンドシールすることの
できる自動包装機におけるエンドシール方法及び
装置を提供することにある。

《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するための本発明に係る自動
包装機におけるエンドシール方法によれば、所定
間隔毎に被包装物を内包し長手方向にシールされ
た連続する包装用フイルムの該被包装物間を横手
方向にシールする際に、一対のエンドシーラーを
用い該両エンドシーラー間で該包装用フイルムを
挟持するエンドシール方法において、該両エンド
シーラーで該包装用フイルムを挟持する前に該包
装用フイルムのエンドシールされる部分前後両側
の縁部を挟持し、次いで、該縁部を外方に引つ張
り、その状態で該両エンドシーラでシールするよ
うにした。

また、上記方法を実施するための本発明の装置
では、上部エンドシーラー及び下部エンドシーラ
ーがそれぞれ回転運動する間に上下から被包装物
間の包装用フイルムを挟着してエンドシールする
自動包装機において、該下部エンドシーラーの前
後両側に包装用フイルムの縁部を挟持するクラン
プ手段を開閉自在かつ横手方向へ移動可能に配設
し、かつ、該クランプ手段を開閉させる駆動手段
と、横手方向に移動させる移動手段がそれぞれ独
立して駆動するようにし、該上部エンドシーラー
の降下時で、かつ、上部、下部エンドシーラーが
該包装用フイルムを挟持する前に該駆動手段が作
動して該クランプ手段が閉じて該包装用フイルム
の縁部を挟持し、次いで該移動手段を作動させ該
クランプ手段を外方へ移動させるようにした。

《実施例》 以下に本発明の好適な実施例について添附図面
を参照にして説明する。

この実施例では、被包装物を内包した包装用フ
イルムがその両側端縁を長手方向にシールされた
後に、被包装物の前後端部において横手方向にシ
ールされるようになつている。

即ち、被包装物１が上下のフイルム２ａ，２ｂ
中に挿入され、次いでこれらのフイルム２ａ，２
ｂの両側端縁３ａ，３ｂが長手方向に連続的に熱
シールされ、搬送コンベア４によつて本発明のエ
ンドシール装置に送られる。このエンドシール装
置では、前記搬送コンベア４の前方に物品移送用
エンドレスコンベア５が設けられ、このエンドレ
スコンベア５は、第１図に示すように、ローラ６
ａ〜６ｋに順次支承され、ローラ６ｇと６ｋの間
に所定の間隔が形成されている。そしてこれらの
ローラ６ｇと６ｋとはそれぞれ略Ｕ字形をなすコ
ンベア張設移動架台７の前後上端部に軸架され、
この移動架台７は前後方向に移動できるように床
版８上に取付けられている。

この移動架台７のＵ字形開口部の上方及び内側
には回転式の上下のエンドシーラー９，１０が設
けられ、この上下のエンドシーラー９，１０は被
包装物１−１の間の包装用フイルム２ａ，２ｂを
上下から挟持し、かつその状態を保つて一定時間
水平移動し、包装用フイルムの横方向のシールの
切断を完了した後、互いに離間する一定方向の軌
跡を描いて回転するように構成されている。

このようなエンドシーラー９，１０の運動機構
は公知のもので、これを概説すると、第２図に示
すように、上下のエンドシーラー９，１０はそれ
ぞれ取付板１１，１２に取付けられ、これらの取
付板１１，１２の両端軸はそれぞれリンク板１３
−１３の周縁部に形成したスリツトを貫通し、ス
リツトに沿つて摺動自在に支承されるとともにそ
の先端に従動ローラ１４−１４を取付けている。
この従動ローラ１４−１４はリンク板１３−１３
の外方に配設されたカム板１５−１５のカム溝１
６−１６に係合している。リンク板１３−１３は
それぞれ平歯車１７−１７に結合され、これら平
歯車１７−１７は相互に噛合され、下方の平歯車
１７の軸にはスプロケツト１８が固着され、この
スプロケツト１８は駆動源にチエーンによつて連
結され、所定の速度で回動せられるようになつて
いる。

また、上方の取付板１１の両側部には下方の取
付板１２の両側部に植設されたガイドポール１９
−１９が挿通され、このガイドポール１９−１９
によつて上方の取付板１１は下方の取付板１２に
近接及び離間する方向に案内される。

そして上記のスプロケツト１８が回転駆動され
ると、上下の平歯車１７−１７が反対方向に回転
し、リンク板１３−１３が反対方向に回転する
と、このスリツトに案内されて上下の取付板１
１，１２の軸部がカム板１５−１５のカム溝１６
−１６に沿つて移動し、上下動させられる。これ
によつて、取付板１１，１２はエンドシーラー
９，１０を相互に対向させた状態でガイドポール
１９−１９に沿つて上下動する。ここで、取付板
１１，１２の軸部の従動ローラ１４−１４が係合
するカム溝１６−１６は円弧部分と水平部分とを
有し、上下のエンドシーラー９，１０が包装用フ
イルム２ａ，２ｂを上下から挟持すると、エンド
シーラー取付板１１，１２はこの水平部分によつ
て案内されるようになり、上下のエンドシーラー
９，１０はフイルム２ａ，２ｂの移動速度と等速
で水平移動し、この間において包装用フイルム２
ａ，２ｂを横方向にシールすると同時にシールの
中央部においてフイルム２ａ，２ｂを切断する。

次いで、エンドシーラー取付板１１，１２の従
動ローラ１４−１４がカム溝１６−１６の円弧部
分と係合するようになると、上下のエンドシーラ
ー９，１０は相互に離間する方向に回転移動する
のである。

上記移動架台７の前後方向への移動は下部エン
ドシーラー取付板１２の回転と連動するように構
成されている。この連動構造は公知であつて、こ
れを概説すると、第３図及び第４図に示すよう
に、下部エンドシーラー取付板１２から前後方向
に張出したブラケツト２０に従動ローラ２１−２
１が装着され、この従動ローラ２１−２１が移動
架台７の垂直アーム２２−２２の溝２３−２３内
に上下動自在に係合している。これによつて、下
部エンドシーラー９が前後方向に移動するときに
は移動架台７もこれに追随して移動し、下部エン
ドシーラー９の上昇及び降下は従動ローラ２１−
２１が溝２３−２３内を上下動することによつて
なされるのである。

ここで本発明では、第５図に詳細に示すよう
に、上記凹状の移動架台７の垂直アーム２２−２
２の上端外側面に平面コ字状フレーム２４−２４
が固着され、このフレーム２４−２４には包装用
フイルムの走行方向と直交する方向に延長する案
内軸２５−２５が取付けられ、この案内軸２５−
２５には摺動ブロツク２６−２６が摺動自在に装
着されている。この各摺動ブロツク２６の内側面
には回転自在なローラ２７が取付けられ、また摺
動ブロツク２６の内側上面には連結プレート２８
が固着され、この連結プレート２８の上面とフレ
ーム２４の外側端部との間には引張スプリング２
９が介装され、これによつて連結プレート２８は
常時外側方へ付勢されている。この各連結プレー
ト２８の内端には垂直プレート３０が固着され、
この垂直プレート３０の内側面には一対のエアー
シリンダー３１及び３２の各上端が取付けられて
いる。また、この垂直プレート３０の下端には軸
受プレート３３が取付けられ、この軸受プレート
３３には上部クランプ板３４の外端上面に固設さ
れた軸受ブロツク３５を貫通する軸３６並びに下
部クランプ板３７の外端上面に固設された軸受ブ
ロツク３８を貫通する軸３９が取付けられてい
る。すなわち、上記したクランプ板３４，３７並
びに軸３３，３６等により本発明のクランプ手段
が構成されている。

上部クランプ板３４の内端上面はＵ字形枠体４
０を介して内方のシリンダー３１の下端に連結さ
れている。上部クランプ板３４の中央部には略正
方形の窓孔４１が穿設され、この窓孔４１を貫通
して下部クランプ板３７の上面に固設されたＵ字
形枠体４２が上方に突出し、この枠体４２には外
方のシリンダー３２の下端が取付けられている。
従つて、内方のエアーシリンダー３１のピストン
ロツドを収縮すると上部クランプ板３４が軸３６
を中心として上方に回動して下部クランプ板３７
から離れる方向に移動し、また外方のエアーシリ
ンダー３２のピストンロツドを伸長すると下部ク
ランプ板３７が軸３９を中心として下方に移動し
て上部クランプ板３４から離れる方向に移動する
のである。すなわち、上記両エアシリンダー３
１，３２がクランプ板３４，３７を開閉する駆動
手段の基本構成となつている。

一方、上部エンドシーラー９の取付板１１に
は、その両端近傍にこれと直交して張出しブロツ
ク４３が取付けられ、このブロツク４３の前後端
面からカム板４４−４４が垂下されている。この
各カム板４４の下方内面は摺動ブロツク２６に取
付けられたローラ２７と常時弾性的に圧接するよ
うな位置関係となつている。このカム板４４の上
方部分内側には凹状カム溝４５が形成され、カム
板４４が上部エンドシーラー９とともに第５図の
状態から降下するとローラ２７が凹状カム溝４５
内に入り、これによつて摺動ブロツク２６が引張
スプリング２９の働きによつて外方へ移動し、こ
れに間接的に取付けられた上下クランプ板３４，
３７もこれと同時に外方へ移動するようになる。
すなわち、ローラ２７、引つ張りスプリング２９
並びにカム板４４等にて移動手段が構成されてい
る。

尚、本発明の第５図では上下エンドシーラーの
片側のみについて図示したが、エンドシーラーの
他方の側も同様に構成されている。

次に上記した装置を用い本発明に係るエンドシ
ール方法について説明する。

まず、本発明は包装用フイルム２ａ，２ｂのエ
ンドシールされる部分の前後両側の縁部を上下ク
ランプ板３４，３７で挟持し、ついでそれを外方
に引張つり、その状態でエンドシールするもの
で、以下に前述した実施例の作用について第６図
〜第８図を参照にして説明する。

本発明ではエンドシーラーの回転にともなつて
所定のタイミングで上下のクランプ板３４，３７
が開閉動作することが必要であるが、このクラン
プ板３４，３７の開動作は内方エアーシリンダー
３１のピストンロツドを短縮しかつ外方エアーシ
リンダー３４のピストンロツドを伸長することに
よつて行なわれ、一方クランプ板３４，３７の閉
動作は内方エアーシリンダー３１のピストンロツ
ドを伸長しかつ外方エアーシリンダー３２のピス
トンロツドを短縮することによつて行なわれる。
そして、これらのエアーシリンダー３１，３２の
作動は図示を省略したがエンドシーラーの回転軸
と同期して回転する軸に取付けられたタイミング
カムからの指令により電磁弁を作動させ圧縮空気
源とエアーシリンダー３１，３２との連通状態を
切換えることによつて行なわれる。

第７図は上部エンドシーラー９の回転軌跡を示
し、この回転とタイミングを合せて上下クランプ
板３４，３７を作動させる場合について以下に説
明する。

先づ、上部エンドシーラー９がＡ地点に位置す
るときには上下のクランプ板３４，３７は開いて
いる。この地点Ａから徐々に上部エンドシーラー
９が降下しＢ地点に達すると、エアーシリンダー
３１，３２の働きによつて上下のクランプ板３
４，３７が閉じ、第６図に示すように上下の包装
用フイルム２ａ，２ｂの長手方向にシールされた
両側端縁３ａ，３ｂを挟持する。

ついで、このＢ地点から上部エンドシーラー９
が更に降下するとＣ地点において、第５図に示し
たローラ２７がカム板４４の凹状カム溝４５内に
入り、これと同時に摺動ブロツク２６及びこれに
連結プレート２８、垂直プレート３０及び軸受プ
レート３３を介して取付けられた上下のクランプ
板３４，３７が引張スプリング２９の作用によつ
て外方へ移動する。即ち、Ｃ地点においては、包
装用フイルムのエンドシールされる部分の前後両
側の縁部３ａ，３ｂが外方へ引張られ、通常この
部分の包装用フイルムに形成される皺が伸ばされ
て消失することになる。

このように包装用フイルムを両側から引張つた
状態にある時に、上部エンドシーラー９がＤ地点
のシール位置に降下し、同時に下部エンドシーラ
ー１０がシール位置に上昇して両者の間に上下包
装用フイルムを挟持して、Ｅ地点まで包装用フイ
ルムの移動と同期して水平移動する。この間に被
包装物間の上下の包装用フイルムは横方向にエン
ドシールされるとともにこのエンドシールの中央
部が上下のエンドシーラーの中央部に設置したカ
ツターによつて切断されるのである。上記のＥ地
点においてエンドシール及び切断が完了すると、
上下のクランプ板３４，３７は開放される。引き
続いて、上部エンドシーラーが上昇してＦ地点に
至ると、第５図のローラ２７がカム板４４のカム
溝４５から離脱するため、摺動ブロツク２６並び
にこれと間接的に結合した上下のクランプ板３
４，３７は内方に移動する。次いでＦ地点から上
部エンドシーラーが回転を続けてＡ地点に達する
と、上記のＡ地点からＦ地点までの動作が再び繰
り返されることになる。

尚、本発明の上記実施例では上部エンドシーラ
ー９の回転軌跡によつてエアーシリンダー３１，
３２の駆動タイミングをとる例について説明した
が、下部エンドシーラー１０の回転軌跡を利用す
ることのできることは勿論のことである。

また、第５図におけるローラ２７とカム板４４
との係合関係並びにスプリング２９は適宜変更可
能である。例えば引張スプリング２９の代りに圧
縮スプリングを用い、カム板４４が内側端面の代
りに外側端面にてローラ２７に圧接し、カム板４
４には凹状溝４５の代りに凸状***部を形成して
も、上記実施例の場合と同様に作用効果を奏する
ことができる。

また、上下のクランプ板３４，３７の内外方へ
の移動は、上記のローラとカム板４４との係合以
外には、これらのクランプ板を取付けた部材全体
を移動させるエアーシリンダーを設けて、上部エ
ンドシーラーの上下動に合せてこのエアーシリン
ダーを作動させる等、種々の機構に変更すること
は可能である。

《効果》 以上のように本発明では、エンドシールする前
にまず、包装用フイルムのエンドシールされる部
分の前後両側の縁部を挟持し、次いで、外方に引
つ張り、その状態でエンドシールするため、包装
用フイルムの所定位置を確実に挟持することがで
きる。

その結果、包装用フイルムに対する引つ張り量
も略同一にすることができ、より確実かつ正確に
該シール部に皺を発生させないないようにするこ
とができる。

また、上述のごとく確実に挟持した後引つ張る
ため、クランプ手段が外方へ移動する際に包装用
フイルムの縁部との間で相対的に外方に移動する
ことがなく、縁部に傷等を付けるおそれもない。
その結果、包装体の商品価値を高めることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエンドシール装置のエン
ドシーラーと移動架台との相互位置関係を示す概
略側断面図、第２図は上下のエンドシーラーの相
互関係を示す略式斜視図、第３図はエンドシーラ
ーと移動架台との結合関係を示す縦断正面図、第
４図は第３図の縦断側面図、第５図は本発明の装
置の要部を示す一部破断斜視図、第６図はエンド
シール直前に包装用フイルムを上下のクランプ板
で挟持した状態を示す部分斜視図、第７図は上部
エンドシーラーの回転軌跡から上下のクランプ板
の作動タイミングをとつた例を示す説明図、第８
図は第７図の作動タイミング毎における上下のク
ランプ板の開閉及び横移動状態を示す説明図であ
る。 １……被包装物、２ａ，２ｂ……上下フイル
ム、３ａ，３ｂ……フイルムの両側端縁、７……
移動架台、９，１０……上下のエンドシーラー、
１１，１２……取付板、２６……摺動ブロツク、
２７……ローラ、２９……引張スプリング、３
１，３２……エアーシリンダー、３４，３７……
上下のクランプ板、４４……カム板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 所定間隔毎に被包装物を内包し長手方向にシ
   ールされた連続する包装用フイルムの該被包装物
   間を横手方向にシールする際に、一対のエンドシ
   ーラーを用い該両エンドシーラー間で該包装用フ
   イルムを挟持するエンドシール方法において、該
   両エンドシーラーで該包装用フイルムを挟持する
   前に該包装用フイルムのエンドシールされる部分
   前後両側の縁部を挟持し、次いで、該縁部を外方
   に引つ張り、その状態で該両エンドシーラでシー
   ルすることを特徴とする自動包装機におけるエン
   ドシール方法。 ２ 上部エンドシーラー及び下部エンドシーラー
   がそれぞれ回転運動する間に上下から被包装物間
   の包装用フイルムを挟持してエンドシールする自
   動包装機において、該下部エンドシーラーの前後
   両側に包装用フイルムの縁部を挟持するクランプ
   手段を開閉自在かつ横手方向へ移動可能に配設
   し、かつ、該クランプ手段を開閉させる駆動手段
   と、横手方向に移動させる移動手段がそれぞれ独
   立して駆動するようにし、該上部エンドシーラー
   の降下時で、かつ、上部、下部エンドシーラーが
   該包装用フイルムを挟持する前に該駆動手段が作
   動して該クランプ手段を閉じて該包装用フイルム
   の縁部を挟持し、次いで該移動手段を作動させ該
   クランプ手段を外方へ移動させるようにしてなる
   ことを特徴とする自動包装機におけるエンドシー
   ル装置。 ３ 前記クランプ手段は前記下部エンドシーラー
   と共に前後動する断面凹状の移動架台の各上端面
   に取付けられて弾性手段により横手方向の内方ま
   たは外方へ付勢されており、前記クランプ手段を
   移動させる手段は降下時に該クランプ手段を該弾
   性手段に抗して外方に移動させる係合アームを有
   していることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   記載の自動包装機におけるエンドシール装置。