JPH02308950A - 内燃機関の制御装置における空気漏れ自己診断装置及び空気漏れ学習補正装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置における空気漏れ自己診断装置及び空気漏れ学習補正装置

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JPH02308950A
JPH02308950A JP1130025A JP13002589A JPH02308950A JP H02308950 A JPH02308950 A JP H02308950A JP 1130025 A JP1130025 A JP 1130025A JP 13002589 A JP13002589 A JP 13002589A JP H02308950 A JPH02308950 A JP H02308950A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
correction
air flow
flow rate
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JP1130025A
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Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
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    • F02D41/2451Methods of calibrating or learning characterised by what is learned or calibrated
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の制御装置における空気漏れ自己診断
装置及び空気漏れ学習補正装置に関し、詳しくは、機関
吸気系−・の空気漏れの発生を自己診断する装置、及び
、この自己診断結果に基づいて吸入空気流量の検出(i
ffを学習補正する装置に関する。
〈従来の技術〉 従来から、機関への燃料供給量を電子制御する制御装置
において、機関の吸入空気量に関与する吸入空気の状態
量である吸入空気流量をエアフローメータで検出し、こ
の吸入空気流量と機関回転速度とに基づいて燃料供給量
を可変設定するように構成されたものか知られている(
特開昭ら0−153446号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題) しかしながら、内燃機関では、エアクリーナで” 浄化
された空気が吸気ダクトや吸気マニホールl’を介して
機関に供給され、その吸入空気流量は吸気絞り弁(スロ
ワI・ル弁)で制御されるようになっているが、上記の
ように燃料供給量を吸入空気流量に基づいて電子制御す
るシステムにおいては、かかる所期の空気導入系ではな
いとごろからの吸気系内に漏れ出す空気があると、以下
のような問題が設定する慣れがあった。
即ち、吸入空気流量を計測して燃料供給量を電子制御す
る一般に1、−ジェ)・四方式と呼ばれている燃料供給
制御装置では、全ての吸入空気がエアフローメータを介
して機関に吸入されるよ・うにしているが、このエアフ
ローメークで計測されないで機関に吸入される漏れ空気
(例えば、エアフローメータ下流の吸気系を構成する部
品の連結部の隙間から漏れ出す空気等)があると、燃料
供給量は実際の吸入空気量よりも少ない量に対応して設
定されることになってしまい、空燃比が目標よりもリー
ン化する。このため、空気漏れが発生すると、空燃比リ
ーン化によって運転安定性が悪化したり、失火の発生に
より未燃ガスがキャタライザーで燃えてキャタライザー
の焼損を招(惧れもある。
また、吸入空気流量に基づき設定した基本燃料供給量に
基づいて点火時期を設定して電子制御する点火システム
を備えるものでは、基本燃料供給量が空気漏れ発生によ
って誤差を有するようになると、設定される点火時期も
機関要求からずれ、点火制御性が悪化するという問題も
ある。
そこで、空気漏れを自己診断して、空気漏れ発生時には
漏れ量に応じた補正を施せる装置が必要となるが、従来
では、機関排気中の酸素濃度に基づき空燃比を検出して
も、これによって検出された平均的な空燃比ズレが、機
関吸気系への空気漏れによるものであるか否かの区別が
付かないため平均的な空燃比ズレを検出すると空燃比制
御に関与スる全電気製品(コン]〜lコールユニット、
エアフローメータ、燃料噴射弁等)を交喚したりしてい
た。
即ち、電子制御燃料供給装置では、排気中の酸素濃度を
介して機関吸入混合気の空燃比を検出し、検出された空
燃比を目標空燃比に近づけるように基本燃料供給量をフ
ィードバック補正する空燃比フィードバック補正機能を
有したものがあり、かかる空燃比フィードバック補正に
よる補正量が初期状態で微小となるようにマツチングし
たのに、その後、空燃比フィードバック制御による大き
な補正が必要になったときに、その補正が全体的に増量
補正側であった場合には、空気漏れによって吸入空気流
量の検出値が真の値よりも少なくなっている可能性があ
る。しかしながら、この場合、燃料を供給する燃料噴射
弁等の供給特性劣化や、エアフローメータ、燃料供給圧
力を調整するプ1/ッシャレギュレー夕等の故障による
空燃比ズレと区別が付かず、結局、関係部品を全部取り
替えてみて原因となり得る部分を絞り込んでいくしかな
く、空気漏れが発生した場合にはメンテナンス性が悪か
ったものである。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、機関吸
気系への空気漏れの発生を自己診断できる自己診断装置
を提供すると共に、自己診断結果に基づいて空気漏れに
応じて補正を施せる学習補正装置を提供し、空気漏れの
対処を速やかに行えて機関性能を維持できるようにする
ことを目的とする。
〈課題を解決するための手段) そのため本発明では、第1図に示すように、機関の吸入
空気流量を検出する吸入空気流量検出手段を備え、これ
により検出された吸入空気流量に基づいて少なくとも燃
料供給量を含む機関制御量を設定するように構成された
内燃機関の制御装置において、 機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混合気の空燃
比を検出する空燃比検出手段と、この空燃比検出手段で
検出された空燃比を目標空燃比に近づけるように、吸入
空気流量の検出値に基づく燃料供給量を補正するための
空燃比補正値を設定する空燃比補正値設定手段と、この
空燃比補正(i¥1設定手段で設定される空燃比補正値
による補正割合が、吸入空気流量の小さい運転領域はど
増大補正方向に大きくなる(噴量を示すときに機関吸気
系への空気漏れの発生を判別する空気漏れ判別手段と、
を含んで空気漏れ自己診断装置を構成するようにした。
また、第1図のように、かかる空気漏れ自己診断装置に
より空気漏れの発生が判別されたときに、空燃比補正値
とこの空燃比補正値に対応する吸入空気流量とに暴づい
て漏れ空気量分に相当する吸入空気流量の補正量を設定
する漏れ分補正量設定手段と、この漏れ分補正量設定手
段で設定された補正量に基づいて吸入空気流量検出手段
で検出された吸入空気流量を補正し、ごの補正結果に基
づいて機関制御量の設定を行わせる吸入空気流量学習補
正手段と、を含んで空気漏れ学習補正装置を構成するよ
うにした。
更に、空気漏れ自己診断装置において、第1図点線示の
ように、多気筒中の特定1気筒の燃料供給量のみを強制
的に補正してこの特定1気筒の空燃比のみを変更し、該
補正中と補正前とにおいてそれぞれ空燃比補正値設定手
段で設定された空燃比補正値の差を検出し、この検出し
た差と咳差の所定期待値とを比較して、前記差が所定期
待値に近づく方向に特定1気筒の燃料供給量の補正値を
設定することにより気筒別に燃料供給量の補正値を学習
する気筒別補正値学習手段を備えるようにすることが好
ましい。
〈作用〉 本発明が適用される内燃機関の制’+IIl装置は、機
関の吸入空気流量を検出する吸入空気流量検出手段を備
えており、この検出手段で検出した吸入空気流量に基づ
いて少なくとも燃料供給量を含む機関制御量を設定する
ように構成されている。
そして、本発明にかかる空気漏れ自己診断装置では、空
燃比検出手段が機関排気成分を検出しこれにより機関吸
入混合気の空燃比を検出する。空燃比補正値設定手段は
、前記空燃比検出手段で検出された空燃比を目標空燃比
に近づGJるよ・うに、吸入空気流量の検出値に基づく
燃料供給量を補正するための空燃比補正値を設定する。
そして、空気漏れ判別手段は、設定された空燃比補正値
による+i!i正割合が、吸入空気流量の小さい運転領
域はど増大補正方向に大きくなる傾向を示すときに機関
吸気系への空気漏れの発生を判別する。
即ち、空気漏れが発生ずると、第8図に示す例のように
、吸入空気流量の多いときには真の空気量に対する漏れ
空気量の割合が小さいため空燃比ズレが小さいのQこ対
し、吸入空気?ftfitの小さいときには真の空気量
に対する漏れ空気量の割合が大きくなるために大きな空
燃比ズレが生じる。一方、空燃比補正値は、空気漏れの
発生により空燃比がリーン化すれば、このリーン化を補
正すべく燃料供給量を増大補正するので、吸入空気流量
の小さい運転領域はど空燃比補正値による増大補正割合
が大きくなれば、空気漏れによって表れる空燃比ズレの
傾向と一致し、空気漏れを間接的に判別できるものであ
る。
また、このようにして空気漏れが判別されると、本発明
にかかる空気漏れ学習補正装置により、以下のようにし
て吸入空気流量検出値の補正学習が行われる。
即ち、空気漏れの発生が判別されると、漏れ分補正量設
定手段が、空燃比補正値とこれに対応する吸入空気流量
とに基づいて漏れ空気量分に相当する吸入空気流量の補
正量を設定する。そして、吸入空気流量学習補正手段は
、上記漏れ分補正量設定手段で設定された補正量に基づ
いて吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流量を
補正し、この補正結果に基づいて機関側′aNの設定を
行わせる。
空気漏れが発生しているときには、吸入空気流量の小さ
い運転領域はど空燃比補正値による増大補正割合が大き
くなり、ががる空燃比補正値によって空気漏れによる空
燃比スレが修正されているので、空燃比補正値によって
漏れ空気量を予測ず1す るごとができ、この予測仙に基づいて検出イ1!を補正
することで、機関制御量の設定に用いられる吸入空気流
量が漏れ空気量分も含むようにした。
更に、前記空気漏れ自己診断装置において、気筒別補正
値学習手段は、多気筒中の特定1気筒の燃料供給量のみ
を強制的に補止するごとによりこの特定1気筒の空燃比
のみを変更し、かかる補正中と補正前とにおいてそれぞ
れ空燃比補正値設定手段で設定された空燃比補正値の差
を検出1−1検出した差とごの差の所定力]待値とを比
較して、前記差が所定期待値に近づ(方向6コ特定1気
筒の燃料供給量の補正値を設定すること6;二より気筒
別に燃ね供給量の補正値を学習し、各気筒の燃料供給特
性のバラツキ等に基づ(気筒間の空燃比スl/を解消し
、各気筒で目標空燃比が得られるようにする。
燃料供給特性に変化があって、制御信号に基づく所期の
燃料が得られないときには、空気漏れによる空燃比スレ
の傾向と同様に吸入空気?Arj量(又は燃料供給制御
量)の小さい運転領域はど空燃比補正イ1uによる増大
補正割合が大きくなる(引回を示ずごとがあり、この場
合、空燃比スレの原因が燃料供給特性によるものか空気
漏れによるものであるかの区別が付かなくなる。このた
め、前記気筒別補正値学習手段を備えるようにすること
で、燃料供給特性の変化等による空燃比ズレを解消し、
空燃比ズレの原因を空気漏れに限定できるようにした。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例のシステム構成を示す第2図において、内燃機
関1には、エアクリーナ2.吸気ダクト3゜スロワ(・
ルチャンハ4及び吸気マニホールド5を介して空気か吸
入される。スロy トルチャンバ4には、図示しないア
クセルペダルと連動してスロットルチャンバ4の開口面
積を可変制御するスロy I・ル弁7が設けられていて
、吸入空気流量Qを制御する。
前記スロッ]〜ル弁7には、その開度TVOを検出する
ポテンショメータと共に、その全閉位置(アイドル位置
)でONとなるアイドルスイッチ8Aを含むスロットル
センサ8が付設されてい6゜スロワI・ル弁7−ヒ消の
吸気ダク]・3には、機関1の吸入空気流量Qを検出す
る吸入空気流量検出手段としてのエアフローメータ9が
設けられていて、吸入空気流量Qに応じた電圧信号U 
Sを出力する。
また、スロットル弁7下流の吸気マニボール]゛5の各
ブランチ部には、各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁10が
設けられて−いる。燃料噴射弁10は、後述するマイク
ロコンピュータを内蔵したコン)・じ2−ルユニット1
1から機関回転るこ同期したタイミングで出力される駆
動パルス信号によって開弁駆動し、図示しない燃料ポン
プから圧送されプレンシャレギュI/−夕により所定圧
力に制御された燃料を吸気マニホールド5内に噴射供給
する。即ち、燃料噴射弁10による燃料供給量は、燃*
ミ]噴則弁10の開弁駆動時間で制御されるようになっ
ている。
更に、機関]の冷却ジャケット内の冷却水温度Twを検
出する水嵩セン1月2が設けられると共に、排気通路1
3内で排気中の酸素濃度を検出することによって、機関
吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段としての
酸素センサ14が設けられている。また、各気筒の燃焼
室にそれぞれ臣−ませて点火栓6を設けである。
コントロールユニット 15から機関回転に同期して出力されるクランク単位角
度信号PO3を一定時間カウントして、又は、所定クラ
ンク角位置毎に出力されるクランク基準角度信号REF
 (4気筒の場合180°毎)の周期を計測して機関回
転速度Nを検出する。
次に、コントロールユニット11により行われる空気漏
れ自己診断及び空気漏れ学習補正を含む燃料供給制御を
、第3図〜第7図のフローチャートにそれぞれ示すルー
チンに従って説明する。
本実施例において、空燃比フィードバック補正値設定手
段、空気漏れ判別手段、漏れ分補正量設定手段、吸入空
気流量学習補正手段、気筒別補正値学習手段としての機
能は、第3図〜第7図のフローチャー1・に示すように
ソフトウェア的に備えられている。
第3図のフローチャー1・に示すルーチンは、機関Iが
1回転する毎に実行される空燃比フィートバンク補正係
数(空燃比フィートバンク補正イ1θ)・LMD設定ル
ーチンである。前記空燃比フィードバック補正係数LM
Dは、酸素センサ14によって検出される吸入混合気の
空燃比(各気筒の平均空燃比)を目標空燃比(理論空燃
比)に近づけるように、基本燃料噴射量Tpを補C口す
るためのものであり、本実施例では基準値1.0として
比例・積分制御により制御されるようになっている。
まず、ステップ1(図中ではSlとしである。
以下同様)では、酸素センサ(02/S)]、4の出力
電圧を入力する。
ステップ2では、空燃比フィートハック補正係数L M
 ])を比例・積分制御するに当たっての操作量を、予
め運転状態に応じて記憶しであるマツプから現在の運転
状態に基づいて検索して求める。
本実施例では、機関回転速度Nと基本燃料噴射量Tp 
(−KXQ/N ; Kは定数)とによって区分される
運転状態毎に、リーン制御比引分PL、、ljッチ制御
比例分PR,積分分Iがそれぞれ記憶されており、現状
の基本燃料噴射量゛Fpと機関回転速度Nとから当該運
転状態に対応するものが検索される。
次のステップ3では、ステップ1で入力した酸素センサ
14の出力と、目標空燃比相当のスライスレヘルとを比
較することによって、実際の空燃比が「目標に対してリ
ッチであるかり−ンであるかを判別する。
ここで、実際の空燃比が目標に対してリッチであると判
別されたときには、ステップ4へ進んでリッチフラグf
Rの判別を行う。このリッチフラグfRば、後述するよ
うに、空燃比のリーン検出初回にゼロがセットされるの
で、ステップ3におけるリッチ判別が初回であれば、リ
ッチフラグfRはOであると判別されることになる。
リッチ検出の初回で、リッチフラグfRがゼロであると
判別されると、ステップ5へ進んでリッチフラグfRに
1をセットする一方、リーンフラ]7 グfLにOを七ン[・する。
また、次のステップ〔jでは、現状の空燃比フィードバ
ック補正係数LMD、即ら、空燃比リーン検出中に増大
制御された空燃比フィードバック補正係数LMDの最大
値を、aにセットする。
そして、次のステップ7では、後述するよ)にリーン検
出の初回に空燃比フィー]・ハック補正係数LMDの最
小値がセットされるbと上記最大4Waとに基づき、以
下の式に従って空燃比学習補正係数KBLRCを演算す
る。
KBLRC← ((a十b)/21  ・X+(1−X)KBLR(、
、:上記演算式において、(a + b ) / 2は
、空燃比フィードバンク補正係数L M Dの中心値を
示し、ごの目標空燃比を得るための補正係数に相当する
中心値を、前回までの空燃比学習補正係数KBLRCと
加重重みXを用いて加重平均して、新たな空燃比学習補
正係数K B L RCが設定される。従って、空燃比
学習補正係数K B +−rs Cは、空燃比フィード
バンク補正係数LMDを用いないで目標空燃比が得られ
るように学習される補正係数である。
次のステップ8では、前回までの空燃比フィードバック
補正係数LMDからステップ2で検索して求めたリーン
制御比個分PLを減算して、空燃比フィードバック補正
係数L M Dの減少制御によってリッチ状態の解消を
図る。
一方、ステップ4でリッチフラグf Rが1であると判
別されたりソチ検出継続時には、ステップ9へ進んで前
回までの空燃比フィードバック補正係数LMDからステ
ップ2で検索して求めた積分分■を減算することにより
、空燃比のリッチ状態が解消されるまでの間、空燃比フ
ィードバンク補正係数LMDを徐々に減少させる。
また、ステップ3で空燃比がリーンであると判別された
ときには、ステップ1oへ進んでリーンフラグfLの判
別を行う。前述のように空燃比のリッチ検出初回に、ス
テップ5でリーンフラグfLにはセロがセ・ントされて
いるので、リーン検出初回であればこのステップ10で
はリーンフラグf■。
はゼロであると判別される。
リーン検出初回であるときには、ステップ11へ進み、
リーンフラグf Lに1をセットすると共に、リッチフ
ラグfRにゼロをセットする。
そして、次のステップ12では、空燃比リンチ状態にお
いて減少制御された空燃比フィードパンク補正係数LM
Dの最小値を、bにセットする。
次のステップ13では、前記ステップ7と同様にして、
今回ステップI2で設定された最小イ直l〕と、ステッ
プ6で設定される最大(+6. aとを用い空燃比学習
補正係数K B L、RCを演算する。
次のステップ14では、前回までの空燃比フィードバッ
ク補正係数LMDに、ステップ2で検索されたリッチ制
御比例骨PRを加算して、空燃比フィードバック補正係
数L M Dを増大補正Jる。
また、ステップ10でリーンフラグfLが1であると判
別されたとき、即ち、リーン検出の継続時には、ステッ
プ15へ進んで空燃比フィードバック補正係数L M 
Dの前回値ル;ニステップ2で検索された積分分Iを加
算して、空燃比のリーン状態が解消されるまでの間、空
燃比フィードバック補正係数L M Dを徐々に増大さ
せる。
以上のようにして空燃比フィートハック補正係数L M
 Dが比例・積分制御されて設定されると共に、該空燃
比フィーISハック補正係数L M Dに基づいて空燃
比学習補正係数K B L RCが演算されると、次の
ステップ16では、空燃比学習補正係数K B L R
Cを、吸入空気流i1Qに対応させてマツプに記憶する
前記空燃比学習補正係数KBLRCは、空燃比フィード
バック補正係数LMDなしで実際の空燃比が目標空燃比
に制御されるように設定されるものであるから、空燃比
フィードバック補正係数LMDによる空燃比補正なしで
目標空燃比が得られれば略基準値1.0付近に学習設定
されるはずである。従って、この空燃比学習補正係数K
 B L RC(空燃比補正値)が基準値1.0から離
れるほど大きな割合で補正されていることを示し、吸入
空気流量Qに応してかかる補正割合e(基準値1.0に
対するプラス・マイナス方向の偏差)を記憶させ2] ておげば、吸入空気流量Q変化に応じて補正割合がどの
ように変化するかが判別できるものであり、かかる補正
割合のマツプが第4図のフローチャーI・に示すルーチ
ンで検証される。
第4図のフローチャートに示すルーチンは、ハンググラ
ウンド処理されるものであり、まず、ステップ21では
、前記ステップ16で設定される補正割合eのマツプか
ら、現状の吸入空気流量QCコ対応する空燃比学習補正
係数KBLRCのデータを検索して求め、燃料噴射量T
 iの演算に用いる空燃比学習補正係数K B L R
Cの設定を行う。
次のステップ22では、前記補正割合eのマツプにおい
て、吸入空気流量Qの変化に対して補正割合eがどのよ
うに変化するかを検出するときに、補正割合eをサンプ
リングする吸入空気流MQのデータであるpQに最小(
!jlo(kg/h)をセットすると共に、サンプリン
グ数をカウントするnをゼロリセットする。
そして、次のステップ23では、補正割合eがサンプリ
ングされる毎に10ずつアップされる前記pQと、所車
の最大値MAXQとを比較し、前記pQが最大値MAX
Q以下であるときには、ステップ24へ進む。
ステップ24では、吸入空気流量Qに応じて記憶されて
いる補正割合eのマンブから前記pQに対応するデータ
を検索して求め、その値をregaにセントする。
次のステップ25では、今回前記ステップ24で検索さ
れたデータregaと前回の検索データregaoc。
とを比較し、前回の検索データregaotDが今回値
以上であるときには、ステップ26へ進む。
ステップ26では、補正割合eをサンプリングするため
の吸入空気流量QのデータであるpQに10を加算して
補正し、今回ステップ24で検索された補正割合eのデ
ータよりも10kg/hだり多い吸入空気流量Qに対応
するデータが次に検索されるようにする。
次のステップ27では、今回ステップ24で検索された
補正割合eがセットされているregaに吸入空気流量
Qを朶算した値から吸入空気流量Qを減算することによ
って、エアフローメータ9による検出値の誤差量ΔQ′
の設定を行う。
即ち、regaにセットされている空燃比学習補正係数
KBLRCを基本燃料噴射量TJ)(=KXQ/N ;
 Kは定数)に乗算することによって目標空燃比が得ら
れる訳であるから、エアフローメータ9で検出された吸
入空気流量Qに空燃比学習補正係数K B L R,C
を乗算すれば、吸入空気流量Qを真の値に補正できるこ
とを示す。従って、真の吸入空気流量Qから検出値を減
算すれば、エアフローメータ9の誤差量が検出されるも
のである。
次のステップ28では、ステップ27で検出されたエア
フローメータ9の検出誤差量ΔQ”を積算し、次のステ
ップ29では、積算された検出誤差量△Q′をカウント
するためにnを1アツプさせる。
そして、再びステップ23へ戻り、ステップ25で前回
の検索データre[aotoが今回イ直rega以上で
あると判別されている間では、ステップ23でサンプリ
ング用吸入空気流量QであるpQが最大値MAXQを越
えると判別されるまで、誤差量ΔQ′の演算が操り返さ
れる。
空燃比学習補正係数KBLRCによる補正割合が、増大
方向で、然も、吸入空気流量Qの少ない領域はどその補
正割合が増大するときには、pQ−10からpQ=MA
XQとなるまで、ステップ25からステップ26へ進み
、全吸入空気流量Q領域で空燃比学習補正係数K m 
L RC(rega)に基づく誤差量ΔQ゛の演算が行
われる。
ところで、空燃比学習補正係数KBLRCによる補正割
合が、増大方向で、然も、吸入空気流量Qの少ない領域
はどその補正割合が増大するという傾向は、第8図に示
すようにエアフローメータ9を介さない漏れ空気が発生
したときに表れる傾向と同様である。
即ち、空気漏れが発生すると、エアフローメータ9によ
る検出値が漏れ空気量分だけ真の値よりも少なくなり、
この吸入空気流量Qの検出値に基づ(基本燃料噴射量T
pで燃料噴射弁10を駆動制御すると空燃比がリーン化
し、このリーン化を解消すべく空燃比フィードバック補
正係数LMDが基準値1.0から増大制御されて、空燃
比学習補正係数KBLRCが基準値1.0よりも大きな
イ直に学習される。
このとき、吸入空気流量Qの多いときには、漏れ空気量
が全体の吸入空気流量Qに占める割合めく少ないなるた
め、空燃比フィードパンク補正係数■、MDによる大き
な補正割合を必要としなくなるが、逆に吸入空気流量Q
の少ないときには全体の吸入空気流量Qに占める漏れ空
気量の割合が大きくなり、空燃比フィードバック補正係
数L M Dによる大きな補正割合が必要となる。
従って、第4図のフローチャートにおけるステップ23
〜29で、空燃比学習補正係数KBLRCによる補正割
合が、増大方向で、然も、吸入空気流量Qの少ない領域
はどその補正割合か増大するという傾向が確認されたと
きには、空気漏れの発生を予測判別できることになり、
この場合には、ステップ31へ進む。
ステップ31では、空気漏れの発生を判別するためのフ
ラグf Airに1をセットして、該フラグfAirに
よって空気漏れが生していることが判別できるようにす
ると共に、次のステップ32では、空気漏れが発生して
いることを、例えば車両のダツシュボード上等に表示し
て、運転者に整備工場でのメンテナンス等を促すように
する。
更に、ステップ33では、ステップ28で積算した誤差
量ΔQ°をサンプリング数nで除算して娯差駄ΔQ″の
平均値ΔQを求める。ここで、演算された平均(UΔQ
、即ち、空気漏れ分に相当する補正1 ニli ツいて
、後述するようにエアフローメータ9による検出値を補
正して、空気漏れ分をも含んだ吸入空気流量Qで基本燃
料噴射量Tpが演算されるようにする。
一力、空燃比学習補正係数K B L RCが、吸入空
気流量Qの減少に応じて順次増大せず、ステップ25で
rega > regao L Dであると判別された
ときには、空気漏れ発生時における傾向とは異なるので
、空気漏れの発生を判別することなくステップ30へ進
み、前記フラグf Airにゼロをセットすることが空
気漏れの発生していない状態が判別されるーようにする
このように、空燃比の補正割合が吸入空気流量Qの変化
に対してどのように変化するかを検出することで、機関
1吸気系への空気漏れの発生を精度良く自己診断できる
ため、空燃比スレの原因を空気漏れに特定して、メンテ
ナンスを容易に行・うことかできる。
次に前記ΔQに基づく吸入空気流量Qの補正制御ヲ、第
5図のフローチャーI−に示すルーチンに従って説明す
る。
第5図のフローチャートに示すルーチンは、微小時間(
4ms)毎に実行されるものであり、まず、ステップ4
1では、エアフローメータ9から吸入空気流量Qに応じ
て出力される電圧信号IJ sを人力する。
そして、次のステップ42では、予め前記電圧信号Us
に対応する吸入空気流量Qのデータを記憶したマツプか
ら今回入力した電圧信号U 、Sに対応する吸入空気流
jtQを検索して求める。
次のステップ43では、前記第4図のフじ!−チャ一ト
に示すルーチンで設定されるフラグr Airの判別を
行い、フラグfAげがセロであって空気漏れの発生が判
別されていない状態では、ステ・ンブ44へ進む。ステ
ップ44では、最終的な吸入空気流量QAにステップ4
2で検索した吸入空気流量Qをセントすることにより、
エアフローメータ9による検出値を最終値にセットする
一方、ステップ43でフラグfAirが1であると判別
されたときには、空気漏れの発生が判別されている状態
であるから、エアフローメータ9による検出値は、真の
空気量よりも漏れ空気量分だシフ少なくなっている。こ
のため、ステップ45へ進みエアフローメータ9によっ
て検出された吸入空気流量Qに、前記第4図のフローチ
ャートに示すルーチンで演算された漏れ空気量に相当す
る誤差量ΔQを加算して得た値を、最終的な吸入空気流
量QAにセットする。
このように、空気漏れの発生があるか否かによってΔQ
加算補正を切り換え実行し、最終的な吸入空気流ff1
QAを設定すると、この吸入空気流量QAを用いた燃料
供給量の演算が、第6図のフローチャートに示すルーチ
ンに従って行われる。
第6図のフローチャー1−に示すルーチンは、所定時間
(例えばi、oms)毎に実行されるものであり、まず
、ステップ51では吸入空気流量QAと機関回転速度N
とに基づいて基本燃料噴射量Tp(←l〈xQ/N ;
 Kは定数)を演算する。
そして、次のステップ52では、ステップ51で演算し
た基本燃料噴射量TI)に対して以−ドの式に従い運転
状態に応じた種々の補正を施して最終的な燃料噴射量T
 iを演算する。
Ti ←T p X L M D X K B L R
CX COE F 十Tsここで、LMDは、第3図の
フローチャートに示すルーチンで比例・積分制御された
空燃比フィードバック補正係数、KBLRCはやばり第
3図示ルーチンで空燃比フィードバック補正i数LMD
に基づき学習設定された空燃比学習補正係数、C0EF
は水温センサ12によって検出される冷却水温度Twを
主として設定される各種補正係数、Tsは燃料噴射弁1
0の駆動電源であるバッテリの電圧変化による有効開弁
時間(開閉弁遅れ)の変化を補正するための補正分であ
る。
このようにして、演算された燃料噴射量1゛iは、マイ
クロコンビニ+4−夕の出力レジスタにセットされ、所
定の噴射開始タイミングになると、この出力レジスタに
セットされた最新の燃料噴射量Tiに相当するパルス巾
の駆動パルス信号が燃料噴射弁10に出力されて、燃料
噴射弁]0による間欠的な燃料の噴射供給が制御される
前述のように、空気漏れの自己診断がなされたときには
、漏れ空気量相当の補正を検出値に施して、この補正し
た吸入空気流量Qに基づいて基本燃料噴射量Tpが演算
されるので、空気漏れ発生時における燃料制御性が向」
ニすると共に、例えば前記基本燃料噴射量Tpと機関回
転速度Nとに基づいて点火時期(点火進角W)を制御す
る場合に、空気漏れの発生があっても要求の点火時期設
定を行わせることができ、点火時期制御性も向上する。
ところで、例えば前記燃料噴射量′f゛1の演算に用い
た電圧補正分子 Sが、燃料噴射弁10の劣化等によっ
て不適正になると、第9図に示すよ・うに、燃料噴射量
1゛1の小さい運転領域はど、空燃比エラーが大きくな
り空燃比フィードバック補正係数LMDや学習補正係数
K B L RCによる大きな割合の補正を必要とする
。吸入空気流量Qと燃料噴射量Tiとは略比例関係にあ
るため、かがる傾向は空気漏れ発生時における空燃比ズ
レの傾向(第8図参照)と類似し、電圧補正分子 sの
不適正を空気漏れ発生と誤診断する惧れがある。
そこで、本実施例では、気筒別に燃ネ4噴射弁1゜の噴
射特性を学習し、気筒別に所望の燃料供紹制御が行える
ようにしてから、換言すれば、各気筒毎に電圧補正分子
’ sや基本燃料噴射量’l” pの設定制御をマツチ
ングして、燃料噴射弁」0の劣化等を原因とする空燃比
ズレが空気漏れ発生と誤診断されないようにしである。
上記気筒別の燃料噴射弁10学習補正の概略を、第7図
のフローチャー1・に示しである。
フローチャートに沿った説明のMiIに、基本的な考え
方を説明すると、例えば4気筒機関の場合、4気筒の混
合俳気中の酸素濃度を酸素センサ14で検出し、各気筒
平均レヘルの空燃比がこの酸素濃度から検出され、この
検出結果に基づいて平均空燃比が目標空燃比になるよう
にフィードバック制御される。ここで、特定1気筒のみ
の燃料供給側′a量を補正し、強制的に特定1気筒のみ
の空燃比をずらすと、その結果が酸素センサ14で検出
されて空燃比フィードハック補正係数LMDO値に反映
されるはずであり、かかるフィードバンク補正系への影
響は前記特定1気筒の燃料をどれだけ補正したかによっ
て予測できるはずである。
従って、特定1気筒の空燃比を強制的にすらしたときに
、予測される空燃比補正値の変化と、実際にフィードバ
ック制御された補正値の変化とを比較すれば、例えば増
量補正した特定1気筒で増量制御に見合った燃料が噴射
されていないといった気筒毎の噴射特性の誤差を検出で
きるものであり、かかる噴射特性レヘルが各気筒毎に基
準レヘルに補正されるように燃料噴射量T1の補正値を
学習すれば、各気筒毎に目標空燃比が得られるよ・うに
なるものである。
次に第7図のフローチャー1− Q;:従って説明する
と、まず、ステップ61では、機関1が定常運転されて
いるか否かを判別する。機関1が過渡運転されていると
きには、空燃比が燃料壁流等の影響で不安定な状態であ
り、精度の良い学習が行えないからそのまま本ルーチン
を終了させる。
機関1が定常運転されているときには、ステップ62へ
進む。ステップ62では、かかる定常運転状態において
、各気筒の平均空燃比を目標空燃比にフィードバック制
御するために設定されている空燃比フィードバック補正
係数り、 M D及び空燃比学習補正係数KBLRCを
所定期間サンプリングし、今回の定常運転時に目標空燃
比を得るために必要としている空燃比補正値の平均値を
求める。
そして、次のステップ63では、特定1気筒の基本燃料
噴射量Tpのみを例えは所定係数によって所定期間だけ
増量補正し、該特定1気筒の空燃比のみを強制的にずら
す。
このようにして特定1気筒のみの基本燃料噴射Fe T
 pを補正しているときに、ステップ64では、前記ス
テップ62と同様に空燃比フィードバック補正係数LM
D及び空燃比学習補正係数K B L RCをサンプリ
ングして、補正中における空燃比補正値の平均を求める
かかる結果から、特定1気筒のみの燃料を補正した結果
、実際の空燃比を目標空燃比に補正するための補正値が
どの(らい変化したかが検出されるが、燃料補正した気
筒の燃料噴射弁10の噴射特性が基準レベルにあって補
正に見合った燃料を実際に噴射供給していれば、この補
正値の変化は予測値に略一致するはずである(ステップ
65)。
従って、実際に空燃比補正値が変化した値と、変化の予
測値とを比較すれば、燃料補正した特定1気筒に備えら
れた燃料噴射弁10が補正に見合った燃料を実際に噴射
供給しているか否かを判別することができ、ここで、噴
射特性の誤差が検出されたときには、かかる誤差を燃料
噴射量Tiに応じて記憶させ、燃料噴射量T iの変化
に対する誤差の変化を判別することで、ステップ65で
各燃料噴射弁10の劣化要因を判別できると共に、それ
に対応した気筒別の燃料補正値を学習できるものである
例えば燃料噴射弁10の複数ある噴孔のうちひとつが詰
まった場合には、燃料噴射量Tiを一定割合で補正する
ことが必要となり、かかる特性は噴射特性の誤差が燃料
噴射量Tiの変化に対して略一定率であることで学習さ
れ、また、電圧補正分’丁”sが不適切であるときには
、”f’ sが基本燃料噴射量′PPに対する加算補正
項であるごとから、燃料噴射量Tiの少ないときほど大
きな補正割合となって表れることから学習される。
このようにして、各気筒別に制御量に見合った燃料量が
実際に噴射供給されるように学習補正されていれば、空
気漏れによる空燃比ズレの傾向と電圧補正分子15不良
等による空燃比ズレの傾向とが類似していても、予め電
圧補正骨”V Sを学習補正して燃料噴射弁10による
影響を除去した状態で、前記第3図〜第5図に示す空気
漏れ自己診断及び空気漏れ学習補正を行うことにより、
空気漏れ自己診断の精度を向上させ、誤学習を回避でき
る。
〈発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、機関吸気系への
空気漏れが精度良く自己診断できるため、メンテナンス
性が向上すると共に、かかる自己診断に基づいて吸入空
気流量を学習補正することで燃料供給量や点火時期等の
機関制御量の設定精度が向上する。また、燃料噴射弁の
劣化等による気筒別の空燃比ズレを学習補正することで
、空気漏れの発生による空燃比ズレと同様な傾向を示す
燃料噴射弁の劣化発生時に、燃料噴射弁の劣化が空気漏
れであると誤診断されることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図〜第5図図
はそれぞれ同上実施例における制御内容を示すフローチ
ャート、第8図は空気漏れ発生時の空燃比スレのレヘル
を吸入空気流量に対応させて示す線図、第9図は燃料噴
射弁の開閉弁遅れ補正の不良による空燃比側if[lエ
ラー率の発生状態を示す線図である。 ■・・・機関  9・・・エアフローメータ  10・
・・燃R噴It 弁11・・・コントロールユニ71〜
 14・・・酸素センサ  15・・・クランク角セン
リー  20・・点火栓 特許出願人 日本電子機器株式会社 代理人 弁理士 笹 島  富二雄 3日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関の吸入空気流量を検出する吸入空気流量検出
    手段を備え、これにより検出された吸入空気流量に基づ
    いて少なくとも燃料供給量を含む機関制御量を設定する
    ように構成された内燃機関の制御装置において、 機関排気成分を検出しこれにより機関吸入混合気の空燃
    比を検出する空燃比検出手段と、 該空燃比検出手段で検出された空燃比を目標空燃比に近
    づけるように、吸入空気流量の検出値に基づく燃料供給
    量を補正するための空燃比補正値を設定する空燃比補正
    値設定手段と、 該空燃比補正値設定手段で設定される空燃比補正値によ
    る補正割合が、吸入空気流量の小さい運転領域ほど増大
    補正方向に大きくなる傾向を示すときに機関吸気系への
    空気漏れの発生を判別する空気漏れ判別手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置
    における空気漏れ自己診断装置。
  2. (2)請求項1記載の内燃機関の制御装置における空気
    漏れ自己診断装置により空気漏れの発生が判別されたと
    きに、前記空燃比補正値と該空燃比補正値に対応する吸
    入空気流量とに基づいて漏れ空気量分に相当する吸入空
    気流量の補正量を設定する漏れ分補正量設定手段と、 該漏れ分補正量設定手段で設定された補正量に基づいて
    吸入空気流量検出手段で検出された吸入空気流量を補正
    し、該補正結果に基づいて機関制御量の設定を行わせる
    吸入空気流量学習補正手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置
    における空気漏れ学習補正装置。
  3. (3)多気筒中の特定1気筒の燃料供給量のみを強制的
    に補正して該特定1気筒の空燃比のみを変更し、該補正
    中と補正前とにおいてそれぞれ空燃比補正値設定手段で
    設定された空燃比補正値の差を検出し、検出した差と該
    差の所定期待値とを比較して、前記差が所定期待値に近
    づく方向に特定1気筒の燃料供給量の補正値を設定する
    ことにより気筒別に燃料供給量の補正値を学習する気筒
    別補正値学習手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の制御装置における空気漏れ自己診断装置
JP1130025A 1989-05-25 1989-05-25 内燃機関の制御装置における空気漏れ自己診断装置及び空気漏れ学習補正装置 Pending JPH02308950A (ja)

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